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愛「ママと雪歩先輩が入れ替わった?」

1: ◆dj46uVZbVI 2012/06/24(日) 23:39:16.45 ID:rtc921pT0

舞「あっ、ユッキー! こっちこっち!」

雪歩「舞さん! お久しぶりですぅ」

舞「そんな畏まらなくていいわよ。ユッキーには愛がいつもお世話になってるからね」

雪歩「いいえ、こちらこそ愛ちゃんに迷惑かけてばかりですから」

舞「そう? あの子甘えん坊だから、振り回されてたりしない?」

雪歩「愛ちゃんは元気なぐらいがちょうどいいです。こっちも元気になりますから!」

舞「まぁそれなら母親としても一安心なんだけどね。あっ、そうそう! ユッキーが出した詩集面白かったわよ? 前茶記念日だっけ?」

雪歩「ありがとうございますぅ。でもそれ煎茶記念日っていうんです」

舞「そだっけ? ごめんごめん」

雪歩「いえ、紛らわしいタイトルつけた私が悪いんですぅ……」

舞「そこまで言ってないわよ」


2: ◆dj46uVZbVI 2012/06/24(日) 23:43:47.29 ID:rtc921pT0

舞「余り活字は得意じゃないけど、独特の文章が心に来るものがあったわね」

雪歩「褒めてくれると嬉しいです」

舞「じゃあ行きましょうか」

雪歩「えっと……、本当にするんですか? 流石にこれはどうかと思うんですけど」

舞「やるったらやるの! 愛の驚く顔が見たいでしょ?」

雪歩「それはそうですけど……。信じるのかな……」

舞「あの子未だにサンタさんを信じてるのよ? だから、信じるに決まってるわ」

雪歩「そうかな……」

舞「焦った風にしてたら大丈夫よ。ユッキー演技力あるし、難なくこなせるわよ」

雪歩「不安ですぅ」

舞「さて、ここを超えたら始めるわよ。せーの!」

愛「あっ! ママお帰り!! 雪歩先輩も一緒ですか!!」

舞「えっと、うぅ……」

雪歩「愛、良く聞いて欲しいの」

愛「?」


3: ◆dj46uVZbVI 2012/06/24(日) 23:46:13.77 ID:rtc921pT0

愛「ええええ!? ママと雪歩さんが入れ替わった!?」

舞(ほらね)

雪歩(この顔は疑っていません……)

雪歩(そう、私と舞さんは愛ちゃんの誕生日にドッキリをしようと言うことで、互いに入れ替わった風に演じているのです。もちろん、本当に入れ替わったんじゃなくて、演じているだけです)

雪歩「そうなのよ! 出会いがしらにごっつんってしたら、ユッキーと入れ替わっちゃって!」

雪歩(うぅ、慣れません……)

舞「うぅ……、どうすればいいんでしょうかぁ。やっぱり私は穴を掘ってブラジルまで行くしか……」

雪歩(舞さんの私のイメージ穴掘り!?)

愛「えっと、ママに雪歩先輩が入って、雪歩先輩にママが入ったってことですよね?」

舞「そうですぅ」

雪歩「ママが嘘吐くと思ってるの!?」


4: ◆dj46uVZbVI 2012/06/24(日) 23:48:28.23 ID:rtc921pT0

愛「ねー、本当に入れ替わったの?」

雪歩「何よ、疑ってるの?」

舞「これは本当ですよぉ……」

愛「いくらなんでも突拍子がないもん。そんなオカルト有りえないよ」

舞(サンタを信じてる子が何を言うか)

愛「じゃあママ、雪歩先輩が中身なら分かるよね。最初私は雪歩先輩の事なんって呼んだでしょうか?」

舞(あっ、ここゼミでやったところね!)

雪歩『多分愛ちゃん、私にしか分からないことを聞いてくると思うんです』

舞『まぁあの子が頭ゆるくても、それぐらいは聞いてきそうね。何聞かれると思う?』

雪歩『きっと初めて会った日のことを聞いてきます。愛ちゃん私の名前間違えたんですぅ』

舞『そうなの? 名前を間違えるなんて失礼な話ね!! 今度怒っておくわ! で、なんって言ったの? ドンガバチョ源三?』

雪歩『誰ですか!? って半分正解してますぅ……。愛ちゃんは……』


5: ◆dj46uVZbVI 2012/06/24(日) 23:50:02.19 ID:rtc921pT0

舞「簡単ですぅ。私のことをパイナップル源三さんって自信満々に言いましたぁ」

雪歩(私そんなにですぅとか言ってないですぅ)

愛「正解です! これママに言った覚えないよね?」

舞「だって私は荻原雪歩ですぅ」

雪歩(舞さん! 荻原やない、萩原や! 親子2代にわたって思いっきり名前間違えられましたぁ。きっとこれから日高の血筋に間違えられ続ける運命なんですぅ)

愛「え? 荻原?」

舞「へ? あー、ちょっとした冗談ですぅ……」

舞(荻も萩も似たような字じゃないの!)

愛「自分の名字を間違えるなんて怪しい……。じゃあ次はママに聞くね」

雪歩「なんでも聞きなさい! 愛の事ならなんでも知っているんだから!」

雪歩(予習復習は完璧ですぅ)


6: ◆dj46uVZbVI 2012/06/24(日) 23:51:36.55 ID:rtc921pT0

愛「ママが入れるご飯に、私が付けた名前は?」

雪歩(あっ、ここゼミでry)

雪歩「ご飯山盛り太郎ね。なんならここで入れてあげてもいいわよ?」

愛「いや、今はそこまでお腹すいてないかな……」

雪歩「言ったでしょ、ママとユッキーは入れ替わったんだって! 信じれないの?」

愛「うーん、やっぱり先輩とママは入れ替わったのかな?」

雪歩「そう言ってるじゃない」

舞「でもこれじゃあ仕事にも支障が出ますぅ」

愛「うーん、こういう時は……」

愛「ティンと来ました!!」

雪歩「きゃ!」

舞(ユッキー、その程度のボリュームで驚いていたら、愛を育てるなんて無理よ)

愛「あっ、ゴメンナサイ」


7: ◆dj46uVZbVI 2012/06/24(日) 23:54:03.73 ID:rtc921pT0

舞「愛ちゃん、いいアイデアが出たの?」

雪歩「聞かせて頂戴」

愛「はい! 2人は頭をぶつけて入れ替わったんですよね? だったらもう一度ぶつかれば元に戻りますよ!」

雪歩「え?」

愛「これしかありません!」

舞「えっと、愛……。実はね……」

愛「行きますよー!」

舞「こら、ママの言うことを聞きな」

愛「どりゃあああああ!!」

雪歩「きゃあ!」

舞「きゃっ!!」

ズドン!!

愛「ママ―! 雪歩先輩! あれ? 倒れちゃった? せんぱーい!!」


8: ◆dj46uVZbVI 2012/06/24(日) 23:56:07.05 ID:rtc921pT0

せんぱーい

せんぱー

せんぱ……

雪歩「いたた……。気を失ってたのかしら。何するのよ全く!」

舞「うぅ、愛ちゃん痛いですぅ……」

愛「あれ? 戻ってませんね。じゃあもう1回……」

雪歩「はぁ? 戻ってないって……。あれ? なんで私が目の前に?」

舞「えっと、私がいますぅ」

雪歩(舞)「……まさか」

舞(雪歩)「本当に入れ替わっちゃいました!?」

愛(戸松)「ふぇ?」


10: ◆dj46uVZbVI 2012/06/24(日) 23:57:54.09 ID:rtc921pT0

愛「つまり、ドッキリのつもりで入れ替わった振りをしていたら、本当に入れ替わったんだ」

雪歩「そうなりますぅ……」

舞「バレたらドッキリじゃないんだけどね。でもどうしてこんなことになるのよ」

愛「もしかして……、私のせいかも」

雪歩「どういう意味ですか?」

愛「はい、実は……」

愛『もう! ママのせいでまたスタッフの皆に迷惑かけちゃったよー!! ママが雪歩先輩みたいに優しい人だったらなぁ……』

流れ星『ホワチャ!』

愛『あっ、流れ星! ママが雪歩先輩みたいになりますように! ママが雪歩先輩みたいになりますように! ママが雪歩先輩みたいになりますように!!』

愛「って。だからかな?」

舞「あんたのせいじゃない!!」


11: ◆dj46uVZbVI 2012/06/24(日) 23:59:30.80 ID:OIR6gm0K0

雪歩「うぅ……、舞さんごめんなさい」

舞「いや、ユッキーが謝ることでもないけどね」

愛「結論普段のママが悪いんだよー!」

舞「そこで人のせい!? あんたって子は……」

雪歩「落ち着いてください! でも困りましたぁ。仕事に支障が出ますぅ」

舞「休んじゃえばいいんじゃない? 私結構ドタキャンしてるし。1回ぐらい怒られないわよ」

雪歩「それはダメです! 先方に失礼です!」

舞「うっ、ごめんなさい。それによくよく考えたら、今は私はユッキーの体なのよね。実家に戻らないとダメよね?」

雪歩「はい。帰らないと、お父さんがうるさいですから」

舞「ユッキーだって子供って年齢でもないんだし、好きにしたらいいのにね! 私がユッキーのころは愛を育ててたわよ!」

雪歩「舞さんは別格ですぅ……」


12: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:01:37.49 ID:4IUioqzq0

愛「えっと、ママ……、じゃなくて雪歩先輩」

雪歩「なんでしょうか?」

愛「雪歩先輩はここに泊まるんですか?」

雪歩「うーん、流石に舞さんの格好で家に帰るのはちょっと……」

舞「あっ、皆失神しちゃう? ホント、舞ちゃんは罪な女よね!」

雪歩「でも舞さんを私の家に入れるのは……」

愛「問題があるんですか?」

雪歩「えっと、私の家は少し特殊と言いますか……」

愛「そうなんですか?」

舞「特殊、ねぇ。うちも大概だと思うけど」

雪歩「それとはベクトルは違いますけど……。多分舞さんも驚くと思います」


13: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:03:52.71 ID:zrDK9Nzs0

舞「へぇ、私を驚かせるぐらい凄い家なんだ。面白そうね」

雪歩「いや! 本当に洒落になりませんよ!」

舞「幽霊でも出るの?」

雪歩「えっと、怖いの方向性が違う気がします。やっぱりうちは……」

愛「無理ですよ、雪歩先輩。ママは一度決めたら梯子でも動かないんです」

雪歩「多分それ、梃子って読むよ?」

愛「あっ、それです! それにママは多分大丈夫ですよ」

舞「そーそー! そう簡単にくたばったりしないわよ! 母親舐めるな! ユッキーの家に余計な心配かけたくないし、ちょっくら行ってくるわね」

愛「ママも雪歩さんの体なんだから、無茶しないでよね!」

舞「はーい」

雪歩「うぅ……、心配ですぅ」


14: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:06:28.44 ID:tiukBv7d0

舞「じゃあ私はユッキーの家に行くわ。住所教えて頂戴」

雪歩「はい。えっとここですぅ」

舞「893番地ね。じゃっ、ユッキー、愛のこと頼んだわね」

雪歩「はい、頼まれましたぁ」

舞「行って来まーす!」

愛「行っちゃった……。大丈夫かなぁ、迷惑かけなきゃいいけど……」

雪歩「心配ですぅ」

愛「そういえば、雪歩先輩の家のこと聞いたことないですね。どんな家なんですか?」

雪歩「怖い男の人がたくさんいるの……」

愛「兄弟が多いんですか?」

雪歩「間違って無いような……」


15: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:09:11.05 ID:4IUioqzq0

舞「ここがユッキーのハウスね! にしても随分でかいのね。まぁこれくらい買えるけど」

舞「ただいまー!」

弟子「お嬢! お帰りなさいませ!!」

弟子『お帰りなさいませ!!』

舞「うわっ! ヤクザ? いやぁ、本物初めて見たわ。記念に写真撮っていい?」

弟子「お、お嬢?」

舞「へ? あ、ああ今戻りましたぁ……。怖いから半径1キロ以内に入らないでくださいぃ……」

舞(ユッキーが言ってたのはこういうことね。面白そうじゃない!)

弟子「お嬢の様子がおかしいなう」

父「何をしている。騒がしいぞ」

弟子「親父ぃ! お嬢がお帰りになりやした!!」

舞(うわぁ、北野映画じゃ殺されそうな感じの人ね。ユッキーのお父さんかな?)


16: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:14:36.28 ID:4IUioqzq0

舞「チャオ☆」

父「ゆ、雪歩?」

舞「えっと、お父さんですかぁ?」

父「なぜ疑問形なんだ? 父の顔も忘れたのか?」

舞「えっと、そういうわけじゃないですぅ」

父「こんな遅くまでどこをほっつき歩いてたんだ?」

舞(結構長い間気を失ってたものね。ってそこまで遅い時間でもないじゃない)

舞「仕事ですぅ」

父「ふん、アイドルというのは随分拘束時間が長いんだな!」

舞「そりゃあんたの顔見てるよりはマシでしょうに(ごめんなさいぃ……)」

父「あぁ?」

舞「あっ、本音と建前が逆になってた。テヘペロ!」


17: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:18:29.58 ID:4IUioqzq0

父「今、俺のことをお前って言ったなぁ? 父親に逆らうとはいい度胸じゃねえか」

弟子「親父ぃ! 落ち着いて下せえ!」

父「落ち着いていられるかバカ野郎おめぇ! そこに直れ!!」

舞「はぁ、ユッキーもけったいな親を持ったものね……」

父「何ごちゃごちゃ」

舞「煩いわねー。こちとらちゃんと活動してんの! 心配される要素は何もないわよ!! さっさと子離れしなさいよこの前時代ゴリラ!! その固まりに固まった頭ミキサーでかき乱してあげるわよ!!」

父「」

舞「……みたいな、ですぅ」

父「ゆ、雪歩がぐれたあああああ!!」

弟子「おやぶーん!!!」

舞「いつまでも子供が親の言うこと聞いてると思ったら大間違いよ!」

舞(と言いつつも、愛が1人立ちしたらそれはそれで寂しいわね)

舞「さてと、明日の仕事を確認しましょうかね」


18: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:20:33.99 ID:4IUioqzq0

日高家

雪歩「えっと、美味しいかな?」

愛「はい! 雪歩さんお料理も得意なんですね! ママよりおいしいです!」

雪歩「えへへ……、ありがとう」

愛「でもどうしましょう? 早いとこ元に戻らないと……」

雪歩「はい。きっと皆びっくりすると思います」

愛「765プロのみなさんの驚く顔が想像できます」

雪歩「うぅ……。明日舞さんは仕事がないみたいだから、少し後をつけてみますぅ」

愛「私もついていきますね!!」

雪歩「仕事無いの?」

愛「お昼からのお仕事なので、それまでは雪歩先輩と一緒にママを尾行します!」


19: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:23:08.44 ID:4IUioqzq0

雪歩「でも明日愛ちゃんの誕生日じゃ……」

愛「876の皆を招いたパーティーは夜に開くので、それまでになんとかしましょう!」

雪歩「そうだね、頑張ろうね」

愛「はい! あっ、雪歩先輩」

雪歩「なぁに、愛ちゃん」

愛「一緒にお風呂入りませんか?」

雪歩「うん?」

愛「あっ! ご迷惑なら良いんです!」

雪歩「ううん、嫌じゃないよ。一緒に入ろうか」

愛「良いんですか!? ありがとうございます!! 背中流し合いっこしましょー!!」

雪歩(舞さん大丈夫かな……)


20: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:25:23.21 ID:4IUioqzq0

舞「あっ、そこ弱いんですぅ……」

弟子「すみません!」

舞「えっと、もう少し上お願いしますぅ」

弟子「この辺、ですか?」

舞「そー、そこそこ! もちっと強めでお願いしますぅ」

弟子「へいっ!!」

舞(ふぅ、マッサージ受けれるなんて悪くないわね。でもユッキー男性恐怖症だったっけ? まっ、気持ち良いからいっか)

舞「あっ、はぁん……」

弟子(今日のお嬢、何か色っぽいぜ……)

舞「明日の仕事は……、ドラマの撮影ね。共演は天ヶ瀬冬馬? ……誰?」


21: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:26:50.37 ID:4IUioqzq0

愛「えっと、2人だと狭いですね……」

雪歩「そ、そうだね……」

雪歩(なんでドキドキしてるんですか私! 愛ちゃんはかわいい妹みたいなものです! 私にそんな気は……、男の人が苦手だけど大好きです! 何言ってるか分かりません! やっぱり苦手です!!)

愛「えへへ……。でもこの方が雪歩先輩にくっつけますね!」

雪歩「もう。愛ちゃん、逆上せないようにね?」

愛「はいっ!」

愛「こうやって雪歩先輩と一緒にお風呂入るの初めてですよね?」

雪歩「そうですね」

愛「今度は、雪歩先輩の体で一緒に入りましょー!」

雪歩「うふふ」

雪歩(舞さん、スタイル良いなぁ。私と比べたら月とすっぽんです)


22: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:30:01.14 ID:4IUioqzq0

愛「一緒に寝ましょー!!」

雪歩「一緒にですか?」

愛「えいっ! 今ダイビーンです!」

雪歩「きゃあ!」

愛「えへへ……、ぎゅーってしていいですか?」

雪歩「良いですよ、私もぎゅーってしますから」

愛「雪歩先輩暖かいです……」

雪歩「舞さんの体だよ?」

愛「でも雪歩さんの匂いがします。とっても優しくて、素敵な……」

雪歩「あっ、日が変わっちゃった。愛ちゃん、誕生日おめで……」

愛「すぅ……」

雪歩「おやすみなさい、愛ちゃん」

雪歩(何となくお母さんの気持ちが分かる気がするかな?)

愛「雪歩せんぱぁい……、むにゃ」


23: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:31:39.10 ID:4IUioqzq0

翌日だよー!!

弟子「行ってらっしゃい、お嬢!」

舞「行ってくるわねん☆」

愛「雪歩先輩の家って、怖い人多いですね!! 映画で見たことあります!」

雪歩「そっとしておいてください……」

愛「あっ、ママが動きますよ!」

雪歩「愛ちゃん待って!!」

舞「さて、まずは765プロにカチコミね!!」

舞(折角若い体手に入れたんだから、楽しまなきゃ損よねん)

雪歩「流石にこの姿では事務所には入れません」

愛「そこの喫茶店でお茶しましょー!!」

雪歩「……大丈夫でしょうか?」


24: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:33:11.51 ID:4IUioqzq0

舞「たのもー!!」

P「はっ? 雪歩?」

舞「あっ、おはようございますぅ、プロデューサーさん」

P「さん? いつもは俺の事プロデューサーって呼んでるのに」

舞「そうでしたぁ」

P「? まぁ何でもいいけど、今日の予定は大丈夫か?」

舞「ばっちこいですぅ」

P「そっか、気合入ってるな! んじゃ行くか」

真「おはよう! 雪歩!!」

舞(あれ? 765プロって男の子アイドルいたかしら? にしてもなかなか格好良いわね)

真「じろじろ見られたら照れるんだけど……」


25: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:34:59.90 ID:4IUioqzq0

舞「おはようございますぅ」

真「? なんかいつもより丁寧だね」

舞「気のせいですぅ」

真「そう? いつもと違う気が……」

舞(早いとこ逃げた方が良いかしら?)

??「んふっふっふ~、行くよ」

??「1で構え、2でしゃがむ、3、4がなくて5で発射」」

舞「はっ! 殺気!!」

P「へ?」

??「ガードベント!?」

P「ぎゃおおおおん!! 何すんだ亜美ー!!」


26: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:38:28.99 ID:4IUioqzq0

亜美「い、いやぁゆきぴょんにしようかと思ったんだけど……、ねっ、真美!」

真美「真美は止めようとしたもんね!!」

亜美「売ったなコイツ!! そもそも言いだしっぺは真美……」

舞「あぁ?」

亜美「ひぃ!! ごめんなさーい!!」

真美「ゆきぴょんの後ろから般若が見えるよ! 世界一可愛いよ!」

舞「その程度で私を脅かそうなんて、片腹痛いですぅ」

亜美真美『今日のゆきぴょん怖いYO!』

P「いや、出来れば俺にも謝ってほしいんだけどな……」

愛「出てきました! プロデューサーさん、お尻押さえてるけど何かあったんでしょうか?」

雪歩「掘られたのかな?」

愛「ボラーレ?」

雪歩「私たちも行きましょう」


27: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:39:14.61 ID:4IUioqzq0

ドラマ現場

雪歩「上手いことしてくっれたらいいんですけど」

愛「あっ、来ましたよ! 行きましょう!」

スタッフA(なんで日高親子が見に来てるんだろ……。誰か追い出せよ)

スタッフB(無理無理! あのオーガだぜ!? 女範馬勇次郎だぜ? 俺たちが現世から追い出されるっての!!)

雪歩「あっ、見学しますぅ。これ、つまらないものですけど差し入れですぅ」

愛「差し入れでーす!」

スタッフA「あっ、どうもありがとうございます」

スタッフB(舞さんが差し入れだって!? これは嵐の前の静けさなのか……)

舞「萩原雪歩ですぅ、よろしくお願いしますぅ」

P「えっと、今日のドラマ撮影の共演は……」


28: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:41:51.97 ID:4IUioqzq0

??「ちっ、誰かと思えばてめーらかよ」

??「放っておけ! こんな雑魚相手にしても、時間の無駄だ」

P「天ヶ瀬君と黒井社長!」

舞「あっ、黒ちゃん! おっひさー☆ 相変わらず黒いわねー。松崎しげると間違えるレベルじゃない?」

P「ゆ、雪歩!?」

黒井「はぁ? いきなり何を……馴れ馴れしく肩を叩くな!」

舞「あっ、ごめーん。つい懐かしくてテヘペロテヘペロ」

冬馬「なぁおっさん、萩原雪歩ってこんなキャラだったか?」

黒井「知らん! まぁどうせ方向転換と言ったところだが、無様なだけだな!!」

舞「聞こえてますぅ。ってそういうの、黒ちゃんに言われたくないんだけどー?」

黒井「くっ、いちいち失礼な奴だな!! 貴様など私の声1つで業界から……」


29: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:44:32.03 ID:4IUioqzq0

舞「アイドル・イン・ザ・ダーク」

黒井「!?」

舞「世界が闇に包まれたとき、絶望の未来より舞い降りし、漆黒のアイドル。その歌声(チカラ)は麻薬のように人を狂わせる悪魔の歌声を持つ天使」

黒井「シャラーップ! やめろ!」

舞「しかし世界の影から牛耳る委員会(コミッティ)は、彼女の歌声(チカラ)を狙い刺客を送りこんでくる……」

黒井「それ以上はやめてくれ!!」

舞「そして偶然彼女出会った新人プロデューサー、黒崎崇雄は彼女を守るため、芸能界の闇へと挑んでいく。だっけ? 芸能界の闇を具現化したような人が何を言うんですかぁ」

黒井「うわああああああん!!!」

冬馬「おいおっさん!? くそっ、765プロめ! 精神攻撃までするとは卑怯な!!」

舞「ちょっと昔話をしただけですぅ。ブラックヒステリーですぅ」

P「えっと、全然ついていけないんですけど……」

舞「トップシークレットですぅ」


30: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:45:52.38 ID:4IUioqzq0

愛「あぁ、ママ……」

雪歩「凄い、黒井社長を追い帰しました」

愛「昔の知り合いだそうです……。黒井社長は怖がってるみたいですけど」

雪歩(何があったんだろ)

スタッフ「撮影入りますんで、よろしくお願いしまーす!」

舞「今行きますぅ」

冬馬「くっ! おっさんの仇、取らせてもらうぜ!! 覚えてろー!!」

P「あっ! 仇ってドラマでどうとるんだ?」

舞「へぇ、結構骨がありそうな子ね。嫌いじゃないわ」

P「へ?」

舞「なんでもないですぅ」


31: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:47:51.01 ID:4IUioqzq0

P「で、大丈夫か? 次キスシーンなんだけど」

舞「余裕のよっちゃんですぅ」

P「ずいぶん古いネタだな、それ」

雪歩「はわわ……、キスシーンだなんてそんな! やっぱりまだ怖いですぅ……」

愛「雪歩先輩がするわけじゃないです! だから落ち着いてください! 穴掘らないでください!」

スタッフA「舞さんが穴を掘っている……」

スタッフB「温泉でも出てくるんじゃないか!?」

愛「止めるの手伝って下さーい!!」

冬馬『僕は死にましぇーん!!』

舞『冬馬さん!』

春香(歌)『愛には愛で感じ合おうよ~』

愛「呼びました?」

雪歩「いや、誰も呼んでないよ?」


32: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:49:17.23 ID:4IUioqzq0

舞『んっ……』

冬馬(ちょ、マジいろっぺーんだけど! やべぇドキドキしてきたわ! おっさん? あんな身長誤魔化すためにシークレットブーツ履いたおっさんなんかどうでもいいわマジで)

雪歩「見てられないですぅ!!」

愛「そう言いながら、指の隙間から見てませんか?」

雪歩「うぅ、私のファーストキスが奪われますぅ……」

愛「納棺ですよ!」

雪歩「それを言うならノーカンだよ。そのまま納棺されようかな……」

愛「でも様子がおかしいですよ?」

舞「……臭い」

冬馬「へ?」

舞「この子の口、臭いますぅ!!」

冬馬「ぬわぁに!?」


33: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:51:07.84 ID:4IUioqzq0

舞「朝ご飯食べて歯磨いてないでしょ?」

冬馬「えっ、あの、その」

舞「はぁ、ダメダメですぅ。この仕事降り……」

雪歩「ダメえええ!!」

愛「先輩!?」

舞「あっ、ユッキー」

雪歩「勝手に仕事降りたら迷惑かかりますぅ! だから私がキスしますぅ!」

P「ゲーッ! 日高舞!!」

愛「落ち着いてくださーい!!」

雪歩「うぅ……、そんな鬼を見たみたいに驚かないでくださいよぉ」

P「あれ? 舞さんってこんなひんそーな話し方だっけ?」

雪歩「うぅ、やっぱり私はひんそーでちんちくりんでどんがばちょなんですね」

P「いや、どんがばちょとは言ってないけど。って良く知ってるな、それ」


34: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:54:00.89 ID:4IUioqzq0

愛「えっと、実は……」

説明するよー!!

P「えっと、つまり雪歩と舞さんが入れ替わったと。どうりで今日の雪歩はクレイジーだと思ったわけだ」

雪歩「そういうことですぅ。やっぱり舞さん暴走したんですね……」

舞「にしても、ひんそーでちんちくりんって言う割には結構あるわよね。貴方揉んでみる?」

P「喜んで!!」

雪歩「まさぐらないでください!」

舞「それは冗談だけど」

P「ですよねー」

愛「でもどうしましょう? やっぱりママが雪歩さんの仕事するなんて無理だったんだよ」

舞「失礼しちゃうわね! ユッキーも山椒の匂いがするキスとか嫌でしょ? えっと、誰だっけ彼? 御手洗君?」

P「それ別の子です。天ヶ瀬君が塩かけたら消滅しそうなぐらい落ち込んでるんでその辺にしてあげた方が……」


35: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:55:55.49 ID:4IUioqzq0

冬馬「あぁ……」

雪歩「男の人とキスなんて無理ですぅ……」

冬馬「」

P「残機が減りましたね」

愛「ヘルメットで回復しますよ!」

P「ロックマン? しかし困ったな……。このまま舞さんが765プロにいたら、全員パシリにしそうだし」

舞「しないわよ! ただ少しかゆいところに手の届く存在になって欲しいだけよ。お茶が飲みたいときとか出してくれるような」

P「それを世間ではパシリって言うんです。亜美真美も泣かしたし、自分の王国でも作るんですか?」

雪歩「さっきも黒井社長を泣かせてましたし」

舞「舞ちゃん王国……、悪くないわね。全員跪かせて……」

愛「ママが王様になったら大変なことになるよー!!」

雪歩「雪歩王国……、王子様に真ちゃんで、執事に四条さん……」

P「2人ともおかしな時空に飛んでないか?」


36: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:57:44.75 ID:4IUioqzq0

愛「でもこのままだったら大変です」

P「愛ちゃんが割と常識人でよかったよ。さて、どうしたものか」

愛「もう一度頭と頭をぶつけたら上手くいくんじゃ……」

P「うん、古典的だが試してみる価値はあるだろうな」

雪歩「痛いのは嫌ですぅ」

舞「愛に任せると、体が戻る前に記憶がなくなりそうなのよね」

愛「酷い!」

雪歩「気持ちは嬉しいよ?」

愛「雪歩せんぱぁい……」

舞「出来れば痛くないのが良いわね。機械で入れ替わる的な」

雪歩「でもそんな都合の良いアイテム、あるんでしょうか?」

P「仕方ない、困ったときは携帯取出しポパピプペ」


37: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 00:59:38.19 ID:4IUioqzq0

P「あっ、伊織? 俺俺ー!」

伊織『どうしたのよプロデューサー。お金は貸さないわよ?』

P「そうじゃなくて、1つ借りたいんだが……」

伊織『ものによるわ。何よ?』

P「体を入れ替える道具とか無い?」

雪歩「いくら伊織ちゃんでもそんなものは……」

伊織『あるっちゃあるわよ?』

雪歩「ありました!?」

舞「へー、最近の科学は進んでるのね」

愛「かがくのちからってすげー!」

P「それを少し貸してほしいんだ。頼む!」


38: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 01:01:25.79 ID:4IUioqzq0

P「ということで、水瀬製薬が開発したイレカワール改です! 拍手!」

愛「凄いです! 改ですよ!」

P「ああ、改だ! あっ、メタルマックス2のことは忘れろな」

舞「またストレートなネーミングね」

雪歩「でもこれで本当に戻るんでしょうか? 機械じゃなくてお薬なんて……」

P「やってみなきゃ分からないが、試してみるか。15歳以上は水なし3錠ですね。なんでも半分は優しさでできているみたいです」

雪歩「ピンク色でコーラックみたいですぅ」

舞「水なしなら、電車の中でも飲めるわね。それじゃグイッと!」

雪歩「ぐふっ!!」

舞「ぴぎゃ!」

愛「ママ!? 雪歩先輩!? 気を失うほどまずいのかな? 頂きまーす!!」

P「いや、違うと思う……。って愛ちゃん!? 食べちゃ」

愛「ぎゃぼ!!」

P「愛ちゃああああああん!!」


39: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 01:02:36.21 ID:4IUioqzq0

雪歩(えっと、なんで舞さんと私が見えるんだろ)

舞(もしかしてこれって……)

愛(幽遊白書でしたっけ?)

雪舞(幽体離脱?)

雪歩(とにかく自分の体に戻らないと)

舞(名残惜しいけど、お別れね)

愛(戻らないと! どりゃあああ!)

雪歩(ふぇ? きゃあああ!)

愛(あーれー!!)

舞(何やってるのよあの2人)


40: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 01:03:47.74 ID:4IUioqzq0

雪歩「んん……」

舞「戻ったのかしら?」

愛「えっと、ひんそーでちんちくりんですね!」

愛舞雪「え?」

愛「えっと、なんで目の前に雪歩先輩が?」

雪歩「へ? このひんそーじゃない膨らみは……」

あいゆき『ええ!? 私がいる!?』

P「まさか……」

舞「今度は愛とユッキーが入れ替わったって事?」

P「みたいですね。はぁ、胃が痛くなってきた……」


41: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 01:05:25.17 ID:4IUioqzq0

愛(外は雪歩)「えっと、お薬をもう一回飲んだらいいんですよね?」

雪歩(外は愛)「はい、プロデューサー。お薬は?」

P「あー、それなんだけどな。1回使用すると3時間は使ったらダメみたいなんだ。使用用法は守らないとな」

愛「それは困りました!!」

P「うおっ! 声のでかい雪歩って何か新鮮だな……」

雪歩「うぅ……」

舞「愛もこれぐらい静かならいいのにね」

愛「ママ―!!」

舞「元はと言えば、あんたが飲むから悪いんでしょ!」

愛「だってどんな味か気になったし……」

P「それよりも、今は目の前の問題をどうにかしましょう。愛ちゃんはお昼から仕事があるみたいだから、そろそろ行かないと」


42: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 01:07:22.45 ID:4IUioqzq0

雪歩「えっと、それは私がするんですよね?」

愛「ごめんなさい……、私のせいで」

雪歩「ううん、愛ちゃんは悪くないよ。味が気になっただけだもんね」

愛「せんぱーい!」

雪歩「よしよし。良い子だから泣かないでね」

P「自分より小さな子に泣きつく先輩アイドル……。割と普通の光景に見えるのは何でだ?」

雪歩「それはそういうイメージって言いたいんでしょうか……」

舞「とにかく次の収録の時間でしょ? ユッキー行ってらっしゃい!」

雪歩「あっ、はいぃ。行って来ますぅ」

P「ところで愛ちゃん、仕事って何?」

愛「あっ、はい。響さんの番組で、犬と遊ぶ企画なんですけど……」

P「……やばくね?」


43: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 01:08:22.70 ID:4IUioqzq0

舞「心配なら見に行かない? 面白そうだし!」

P「すみません、胃薬とか持ってないですか?」

愛「ありますよ?」

P「君も悩みなんてなさそうに振る舞って、苦労しているんだね」

愛「はい!! ママのせいです!!」

舞「ほーら、行くわよ?」

愛「あっ、待ってよママー!!」

スタッフA「今、雪歩ちゃん舞さんのことママって呼ばなかったか?」

スタッフB「まさか! ママタンクからどうやったら雪歩ちゃんみたいないい子が生まれるんだよ!!」

愛「それって遠まわしにバカにされてませんか?」

P「可愛いよ! 愛ちゃんは世界一可愛いよ!!」


44: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 01:10:14.66 ID:4IUioqzq0

雪歩「うぅ……」

イヌ「ばう!」

響「はいさーい! 今日はここ、ワンワンパークにやって来たぞ! ゲストの愛と一緒に、たくさん家族を作るぞー!」

愛「家族を作るんですか?」

舞「あら、いやらし! 流石の私も16まで待ったわよ?」

P「あの、舞さんが思ってるような意味ではないと思います」

響「って愛、遠すぎじゃないか?」

雪歩「イヌだけは無理でしゅぅ……」

響「何雪歩みたいなこと言ってるんだ? いつももっと元気なのに。なんくるないさー!! って感じで」

雪歩(その雪歩ですぅ……)

響「ほら、こいつなんかすっごく可愛いぞ!」

パグ「ワン!」

雪歩「ひぃ! 顔がしわくちゃですぅ!!」

響「? 変な愛だな」


45: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 01:12:07.86 ID:4IUioqzq0

P「やっぱり犬嫌いはまだ克服できず、か……」

愛「あの子すっごく可愛いですね! 私も犬飼いたい! 良いでしょ、ママ!」

舞「ダメよ! 途中で世話するの私になるんだから!」

愛「えー! ママのけちー!」

舞「それに私は猫派なの!!」

愛「ケチケチケチ!!」

舞「ケチで結構よ!」

愛「なんだとクソババア!」

舞「親に向かってなんてことを!!」

P「ロケ中に喧嘩しないでください!!」


46: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 01:13:24.02 ID:4IUioqzq0

響「おーい、そこで喧嘩されたら声が入るんだけど……。ってなんで雪歩と舞さんが喧嘩してるんだ?」

雪歩「うぅ……、一身上の都合ですぅ」

響「愛もいつもより元気がないし、どうなってるの? 入れ替わったみたいだぞ」

P「まあそんな日もあるさ」

響「なら仕方ないな! なんくるないぞ!」

P「ああ、なんくるないな!」

P(響がアホの子でよかった)

雪歩「そーっと、そーっと……」

イヌ「くぅん?」

雪歩「お、お手ですぅ」

イヌ「ばう!」

雪歩「ひぃ!! やっぱり無理ですよー!!」


48: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 01:14:32.97 ID:4IUioqzq0

響「もう少しだぞ! 頑張れ愛! ってお手だけにどれだけ時間かかってるんだろ……」

雪歩「やっぱり私、時間をかけるだけのダメダメですぅ。こんなダメダメでひんそーでちんちくりんでどんがばちょな私は、穴掘って埋まってますぅ!」

響「雪歩の真似!? ってはやっ!」

P「豆タンクがドリルタンクに進化したぞ!!」

愛「格好良いですね! 流石雪歩先輩!!」

P「……それでいいのか?」

舞「楽しそうね。私も混ざっていいかしら?」

P「止めましょう。犬たちがトラウマを負うことになります」

愛「虎馬って格好良いですね! 馬の頭で虎の体ですか?」

P「そんな鬼塚みたいなボケする人初めて見たよ」


49: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 01:15:33.99 ID:4IUioqzq0

響「愛―、今引き上げるぞー」

雪歩「ごめんなさいぃ……」

P「愛ちゃんの体に入ってるから、穴掘る力も強いんだな……。って雪歩の仕事の時間じゃないか!」

愛「先輩の仕事ですか?」

P「実は雪歩が出版した詩集のPR活動があるんだ」

舞「あー、あの詩集ね」

愛「その宣伝に行くんですか? 任せてください!!」

P「えっと、大丈夫なの?」

愛「はい! 雪歩先輩は私の代わりに頑張っているんです! だから私が雪歩先輩の分頑張ります!」

P「大丈夫なのかな? 時間もないし、急ごうか愛ちゃん」

愛「はいっ!!」


50: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 01:16:30.59 ID:4IUioqzq0

舞「私はこっちでユッキーの様子見ておくわ。愛、迷惑かけちゃだめよ?」

愛「ママじゃないんだから! かけないよ!」

舞「なんですってー!!」

P「ははっ、くれぐれも大人しくしておいてくださいね、舞さん」

舞「前向きに考えとくわー!」

響「ファイト―!」

雪歩「一発ですぅ!」

響「ってうわぁ!!」

雪歩「きゃあ!」

響「自分まで落ちちゃったぞー!!」

舞「あちゃー、2人とも落ちちゃったのね。助けに行きましょうか」


51: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 01:17:53.45 ID:4IUioqzq0

PRイベント

愛「本日は、私萩原雪歩の詩集、……」

愛(煎茶記念日? なんて読むんだっけ? あっ、思い出した!)

愛「前茶記念日の発売イベントにお集まりいただきありがとうございます!!」

P「『せんちゃ』だよぉ……」

インタビュアー「今日はいつもより元気ですね。良いことがあったんですか?」

愛「はい! 実は今日誕生日でして……」

P(おいいいいい!!! 今は雪歩だって!!)

インタビュアー「へ? 雪歩ちゃんの誕生日はクリスマスじゃ……」

愛「は! 大好きで大好きで仕方のない後輩の愛ちゃんが今日誕生日で、私もうれしいんです!!」

P(なんとかごまかしたけど、もはや雪歩の原形をとどめてないぞ……。しかも何さらっと大好きって言ってるんだあの子は)


52: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 01:19:04.20 ID:4IUioqzq0

インタビュアー「愛ちゃんの誕生日ですか。何かプレゼントするんですか?」

愛「イヌが欲しいです!!」

P(だから愛ちゃんの話じゃねーよ!!)

インタビュアー「イ、イヌですか?」

愛「はい! 飼いたいです! あっ、虎馬も良いですね! 響きが格好良いです!」

インタビュアー「犬嫌い克服したんですね……。って雪歩ちゃんが欲しい物じゃなくて、愛ちゃんが欲しい物を聞いてるんですけど」

愛「あっ、そうでした。やっぱりイヌですね!」

インタビュアー「今日の雪歩ちゃんは絶好調ですね!」

愛「えへへ……」

P(あかん、無茶苦茶や)


53: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 01:20:35.76 ID:4IUioqzq0

インタビュアー「最後に……お気に入りの詩はありますか?」

愛「えっと、『私と小鳥とピヨと』とが好きです!」

P(それ金子さんでしょうが!! しかもタイトル間違えてるよ! 小鳥とピヨは同一人物だって!!)

インタビュアー「いや、この本の中からって意味なんですけど」

愛「そうですか? えっと、じゃあ『私の真の王子様、時々高嶺の花』で。最初のページにありますし!」

P(適当に答えちゃったよ! しかもこれ真と貴音だよな? それに愛ちゃん……。雪歩って気が多いよな、うん)

インタビュアー「今日はありがとうございました!」

愛「ありがとうございます!!」

P「はぁ、胃薬をジョッキでください……」


54: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 01:22:32.49 ID:4IUioqzq0

しゅーろくごー!

P「なんとか3時間経ったわけだが……」

舞「私もイヌと遊ぼうとしたら逃げられたのよねー。おかげで貴方のとこの沖縄っ娘に怒られちゃった。方言で捲し立てられたから何言ってたか分からないけど」

P「勝手に収録に参加しないでください」

雪歩「舞さんと仕事は当分遠慮したいですぅ……」

舞「言ってくれるわね! 私がいないと地中で白骨死体になってたわよ?」

P「何があったんですか!? にしてもげっそりとしちゃって。俺も愛ちゃんと仕事するのは4年に1回ぐらいで良いかな」

愛「オリンピックですか? 私大声選手権なら金メダル取れる自信があります!!」

P「そーですね。じゃあイレカワール飲んでさっさと戻ろうな」

愛「イレカワール改ですよー!」

雪歩「どっちでも一緒じゃないかな?」

舞「ささっ、飲んじゃって!」


55: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 01:23:15.46 ID:4IUioqzq0

愛「へぁ!」

雪歩「むきょ!!」

愛(えっと、今幽遊白書中だから……、私の体に戻らないと!)

雪歩(えっと、今度は事故らないように……)

愛「えっと……」

雪歩「うん……」

舞「もしかして」

P「ダメだったのか?」

雪歩「戻りましたぁ」

愛「はい」

P「テンションが紛らわしいっ!!」


56: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 01:24:27.24 ID:4IUioqzq0

雪歩「えっと、どっと疲れが出ちゃって……」

愛「おやすみなさい……」

P「おーい! って寝ちゃったよ……。すみません、車取ってきますね」

舞「お疲れのようね。もう、誕生日だって言うのに」

P「あはは……、送っていきますよ」

舞「そう? じゃあお言葉に甘えちゃおうかしら?」

車内

P「こうやって見ると、仲のいい姉妹みたいですね」

舞「愛は私以外に甘える存在が欲しかったのかしらね。まなみんもいなくなって、1人で行かなきゃいけなかったし。ユッキーには凄く感謝してるの」

P「雪歩もうちの事務所じゃ年下にも押されがちですからね。愛ちゃんみたいに甘えてくる妹的な存在が出来て嬉しいでしょうね」


57: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 01:26:17.97 ID:4IUioqzq0

愛「すぅ……」

雪歩「んみゅ……」

舞「ふふっ、手なんか繋いじゃって。妬けちゃうわね」

P「着きましたよ」

舞「ありがとう。折角だし、上がっていかない?」

P「いや、俺は部外者なんで。気持ちはありがたいですけど」

舞「上・が・れ」

P「は、はいっ!!」

舞「聞き分けが良い子は好きよ? でもまぁ」

雪歩「ううん……、イヌは怖いですぅ……」

愛「こらぁ、雪歩しぇんぱいはまだ怖がってるんだからおとなしくしましょ……」

舞「もう少し寝顔を見てましょうか」

P「そうですね」

舞「ねえ、イヌっていくらぐらいかしらね?」

P「へ?」

舞「ふふっ、誕生日おめでとう。愛」

終わり


58: ◆dj46uVZbVI 2012/06/25(月) 01:28:01.04 ID:4IUioqzq0

終わりです。愛ちゃんの誕生日ってことで書きました
あいゆきはもっとメジャーになっていいと思うんだよね
読んでくださった方、ありがとうございました


60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) 2012/06/25(月) 06:40:11.97 ID:KhFSYBxAO

雪歩とか、なんという俺特。
面白かったです。乙。





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