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岡崎泰葉「にらめっこ勝負……ですか?」

1: ◆6RLd267PvQ 2018/10/12(金)22:49:57 ID:gUD

思いついてしまったので。


2: ◆6RLd267PvQ 2018/10/12(金)22:50:27 ID:gUD

泰葉「むぅ……」

P「おーす、お疲れ。…どうした、むくれたりして」

泰葉「あ、Pさん……その、これは…」

茄子「泰葉ちゃん、変顔の練習中なんですよ~」

泰葉「ちょ、茄子さんっ!」カァァ

P「変顔…? どう見てもただふくれただけにしか見えなかったけど」

泰葉「…実は、茄子さんとにらめっこで勝負したんです」

茄子「それで泰葉ちゃん、私の変顔がツボに入っちゃいまして、勝負どころじゃなくなってしまいまして」

泰葉「うう……だってまさかあんな面白……ふふっ……ふふふっ……!」

P「思い出し笑いするほどツボだったんだな…」

茄子「顔芸は基本ですからね~」
 
P「何の基本かはさておき、泰葉がここまで引きずる程の変顔となると、興味あるな…」

茄子「別に大したことありませんよ、顔から角が生えたり、目玉が増えたり、鼻が伸びたりとか、それくらいですよ」

泰葉「ですです……ふふふ……」

P「いやよく笑えたな泰葉!普通にホラーだろ」


3: ◆6RLd267PvQ 2018/10/12(金)22:50:53 ID:gUD

泰葉「え?芸能界じゃ結構ありません?そういうのって」

茄子「私もそんなイメージですねー」

P「別に芸能界は人外魔境じゃないからな?」


~しばらくして、泰葉一人~


泰葉「はぁ………切り替えが大事だって言うのに、いつまでも笑っちゃって、みっともないなぁ……」

心「お、泰葉ちゃん発見~☆ ちーっす♪お疲れさんっ」

泰葉「心さん…お疲れ様です…」

心「んー、どしたどした、珍しくしょげかえっちゃって。悩みがあるならはぁとに話してみ?」

泰葉「それが……その、かくかくしかじかで」

心「はっはー、なるほどね。って事はよし!じゃあはぁととにらめっこやって特訓しよ、特訓!」

泰葉「え、でも…」

心「何事もまずは練習練習、はぁとが実験台になったげるから♪大丈夫、こう見えてはぁと、変顔にはちょっと自信あったりするかもだし」

泰葉「あ、確かにそんな雰囲気ありますよね」ポン

心「おい☆そこで納得すんな☆」

泰葉「あ、ごめんなさい、ついポロッと」

心「……ま、まぁいいや、よし、いくぞー☆」

泰葉「よろしくお願いします……!」


4: ◆6RLd267PvQ 2018/10/12(金)22:51:15 ID:gUD

心「笑うと負けよ アッフッフウン!」

泰葉「ぶふっ!」

心「おーい、まだ勝負始まってもないんだけどー」


泰葉「す、すみませ……だって、アッフッフウンって………」プルプル


心「え、普通にあっぷっぷって言ったけど……」

泰葉「えっ」

心「……泰葉ちゃんって結構動画とか見たりする人?ちょっとアングラなとこで」

泰葉「はうっ」ギクッ

心「わかる、わかるぞ……はぁとも昔は職人としてちまちまコメント芸を磨いたりしたもんだ……」

泰葉「はぁと先輩……!!」ヒシッ

心「うおう、まさか泰葉ちゃんに先輩呼ばわりされるとは思ってなかったぞ」

泰葉「是非、サイト黎明期の諸々についてお話を伺えたらと……」

心「黎明期……そっかぁ……思えば遠くへ来たもんだなぁ……」トオイメ

泰葉「はぁとさん?」

心「あ、ううん、何でもない☆そうだな、まずあの頃のアイマス動画は……」

泰葉「ふむふむ」メモメモ


5: ◆6RLd267PvQ 2018/10/12(金)22:51:42 ID:gUD

~夕方~



泰葉「私、結構自信あったんだけどなぁ…」ハァ…

P「らしくないじゃないか、ため息なんて」

泰葉「Pさん……」

P「どんな場面でも動じず、顔にも出さず、ただ与えられた役のみを全うする……役者ってのも滅私奉公だなぁ」

泰葉「…気付いていたんですか、私の悩みに」

P「いや?気付いたのは今さっきさ。にらめっこの勝ち負け程度で、あれ程悩む必要が、ましてあの泰葉にあるのだろうか……と考えて、今ようやく気づいたとこだ」 

泰葉「私、すっかり脆くなりましたよね…簡単にほだされて、簡単に笑わされて、簡単に弱みを見せて…」

泰葉「昔の私が知ったら、何て言うでしょうか……ううん、何も言わず、呆れて立ち去るかも」

P「子役時代の泰葉なら、そうなのかもな。でも、今はそれでもいいんじゃないか?」

泰葉「え…?」

P「今の泰葉は子役でも、ただの子役上がりの芸能人でもない。アイドルなんだから」

泰葉「……アイドル……」

P「泰葉自身が言ったことだよ、俺と最初に逢ったときに。かつてのキャリアは捨てる。有名子役として扱わないでってな。」

泰葉「…私、このままでいいのかな…」


6: ◆6RLd267PvQ 2018/10/12(金)22:52:04 ID:gUD

裕美「あの……ちょっといい?」ガチャ

P「裕美? お前、いつからそこに…」

泰葉「裕美ちゃん……」

裕美「全部聞いてたわけじゃないけど、何となく、ね……私、小さい頃からよくTVで泰葉さんの事見てて、ええと……『笑顔が上手な人だなぁ』って、思ってたの」

泰葉「笑顔が、上手…」

裕美「私、昔からうまく笑えなくて、目つきもこんなだから、小さい頃から怖がられたりとか、変なとこで恨まれたりとか、勘違いされる事が結構あったんだ」

裕美「だから、他の人の笑顔が気になって……それで、TVに出てる泰葉さんをたまたま見かけて、そう思ったの」

裕美「笑顔が上手なのに、どうしてあんなに寂しそうなんだろうって」

泰葉「寂しそう……? 私、そんな風に見えてた?」

裕美「ええと………何で言ったらいいかな…」

P「多分、裕美だから気付けたんだろうな。泰葉の笑顔は完璧なものだから、普通そこまで見抜けないだろ」

裕美「うん……なんとなく、感じた、って言うのかな……」

泰葉「そう、なんだ………そっか……」


7: ◆6RLd267PvQ 2018/10/12(金)22:52:20 ID:gUD

泰葉「はじめから、中途半端…だったのかな、私の笑顔…」

裕美「違うの!」

泰葉「えっ」

裕美「違うの、私が言いたいのはそうじゃなくて。今の泰葉さん…凄く凄く楽しそうに笑うから、私、憧れてて……」

泰葉「裕美ちゃんが……私に…?」

裕美「あぁう……」カァァ…

裕美「と、とにかく、泰葉さんは中途半端でも、間違ってるわけでもないんだよ、だって、私は好きだもん、今の泰葉さんの笑う顔」

泰葉「裕美ちゃん………」

P(はじめから完璧なものなんてありはしないさ……少しずつ、足りないものを補って、積み重ねて、一人の人間ができていくんだ)

P(なんて事をもっともらしく言おうと思ったが……)


8: ◆6RLd267PvQ 2018/10/12(金)22:52:40 ID:gUD

泰葉「ありがとね……ありがとう、裕美ちゃん…」

裕美「泰葉さん…」 


P(今はもう、大丈夫だよな。お邪魔虫は退散しますかね)

泰葉「…Pさん!」

P「ん?」

泰葉「…ありがとうございました」ペコリ

P「俺は何にもしてないよ。よかった、その笑顔見られて」

泰葉「え………?」

泰葉(今、私、笑ってた…?)

ガチャリ

茄子「泰葉ちゃ~ん、思わぬ伏兵を連れてきましたよ~」

ほたる「えっ、あの、私にらめっことか本当に自信なくてっ」ワタワタ

茄子「でも突然たらいが降ってきたり植木鉢が降ってきたりするじゃないですか~」

ほたる「アレは事故なんですよ!!!」


9: ◆6RLd267PvQ 2018/10/12(金)22:53:00 ID:gUD

心「泰葉ちゃ~ん、ちょうどよく勝てそうな相手見つけてきたぞ~☆」

千鶴「ちょっと心さん!私が泰葉さんとにらめっこなんてそんな……いくらなんでも恐れ多いから……」ゴニョゴニョ

泰葉「………ぷっ」

千鶴「ふぇ、や、泰葉さん?」

ほたる「ま、まだにらめっこ、始まってもないですよね…?」

裕美「うん、そうだけど……これでよかったのかも」

泰葉「だって………結局いつもの四人、集まっちゃった」フフッ

千鶴「言われてみれば……」ハッ

ほたる「自然すぎて気が付きませんでしたね…」

裕美「ふふ、あははは……!」

泰葉「何だか凄く、嬉しくて…ふふふ……!」


10: ◆6RLd267PvQ 2018/10/12(金)22:53:13 ID:gUD

心「オーイ、どうすんだコレ☆収拾つかないぞ☆」

茄子「大丈夫ですよ~。笑う門には福来るって言いますし……ね?」



おわれ。


11: ◆6RLd267PvQ 2018/10/12(金)22:54:07 ID:gUD

デレぽで泰葉が頑張っているのを見て、何となく。
応援してるよ。

お目汚し、失礼をば。





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