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男「嫁がいつも狙撃銃で僕を狙ってる」 嫁「若い女の子と話してる……発射!」

2018/12/07 23:01 | その他 | コメント(0)
1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 21:42:03.857 ID:l8PCfTNt0

<会社>

同僚「お、今日は愛妻弁当か。いいなぁ~」

男「いいだろぉ~」パカッ

男「……あれ」

男(いつもはご飯に梅干し乗せてくれてるのに、今日は乗ってないな)


バシュッ!


男「!」

男(どこからともなく、ご飯の上に梅干しが飛んできた……)


8: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 21:45:19.129 ID:l8PCfTNt0

プーン…

男「……ん」

男「こんな季節にハエか……うっとうしいな」

プーン…

男「シッ、シッ!」バッバッ


バシュッ!


男「!」

男(ハエが狙撃されて、砕け散った……)


10: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 21:48:31.571 ID:l8PCfTNt0

新人女「せんぱ~い、これ分からないんで教えて下さぁい」

男「ああ、これはね……」

新人女「あぁ~、そうなんですかぁ~。ありがとうございますぅ~」

男「ちょ、近いって……(香水の匂いが……)」

ピシッ!

男「いでっ!」

ピシッ! ピシッ!

男「あうっ! はうっ!?」

新人女「?」

男(柔らかい弾が、僕に向かって何発も……!)


11: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 21:52:20.089 ID:l8PCfTNt0

<自宅>

男「ただいまー」

嫁「お帰り」

男「……今日も僕のことを狙撃銃で狙ったろう」

嫁「なんのことだ?」

男「とぼけちゃって……」

男「ああそれと……その迷彩柄のエプロン、よく似合ってるよ」

嫁「! ……あ、ありがとう」


14: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 21:55:21.340 ID:l8PCfTNt0

嫁「夕食の支度をするから、少し待っててくれ」

男「うん」

嫁「スープの中に……砂糖を発射!」バシュッ

ポチャンッ…

嫁「続いて、塩を発射!」バシュッ

ポチャンッ…

男「狙撃銃使わずにフツーに作りなよ!」

嫁「この方がおいしく出来上がるものでな……」


15: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 21:57:43.811 ID:l8PCfTNt0

嫁「どうだ?」

男「…………」ズズッ…

男「うん、おいしい!」

嫁「本当か!」

嫁「祝砲!」パンッ

嫁「祝砲!」パパパパンッ

男「ちょっ、やめて!」


17: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 22:00:45.035 ID:l8PCfTNt0

男「そろそろ寝ようか。電気消そう」

嫁「ならば、狙撃で電気のスイッチをオフにしよう」パシュッ

男(なんて便利なんだ……)

男「君の狙撃銃は、何でも飛ばせるし、何でもできるんだね」

嫁「ああ、昔は銃弾しか飛ばせなかったが、そのように改造したからな」ジャキッ

男(どう改造したらそうなるんだか……)


23: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 22:04:35.205 ID:l8PCfTNt0

朝――

男「しまった、寝坊した~!」ドタバタ

嫁「あれほど起こしたのに……!」

男「今日は遅刻するとまずいんだよなぁ、会社の健康診断もあるし……」ドタバタ

嫁「…………」

嫁「だったら、あれしかないな」

男「あれって?」


26: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 22:07:16.735 ID:l8PCfTNt0

嫁「この大砲で、あなたを会社に狙撃する」

男「……え」

嫁「さあ、砲の中に入れ」

男「入れって……たしかドラえもんの道具でこんなのあったけどさ……」

嫁「会社は……あっちの方角だったな」

嫁「点火!」シュボッ…

男「あの、まだ心の準備が……」


28: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 22:09:27.073 ID:l8PCfTNt0

嫁「発射!!!」


ドォンッ!!!


男「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」


ギュゥゥゥゥゥゥゥンッ!


29: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 22:11:49.856 ID:l8PCfTNt0

ギュゥゥゥゥゥゥゥンッ!

男(おお……?)

男(空気抵抗やらなにやらで、砲弾になってる僕がどんどん減速して……)ヒュルルルル…

ストンッ

男「着いた」



課長「おはよう。今日はずいぶん早いねえ」


31: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 22:14:23.838 ID:l8PCfTNt0

休みの日――

<街中>

嫁「たまには二人でショッピングというのもいいものだな」ウキウキ

男「うん、このところ忙しかったしね」

男「どれ、洋服でも買うかい?」

嫁「いいのか!? ならば、新しく出た迷彩色の――」



後輩「先輩!」


32: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 22:17:51.401 ID:l8PCfTNt0

後輩「よかった、先輩が近くにいて助かりました!」

嫁「なんの用だ?」

男(この人は、特殊部隊時代の後輩か……)

後輩「実は、立てこもり事件が発生しているんです」

後輩「犯人は体にダイナマイトを巻いており、一触即発の状況で……」

後輩「どうしても先輩の力をお借りしたいんです!」

嫁「私はすでに引退した身、しかもこの通りデート中なんだが……」

男「いいじゃないか。手伝ってあげなよ」

嫁「あなたがそういうなら……」

後輩「ありがとうございますっ!」

嫁「詳しい状況や犯人の位置を話してもらおう」

後輩「はいっ!」


33: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 22:20:47.875 ID:l8PCfTNt0

嫁「じゃあ、狙撃銃貸して」

後輩「ど、どうぞ!」

嫁「発射」ドギュンッ

嫁「終わった。返す」サッ

後輩「え!?」

男「え!?」

ザザッ…

後輩「!」

通信『立てこもり犯が、どこからか飛んできた弾に当たって失神した! すぐに確保する!』

嫁「ほらな?」

後輩「あ……ありがとうございますっ!」

男「せめて見て撃ってあげなよ……なんだか犯人が可哀想になる」

嫁「すまん……」


37: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 22:25:05.614 ID:l8PCfTNt0

<射撃場>

男(嫁さんは、かつて所属してた特殊部隊に未だに頼られてて、狙撃の指導をすることもある)



後輩「はっ!」ドキューン…

後輩「くそっ、わずかに中心から外れた!」

嫁「今外れたのは姿勢が悪かったせいだ。どれ、私が直してやろう」

後輩「お願いしますっ!」


38: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 22:28:19.462 ID:l8PCfTNt0

嫁「まず、もっと腰はこう……ギュッとして!」

後輩「こ、こうですか?」

嫁「両眼でしっかりターゲットをビッと見て、腕はこうバーッとする!」

嫁「そして、ガッと引き金を引くのだ! グワッと!」

後輩「は、はぁ……」

嫁「コラ! もっと腰はグンッといったろう! グンッ!」

後輩「さっきはギュッていってましたけど……」

嫁「そんなこといってないぞ! さあ、もっと腰をギュルッと曲げて……」



男(教えるのはヘタクソなようだ……)


40: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 22:32:19.022 ID:l8PCfTNt0

そんなある日――

<自宅>

男「ふぅ……」

嫁「どうした? 元気がないな」

男「実は……この前の健康診断で再検査しなきゃいけないことになって……」

嫁「再検査……!」

男「まあ、何でもないと思うんだけど、ちょっと憂鬱でね」

嫁「その通り! 絶対何でもない! 病気なんか私が狙撃してやる!」

男「おかげで元気出たよ。ありがとう」クスッ

嫁「それは何よりだ」


41: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 22:35:34.030 ID:l8PCfTNt0

ところが――

<病院>

医者「精密検査の結果、ご主人の脳に腫瘍が見つかりました」

医者「手は尽くしますが、今の状態が続くと、余命はあまり長くないかもしれません……」

男「…………」

嫁「そんな……! 何とか、何とか取り除けないのか!?」

医者「手術では取り除けないデリケートな箇所に出来ており……外科的な措置はまず不可能です」

医者「しかし、投薬や他の治療法を試してみましょう。決して希望は捨てないで下さい」

男「分かりました」

嫁(くっ……!)


42: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 22:38:38.961 ID:l8PCfTNt0

<自宅>

嫁「…………」

男「どうしたの? 今度は君が元気をなくしちゃって」

嫁「夫が長く生きられないといわれて、元気をなくさない妻がどこにいる!」

男「夫の遺産目当てで結婚した妻なら、あるいは」

嫁「冗談をいってる場合か!」

男「ごめんごめん」

嫁「みんな、私を“狙撃手”と見る中、あなたははじめて私を“女”として見てくれた男だった」

嫁「おじいさんおばあさんになるまで、ずっと一緒だと思ってた」

嫁「それなのに……!」


43: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 22:40:14.146 ID:l8PCfTNt0

男「泣かないで」

嫁「!」

男「大丈夫……僕は死なないよ」

男「お医者さんも言ってたろう? 希望を捨てるなって」

男「絶対助かってみせるから……」

嫁「……うん」


45: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 22:45:45.637 ID:l8PCfTNt0

<病院>

医者「こちらがご主人の最新の脳の画像です」

医者「腫瘍の大きさは変わっていません。それどころか、より悪質なものに変性しています」

男「そうですか……」

嫁「…………」

医者「しかし、他にも治療法はあります。決して諦めず――」

嫁「あ、あのっ!」

医者「なんでしょう?」

嫁「もう一度、今の画像を見せてもらえるだろうか。出来れば色んな角度から」

医者「? かまいませんが……」


46: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 22:47:41.959 ID:l8PCfTNt0

嫁「…………」ジーッ

男「どうしたの?」

嫁「ドクター、頼みがある」

医者「なんでしょう?」

嫁「この腫瘍の除去……私にやらせてもらえないだろうか」

医者「はい? おっしゃる意味が――」

嫁「私が狙撃でこの腫瘍を取り除いてみせる!」

医者「は!?」


47: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 22:50:14.774 ID:l8PCfTNt0

医者「なにいってんです!? 狙撃で……って」

医者「外科手術で取り除くのは無理だと、何度も説明したでしょう!」

嫁「この画像を見ると、この角度から極めて小さい弾丸で腫瘍を狙えば」

嫁「脳を傷つけずに腫瘍を取り除ける可能性がある」

医者「奥さん、落ち着いて下さい。ヤケになってはいけません」

医者「今すぐ死ぬわけではありませんし、他にも治療法はあるのですから――」

男「……いいかもしれない」

医者「ちょっ!?」


48: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 22:54:10.914 ID:l8PCfTNt0

医者「なにいってんの!?」

医者「狙撃で脳腫瘍を撃ち抜くなんて聞いたことがない!」

医者「一ミリでもずれたら、どころのレベルじゃないんですよ!? まず即死、最低でも脳死!」

医者「ただの自殺――いや殺人だ! 断じて認められるわけがない!」

嫁「頼む、ドクター」

男「お願いします、お医者さん」

医者「…………!」

医者(夫婦揃って、私を撃ち抜くような目つきしやがって……)

医者「……いいでしょう。ただし、くれぐれも自己責任でやって下さいよ」

嫁「むろんだ」

男「ありがとうございます」

医者(ああ……なんで許可しちゃったんだろ私)


49: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 22:57:41.728 ID:l8PCfTNt0

<手術室>

医者「では、麻酔医を呼んできますので……」

男「いや、麻酔はいりません。立ったままで狙撃を受けたいので」

医者「はぁ!?」

嫁「うむ、私としても立ってくれてた方がやりやすい」

嫁「現役時代も、標的は立っていることがほとんどだったからな」

男「というわけです」

医者「もう好きなようにしてくれぇ!」


52: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 22:59:50.046 ID:l8PCfTNt0

嫁「では、始めよう」ジャキッ

男「うん」


シーン…


医者(ううう……マジで始まってしまった。狙撃による手術が……)

医者(しかし、奥さん……すごい集中力だ。銃を構えて、完全に自分の世界に入っている……)

医者(旦那さんも旦那さんだ。頭に銃を向けられてるのに、至って平然としている……)

医者(なんなんだ、この夫婦……!?)


53: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 23:02:02.316 ID:l8PCfTNt0

嫁「いくぞ」

男「いつでも」





医者「…………」ゴクッ…


56: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 23:04:07.476 ID:l8PCfTNt0

ズキューン…


バシュッ!



………………

…………

……


58: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 23:07:53.200 ID:l8PCfTNt0

医者「……改めて脳を撮影したところ、腫瘍は完全に消えています」

医者「手術は……成功です」

嫁「や、やった!」

男「……ありがとう」

医者「いやはや、すごいものを見せてもらいました」

医者「奥さんの狙撃の腕はもちろんですが、一切微動だにしなかった旦那さんもまたすごい」

医者「この手術は……まさにあなたがた“夫婦の手術”だったといえるでしょう」

嫁「おだててもなにも出ないぞ」

男「こちらこそ、無理を聞き入れて立ち会って下さってありがとうございます」

医者「今日のことは、私の一生の思い出となるでしょうね」


60: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 23:10:48.174 ID:l8PCfTNt0

帰り道――

嫁「今になって……両手が震えている」プルプル…

嫁「我ながら恐ろしいことをしたものだ。脳腫瘍を狙撃だなんて……」

男「本当にありがとう」

嫁「いや……ドクターもいってたが、この手術の功績はむしろあなたにある」

嫁「私の腕を信じて、微動だにしなかったんだからな」

男「君の腕を信じる? 僕は別に、君の腕を信じてたから微動だにしなかったわけじゃないよ」

嫁「えっ、どういうことだ?」


63: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 23:14:16.542 ID:l8PCfTNt0

男「だって……僕にとって、君に狙撃されることは“人生の一部”だから」

男「だから、緊張せず普段通りの気持ちでいられたんだ。微動だにせずにいられたんだ」

男「たとえどんな結果になっても、僕は納得できていたと思うよ」

嫁「…………!」

男「どうしたの? 顔が真っ赤だよ?」

嫁(私としたことが、夫にハートを狙撃されてしまうなんて……まだまだ未熟だ……!)

男「?」

嫁「さ、さあ帰るぞ! ダッシュだ!」ダッ

男「あのー、僕まだ病み上がりなんですけど……」


64: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/12/03(月) 23:16:37.308 ID:l8PCfTNt0

……

男「うわぁ、遅刻遅刻!」

男「行ってきまぁ~す!」タタタタタッ


嫁「おいっ、定期を忘れてるぞ!」

嫁「仕方ない……定期入れをあの人のカバンめがけて――発射!」ズキューン…







おわり





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