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俺「ええ、おっぱいを探していて」

2019/06/29 00:02 | その他 | コメント(0)
1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 10:55:04.768 ID:kO+5uQwB0

ガタンゴトン

ガタンゴトン

俺「…」

小太り「相席いいかい?」

俺「ええ、どうぞ」

小太り「あんた、どこまで乗るんだい?」ゴソゴソ

俺「とりあえず次の町まで」

小太り「なんだ、わしのほうが先に降りるのかっと」ドサ

俺「探しているものが見つかれば早く降りるかもしれません」

小太り「ほう、何を探していて?いや、これでも行商人でね」

俺「ええ、おっぱいを探してるんです」


4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 10:56:37.814 ID:kO+5uQwB0

小太り「ほう、あんた運がいいな」

俺「どうしてですか?」

小太り「わしは今、おっぱいの群生地にいこうとしとる」

俺「なんと」

小太り「あそこはいいおっぱいがかんじょよく生っている」


6: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 10:57:10.926 ID:kO+5uQwB0

小太り「これが去年取ったおっぱいだ」ゴソゴソ

俺「去年?」

小太り「ああ、しおれちゃいるが…ほれ」

俺「ああ、おっぱいですね、乳首がすぅこし黒くなっているが」

小太り「袖すりあうのもなんとやら、これで一杯やるかい?」

俺「いえ、探しているのは最も綺麗なおっぱいですから」

小太り「お、いうねぇ気に入った」ハム

ガタンゴトン

ガタンゴトン


7: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 10:57:39.275 ID:kO+5uQwB0

小太り「お、そろそろか」

俺「荷物をもちましょう」

小太り「じゃあそのおっぱい用のたもを持ってくれ」

俺「これだけでいいんですか?」

小太り「長物は邪魔になることがおおいのさ」

ガタンゴトン

ガタン…ゴトン…

プシュー


8: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 10:58:03.311 ID:kO+5uQwB0

俺「ここから群生地はとおいのでしょうか?」

小太り「そんなにはない、ただ移動しているとやっかいだ」

俺「というと?」

小太り「おっぱいのなる樹は気まぐれに歩くのさ」

俺「それははじめて聞きました」

小太り「そりゃそうさ、ここはわししか知らない」

俺「望むおっぱいがあるといいのですが」

小太り「今年は川の硝子が青いから良いのが生っているはずだ、保証はしないが」


9: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 10:58:30.602 ID:kO+5uQwB0

小太り「川沿いをのぼるぞ」

俺「箒星も流れていますね」

小太り「はは、違う違う、空が映っているのさ」

俺「本当だ、星が降っている」

小太り「かしおぺあの星降りさ」

俺「へぇ」

小太り「こうなるとますます急がなくては、旬を逃してしまう」


10: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 10:58:58.851 ID:kO+5uQwB0

小太り「お、あったあった」

俺「これは、鈴なりな」

小太り「はっはっはっ、今年は大当たりだ、当たり年だ」

俺「しかし、少し熟れていないような」

小太り「当り前さ、出荷する前に熟していると運んでいる最中に痛んじまう」

俺「なるほど」

小太り「こういったピンクの乳首が収穫頃なのさ、たも貸せ」

俺「どうぞ」

小太り「ほっ、ほっ、ほっ」ヒョイヒョイ


11: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 10:59:30.827 ID:kO+5uQwB0

小太り「この!あばれるな!」

俺「ちょっと、乱暴ではないですか?」

小太り「こうしないと鮮度がおちちまう、まあ見てな、こうやって」

小太り「絹の袋にいれてやりゃあ、見てみろ」

俺「おとなしくなってる」

小太り「わしはもう三度樹に登る、その間に目にかなったおっぱいを選んでおいてくれ」

俺「よいのですか?」

小太り「あんたもおっぱいが好きだからな、うちの商品を好きになってお客になってくれれば嬉しい」


12: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:00:03.438 ID:kO+5uQwB0

俺「いいおっぱいだ」

俺「新鮮な乳首もついている」

俺「でも」



俺「望んでいるものはこれじゃない」


13: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:00:26.749 ID:kO+5uQwB0

小太り「はぁ、とった、とった」

俺「お疲れ様です」

小太り「そっちはどうだい」

俺「残念ながら」

小太り「そうかい、なんだか申し訳ないな」

俺「お気になさらず」

小太り「あんたが行こうとしていた町があるだろう」

小太り「その町の次の町にはおっぱいが作られているって話だ」

俺「でも、そんなお金はなくて」

小太り「なんのわしの切符をやるさ」


14: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:01:02.622 ID:kO+5uQwB0

俺「いいのですか?」

小太り「いいさ、この切符は保険でな」

俺「保険?」

小太り「…そろそろか」フワ

俺「絹の袋が浮いている」

小太り「おっぱいがとれれば町に飛ぶのさ、取れなければとぼとぼ鉄道で帰るのさ」

俺「そうなんですか、お気をつけて」

小太り「あんたもな、老婆心ながら言っとくが、おっぱいなんてこんなものさ」

俺「こんなもの?」

小太り「妥協することも大事だぞ」

俺「わかりました」

小太り「じゃあな」

俺「さよなら」


15: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:01:27.167 ID:kO+5uQwB0

ガタンゴトン

ガタンゴトン

俺「おっぱいなんてこんなもの」

俺「そうだろうか」

俺「次の次の町か」

ガタンゴトン

ガタンゴトン


17: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:03:21.638 ID:kO+5uQwB0

ガタンゴトン

ガタン…ゴトン…プシュー

俺「ここが言っていた町か」

駅員「切符を拝見」

俺「どうぞ、ここではおっぱいがあると聞いてんですが知っていますか?」

駅員「ええ、有名ですよ、理想のおっぱいを求めて来られるお方もいます」

俺「かく言う俺もそのひとりでして」

駅員「それではこのステーションを真っすぐ行ってください、役所係がいるはずです」

俺「どうも」

駅員「よいおっぱいを」


20: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:04:39.540 ID:kO+5uQwB0

役所係「おっぱいをお求めで?」

俺「はい」

役所係「どのようなおっぱいが良いのでしょうか?」

俺「綺麗なうつくしいおっぱいを探しています」

役所係「大きさは?使い心地は?」

俺「わからない」

役所係「なんと、お客様はここのおっぱいが初おっぱいなのですか?」

俺「いままで所有したことはありません」

役所係「では工場を見学いたしましょう」

役所係「どうぞこちらへ」


24: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:05:03.338 ID:kO+5uQwB0

俺「ちゃんとしたところですね」

役所係「町の特産ですから」

俺「灯がこんなに下がっている」

役所係「これは水銀灯です、壁はコンクリイトでできています」

俺「立派なものだ」

役所係「ありがとうございます」


25: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:05:39.420 ID:kO+5uQwB0

役所係「ここの硝子窓をご覧ください」

俺「あれは誰ですか?」

役所係「職人です、お客様の望むおっぱいをここで一房一房丁寧につくっております」

俺「あの手元にあるのがおっぱい?」

役所係「ええ、縫い込まれた瑠璃、柘榴石が美しいでしょう」

俺「煌びやかなおっぱいですね」

役所係「お客様の中には真珠や蛋白石など天然の美しさを所望する方もおられます」


27: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:06:09.751 ID:kO+5uQwB0

役所係「やはり長年使うものですからね、良いものにしないと」

俺「野生のおっぱいとは違うのですね」

役所係「あんなものここのおっぱいと比べても月とすっぽんです」

俺「触ることは出来ますか?」

役所係「えぇ、工場の最後に既製品のおっぱいもあるのでどうぞ」

俺「このおっぱいはいちから育てているのですか?」

役所係「もちろん、町で掘り出したおっぱいを使用しています」

俺「なるほどなぁ」


28: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:06:39.595 ID:kO+5uQwB0

俺「どうも、ここのおっぱいは違うようだ」

役所係「お気に召しませんでしたか?」

俺「はい、ここのおっぱいはとても綺麗で魅力的ですが」

役所係「それは残念です」

俺「ここよりもよいおっぱいはあるのでしょうか?」

役所係「私どもはこの町のおっぱいはより良い物はないと自負しております」

俺「そうですか」

職人「おい!」


29: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:07:09.728 ID:kO+5uQwB0

俺「はい」

職人「ここで作ったおっぱいにケチつけるとはいい度胸だな!」

俺「いえ、そういうわけでは」

職人「ここのおっぱいはなぁ!一から掘り出して!削って!飾りつけした最高のおっぱいだ!」

役所係「職人さん、落ち着いてください」

職人「こんな若造がありもしねぇおっぱいを語るのがいけないんだ!」

俺「…」

役所係「申し訳ありません」

俺「いえ、こちらも失礼いたしました」


30: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:07:43.190 ID:kO+5uQwB0

役所係「本日はどちらにお泊りになるのですか?」

俺「いえ、まだ町に来たばかりで」

役所係「ではおすすめの宿の地図をお渡ししますよ」

俺「ありがとうございます」

役所係「階段の上の宿がいいか…硝子の窓の宿がいいか…」

俺「手持ちが少ないので、安いものが」

役所係「それならば、鐘の近くの宿でしょうな、ここになります」

俺「わかりました。それでは」

役所係「お気をつけて」


31: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:08:08.977 ID:kO+5uQwB0

トボトボ

トボトボ

俺「ありもしないか」

俺「そうだろうか」

俺「鐘の近くの宿か」

トボトボ

トボトボ


32: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:09:27.508 ID:kO+5uQwB0

店主「いらっしゃい」

俺「鐘の近くの宿とはここでよろしいのでしょうか?」

店主「そうだよ」

俺「一泊よろしいですか」

店主「話は聞いてるよ、こっちの部屋だ」

俺「ありがとうございます」


33: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:09:56.022 ID:kO+5uQwB0

俺「いい部屋だ」

店主「ではごゆっくり」

パタン

俺「今日はもう寝よう」

俺「今日もまた見つからなかった」


34: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:10:21.677 ID:kO+5uQwB0

俺「すぅ、すぅ」

ガチャ

俺「…ん?」

ガバ

「抑えろ!」

俺「誰だ!」

職人「ちっ、目を覚ましてやがった!」

俺「離せ!」

職人「うるせぇ!」ゴス

バタ

「しんじまってるんじゃあないですか?」

職人「こいつはこの町のおっぱいを馬鹿にしやがった」

「この町のおっぱいがわからねぇやつはわからせてやるまでさ」


35: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:10:48.794 ID:kO+5uQwB0

カンカン

俺「…ここは」

老人「鉱山さ」

俺「…鉱山?」

老人「おっぱいを掘り出している鉱山さ」

俺「なんでこんなところに」

老人「あんたは奴隷になったのさ」

老人「この町のおっぱいの奴隷にな」


36: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:11:13.970 ID:kO+5uQwB0

俺「俺はそんなこと」

老人「あんたの理屈はここでは言わんほうがいい」

俺「どうにか逃げ出さなくては」

老人「やめておけ、鞭でたたく係がいる」

俺「そんな」

老人「ここでは働かなくては飯がもらえないからな、ついてこい」

俺「あなたは」

老人「別にあんたに教える義理もない、早く来い」


37: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:11:39.540 ID:kO+5uQwB0

カンカン

老人「あそこを見てみろ」

俺「おっぱいが見えていますね」

老人「最初は大きい塊でとるのだ」

俺「その後は?」

老人「ねこにのせて選別所に持っていく、瑠璃や柘榴が混ざると多く飯がもらえる」

俺「あなたはいつからここに?」

老人「20年かそれ以上だ」

俺「そんなに」

老人「ここはおっぱいさえ取れればくいっぱぐれることもない」


38: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:12:01.724 ID:kO+5uQwB0

老人「さあ、ここの生活の説明はこれで終わりだ」

俺「え?」

老人「鞭が飛ぶ前に掘りにいくぞ」

俺「でも」

老人「お前のためだ、いうことを聞け」

俺「…わかりました」


40: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:12:23.382 ID:kO+5uQwB0

カンカンカン

ガラガラガラ

カンカンカン

ガラガラガラ

カンカンカン


41: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:12:50.731 ID:kO+5uQwB0

俺「…」カンカン

「今日の分のおっぱいはまだか」

俺「まだです」

「早く掘り出せ!!!」ピシィ

俺「…はい」

カンカンカン


42: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:13:14.406 ID:kO+5uQwB0

老人「…」ゴト

俺「…それは?」

老人「自分のおっぱいだと言って持っていけ」

俺「…すみません」

老人「ここのおっぱいも少なくなってきているからな」

俺「あなたはどうするのですか?」

老人「またおっぱいを見つけるさ、長年の勘ってやつさ」

俺「すみません…」


43: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:13:34.717 ID:kO+5uQwB0

カンカンカン

ガラガラガラ

カンカン

ポロ


44: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:14:06.811 ID:kO+5uQwB0

老人「ずいぶんと見つけるのがうまくなったな」

俺「ええ、お陰様で」

老人「おっぱいならなんでも飯になるんだわかったな」

俺「そうですね」

老人「さて、わしも安心した」

俺「あの」

老人「なんだ?」

俺「ありがとうございました」

老人「気にするな」


45: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:14:52.249 ID:kO+5uQwB0

カンカンカン

ポロリ

ガラガラガラ

カンカンカン

ガラガラガラ

ドォン

どぉん


46: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:15:12.111 ID:kO+5uQwB0

「ちっ、落盤だ」

「おい!奴隷ども!死体を早く引き揚げろ!」

「揚げた死体は使わない穴に放り込んで石灰を撒け!それで土を被せろ!」

俺「…」

老人「」

俺「…」

俺「………」


47: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:15:55.574 ID:kO+5uQwB0

俺「はぁ、はぁ」タッタッタッ

「奴隷が逃げたぞ!!追え!!」

「落盤の処理が先だ!!おまえ!捕まえてこい!!」

「待て!この奴隷め!!」

俺「はぁ、はぁ、はぁ」タッタッタッ

「待て!!!」タッタッタッ

俺「うっ…」ズサ

「はぁ、はっぁ、手間取らせやがって」

俺「俺は、俺はなりたくない!!あんな風になりたくない!!」

「うるせぇ!いうこと聞かないやつは!!」ビシィ

俺「あうっ!!」


48: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:16:25.933 ID:kO+5uQwB0

「おまえは!!ずっと!!奴隷なんだよ!!」ビシィ ビシィ

俺「あ、あ、」ギュ

「わかったら!早く!!もご!!」ガン

俺「ふー…ふー…」

「いしで…なぐりやがって…てめ…ころ…」ダラダラ

俺「ああああああああああああああああああああああああああああ!!」

ガン

ガン

ガン


49: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:17:10.099 ID:kO+5uQwB0

トボトボ

俺「…どのくらい逃げたんだろう」

ゴォォォォ

俺「さむい…ひどく…さむい…」

俺「ここは…とても…」バタ

ゴォォォォ

ゴォォォォ


52: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:18:54.976 ID:kO+5uQwB0

ユサユサ

俺「…ん」

白熊「…やぁ、目が覚めたかい」

俺「…君は?」

白熊「僕はポーラ、君は眠っていたんだ」

俺「…ここは?」

白熊「ここは北極さ」

俺「…ずいぶん寒いと思ったけど北極だったのか」

白熊「目が覚めたのならご飯を食べないと、起きれるかい?」

俺「えぇ、ありがとうポーラ」


53: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:19:21.481 ID:kO+5uQwB0

白熊「君はどうしてあそこにいたんだい?」

俺「…わからない」

白熊「自分のことを忘れてしまったのかい?」

俺「いや、なにか酷く綺麗な物を探していたはず」

白熊「綺麗な物?」

俺「何だったんだろう」

白熊「わからないけど、綺麗な物はここにもたくさんあるよ」


54: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:20:01.942 ID:kO+5uQwB0

俺「例えば?」

白熊「僕らの乗っているこの氷は大きな砂糖の塊なんだ…はい、舐めてみて」

俺「…甘い」

白熊「後は見上げた星があるのだけれど手を伸ばして取ってみなよ」

俺「…こうかい?」ギュ

白熊「開いて」

俺「…飴玉だ」

白熊「ここの星はすべて食べれるんだ」

俺「サソリの目のように真っ赤だ」

白熊「食べてもいいよ」

俺「…おいひい」コロコロ


55: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:20:34.913 ID:kO+5uQwB0

俺「…でも、少し足りないかな」

白熊「そうだろうね、だからさ」

俺「わっ」

白熊「いまからご飯を取りに行こう」

俺「いいのかい?背中にのせて貰って」

白熊「君はまだ歩けないだろう?」

俺「そうだ、そうだった、お願いするよ」


56: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:21:20.588 ID:kO+5uQwB0

俺「ここは不思議だね」

白熊「どうしてだい?」

俺「星が出ているのにこんなにも明るい」

白熊「ここはずっとそんな調子さ」

俺「ずっと?」

白熊「ああ、ずっとさ」

俺「そうか、いいね、とてもいい」

白熊「おっと、獲物が見えた、ちょっと取ってくるよ」


57: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:21:51.504 ID:kO+5uQwB0

俺「あれはセイウチ?」

白熊「ああ、少し降ろすよ」

俺「うん」

白熊「…」トストストス

ダッダッダッ

ガブッ

バタバタ

グググッ

ググッ


59: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:22:25.484 ID:kO+5uQwB0

白熊「取ってきたよ」

俺「すごいね、自分と同じくらいの生き物なのに」

白熊「なに、平気さ、はい」ポキ

俺「これは?」

白熊「セイウチの牙だよ、とても美味しいんだ」

俺「これは、菓子だ、バターがたんと使われている」

白熊「それじゃあ次は綺麗な物を探しに行こう」

俺「もっと綺麗な物があるのかい?」

白熊「あぁとっておきのがあるよ」


60: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:23:03.507 ID:kO+5uQwB0

白熊「どうだい」

俺「すごい、すごい綺麗だ」

白熊「これはオーロラさ」

俺「オーロラ…綺麗だね、オーロラって」

白熊「君の探し物は見つかったかな?」

俺「…どうだろうか、でもオーロラは凄く綺麗だ」


61: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:23:34.410 ID:kO+5uQwB0

俺「…」

白熊「…」

俺「ポーラ、君の毛皮は暖かいね」

白熊「君も暖かいよ」

俺「それに白くて綺麗だ」

白熊「君だって、綺麗だよ」

俺「俺は全然綺麗なんかじゃないよポーラ」

俺「俺はわがままで、臆病者で、卑怯者だ」


62: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:23:54.257 ID:kO+5uQwB0

俺「思い出したんだ」

俺「かしおぺあから箒星が落ちるときだとか」

俺「理想を作るためにそっくりの偽物を作らされたりだとか」

俺「俺はそこから逃げるために人を殺しただとか」

白熊「それがどうしたんだい」

俺「ここは酷く綺麗だ」

俺「綺麗すぎて目がくらんでしまう」


64: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:24:22.344 ID:kO+5uQwB0

俺「ポーラ、俺は行かなきゃ」

白熊「行くってどこへ」

俺「おっぱいを探しに」

白熊「それはここよりも綺麗なのかい」

俺「わからない、でもそれを見つけたかった俺がいるから」

俺「ずっと俺はそれを探していたんだ」

白熊「…君を」

白熊「君を背中にのせるのは悪くなかったよ」

俺「俺も君の背中は好きだよ」

俺「ポーラ、君に会えてよかった」


65: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:25:05.242 ID:kO+5uQwB0

俺「…」パチ

俺「雪が…やんでいる」

俺「行か…ないと」ムク

俺「おっぱいを…探しに」


66: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2019/06/08(土) 11:26:29.330 ID:kO+5uQwB0

それから俺はいくつかの町をめぐり
理想ではないけれどとても小さなおっぱいと出会った

今はとても小さくてまだ美しいかもわからないおっぱいと暮らしている

あの時の旅は無駄ではないと言い切れない
でも私は今後の若者たちに言うだろう
『青年よおっぱいを抱け』と

おわり





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