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火の四天王「剣の乙女、お前に大事な話がある」

2018/11/19 11:05 | その他 | コメント(0)

545: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/15(木) 22:21:26.39 ID:ua+8PPg4o

剣の乙女(以下、乙女)「あら、思ったよりも元気そうじゃない」

火の四天王(以下、火王)「……ああ、まあな。それで、話というのは――」

乙女「――待って」

火王「? 剣の乙女?」


乙女「……火の四天王」

乙女「随分と雰囲気が違うけれど……何があったの?」


火王「っ!? す、鋭いな……」


546: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/15(木) 22:26:02.24 ID:ua+8PPg4o

火王「それは……これからする話に関わりがある」

乙女「……ふぅん?」

火王「その……だな……!」

乙女「……随分と、言いにくそうね」


乙女「……当ててあげるわ」

乙女「火の四天王、貴女――‘女’になったわね?」


火王「っ!!?」

火王「すっ、鋭すぎないか!!?」


547: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/15(木) 22:30:11.33 ID:ua+8PPg4o

火王「なっ、何故それがわかった!?」

乙女「脚さばき、雰囲気、そして……魔力が増しているもの」

火王「……それでわかるのは、お前位なものだろうな」

乙女「もう、話はわかったわ」


乙女「貴女……私を笑いに来たんでしょう!?」

乙女「光の勇者は――光の加護」

乙女「祝福の聖女は――愛の祝福」

乙女「剣の乙女は――鉄の処女、って!」


火王「鈍い!!!」


549: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/15(木) 22:35:24.29 ID:ua+8PPg4o

火王「私が、そんな事でお前を笑う筈がないだろう!?」

乙女「良いのよ、わかってるわ」

火王「全然わかっていないぞ!?」

乙女「良いのよ、慣れてるもの」


乙女「男には――あれだけ美人で‘まだ’って……なんか怖くね?」

乙女「……とか!」

乙女「女には――剣の道を歩いてるのに、バージンロード歩いてるよね」

乙女「……とか!」

乙女「……陰で、散々言われてきたんだから!!」


火王「剣の乙女! おっ、落ち着いてくれ! 頼む!」


550: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/15(木) 22:39:47.52 ID:ua+8PPg4o

火王「私は、お前を笑ったりなどはしない!」

乙女「相手は誰? 中止になった、婚約発表の相手?」

火王「ち、違う! お……お前の……よく知る人物だ」

乙女「私の、よく知る人物……?」


乙女「……」

乙女「……光の勇者?」


火王「あああ、違う違う!」

火王「光の勇者ではない! 良いか!? 違うからな!?」


551: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/15(木) 22:45:20.69 ID:ua+8PPg4o

火王「ほら! い、居るだろう!?」

乙女「私のよく知る人物となると……ねえ、まさか……?」

火王「その……だ、大地の魔女だ……!」

乙女「……ねえ、待って頂戴」


乙女「それが本当なら……」

乙女「……大地の魔女のお姉様は――」


乙女「――おちんちんが、生やせるって事?」


火王「ま、まあ……ある意味では」

火王「しかし、何というか……真剣な顔で、その単語はやめてくれるか?」


552: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/15(木) 22:50:15.19 ID:ua+8PPg4o

乙女「もしかして、婚約発表の場を壊したのも……お姉様?」

火王「……そう、だな」

乙女「そして、貴女を‘女’にした……と?」

火王「……ああ///」


乙女「――閃!」

ヒュッ―!


…ゴガァァンッ!


火王「っ!?」

火王(何という剣速だ! それに、離れた場所の岩を真っ二つに……!)


乙女「……」


553: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/15(木) 22:54:00.57 ID:ua+8PPg4o

乙女「……火の四天王、ここからは偽りは許さないわ」

火王「……ああ、無論だ」

乙女「少し、移動しましょう」

火王「私は……此処でも構わない」


乙女「? 何を言ってるの?」

乙女「あの、斬った岩の所まで行くわよ」


乙女「――それで、どんなだったか描いて教えて頂戴」


火王「……か」

火王「描いて教える!?」


554: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/15(木) 22:58:44.13 ID:ua+8PPg4o

乙女「貴女、絵は得意かしら?」

火王「まあ……苦手ではないが……」

乙女「だったら、早く……ん、この小石で良いわね」

火王「まっ、待て! 私に、何を描けと!?」


乙女「そんなの、決まってるでしょう」

乙女「大地の魔女のお姉様の――おちんちんよ」


火王「剣の乙女!? お前、本気で言っているのか!?」


555: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/15(木) 23:04:45.34 ID:ua+8PPg4o

乙女「……敵を知り己を知れば、百戦危うからず」

火王「こ、小石を握らせないでくれ!」

乙女「? なら、どうやって描くつもり?」

火王「描くつもりは無い!」


乙女「良いじゃないの!! 描いて教えてよ!!」

乙女「もおおおおお!! もおおおおお!!」

乙女「ねえ、火の四天王!! あのね!!?」

乙女「私が!! 怒ってないと!! 思ってるの!!?」


火王「すっ、すまない! 描く! 描くから、落ち着いてくれ!」


556: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/15(木) 23:09:53.43 ID:ua+8PPg4o

乙女「出来るだけ、正確に描いて頂戴」

火王「……静と動が、ハッキリしているな」

乙女「ねえ、早くして」

火王「……どうしてこうなってしまったんだ……!?」


火王「た、確か……こんな感じ、で」

カリカリ…


乙女「……嘘でしょう?」


火王「こう……だったぞ(ボワッ)///」

カリカリ…


乙女「……絵が下手過ぎて、全然わからないわ!!」


557: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/15(木) 23:17:02.09 ID:ua+8PPg4o

乙女「ねえ、私は何を描いてと言ったか覚えてる?」

火王「お、おちん……お、覚えている!(ボワッ)///」

乙女「他の物を描いてとは、言ってないわよ?」

火王「わ……わかりやすいかと思ったんだ!」


乙女「火の四天王、貴女――……」

乙女「……」

乙女「口頭と……こう、手で教えて頂戴」


火王「可哀想な物を見る目を向けないでくれ!」


558: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/15(木) 23:23:59.16 ID:ua+8PPg4o

乙女「長さは?」

火王「な、長さは……こ、この位?」

乙女「!? ふ、太さは!?」

火王「確か……こ、この位だった気がする」


乙女「……」ジィッ


火王「どうした?」


乙女「いえ、そこに……こんなのが入ったのかと」ジィッ


火王「!?(ボワッ)///」

火王「そういう目を向けるのもやめてくれ!(ボワッ)///」


559: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/15(木) 23:32:25.86 ID:ua+8PPg4o

乙女「や、やっぱり痛かった?」

火王「喜びで、体の昂ぶりが凄くて……(ボワッ)///」

乙女「ど、どんな風に? ねえ、どうやって?」

火王「こう、私が上になって……(ボワッ)///」


乙女「うっ、上になって!?」

乙女「……うう、上になって!?」


火王「この話は、そろそろやめにしてくれないか!?(ボワッ)///」


560: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/15(木) 23:41:10.60 ID:ua+8PPg4o

火王「大事な話があると言っただろう!?」

乙女「そんな……ええっ……?/// う、上に……?///」

火王「剣の乙女、戻ってきてくれ!」

乙女「……え、な……何?」


火王「――剣の乙女」

火王「お前は人間で、敵だが……私にとって、大切な友人だ」

火王「だから――」


火王「――こちら側に、付く気は無いか?」


乙女「……」


561: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/15(木) 23:48:47.80 ID:ua+8PPg4o

乙女「……残念だけど、それは出来ないわ」

火王「……やはり、そうか」

乙女「ええ、私がこう答えると……わかってたでしょう?」

火王「……まあ、な」


火王「それd」


乙女「じゃあ、話を戻すわね」

乙女「上に乗って……あ、貴女が腰を振ったの?」ジィッ!


火王「~~~っ!(ボワッ)/// 剣の乙女!(ボワッ)///」


562: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/15(木) 23:58:46.37 ID:ua+8PPg4o

火王「お前は、どうしてそう……そっちに話を行かせたがる!?」

乙女「だ、だって……仕方ないじゃないの!」

火王「何が仕方ないんだ!?」

乙女「……だって!」


乙女「こんな事を聞けるの、貴女位なんだもの!」

乙女「他に、誰に聞けって言うの!?」


火王「つ、剣の乙女……」


乙女「世界を救う勇者パーティーの一員の――剣の乙女が!」

乙女「おちんちんや、初体験の事を誰に聞けるって言うの!」


火王「す、すまない……確かに、お前の言う通りだ」


563: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/16(金) 00:11:31.07 ID:wp+PDzrqo

乙女「私だって……怖いものは、怖いの」

火王「……わかった」


火王「――この、火の四天王!」

火王「お前のために、出来うる限りの事はしよう!」


乙女「火の四天王……!」


火王「お前には……色々と借りもあるからな」


乙女「じゃ、じゃあ――」

乙女「私の時は、一緒に居てくれる!?」


火王「……」

火王「えっ!!?」


564: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/16(金) 00:19:26.76 ID:wp+PDzrqo

  ・  ・  ・

光の勇者(以下、勇者)「おい」

大地の魔女(以下、地女)「んー?」パタパタ

勇者「寝転がって足パタパタさせて本読んでんじゃねえ!」

勇者「お前……火の四天王は、どうなったんだ?」


地女「うむ!」

地女「よくわからんが、時間が欲しいらしい」

地女「愛と友情と仕事と……とにかく、板挟みだそうなのだ」


勇者「……その点、お前は悩みがなさそうだな」


565: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/16(金) 00:24:06.48 ID:wp+PDzrqo

地女「何を言う、俺とて悩みの一つや二つはある」

勇者「お前の行動からすると、少なすぎるぞ?」

地女「悩んでいても、始まらんしな」

勇者「……で? その、悩みってのは何だよ?」


地女「いや、最近……剣の乙女がな?」

地女「――私も、覚悟しています」

地女「と言ってくるのだが……何の覚悟かわからんのだ」


勇者「……くれぐれも、これ以上ややこしくするなよ?」


566: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/11/16(金) 00:39:21.29 ID:wp+PDzrqo

地女「まあ……時が来れば、自ずと分かるか」

勇者「……お前、考えるのやめたな?」

地女「うむ! なるようにしかならんからな!」

勇者「どうしてそんなに楽観的になれるんだよ!」


地女「ふはは! それが俺の長所なのだ!」

地女「並大抵の輩には、真似出来んだろうがな!」


勇者「真似したいとも思わねえよ!」

勇者「地の四天王! 絶対に、パーティー内で揉めるなよ!?」

勇者「……最近、祝福の聖女も時々様子が変になるし……!」


地女「……はっはっは!」


地女「光の勇者よ、存分に思い悩むが良い!」



おわり





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