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喪黒福造「なぜなら、これは特製の快眠ベッドなのですから……」 女性看護師「快眠ベッド!?」

1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 01:23:15.576 ID:m0d64LdVD

喪黒「私の名は喪黒福造。人呼んで『笑ゥせぇるすまん』。

    ただの『せぇるすまん』じゃございません。私の取り扱う品物はココロ、人間のココロでございます。

    この世は、老いも若きも男も女も、ココロのさみしい人ばかり。

    そんな皆さんのココロのスキマをお埋めいたします。

    いいえ、お金は一銭もいただきません。お客様が満足されたら、それが何よりの報酬でございます。

    さて、今日のお客様は……。

    望月真夜(24) 看護師

    【快眠ベッド】

    ホーッホッホッホ……。」


2: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 01:25:14.192 ID:m0d64LdVD

とある街。寿輪会月見総合病院。

真夜のモノローグ「私は、この病院に勤務する看護師だ」

午前。とある病室。入院患者に対し、若い女性看護師・真夜が優しく語りかける。

真夜「今朝の体調はいかがですか?」

テロップ「望月真夜(24) 看護師・寿輪会月見総合病院勤務」

入院患者「特に変わったことはありません」

真夜「分かりました。これから血圧を測らせていただきますが……」

真夜は、血圧計を使い、入院患者の血圧を測る。別の病室で、真夜はベッドのシーツを交換する。


ナースステーション。真夜を含めた女性看護師たちが、カンファレンス(情報共有のための会議)を行っている。

正午。院内食堂で、昼食をとる真夜。


3: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 01:27:24.653 ID:m0d64LdVD

真夜のモノローグ「それにしても、看護師の仕事というのは本当に忙しい……」

午後。手術を控えた患者・山本が、真夜を含めた女性看護師たちにストレッチャーで運ばれていく。

病室で、入院患者の点滴の交換を行う真夜。ナースステーションで、カルテの記録を行う女性看護師たち。


夕方。廊下を歩きながら、準夜勤務の女性看護師と会話をする真夜。

真夜「あなた、これから準夜勤でしょ。大変だけど、引き続き頑張ってね」

女性看護師「は、はい……」


真夜のモノローグ「この病院では、交代制勤務がとられている」
           「日勤は朝8時30分から夕方17時30分……、準夜勤は夕方16時30分から翌日深夜1時30分……」
           「そして、深夜勤は深夜0時30分から朝8時30分までとなっている」

朝から夕方まで働く女性看護師たち。夕方から深夜まで働く女性看護師たち。深夜から朝まで働く女性看護師たち。


4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 01:29:31.283 ID:m0d64LdVD

真夜のモノローグ「日勤を終えたからといって、おいそれと帰宅できるわけではない」
           「なぜなら、私たち看護師は必ずと言っていいほど残業があるからだ」

薬剤が並んだ部屋にいる真夜と女性看護師。2人はゴム手袋をはめ、点滴を作っている。

午後18時ごろ。配膳車を動かし、各病室へ夕食を運ぶ真夜。夜になり、病室のラウンド(見回り)を行う真夜。


真夜のモノローグ「残業も含めて、やっと日勤が終わった」

夜。住宅街。私服姿の真夜が、自転車に乗りながら家路をたどる。アパートに帰り、真夜はせんべい布団で横になったものの……。

真夜(うう……、なかなか寝付けない……。私は眠りたいのに……)

やっと眠り始める真夜。しかし……、まだ夜なのに彼女は再び目を覚ます。

真夜のモノローグ「今日の私には、深夜勤もある。まだ眠るわけにはいかない」

アパートを出て、自転車に乗る真夜。


5: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 01:31:33.665 ID:m0d64LdVD

深夜。月見総合病院、廊下。真夜のナースコールが鳴る。患者と通話をする真夜。

真夜「わ、分かりました!今行きます!」

あちこちの入院患者の部屋を回る真夜。入院患者のオムツ交換や点滴のチェックを行う真夜。


翌朝。ナースステーションにいる真夜が、この日の日勤の看護師と会う。疲れた顔の真夜。

看護師「おはようございまーす」

真夜「おはようございます……」

ナースステーション。書類に看護記録を付ける真夜。

真夜のモノローグ「この日の私は、深夜勤が終わった後も残業が続いた……」


昼。私服姿の真夜が、自転車をこいでいる。

真夜(帰ったら、さっそく布団で横になるんだ……)


6: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 01:33:31.197 ID:m0d64LdVD

眠そうな表情の真夜。彼女がふと気がつくと……。自転車の目の前を、中年風の男――喪黒福造が歩いているようだ。

慌てて、自転車のブレーキを踏む真夜。しかし、自転車は喪黒の身体に衝突する。バアンッ!!!

道端に倒れたままの喪黒。慌てて喪黒に駆け寄る真夜。

真夜「す……、すみません……!!本当に……大丈夫ですか!?」

ゆっくりと起き上がる喪黒。

喪黒「ホーッホッホッホ。ご安心ください。私はピンピンしていますから……」

真夜「そ……、そうですかぁ……。よ……、よかっ……た……」

喪黒「ん?あなた眠いんですか?ろれつが回ってませんよ……」

真夜「は、はい……。夜勤を終えて……、これから帰宅する……途中ですから……」

自転車に乗ろうとする真夜。しかし、彼女はペダルを踏み外し、地面に転ぶ。ドシーンッ!!!

喪黒「おやおや……。あなたこそ大丈夫ですか?心配だから、送ってあげますよ」

自転車を押しながら歩く真夜。彼女の側に付き添う喪黒。


7: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 01:35:35.283 ID:m0d64LdVD

BAR「魔の巣」、2階。ベッドの上で目を覚ます真夜。真夜の側には喪黒がいる。

真夜「ああ……、それにしてもよく寝た……。え?ここはどこ?」

喪黒「お嬢さん、お目覚めですか?」

真夜「私は今、どこにいるんですか!?それに、何であなたがここへ!?」

喪黒「ここは、BAR『魔の巣』の2階です。あなたがあまりにも眠そうだから、ベッドがあるここへ案内したというわけです」

真夜「そ、そうですか……。わざわざ、私の身体を気遣ってくださって……」

真夜がスマホを見ると……。

真夜「あ、あれ?1時間くらいしか経っていない。かなり長い間、眠ったように見えたのに……」

喪黒「このベッドは特殊なのですよ。店のカウンター席で、ゆっくり話でもしましょう」


BAR「魔の巣」、1階。喪黒と真夜が席に腰掛けている。

喪黒「ほう……、看護師のお仕事も大変ですなぁ」


8: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 01:37:39.779 ID:m0d64LdVD

真夜「はい。日勤は残業が当たり前ですし、夜勤は月に10回ほどあるんです」

喪黒「なるほど。想像以上の激務のようですねぇ。たまにある休日で、たっぷり休むべきですよ」

真夜「そうはいきません。休みの日であっても、救急搬送とかで呼び出されることもありますし……」
   「休日にも、勉強会や委員会とかがありますから……。ほぼ年中無休みたいなものですね」

喪黒「いやぁ、驚きましたよ。これじゃあ、ブラック企業の労働と変わらないじゃないですか」

真夜「はい……。しかも、毎日毎日激務の連続だから、睡眠をなかなか確保できません」
   「昼夜兼行の日々が続くものだから、身体のリズムがすっかり狂ってしまい……。私は寝付きが悪くなりました」

喪黒「日中も夜中も激務続きで、しかも寝ようとしても寝付けない。これじゃあ、頭と身体が悲鳴をあげてしまいますよ」

真夜「ええ……。私の一番の望みは、質のいい睡眠を取ってリフレッシュすることなんです」
   「よっぽど疲れていたせいか、今日はここのベッドで十分な仮眠ができましたけどね」

喪黒「そのことなんですが……。さっきも言ったように、ここにあるベッドは特別なのですよ」
   「なぜなら、これは特製の快眠ベッドなのですから……」

真夜「快眠ベッド!?」


9: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 01:39:36.159 ID:m0d64LdVD

喪黒「そうです。快眠ベッドが実現するのは、名前の通り快眠なのです」
   「このベッドを使えば、短時間ほど横になるだけで質のいい睡眠がとれますし……」
   「起きた後は、頭も身体もスッキリした状態になっている……というわけです」

真夜「それは便利ですね……」

喪黒「よろしかったら、このベッドをあなたにプレゼントしてもいいですよ」

真夜「えっ、いいんですか!?こんな高性能なものを、わざわざ私に……」

喪黒「これは私からの気持ちです。望月さんの健康のためを思ってのことですよ」

真夜「あ、ありがとうございます……!」

喪黒「近いうちに、あなたの自宅に快眠ベッドが届くでしょう」


アパート。真夜が部屋に戻ると、せんべい布団があった場所には快眠ベッドが置かれている。

真夜「快眠ベッドがある……。それにしても、今日中にこれが届くなんて……」


10: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 01:41:29.192 ID:m0d64LdVD

月見総合病院。いつも通り日勤を行う真夜。夕方になり、彼女は残業もこなしていく。

夜。アパート。快眠ベッドで眠る真夜。彼女は眠りながら、とある夢を見ている。

一人で温泉の露天風呂につかる真夜。外の自然を眺めながら、彼女はリラックスしている。……次の瞬間、目を覚ます真夜。

真夜(ああ、夢か……。それにしても、いい夢だったな……)

深夜。月見総合病院。病室の見回りを行うため、廊下を歩く真夜。彼女は一人でガッツポーズをする。

真夜(いつもと違って、私は元気いっぱい!!ようし、頑張るぞ!)


BAR「魔の巣」。喪黒と真夜が席に腰掛けている。

真夜「喪黒さん!おかげで、私は健康を取り戻すことができました」

喪黒「よかったですなぁ。望月さん」

真夜「はい。あのベッドを使うと、短時間寝ただけで疲れが吹っ飛びますし、頭もシャキッとするんです」
   「おかげで、昼も夜も元気よく働けるようになりました」


11: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 01:43:34.031 ID:m0d64LdVD

喪黒「ほら!快眠ベッドの効果は本物だったでしょう」

真夜「ええ。私はあのベッドで夢を見ることもありますが、その夢の内容も非常に気持ちいいものなんです」

喪黒「快眠ベッドで眠ると、必ずいい夢を見ることができます」
   「身体面においてだけでなく、精神面においても使用者をリフレッシュさせてくれるのです」

真夜「そうなんですか……。私、快眠ベッドがますます気に入りましたよ」

喪黒「だったら、望月さん……。あなたには、私と約束していただきたいことがあります」

真夜「約束!?」

喪黒「はい。快眠ベッドの利用は、あくまでも短時間睡眠で疲れをとるためです。なぜなら、あのベッドの効果は強力ですから……」
    「従って……。くれぐれも、長時間に渡って快眠ベッドを利用することだけは控えてくださいよ」

真夜「わ、分かりました……。喪黒さん」


月見総合病院で、日勤と残業をこなす真夜。帰宅し、快眠ベッドで眠る真夜。元気に深夜勤を行い、翌日も残業する真夜。

帰宅後の彼女は、もちろん快眠ベッドで眠る。その後も、深夜勤を行い……。何事もなく日々が過ぎていったが……。


12: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 01:45:29.036 ID:m0d64LdVD

結婚式場。ウェディングドレスを着た真夜。彼女の隣にいる新郎は、絶世の美男子のようだ。

新郎とともに、ウェディングケーキにナイフを入れる真夜。……次の瞬間、目を覚ます真夜。

真夜(夢か……。さっきの夢が現実の世界だったら、どんなによかっただろう……)


深夜。月見総合病院。ナースステーション。真夜を含めた女性看護師たちが、情報交換や看護記録の整理を行う。

真夜(いつもいつも、私は同じことを繰り返している……)

ある病室で、入院患者の点滴をチェックする真夜。彼女のナースコールが鳴る。病室を飛び出し、廊下を走る真夜。

真夜(他人のために働き続けて、自分の時間が全くない人生……)


翌日。病室で、危篤状態の患者を見守る医者、真夜、家族たち。心電図のフラット音が鳴る。ピーーーッ……。

真夜(この人も死んだ……。私がどんなに頑張っても、人が死ぬのは避けられない……)


13: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 01:47:42.060 ID:m0d64LdVD

住宅街。うつろな表情で自転車をこぐ真夜。

真夜(アパートと病院を往復し、ただ働くだけの人生……。私は一体何のために働いているんだろう……)


アパート。部屋にある快眠ベッドを、じっと見つめる真夜。

真夜(今の私の楽しみは、快眠ベッドで寝ることだけ……)

快眠ベッドで横になり、眠りにつく真夜。しばらくした後、いつも通り彼女は目を覚ます。背伸びする真夜。

真夜(ああ、気持ちよかった……。今日も、ぐっすり眠れた……)

夜。自転車をこぎ、病院へ向かう真夜。

真夜(私はこの後、深夜勤が待っている……。それを考えると、憂鬱になる……)

深夜。月見総合病院。1人で廊下を歩く真夜。

真夜(私は、質のいい睡眠を取ることはできたけど、本格的に休むことはできていない……)
   (なぜなら、私には盆休みも正月休みもない。それにこの病院は、有給休暇を取れるような空気じゃない……)


14: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 01:49:47.463 ID:m0d64LdVD

ある日。月見総合病院。ナースステーションで女性看護師長と話をする真夜。

女性看護師長「何ですって!?あなたのお母さんが倒れたって!?」

真夜「はい!!だから、どうしても私を帰らせてください!!」

女性看護師長「仕方ないわね……」

病院を出て、自転車をこぐ真夜。

真夜(母親が倒れたなんて、真っ赤な嘘だ……)

薬局。とあるコーナーの陳列棚から、真夜は薬瓶を手に取る。


アパート。真夜はドアの鍵を開け、部屋の玄関に入る。

真夜(今の私が望んでいるのは、ゆっくり休暇を取ること。そう、快眠ベッドを思う存分使って――)

快眠ベッドで、布団に潜る真夜。彼女は次第に深い眠りについていくが……、しばらくした後、目が覚める。

真夜(確かに、快眠ベッドを使えば気持ちよく眠れる。でも、短時間で目が覚めてしまう……)
   (それが証拠に、思う存分眠ろうとしたものの、何度も睡眠がぶっ切りで起きてしまう……)


15: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 01:53:06.226 ID:m0d64LdVD

とある薬瓶を手にする真夜。これは、彼女が薬局で買ったものだ。

真夜(睡眠薬を飲んで、快眠ベッドで寝てみよう。そうすれば、長時間眠れるはず……)

睡眠薬を飲む真夜。再び、彼女は快眠ベッドで眠りにつく。夢を見る真夜。

小学校・中学校・高校と、秀才であり続けた真夜。彼女はいつもテストで100点を取り、親や教師に褒められている。

一流大学を出て、上場企業に入社した真夜。キャリアウーマンとして働きつつ、オフィスラブを楽しむ真夜。

独立し、ベンチャー企業の社長となる真夜。そして遂に、彼女は有名な二枚目俳優と結婚式を行う。

新郎とともに、ウェディングケーキにナイフを入れる真夜。その時……。新郎の顔は、喪黒の顔へと変化する。

喪黒「望月真夜さん……。あなた約束を破りましたね」

真夜「も、喪黒さん……!!」

喪黒「私は言ったはずですよ。長時間に渡って快眠ベッドを利用することは控えろ……と」
   「それにも関わらず……。あなたは、快眠ベッドを長時間使ってしまいましたねぇ。邪道なやり方で……」

真夜「す、すみません……!!ですが、私にだってやむを得ない理由があったのですから……」


16: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 01:55:20.483 ID:m0d64LdVD

喪黒「もはや手遅れです。約束を破ったのだから、あなたにはペナルティーを受けて貰います!!」

喪黒は真夜に右手の人差し指を向ける。

喪黒「ドーーーーーーーーーーーン!!!」

真夜「キャアアアアアアアアアアア!!!」

アパート。目覚める真夜。彼女が横になっているのは、あのせんべい布団だ。彼女の側には喪黒がいる。

喪黒「望月さん。あなたはもう、快眠ベッドを使用する資格はなくなりました」

真夜「そ、そんな……」


その後――。月見総合病院。ふらふらと廊下を歩く真夜。彼女は目にクマを浮かべ、疲れ切った様子だ。

真夜(快眠ベッドがなくなったせいで、私は一睡もできなくなった……。身体がだるい……。眠りたい……)

ナースステーションに戻る真夜。次の瞬間……。彼女は床へ倒れ、意識を失う。


17: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 01:59:26.288 ID:m0d64LdVD

病室。入院中の真夜。真夜を見守る医者、看護師仲間、彼女の両親。ハンカチで目頭を押さえる真夜の母。

医者「検査の結果、彼女には脳腫瘍が見つかりました。残念ながら、この脳腫瘍は手術が不可能なものです」

意識を失った真夜は、ベッドの上で首を動かし、何度も何度も唸り声をあげている。顔を歪ませ、苦しみ続ける真夜。

真夜「ウウウ~~ッ!!ウオオオオオッ!!アアアアアア~~~ッ!!」

ベッドで夢を見る真夜。彼女が見ている夢は、どれも悪夢ばかりだ。酒乱の夫に、ビール瓶で殴られる真夜。

ホームレスとなり、不良少年たちに嘲笑されながらリンチを受ける真夜。車を運転するも、トラックの事故に巻き込まれる真夜。

刺青を入れた男たちに、刃物で内臓をくり抜かれる真夜。逃亡中の恋人とともに、敵に機関銃で射殺される真夜。


月見総合病院の前にいる喪黒。

喪黒「そもそも、人生には眠りが必ず付きものであり……。人間の一生のうち、約3分の1は睡眠時間に費やされています」
   「眠ることは、頭と身体の健康を維持する効果がありますし……。質のいい睡眠は、人間をリフレッシュさせてくれます」
   「しかしながら……。ある程度働いたり、身体を動かしたりすることがなければ、完全に満足できる睡眠は取れません」
   「結局のところ……。適度に働いて適度に眠り、仕事と休みの両方に意味を見出すことが、理想の人生なのかもしれません」
   「ところで、望月さんは、望み通り長い眠りにつきました。ただし、彼女は目覚めることがないまま、悪夢の中で過ごすわけですが……」
   「オーホッホッホッホッホッホッホ……」

                   ―完―





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