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ガヴリール「千咲ちゃん、世界中から祝福される」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/06/04(日) 21:31:17.951 ID:4kD2nuMA0.net

―住宅街 工事現場付近―


タプリス「今日は、わたしなんかのためにパーティだなんて……」

タプリス「みなさん、本当にありがとうございます」


ヴィーネ「そんなの気にしなくていいのよ、タプちゃん。だって、誕生日だもの」

ラフィエル「そうですよ。みんな、タプちゃんのことが大好きですから」

ラフィエル「祝ってあげたいんです」

サターニャ「わ、私は別にそんなんじゃ……」

ガヴリール「っていうわりに、プレゼントがあーだこーだ、うるさかったじゃないか」

サターニャ「ちょ! それ今、言わなくてもいいでしょ!」

タプリス「く、胡桃沢先輩もありがとうございます!」

サターニャ「ふ、ふんっ。まぁ、この大悪魔であるサタニキア様が」

サターニャ「最高に盛り上がる余興を考えているから、覚悟しておきなさい!」

ガヴリール「覚悟させてどうするんだよ」

タプリス「あははは……」


バリッ


タプリス「ん? 何か今、目の前を電気のようなものが……」


バリッ バリバリバリッ


タプリス「えっ、なんですか、これ!? これが、胡桃沢先輩の余興ですか!?」

サターニャ「し、知らないわよこんなの!」


ピカァァァッ キキーッ


ガヴリール「うわっ! なんだ、これ……、車、か?」


ガヴリール「千咲ちゃん、ネットゲームにハマる」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/31(水) 23:21:39.033 ID:IbffcjmS0.net

-ガヴリールの家-


タプリス「天真先輩、またゲームばかりして……たまには、外にでも出かけましょうよ」

ガヴリール「断る」

タプリス「もう、何時間やってるんですか」

ガヴリール「昨日の夜から始めたから、十二時間くらいか」

タプリス「えぇっ!? 一睡もしてないんですか!?」

タプリス「そんなんじゃ、体壊しちゃいますよ……」

ガヴリール「大丈夫だって。この後、寝るから」

タプリス「それじゃあ、休日終わっちゃうじゃないですか」

ガヴリール「休日なんだから、何をやってもいいだろ」

タプリス「それは、そうですけど……」

タプリス「睡眠時間を削るほど、面白いものなんです?」

ガヴリール「お前も興味が出てきたか?」

タプリス「興味といいますか、どうして先輩がそこまで熱中できるのかが知りたいです」

ガヴリール「この気持ちをたった一言では、とても言い表せないな」

ガヴリール「実際にプレイした人にしか、わからんよ」


タプリス(先輩を更生させるには、まずゲームをやめさせないと、話になりません)

タプリス(ですが、やめさせるにしたって、ただ飽きるのを待つだけでは)

タプリス(いつまで、時間がかかるかわかりませんし)

タプリス(どうして続けてしまうのか、を知らないと対策の打ちようがありませんね)

タプリス(……ここは、わたしも一度)

タプリス(体験してゲームのことを理解するのが、得策でしょうか)


タプリス「先輩。わたし、ネットゲームというものを、一度やってみたいんですけど」


ガヴリール「千咲ちゃん、わらしべ長者になる」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/30(火) 21:01:05.250 ID:D4kB2p/l0.net

-舞天市内 児童施設-


タプリス「ふぅ……、庭の草むしりはこんなものですかね」

職員「ありがとうございます、千咲さん。助かりました」

タプリス「いえいえ、このくらいでお力になれたのでしたら」

タプリス「わたしも嬉しいです」

職員「このくらい、だなんてとんでもない」

職員「ボランティアで来てくださる方なんて、稀ですし」

職員「ここは、常に人手が足りない状況ですから」

タプリス「そうですか……あ、すみません、もうこんな時間」

タプリス「そろそろわたし、失礼しますね。また来ます!」

職員「はい、それではまた」


タプリス(えっと、この後は、天真先輩のお家に……)


タッタッタッ ドテンッ


女の子「いたっ」

タプリス「わっ、だ、大丈夫ですか?」

女の子「だ、大丈夫……」

タプリス「膝、擦りむいてるじゃないですか。お水で洗いに行きましょうね」

女の子「……」コクッ


ガヴリール「千咲ちゃん、天真先輩と接客対決をする」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/29(月) 21:03:01.884 ID:zajaWVi50NIKU.net

-街中-


タプリス(ふふっ、こうやって、下界で売っているものを眺めているだけでも)

タプリス(新鮮でとても楽しいですね)


タプリス(あ……、あの服かわいいです)

タプリス(値段は……っと、ああ、ダメですね)

タプリス(うぅ、わたしの今の手持ちじゃ、買えなさそうです)

タプリス(はぁ……今月は、出費が多かったですからね……)

タプリス(我慢我慢……です)

タプリス「……」


スタスタッ チラッ


タプリス(……やっぱり、今まで見た中で、一番かわいいです)

タプリス(ほ、欲しいなぁ)

タプリス(……どうにかして、お金を増やす方法はないでしょうか)

タプリス(あ、そういえば、天真先輩ってアルバイトしてましたよね)

タプリス(人見知りなわたしでは、接客は難しそうですけど)

タプリス(何か、わたしでも出来る仕事が、あるかもしれません)

タプリス(さ、探してみましょう!)


ガヴリール「千咲ちゃん、鏡の世界に迷い込む」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/28(日) 21:02:43.901 ID:p/zwPpQN0.net

-朝 タプリスの家-


ピピピピピッ カチッ


タプリス『……もう、朝ですか? 早く……起きないと』


タプリス『んーっ、今日も良いお天気ですね』

タプリス『ふふ、学校まで並んで歩いていくには、もってこい、です』

タプリス『さてと、急いで準備をしましょうか』


――

タプリス『ハンカチよし、鍵よし……』

タプリス『前髪は……っと』スッ


ピンポーン

タプリス『わわっ、もう先輩、来てしまいました』

タプリス『だ、大丈夫ですよね、きっと』

タプリス『はーい、今行きますー!』


ガチャ

タプリス『お待たせして、すみません!』

ガヴリール『いいえ、こちらが少し早く着いてしまったみたいですから』

ガヴリール『気にしなくても良いですよ、それと……』


ガヴリール『おはようございます、タプリス』ニコッ

タプリス『はい、おはようございます、天真先輩っ』


ガヴリール「千咲ちゃん、機械人形を掘り当てる」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/26(金) 21:02:14.889 ID:BAfcI2Rh0.net

-公園-


タプリス「んーっ、今日も、いい天気ですね」

タプリス「こうやってお日様の光に当たっていると、とても気持ちがいいです」


キラッ

タプリス「ん? 何か草陰で光ったような……」


キランッ

タプリス「気のせいじゃないみたいですね。一体、なにが……」


コンコン

タプリス「これは……鉄板?」

タプリス「なんでこんなものが、公園に埋まって……」


タプリス「とりあえず、子供たちが触れて、怪我をしたら大変ですね」

タプリス「お家から、スコップを持ってきて、掘り返しましょうか」


――

ザクッ ザクッ


タプリス「穴は……こんなものですかね」

タプリス「それじゃ、せーのっ!」


ググッ スポンッ

タプリス「わっとと……こ、これは!?」

タプリス「も、もしかして、ロボットというやつ、でしょうか!?」


ガヴリール「千咲ちゃん、眠り続ける天真先輩に本を朗読する」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/25(木) 21:03:19.875 ID:lYWiFheu0.net

-病院 ガヴリールの病室-


タプリス「こんにちはー」

女看護師「あら、千咲さん、こんにちは」

タプリス「もうすっかり暖かくなりましたね」

女看護師「ええ、ほんとに」

タプリス「天真先輩、来ましたよ。タプリスです」


ガヴリール「……」


女看護師「ふふっ、千咲さんが来ると、喜んでいるように見えますね」

タプリス「そうですか? わたしには、また、うるさいのが来たなって」

タプリス「迷惑な顔をしているように見えちゃいます」

女看護師「そんなことありませんよ」

女看護師「千咲さんが、あれを始めてから、ですけど」

女看護師「だいぶ天真さんの表情に、変化が見られるようになったと思いますから」

タプリス「あはは……だと良いんですけど」


タプリス「……それにしても、また夏がくるということは」

タプリス「もう、あれから一年が経つんですね」

タプリス「先輩が意識不明になって、ここに運ばれてきてから」

女看護師「そうですね」


ガヴリール「千咲ちゃん、霊長類最強女子に命を救われる」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/24(水) 21:03:14.040 ID:N76dqjZG0.net

-街中-


タプリス「ふふっ、お目当てのものは買えましたか?」

サターニャ「ええ、バッチリよ」


タプリス「それにしても胡桃沢先輩が、あんな素敵な雑貨屋さんをご存知だなんて」

タプリス「少しだけ意外でした」

サターニャ「意外って何よ、失礼ね」

タプリス「ほ、褒めているんですってば!」

サターニャ「……わかってるわよ。あそこは、悪魔チックなアクセサリーとか」

サターニャ「たくさん置いてるからね。よく見に来るのよ」

タプリス「そういえば、天使を模したものも、たくさんありましたね」

タプリス「わたしも、お小遣いが残っていたら、買えたんですけど……」

サターニャ「無駄遣いのしすぎじゃないの?」

タプリス「うぅ、先輩に言われるとは思いませんでした……」



ビル工事作業員「うわっ! し、しまった!?」


ガキンッ ヒュゥゥゥン


サターニャ「まぁ……、また今度、行きま……って、あんた、上!!」

タプリス「え?」


サターニャ(鉄パイプがっ……ま、間に合わない!)


タプリス「ひっ!? た、助け――」


ドンッ ガシャァァァン


ガヴリール「千咲ちゃん、キスの日に先輩たちを導く」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/23(火) 21:02:35.043 ID:W2Xtt50t0.net

-放課後 学校の校庭-


タプリス「はぁ……」

タプリス(今日も一日、授業についていくのが大変でした)

タプリス(帰ったら復習しないと……って、明日の予習もですね)

タプリス(下界での生活は、なかなか大変です……)


パサッ

タプリス(ん? 目の前に何か落ちて……)スッ

タプリス(これは、ピンク色のノート? 誰かの落とし物でしょうか)

タプリス(表紙には、YURINOTEって書いてますけど)


ペラペラッ

タプリス(ざっと見た感じ、中のページには……何も書かれていませんね)

タプリス(これじゃあ、誰の持ち物かわかりません)

タプリス(とりあえずは……明日、学校で職員室に届けましょうか)



-その日の夜 タプリスの家-


タプリス「ふぅ……これで、予習も終わりっと」

タプリス「そういえば、今日、拾ったノート」


ペラペラッ

タプリス「あ、やっぱり。表紙の裏に何か書かれてます」

タプリス「なになに、このノートに……」

タプリス「二人の女の子の名前を書くと……百合百合する?」


ガヴリール「千咲ちゃん、月乃瀬先輩とふたりで正義の味方になる」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/22(月) 21:05:04.900 ID:WLmR+d8Y0.net

-映画館-



タプリス「はぁー、ほんとに楽しかったですね!」

ヴィーネ「ええ、大満足の内容だったわ」

タプリス「特にマスコットのクマさんが変身して、戦うところが最高でした!」

ヴィーネ「主役の二人との掛け合いでは、思わず泣いてしまったわ」


タプリス「今日はお誘いいただいて、本当にありがとうございます!」

ヴィーネ「いえいえ、どうしたしまして」

ヴィーネ「タプちゃんが喜んでくれたなら、よかった」ニコッ


タプリス「それにしても、他のお客さん、家族連れの方たちばかりでしたね」

タプリス「おじさまも少しだけ、いましたけど……」

ヴィーネ「あはは……そこは気にしちゃダメよ、タプちゃん」

タプリス「は、はぁ」


タプリス「あ、月乃瀬先輩! マスコットのぬいぐるみが売ってますよ!」

ヴィーネ「うそっ!? こ、これは……映画館限定のぬいぐるみじゃない!」

タプリス「そうなんですか?」

ヴィーネ「……買うわ」

タプリス「えっ、結構、値が張りますけど……」

ヴィーネ「ここで買わないと、次にいつ買えるかわからないもの」

タプリス(月乃瀬先輩、よほど、この作品が好きなんですね……)


ガヴリール「千咲ちゃん、勇者になる」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/21(日) 20:30:51.418 ID:SydBJ6oF0.net

-ラフィエルの家-


ラフィエル「天使力を高めたい、ですか?」


タプリス「はい。白羽先輩や、かつての天真先輩のように」

タプリス「もっと天使として、みなさんのお役に立ちたいと思いまして」

ラフィエル「そうですかそうですかぁ」

タプリス「簡単には身につかないことは、わかっているのですが……」

タプリス「何かできることがないか、探しているんです」


ラフィエル「そうですねぇ……あ、そういえばタプちゃん」

タプリス「はい?」

ラフィエル「少し前に天界が開発した、天使育成アプリをご存知ですか?」

タプリス「天使……育成アプリ?」

ラフィエル「まだ若い天使を対象にした、体験型の育成プログラムで」

ラフィエル「端末にインストールすることで、簡単に学習することができるんです」

タプリス「そ、そんなものがあったんですね! 知りませんでした!」

ラフィエル「まあ知る人ぞ知る、といったものなので」

ラフィエル「知らなくても、仕方ないのかもしれませんね」

タプリス「なるほど……」


ガヴリール「千咲ちゃん、変身する」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/19(金) 21:03:24.891 ID:hYgMYLah0.net

-朝 タプリスの家-



タプリス(ん……あれ、もう朝ですか)

タプリス(早く起きないと……)


タプリス(あれ、なんだか体が、重いですね)

タプリス(それに手足の自由が……って、これは!?)

タプリス(わ、わたしのお腹が、こんなに茶色く膨らんで……)

タプリス(それにお腹の横には、枝のようなものがたくさん付いてます……)

タプリス(これはいったい……って、嘘……動かせる?)

タプリス(これ全部……動かせちゃいます)

タプリス(まさかこれ、わたしの手足ですか……?)


タプリス(なんですか、これ。なんなんですか……)

タプリス(わたしはいったい、どうなってしまって……)


タプリス(……あ、これはきっと夢です)

タプリス(そうです、夢ですよ。夢に決まってます)

タプリス(もう一眠り、することにしましょう)


タプリス(って、夢を見ているのに、もう一眠りとか、おかしくないですか!)


ガヴリール「千咲ちゃん、錬金術士になってアトリエを開く」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/18(木) 21:16:57.240 ID:SC0ZLkla0.net

-ラフィエルの家-


タプリス「前から思っていましたが、白羽先輩のお部屋って」

タプリス「本がたくさんありますよね……」

ラフィエル「ほとんどが天界の実家から持ってきたものなんですけど」

ラフィエル「個人的に好きな本ばかりで、どうしても手放せなくて」

タプリス「あはは、やっぱり自分の好きなものって」

タプリス「手元に置いておきたいですよね」

ラフィエル「ええ」


タプリス「この本なんか、ずいぶんと古めかしいといいますか」

タプリス「歴史を感じる本ですね」

ラフィエル「ああ、それは錬金術の本ですよ」

タプリス「れんきんじゅつ?」

ラフィエル「はい、素材と素材を釜で調合して、新しい物を作り出す技術のことです」

タプリス「そんな魔法のような技術があるんですね、知りませんでした……」

ラフィエル「私も小さい頃に、その本を見て感動してしまって」

ラフィエル「いろいろ真似ごとをしてみたものです。ですが、才能がなかったみたいで」

ラフィエル「結局、私にはできませんでしたけど」

タプリス「白羽先輩でも、できないことがあるんですね……」

ラフィエル「そうだ、タプちゃん。よかったら、錬金術、試してみませんか?」


タプリス「わたしが錬金術を……ですか?」


ガヴリール「千咲ちゃん、胡桃沢先輩と陽気なおっさんに振り回される」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/17(水) 21:00:51.912 ID:MVoTsMgr0.net

-公園-



サターニャ「いくわよ、タプリス」ブンッ

タプリス「あの……」ブンッ

サターニャ「なによ」ブンッ

タプリス「なぜ、わたしたちは公園でキャッチボールなんかを……」ブンッ

サターニャ「え? 暇だったからに決まってるでしょ」ブンッ

タプリス「いやいやいや……もっと女子高生らしい遊びがありますよね」ブンッ

サターニャ「例えば?」ブンッ

タプリス「例えば……なんですかね。買い物とか?」ブンッ

サターニャ「お金かかるじゃない」ブンッ

タプリス「まぁそうですけど、それにしてもキャッチボールって……」ブンッ

サターニャ「あんた、ただでさえ体力ないんだから」

サターニャ「たまには運動しないと、ダメで……しょ!」ブゥンッ

タプリス「ああっ! どこ投げてるんですか!?」


サターニャ「なーはっはっはっ! つい、力を出しすぎてしまったわ!」

サターニャ「溢れ出る力をコントロールするのがね、なかなか難しいのよ!」

タプリス「もう、ボール取ってくるの大変なんですから……」

タプリス(あ、通りすがりのおじさまのところにボールが……)



おっさん「……今、笑ったの、もしかして君たちかい!?」


ガヴリール「千咲ちゃん、北の大地で流星群を見る」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/16(火) 21:02:44.440 ID:xqlrtcGn0.net

-湖のほとりの温泉旅館-



タプリス(前略、天界のお父さんお母さん)

タプリス(わたしは今、学校の先輩たちと共に)

タプリス(大型連休を利用して、北海道旅行に来ています)

タプリス(あ、北海道というのは、わたしが下界で住んでいる国の最北に位置して――)

タプリス(って、その話は前もしましたよね)


タプリス(たくさんの自然に囲まれた北海道で)

タプリス(いろんな美味しいものを食べながら、素敵な場所を巡りながら)

タプリス(ついに最終目的地である、ここ、湖の温泉街にやってきたのです)


タプリス(と言っても、ただの温泉街ではありません)

タプリス(ここの湖にはなんと……)


タプリス(空に、巨大な円盤が浮いているのです!)


ガヴリール「千咲ちゃん、日本全国サイコロの旅をする」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/15(月) 21:01:46.322 ID:9JHDCcsZ0.net

-サターニャの家-


タプリス「えっ、北海道旅行が当たった!?」


サターニャ「ええ、魔界通販の懸賞企画に応募したらね」

サターニャ「見事この私が、当選したのよ!」

サターニャ「さすが大悪魔の私、持っている、と改めて実感したわ」

ヴィーネ「まぁたしかに運は良いと思うけど、あの通販番組でしょ?」

ヴィーネ「大丈夫なの……?」

サターニャ「人数は五人までOKみたいで」

サターニャ「移動・宿泊費は全て、とある地方のTV局が負担、のようね」

ヴィーネ「それだけなら、問題はなさそうだけど……」


サターニャ「せっかく、この大悪魔サタニキア様のお供に選んでやったんだから」

サターニャ「喜びなさい、あんたたち!」


ガヴリール「めんどいからパス」

ラフィエル「まぁまぁ、ガヴちゃん。みなさんで旅行というのも」

ラフィエル「たまには良いものだと思いますよ。ちょうど、大型連休ですし」

ヴィーネ「北海道には、美味しいものがたくさんあるわよ、ガヴ」


サターニャ「そんなに文句を言うなら、あんただけ来なくてもいいのよ?」

ガヴリール「……はぁ、仕方ないな。行ってやるよ」


ガヴリール「千咲ちゃん、母の日に感謝する」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/14(日) 21:01:14.022 ID:MxUEQAQP0.net

-ガヴリールの家-


ガヴリール「行かない」


タプリス「そんなこと言わずに、天真先輩……」

ガヴリール「第一、母の日なんて、下界の行事だろ」

ガヴリール「私たちには関係ないじゃんか」

ガヴリール「イベント大好きなあいつなら、ともかく」

タプリス「他の先輩たちは、もうそれぞれ、ご実家に向かわれたみたいですよ?」

ガヴリール「え、サターニャも?」

タプリス「ええ」

ガヴリール「へぇ、あいつがね……意外と家族思いなのか?」

タプリス「なにか、下界侵略計画の定期報告も兼ねて、とかなんとか」

ガヴリール「なんだそりゃ……」


タプリス「もしかしたら、わたしへの照れ隠し、かもしれないですけど」

ガヴリール「いや、あいつの場合は、素だろ……」


ガヴリール「千咲ちゃん、変わってしまった天真先輩に涙する」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/12(金) 21:02:21.025 ID:icxTLxPr0.net

-ガヴリールの家-



タプリス「天真先輩、最近痩せました?」


ガヴリール「そうか? そんなに変わってないと思うけど」

タプリス「それに顔色も悪いですし、頬も少しだけ、こけてきたような……」

ガヴリール「そういや、このところ体重計に全くのってないな」

ガヴリール「前にのったのは……学校の身体測定だったか」

タプリス「な、何ヶ月前の話ですか……」


タプリス(はぁ、わたしは毎晩のるたびに、びくびくしてるのに)

タプリス(さすが先輩というか、なんというか……)


タプリス「ちょっとのってみましょう」

ガヴリール「え、いいよ、めんどい」

タプリス「お試し、お試しですからっ、ね?」


ガヴリール「はぁ、しょうがないな……」


ガヴリール「千咲ちゃん、猫とうさぎと犬の戦争に巻き込まれる」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/11(木) 21:01:40.168 ID:X8G2SIJT0.net

-キャラクターショー 会場-


赤いリボンの白い猫「みんなー! 今日は来てくれてありがとう!」
(以下白い猫)

ピンクの頭巾の白いうさぎ「本当に嬉しいよー!」
(以下白いうさぎ)

ベレー帽の黄色い犬「お礼に、ぼくのとっておきの踊りを披露しちゃう!」
(以下黄色い犬)


子供たち「きゃっきゃ! すごーい!」


ヴィーネ「今日は一緒に来てくれてありがとうね、タプちゃん」

タプリス「いえいえ、わたしの方こそ、呼んでいただいてありがとうございます!」

タプリス「みんな本当にかわいらしくて、わたし大好きです!」

ヴィーネ「そう言ってもらえて、よかった」ニコッ


タプリス「でも、どうして他のみなさんに声をかけなかったんですか?」

ヴィーネ「えっとね……、たぶんみんなは、こういうのあまり好きじゃないというか」

ヴィーネ「むしろ誘ったらバカにされるというか……」

タプリス「バカにされる? こんなに面白いのにですか?」

ヴィーネ「はぁ、やっぱりタプちゃんは天使だわ」

タプリス「えっ?」

ヴィーネ「私たちがここに来たことは、みんなには内緒ね?」

タプリス「は、はぁ……わかりました」


ガヴリール「千咲ちゃん、アイドルになる」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/10(水) 22:14:29.404 ID:LiIHuXnB0.net

-夜 街中-


タプリス「ふふっ、いい本が買えましたぁ」

タプリス(ずっと本屋にいたせいか、すっかり遅くなってしまいましたね)

タプリス(ああ、もう外も暗いです。早く帰らないと……)


『うっ、うぅ……』


タプリス(ん? なんでしょう……誰かの声?)

タプリス「って、女の人が座り込んでます!」


タッタッタッ

タプリス「だ、大丈夫ですか? 気分が悪いのですか?」

女性「……ぐすっ、ご、ごめんなさい。何でもないですから」

タプリス「そんなっ、何でもない人が、泣くはずありませんよ」


タプリス「何があったんですか? わたしでよければ、聞きますから」

女性「じ、実は……」