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【古見さんは、コミュ症です。】 瞳 「兄と姉です。」

40: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/07(日) 10:44:56 ID:eW/yQhq.

………………夏休み 朝

笑介 「………………」

ムクリ

笑介 「………………」 ←ついついいつも通りの時間に起きてしまう。

笑介 「………………」 ←もう少し寝てもいいかと考えている。

ボフッ

笑介 「………………」

ムクリ

笑介 「………………」 ←二度寝したところで益はないと思い直した。


41: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/07(日) 10:45:46 ID:eW/yQhq.

………………居間

瞳 「……ってことがあってー」

秀子 「あら~、ほんと、笑介ったらいつも瞳ちゃんのお世話になってるのねぇ」

古見さん [瞳ちゃんが笑介のクラスメイトで本当に良かったです。]

秀子 「ほんとねぇ」

笑介 「………………」

秀子 「あら、笑介。おはよう」

笑介 「………………」

ガシッ

瞳 「? 私の腕なんか掴んじゃって、どったの、笑介くん?」

グイッ

瞳 「とととと……何で引っ張るのー?」

秀子 「あらあら」 ニコニコ

古見さん 「………………」 ニヨニヨニヨ


42: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/07(日) 10:46:49 ID:eW/yQhq.

………………廊下

笑介 「………………」 ジーーーッ

瞳 「もー、笑介くん。そんなに見つめられたら照れちゃうよ……」

笑介 「………………」

瞳 「わかった。わかったよ。そう怒らないでよ」

瞳 「何で私がここにいるのかって?」

笑介 「………………」

瞳 「まず、今日は硝子さんとお出かけの約束をしてて」

笑介 「………………」

瞳 「で、待ち合わせをどこにするか、昨日電話で話していたら、」

笑介 「………………」

瞳 「いつの間にか笑介くんのお母さんが通話に入ってきて朝ご飯をいただくことになったんだ」

!?


43: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/07(日) 10:47:21 ID:eW/yQhq.

………………居間

秀子 「あら、戻ってきた戻ってきた」 ニヤニヤ 「笑介も朝ご飯食べちゃいなさい」

古見さん 「………………」 ニヨニヨニヨ

笑介 「………………」

瞳 「いやー、すみません。なんか笑介くん、私と話したかったみたいで」

!?

秀子 「あらあら……あらあらあら……」 ニヤニヤニヤニヤ

古見さん 「………………」 ニヨニヨニヨニヨニヨニヨ

秀子 「……ところで、硝子」

古見さん 「?」

秀子 「今日のお出かけ、只野くんも一緒なのよね?」 ニヤニヤ

古見さん 「!?」 ←急にとばっちりを食らって動揺している。

笑介 「………………」 ←内心いい気味だと思っている。

秀子 「じゃ、笑介も一緒に行って来なさい」

笑介 「!?」


44: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/07(日) 10:47:59 ID:eW/yQhq.

………………駅前

瞳 「あ、お兄ちゃーん! お待たせー!」

只野 「おお、瞳。古見さん家に迷惑かけてないか?」

瞳 「とりあえず朝ご飯めっちゃ美味しかったよ?」

只野 「そ、そうか……」 (うらやましい……)

古見さん [おはようございます。]

只野 「あ、古見さん。おはようございます」

古見さん [瞳ちゃん、迷惑なんてかけてないですよ。]

古見さん [食卓が賑やかになって、母がすごく喜んでいました。]

只野 「なら良かったです。朝から心配でやきもきしちゃって……」

笑介 「………………」

只野 「……って、笑介くん!?」

瞳 「うん。笑介くんも一緒に行きたいって言うから連れてきちゃった」

笑介 「!?」


45: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/07(日) 10:48:35 ID:eW/yQhq.

只野 「そうだったんだ」 ホッコリ (笑介くんと古見さん、仲良し姉弟なんだなぁ……)

笑介 「………………」

瞳 「ほんとお姉ちゃん大好きだよね、笑介くんは。シスコンだねぇ」

笑介 「!?」

古見さん 「……!」 ←そうだったの? という顔。

笑介 「………………」

スタスタスタ……

瞳 「あ、冗談だってばー! 怒らないでよー」

古見さん 「………………」 ホッコリ

只野 「………………」 ホッコリ

只野 「あっ……僕たちも行きましょうか」

古見さん 「………………」 コクリ


46: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/07(日) 10:49:11 ID:eW/yQhq.

………………

笑介 「………………」

瞳 「笑介くーん、コレ! コレ試着してみてよ!!」

瞳 「絶対似合うよ!!」

笑介 「………………」

瞳 「いいから着て? 早く。ハリーアップ」

笑介 「………………」

瞳 「……ふーん。反抗するんだ? へぇー?」

瞳 「じゃあ、明日から毎朝、笑介くん家に朝ご飯いただきにいっちゃおうかな」

!?

笑介 「………………」 ガシッ

シャッ

瞳 「うんうん。わかればいいんだよ着替え終わったら出てきてねー」


47: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/07(日) 10:50:07 ID:eW/yQhq.

瞳 「………………」

瞳 「………………」

瞳 「………………」

シャッ

笑介 「!?」

瞳 「やっぱり。着替えず中で籠城してようと思ってたんでしょ。お見通しだよ」

瞳 「次同じことしたら、私が試着室入ってお着替えさせてあげるからね?」

!?

只野 (うーん、さすがにアレはやり過ぎだろ……)

只野 (ここは兄として瞳を止めないと……)

只野 (そもそも今日は、古見さんの服を瞳が見繕う約束だったのに……)


48: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/07(日) 10:51:01 ID:eW/yQhq.

古見さん 「………………」 ブルブルブルブル……

只野 (古見さんも瞳を怖がって震えているし……)

只野 「……あ、ちょっと妹止めてきますね。さすがに笑介くんがかわいそ――」

――――ガシッ

只野 「!?」 (こ、古見さんに腕をつかま……つかれた……!?)

只野 「あっ……/// あの……?」

古見さん 「………………」 ジッ

只野 「えっ? 邪魔しちゃ、ダメ?」

古見さん 「………………」 コクリ

只野 「笑介くんがすごく楽しそう、だから……?」

古見さん 「………………」 コクコクコク

只野 (あれが楽しそうに見えるのか……。まぁ、古見さんがいいならいいか……)

只野 「……じゃ、瞳の気が済むまで向こうのベンチで待ってましょうか」

古見さん 「………………」 ジーーーーッ

瞳 「………………」 フンフフンフンフーン♪


49: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/07(日) 10:51:53 ID:eW/yQhq.

只野 「古見さん? 瞳を見つめて、どうしたんですか?」

ハッ

古見さん 「………………」 カァアアアア……

只野 「……? 瞳がうらやましい?」

古見さん 「………………」 コクリ……

只野 「うらやましいって、えっと……」

古見さん 「………………」

カリカリカリ……

古見さん [もし、只野くんがよければなのですが、]

只野 「?」

古見さん [私に、只野くんの服を選ばせてもらえませんか?]

只野 「へ……?」

只野 「………………」

只野 「ええっ!?」


50: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/07(日) 10:52:33 ID:eW/yQhq.

古見さん 「!?」 フルフルフル!!!

古見さん [変な意味はなくて、ただ、]

古見さん [一年前、只野くんに選んでもらったワンピース、今でもお気に入りで、]

古見さん [だから、私も、私のセンスじゃ、満足してもらえないかもしれないけど、]

古見さん 「………………」


古見さん 「……只野くんの服、選びたい、です……」


只野 「えっ……あっ……いや……///」

只野 「う、嬉しいです! ぜ、ぜぜぜぜぜひ、お願い、します……///」 プシュー

古見さん 「………………」 コクリ

只野 (ど、どうしよう……。幸せすぎて僕、今日中にしぬんじゃなかろうか……)

瞳 「………………」 フッ (……青春してるなー)

瞳 「……おーい、笑介くん、あと十秒で出てこないと試着室乱入するよー?」

笑介 「!?」


51: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/07(日) 10:53:12 ID:eW/yQhq.

………………

古見さん 「………………」

ムムムムムムム……

只野 (古見さん、すごく悩んでる……)

只野 (自分の服は選べないのに、人の服は選べるんだな……)

古見さん 「………………」

ピョコッ

只野 (あっ、ネコミミ……)

スッスッスッ……

古見さん 「………………」 ムフーッ

只野 (ご満悦顔だ……)

古見さん [只野くん。これ、試着室で着てみてください。]

只野 「あ、はい! 分かりました。着てきますね」

シャッ


52: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/07(日) 10:54:16 ID:eW/yQhq.

古見さん 「………………」 ピョコピョコピョコ ←期待でネコミミが動いている。

古見さん 「………………」 ハッ ←今さらすごく恥ずかしいことをしたと気づいた。

古見さん 「………………」 カァアアアア…… ←恥ずかしくて顔を隠している。

古見さん 「………………」 ハッ ←というか、迷惑だったのでは?

古見さん 「………………」 ズーーーーン ←とんでもない大きなお世話をしてしまったのでは?

古見さん 「………………」 ズズズズーンン ←自分のセンスが良くないとバレてしまうのでは?

古見さん 「………………」 ←でも、自分が着てもらいたい服を只野くんに着てもらえるのは、

古見さん 「………………」

古見さん 「……///」 ←すごく嬉しい。

シャッ

古見さん 「!?」

只野 「あっ……///」

只野 「着てみましたけど、どうですか、ね……?」

古見さん 「………………」

只野 「古見さん……?」


53: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/07(日) 10:55:20 ID:eW/yQhq.

古見さん 「………………」 ハッ

カリカリカリ……シャッ カリカリカリカリカリ……シャッ カリカリカリ……カリカリカリ……シャッ

只野 (書いては消してを繰り返している……)

只野 (ひ、ひょっとして……あまりにも似合わなすぎて……)

只野 (コメントに窮しておられる……!?)

只野 (な、なんてことだ……。せっかく古見さんに選んでもらった服なのに……)

只野 (僕のガワが良くなさ過ぎるせいで、古見さんを苦しめてしまうなんて……!!)

古見さん 「………………」

カリカリ……スッ

古見さん [よく、似合っています。]

古見さん [格好良いと思います。]

只野 「あっ……///」 カァアアアア…… 「ありがとう、ございます……///」

古見さん 「……///」

 [服はもちろん買いました。その後、瞳ちゃんたちと合流して、古見さんの服も買いました。]

おわり


54: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/07(日) 10:56:33 ID:eW/yQhq.

………………幕間1

只野 「………………」 ←古見さんと瞳の買い物を眺めながら待っている。

笑介 「………………」 ←同上

只野 (……気まずい)

只野 「え……えっと、笑介くん。いつも瞳がごめんね。迷惑だったら言ってね」

笑介 「………………」 ジッ

只野 「あ……そ、そうだよね。迷惑じゃないわけないよね」

笑介 「!?」 ←言外の意志が正確に伝わって珍しく動揺している。

只野 「……あ、多分、古見さんとよく一緒にいるから、分かるんだと思う」

笑介 「!?」 ←珍しくかなり動揺している。

笑介 「………………」 ←この人ある意味妹よりやべーなと思っている。

只野 「や、やだなぁ、瞳ほどヤバくはないよ。僕は普通だよ」

笑介 「!?」


55: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/07(日) 10:57:05 ID:eW/yQhq.

………………幕間1

瞳 「ところでさっき消した部分はなんて書いてあったんスか~?」 ニヤリ

古見さん 「!?」 ←見られてた!?

おわり


56: 以下、名無しが深夜にお送りします 2019/04/07(日) 10:58:08 ID:eW/yQhq.

>>1です。読んでくださった方ありがとうございました。

感想、乙等とても嬉しいです。励みになります。
またもし書けたらここに投下します。





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