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ともえ「…ここはどこなの?」イエイヌ「ここはジャパリパークです!」

2019/04/10 00:02 | けものフレンズ | コメント(0)
1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/03/31(日) 13:44:46.642 ID:IbMeqCVc0

第1話 ごしゅじんさま

とても暖かい夢だった。
あたしの手をお父さんとお母さんが引いてくれていた。
その先には、


3: みみず 2019/03/31(日) 13:45:35.369 ID:IbMeqCVc0

四角い光るものに包まれながら彼女は目を開けた。
「んっ…」
起き上がると周りの景色をゆっくり眺める。
「ここは?」
ゆっくりとゆりかごのようなものからのそのそとはい出そうとするが

ぐらりとゆりかごが傾いた


4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/03/31(日) 13:46:26.639 ID:IbMeqCVc0

「きゃあっ!」

ガコンと音をたててゆりかごが崩れ落ちた
四角い光のかけらがそこらじゅうに散乱する
「いったぁ…」
投げ出された彼女は起き上がりながら頭にこぶが出来ていないか確かめる
「なんで、いきなりぃ…いたた、おかーさーん?」
そこで気づく
「あれ、なんであたしここに…あれ、あたし…なんだっけ…」

彼女は自分が誰であったのか、どこから来たのか、覚えていなかった。


5: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/03/31(日) 13:47:10.462 ID:IbMeqCVc0

彼女は戸惑いながらも立ち上がり、
自分の緑色の長い髪をシュシュでまとめ、
バックと帽子を身に着け外に出た。

外には森が広がっていた。
まぶしい太陽の光がきらめいてところどころが光っているように見えた。
彼女はキョロキョロと周りを見渡し
「本当にどこなの、ここ」


6: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/03/31(日) 13:47:47.600 ID:IbMeqCVc0

彼女は道を歩いていた。
道を歩いていれば誰かと会えるだろうと思っていた。
そんなに長い時間歩いていたわけではない。
まだ、自分の出てきた建物の屋根が見えるくらいだ。

でも、彼女の目の前には理解できない何かがいた。
青い物体、大きな目のようなもの


7: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/03/31(日) 13:48:41.571 ID:IbMeqCVc0

しかし、彼女は知らなかった。
目の前の大きな物体が襲ってくることを
遠くから大きく動く何かがあるとみると彼女は小走りで近づいていた。

「うわー!おっきい!なんだろう!これ!」

それは、確実に、無機質に、彼女を狙っていた。


8: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/03/31(日) 13:49:16.671 ID:IbMeqCVc0

「こんなの見たことない…生きてるんだよね?」

中型セルリアン「…」ギョロリ

「うわ~、こっち見てる!」

中型「…」ジッ

その時茂みから誰かが飛び出してきた。

「なにしてるんですかっ!!!!!!」


10: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/03/31(日) 13:54:08.705 ID:IbMeqCVc0

「きゃあっ!」

「早く!逃げますよ!」

「うっ、うん!」

手を引かれながら後ろを見る。

「うわ!追ってきてる!」

「あの大きさだと全力で逃げないと行けません!走って!」


11: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/03/31(日) 13:58:18.154 ID:IbMeqCVc0

そう言いながら彼女は手をぐいぐい引っ張ってくる
尋常じゃない雰囲気に押され全力で走る
でも、息が上がってこけてしまった。
心配そうに彼女が手を差し伸べる

「頑張って!立ち上がって!」

「はぁ、はぁ先に行って、それで誰か大人の人呼んできてっ!あたしなら大丈夫だから!」

「…あなた…ヒト…?」


12: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/03/31(日) 14:06:42.653 ID:IbMeqCVc0

「何してるの!早くいって!」

「いけません!あなた一人にするなんて出来ません!」

そう言って白い髪の彼女は青い物体から守るように立ちふさがった。
髪の毛が広がり、尻尾を大きく振っているその姿は、何故か頼りになるように見えた

「尻尾…君は、誰?」

「私はイエイヌ、あなたをずっと待っていました」

振り返らず彼女は答える
青いのは徐々に近づいてくる

近づいて、近づいて
いきなり、それは粉々になって砕けた


14: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/03/31(日) 14:12:30.587 ID:IbMeqCVc0

その奥にはまた知らない誰かがいた。
しかし、何か黒いような苦しんでいるような雰囲気がした。
そして、目に留まらぬ速さで茂みの中に消えていった。

イエイヌ「…ふぅ、大丈夫ですか?」

「うん、ありがとう…あれは何?」

イエイヌ「あれはセルリアンです。知らないのですか?」

「…うん、それに君みたいな耳と尻尾が生えている人も初めて見た」

イエイヌと名乗った彼女は大きく尻尾を振る


15: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/03/31(日) 14:25:12.935 ID:IbMeqCVc0

尻尾をブンブンと振りながらイエイヌは聞く

イエイヌ「あのぉ…あなたのお名前は…?」

「あたし?えっと、えへへ、思い出せないんだ」
えへへ、馬鹿だよねぇと彼女は笑っていたが何かを思いついたように
「あ、もしかしたら荷物に書いてるかも!」
もっているバックをごそごそと探す
「これかなぁ…と、もえ」

イエイヌ「…ともえさん?」

「うん…思い出せないけど…あたし、ともえ、よろしくね」

イエイヌ「はい!」


16: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/03/31(日) 14:34:56.052 ID:IbMeqCVc0

イエイヌ「会いたかったぁ!!」

そう言うとイエイヌはともえに抱き着く

ともえ「ちょ、イエイヌちゃん!?」

イエイヌ「やっと!やっとヒトに会えました!」

スンスンと懐かしいものを嗅ぐようにイエイヌがじゃれつく

ともえ「ちょ、ちょっと、やめて」

イエイヌ「はいっ!」

いきなり抱き着かれ、びっくりしたともえだったが「ふぅ」と一息つき

ともえ「…ここはどこなの?」

イエイヌ「ここはジャパリパークです!」


18: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/03/31(日) 14:51:29.933 ID:IbMeqCVc0

ともえ「ジャパリパーク…その、耳と尻尾は?」

イエイヌ「私はフレンズなので!」

ともえ「フレンズ?」

イエイヌ「はい!サンドスターから生まれるのがフレンズで」

ともえ「じゃあ、人じゃないの?」

イエイヌ「はい!」

そんな返答に即座に答えるイエイヌにともえは全然わからんといった表情をした。

ともえ「…うーん、ちょっと、疲れちゃった、休憩できるところ知ってる?」

イエイヌ「では!私たちの家に行きましょう!」

家がある。
その言葉に少し安心して、イエイヌに着いていくことにした。


19: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/03/31(日) 15:08:11.813 ID:IbMeqCVc0

イエイヌ「どうぞ」

そう言うとイエイヌは目の前にお茶を出した。

結局のところ人は居なかった。
いくつかの空っぽの家があっただけだった。
ヒトは、昔、いなくなってしまった。
少し、ともえは悲しくなり、泣いてしまっていた。

イエイヌ「ヒトは落ち着きたいときは、お湯に葉っぱを入れたやつをよく飲んでいたのです」

ともえ「…ありがとう」

一口飲む

ともえ「…おいしい」

イエイヌは良かったと言って何も言わず目の前に座った


20: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/03/31(日) 15:17:05.499 ID:IbMeqCVc0

ともえ「…本当に誰もいないんだね」

イエイヌ「はい、私もずーっと探していましたが、ともえさんが初めてです」

ともえ「そっか」

イエイヌ「でも、私は嬉しいんです!ヒトにずっと会いたかったので!」

ともえ「そっか…あたしも会いたいな」

イエイヌ「…誰にですか?」

ともえ「お母さんと…お父さん、それしか覚えてないんだ」

イエイヌ「探しましょう!その『おかーさん』と『おとーさん』を!」

ともえ「え、えー…でもどこにいるのか…誰に聞けばいいのかわからないし」

イエイヌ「そういう時は『としょかん』に行くとわかるかも知れません!」


21: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/03/31(日) 15:25:39.729 ID:IbMeqCVc0

ともえ「としょかん…」

イエイヌ「はい!とっても賢い博士たちがいるんです!博士なら何か知っているかもしれません!」

ともえ「でも、どうやって行けば」

イエイヌ「ご案内します!!それが私の使命なので!!」

ともえ「イエイヌちゃん…」

イエイヌ「だからご主人さま、泣かないでください」

ともえ「…ぷ、ご主人様じゃないよ、ともえ、ともえでいいよ」

イエイヌ「そ、それじゃあ、ともえ…様!」

ともえ「なに?イエイヌ様?」

イエイヌ「あ、駄目です!あなたはそんな呼び方駄目なんです!」


22: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/03/31(日) 15:32:45.632 ID:IbMeqCVc0

ともえ「でもあたしはイエイヌちゃんに感謝してるもの」

ともえ「あのセルリアンが来たとき、あたしだけならきっと食べられちゃってたし」

ともえ「だから、ともえちゃんって呼んでほしいな」

イエイヌ「う、うー、ではともえちゃん」

ともえ「なに?イエイヌちゃん?」

イエイヌ「明日、としょかんに向かいましょう!今日はもう暗くなるので!」

ともえ「うん!よろしくね!」

そうして、あたしの旅が始まったのだ。


23: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/03/31(日) 15:38:06.913 ID:IbMeqCVc0



24: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/03/31(日) 15:46:43.690 ID:IbMeqCVc0

「ねぇ、早くあの子を見つけないと」

「うん」

「あの『病気』治してげないとねー」

「大丈夫なのだ!アライさんにかかればちょいちょいなのだ!!」

「ほんとにー?」

「急ぎましょう、ラッキーさん」

『わかったよ、かばん』

第一話終わり





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