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真「ワンポイント・エース」

1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/30(金) 21:52:18.37 ID:I7/HtMe30

TV「あっとフォアボールです。ベイスターズ、1アウト満塁のピンチで4番バレンティンを迎えます」

TV「中畑監督が出てきます、ピッチャー交代ですね。三嶋に代わって加賀がマウンドに上がります」

真「……ぶー」

P「どうした真。元気がないな」

真「今日、ボクがモデル撮影してた時、どんな格好だったか言ってみてくださいよー」

P「……男物だったな。見事なまでに」

真「そりゃあボクが男物似合うっていうのは分かりますけど。ボクだってたまには可愛い衣装来てー」

真「なんかこう……きゃぴきゃぴるんるんみたいな感じがしたいんですよ!」

P「ごめんな、そういう仕事持ってこれなくて」

真「あっ、いえ、プロデューサーが悪いとかじゃなくて……」


2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/30(金) 21:52:54.59 ID:I7/HtMe30

TV「空振り三振ー! 加賀がバレンティンを抑えました!」

TV「中畑監督が出てきます、加賀は交代するようです」

真「あ、あの、プロデューサー!」

P「どうした?」

真「えっと、今の人、何で出て来たばっかりなのに交代しちゃうんですか? 三振とったのに」


3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/30(金) 21:53:38.16 ID:I7/HtMe30

P「そうだな……真、ピッチャーって何種類あるか分かるか?」

真「はい。試合の最初から投げる先発、受け継いで途中から投げる中継ぎ、最後に投げるのが抑え、ですよね」

P「そうそう。それでな、中継ぎには更に種類があるんだ」

真「えっ、そうなんですか?」

P「ああ。ざっくり分けると、終盤にこれ以上点を取られたくないって時に投げるのがセットアッパー。中継ぎエースだな」

P「次がロングリリーフ。先発が序盤でボコボコ打たれたり、怪我したときに長い回数を投げる人だ」

P「あとは敗戦処理。もう今日は勝てないなーって時に出てくる。前の二つより弱いピッチャーがやることが多いんだが、若手や怪我明けの選手が調整でやったりもする。他のピッチャーの疲れを抑えるのが仕事だな」

P「で、最後はワンポイント。最初っから一人か二人だけに投げるつもりで出てくるピッチャーだ」


4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/30(金) 21:54:15.62 ID:I7/HtMe30

真「でも、野球は三人アウトにしないといけないですよね。どうして三人投げさせてもらえないんですか?」

P「左打ちのバッターは左投げのピッチャーに弱い、っていうのがセオリーでな。この左打者に打たれちゃいけない、って時に左投げのピッチャーに投げさせて、右投げの打者の番が来たら代えてしまうんだ。結果が良くても悪くてもな」

P(加賀はバレンティンに強いだけで右投げなんだけど、ごちゃごちゃしたから黙っておこう)

真「えーっと、つまり……?」

P「……まぁ、プロフェッショナルなんだよ。このバッターはこいつを投げさせれば抑えられる! っていう感じの」

P「ゲームでもあるだろ、火の敵には水の攻撃をしよう、次は水の敵が出て来たから電気の攻撃をしよう、みたいな」

P「ごめんな、ごちゃごちゃの説明で。分かった?」

真「はい。何となく、ですけど」

真「……プロフェッショナル、ワンポイント、かぁ」

真(……)


5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/30(金) 21:55:01.11 ID:I7/HtMe30

P「あー、真、今日の撮影なんだけどな……」

真「男物、ですか?」

P「そうなんだ……ごめんな」

真「いえ、いいんです! 頑張ります!」

P「お、今日はノリノリなんだな。どうしたんだ?」

真「はい! ボク、ワンポイントのエースになります!」

P「ワンポイント?」

真「はい。この前、プロデューサーにワンポイントについて教えてもらった後、色々考えたんです」

真「ボクは、どうしても人気が女の子に偏っちゃうから……それならいっそプロフェッショナルになって女の子のハートをがっちり掴んでやろうって!」

P「なるほど、女の子にワンポイントか。ははは、考えたな」

P「よし。俺もコーチとして、真が先発エースになれるようしっかりプロデュースするからな!」

真「はい、ありがとうございます! それじゃあ行ってきまーす!」


6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/30(金) 21:55:35.48 ID:I7/HtMe30

真(……えへへ、やっぱり言えないよ)

真(ボクはエースになれなくてもいいんです。ワンポイントでいいんです)

真(プロデューサーにワンポイントで投げることができれば、それで)

真「なーんてね! えへへ!」

雪歩「ひゃっ! 真ちゃん、急におっきな声出してどうしたの?」

真「ご、ごめん雪歩。なんでもないよ、さっ、今日もお仕事頑張ろう!」

真(待っててくださいね、プロデューサー)

真(いつか、プロデューサーを三球三振で打ち取って、ボクにメロメロにさせちゃいますから!)


7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/30(金) 21:56:06.71 ID:I7/HtMe30

おしまい


8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/30(金) 21:56:57.17 ID:I7/HtMe30

おまけ

P「真がワンポイントかぁ」

P「そうなると王道春香が本格右腕で、千早は……全体的に纏まってるけど一つ絶対的な武器があるって意味で、フォークボールが武器のストッパー」

P「美希はのらりくらりかわしていく軟投左腕ってところかなぁ」

小鳥「私は?」

P「三塁コーチャー」

小鳥「ファッ!?」

P「一塁コーチャーも可」

小鳥「どういう意味ですかそれ! ねぇ! ちょっと!」





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