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佐藤心「不器用はぁと」

1: ◆C2VTzcV58A 2016/07/22(金) 00:43:13.65 ID:eB7Xh4vIO

――ずっと、愛されて育ってきた。

かわいい服をたくさん作ってくれた母。時には厳しく叱ってくるけど、私を大事にしてくれる父。妹は本当にいい子で、いつも姉を慕ってくれている。

友達や周囲の人にも恵まれていた。自分の性格上、誰かと衝突することもあったけど……そういう場合、最終的には雨降って地固まるって感じになってたし。

だから、まあ、本当に。幸せな環境で育ててもらえたんだと思う。


二宮飛鳥「十年目の孤独と葛藤と」

1: ◆C2VTzcV58A 2016/07/03(日) 19:35:46.58 ID:4B86kKE8O

――ボクはアスカ。二宮飛鳥。

――キミは今こう思っただろう。『こいつは痛いヤツだ』ってね。でも思春期の14歳なんてそんなものだよ。

――キミとボクとでどんな未来が見られるかな。楽しい未来だといいね。


――さあ、往こうか


的場梨沙「父の日のプレゼントはアタシ!」

1: ◆C2VTzcV58A 2016/06/19(日) 09:05:06.86 ID:g1o3xM2VO

飛鳥「」ブーッ

梨沙「うわ!? なによ急にコーヒーこぼして! そんなに苦かったの?」

飛鳥「いや……そうじゃないけど」

心「………」ツンツン

梨沙「ん? なに、ハートさん」

心「梨沙さん。『プレゼントはアタシ』とはどのような意味なのでございますですか」

梨沙「……なんでそんなカチコチなしゃべり方?」


佐藤心「ご飯をおごりたい!」 的場梨沙「え?」

1: ◆C2VTzcV58A 2016/06/07(火) 23:08:53.00 ID:Jx20XkA4O

心「今日ははぁとがご飯をおごってあげよう♪」

梨沙「どうしたの? いきなり」

心「まあまあ、いいじゃん♪ たまには大人っぽいとこ見せないとね☆」

心「って、はぁとはいつでもせくすぃーなレディーだろーが☆」

梨沙「いや知らないわよ」

飛鳥「……今日が給料日だからといって、安易におごるなんて言っていいのかい」

梨沙「あー。いきなり気前がいいと思ったらそういうことね」

心「こらこら♪ わかってても言わない約束だぞ☆」

心「おねーさんが夕飯をおごってあげるって言ってるんだから、素直に聞けよ☆」

梨沙「しょーがないわね」


的場梨沙「パパにプロポーズする」 二宮飛鳥「また突飛な話だね」

1: ◆C2VTzcV58A 2016/05/15(日) 04:07:19.57 ID:6grWIob3O

梨沙「突飛じゃないわよ! ずーっと前から言ってるじゃない、パパと結婚したいなーって」

飛鳥「それはそうだけど、実際に行動に移すとなると話は別だろう」

梨沙「アタシはね、もう守りに入るのはやめたの。これからはどんどん攻めていくわ!」

飛鳥「アレで今まで攻めていなかったのか……」

梨沙「ちゃんと早いうちに頑張っておかないと、あーいうふうになっちゃうかもしれないし」ビッ

飛鳥「ああいう……?」チラ


二宮飛鳥「コンビニは強い」 ライラ「なるほどですねー」

1: ◆C2VTzcV58A 2016/04/29(金) 14:50:28.29 ID:nQYgI66OO

ある日の事務所


ライラ「ふむふむ……ほうほう」カキカキ

心「はろはろー☆ お、ライラちゃんなにしてるの?」

ライラ「字を書く練習でございますよー。日本語、少しずつ書けるようになっていきますですねー」

心「どれどれ? おお、ちゃんと書けてんじゃん! ところどころ怪しい字があるけど」

心「ライラちゃん、やるぅ~♪ はぁとは外国語全然ダメだぞ☆」

ライラ「てれり、です」


二宮飛鳥「………」 佐城雪美「………」

1: ◆C2VTzcV58A 2016/04/22(金) 00:18:13.23 ID:404QZpC6O

飛鳥「………」

雪美「………」ジーー

飛鳥「………」

雪美「………」ジーー

飛鳥「………」




飛鳥(見られている。すごく見られている)

飛鳥(原因は……おそらく、ボクの膝に乗っているコイツか)


ペロ「にゃ」

雪美「………」


二宮飛鳥「さあ――」

1: ◆C2VTzcV58A 2016/04/16(土) 22:37:39.30 ID:KJQi+84PO

二宮飛鳥ちゃんの一人称SSです。


2: ◆C2VTzcV58A 2016/04/16(土) 22:38:11.26 ID:KJQi+84PO

世界は広い……らしい。
広くて大きくて、数え切れないほどの魅力にあふれている……らしい。

らしい、というのは、ボク自身はそれを実感していないから。
何もせずとも流れゆく日々。何かしたところで、何かが変わるとも思えない日々。
よどんだ人混みを見つめていると、息が詰まるような錯覚に襲われる。

灰色とまでは言わないけれど、ボクの周囲のセカイは、彩にあふれているとは言えない。
あるいは、このセカイを見つめるボクの瞳がくすんでいるのか。もしかしたら、両方なのかもしれない。


的場梨沙「裸足の飛鳥とサインとお月さま」

1: ◆C2VTzcV58A 2016/04/10(日) 02:39:34.30 ID:aWTd7MbGO

ザーザー


心「あーあ、本降りだなぁ……雨はじめじめするからあんまり好きじゃないぞ」

梨沙「こんな天気なのになんでプロデューサーは迎えに来ないのよー。駅から事務所まで歩かなきゃいけないじゃない」

飛鳥「仕方ないさ。担当しているアイドルは複数いても、Pの身体はひとつしかないからね。天気の悪い日にいつも送迎してもらうわけにもいかないだろう」

梨沙「それはわかるけど……お仕事終わった後は疲れるのよね。あんまり歩きたくなーい」

心「お年寄りみたいなこと言わないの♪ 子どもは風の子、雨の日でも元気に走り回れ☆」

梨沙「そんなことしたら濡れて風邪ひくじゃない」

飛鳥「(風が風邪を呼ぶ……いや、これは言葉遊びというよりダジャレか。言わないでおこう)」

心「風の子だけに風邪ひいちゃうとか?」

梨沙「さむっ! ダジャレ言うならもっと面白いのにしてよねっ」

心「やーん、辛辣☆」

飛鳥「(やはり言わないで正解だった……心さんはすごいな、ある意味)」ウンウン


二宮飛鳥「心……お姉さん?」

1: ◆C2VTzcV58A 2016/03/31(木) 01:38:13.22 ID:urMh7KssO

その日はあいにくの曇り空で、窓から顔を出すと湿気た空気が肌に触れるのがはっきり理解るほどだった。

こういう日は髪が湿気るから嫌いだ、と言う女性は多いが、ボクもその点に関しては大衆と同じ意見を抱いている。……もっとも、けして曇りや雨が嫌いなわけではない。暗い空を見上げて感じる風情もあるし、そういう日にはそういう日なりの楽しみ方があるのだ。

ただ、これでも髪型には気を遣っているし、こだわりもある。一時間もかけて納得いくようにセットした髪が萎びるのは、あまり気分のいいものじゃない。
頭の頂上付近にあるちょっとした癖っ毛は、なんとか周囲と異なる形であろうとするマイノリティーな自分自身と重なる部分があると密かに思っている。これは親にも話したことがない。


モバP「酔いどれシュガーハート」

1: ◆C2VTzcV58A 2016/03/28(月) 22:25:27.30 ID:6h9O7OqXO

P「いつもの昼、いつもの事務所」


P「いつものように書類と向き合い、いつものようにプロデュースに励む」

P「ただひとつ、いつもと違うところがあるとすれば」


心「あ゛ー……クソッ」

P「(シュガーハートこと佐藤心さんの機嫌が、あからさまに悪いということだけだ)」

心「ケッ!」

P「(怖い。全然スウィーティーじゃない)」


的場梨沙「アタシがオトナになったら」

1: ◆C2VTzcV58A 2016/03/26(土) 02:06:06.08 ID:GETe3jbrO

地の文ありの的場梨沙ちゃんのSSです


2: ◆C2VTzcV58A 2016/03/26(土) 02:07:32.10 ID:GETe3jbrO

アタシはオトナが好きじゃない。

なんでかって聞かれると……そうね。偉そうだし、頭固いし、意見をごまかすし。あと上から目線だし。……あれ、偉そうと上から目線って同じかな? まあいいか。

アタシを子どもだと思って、やりたいことをさせてくれない。「危ないからダメ」だとか「無理だからあきらめなさい」だとか。

そりゃあ、理屈ではわかるわよ。あれが難しいとか、危ないとか、そういうこと。だってアタシ頭いいもん。

でも、イヤなものはイヤ。その気持ちは変わらないから。
こういうの、なんて言えばいいのかわからないから……とりあえず、キモいって言うようにしてる。

……とにかく。やっぱりオトナは好きじゃない。


二宮飛鳥「ふわぁ……」

1: ◆C2VTzcV58A 2016/03/11(金) 14:02:23.62 ID:TgjrNt7dO

千佳「ねえねえ、昨日のプリキュア見た?」

心「見た見た♪ だんだん主役ふたりの友情がかたーくなってきたな☆」

千佳「うん! 昨日もかわいくてかっこよかったよね!」

千佳「千佳もああいうふうにキラキラーってやりたい!」

心「はぁともかわいくてスウィーティーな衣装は大歓迎☆」

千佳「じゃあじゃあ、一緒にPくんに頼んでみる? 魔法少女やりたいって」

心「よーし、れっつらごー☆」

千佳「ごーっ!」


佐藤心「ねえ、手伝って☆」 二宮飛鳥「………」

1: ◆C2VTzcV58A 2016/03/01(火) 14:23:46.24 ID:VcunSbGZO

心「お願い♪」

飛鳥「いや」

心「ちょっとだけ♪ 先っちょだけだから☆」

飛鳥「断る」

心「ねーねー☆ お願いよー♪」


ガチャリ

梨沙「おはよう――」

心「頼むから切らせろ☆」ジョキンジョキン

梨沙「き、切り裂き魔!?」

心「違うわ!」

飛鳥「梨沙が思っているような猟奇的殺人現場ではないから安心していいよ」


的場梨沙「寒い」 佐藤心「もうすぐ春だぞ☆」

1: ◆C2VTzcV58A 2016/02/18(木) 14:27:33.27 ID:UrYZ3ug/O

梨沙「くしゅんっ」

梨沙「うー……ティッシュ、ティッシュ」チーン

心「風邪?」

梨沙「違うと思うけど……今日寒いから」

心「最近あったかくなったり寒くなったり忙しいからな♪ 体調には気をつけるんだぞ☆」

梨沙「ホントよね。もう春かなーと思ったら次の日はまた冬に逆戻りしてるし」

梨沙「まったく、うじうじせずにズバッと季節変わりなさいよ!」

梨沙「アタシのパパなんて決める時ははっきり決めるわ!」

心「日本の気候と自分のパパを比べる子は初めて見たなぁ」


モバP「的場梨沙ってどんな子でしょう?」

1: ◆C2VTzcV58A 2016/02/09(火) 00:12:54.08 ID:IFYRTDML0

デレステとーじょー記念
的場梨沙ちゃん紹介SS

的場梨沙


2: ◆C2VTzcV58A 2016/02/09(火) 00:19:44.72 ID:IFYRTDML0

心「はい! というわけで始まりました♪ アイドルの魅力を余すところなく発掘していこうという趣旨のこのコーナー」

梨沙「ねえ」

心「名付けて『スウィーティーコロシアム☆』! やん、我ながらイケてるネーミング☆」

梨沙「ちょっと」

心「記念すべき第一回は~、じゃーん☆ 今をときめく12歳! 的場梨沙ちゃんの魅力に迫りたいぞ☆」

心「つーわけで、さっそく始めていきましょうか解説の二宮さん」

飛鳥「そうですね」

梨沙「聞こえてるでしょうが! 無視すんな!」


的場梨沙「お泊まり!」 二宮飛鳥「またボクの部屋か」

1: ◆C2VTzcV58A 2016/02/03(水) 00:00:38.54 ID:mYxhpBQ30

心「まったく、失礼しちゃうんだから!」プンスカ

梨沙「機嫌悪いわね。どうしたの?」

心「プロデューサーに裸を見られた」

梨沙「裸!? 何があったのよ」

心「ザ・事故☆ はぁとが着替えてたらプロデューサーがうっかり入ってきちゃったパターン」

梨沙「なんだ、わざとじゃないのか……裸って、下も?」

心「ううん。上もブラだけはつけてたんだけどね」

梨沙「ふーん……」

心「思ったよりたいしたことなさそうで興味なくしかけてるみたいだけど、まだ話終わってないぞ♪」

梨沙「聞かなきゃダメ?」

心「聞いてほしいなぁ☆ 今度お菓子でも買ってあげるから」

梨沙「しょーがないわねー。聞くだけ聞いてあげる」

梨沙「あ、そこのクッキーとって」

心「ほいほい♪」

梨沙「ありがと」モグモグ


二宮飛鳥「未来の光景」 佐藤心「昔の想い出☆」

1: ◆C2VTzcV58A 2016/01/15(金) 01:12:39.55 ID:CCPgKMyI0

梨沙「おはよー……」

心「おっす、梨沙ちゃん♪ なんかお疲れ?」

梨沙「もうすぐマラソン大会だから、体育が走ってばっかなのよ。疲れるったらないわ」

心「マラソンかあ。懐かしいねえ」

梨沙「勉強して走って、その後直接事務所に来てレッスン。アイドルって大変ね」

心「今さらだな♪」

心「でも本番は頑張るんでしょ?」

梨沙「もちろん! 順位が低いのは嫌だし、パパが応援しに来てくれるって言うから全力よ!」

梨沙「小学校で走るのは最後だし、目標は1位ね!」

心「いけそうなの?」

梨沙「トップ5がお腹壊したらイケると思う」

心「それイケるって言わない」

梨沙「ジョーダンよジョーダン」

梨沙「まー、アタシも結構体力ついてきたし、意外と楽勝で優勝できたりして?」

心「アイドル生活の賜物だね♪」


的場梨沙「アホ毛が気になる」 佐藤心「うん?」

1: ◆C2VTzcV58A 2016/01/08(金) 00:18:46.96 ID:GLfiKm2P0

梨沙「シュッ! ドッ! ババッ!」

梨沙「食らえ、これが俺の全力だ!」

梨沙「フンっ! 笑止! その程度受け止めてくれるっ!」

梨沙「うおおおおおっ!!」

梨沙「ドオオオオオオン……!!」



梨沙「やっぱり漫画の読み聞かせって難しいわね……」

仁奈「時々読めねー漢字があるから、梨沙おねーさんに読んでほしかったですよ」

仁奈「でも、なんだか余計わかりにくくなったでごぜーます」

梨沙「でしょうね」

梨沙「わかんないところがあったら教えてあげるから、残りは自分で読みなさい」

仁奈「はーい」


佐藤心「ちょっと聞きたいんだけど」 二宮飛鳥「うん?」

1: ◆C2VTzcV58A 2016/01/02(土) 19:38:50.18 ID:Ofe6BUUh0

12月31日


心「プロデューサーってさ、お正月はひとりなのかな?」

飛鳥『……今年最後の夜にいきなり電話が来たかと思えば、開口一番がそれかい』

心「あ、ごめんごめん……ちょっと焦ってた♪ 今、話せる時間ある?」

飛鳥『そうだね。夕食を終えて、今は殺風景な自分の部屋で時間を潰しているところだ』

心「静岡の実家に帰るのってお盆以来だよね? どう? 居心地は」

飛鳥『この家に住んでいた頃と変化はないさ。父がいて、母がいて、そして娘のボクがいる。それだけ』

心「懐かしいとかは?」

飛鳥『ないね』

飛鳥『そのうち、そういった感慨を覚えることもあるのかもしれないけど……それはきっと、ボクとこの家の距離がもう少し離れた時のことになるだろう』

飛鳥『まだボクにとって、この場所は実家ではなく家……非日常ではなく日常だ』

心「つまり、まだそこで暮らしていた時の気分が抜けきってないってこと?」

飛鳥『簡潔に言うとそうなるかな』

心「へえ、そんなもんか♪」

飛鳥『心さんは里帰りしないのかい』

心「先月長野でお仕事したでしょ? あの時に顔出したし、今回はいいかなって☆」