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ハルトマン「ステルスボーイ3001?」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04(土) 17:05:58.11 ID:tuqtchxCO

エイラ「何だソレ?」

ハルトマン「ウルスラから送られてきたんだよ。なになに……」

ハルトマン「『これは”ステルスボーイ”モデル3001個人向けステルス装置です。開発者はウルスラ・ハルトマン』」

ハルトマン「『ステルスボーイは物体の一方から他方へと反射光を伝導する変調フィールドを発生させることで装着者の姿をほぼ透明化し、未熟な相手の目をごまかします』だってさ」

エイラ「……どういうことダ」

ハルトマン「装着者の姿をほぼ透明化、だって。へー、そんな機械が出来たんだ」

エイラ「透明化!? それが本当なら凄いじゃないカ、使ってみてくれヨ」

ハルトマン「ホントかなー? あ、このスイッチを入れて……」カチッ

ブウウン

エイラ「うわっ! は、ハルトマンが消えたゾ!」


4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04(土) 17:13:43.62 ID:tuqtchxCO

ハルトマン「どれどれ、鏡は……わ、ホントだ」

エイラ「透明になっただけデ、触れなくなったりハ……」ムニムニ

ハルトマン「ちょっ、どこ触って」

エイラ「しないみたいだナ。でも完璧に消えてるゾ、ちょっと離れたら見つけられないくらいダ」

カチッ

ブウウン

ハルトマン「ふう。にしし、ウルスラは面白い機械を送ってくれたね」

エイラ「これが量産されたラ、ネウロイなんて目じゃないナ」

ハルトマン「ネウロイなんかよりもっといい使い方があるよ」


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04(土) 17:32:09.47 ID:tuqtchxCO

―ハルトマンとバルクホルンの部屋―

ガチャッ

バルクホルン「そういえば、先日ミーナに借りた本を読み進めていなかったな。たまの雨くらい、読書をして過ごすか」ゴロン

バルクホルン「どこにしまったかな……っと、これだ」

バルクホルン「……」

ハルトマン(トゥルーデめ、この部屋に自分一人きりだと思い込んでるな。しめしめ)

ハルトマン(ちょっとびっくりさせてやる。まずは……)

ガタガタ

バルクホルン「? ハルトマン、いるのか?」


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04(土) 17:40:56.12 ID:tuqtchxCO

バルクホルン「……風でも入ってきたか。まったく、窓はしっかり閉めろとあれほど……」

ハルトマン(まあまあ、この程度で怖がられちゃ面白くないよね。じゃあ……)

ガサガサ ドサッ

バルクホルン「!?」

バルクホルン「やっぱりハルトマンか。おい、何をふざけているんだ!」



バルクホルン「もう分かってるぞ。くだらないことをするな」



バルクホルン「……」

ハルトマン(いいゾ~これ)


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04(土) 17:52:26.74 ID:tuqtchxCO

ガチャッ

バルクホルン「む」



ギィィ…

バタン



バルクホルン「……リベリアンか? いい加減にしておくんだな。全然笑えな――」

ガチャバタン ガチャバタン ガチャバタン ガチャバタン ガチャガチャガチャガチャッ

バルクホルン「!!」

ハルトマン(凄いびっくりしてるwwwwwwwwwwww)


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04(土) 18:01:05.16 ID:tuqtchxCO

バルクホルン「ぽ、ポルターガイスト……」

バルクホルン「な、なにを馬鹿なことを考えているんだゲルトルート・バルクホルン! そんな非科学的な現象があってたまるか!」

バルクホルン「そうだ。きっと立て付けが悪いに違いない。早急に直すよう申請しておかないと――」

スルッ

バルクホルン「うわぁっ!?」ビクッ

ハルトマン(ちょっと撫でただけでこの焦りよう……相当怖がってるな)

バルクホルン「……くそっ! 霊だか悪魔だか知らんが、来るならこいっ! 私な逃げも隠れも」

ハルトマン(ふーっ)

バルクホルン「しなああああ!?」ゾクッ


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04(土) 18:37:29.12 ID:tuqtchxCO

バルクホルン「……」

バルクホルン「おい、誰かいないか!?」ダッ

ハルトマン(あーあ、天下のトゥルーデも形無しだね。追いかけなきゃ)コソコソ

バルクホルン「くそぅ、何で私がこんな目に……」


エイラ「あレ、宿舎は走っちゃいけないんじゃなかったカ?」

バルクホルン「エイラ! 助かった」

エイラ「え?」

ハルトマン(げっ)


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04(土) 18:44:35.71 ID:tuqtchxCO

エイラ「どうかしたのカ?」

バルクホルン「ちょっと私の部屋に来てくれないか」

エイラ「なんでだヨ」

バルクホルン「いいから」

エイラ「私、これからサーニャと……」

バルクホルン「いいから!!」

エイラ「っ」

バルクホルン「……来てくれ」

ハルトマン(ヤバい、エイラはステルスボーイのこと知ってるし多分すぐバレる……そしたらトゥルーデに……)

ハルトマン(口封じしなきゃ)コソコソ


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04(土) 18:56:34.87 ID:tuqtchxCO

バルクホルン「部屋に入って、どうぞ」

エイラ「なんなんだヨ……」

バルクホルン「何か感じないか?」

エイラ「は?」

バルクホルン「……実は、先ほどから奇怪な現象がこの部屋でおこっていてな」

バルクホルン「ハルトマンのベッドの方から音がしたり、扉が猛烈な勢いで開閉を始めたり……私の体にも触れてきたんだ、『何か』が」

ハルトマン(顔がマジになってる……)

エイラ「あっ」

バルクホルン「! な、なんだ! 何か分かったのかエイラ!?」

エイラ「いや、その……」

ハルトマン(言うなよ! 絶対言うなよ!)

バルクホルン「なんでもいい、教えてくれ! の、呪われたりとかしてないよな!?」

エイラ「呪いっていうカ……ハル」

ハルトマン(言うんじゃねェーッ!)ギュッ

エイラ「むぐぅっ!?」


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04(土) 19:11:27.71 ID:tuqtchxCO

バルクホルン「エイラ!?」

ハルトマン(エイラには悪いけど、バレる訳にはいかないんだよ……ゴメンね)

エイラ「ぐ……む…」

バルクホルン「う……うおおおぉぉぉっ! 私の仲間に手を出すなァァーッ!」

ハルトマン(えっ)

ドゴォ

バルクホルン「手応えありッ! オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」

バルクホルン「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオ」

バルクホルン「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァァーッ!」

ハルトマン「ヤッダーバァァァ」ドグシャア

バルクホルン「はぁ、はぁ……」

ハルトマン「う……」

バルクホルン「ハルトマン! どこにいたんだ、どうしてそんなにボロボロなんだ!? まさか霊に」

エイラ「あのナ……バルクホルン、実は……」

バルクホルン「ん?」


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/05/04(土) 19:34:22.30 ID:tuqtchxCO

―数日後―

ハルトマン「反省してます……でもトゥルーデだって」

バルクホルン「は?」

ハルトマン「あんなに怖がってたくせに」

バルクホルン「何だと? 私は怖がってたんじゃない、未知の敵に対して警戒してただけだ」

ハルトマン「……まあ、そういうことにしておいてあげるよ。もう殴られたくないし」

バルクホルン「なんだその言い種は! ええい、お前にあんなものを持たせているから今回のようなことになったんだ! 私が預かっておいてやる」

ハルトマン「え、トゥルーデが回収したんじゃないの? 私は持ってないよ」

バルクホルン「え……?」

ハルトマン「……」



エイラ「ドゥフフ……これさえあれバ、サーニャの部屋を物色してもバレやしないんだナ……」

人は、過ちを繰り返す――

おわり





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