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喪黒福造「ゴブモンGOをやれば、あなたのニート生活も解消されますよ」 ニート「ゴブモンGOでニート脱却!?」

1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/20(土) 19:13:42.293 ID:y6gjIiBaD

喪黒「私の名は喪黒福造。人呼んで『笑ゥせぇるすまん』。

    ただの『せぇるすまん』じゃございません。私の取り扱う品物はココロ、人間のココロでございます。

    この世は、老いも若きも男も女も、ココロのさみしい人ばかり。

    そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。

    いいえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます。

    さて、今日のお客様は……。

    田尻茂(27) ニート

    【レアゴブモンとの遭遇】

    ホーッホッホッホ……。」


2: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/20(土) 19:16:19.975 ID:y6gjIiBaD

朝。とある住宅街。塀には「田尻」の表札が見える。

田尻家、居間。初老の両親と、若い男性が朝食をとっている。若い男を心配そうな顔で見つめる両親。

俊太郎「茂。実は、お前にどうしても言いたいことがあるんだが……」

テロップ「田尻俊太郎(64) 大企業部長」

茂「言わなくても分かるよ。どうせ今日も、俺が働くよう言いたいんだろ」

テロップ「田尻茂(27) ニート」

俊太郎「ああ。分かってるなら、なぜ働こうとしないんだ……?」

茂「今の俺の年齢と学歴じゃあ、どの会社も雇うわけないじゃん」

達子「アルバイトなら、いくらでもあるでしょ。茂がその気になれば、アルバイトくらいはできるはずよ」

テロップ「田尻達子(60) 専業主婦」

茂「残念だね。現在の俺は、働きたいという気持ちは全然ないから」

俊太郎「なぁ、茂。父さんは来年で定年を迎えるんだぞ。父さんが会社を辞めた後も、お前を養うのは楽じゃないんだからな」


3: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/20(土) 19:18:24.334 ID:y6gjIiBaD

茂「もちろん、分かってるよ。でも、俺はどうしても働きたくないんだ……」

働くつもりがない茂に対し、うんざりした表情の俊太郎と達子。


俊太郎「行ってくる……」

達子「行ってらっしゃい」

玄関を出る俊太郎を、達子が見送る。一方、茂はベッドに寝そべりながら小型のゲーム機を操作している。

茂(昔から、巷で言われているだろ。『働いたら負け』だってな……)


昼。居間で昼食をとる茂と母・達子。

達子「ねぇ、茂……。仲のいい友達とか作ったらどう?」

茂「一人の方が気楽でいいさ」

達子「友達がいれば、外に出る機会も増えるでしょ」

茂「友達なんか欲しくないよ。昔、俺は人間関係でひどい目にあったんでね」

言い訳を繰り返す茂に対し、達子は困った顔をする。


4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/20(土) 19:20:15.341 ID:y6gjIiBaD

茂は、部屋で漫画の単行本を読んでいる。彼が読んでいるのは、ラブコメを題材にした学園漫画だ。

茂(友人や恋人に恵まれた楽しい生活か……。こんなのは、俺の人生とは無縁のものでしかないな)

漫画の単行本を本棚にしまう茂。茂は、本棚にある少年漫画雑誌の束を見つめる。

茂「お、そうだ……。今日は、『週刊少年ジャングル』の発売日だったな」


夕方。コンビニ。雑誌『週刊少年ジャングル』と発泡酒の缶を手にし、レジの前にいる茂。

コンビニを出る茂。彼は、ゴミ箱の側でレジ袋から発泡酒の缶を取り出す。

茂(たまには一杯やるか……)

一方、コンビニの近くには、喪黒福造もいる。何かに夢中になった様子で、スマホの操作を行う喪黒。

発泡酒を飲んでいる茂の姿を見つける喪黒。喪黒は茂に近づき、彼の隣に座る。

喪黒「おや?あなた、こんな所でお酒を飲んでいるのですか?」

茂「ええ。そうですけど……。一体俺に何の用なんですか?」

喪黒「あなたの飲みっぷりが見事だったもので、つい気になって……」


5: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/20(土) 19:22:13.923 ID:y6gjIiBaD

茂「俺は精神的に参っているんです。だから、飲まずにはいられないんですよ」

喪黒「ほう……。おそらく、あなたはご両親からこう言われたのでしょう。『早く仕事に就いてくれ』と……」
   「見たところ、あなたは働いているような人間の雰囲気ではありませんから……」

茂「そ、そうですよ……!よく気がつきましたね……!」

喪黒「いやぁ……。仕事柄、長年、人間観察を行ってきた賜物ですよ。何しろ、私はこういう者ですから」

喪黒が差し出した名刺には、「ココロのスキマ…お埋めします 喪黒福造」と書かれている。

茂「ココロのスキマ、お埋めします?」

喪黒「実はですねぇ……。私、人々の心のスキマをお埋めするボランティアをしているのですよ」

茂「聞いたことのないお仕事ですね……」

喪黒「あなたのような人を救うのが、私の仕事なんです。何なら、相談に乗りましょうか?」


BAR「魔の巣」。喪黒と茂が席に腰掛けている。

茂「実は俺、20代後半になっても定職に就いていないんですよね……」


6: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/20(土) 19:24:20.380 ID:y6gjIiBaD

喪黒「しかしながら、あなたは辛うじて外へ出ることができるわけですから……」
   「だから『引きこもり』ではなく、いわゆる『ニート』でしょう」

茂「まあ、定義的にはそうなりますよね。恥ずかしい話ですが……」

喪黒「田尻さん。あなたがニートになったのも、それなりの事情があったのでしょうなぁ……」

茂「はい。俺は大学に入ったけど卒業できず、23歳の時に中退したんですよ」

喪黒「大学の授業についていけず、無気力になったのですか?」

茂「それだけではありません。俺は大学でも人間関係がうまくいかなかったんです」

喪黒「つまり、あなたは友達ができなかったのですねぇ」

茂「はい。まあ、俺は中学や高校のころも周りから浮いていましたし……」
  「大学ではサークルに入ったものの、ある出来事をきっかけにサークルをやめました」

喪黒「学業と人間関係が行き詰まった結果……。大学を中退し、今に至るまでニート生活というわけですか……」

茂「そうです。年齢的にも、学歴的にも、今の俺はどの会社も雇ってくれないでしょうから……」

喪黒「それなら、アルバイトでもしたらどうです?」


7: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/20(土) 19:26:17.318 ID:y6gjIiBaD

茂「俺はコミュニケーション能力がないですから……。アルバイトをやってもうまくいくとは思えません」

喪黒「でも、あなたは外へ出ることはできるのでしょう?外出する気力があれば、仕事探しもできるはずですが……」

茂「まあ、その……。俺はよほど特別な用事がない限り、外へ出ることはありませんよ……」
  「ほら……。今現在、外へ出ているのは、コンビニで漫画雑誌を買うためなんですから……」

喪黒「じゃあ、外へ出る機会を増やしてみたらどうです?身体を動かすことは、肉体面や精神面での健康にいいですし……」
   「外出が増えて気力が充実すれば、あなたもニート生活から抜け出せるかもしれませんよ」

茂「とはいえ……。外へ出るのは、何かと面倒くさいんですし……」

喪黒「大丈夫ですよ。あるものを使えば、間違いなくあなたの外出は増えるでしょう」

茂「そんなもの、本当にあるんですか?」

喪黒「はい。見てください、これですよ」

ズボンのポケットからスマホを取り出す喪黒。喪黒の操作で、スマホにある画面が表示される。

茂「へぇ……、ゴブモンGOですか。世間で話題になっている、あの有名な……」

喪黒「そうです。私もこのゲームを始めたのですが、意外と面白くて夢中になってしまいましたよ」


8: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/20(土) 19:28:15.707 ID:y6gjIiBaD

茂「確か、ゴブモンGOは大人がハマるゲームと言われていますよね……」
  「そのおかげもあって、世界各国で社会現象になっているらしいですが……」

喪黒「何よりも、ゴブモンGOの元になった『ゴブリンモンスター』は知名度が高いですから」
   「ゲームやアニメなど、ゴブモンは世界的な人気を誇っていますからねぇ……」

茂「世界においては言わずもがな……。日本国内でも、ゴブモンは多くの人間になじみがあるでしょう」
  「ゴブモンなら、俺もテレビゲームでやったことがありますし……」

喪黒「でも、田尻さんはゴブモンGOをやったことはないでしょう?」

茂「ええ、まあ……。俺は外出が少ないですから……。ほら、ゴブモンGOって外出が多いゲームですよね」
  「町中に出没しているゴブモンを捕まえるためのゲームでしょう?ゴブモンGOって……」

喪黒「田尻さん。ゴブモンGOをやれば、あなたのニート生活も解消されますよ」

茂「ゴブモンGOでニート脱却!?どういうことなんですか!?」

喪黒「ゴブモンGOは、健康面でプラスの効果がたくさんあります」
   「なぜなら、ゴブモンGOは何かと外に出ることが多いゲームであり、運動不足の解消にもなります」

茂「それは言えるかもしれませんね……」

喪黒「引きこもりの解消や糖尿病の治療に、ゴブモンGOが役に立ったという報告もあるんですよ」

茂「そうなんですか……」


9: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/20(土) 19:30:18.618 ID:y6gjIiBaD

喪黒「それだけではありません。ゴブモンGOは、精神面でもプラスの効果があるんです」
   「何しろ、ゴブモンGOは大の大人でも楽しめるような作りになっていますから……」
   「うつ病の改善や認知症の予防にも、ゴブモンGOは効果があるらしいですよ」

茂「そんなにすごいんですか、ゴブモンGOって……」

喪黒「そうです。ゴブモンGOをやれば、田尻さんの生活もいい方に変化するでしょう」

茂「でも、仕事探しに役に立つんですか?外に出ることが増えれば、健康にはいいんでしょうけど……」

喪黒「頻繁に外へ出て、身体を動かすことが増えれば、あなたの気力も充実します」
   「それにより、仕事を探そうという気持ちも自然と起きるでしょう」

茂「うーーーん……」

喪黒「さあ、田尻さん。あなたもゴブモンGOをやってみたらどうですか?」

茂「じゃあ、騙されたと思ってやってみますよ……」

喪黒「そうです、その調子!」


翌日。田尻家。自分の部屋で、スマホを操作する茂。

茂(マジかよ……。ニックネームを登録しなきゃならんのか。面倒くさいな……)


10: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/20(土) 19:32:22.471 ID:y6gjIiBaD

茂はスマホの操作を続ける。

茂(よし、ゴブモンGOをインストールできた。さっそく、外へ出てみるか)


スマホを持ち、街を歩く茂。彼はハンバーガー屋の中に入る。

茂(この店が、ゴブストップか……。よし、アイテムをゲットしたぞ)


とある公園の中にいる茂。茂のズボンのポケットの中で、スマホが振動する。スマホの画面を見つめる茂。

茂(おっ……。こんなところに、ゴブモンがいたとは……)

公園のあちこちを巡り、ゴブモン探しに夢中になる茂。

茂(いやぁ、それにしてもなかなか面白いゲームだな……。道理で、大人がハマるはずだよ……)

茂は、自宅にいるよりも充実した表情をしている。


夕方。田尻家、浴室。風呂に入る茂。

茂(外に出て太陽の光を浴び、身体を動かすってのは……。実に気分がいいもんだなぁ)
  (ゴブモンGOのおかげで、俺もこれからは外出が増えそうだ……)


11: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/20(土) 19:34:18.870 ID:y6gjIiBaD

部屋。風呂からあがり、机に向かう茂。茂は考え事をする。

茂(しかし、だ……。ゴブモンGOのために外出をするのも、意外と金がかかる……)
  (ゴブストップとされる店での飲食代がそうだ。それに、ゴブモン探しを本格的にやると交通費もいる……)
  (電車代とか、バス代とか……。あと、スマホのバッテリーの費用……)


BAR「魔の巣」。喪黒と茂が席に腰掛けている。

茂「喪黒さん。ゴブモンGOを始めたことにより、俺の生活はすっかり一変しました」

喪黒「ゴブモンGOをプレイすることで、外へ出る機会が増えたでしょう」

茂「それだけではありません。この俺も、ようやくニート生活から抜け出せたんです!!」

喪黒「仕事を探そうという気力が起きたのでしょうねぇ」

茂「まあ、それもありますが……。ゴブモンGOを本格的に楽しむためには、金がいるんですよ」
  「飲食代とか、交通費とか、スマホのバッテリーの費用とか……」
  「だから、小遣い稼ぎのためにアルバイトを始めたんです」

喪黒「アルバイトはうまくいっていますか?」

茂「もちろんです。ドラッグストアの倉庫で、棚卸しをやる作業ですから……。俺でも無難にこなせています」

喪黒「よかったですなぁ、田尻さん」


12: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/20(土) 19:36:17.456 ID:y6gjIiBaD

茂「何もかも、喪黒さんのおかげです!俺にゴブモンGOを紹介してくださって、本当に感謝していますよ!」

喪黒「どういたしまして……。ただし、私の方から忠告しておきたいことがありましてねぇ……」

茂「どういうことですか?」

喪黒「田尻さんはニート生活を脱却して間もないですから、世間に対して不慣れなことも多いはずです」
   「ですから、少しずつ段階を重ねた上で社会に適応していくべきなのですよ」

茂「確かに……」

喪黒「そこでです……。あなたには、約束していただきたいことがあります」

茂「約束!?」

喪黒「そうです、田尻さん。誰かと恋をするような真似は、当分の間、控えてください」
   「なぜなら……。ニートをやめたばかりのあなたに、恋愛は何かと刺激が強すぎるんですよ」

茂「わ、分かりました……。喪黒さん」

喪黒「約束は、ちゃーーんと守ってくださいよ」

茂「はい……」


13: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/20(土) 19:38:17.043 ID:y6gjIiBaD

とあるドラッグストア。店の上の階では、アルバイトたちが倉庫作業を行っている。

バイト作業には、軍手をはめた茂も加わっている。荷台の上に、薬局の商品を次々と積む茂。

さらに別の階で、茂たちは棚卸しを行っている。カッターナイフを使い、商品の入った段ボール箱を開ける茂。

バイト仲間の遥成玲奈(はるか・せれな)が、茂に声をかける。

成玲奈「田尻さん。上にあるあの商品、取ってください」

テロップ「遥成玲奈(27) フリーター」

棚の上の方にある商品を取り、成玲奈に渡す茂。

成玲奈「ありがとうございます」

夕方。バイトを終えて店を出る茂に、成玲奈が声をかける。

成玲奈「田尻さんは確か、ゴブモンGOが趣味だそうですね?」

茂「ああ……。そうですけど……」

成玲奈「今度の日曜日、私と一緒にゴブモン探しをしませんか?私、レアゴブモンが出没する場所を知っているんです」


14: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/20(土) 19:40:15.644 ID:y6gjIiBaD

日曜日。とある自然公園。敷地内でゴブモンGOをプレイする茂と成玲奈。

茂「おおっ!!野生のレアゴブモンが、ここにもいますよ!」

成玲奈「田尻さん、私もレアゴブモンを見つけましたよ!」

茂「この自然公園は、レアゴブモンの宝庫ですよ!!こんな場所を知っているとは、君もなかなかやりますね……」

スマホを持った茂と成玲奈は、さらに自然公園の奥へ奥へと進んでいく。

植物がうっそうと生い茂る中、2人だけになる茂と成玲奈。2人は打ち解け、いい雰囲気になる。

成玲奈「あの……。前から言おうと思っていたんですけど……」

茂「何ですか、遥さん?」

成玲奈「私、あなたのことが好きなんです!!」

茂「えっ!?」

突然、成玲奈から告白され、困惑した表情になる茂。

成玲奈「田尻さん!!私と付き合ってください!!」


16: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/20(土) 19:42:19.878 ID:y6gjIiBaD

茂「……分かった」

迷った末に、成玲奈による告白を受け入れる茂。次の瞬間、茂の後ろから例の男の声がする。

喪黒「田尻茂さん……。あなた約束を破りましたね」

茂と成玲奈が後ろを振りむと、そこには喪黒が立っている。

茂「も、喪黒さん!!」

喪黒「私はあなたに言ったはずです。誰かと恋をするような真似は、当分の間、控えるべきだ……と」
   「にも関わらず、田尻さんは今ここで……」

茂「だ、だって喪黒さん……。遥さんがせっかく俺に好意的に接してくれたのに……」
  「彼女の善意を無にするのは、申し訳ないじゃないですか!!」

喪黒「弁解は無用です。約束を破ったのだから、あなたにはペナルティーを受けて貰います!!」

喪黒は茂と成玲奈に右手の人差し指を向ける。

喪黒「ドーーーーーーーーーーーン!!!」

茂「ギャアアアアアアアアア!!!」  成玲奈「キャアアアアアアアアア!!!」


17: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/20(土) 19:44:16.044 ID:y6gjIiBaD

夕方。街の郊外。自販機から飲み物を取り出すため、成玲奈は一瞬しゃがみこむ。

ペットボトル飲料のふたを開け、何かの粉薬を入れる成玲奈。彼女は、細工したペットボトル飲料を茂に渡す。

成玲奈「田尻さん。喉乾いたでしょ」

茂「サンキュー」

成玲奈から貰ったペットボトル飲料を飲む茂。

茂「それにしても、今日は疲れたな……」

茂は猛烈な睡魔に襲われ、次第に意識が遠ざかっていく……。にやりと笑みを浮かべる成玲奈。


ある程度時間が経ち、意識を取り戻す茂。どうやら彼は、ガウン姿でベッドに横たわっているようだ。

茂は異変に気がついたものの、身体を思うように動かせない。

成玲奈「さっき、あなたの飲み物に薬を入れておいたからね……」

茂が横たわるベッドの側に、同じくガウンを身にまとった成玲奈が立っている。

茂「は、遥さん……。一体、どういうことなんだ……」


18: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/10/20(土) 19:46:23.628 ID:y6gjIiBaD

成玲奈「こういうことよ」

身に着けていたガウンを脱ぐ成玲奈。成玲奈の裸を見て、驚く茂。

茂「うわあっ!!よ、よりによって、君の股間に俺と同じものがあるなんて!!」

成玲奈「実は私、ニューハーフなのよ。でも、田尻さんのこと気にいっちゃった……」

茂「ということは、君はここで俺を……」

成玲奈「そうよ。私のレアゴブモンを、あなたの身体の中に入れてみたくなったの……」

茂「レアゴブモンって……、そういう意味か!!や、やめてくれえ!!!」

茂は必死で嫌がるものの、為すすべがない。彼の身体のあちこちを、ゆっくりとまさぐる成玲奈。そして……。


ラブホテル街の前にいる喪黒。

喪黒「外に出るという習慣は、一見当たり前のように見えますが……。実は、人間にとっては大切な役割を果たしています」
   「なぜなら、外出をすることは、適度に身体を動かすことでもあり……。肉体面の健康維持のために役に立つ行為だからです」
   「さらに、外出をすることは、人間に様々な刺激を与えますから……。精神面の健康維持にもいい効果がもたらされます」
   「だから、外出を恐れる必要など全くありませんし……。むしろ、人間の健康のために外出は不可欠な行為と言えましょう」
   「それに、外に出れば、どこかで未知なるものが見つかるかもしれませんよ。そう、レアゴブモンを発見した田尻茂さんのように……」
   「オーホッホッホッホッホッホッホ……」

                   ―完―





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