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佳奈多「直枝に手錠をかけたは良いけど外せなくなったわ…」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/10/30(金) 19:50:22.94 ID:MAFLX35D0



理樹・真人部屋

真人「そしたら謙吾なんて言ったと思う?」

理樹「さあ…なんて言ったの?」

真人「『ヒーローインタビューは俺のものだ』だってよ!」

「「ハッハッハッハ!」」

理樹(僕は今とても久しぶりに自分の部屋に来ている。二木さんと葉留佳さんの3人で暮らしていたアパートからやっと戻ってこれたのだ)

理樹(お家の人間とはその間に和解していった。しかしその中でまだ悪巧みをしようって人には仕方がないのでしばらく冷たいご飯を食べてもらうことになった)

謙吾「おいおい、いつの話をしてるんだお前は!」

理樹(かくして無事に我が家とも言えるこの場所に荷ほどきが出来たのだった)

理樹(今さっき帰ってきたばかりなのでバスターズの残りのメンバーとは明日の朝みんなと再会することになるだろう)

恭介「にしても理樹、お前ちょっと背が高くなったんじゃないか?」

理樹「えっ、そう?」

謙吾「言われてみればそんな気もするな。まあ、小さいままの理樹のほうがかえって落ち着くんだがな」

理樹「どういう意味さ!ていうか謙吾達がデカすぎるだけだよっ」

理樹(と、その時だった)

コンコンッ

理樹「はーい?こんな時間にいったい誰が…」

ガチャ

小毬「理樹くん、お久しぶりー」

クド「お久しぶりなのです!」

理樹「クド!それに小毬さんも!」


理樹「こまりまっくす~」小毬「ふぇ!!?」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/25(月) 20:57:58.23 ID:ytXk1j9E0

小毬「え~っと、理樹君?」

理樹「こまりまっくす~」

小毬「……」

理樹「こまりまっくす~」

小毬「ふぇぇ~ん、理樹君がなんか変だよぉ~」


恭介「何故か俺の部屋にコミックL○が置かれてあった」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/28(月) 21:53:43.07 ID:zw1yIBmD0

恭介部屋

ドーン

恭介(コミックL○…簡略的に言うとロリ御用達雑誌だ。それが何故か俺の部屋に置かれていた)

恭介(無論、俺はこんなもの買った覚えはない。興味すらない。……何故だ。どうしてこんなところにあるんだ)

恭介(しかもこれよく見たら今月号じゃねーか。こんなの誰かに見られたら愛読者にしか見られねえ。くそっ、陰謀か?誰かが俺をはめようとしてるのか?)

恭介「………………」

恭介(まあいい。幸いルームメイトは他の奴のところへ泊まるらしいし焼却炉で燃やしてしまえば証拠隠滅万事解決モーマンタイだ)

ガタッ

恭介(そうと決まれば善は急げだ。どこの誰か知らんがこんなところに置いたお前が悪いんだ。文句は言うなよ)

ガチャ…

真人「おう恭介!突然だが今日はお前の部屋で遊ぶことにしたんだ!」

来ヶ谷「みんな暇なんでな。いつもと違って賑やかになるぞ」

理樹「今日はルームメイトがいないんでしょ?……あれ、その本は?」

恭介(真人の後ろには来ヶ谷や理樹などリトルバスターズ全員が集結していた。もちろん鈴もその中にいる)

恭介「…………………」


理樹「リトルアフターズ!」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/09/25(金) 21:19:52.10 ID:CDa5/rYS0

ガチャッ

理樹「よいしょっと…」

理樹(今日は仕事の帰りに電気屋さんへ寄って、注文していた扇風機を取りに行った)

理樹(奮発して羽根がない面白そうなのを買ったせいで今月の食費はかなり抑えなければならない)




……………………

ブーン

理樹「お、おお…」

理樹(これは凄くテンションが上がる…)

ピンポーン

理樹(新感覚を楽しんでいたところにチャイムが鳴った)

理樹「……?」

理樹(小窓を覗き込むと隣のおばさんだった。両手には鍋を持っている)

理樹「うわ、悪いなあ…」


ガチャッ

理樹(とぼけた顔を作ってからドアノブを開けた)

「こんばんわ直枝君。ごめんねぇこんな時間に」

理樹「いえいえ。どうかされましたか?」

「ええ、実は晩ご飯作り過ぎちゃったから直枝君食べるかしらと思って」

理樹「ええ!いいんですか?」

「いいのよっ。どうせ余らせちゃうし」

理樹「すいません、ありがとうございます!」

理樹(本当にこの人の隣に部屋を借りててよかった…)

「ところで聞いてくれない?この間、斎藤さんの息子さんが野球部辞めちゃったんですって…」

理樹「へえ、それはそれは」


葉留佳「ねぇねぇ美魚ちん美魚ちーん!」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 21:28:10.02 ID:Fc6ALjXD0

葉留佳「扇風機にあ~~ってするのは、夏の必須行事だと思うのですヨわたしは」

葉留佳「エアコンにやっても意味ないですヨ」

葉留佳「最近流行りの羽根のない扇風機なんて言語道断!雨あられ!」

葉留佳「ホラ、美魚ちんも一緒に!せーの、あ~~~」

美魚「……」


美魚「な……直枝さんが卑猥な本を買っていきました」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/04(月) 17:15:52.44 ID:s6gQwyye0

美魚「卑猥です。……これは卑猥です」

来ヶ谷「? 美魚君、そんなところで何をぼーっと立っているんだ」

美魚「! 来ヶ谷さんですか」

来ヶ谷「いかにもそうだが」

美魚「実は……」

美魚「直枝さんが、卑猥な」

来ヶ谷「よし西園女史今すぐ理樹君の許へ行くぞ」

美魚「まだ喋り終えていません」


真人「理樹が猫になっちまった!」謙吾「はぁ?」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27(水) 18:14:00.31 ID:CxHqXZU+0

~理樹&真人の部屋~


真人「だ か ら!理樹が猫になっちまったんだよ!」

謙吾「いや、全く話が見えてこないんだが」

恭介「夕食終わって俺達が来る前に何があったんだ、一体」

真人「んーとだなぁ……」


葉留佳「お姉ちゃんって、理樹くんと仲良かったっけ?」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/03/07(木) 23:46:38.31 ID:hHZL4Y+50

葉留佳「おーい、理樹くーん」

佳奈多「…………」

理樹「あっ、三枝さん。それに二木さんも」

葉留佳「奇遇だね~。今からお昼なんだけど、理樹くんも一緒しない?」

理樹「んー……ごめん。今日は真人と約束してるからさ」

葉留佳「そっか、それじゃダメだね。また今度誘うよー」

佳奈多「直枝理樹。この前のDVDは後で返すわ」

理樹「うん。じゃあね、二人とも」

葉留佳「またねー…………ん?」


理樹「リトルバスターズ女子のHな画像集?」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/12(火) 14:43:16.57 ID:vFEoWY+d0

恭介「あぁ、そうだ。それを学内で売って、我らがリトルバスターズの資金源とする」

理樹「さすがにそれは……」

恭介「理樹、今度の卒業旅行に行けなくなってもいいのか?」

理樹「いや、それはもちろん行きたいけど、そのためにみんなをダシにするっていうのは……」

謙吾「俺も理樹の意見に賛成だ。写真集はやりすぎだぞ、恭介」

恭介「ほう……お前までたてつくのか、謙吾」

恭介「だが、これを見てもそう言っていられるか……?」スッ

謙吾「こ、これは……!」


恭介「どうすりゃいいんだ……」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/20(日) 22:54:47.43 ID:pO6ycRTJ0



食堂

ガヤガヤ……

来ヶ谷「そういえば美魚君。昨日撮っていた写真だが……」

美魚「ええ、整理がつき次第皆さんに配布しようかと」

鈴「謙吾、おかずなくなった」

謙吾「またか?よく考えずに食うからだ……ほれ、一切れだけだぞ」

真人「あ、俺も……」

謙吾「貴様は米だけでも食えるだろーが!」

理樹(いつものようにリトルバスターズのメンバーでささやかな朝食を済ませている最中、それは何の前触れもなく発表された)

恭介「あっ、そうだ。この間、商店街で草野球をしてる知り合いのおっさんと話が弾んでさ、2週間後にそこのチームと試合する事になったぞ!

理樹「………!?」

理樹(朝食の味噌汁がもう少しで口から溢れる所だった)

ガタッ

クド「わ、わふー!?」

葉留佳「し、試合ですカ!?」

来ヶ谷「はっはっはっ。相変わらず気が早いな恭介氏は」

小毬「ほぇ~練習頑張らなきゃ」

謙吾「ちょっと待てっ!最近あまり練習してなかったくないか!?」

理樹「く、草野球チームって事はずっとやってる人達って事でしょ!?勝てる訳がない!」

真人「つーか恭介就活の方はいいのかよ?」

美魚「骨は拾います」

鈴「また勝手に決めてきたなバカ兄貴は」

恭介「ははっ!実戦こそ一番の練習さ。それにみんな運動神経いいんだから大丈夫だろ。多分いけるって」

理樹(僕を含めたリトバスメンバーから総ツッコミを受ける恭介だったが、それをサラリと交わした)

キーンコーン

恭介「おっと、もうこんな時間か。じゃあさっそく放課後練習だからよろしく」

理樹(そう言うだけ言うと恭介は颯爽とその場を去った)

全員「「「……………………」」」


理樹「女子メンバーとのお泊まり会中なのにお腹の調子がすこぶる悪い」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/05/11(金) 23:26:13.29 ID:7Nfrf2E20



理樹部屋

恭介「さあー残った残った!」

謙吾「うおおおおお!!!」

真人「あああああああ!!!」

理樹「頑張れ二人とも~」

理樹(それは真人と謙吾の髪はどちらが剛毛なのか恭介の提案した"髪相撲"なるもので勝負していた時のことだった)

コンコン

理樹「ん、こんな時間に誰だろう……はーい」

理樹(ドアを開けると、クドと小毬さんがニコニコして立っていた)

クド「リキ、井ノ原さん、こんばんわ~なのです!」

小毬「こんばんわ~!」

理樹「やあ、こんばんわ。ごめんね…今ちょっと真人たちは取り込んでて……」

理樹(後ろからはまだ必死に頭を突き合わせる二人の声が聞こえた)

真人「くぉ!?け、謙吾!さては髪を捻れさせてやがったな卑怯だぞ!!」

謙吾「ふん、お互い様だ!貴様こそジェルでパリッパリにさせていただろうがっ!」

クド「わふ~なんだかまた熱い勝負を繰り広げてるんですね~!?」

理樹「まあね。ところで何の用?」

小毬「うん。実はゆいちゃんに、理樹君をゆいちゃんの部屋に呼んで来て~って言われたのです」

理樹「えっ、こんな時間に!?」

クド「今からみんなが退院してから初めてのお泊まり会を開くんです。そこでリキを呼ぼうと思って!」

理樹(クド達は冗談で言っている素振りも見せず、さも当然の約束だといった風に言ってきた)

理樹「いやいやいやいや!!お泊りでしょ!?なんで僕がそこに呼ばれるのさっ!」

小毬「え~理樹君もいた方が楽しいよ~」

理樹「だったら恭介達も呼べばいいじゃない!なにも僕だけ……」

クド「き、恭介さん達が夜に女子寮にいたら犯罪っぽいです……」

理樹(少し照れた風に言うクド)


理樹「病院からの脱出」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/21(水) 22:32:31.58 ID:pphjyO2g0

理樹(真っ暗で静かな病院だった。4人で一つの大部屋に患者が寝ている中、僕もそれに漏れず固いベッドに寝かしつけられていた。両腕は柵に手錠をかけられていて動かせないようになっている)

理樹「どう…?」

理樹(静かな声で聞くと、すぐ横に立っていた謙吾は手錠を触りながら小さく唸って答えた)

謙吾「ううむ…これは流石に破壊出来ないな……万一出来たとしても音が大き過ぎる」

理樹(謙吾がそう言うと今度は向かいに立っている真人が口を開いた)

真人「いや、方法なら一つある。ただ、こいつはちょっと理樹には難しいかもしれねえが……」

理樹「どういう意味さ?今の僕ならなんだって…」

恭介「シッ!見回りだっ」

理樹(確かに遠くから小さな足音が聞こえた。そこで僕は慌てて口を開け、寝たふりをした)


あーちゃん先輩「冗談で直枝君と付き合ってるって噂を流したらどうなるのかしら?」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/11/09(木) 07:49:28.64 ID:D3RUiVmx0

茶道部部室

クド「それで昨日もリキはヒットを14回も連続で当てたんです!」

佳奈多「へぇ」

あーちゃん先輩「………」

あーちゃん先輩(それにしても能美さんや棗くん兄妹の話にはよく直枝君が出てくるわね~。そう言えば最近はかなちゃんからも聞くかしら?確かに直枝くんは可愛い顔してるし隅に置けないわよねぇ……)

あーちゃん先輩「………あっ、そうだ」

クド「わふ?」

佳奈多「どうかしましたかあーちゃん先輩?」

あーちゃん先輩「あっ、いや!別になんでもないの!ごめんごめん」

クド「そ、そうですか?」

あーちゃん先輩(直枝くんと私が付き合ってるって噂が流れたらみんなどんな反応するのかしら?)


恭介「来ヶ谷を見つけたぞ」理樹「……」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/08/22(火) 23:02:49.31 ID:KAp8fU8U0

理樹(その電話がかかってきたのは洗濯物を取り込んでいた時のことだった。もう高校を卒業したとはいえ、未だに彼からのコールが来ると胸が高鳴る。彼はこういう時はいつも唐突に何か”面白いもの”をぶら下げてやってくるからだ)

恭介「よう。元気か理樹」

理樹「……うん。恭介の方は?」

恭介「俺は出張で今は東京にいるよ。理樹こそ一人暮らしはもう慣れたか?」

理樹「もう2年になるんだよ?……ところで今日はどんな用?」

恭介「ああ、そうなんだ聞いてくれ。来ヶ谷を見つけたぞ」

理樹「……」

理樹(今回は少し違ったものを持ってきたようだ)

恭介「あれ、反応が薄いな」

理樹「……やめてよ恭介」

恭介「まあそう邪険にするな。お前だって気になるだろ?」

理樹(気にならないと言えば嘘になる。来ヶ谷さんは『ある時点』から僕はおろかリトルバスターズの誰とも連絡を取らないようになり、鵺のようにどこかへ消えてしまったからだ。しかし、その原因は多分僕にある)

恭介「実は今、来ヶ谷も東京にいるんだ」

理樹「なんで恭介はそれを知ったの?」

恭介「フッ、それが驚くなよ?電車の広告で見たのさ。三日後にピアノコンサートをするらしい」

理樹「本当!?」

理樹(来ヶ谷さんは学校を卒業したあと、実家に……つまり海外に行ってずっとピアノを続けていた。元からあれは素人のものではないと思っていたけど、とうとうそこまでいったとは)

恭介「逆に言えばそこまでいかないと俺たちの目に入らないっていうのも考えさせられるが、とにかくやっと見つけたんだ。一緒に行ってみないか理樹?」

理樹「やっぱりそういう話になるんだね……」

恭介「おいおい!まさか嫌だって言うんじゃないだろうな?俺はこれをお前の運命と受け取ったぜ。どうせ大学は今夏休みだろ?」

理樹「そういう事じゃないよ。ただ、僕が今更行っても……」

恭介「なあ、ずっとこのままでいるつもりか?自然消滅したまま燻ってるようじゃこの先どうやって前に進むつもりだ」

理樹(なんだかその言葉を聞いて少しムッとした。多分、それは恭介のせいじゃなく、その不甲斐ない僕自身にイラついているからなんだろうけど、ついついその場でその怒りをこぼしてしまった)

理樹「恭介に何が分かるのさ……」

理樹(言ってからハッとなったが、恭介は意外にも怒った様子ではなさそうだった)

恭介「分かるさ……今お前が電話してる顔だって目に見えるようだ。嘘だと思うか?」

理樹「ふふっ……いや、そうかもしれないね」

恭介「どちらにせよまずはこっちに来てみろ。東京観光がてら旧交を温めようじゃないか」

理樹(結局恭介のペースに乗せられてしまった。こういう所は本当に変わっていない)


理樹「見ただけでパニックを起こすメール?」佳奈多「ええ……」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/08/15(火) 22:18:42.38 ID:C4GoZR9t0

校内の茶室

あーちゃん先輩「能美さーんお茶もう一杯ちょーだーい」

クド「分かりました。リキはどうですか?」

理樹「あ、じゃあよろしく……」

理樹(今、何故僕がクドと女子寮長との3人で茶室にいるかというと、全ては真人と恭介と謙吾から逃げるためだった。例の「お家の者達」の全員が実刑判決を受けるまでの数ヶ月、二木さんと葉留佳さんと僕の3人は念のため学校を休学していたのだが、その間あの3人は退屈が募っていたのか昨日僕らが学校へ舞い戻ってくると、そこから先ず僕はずっと彼らに振り回されていた)

理樹(1日3食付きっきりなのは当たり前、放課後から寝るまでずっと野球盤や人生ゲームをし、挙げ句の果てにはシャワーまで一緒に浴びることになった。寮に帰ってきたばかりで疲れが溜まっていたんだけど、この調子じゃあと一週間はなかなか離してくれそうになかった。そんな時クドがタイミング良く「女子寮長と一緒にお茶でもどうですか?」と茶室に呼んでくれたのだ。流石に今はハードな冒険よりものどかなお茶会を取りたい。そうして招待を口実にここへ避難した訳だった)

あーちゃん先輩「にゅふふ~そりゃ災難だったわね~。まあ直枝君とあんまり喋った事なかったけどこんなに可愛いかったら構いたくなる気持ちも分かるわ」

理樹「や、やめてくださいよ1つしか年変わらないじゃないですか…」

理樹(というかこの人とは結構それなり喋ってた気がするけど、あっちはそうでもないのかな?確かに言われてみればあんまり会ったことないような気もするけど…)


恭介「闇たこ焼きパーティーするか」理樹「な、なに?」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/06/23(金) 00:06:33.81 ID:zcRbmpZ50



食堂

理樹(早朝、いつものようにみんなで食事を楽しんでいると隣の恭介がぽつりと呟いた)

理樹「……今なんか言わなかった?」

恭介「ああ」

理樹(そう返事すると恭介はわざわざ箸を置いて立ち上がり、皆にはっきり聞こえるように宣言した)

恭介「聞いてくれ!今日の夜は闇鍋ならぬ闇たこ焼きパーティーを開催する!!」

理樹(その声に全員箸を止めざるをえなかった)

謙吾「おっ、なんだその心が踊るフレーズは!?」

恭介「ふっ、闇鍋ってあるだろ?電気を消してみんなで鍋に持参した食材を打ち込むアレだ」

クド「わふー!私、ちょうどテブアのお爺さんから聞かされててずっと一度やってみたかったのです!」

恭介「おおっと焦るな能美。今回は鍋ではなくたこ焼きだ」

美魚「たこ焼き……なるほど。たこの代わりになる食材を全員で持ち込む訳ですね?」

恭介「その通りだ」

鈴「また変なことを思いついたな」

来ヶ谷「どうでもいいが闇たこ焼きパーティーって物凄く語呂悪くないか?」

葉留佳「うぉー!なんだかよく分からないけど楽しそー!!はるちんは賛成ですヨ!」

真人「ふっ、俺は食うイベントならなんでも参加するぜ」

小毬「えへへ~この間のホットケーキパーティーみたいだね~私も参加しまーすっ!」

理樹(結局、運がいいのか恭介が狙ったのか全員予定がなかったのでやることになった。食材は各々他のメンバーに中身がバレないように放課後調達することになった)


理樹「恭介が留年!?」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/04/07(金) 21:06:18.66 ID:72T5F1BM0

理樹部屋

理樹(その話の発端は、謙吾の『これはあくまで人から聞いた話だが……』の一言だった)

謙吾「恭介が、その……留年した。という事だ」

理樹(それを聞いた瞬間、テーブルを囲んでダラダラしていた3人の目が一斉に謙吾の方へ向いた)

理樹「き、恭介が留年!?」

真人「ハハハッ!まさかそんな事ねえだろ!恭介の野郎、いつもテストの時期になったら俺らに何故かバンバン当たるテスト範囲教えてくれたじゃねえか」

鈴「確かに賢いかは知らないが馬鹿ではないな」

理樹(真人と鈴は面白くもない冗談だとばかりにすぐさま平静な顔に戻った。しかし、謙吾だけは依然と顔に冷や汗をかいていた)

謙吾「う、うむ……俺も風のウワサを聞いた程度なんだが……火のないところに煙は立たんとも言うしな」

理樹(謙吾は並大抵のことで顔を崩さない。その彼がこのふざけた話にここまで真剣になるということはその噂の出所に信憑性があるのだろう。その動揺が僕にも伝染したのか、若干ドキドキしてきた)

理樹「と、とにかくそろそろ恭介が来る頃じゃない?その時に確かめてみようよ!」

ガチャ

理樹(そういうと同時にドアが開いた)

恭介「…………………よぅ」

理樹・真人・謙吾・鈴「「「!!」」」

理樹(生気のない声で入ってくる恭介。彼の顔は死んでいた)


理樹「………終点?」佳奈多「グゥ………」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2017/03/26(日) 01:42:52.32 ID:lJLqLUIz0

「終点、日根野、日根野です。右側のドアが開きます。ご注意ください……」

理樹(僕の心地よい眠りは機械的なアナウンスで妨げられた)

理樹「………終点?」

理樹(その言葉の意味を理解するのに数秒とかからなかった。そして理解した瞬間、全身の血液が冷たくなるのを感じた。胃の底からすっと力が抜け、周囲の環境音が妙に大きくなったような気がした)

理樹「終点だって!」

理樹(もう一度その言葉を繰り返し、思わずシートから立ち上がった。乗った時はあれだけ混雑していた車内が今はすっかり静かだった)

「グゥ………」

理樹(そんな中、すぐ隣から間の抜けたイビキが聞こえた。そうだ、そういえば今日は2人で来ていた。だからこそ油断してしまったんだ)

佳奈多「……んん……」

理樹「…………どうすればいいんだ」