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久美子「大人っぽくなりたくて、か」ぷちみお「コレモジダイカー」

52: ◆6RLd267PvQ 2019/02/14(木)07:44:27 ID:dKe

久美子「うーん……まずったわね……」

P「お疲れ、久美子。…悩み事か?」

久美子「あ、P。その…今からクルマ出して貰ったりとか……無理かな?」

P「クルマ?出せるけど……何でだ?」

久美子「よかった、お願い!図書館まで載せてってくれない?返却期限今日までなの…」

P「ああ、そういう事か。そういや最近忙しかったもんな。」

久美子「ごめんね、ちゃんと何かで埋め合わせするから……」

P「んー、そこまで重苦しく考えなくても…ま、遅くならないうちに行ってこよう」

久美子「お願いしまーす」


バタン


53: ◆6RLd267PvQ 2019/02/14(木)07:44:45 ID:dKe

未央「プロデューサーとくみちーって、仲良いよねぇ…いいなぁ、ああいう距離感」

加蓮「久美子さんか……確かに仲はいいと思うけど。何、未央あんな風になりたいの?」

未央「大人って感じするじゃん?ちょっとしたミスでもさり気なくカバーしちゃったりしてさ。」

ぷちみお「リュセ…」

未央「私もあんな風に……何ていうか、さり気なく気を遣えるようになれたらなー」

奈緒「「気」を使う……少年漫画の話か…?」

有香「武道の話でしょうか……」

ぷちみく「マゲナイヨ マゲナイヨ」

みく「どう聞いても別の話にゃ……二人は自分を曲げないよね…」


54: ◆6RLd267PvQ 2019/02/14(木)07:45:00 ID:dKe

~別な日~


久美子「大人っぽくなりたい?」

未央「お願いします、くみちー大師匠!」

ぷちみお「ダイシショウ!」

久美子「だ、大師匠って……大袈裟ねぇ」

千奈美「ふ~ん……久美子が大人っぽい、ねえ」ニヤニヤ

愛結奈「まぁ、未央くらいの子からするとそう見えるのかもね」クスクス

久美子「二人とも……からかうのはやめて、頼むから」

未央「……んん?どういう事?」

久美子「未央も詮索しないの!ほら、置いてくよ」スタスタ

未央「わわ、待ってよくみちーっ」タタタ


千奈美「どれくらい持つかしら」

愛結奈「5分くらいじゃない?」


55: ◆6RLd267PvQ 2019/02/14(木)07:45:14 ID:dKe

~喫茶店~

加蓮「はぁ……大人っぽく、か…」

ぷちかれ「オイシイヨー」ハグハグ

加蓮「…………私も、何だかんだ子供っぽいんだよね」ズズ……

加蓮(あんなのでヤキモチ妬いちゃったりしてさ)

ぷちかれ「カレン コレ オイシイヨー」ハイッ

加蓮「ん、ありがと。クッキーか…」サクッ

加蓮「……甘っ。」

ぷちかれ「ポテェ?」


56: ◆6RLd267PvQ 2019/02/14(木)07:45:36 ID:dKe

~ダーツバー~

未央「おほーっ…ここがくみちー行きつけのダーツバー……す、凄いね、大人だねぇ」キョロキョロ

ぷちみお「ナンテジダイダー」キョロキョロ

久美子「ぷっ……時代は関係ないと思うけど……」クスッ




久美子「そうそう、そんな感じで肘をしっかり固定して……うん、そこで止める」

未央「こ、こんな感じかな…? 何かそれっぽいかも!」

久美子「肘はそのままよ、手首で投げる感じ」

未央「手首で……こうかな、えいっ」

ストッ

久美子「えっ」

未央「おー!ど真ん中だー!くみちー、ど真ん中だよど真ん中、一発で!」

ぷちみお「ヤッター!」ピョンピョン

久美子「…ま、まぁ私の教え方が良かったのよね、うん、きっとそう!」

久美子(私ももっと練習しないと……)

ぷちみお「ヨーシ ヤッテミオー☆」トテトテ

未央「む?ぷちみーにはちょっと的が高いんじゃないかね?」


57: ◆6RLd267PvQ 2019/02/14(木)07:45:51 ID:dKe

ぷちみお「リュー セー!」

ヒューン キラキラキラ コツン

未央「おおっ!?い、今のは…!?」

久美子「これ、小さな流れ星……? ビー玉サイズだけど」

ぷちみお「マケヌカラー」フンス

未央「でも……的には当たらなかったね」

久美子「結局高さが足りなかったわね…」

ぷちみお「リュセ?」キョトン

※壁に当てるものだと思っていた様です。


58: ◆6RLd267PvQ 2019/02/14(木)07:46:09 ID:dKe

未央「ね、ね、今度はくみちーも投げてよ!」

久美子「えっ」

ぷちみお「ダイシショウ!」

久美子「えーっとそれはほら、またの機会にとかじゃあ……ダメかな……?」

未央「え~、なんで~?」

ぷちみお「コレモ ジダイカー?」

久美子「時代は関係ないけど……ああもう、1回だけね!」スッ

未央「おお……立ち姿が既にかっこいい……」

久美子「指先まで意識して……集中……えいっ」

スコンッ

未央「……………」

ぷちみお「アリャー」

※大ハズレ。

久美子「……帰る」

未央「えっ、ええっ、まだ1回投げただけだよくみちー!次、次こそは!」


59: ◆6RLd267PvQ 2019/02/14(木)07:46:28 ID:dKe

久美子「うう……やっぱり意識しすぎるとかえってダメなのよ私…」

未央「意識しすぎると…?」

久美子「…だからね、正しいフォームじゃなくてさ」スッ

ぷちみお「ナンダナンダ?」

久美子「……ほっ、よっ」ヒョイヒョイ

スコンッ スコンッ

未央「おお……2発とも真ん中……」

久美子「ね、こんなへなちょこフォームじゃないと的に当たらないの。全然かっこよくなんかないんだから…」

未央「そんな事ないよくみちー、それって凄い事だよ」

久美子「え…?」


60: ◆6RLd267PvQ 2019/02/14(木)07:46:45 ID:dKe

~テーブル席~


未央「…私さ、三人兄弟の真ん中だからつい周りに気を遣っちゃうようになってさ」

未央「気がついたら…周りから一歩引いちゃう癖がついてたんだ」

未央「期待されれば答えたくなっちゃうし、カッコつけたくなったりもしちゃうけど」

未央「ホントは、かっこ悪い、自信のない自分を見せるのが怖いだけ…って言うかさ」

未央「だから、人にかっこ悪いところもちゃんと見せられるのって、凄いなって」

久美子「…そんな大した話じゃないけどね、ダーツの投げ方1つで大袈裟よ」

未央「でも、くみちーはいつもかっこいいお姉さんってイメージだったから、ちょっと意外っていうかさ、何か、親近感湧いちゃったかも」

ぷちみお「ワイチャッタカモ!」

店員「おまたせしました。こちらご注文のクラブハウスサンドです」コトッ

ぷちみお「オニクサマ………!」キラキラキラ

未央「わぁ、結構大きいんだね、このサンドイッチ!」

久美子「…私ね、未央。家がピアノ教室なのは話したことあったっけ」

未央「む? そう言えば前にくみちーがピアノ弾いてた時に聞いたような」モグモグ

久美子「そうだったわね…。…ホントは…私、外でピアノが弾けない子だったの」


61: ◆6RLd267PvQ 2019/02/14(木)07:47:08 ID:dKe

未央「え、あんなに上手なのに?」

久美子「私より上手な人、たくさんいるもの。家がピアノ教室だから、余計にそう思う場面が多かったし…」

久美子「私じゃなくてもいいんじゃないか、私の演奏には価値なんかないんじゃないかって、ずっと考えてた」

未央「そんな……そんな事…」

ぷちみお「リュセ……?」

未央「…………わかる、気がするけど…」

久美子「さっきの未央の話を聞いた時、あなたは昔の私によく似てるなって思ったの。誰にでもは話さないわよ、こんなの」

未央「くみちー…」

久美子「アイドルになってからよ。楽しませたい気持ちが何より大事なんだって、気付いたのは。…かっこ悪くてもさらけ出したほうが、出来ないことから逃げ出すよりよっぽどカッコイイのよね。」

久美子「って、さっき逃げようとした私が言うと説得力ないかもだけど……癖ってなかなか抜けないわよね」アハハ

未央「ううん、何か…私、くみちーとここに来て良かったよ。」

未央「何か、凄く大事なこと、教えてもらえたって思うから……」

久美子「……何か、照れくさいわね、こういうのって。お互いにハダカの自分を見せてるみたいで…」クスッ

未央「うえっ、は、ハダカって……もう何言い出すのくみちー!」

やいのやいの……。


62: ◆6RLd267PvQ 2019/02/14(木)07:47:23 ID:dKe

久美子「ま。とりあえず食べましょクラブハウスサンド。せっかくの出来たてだもの」

未央「そ、そだね、具材がたっぷりでホントにおいしそ………」

まんぷくぷちみお「ヨハ マンゾクジャー♪」プハー

未央「サンドイッチはどこへ消えた?」

ぷちみお「リュセ?」キョトン

久美子「ぷっ………あはは、このまんまるお腹、つっつきたくならない?」

未央「今なら足の裏もくすぐり放題ですなぁ………ふふふ……」

ぷちみお「リュセ……リュセ?」アワワワ


未央「サンドイッチのうらみじゃー!!」

ぷちみお「ナンテジダイダー!!!」


63: ◆6RLd267PvQ 2019/02/14(木)07:47:39 ID:dKe

~~~~~


~喫茶店~

P「お……やっぱりここにいたのか」

加蓮「Pさん、どしたの?」

ぷちかれ「クッキ オイシイヨー」ハイッ

P「おう、ありがとな。…いや、何か…悩んでるみたいだったから」

加蓮「別に……ただ、自分の子供っぽさが嫌になっただけ」

P「………?」

ぷちかれ「ポテェ」


加蓮「Pさんはさ。例えば私と久美子さんに同じ仕事のオファーが来たとしたら、どっちに仕事ふる?」

P「そりゃ、仕事の適正次第だよ。あ、ウインナーコーヒー1つ下さい」

店員「かしこまりました」

P「疲れた時は甘いものだよな、ぷちかれ」

ぷちかれ「オイシイヨネ」


64: ◆6RLd267PvQ 2019/02/14(木)07:47:53 ID:dKe

加蓮「………じゃあさ、モデルの仕事だったらどうする? …私より、スラッとしてる久美子さんの方を…選ぶんじゃ」

P「それも、適正次第。モデルのオファーったって、どの年代にアプローチするかとか、着る服とか、シチュエーションとか、色々な要素で選んでるんだ。そんなに単純な話じゃないよ」

加蓮「でも!………ごめん、ちょっと頭に血が上ってるかも」

P「………成程な…」

店員「ウインナーコーヒー、おまたせしました。ごゆっくり」

P「ありがとう。……ん?」

ぷちかれ「ポテェ」ジュルリ

P「…クリーム少し食べるか?」

ぷちかれ「チョダ!」


65: ◆6RLd267PvQ 2019/02/14(木)07:48:19 ID:dKe

P「なぁ、加蓮。お前が今、どう考えてるか、俺は何となくしかわからない」

加蓮「うん」

P「その上で意見を言わせてもらうならだが………考え過ぎだ」

加蓮「考え過ぎ………本当にそう思う?」

クリーム舐めるぷちかれ「ペロペロ」

P「ああ。きっとこう思ったんじゃないか?私と久美子さんとなら久美子さん1人いればどうにでもなる、って」

加蓮「……うん」

P「バカだねお前は…」

加蓮「な……そんな言い方…確かに、バカみたいだけど」

P「加蓮、お前は久美子じゃないだろ」

加蓮「あ……」

P「久美子だって加蓮にはなれないし、加蓮だって、無理に背伸びして追いつこうとしなくていいんだよ」

P「どっちも一人のアイドルだし、違った良さがあり、悪さがあって……お前達は皆、他の誰でもないんだからさ」

ぷちかれ「カレン アイドル プチカレ ダイスキ」

加蓮「ぷちかれ………」

P「ぷちかれが一番大好きなアイドルは、きっと加蓮一人だし、代わりなんて誰にもできないよ」

加蓮「……なんか、本当にバカみたいだね、アタシさ」グシグシ

加蓮「もっと、簡単で良かったんだよね、ふふっ…」


66: ◆6RLd267PvQ 2019/02/14(木)07:48:31 ID:dKe

ぷちかれ「カレン ナマイモ タベヨ!」ハイッ

加蓮「え……生はちょっと……」

P「元気付けようとしてるんだろうな……」


~~~~~


67: ◆6RLd267PvQ 2019/02/14(木)07:49:00 ID:dKe

~翌日、事務所~

加蓮「おはよ、久美子さん」

久美子「あ、おはよう加蓮ちゃん」

加蓮「んー………」ジーッ

久美子「ん。どうかした?」

加蓮「久美子さん、綺麗な指してるのに、ネイルできないのもったいないよなぁって」

久美子「あぁ……私もね、前から興味はあるんだけど、どうしてもね…ピアノ弾きの宿命よね」

加蓮「そんな事ないんじゃない?」

久美子「え?」

加蓮「ネイルシールとかさ、邪魔にならないような簡単に付け外しできるやつ、試してみたらどうかな? あ、何だったら私持ってるから……」

久美子「ちょ、加蓮ちゃんステイステイ!気持ちは嬉しいけどいきなり過ぎるってば~!!」


68: ◆6RLd267PvQ 2019/02/14(木)07:49:15 ID:dKe

未央「おっはよー!……ってわわっ、かれんとくみちーがとっくみあってる!!これは貴重映像だよ!大スクープだよ!」

ぷちみお「ナンテジダイダー……リュセ?」

ぷちあいこ「パシャリー」パシャリ

久美子「あ」加蓮「え」

ぷちあいこ「スクープ! パシャリー」トタタタ

加蓮久美子「「待って!これはそういうやつじゃないから!!」」

未央「ぷちあーちゃん……恐ろしい子……」



おわれ。


69: ◆6RLd267PvQ 2019/02/14(木)07:50:33 ID:dKe

ほぼ毎日更新してますが書きたい時に書いてるだけなので急にやたら期間が空いても失踪とかではないです、いつものことなので。

では、お目汚し、失礼をば。





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