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【ぼく勉】 成幸 「最近女子たちの絡みを見るとドキドキしちゃってさ」 陽真 「なんて?」

807: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/01(月) 21:24:47 ID:X1SsLnS2

………………

陽真 「いきなり何を言い出すの成ちゃん……」

成幸 「おい、そんなにドン引きするなよ。ウソだよウソ。エイプリルフール」

陽真 「なんだ、びっくりした……」

ホッ

陽真 「成ちゃん、前々からそのケがあったらからとうとう目覚めたのかと思ったよ」

成幸 「そのケって何だそのケって……」

陽真 「成ちゃんも、ソッチに興味があるのかな、ってさ……」

ギュッ

成幸 「!? な……なんで手を握るんだ、小林……?」

陽真 「成ちゃんが先に振ったんじゃないか。同性愛の話……」

クイッ

陽真 「俺をその気にさせた責任くらいは取ってくれてもいいんじゃない?」

陽真 「だって俺、ずっと、成ちゃんのこと……」

成幸 「こ、小林……? いや、その、えっと……」


808: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/01(月) 21:25:40 ID:X1SsLnS2

陽真 「………………」

クスッ

陽真 「なーんて、ね」

成幸 「へ?」

陽真 「ウソのお返しだよ。成ちゃん顔真っ赤にしちゃって、かわいいなぁ」

成幸 「お、お前なぁ! 腕掴んであごをクイって、それ冗談でも何でもなくないか!?」

陽真 「やりすぎちゃったかな。ごめんごめん」

成幸 「まったく……」

成幸 「………………」

ドキドキドキドキ……

成幸 (男とはいえ、イケメンに迫られるとドキドキするのは、普通の反応だよな……)


809: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/01(月) 21:26:12 ID:X1SsLnS2

陽真 「………………」

クスッ

陽真 「なーんて、ね」

成幸 「へ?」

陽真 「ウソのお返しだよ。成ちゃん顔真っ赤にしちゃって、かわいいなぁ」

成幸 「お、お前なぁ! 腕掴んであごをクイって、それ冗談でも何でもなくないか!?」

陽真 「やりすぎちゃったかな。ごめんごめん」

成幸 「まったく……」

成幸 「………………」

ドキドキドキドキ……

成幸 (男とはいえ、イケメンに迫られるとドキドキするのは、普通の反応だよな……)


810: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/01(月) 21:27:02 ID:X1SsLnS2

………………

理珠&文乃&うるか 「「「………………」」」

文乃 「す、すごいものを見てしまったね……」

うるか 「ど、ドキドキしたよぅ。こばやんはすごい迫り方するねぇ……」

理珠 (なぜこんなに動悸が激しくなるのでしょう……)

理珠 (いや、今はそんなことはどうでもいいんです。いいことを思いつきました)

理珠 「文乃、うるかさん、協力してもらいたいことがあるのですが……」

うるか 「? 協力?」

理珠 「ええ。成幸さんにゲームで勝つ算段がついたので、その協力をしていただけたら、と」 ニヤリ

文乃 (ああ、またよからぬことを考えてるなぁ、この顔は……)


811: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/01(月) 21:28:19 ID:X1SsLnS2

………………ファミレス

成幸 「……んー、せっかくの勉強会なのに、あいつら遅いなぁ。メッセージも来てないし……」

成幸 「何かあったのかな……――」

「――成幸!」  「成幸くん!」

成幸 「ん、うるかと古橋か? まったく、遅い、ぞ、って……」

成幸 「……え?」

文乃 「えへへ……///」 うるか 「はは……///」

ギュッ……!!!

成幸 「え、えっと……///」 プイッ 「な、なんで、ふたりは……腕を、組んでるんだ……?」

成幸 (めちゃくちゃ密着してる……)

文乃 「う、うん。あのね。実は……」

うるか 「えへへ、あたしたちね、実は付き合ってるんだ。ね、ふみのん」

文乃 「う、うん! うるたん!」

成幸 「……!?」

成幸 (付き合ってる!? ふみのん!? うるたん!?)


812: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/01(月) 21:29:05 ID:X1SsLnS2

成幸 「………………」

成幸 「……いや、えっと」

成幸 「エイプリルフールのウソだろ?」

うるか&文乃 「「!?」」

うるか 「なんで分かったの成幸!?」

成幸 「わからいでか! 最初は少しびっくりしたけどよく考えたらわかるわ!」

文乃 「ん……まぁ、そうだよね。さすがにバレるよね……」

成幸 (まぁめっちゃドキドキしたけど!!)

成幸 「……っていうか、ふたりとも」

うるか&文乃 「「?」」

成幸 「い……いつまで、くっついてるんだ……?///」

うるか 「あっ……」 文乃 「はわっ!」

シュババッ

うるか (ふ、文乃っちいいにおいだったなぁ……) ドキドキドキドキ……

文乃 (うるかちゃん、やっぱりかわいいよなぁ……) ドキドキドキドキ……


813: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/01(月) 21:29:40 ID:X1SsLnS2

………………物陰

理珠 「むぅ……。どうやら文乃とうるかさんはすぐに看破されたようですね」

紗和子 「まぁ、そりゃそうよね」

理珠 「そうなると、我々が同じ手段で行っても、やはりすぐ看破されるでしょうか……」

理珠 「せっかくエイプリルフールのウソで成幸さんを騙して、成幸さんに勝つチャンスだったというのに……」

紗和子 「!?」

紗和子 (ま、まずいわ! せっかく緒方理珠と合法的にくっつけるチャンスを棒に振るわけにはいかな――)

紗和子 (――じゃなくて! 緒方理珠の勝利への情熱を無駄にするわけにはいかないわ!)

紗和子 「い、いきましょう、緒方理珠! やってみないとわからないわ!」

ガシッ

理珠 「へ? ちょっ、せ、関城さん、あぶなっ……!!」

ドタドタドタッ

ムギュッ

成幸 「!? な、なんだ!?」


814: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/01(月) 21:30:19 ID:X1SsLnS2

紗和子 「いててて……」 ハッ 「あっ」

理珠 「もう、関城さん、急に動くから……って……」

成幸 「………………」

成幸 (……ファミレスの床に倒れる緒方の胸元とスカートの裾が危ういところまで開いている)

成幸 (そして、そんな緒方の上に、関城がのしかかっている。まるで、押し倒したかのように……)

成幸 (その手は当然のように緒方の胸の上だ。口と口は今にも接触しそうなくらい、近い)

紗和子 「くわっ……」 ブシュッ

成幸 (その上鼻血を噴き出した……)

成幸 (これはもう、疑う余地はないだろう……)

成幸 「………………」

ピッピッ……

紗和子 「ゆ、唯我成幸? 一体どこへ電話をかけようとしているのかしら?」

成幸 「警察だよ。決まってるだろ」

紗和子 「随分と問答無用ね!? 早まらないでちょうだい!」


815: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/01(月) 21:30:58 ID:X1SsLnS2

理珠 「成幸さん、感謝します。早く通報してください」

紗和子 「緒方理珠まで!?」

紗和子 「誤解よ、唯我成幸! これはウソよ! エイプリルフールのウソなのよ!」

成幸 「ウソだろうが何だろうが嫌がってる女子の胸を揉むのは犯罪だよ」

紗和子 「はっ!? 魔性の魅力ね。知らず知らずのうちに揉みしだいていたわ」

文乃 (成幸くんは冗談のつもりなんだろうけど、紗和子ちゃんは一度本当に通報された方がいいと思う)

うるか 「………………」

ドキドキドキドキ……

うるか (文乃っち、本当にきれいだよね……。えへへ、なんか、不思議な気持ち……)

うるか (こ、今度ふたりで出かけるとき、手とかつないでもいいかな……?)

うるか (とっ、友達だったら、手をつなぐくらいフツーだよね?)

文乃 「……!?」 ゾワッ (な、なんだろう、今の寒気……どこから……!?)


816: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/01(月) 21:31:42 ID:X1SsLnS2

………………

紗和子 「まったく、唯我成幸。通報の真似をするなんて、冗談じゃすまないわよ!」

成幸 「誰がそれをさせたんだ、誰が。まったく……」

成幸 「さっさと勉強会始めるぞ。お前たちがアホなことするから時間使ったじゃないか……」

文乃 「ごめんごめん。ちょっとしたお茶目だよ」

理珠 「………………」

ドキドキドキドキ……

理珠 (……さっき、一瞬、関城さんにキスをされるのかと思いました)

理珠 (なぜ……)

紗和子 「? 緒方理珠、どうかした?」

理珠 「!? い、いえ……」

理珠 (……なぜ、それを思い出して、私は、)

理珠 (こんなにも、ドキドキしているのでしょう……)

おわり


817: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/01(月) 21:32:25 ID:X1SsLnS2

………………幕間1 「たぎる」

ワイワイガヤガヤ……

四方谷真子 「………………」

ドキドキオロオロ

真子 (NLGL五角関係……!?)

真子 (めっちゃ修羅場だわ。どうしよう。たぎりすぎてヤバい……)

真子 (関係が複雑すぎてよく分からないけど、とりあえず……)

真子 (あのメガネ男子は絶対総受けね!)


818: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/01(月) 21:32:58 ID:X1SsLnS2

………………幕間2 「二段構えは基本」

あすみ 「こ・う・はーい♪ 愛してるぞー?」 ムギュッ

成幸 「はいはい。エイプリルフールのウソですよね」

あすみ 「むっ……なんだよ。少しは慌てろよ。つまんねーの」

成幸 「お店のエイプリルフールフェアとかじゃないんですか?」

成幸 「お客さんみんなに愛してるって言ってるとか……――」

あすみ 「――なっ!」 カァアアアア…… 「い、言うわけねーだろそんなこと!!!!」

あすみ 「げ、ゲームでもなしに、愛してるなんて、そんなの……」

あすみ 「お、お前以外に言うわけ……ねーだろ……」

成幸 「せ、先輩、それって……///」

あすみ 「……うん。まぁ二段構えは基本だよな。ウソに決まってるだろ」

成幸 「結局やられたー!!」

あすみ (……ん、まぁ)

あすみ (ゲームでもないのに “愛してる" なんて言うのは、ほんとにお前だけだけどな)


819: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/01(月) 21:33:43 ID:X1SsLnS2

………………幕間3 「午後」

マチコ 「ん、いけないなぁ、あしゅみー。エイプリルフールは午前中だけだよ?」

あすみ 「へ?」

マチコ 「ウソをついていいのは四月一日の午前中だけ。だから、今のウソ……」

ニヤリ

マチコ 「ホント、ってことになっちゃうねぇ?」

あすみ 「っ……///」

マチコ 「ねぇねぇ、あしゅみーは、唯我クンのことが大好きなんだねぇ?」 ニヤニヤニヤ

成幸 (マチコさんがすごく良い笑顔で先輩を攻めている……)

成幸 (……日本では午前中に限らず午後もウソをついていいって説もあるけど、)

あすみ 「う、うるせーぞマチコ! ちょっと間違えただけだろ!」

成幸 (めずらしくうろたえてる先輩が面白いから、言わないでおこう)

おわり





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