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佐藤心「もうすぐ32歳か……」

1: ◆C2VTzcV58A 2018/07/22(日) 23:14:54.82 ID:Lqty2f6eO

アイドル。
みんなから声援を受けて、それを力にして輝く存在。
歌って踊ってポーズをとって、みんなに憧れと夢を与える存在――なんて言うと、ちょっぴり大げさかも。
でも、私にとってはそれほど大きいもので、だから自分もそうなりたいと思ったんだ。

そして私は、ある人と出会って、念願叶ってアイドルになった。
デビュー時26歳、アラサー突入したての微妙な年頃。だからはじめは焦りもあったし、しんどかったし、辛かった。
でも、それ以上に楽しかったし、幸せだった。とってもスウィーティーだった。事務所の仲間はみんないい子で、力をたくさんもらえたし。
そんなこんなで、私は夢だったアイドルとしての時間を一生懸命駆け抜けて。
そして、存分にやりきったと思ったから、引退した。みんなに愛されたアイドルしゅがーはぁとは、惜しまれながらも現役を退いた。最後のライブで見えた景色は、今でも鮮明に思い出せる。きっと、一生忘れることはできないんだろうな。

ただ。しゅがーはぁとの物語が終わっても、佐藤心の人生はまだまだこれから続くわけで。


的場梨沙「ジューンプライド……」 二宮飛鳥「ブライドだね」

1: ◆C2VTzcV58A 2018/06/10(日) 22:10:41.19 ID:lkKEAwGfO

梨沙「んー」

飛鳥「何を読んでいるんだい」

梨沙「ぜくしぃ」

飛鳥「読むのが10年早くないか?」

梨沙「いいじゃない、ケッコンジョーホーシ読んだって」

飛鳥「まあ、ヒトを年齢の枷に嵌めるのはボクも嫌うところだが……自分で買ったのか?」

梨沙「ううん、ハートさんが読んでもいいよって置いてった」

飛鳥「なるほど」

梨沙「そういうアンタは何持ってるの?」

飛鳥「たこ焼き。撮影の帰りに買ってきた」ハフハフ

梨沙「ふーん」

梨沙「一個ちょーだい♪」

飛鳥「いいけど、ぜくしぃを汚さないようにね」

梨沙「わかってるわよ。借り物だもんね」

飛鳥「誰かの大切な宝物を傷つけるわけにはいかないからね」


心「いや、結婚はともかく結婚情報誌は宝物じゃないぞ……」

梨沙「あ、ハートさんおかえり」

心「ただいまー♪ 飛鳥ちゃん、はぁとにもたこ焼きちょーだい☆」

飛鳥「いいよ、ほら」

梨沙「気前いいわね」

飛鳥「どうせこうなると思って多めに買ってきたからね」

心「飛鳥センセー流石っす☆」

梨沙「じゃあもう一個ちょーだい!」

飛鳥「仕方ないな」

心「はぁともー♪」

飛鳥「……これ、キリがなくなるパターンじゃないか?」


二宮飛鳥「き、キミのハートを狙い撃ち……だぞ?」

1: ◆C2VTzcV58A 2018/04/30(月) 21:56:20.17 ID:SvaQY3rNO

心「ついに戻ってきたあああぁぁ!!」

梨沙「うわびっくりした! なによ急に」

心「正月太りで微妙に増えてた体重が元に戻ったの!」

梨沙「正月って……もう4月も終わりよ? ていうか、そもそも太ってるようには見えなかったけど……」

心「………」

心「梨沙ちゃん、ひとつ大事なことを教えたげる♪」

梨沙「なに?」

心「オトナのオンナは……グラム単位の体重の変化を見逃さないんだぞ☆」

梨沙「マジ?」

心「マジ。本気と書いてマジ」

梨沙「そうなんだ。だったらアタシも体重に敏感にならないとね!」

心「ま、梨沙ちゃんは細いからもっと食べたほうがいいと思うけどね♪」


モバP「的場さんは思春期」

1: ◆C2VTzcV58A 2018/04/15(日) 23:19:26.77 ID:Jvvc6jdfO

ある日の事務所


梨沙「あっつーい……」

P「暑いな……」

梨沙「なんでこんなに暑いのよ」

P「最高気温、27度になるとか言ってたなあ」

梨沙「27度ォ!?」

梨沙「………って、どのくらいだっけ?」

P「はは、数字単体で言ってもわかりにくいよね。ちなみに昨日が21度」

梨沙「つまり昨日より6度も高いってこと? 最近そんなのばっかりじゃない! 暑くなったり寒くなったり!」

P「季節の変わり目だからなぁ。この時期はだいたいこんな感じだからしょうがない」

梨沙「こうも暑くなったり寒くなったりじゃ、毎日の服を選ぶのも大変よ」

P「本当にね」

梨沙「いや、アンタは毎日スーツでしょうが」

P「おおう、確かに」

梨沙「ていうか、よく見たらネクタイちょっと曲がってるし……身だしなみはちゃんと整えなさいよね」

P「えっ? ああ、本当だ。ごめん、今直すから」

梨沙「あ、待って。ちょっとストップ」

P「ん?」

梨沙「アタシが直してあげる」ニコニコ

P「いいの? 急に優しいな……」

梨沙「アタシはいつも優しいわよ? なんだかんだ、アンタ相手に防犯ブザー鳴らしたことないし」

P「それは普通のことだと思うけどな」

梨沙「ま、いいわ。とにかく、アタシに直させなさい!」

梨沙「……やってみたいのよ。プロデューサーのネクタイ、直したいの」

P「……梨沙。もしかして、俺のこと……」


P「パパさんの出勤間際にネクタイを整えてあげられるようになるための練習台にするつもりだな?」

梨沙「あったり~~♪ アンタもアタシのこと、わかってきたじゃない!」

P「これだけ一緒にいれば、このくらいはね。練習台でもいいから、直してくれるとうれしい」

梨沙「その心意気よし! というわけで、ちょっとじっとしてなさい」

P「わかった」


モバP「飛鳥、買い出し手伝ってくれないか」

1: ◆C2VTzcV58A 2018/04/08(日) 20:39:41.12 ID:/UPwQmmtO

梨沙「ただいまー……あー、疲れた」

P「レッスンお疲れ様。今日は一段とへとへとだな」

梨沙「ベテトレが妙に張り切っててね。なんか楽しそうだったし、いいことあったのかしら」

P「へえ、そうなんだ」

梨沙「ひょっとしてカレシかも! んー、そう考えたら気になってきたわ」

P「梨沙はそういう話好きだなぁ」

梨沙「当たり前でしょ、女の子だもん!」

P「なるほど」

梨沙「でも今はそれよりお腹すいたー。もうペコペコ……お菓子食べよ」

P「ははっ」

梨沙「あによー、成長期なんだから仕方ないでしょ!」

P「わかってるよ。ただ、梨沙がかわいいと思っただけ」

梨沙「………」

梨沙「アンタ、今の言い方おっさんくさくて結構キモイわよ……」ジトーー

P「うおぅ……厳しいなぁ」

梨沙「本当のこと言っただけでしょ。まあ、アンタはそれでちょうどいいんだけどね」ガサゴソ

梨沙「あ、ポッキーあった! これにしよーっと♪」


的場梨沙「アタシっていつも素直だから嘘考えるの苦手なのよね」

1: ◆C2VTzcV58A 2018/04/02(月) 00:09:54.18 ID:nKLLcYeYO

4月1日の事務所


心「今日は何の日フッフー☆」

飛鳥「小春の誕生日」

心「ハッピーバースデー小春ちゃん! いぇいいぇーい☆」

小春「ありがとうございます~♪ みんなにお祝いしてもらえて、とってもうれしいです~」

心「これはぁとからのプレゼント♪ スウィーティーなリボンだぞ☆」

小春「わぁ~、とってもかわいい黄色のリボン~♪」

心「これお店で見つけた時、やべーいってなったんだよね~♪ 絶対小春ちゃんに似合う!って」

小春「大切にしますね~。今からつけるのがとっても楽しみです~」

心「ほんと~、ベストマッチだと思うから~。はぁとのセンスを信じてくれていいからね~♪」

飛鳥「心さん、小春の口調がうつっていないかい」

心「おっといけね☆」

小春「さっきは飛鳥さんからもプレゼントをもらえて、今日はとってもいい日です~」

心「飛鳥ちゃんはなにあげたの?」

飛鳥「あぁ。前に小春が欲しいと言っていた」

小春「緑のエクステです~♪ ヒョウくんとお揃い~」

心「へぇ、小春ちゃんエクステに興味あったんだ?」

小春「オトナっぽくてきれいだな~って」

飛鳥「フッ」←まんざらでもない

心「なるほどねー。なんなら今つけてみる? はぁと、小春ちゃんがエクステつけたらどうなるか気になるし」

小春「そうですね~、じゃあ……えっと」

飛鳥「手伝うよ。初めてはやりにくいだろう」

小春「ありがとうございます~♪」

心「仲間が増えてうれしそうだね、飛鳥ちゃん♪」

飛鳥「さぁ、どうだろうね」


佐藤心「お前もツインテールになるんだよ☆」 二宮飛鳥「えぇ……」

1: ◆C2VTzcV58A 2018/03/09(金) 15:14:40.67 ID:DUZyCrSGO

心「どうも、眼鏡かけたしゅがーはぁとです」クイッ

梨沙「目、悪かったっけ?」

心「いいえ、伊達眼鏡です」クイクイッ

梨沙「なんで急に?」

心「普段と違った知的なはぁとを見せることで、プロデューサーに新しい仕事の可能性を提示するためです」クイクイクイッ

梨沙「ふーん」

梨沙「どうでもいいけど、ずっと眼鏡クイクイやってて疲れない?」

心「ぶっちゃけ疲れます」

梨沙「じゃあやらなきゃいいじゃない……」

心「え? だって知的クール眼鏡キャラといえばこのポーズっしょ☆」

梨沙「知的だかなんだか知らないけど、ずっとやってたら何もできないバカでしょ!」

心「わぉ、相変わらずキレのいいツッコミ♪ やっぱ辛い朝にはこれが効くよねー♪」

梨沙「人のツッコミをコーヒーがわりにしない!」

心「うはー、効くぅ☆」






P「飛鳥に眼鏡専門店のCMのオーディションを受けてもらいたいんだが、どうだろう」

飛鳥「この流れでそれを提案できるとは、キミもなかなかいい根性をしているね」

P「仕方ないだろう。向こうの出してきたCMの内容見る限り、飛鳥が適任なんだ」

飛鳥「どんな内容なんだい」

P「スナイパーに撃たれた銃弾を眼鏡のレンズで弾くCM」

飛鳥「……どんな内容なんだい」


二宮飛鳥「魔法少女スウィーティー☆アスカ」

1: ◆C2VTzcV58A 2018/03/06(火) 21:17:08.83 ID:R3SLFrm7O

テレビ『はーい! 今日はとときら学園に、新しいおともだちがやってきてくれたにぃ☆』

テレビ『み、みゆです……よろしく、お願いします……』

テレビ『はーい。美優ちゃん、よろしくお願いしますね~~』

テレビ『う、うぅ……元気に、がんばります』




心「………」

梨沙「………」

心「やべぇよやべぇよ……これ、はぁともそのうちチャイルドスモック着せられちゃうやつだよ」

梨沙「アタシもそろそろ危ない気がしてきたわ……」

飛鳥「とときら学園は人気番組だからね。出演者も増加傾向にある以上、梨沙や心さんもゲストとして声がかかる可能性は十分にある」

梨沙「他人事みたいに言ってるけど、アンタだって幼稚園児の格好させられるかもしれないのよ?」

飛鳥「ボクはPを信じているからね。ボクのキャラから外れすぎている以上、彼がアレを着せようとしてくることはな――」



P「おーい、飛鳥! とときら学園に出ることになったぞ」ガチャリ

飛鳥「」

梨沙「一瞬で裏切られたわね」

心「世間ってスウィーティーにはいかないよね」

飛鳥「P……キミ、そういう目でボクを見ていたのか……」

P「?」

飛鳥「このロリコンめ……」

P「!?」グサーッ

梨沙「アタシがロリコンって言う時よりもダメージ受けてない?」

心「普段言われてない相手から言われればショックも大きいものなのよん♪」

梨沙「あ、それ知ってる。ギャップ萌えってやつよね!」

心「萌えじゃなくない?」

P「待つんだ飛鳥。何か誤解していないか? 出演オファーが入っているのは君だけじゃなくて、梨沙と心さんも」

梨沙「はあああああ!?」

心「あー、ついにうちのプロデューサーもとときらの波に飲み込まれちゃったか……上には逆らえないもんね、しょうがないよね」

梨沙「持ってきてくれた仕事はやるけど、めっちゃくちゃ文句言ってやるんだから!」

P「ええ……そんなに嫌なのか?」

梨沙「そりゃそうでしょ! アタシもうすぐ中学生なのに、なんで幼稚園の服着なくちゃいけないのよ!」

P「幼稚園の服? ……ああ、違う違う。3人には園児役で出てもらうわけじゃないんだ」

梨沙「え?」


二宮飛鳥「ならばこの想いは、恋ではなく」

1: ◆C2VTzcV58A 2018/02/03(土) 00:37:37.64 ID:IrvFneC9O

梨沙「飛鳥ってさ」

飛鳥(それは、ボクが事務所でSF小説を読んでいるときのことだった)

飛鳥(次のページに手をかけた瞬間、一緒にソファーに座っていた梨沙が不意打ち気味に問いを投げかけてきた)

梨沙「プロデューサーのこと、好きなの?」

飛鳥「………」

飛鳥「好きだよ」

梨沙「違う」

飛鳥「回答を否定されるとは心外だな……どうしてボクを睨む」

梨沙「そーいう『好き』を聞いてるんじゃないからよ」

飛鳥「なら、どういう『好き』なのか説明してくれ」

梨沙「それはもちろん、LOVEよ!」

飛鳥「ラブか」

梨沙「そ! アタシがパパLOVEなのと同じように、飛鳥もプロデューサーLOVEなんじゃないかって」

梨沙「さっきの飛鳥の答えって、単純に好きか嫌いかの『好き』でしょ? だから、違うって言ったの」

飛鳥「なるほど。確かにボクは、彼のことを気に入っているという意味で『好き』と答えた」

梨沙「それで、どうなの? アタシ結構前から気になってるのよ。飛鳥がプロデューサーのことどう思ってるのか」

飛鳥「前にも似たようなことを聞かれた気がするけど……キミはつくづく恋バナが好きだな」

梨沙「女の子だもん! 飛鳥だって好きでしょ?」

飛鳥「まあ、関心はある」

梨沙「それを好きって言うのよ」


モバP「飛鳥とこたつでゆっくりと」

1: ◆C2VTzcV58A 2017/12/30(土) 15:08:56.00 ID:+9mhoYU8O

年末 事務所


P「ただいまー」

飛鳥「おかえり。外回り、お疲れ様」

P「ありがとう。あー、部屋の中はあったか……くない?」

飛鳥「最近どうも暖房の効きがよくないね。さっきちひろさんに相談したところだ」

P「そうか……まあ、これでも外の寒さに比べればずっとましだけど」ハーッ

飛鳥「手が冷たいのかい」

P「一応、手袋はしていたんだけどな。もっと分厚いやつ買おうかな」

飛鳥「ふうん……なら、ボクがあたためてあげようか」

P「え?」

飛鳥「ほら。こうしてボクの手でキミの手を包み込むと――」

ぴとっ


P「つめたっ」

飛鳥「あぁ、そういえばボクは冷え性だった」

飛鳥「というかキミの手、十分あたたかいじゃないか。これはむしろボクがあたためてもらうべきじゃないか?」ニギニギ

P「ちょ、くすぐったいぞっ!? わかったわかった、ふたりであったまるためにアレを持ってくるから」

飛鳥「アレ?」

P「飛鳥も手伝ってくれるか?」


二宮飛鳥「キングオブコンビニストとネコミミとプロデューサーホモ疑惑」

1: ◆C2VTzcV58A 2017/11/23(木) 13:24:44.92 ID:gqmIDEytO

梨沙「うー、さぶっ」

飛鳥「今日は一段と冷えるね。すっかり冬のようだ」

梨沙「まだ冬には早いわよ」

飛鳥「そうかな。もう11月も後半だよ。晩秋から冬へ季節がうつろう時期だ」

梨沙「この前まで暑い日がちょこちょこ続いてた気がするんだけど……今年って秋、あった?」

飛鳥「秋らしい気候はあまり続かなかった気はするね。おかげで衣替えの時期にも迷った」

梨沙「それよ! オシャレな女の子の敵だわ、こういうキコウは!」

飛鳥「珍しく意見が合ったね」

梨沙「ついでに寒い日に迎えに来てくれないプロデューサーも敵!」

飛鳥「そこは許してあげないか。彼の身体はひとつなんだ。複数のアイドルを担当している以上、全員の送迎をするのは難しい」

梨沙「わかってるけどさ……撮影のお仕事、バッチリ頑張って疲れてるの!」

飛鳥「………ああ、ひょっとして。Pに頑張っている姿を見てもらえなかったのが不満なのかい?」

梨沙「………」

飛鳥「おっと、図星か」

梨沙「あっ、そうだ! そこにコンビニがあるから事務所に戻る前になんか買っていきましょ!」

飛鳥「……ふふっ、そうしようか」


的場梨沙「いついつまでも、ロリコンプロデューサー」

1: ◆C2VTzcV58A 2017/11/19(日) 00:09:35.98 ID:+khqvKoDO

梨沙「もっちゃもっちゃ」

P「どうしたんだ梨沙。口いっぱいにガムを入れて」

梨沙「もっちゃもちゃちゃ」

P「なに言ってるのかわからない」

梨沙「………」←ちょっと待ちなさい、のハンドサイン

P「うん」

梨沙「………」モキュモキュ


梨沙「よし、これでしゃべれるわ」

P「ガムの処理が終わったみたいだ」

梨沙「噛むのに疲れた」

P「それはそうだろうね。あれだけの量を口に入れていたんだから」

梨沙「でもこれは必要なことなのよ」

P「必要? 何に」

梨沙「決まってるでしょ! パパとキスする準備よ」

P「何がどう決まってるのかわからないけど、そうなのか」

梨沙「もうすぐアタシの誕生日でしょ? 今年はちょうど日曜日だし、パパが一日デートしてくれるって約束してるの! 買い物して、映画を観て、いろんなところをまわって」

梨沙「そしてデートといえば、別れ際に愛のキスをするのが定番! 今からちゃーんとブレスケアをしておかないと」

P「でも梨沙とお父さんの場合、帰る家が同じだから『別れ際』は存在しないんじゃないか?」

梨沙「………」



梨沙「これは由々しき事態ね……!!」

P「今気づいたのか」

梨沙「どうしよう。じゃあその日だけアタシは晴の家か女子寮の誰かの部屋に泊まることにして……でもでも、そうすると誕生日の夜にパパと一緒に眠れなくなっちゃうし……」

P「はは、悩んでるなぁ」

梨沙「トーゼンでしょ! プロデューサーは恋人いないからわからないかもしれないけど」

P「グサッとくる一言だ」

梨沙「アタシがこの事務所に来てから今まで、ずっといないわよね。そういう人」

P「まあ、今はプロデューサーとしての仕事がたくさんあるからね。恋人うんぬんより、梨沙達のほうが大切っていうのもある」

梨沙「プロデューサー……」

梨沙「仕事を言い訳にしてると、いろいろタイミングを逃すってこの前読んだ雑誌に書いてあったわよ」

P「普段どんな雑誌を読んでるのか気になるな……」


二宮飛鳥「甘く切なく、穏やかに愛おしく」

1: ◆C2VTzcV58A 2017/10/08(日) 06:35:00.22 ID:2Zc/gzyFO

とある日 事務所にて


飛鳥「ふむ……今回の撮影、テーマは『スイートオータム』か」

飛鳥(秋という季節は、落葉をはじめ『生命の終わり』『衰退』を彷彿とさせる時期だ。だからこそ、人は甘さを求めるのかもしれない)

飛鳥「さて、どういったスタンスで撮影に臨もうか……バレンタイン関連の仕事は経験済みだけど、あれとはまた甘さの趣が異なるだろうし」

飛鳥「甘さ、スイートか……何か、参考になるものでもあれば」



心「………」←無言で飛鳥を見つめている



飛鳥「………」

飛鳥「MAXコーヒーで甘さに触れてみようか……」スクッ

心「目背けんな☆ さらっと逃げようとすんな☆」

飛鳥「バレた。捕まった」

心「こんなブリリアントなAngelに捕まるなんて幸せだぞ~♪」

飛鳥「大魔王からは逃げられない」

心「誰がサタンだ☆ Angelだよ、Angel♪」

飛鳥「なぜエンジェルだけネイティブチックな発音なんだい」

心「他の単語は正しい発音知らないから」

飛鳥「リアルな理由だね」


的場梨沙「オトナの女は黒で決めるの!」

1: ◆C2VTzcV58A 2017/09/30(土) 17:59:18.22 ID:jyVrC0cEO

心「わかる」

梨沙「めちゃくちゃ黄色とピンクの私服着てるけどホントにわかってるの?」

心「わかってるわかってる♪ はぁとがブラックになったら、せくすぃーすぎて地上波放送できなくなっちゃうからしないだけ☆」

梨沙「へー」

心「梨沙ちゃん、齢12にしてそんな冷めきった目つきしてたら人生楽しめないぞ?」

梨沙「誰のせいだと思ってるのよ!」

心「てへぺろ☆」

梨沙「時々、ハートさんがホントに26歳なのかわからなくなるのよね」

心「唐突に実年齢出しちゃらめぇ♪」

梨沙「アタシの倍以上生きてるのよね、これでも……」

心「今日の梨沙ちゃんちょっと厳しいぞ♪ ローテンションモード?」

梨沙「別にいつも通りよ。ローテンションなのはあっちでしょ」

心「あっち? あー」


的場梨沙「CMに出たいわよね」 佐藤心「わかるー☆」

1: ◆C2VTzcV58A 2017/09/12(火) 22:32:57.21 ID:XLpYN8qLO

飛鳥「理由は?」

梨沙・心「目立つから!」

飛鳥「だと思った」


モバ・ミリP「ロリでおませなさそり座の女」

1: ◆C2VTzcV58A 2017/08/27(日) 20:31:02.85 ID:Z63RR8NCO

モバマスとミリマスのアイドルが出てきます


2: ◆C2VTzcV58A 2017/08/27(日) 20:32:00.98 ID:Z63RR8NCO

とあるテレビ局の楽屋にて


梨沙「………」

桃子「………」

梨沙「………」

桃子「………」



梨沙・桃子(居づらい空気………)


佐藤心「8月10日ははぁとの日だぞ☆」

1: ◆C2VTzcV58A 2017/08/11(金) 00:13:53.64 ID:HdV9ZP5GO

P「え?」

心「だからぁ、今日は8月10日で『はぁとの日』だぞ☆」

P「理由を聞いてもいいですか」

心「8(はぁ)10(と)だからに決まってるでしょ♪ このにぶちんめ♪」

P「………はぁ」

心「と☆」

P「いや無理やりつなげないでください」


佐藤心「あんにゅいはぁと」

1: ◆C2VTzcV58A 2017/07/22(土) 23:02:10.01 ID:oai+4A4gO

 お誕生日って、めでたい日。みんなにお祝いしてもらえて、プレゼントをもらえて。楽しくて、うれしい日。
 小さい頃は、とにかく誕生日が近づくとそわそわしっぱなしで。『今年はなにがもらえるのかな』『お人形ハウスがほしいな』『あとマイクもほしいな』『新しいゲームもほしいな』『ていうかそろそろ自分の部屋がほしい』なんて、いろんなことを考えて。……思い返すと、幼い頃の自分、結構欲深いな。
 まあ、とにかく。お誕生日っていうのは、ワクワクが100パーセントの楽しいイベント。当日が近づけば近づくほど、ドキドキがおさまらなくなるの。


 ――昔は確かに、そうだったはずなのに。


二宮飛鳥「七夕アフター」 佐藤心「そうめん食べるぞ☆」

1: ◆C2VTzcV58A 2017/07/08(土) 22:32:34.73 ID:rDi7Yn+ZO

的場梨沙「飛鳥の短冊の中身を知りたい」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436436253/

と若干つながっているところがあります


2: ◆C2VTzcV58A 2017/07/08(土) 22:33:14.57 ID:rDi7Yn+ZO

7月8日 朝


心「あっつー……まだ7月なのになんて暑さ……日差しに殺されちゃう」

心「このままだと、8月が終わるころには溶けて本来の姿を保っていられないかも……はぁとがはぁととしての形を失ってしまう……」

心「………」


心「今のセリフ飛鳥ちゃんぽくなかった?」

梨沙「そう?」

心「いやぁ、一緒に過ごしているうちに口調がうつるとは、仲良くなってる証拠だな♪」

梨沙「本物の飛鳥、違うセリフ言いそうだけどねえ」


二宮飛鳥「雨の日」

1: ◆C2VTzcV58A 2017/07/04(火) 22:26:40.04 ID:H2Pmtvw8O

休日。学校もアイドル活動も何もない、自由な一日。

CDショップでお気に入りのアーティストの新譜を購入したボクは、満ち足りた気分のまま帰りの電車に乗り込んだ。
わざわざCD一枚のために街に出ずとも、今のご時世ネットでなんでも買うことができる――それはある面においては確かに真実だが、あいにくとボクにはこだわりがある。
発売を心待ちにしていた商品を、店内で直接手に取るあの感覚。シンプルながらも、えも言われぬ達成感がある。
些細なことかもしれないが、ボクの繊細なハートにとっては、それだけのことでも重要なファクターになりうるのだ。

だから、無事に新譜に触れることができたボクは……ありていに言えば、浮かれていたのかもしれない。