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砂塚あきら「餃子、ネバーエンド」

1: ◆cgcCmk1QIM 19/05/30(木)01:24:35 ID:uXP

 デレステの夢見りあむは実家で一人ぐらし設定ですが、前作でアパート暮らしとしたのでこのシリーズではこのままアパート暮らし設定で行きます。


2: ◆cgcCmk1QIM 19/05/30(木)01:25:02 ID:uXP

【五月二十日午後・某芸能事務所レッスンスタジオ】

砂塚あきら(壁際に座り込んでスマホ確認中)

あきら「うわ、これは……」

辻野あかり「あきらちゃーーーーん!!!(ドバーンとドア開けて登場)」

あきら「わあっ!?」

辻野あかり(以下あかりんご)「あきらちゃんあきらちゃん! 総選挙の結果出てましたよ!!」

砂塚あきら「あ、ああ、出てましたね。それはそれとして突然大声はやめてほしい」

あかりんご「ごめんね! でもりあむさん総合三位! もう学校からここまで走って来ちゃったんご!」

あきら「#なにその体力 ……知ってますよ、速報とか色々みましたから」

あかりんご「だって農家の娘だし、毎日タイヤ引いて走ってるし……すごいですねえ。お祝いしたいねえ」

あきら「#そういう問題か ……あの。あかりチャン」

あかりんご「なしたの?(目キラキラ)」

あきら「い、いえなんでも……まあそうですね。お祝いというか、早めに夢見サンのアパートに行きたいかな」

あかりんご「じゃレッスン終わったら早速行こうよ。ケーキとか色々買ってお祝いしたげなくちゃ」

あきら「いや、たぶんケーキも食べ物もいらないと思いますよ」

あかりんご「え、どうして」

あきら「というか、今日のレッスンはトレーナーさんに頼んで別の日に振り替えてもらおう。同期のお祝いをしたいって行ったらたぶん許してくれるから」

あかりんご「え、でも走り足りない」

あきら「ホントどうなってるのその体力……早くしないと手遅れになりマスよたぶん」

あかりんご「手遅れ?」

あきら「行けば解りマス」


白菊ほたる「クチクラをみなぎらせたいです」

1: ◆cgcCmk1QIM 19/05/21(火)20:38:09 ID:eau

【5月15日夜/女子寮・岡崎泰葉の部屋】

(谷底試聴中)

ほたる「ステキな曲でした……!」

泰葉「ステキな曲だったね。13歳のアイドルのデビュー曲としては重たすぎないかとも思うけど」

ほたる「でも、なんていうか、共感できてしまって」

泰葉「解る」

ほたる「私もこの歌の花のように、クチクラをみなぎらせてあるがままの自分で頑張っていきたい……!」

泰葉「うんうん――ところでクチクラってなに?」

ほたる「……なんでしょう?」


高森藍子「あいこでしょ」

1: ◆cgcCmk1QIM 平成31年 04/12(金)18:37:46 ID:F25

 じゃんけんぽん、あいこでしょ。

 私、あいこは嫌いじゃありません。

 お互いに相手がどんな手を出すか考えて、何を出せばいいか考えて。

 それで出した答えが同じって、なんだか素敵じゃないですか?

 差し入れのケーキを選ぶ順番をかけて、じゃんけんぽん。

 あいこが3回続いたとき、私はそんなことを言いました。

 未央ちゃんは『へえ、ちょっと面白いね』と笑いました。

 プロデューサーさんは『優しい藍子らしいかもしれないな』と微笑みました。

 プロデューサーさんの言葉を聴いて、私はあいまいに笑いました。

 たぶん、プロデューサーさんは、私の思っていることを少し勘違いなさっているのです。

 じゃんけんぽん、あいこでしょ。

 勝負はなかなかつきません。

「じゃあ、3つのケーキを3等分して食べませんか? 沢山の味が楽しめて、みんな楽しいと思います」

 なるほどそれもいいか、と2人がわらいました。

 こういうあいこも、好きは好き。

 誰かが勝つより楽しくなるあいこなら、それは素敵じゃないですか?

 でも――


【モバマス】ほたる・デラックス

1: ◆cgcCmk1QIM 平成31年 04/11(木)01:02:19 ID:td4

白菊ほたる「ぐすっ……ごめんなさい……ごめんなさい……!!」

プロデューサー「泣くんじゃない、ほたる。多分お前が悪いんじゃないということは、よく解っているから」

ほたる「でも……!」

愛海「そうそう。あたしたちは大丈夫だからね? だから、何故こんなことになったのか、落ち着いてはじめから説明してくれる?」

ほたる「ぐすっ……は、はい!」

P「ほたるはいい子だなあ。今すぐ頭を撫でて上げられないのが残念だ」

ほたる(////)

棟方愛海「照れた顔もかわいいよねえ」

P「ほんとになあ」

ほたる「と、とにかくですね」

P「うん」


夢見りあむ「タレのレシピは酢1、ラー油2、醤油7」

1: ◆cgcCmk1QIM 2019/03/29(金)22:59:47 ID:C4G

○19時/某芸能事務所レッスンスタジオ

マストレ「よし、今日のレッスンはここまで。今日のステップは今度のレッスンまでに各自練習しておくこと――以上、解散」

辻野あかり(以下あかりんご)「ありがとうございました!」

砂塚あきら「ありがとう、ございました」

あかりんご「……はー、今日もレッスンきつかったねえ」

あきら「でも、だいぶ頑張れるようになったんじゃないかな。レッスンした後、こうやってお喋りできてるし」

あかりんご「あー、言われて見れば。前は余裕なかったよねえ」

あきら「あかりチャン、レッスンの後生まれたての小鹿みたいだったもんね」

あかりんご「あきらちゃんだっていつもレッスン終わったら浜辺に打ち上げられたお魚さんみたいだったよ」

あきら「……へへー」

あかりんご「あはっ。これからも一緒に頑張るんご!(着替え着替え)」

あきら「頑張るけど、レッスン終わりがもうちょっとだけ早いといいのになあ……おなかすいた(着替え着替え)」

あかりんご「あー、それは言える。ウチ晩御飯の時間早かったんご」

あきら「その語尾どうかと思うんだけどなあ――寮まで戻ったら晩御飯タダだけど、どうする? あかりちゃんは寮まで持ちそう?」

あかりんご「うーん、ちょっと無理っぽい……あれ」

<らいーん、らいーん>

あかりんご「あきらちゃん、なんかスマホ鳴ってる」

あきら「あれっ本当だ。えーと、夢見サンから?(ぽちぽち)」

夢見りあむ:<助けて>


【モバマス】あの歌が聞こえる

1: ◆cgcCmk1QIM 2019/02/17(日)22:36:12 ID:rBb

デレステのストーリーコミュ55話を前提にしたお話です。


2: ◆cgcCmk1QIM 2019/02/17(日)22:37:12 ID:rBb

○白菊ほたる「あの歌を歌う」

 アイドルを目指して鳥取から出てきて、どれぐらいになるでしょう。

 アイドルを目指す夢はまだ果たせないままだけど、東京での暮らしが長くなるうちに、私――白菊ほたるの生活には、いくつもの習慣ができました。

 夜明け前の、人があまり居ない時間にランニングをすること。

 学校帰り、川沿いの高架下で発生練習をすること。

 少し無理して買った姿見の前で、笑顔を作る練習をすること。

 ――そして辛いとき、公園に行くこと。

 その公園は、私がお世話になっている下宿の最寄り駅近くにあります。

 少しの遊具と緑、そしてベンチがあるだけの、何の変哲もない公園。

 鳥取を思い出す山茶花の影に隠れた、誰も座らないベンチが私の指定席。

 つらい気持ちがあふれそうになって、私は今日もこのベンチに腰掛けて、じっと目を閉じるのです。

 アイドルになるのに苦労があることも、自分の不幸も、覚悟していたことでした。

 ――だけど。


ほたる「みんなが私の口にお菓子を投げ込んできます」

1: ◆cgcCmk1QIM 2019/02/03(日)14:45:09 ID:E5N

●某日夕方/お仕事からの帰り道

白菊ほたる(トボトボ)

ほたる(はあ……またお仕事上手く行かなかったな……)

ほたる(皆を不幸にしないように気をつけていたつもりだったけど、まさか審査員さんが爆発するなんて思いもしなかった)

ほたる(今の事務所に拾ってもらって、念願のアイドルにもなれたけど、なんだかこのごろ、私の不幸はひどくなる一方の気がする)

ほたる(こんなので、アイドルなんてやっていけるのかな)

ほたる(どんどん不幸がひどくなって行ったら、いつか事務所や、やっとできたお友達に迷惑かけちゃうんじゃないかな)

ほたる(私、ここで続けていていいのかな)

ほたる「はあ……」

???「ほーっ!」つ ≡≡≡≡≡≡≡≡○


白菊ほたる「あなたが」高森藍子「この世界から」

1: ◆cgcCmk1QIM 2019/01/08(火)21:01:21 ID:Wm8

「――あら、ほたるちゃん。私、56分後にこの世界から消えてしまうんですって」

 藍子さんが不意にそんなことを呟いたのはフェリーの船室、夜明け前のころでした。

 私と藍子さん、二人での地方ロケからの帰路の手段として、Pさんはカーフェリーを選択したのです。

 Pさん自身は3等船室、私たちは二人部屋。

 悪いとは思ったのだけど滅多に無い船の旅に二人ではしゃいでしまって、沢山お喋りして。

 そしてぐっすり寝て起きて――まだ、夜明け前。

 眠った時間が同じだからか、起きる時間も同じでした。

 船はまだ入港前、Pさんはまだ眠っているでしょう。

 船の施設も自販機ぐらいしか動いていないはずです。

 時間をもてあまして二人で身支度したり、他愛の無い話をしたり――
 
 藍子さんの呟きは、そんなときに出てきたものでした。


ほたると菜々のふたりぐらし・ふゆ

1: ◆cgcCmk1QIM 2019/01/01(火)10:25:37 ID:vws

・Twitterに投稿したデレステSSを修正、まとめたものです
・事務所が潰れて路頭に迷ったほたると地下アイドル時代の菜々さんが同居しています
・白菊ほたる、安部菜々のコミュ1以前の話として書いています


2: ◆cgcCmk1QIM 2019/01/01(火)10:26:03 ID:vws

【ちゃるめら】

(某所のラーメン屋台)

菜々「おじさん、こんばんは。一杯おねがいします」

ほたる「あ、私も……」

屋台店主「こんばんはナナちゃん、ほたるちゃん。レッスン帰りかい?」

菜々「ナナのバイトとほたるちゃんの学校が終わってからのレッスンだと、どうしても終わりが遅くなっちゃうんですよねえ」

ほたる「そうですよね……」

菜々「でも平日この時間のレッスンは日曜のお昼とかと比べて圧倒的にお得だから遅いのは我慢です」

ほたる「そうなんですよね……!!」

屋台店主「はい、おまちどう」

菜々「いただきまーす……おいしい!」

ほたる「寒いと、よけい美味しく感じますね」

菜々「本当はこんな時間によくないんですけど、たまには自分への御褒美、いいですよね」

ほたる「菜々さん」

菜々「はい?」

ほたる「御褒美、今週三度目です……」

菜々「――ラーメン、おいしいですね」

ほたる「ラーメン、おいしいですね……」


白菊ほたる「どきどき呑み会」片桐早苗「……」

1: ◆cgcCmk1QIM 2018/12/21(金)15:04:40 ID:Ccq

◎クリスマス後のある夜/女子寮・松尾千鶴私室前

ほたる「こんばんは、こんばんは。入れてください(ノックしてもしもし)」

千鶴「誰?(扉の中から)」

ほたる「私です、ほたるです」

千鶴「ほたるちゃん? 嘘じゃないでしょうね」

ほたる「ううん、本当にほたるです」

千鶴「ほんと?」

ほたる「ほんとですよ」

千鶴「ほんとのほたるちゃんなら、泰葉さんのモノマネが出来るはず」

ほたる「えっ」

千鶴「できないの? やっぱり偽者なんじゃ――」

ほたる「えっ、ええと――(ハイライトを消して)『命令。ソコノ市民、停止シナサイ』」

千鶴「(扉ガチャー)そのマニアックなチョイス、ほんとにほたるちゃんだ!」


安部菜々「きっとみんな、みんな」

1: ◆cgcCmk1QIM 2018/12/03(月)18:44:36 ID:4Cr

・アイドルマスターシンデレラガールズの二次創作です。
・菜々さんシンデレラガールおめでとう(今更) 
・拙作「ほたると菜々のふたりぐらし」から直接繋がった話になっています。
・また、過去に安部菜々と白菊ほたるがアパートで同居していたことがある、という設定を引き継いでいます。


2: ◆cgcCmk1QIM 2018/12/03(月)18:45:48 ID:4Cr

◎ある夜/某芸能事務所女子寮ロビー

 寮の消灯時間なんかとっくに過ぎた午前3時に、私はときどき寮のロビーを訪れます。

 そこの自販機で冷たいコーヒーを買って、真っ暗な外をぼんやり眺めて、色々な事を考えるのです。

 そうしていると時々、私と同じように寮生活している事務所所属のアイドルの子に出会うことがあります。

「あれっ、ほたるちゃん?」

「ああ、千鶴ちゃん――」

 この日はちあわせしたのは、同じユニットのお姉さんである松尾千鶴ちゃん。

「こんな時間だから、誰も起きていないと思っていました」

「――まあ、今日はちょっと。勉強してたら目が冴えてきちゃって」

 首を傾げる私に困ったみたいに笑って、千鶴ちゃんもコーヒーを一本買いました。

 こんな時間ですから、甘くないブラックコーヒーです。


ほたると菜々のふたりぐらし

1: ◆cgcCmk1QIM 2017/07/22(土) 22:14:49.82 ID:3hvNEAix0

・Twitterに投稿したデレステSSを修正、まとめたものです
・事務所が潰れて路頭に迷ったほたると地下アイドル時代の菜々さんが同居しています
・白菊ほたる、安部菜々のコミュ1以前の話として書いています


2: ◆cgcCmk1QIM 2017/07/22(土) 22:15:18.49 ID:3hvNEAix0

『よにげ』

菜々「色々あって、ほたるちゃんと同居することになったわけですが」

ほたる「本当に、本当に助かりました…」

菜々「それは全然オッケーなんですけど、突然倒産とか夜逃げとか、そういうのよくないですよね」

ほたる「でも、それは私の不幸の…」

菜々「1週間頑張って働いてお給金貰いに行ったらもぬけのカラとか、給料日の前日にドロンとか、そういうのってひどいと思いませんか」

ほたる(菜々さんにも体験が…)


松尾千鶴「ほたるちゃんが蛹になった」

1: ◆cgcCmk1QIM 2018/12/06(木)01:51:19 ID:Qy6

岡崎泰葉「ごめん、千鶴ちゃんが何言ってるのかわからない」

千鶴「だから、ほたるちゃんが蛹になっちゃったんですよ!!」

泰葉「そんな馬鹿な」

千鶴「馬鹿なったって、ほら見てください!!」

蛹になった白菊ほたる(テテーン)

泰葉「うわあ本当だ」


【モバマス】名前をなくした日

1: ◆cgcCmk1QIM 2018/11/07(水)01:06:54 ID:mk9

 私が事務所を辞めようと決意したのは、工藤忍と綾瀬穂乃香の二人ユニット『フリルドスクエア』の結成が決まった、その次の日の朝だった。

 普通に女子寮で朝ごはんを食べて、学校も普通の顔で過ごして、夕方事務所に顔を出してからPさんとちひろさんに意志を伝える。

 『残念だよ』とPさんは言った。

 だけど、引きとめてはくれなかった。

 ちひろさんが淡々と、契約を中途終了するにあたっての手続きを教えてくれて、親に書いてもらわなくちゃいけない書類とかを渡してくれた。

「週末、実家に戻って書いてもらいます」

「急がなくてもいいですよ」

 ちひろさんは、少し名残惜しそうにしてくれた。

 だけど、引きとめては、くれない。
 
 多分私みたいに途中でアイドルの道を諦めちゃう子はたくさん居て、引き止めても仕方ないことだって、二人ともよく知ってるんだ。

 ううん、もしかしたら。

 その子たちと同じように私も続かないだろうって、二人はとっくに気がついていたのかも――。


【モバマス】白菊ほたるの逃避行

1: ◆cgcCmk1QIM 2018/10/08(月)23:46:58 ID:qzl

◎事の発端


 冬休みのある日、白菊ほたるはついに何もかもが嫌になった。

 昨日まで耐えられていたのが嘘のように我慢が効かなかった。

 頭は沸騰し、涙は止まらない。

 グシャグシャに泣きながら、とにかく自分を取り巻く全てを捨てて逃げ出してしまおうと決心する。

 切欠はなんだったろうか。

 こんどこそはとアイドルになる夢を賭けてオーディションを受け、やっと所属できた三軒目の事務所も倒産したからか。

 しょげかえって鳥取に戻って久々に顔を合わせた家族と喧嘩をしてしまったからか。

 自分の不幸をよく知る故郷の人々が、自分の挑戦について口さがない噂をしていると知ってしまったからか。

 いや、もうそんなことはどうでもいい。

 とにかくもういい。

 ほたるの中で大事な何かが決壊していた。

 それが何なのかは、沸騰した頭ではまともに考えられなかった。

 だけどとにかく、もう、嫌になったのだ。

 ほたるは泣きながら貯金を全て引き出し、小さな鞄をひとつ持って列車に飛び乗った。

 自分に指される無数の後ろ指、両親にかける心配、物心ついた日からつきまとう不幸、無数の苦しい思い出。

 アイドルに見た希望、僅かながらにかけられた期待、頑張り続けてきたこと、人をしあわせにしたいと夢見た事。

 そしてこの期に及んでもなお、声を殺して泣こうとする自分。

 それら全て、何もかもから逃げ出すために。


白菊ほたる「艦隊」

1: ◆cgcCmk1QIM 2018/08/18(土) 01:15:47.43 ID:fQiQAiWa0

(注意・シリアスな話ではありません)

P「ほたる。お前はこれまでうちのフロントメンバーとしてがんばってくれた」

ほたる「……」

P「苦しいときも大変なときも、文句ひとつ言わずライブバトルを戦ってくれたな」

ほたる「そんなの、当たり前です。ここで頑張りたいって、私、本当に」

P「本当に感謝してる。だが、それでも俺はお前に、残酷な通達をしなくてはならない」

ほたる「……言ってください。じつは、薄々もうわかってるんです」


白菊ほたる「あの日の写真」

1: ◆cgcCmk1QIM 2018/07/21(土) 02:00:46.68 ID:iF9TJVEt0

 鏡に映るのはいつだって暗い色の服、竦んだ肩、俯きがちな青白い顔におどおどした目の私自身。

 私はそんな陰気な自分の姿を見るのが嫌だったんです。

 だって、暗く縮こまった自分の姿を見ていると、ああ、やっぱりみんなの言うことは本当なんだ、って思ってしまうから。

 白菊ほたるは不幸を呼ぶ、縁起の悪い子。

 そういわれるにふさわしい姿をしているって納得してしまうからです。

 鏡を見るのがいやで、人に顔を見られるのがいやで、私はいつも俯いていました。

 私の顔を見たい人なんてきっといないから、それでいいんだって思っていました。

 私は自分の外見に、すこしも自信を持っていなかったのです。


【モバマス】響子「混ぜる」ほたる「混ざる」

1: ◆cgcCmk1QIM 2018/04/20(金) 10:43:41.61 ID:m59wORgB0

・アイドルマスターシンデレラガールズの二次創作です。
・白菊ほたるが同郷の五十嵐響子にちょっとした相談をするお話です。
・混ざるために混ぜます。


2: ◆cgcCmk1QIM 2018/04/20(金) 10:44:07.48 ID:m59wORgB0

●日曜日のお昼時

白菊ほたる(うん、午前のレッスンは頑張れたと思う。午後もがんばらなきゃ……)

関裕美「ほたるちゃん、お疲れ様」

ほたる「あ、裕美ちゃんこそ。今日のレッスンは大変でしたよね」

裕美「うん、もうお腹ぺこぺこ……ね、お昼一緒にどう? 私、お弁当作って来たんだ」

ほたる「えっ」

裕美「今『え』って言った?(装備/かわいいおべんとうばこ)」

ほたる「き、気のせいです」

裕美「あ、ひょっとして今日は食堂で食べるつもりだったとか……」

ほたる「い、いえ。 私も一応お昼持って来ているんですが、ですが(装備/かみぶくろ)」

裕美「よかった、じゃ、一緒に食べられるね!(パァァ)」

ほたる「は、はい……」

裕美「ふん、ふん、ふん……♪(裕美はおべんとうばこを開いた!)(中にはかわいい手作り料理が詰まっていた!!)」

ほたる「……」

ほたる「……」


白菊ほたると不思議体験その2


1: ◆cgcCmk1QIM 2018/04/01(日) 22:59:02.61 ID:ljaLpwSi0

・白菊ほたる、安部菜々のコミュ1以前の話として書いています
・その名の通り白菊ほたるが奇妙な体験をする内容です。
・事務所が潰れて路頭に迷ったほたると地下アイドル時代の菜々さんが同居しています


2: ◆cgcCmk1QIM 2018/04/01(日) 22:59:33.89 ID:ljaLpwSi0

その1・おはようからお休みまで


菜々「えー、不審者さん不審者さん」

???「はい」

菜々「すごい痩せててボロボロの服を着た不審者さん」

???「……はい」

菜々「目の下すごいクマの不審者さん」

???「不審者不審者言わないでください。先ほども説明しましたが私は不審なものでは…」

菜々「ナナがバイトから戻ってきたら勝手にナナたちの部屋にいたのに?」

???「うぐぐ」

菜々「しかも冷蔵庫勝手に漁ろうとしてたのに?」

???「お恥ずかしい」

菜々「その上冷蔵庫開けたところで力尽きててナナに取り押さえられたのに、不審ではないと」

???「すみません確かに不審者です(土下座)」


白菊ほたる「言えなかったこと」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/03/24(土) 20:17:17.94 ID:bU2BHSY40

・アイドルマスターシンデレラガールズの二次創作です。


2: ◆cgcCmk1QIM 2018/03/24(土) 20:18:24.27 ID:bU2BHSY40

 誰かを幸せにするために、アイドルを目指したい。
 
 そう決めて東京に出てきて、私が初めて所属できた事務所は、とっても素敵なところでした。

 決して、事務所が大きかったり、活動が活発だったりしたわけではありません。
 
 小さくて、活動も始まったばかりで、有名なアイドルなんて、まだ一人もいなくて―――

 だけど、とても居心地のいい場所だったんです。

 少し頼りなさげだけど、いつでも皆の事を考えていてくれるPさん。

 まだ仕事は少ないけど、懸命にレッスンしてる、私と同じ年頃の子たち。

 そして、仕事の合間を見てそんな私達のレッスンを見てくれる、年長組のアイドルさんたち。
 
 事務所は小さくて、みんなまだ夢からは遠かったけど、みんなでいつか夢に届くようがんばろうねって励ましあう。

 夜は寮で誰かの部屋に集まって、遅くまでアイドルの話をして。

 休日は事務所でPさんの手作り料理をいただいたり、Pさんの運転でみんなでドライブに行ったり。

 夜遅くまで仕事してるPさんに、みんな持ち回りで夜食を差し入れたり―――

 本当に、楽しかった。