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クー子「少年のことは私が守る。命に代えても」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:29:45.56 ID:g14P02tb0

真尋「あれからもう1年か……」

クー子「……」

真尋「クー子、本当によかったの?」

クー子「ニャル子との最後の約束だから……それに……」

真尋「僕は、本当に生きてていいの?」

クー子「! そんなこと、言わないで!」

真尋「……ごめん……でも……」

クー子「……」


5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:34:12.58 ID:g14P02tb0

1年前

ニャル子「はぁ!? どういうことですか!?」

上司「地球は有害だ。保護をするに値しないということもわかった。お前たちは直ちに帰還しろ」

ニャル子「だから、有害な理由を……!」

クー子「確かに、地球には自分勝手な人もいる。でも、全員が全員そうというわけでもない」

上司「それはどの星も同じだ。だが、地球人類は環境を破壊し、戦争を繰り返し、それでいて成長をしない」

ニャル子「だからって、何で私たちが帰還しなきゃ……」

上司「そこにいればお前たちもその星と一緒に消えることになるぞ」

ニャル子「……え……?」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:37:30.48 ID:g14P02tb0

ぶっちゃけだいぶ前に1、2話見ただけだから矛盾したり性格違ってたりするかも
ただの思いつきで書いてる。クー子ぺろぺろ


クー子「まさか……」

上司「そうだ。地球はあと5日後に破壊される。その準備ももう出来ている」

ニャル子「な、なんで……」

上司「話は終わりだ。もし帰ってこないのならば裏切ったという風にとらせてもらう」ブツン

ニャル子「……」

クー子「……」


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:42:46.34 ID:g14P02tb0

ニャル子「……そんな……」

クー子「こればかりはどうしようもない。いくらニャル子でも……」

ニャル子「……真尋さんに、なんて言えば……」

真尋「あれ、ニャル子、どうしたんだよ。珍しく暗い顔して……」

ニャル子「え、い、いや、何でもねーですよ!」

クー子「……」


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:47:17.62 ID:g14P02tb0

ニャル子「……後4日……」

クー子「……ニャル子。もし、ニャル子が宇宙連合/惑星保護機構を裏切るなら……私も……」

ニャル子「クー子……」

クー子「だから、一晩でいい、一緒に寝よ? もちろん性的な意味で!」

ニャル子「だ、誰があんたなんかと!?」ぎゃーぎゃー!

クー子「遠慮しなくてもいい」はぁはぁ

ニャル子(……でも、悩んでても仕方ありません……こうなったら……真尋さんだけでも……)


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:55:32.40 ID:g14P02tb0

クー子(後3日……そろそろ機構が動き出してもおかしくない……)

真尋「ふあぁ~あ……」

ニャル子「あれ、大きなあくびですね。昨日遅かったんですか?」

真尋「どこの誰だよ、夜中にベッドに忍び込んだ馬鹿は……」

クー子「ニャル子、寂しいのなら私が抱いてあげる」

ニャル子「いらねーって言ってるでしょう! ……そんなことよりも、話があるんでちょっと顔を……」

ぴきーん……

真尋「!? こ、これって……時間凍結!?」

ニャル子「! もう来やがりましたか!」

真尋「来たって、どういうことだよ!? 僕を狙ってる組織は……」

ニャル子「……今回狙われてるのは、真尋産じゃありません。地球、そのものです」

真尋「は?」


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:58:24.06 ID:g14P02tb0

ニャル子「とにかく、走ってください! 家で合流で!」

真尋「い、意味がわからな……」

クー子「いいから、早く!」

真尋「……う……わ、わかったよ」

ニャル子「……うまく、話を通せたらいいんですがね……」

クー子「……うん……」


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:02:28.67 ID:g14P02tb0

真尋「地球がって、どういうことだよ、それにあんなでかいUFO……」

がしゃん……

真尋「!?」ドキッ

真尋「ニャル子、何だよな? お、おい……」そぉー……

ニャル子「は、はい、すいません、驚かせて、しまって……」ぼろぼろ……

クー子「……う……」ぼろぼろ……

真尋「!? ふ、二人とも、ひどい傷じゃないか!?」

ニャル子「……やっぱり、機構には勝てませんでした……」

真尋「き、機構って、一体どういう……」

がしゃん! がしゃん! がしゃん!

真尋「な、何の音だ?」

ニャル子「……! もうこの場所に気づいて……」


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:07:11.14 ID:g14P02tb0

ニャル子「……やっぱり、だめですね。クー子。一生のお願いがあります」

クー子「……わかってる、敵は私がひきつけるから、ニャル子は少年を……」

ニャル子「違います。真尋さんのこと、最後まで守ってあげてください」にこっ

クー子「……え……?」

真尋「にゃ、ニャル子? 何を言って……」

ニャル子「真尋さん。短い間でしたけど、真尋さんのそばにいられて本当に幸せでした。どうか……死なないでください」

真尋「ま、まさか……だ、だめだ! ニャル子!」

ニャル子「変身! ……クー子、お願いします」

クー子「……わかった。ごめん、少年」とんっ……

真尋「っ……」

真尋(そこから後の記憶は、残っていない……。気がつくと、小型の宇宙船の中で……ただ、すすり泣くクー子と一緒だった)

真尋(そして、そこには……ニャル子はいなかった)


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:13:54.22 ID:g14P02tb0

真尋(クー子によるとあの日、地球は宇宙から消滅したらしい)

真尋(母さんも余市も他のみんなも……そして、ニャル子もいっしょに……)

真尋(生き残ったのは……僕とクー子だけだった)

真尋(それから、約1週間宇宙船の中で生活を続けた後、無人の、環境が地球そっくりの星へと着陸した僕らはそこで身を潜めることにした)


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:15:55.12 ID:g14P02tb0

真尋(この星には野生の動物も、水も、植物もあふれていて、食べ物もおいしかった)

真尋(でも、僕もクー子も素直に笑うことが出来なかった……ずっと……)

真尋(みんなに、そして……ニャル子に会いたかった)


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:20:18.08 ID:g14P02tb0

クー子「少年、今日はイノシシみたいな生き物を取ってきた」

真尋「うん……ありがとう……」

クー子「……」

真尋「ねぇ、クー子」

クー子「……なに?」

真尋「クー子は、僕のこと、恨んでる?」

クー子「……そんなことない」

真尋「だって、僕がいなければ! ニャル子は……死なないで、すんだのに……」

クー子「でも、少年がいなければニャル子は幸せな時間をすごせなかった」

真尋「幸せだなんて、そんなの……」

クー子「ずっと、一緒にいたからわかる。あんなに、幸せそうだったニャル子は……今まで見たことなかった。だから……これ以上自分を責めないで」

真尋「……うん……」


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:26:01.87 ID:g14P02tb0

真尋(それからしばらくして、僕はようやくもう一度生きようと思った)

真尋(自分で動物をかれるようにがんばって特訓をした。魚を釣るための釣竿を作ったりもした)

真尋(そんな僕の隣で、クー子はだんだん笑ってくれるようになった)

真尋(僕は、いつのころからか……クー子に恋をしていた)


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:31:00.77 ID:g14P02tb0

真尋「あの、さ……クー子」

クー子「なに?」

真尋「……クー子は、どうして僕を守ろうって思ったの?」

クー子「……ニャル子の、最後のお願いだから」

真尋「そっか、そう、だよね……」

クー子「……でも、今は違う。少年は……ううん、真尋は、私にとって大切な……」

真尋(クー子が言いかけたとき、突然宇宙船のほうで刑法が鳴り響いた)

クー子「まさか、見つかって!?」

真尋「一度どこかに隠れよう!」

クー子「うん……!」


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:37:46.23 ID:g14P02tb0

真尋(この星へ来たのは機関ではなかった。どうやら人身売買組織が僕らのような難民を襲いに来たのではないか、とクー子は言っていた)

真尋(クー子は宇宙CQCを使えば居場所が特定されてしまうため戦えない。絶対に見つかるわけには行かないのだ)

真尋(僕らは森の中を静かに移動して……何とかやり過ごそうとした……けど……)

宇宙人「みーつけた。どっちもなかなかの上玉だな」

真尋(レーダーのようなものを持った宇宙人に、あっさり見つかってしまった)


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:44:31.79 ID:g14P02tb0

クー子「少年、下がって!」

真尋(クー子が姿を変え、宇宙人に蹴りを入れる。しかし、いくらクトゥグア星人とはいえ、女の子。あっさりと受け止められてしまった)

クー子「っ……」

宇宙人「さて、傷がつかない程度にいたぶってやろうかな? それとも……せっかくだから味見でもしようか?」

真尋「やめろ!」

真尋(考えるよりも先に体が動いた。クー子を捕らえている手にフォークをさした)

真尋(宇宙人は手を離し、クー子は何とか宇宙人から距離を置くことに成功した)

真尋(そして、次の瞬間僕の体が宙に浮いた)

クー子「少年!」

宇宙人「このガキ、なめやがって! こっちの女だけで十分だ! 殺してやる!」

真尋(遠のく意識の中で、ニャル子に謝った。ごめん、せっかくニャル子に助けてもらったのに……長く生きられなかったよ)


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:46:34.40 ID:g14P02tb0

クー子「させない!」

真尋(その声が聞こえた瞬間、レーザーのような音がした)

真尋(目を開くと、クー子が宇宙CQCを使っていた)

真尋(そしてまた、僕は気を失った)


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:51:37.14 ID:g14P02tb0

真尋(そして、次に目を開くと宇宙船の中だった)

真尋(僕を助けるために宇宙CQCを使ってしまった性で、居場所がばれた可能性があったとのことだ)

真尋(僕は、結局弱い男だった)

クー子「……少年。あの星での出来事、気にしてる?」

真尋「……」

クー子「……もし、少年がいなければ、私は捕まってた。少年のおかげで助かった、ありがとう」

真尋「そんなこと……」

クー子「少年はいつもまじめで、一生懸命で、でも、それが原因ですぐに落ち込む……それは、悪い癖」

真尋「……」

クー子「また、前みたいに笑ってほしい」

真尋(そういうとクー子は宇宙船の操縦席へ行ってしまった)

真尋(僕は……)


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:54:10.88 ID:g14P02tb0

真尋(新しい星へついた。前よりも少しだけ苛酷な環境の星だ)

真尋(僕もクー子も最初はあまりの寒さに震えてばかりいたが、1年もすればなれてしまった)

真尋(クー子は今まで以上に笑うようになっていた)

真尋(その笑顔を見ると、自然と僕も笑えるようになった)


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:58:50.78 ID:g14P02tb0

真尋(そして、この星についてから3年。突然、その出来事は起きた)

クー子「ただいま、真尋」

真尋「おかえり、今日はこのくらい魚が取れたけど……」

クー子「果物はこれだけ……でも、何とか足しには……っ!」

真尋(突然警告音が鳴り響く。いつか見たことのあるUFOが空を覆いつくす)

クー子「い、いつの間に……真尋、宇宙船へ!」

真尋(クー子が差し出した手を握ろうとする。その瞬間、僕とクー子の間に何かが現れた)

クー子「え……そ、そんな……!?」

真尋「お、おまえは……」


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 03:01:59.78 ID:g14P02tb0

ニャル子「お久しぶりです、真尋さん、それにクー子」

真尋(間違えるはずがない。ニャル子だった)

クー子「ニャル子、生きて……っ!」

真尋(クー子が声を出した瞬間、宇宙人が僕たちを囲んだ)

ニャル子「クー子、いやクトゥグア。あなたを地球人誘拐の罪で逮捕します」


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 03:18:56.85 ID:g14P02tb0

真尋「ニャル子!? な、何言って……」

真尋(僕が言い終わる前にクー子の体が中に浮かんだ。一瞬で、殴り飛ばしたのだ)

クー子「っ……」

真尋「な、なにして!?」

ニャル子「誘拐犯を抵抗できないようにしただけです。さ、真尋さん。私と一緒にもっと幸せで、いい暮らしをしましょう」

真尋「ニャル子?」

クー子「……ニャル子、真尋の、安全の保証はしてくれるの?」

ニャル子「はい、もちろん」

クー子「……」


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 03:23:58.14 ID:g14P02tb0

クー子「なら、これでいい」

真尋「そんな、おかしいだろ! だって、今までクー子は僕のことを……」

クー子「……私の仕事は真尋を……ううん、少年を守ること。その必要が、なくなるなら……」

ニャル子「……生かしておく必要はありません、撃ち殺してください」

真尋「っ……やめろ!!!」

クー子「……真尋、私……真尋のことが……好き、だった」

真尋(そして、銃声が鳴り響く前に……)

ニャル子「!? 真尋さん!?」

真尋(考えるよりも、早く……)

真尋(僕はクー子の元へ走り出していた)

真尋(そして、乾いた、大きな音が星の空へ鳴り響いた)


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 03:27:16.48 ID:g14P02tb0

クー子「真尋……何で……」

真尋「……ごめん、クーこのこと、どうしても、見捨てられなかったから……」

真尋「それに……まだ、言えてなかったから……」

真尋「僕も、好きだよ……クー子……」

真尋(僕の声がクー子に届いたかどうかはわからない。僕の記憶はそこで途切れた)

真尋(願わくば……次に生まれる世界では、あんな悲劇が起こらないことを……)

真尋(そして……)


45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 03:31:21.81 ID:g14P02tb0

クー子「真尋、おきて」

真尋「……おはよう、クー子」

クー子「……本当に、これでよかったの?」

真尋「うん……」

クー子「じゃあ、手、つなごう?」

真尋「うん、もう、絶対に離さないから」

クー子「わたしも……」

真尋「さ、いこう」

クー子「うん」



おわり


46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 03:31:59.34 ID:g14P02tb0

なぜ書いたのかは覚えていない
ニャル子さん続き早く見なくては


52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 03:42:06.40 ID:tXbc0AnG0

おつ
クー子かわいい





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