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【ガルパン】麻子「沙織のらぶらぶ作戦」

1: ◆jPr03Kti1lbd 2019/06/28(金) 00:57:06.31 ID:r3/Rzka80

麻子「…」ムッスー

みほ「…」

華「…麻子さん、どうしたんでしょう」

優花里「機嫌悪いみたいですね」

麻子「いや、別に機嫌が悪いわけではない」

麻子「私は沙織が心配なんだ」

みほ「沙織さん?」

麻子「昨日、大洗の海岸を沙織と歩いていたら…」


2: ◆jPr03Kti1lbd 2019/06/28(金) 00:59:28.77 ID:r3/Rzka80



沙織「またおばぁに怒られたね」

麻子「おばぁはいらん事まで心配して…」

麻子「怒ってばっかだから身体に毒なんだ」

麻子「まったく…」

男「お、可愛いねぇ~キミ」

沙織「え!?え!?私ですか!?」

男「そーだよ」

麻子「…」

沙織「もしかしてコレ、ナンパ!?」

男「そーそーナンパだよ」

沙織「どーしよー麻子!モテ期到来かも!!」

男「おもしろいねぇキミ」

麻子「行くぞ、沙織」

沙織「なんで!?」

男「えー、ちょっとお茶するだけじゃ~ん」

麻子「コイツは私の彼女だ!!」

男「え!?」

沙織「え゛え゛!?」

麻子「浮気すんのか?沙織」

沙織「いや、え?」

麻子「行くぞ」

沙織「ちょ、待ってよ麻子!どーゆーこと!?」




3: ◆jPr03Kti1lbd 2019/06/28(金) 01:02:45.59 ID:r3/Rzka80

麻子「あんなの絶対沙織の身体目当てだろ!」

麻子「私のおかげで男から逃れることができたが」

麻子「あの恋愛バカが悪い男に捕まるのも時間の問題だ!」

みほ「確かに…危ないかも」

華「沙織さん、本当に男の人にホイホイついて行くんですね」

優花里「それより冷泉殿の彼女発言に対して詳しく…」

麻子「嘘に決まってるだろ」

優花里「いや分かってますけど」

麻子「そこで沙織がどんな男にも股を開かない鉄壁な要塞にすべく、作戦を考えた」

みほ「要塞って…」

麻子「早速沙織を連れてくる」


4: ◆jPr03Kti1lbd 2019/06/28(金) 01:08:04.39 ID:r3/Rzka80

沙織「麻子ぉ、なんなの?」

麻子「いいから来い」

沙織「あ、みんなここにいたんだ」

華「こんにちは沙織さん」

沙織「やほー」

麻子「沙織!なんで昨日、私が沙織を男から引き剥がしたかわかるか?」

沙織「…麻子が私のこと好きだから?」

麻子「違う!!」

麻子「いや、親友としては好きだが、今はそんな話はしていない!」

麻子「沙織には恋愛経験が足らないからだ!」

沙織「…しょーがないじゃん」

麻子「あんなんじゃ男にすぐ捨てられるぞ!」

沙織「えー!?結構恋愛の勉強してるのにぃ」

優花里「恋愛の勉強ってなんですか」

麻子「肉じゃが作ったって無駄だ!恋愛経験値がないとダメだ!」

沙織「じゃーどーすればいーのよー!!」

麻子「恋愛シミュレーションをするんだ」

みほ「恋愛シミュレーション…?」

沙織「なにそれ」

麻子「沙織には仮の彼氏と恋愛シミュレーションをしてもらう」

麻子「それで恋愛経験値を高めてもらう」

沙織「ほう」

優花里「でも仮の彼氏って誰なんですか」

華「新三郎でも連れて来ましょうか?」

沙織「あ、イイね!新三郎さん!」

麻子「まぁまぁ、彼氏役は私が用意する」

沙織「え?麻子って男友達いた?」

麻子「黙れ、楽しみに待っていろ」

麻子「名付けて、沙織のらぶらぶ作戦だ!!」


5: ◆jPr03Kti1lbd 2019/06/28(金) 01:13:28.06 ID:r3/Rzka80

優花里「武部殿、ご機嫌になって去って行きましたね」

みほ「でも麻子さん、沙織さんに悪い虫がつかないようにするのが今回の目的じゃないの?」

麻子「そうだ」

華「恋愛経験値がどうのって言ってましたけど…」

麻子「それは建前だ」

麻子「本当の作戦はだな」

麻子「とにかく彼氏役には下衆男を演じてもらう」

麻子「約束は守らない、すぐ怒る、浮気はする」

麻子「そんな下衆男に沙織の彼氏になってもらう!」

麻子「最終的に、沙織が『もう男なんてこりごりだ~』って言ったら作戦終了だ」

みほ「あぁ…そういう…」

麻子「名付けて、男なんてクソ喰らえ作戦だ!!」

優花里「で…結局彼氏役って誰なんですか?」

華「いくら演技とはいえ、沙織さんが男の人に酷いことされるのは見過ごせません」

麻子「それは私も同じだ」

麻子「だが安心しろ、今回の彼氏役は私たちのよく知っている女の人だ」

みほ「女の人…?」


6: ◆jPr03Kti1lbd 2019/06/28(金) 01:19:38.27 ID:r3/Rzka80

月曜日、作戦当日
沙織宅

麻子「では彼氏役を紹介しよう」

沙織「待ってました!」

麻子「今日はよろしく頼む」

ナオミ「わかった」

沙織「ええ!?」

みほ「ナオミさんかぁ」

華「ナオミさんなら安心ですね」

優花里「ボーイッシュでカッコいいですから、適任ですね」

沙織「ちょっと麻子!男の人じゃないじゃん!」

麻子「これはシミュレーションだ!ウダウダ言うな」

麻子「彼氏であるナオミさんを失望させないよう、恋愛経験値をしっかり積むように」

沙織「そんなぁ~…」

ナオミ「沙織、私じゃダメなのか?」

沙織「え、いや!そう言うことではなくて…」

ナオミ「シミュレーションであるとはいえ、こんな可愛い子の彼氏になれるなんて光栄だ」

ナオミ「頑張らせてもらうよ」

沙織「か、可愛いだなんてそんな…」テレテレ

みほ「照れてる」

優花里「私もそんなセリフ、戦車に言われたら照れちゃいますよ」

華「私もご飯に言われたら照れちゃいます」

麻子「今日から1週間、ナオミさんは沙織の彼氏だ」

麻子「よろしく頼む」

麻子「ちなみにこの期間は短期転校ということで、大洗女子に通ってもらうぞ」

ナオミ「わかった」

麻子「一応、学園艦の民宿の鍵を渡しておくが」チャリ

麻子「別に沙織の家に泊まったって構わないからな」

華「あら~」

沙織「な、ナオミさん!よろしくお願いします!!」

ナオミ「私…僕は男なんだから、ナオミさんじゃおかしいだろう?」

沙織「えっと…じゃあ…」

沙織「ナオくん…」

ナオミ「フフッ、そう呼ばれるのも悪くはないな」

ナオミ「じゃあ、色々準備して夜の7時にまた来るからな」

沙織「うん…待ってる…」


7: ◆jPr03Kti1lbd 2019/06/28(金) 01:22:43.62 ID:r3/Rzka80

麻子「よし、作戦開始時刻は1900だな」

優花里「武部殿、完全にナオミ殿にメロメロでしたね」

華「バイなんじゃないですか?」

ナオミ「…で、私は沙織に酷いことをすればいいんだろ?」

みほ「ぼ、暴力とかはダメですよ!?」

ナオミ「わかってる」

ナオミ「ただ、私は」

ナオミ「可愛い子をいじめたくなるタチだからな」

麻子「素晴らしい、任せたぞナオミさん」

麻子「みんな、私の家に来い」


8: ◆jPr03Kti1lbd 2019/06/28(金) 01:25:37.64 ID:r3/Rzka80

麻子宅

みほ「なんかモニターがいっぱい置いてあるけど」

麻子「これはサンダース校の備品だ、ナオミさんが持ってきてくれた」

華「コレは何なんですか?」

麻子「沙織の家に監視カメラを仕掛けた」

麻子「もちろんマイクもだ」

優花里「おお!本格的ですね!」

麻子「ここで沙織が男嫌いになっていく様を見ていこう」

ナオミ「なぁ」

麻子「なんだ?」

ナオミ「監視カメラで見られているのを覚悟の上で」

ナオミ「沙織とそういうことをするのはアリなのか?」

麻子「…そういうこと?」

ナオミ「私と沙織は付き合ってるんだろ?」

みほ「…!!」

麻子「いや別にしなくてもいいだろう!!」

華「あら~」

優花里「どういうことですか?」

ナオミ「ジョークだよ」

麻子「本気っぽい冗談はよしてくれ…」

麻子「…さて、沙織は今何をしてるのか」

ポチ


9: ◆jPr03Kti1lbd 2019/06/28(金) 01:42:19.11 ID:r3/Rzka80

沙織『な、ナオくんが来るのは夜の7時だし…』

沙織『ご飯食べてくのかな…』

沙織『肉じゃが!肉じゃが作ろう!』


優花里「張り切ってますねー」

ナオミ「肉じゃがか、楽しみだ」

華「私も食べに行っていいですか?」

麻子「ダメに決まってるだろ」

麻子「まぁ、沙織をどう料理するかはナオミさん次第だ」

麻子「ぜひ、沙織を男嫌いにしてくれ」

ナオミ「イエスマム」

みほ「上手くいくのかなぁ…」


13: ◆jPr03Kti1lbd 2019/06/28(金) 18:48:08.85 ID:r3/Rzka80

1900

麻子「よし、そろそろナオミさんが沙織の家に遊びに来る時間だ」

みほ「なんか麻子さん、ワクワクしてるね」

華「私もワクワクしてます」

優花里「どんな波瀾万丈な物語があるんでしょうか!」


沙織『ナオくんはやく来ないかな~』



1930

沙織『…まだ来ない』

沙織『肉じゃが冷めちゃうよ~…』


麻子「…遅くないか」

華「遅いですねー」


14: ◆jPr03Kti1lbd 2019/06/28(金) 18:54:00.69 ID:r3/Rzka80

2000

ナオミ『おう、沙織』ガチャ

沙織『遅いよナオくん!!』


麻子「遅すぎる!こっちは1時間も待ったんだぞ!!」

みほ「まぁまぁ…時間にルーズな男を演じてるんだから…」

麻子「あぁ…そうだった」

麻子「これで沙織が男嫌いになればいいんだもんな」


ナオミ『おぉ、肉じゃがか』

沙織『もう冷めちゃったよ』

ナオミ『…んん、美味しいじゃないか』モグモグ

ナオミ『さすが僕の沙織』

沙織『僕の沙織って…』ドキ

沙織『んもう、今度は時間通りに来てね?作りたての肉じゃがはもっと美味しいんだからぁ』テレテレ


華「沙織さん、チョロいですね」

みほ「優し過ぎるからなぁ、沙織さん」

麻子「時間を守れないヤツのどこがいいんだか」

優花里(自分が遅刻魔だということを完全に忘れてますねぇ)


15: ◆jPr03Kti1lbd 2019/06/28(金) 19:01:28.48 ID:r3/Rzka80

2130

ナオミ『それじゃ、そろそろ帰るよ』

沙織『え~…』


麻子「遅刻以来、嫌われるようなことしなかったな」

優花里「一緒にテレビ見たり戦車道の話ししたり、楽しそうでしたね」

華「本当のカップルみたいでした」

麻子「いや、もっと沙織に嫌な思いをしてもらわなければ…」

みほ「まぁ、初日なんだし…」


ナオミ『また明日、学校でな』

沙織『あの…もしよかったら…ウチに…泊まっ…』

ナオミ『ん?なんだって?』

沙織『いや…なんでもない…また明日ね!』


優花里「お、これは鈍感系男子ですね」

華「絶対聞こえてますよね」

みほ「沙織さんもそこで引かないで、もう一押しすればいいのに」

麻子「目的、忘れないでくれな」


ナオミ「うーす」ガチャ

みほ「あ、お疲れ様です」

麻子「ナオミさん、もっと嫌いになってもらわないと」

ナオミ「ペースってものがあるんだよ」

ナオミ「嫌われるには、まず好かれなきゃ」

優花里「武部殿はどうでしたか?」

ナオミ「いい子だね、男にモテないのが不思議なくらいだ」

華「私たちは男性と接する機会がないですからね」

麻子「モテなくていい」

ナオミ「麻子は沙織が男に取られるの、そんなに嫌なのか?」

麻子「…そうじゃなくて」

麻子「カラダ目的の輩に、簡単に股を開きそうなのが嫌なんだ!」

ナオミ「でもどんな清純なカップルだって、やるときはやるよ」

麻子「そ、そうだが…」

優花里「何をやるんですか?」

華「雄しべと雌しべを、ちょんちょんっとするんですよ」

優花里「花を育てるんですか?」

みほ(私は優花里さんの性知識の無さが心配)


16: ◆jPr03Kti1lbd 2019/06/28(金) 20:04:18.09 ID:r3/Rzka80

翌日火曜日
学校


「ナオミさんってサンダースから短期転校してきたんだって?」

「英語喋れるの!?」

「高校戦車道でトップレベルの砲手らしーよ!」

「五十鈴さんとどっちが上手いの?」

「やだ…イケメン…」

ナオミ「まぁまぁ、落ち着いて」


みほ(ナオミさんは私たちのクラスに転入してきました)

みほ(早速クラスのみんなの人気者です)


華「あらあら、ナオミさん取り囲まれてしまいましたね」

沙織「…私の彼氏なのにぃ」ムス

みほ「わかりやすいぐらい嫉妬してる…」

華「シミュレーションに真剣で、よろしいんじゃないでしょうか」

ナオミ「よっ、沙織」

ギュ

沙織「んふッ!?」

「キャー、ナオミさんが沙織ちゃんの肩を抱いた!」

「戦車道仲間でやっぱり仲良いんだ~」

ナオミ「僕と沙織は特別仲が良いんだ」

ナオミ「な、沙織」

沙織「うひゃ、うひ、うひ」

華「嬉しすぎて顔が歪んで変な声が出てますね」

みほ「ちょろいなぁ…」

「ナオミさんってボクっ子なんだ~!」

「カッコいいのに可愛い~」

「なんか王子様みたい~」


17: ◆jPr03Kti1lbd 2019/06/28(金) 20:07:10.32 ID:r3/Rzka80

廊下

沙織「あの、ナオくん」

ナオミ「なんだい?」

沙織「私たちが付き合っているのはみんなに内緒ね…」

ナオミ「なぜ?」

沙織「だって…シミュレーションとはいえ…」

ナオミ「ふっ、わかっているよ」

ナオミ「僕は沙織以外の子なんかどうだって良いんだ」

ナオミ「僕はもう沙織しか見ていない」

沙織「なッ…ナオくん…!」キュン


みほ「…」ジ-

優花里「ナオミ殿、絶好調ですね」

麻子「よし、あげてから突き落としてやれ」

華「沙織さんが男の人ではなく、そのままナオミさんを好きになったら面白いですね」

みほ「それはそれで面倒臭いことになりそうだけど…」


19: ◆jPr03Kti1lbd 2019/06/28(金) 22:36:05.35 ID:r3/Rzka80

戦車道の授業

桃「えー、突然だがサンダース大付属からナオミが短期転校してきた」

桃「当然戦車道を受講する」

桃「皆、仲良くするように」

「「「「「はーい」」」」」


梓「急にどうしたんですかー?」

典子「今の時期に短期転校??」

エルヴィン「何か事情がありそうだ」

ナオミ「深い意味はないさ」

ナオミ「しかし大洗では何が学べるのか興味がある」


柚子「会長、またなんか企んでるんですか?」

杏「へ?私なんも知らないけど…」

柚子「またまた」

杏「ほんとぉだって」


20: ◆jPr03Kti1lbd 2019/06/28(金) 22:38:44.79 ID:r3/Rzka80

桃「…ナオミ!私に砲手のイロハを教えてくれぇ!」

あゆみ「あ、河嶋センパイずるい!」

左衛門座「私もご教授願いたい!」

あけび「私も~!」

ナオミ「わかったわかった、順番な」

杏「んじゃあ砲手組はナオミちゃんにイロイロ教わる時間にしよーか」

優花里「サンダースイチの名砲手からの指導なんて、我がチームにとって大きなプラスになりますね!」


沙織「…」

麻子「おい沙織」

沙織「なに?」

麻子「ナオミさんはお前の彼氏だぞ」

沙織「わ、わかってるよう」

麻子「他の女の子に囲まれてるぞ」

沙織「戦車道チームのみんなのことは信頼してるし、別にナオくんがチヤホヤされてもイヤな感じはしないかなぁ」

麻子「馬鹿だな、ナオくんは違うぞ」

沙織「え?」

麻子「一応お前のことを彼女としているが、あーやって他の女を品定めしてるんだ」

沙織「どゆこと?」

麻子「いつでも乗り換えられるようにな」

沙織「乗り換え!?」

麻子「沙織、お前はいつナオくんに捨てられるかわからんぞ」

沙織「でも今回はナオくんが私の彼氏っていうシミュレーション…」

麻子「恋愛が一本道なわけないだろ、これはシミュレーションだ」

麻子「せいぜい捨てられないように頑張るんだな」

沙織「そ、そんなぁ」

みほ(麻子さん煽る~)


21: ◆jPr03Kti1lbd 2019/06/28(金) 22:41:53.92 ID:r3/Rzka80

沙織「ナ、ナオ…ミさん」

ナオミ「なんだ沙織」

沙織「えーと…」

桃「武部、今私が教わる番だ」

桃「通信手は別のメニューをやっとれ」

沙織「あう」

あや「次私~」

あゆみ「あ、あやずるーい」

そど子「ちょっと!ちゃんと順番を守りなさい!」

沙織「うぅ…」

麻子「そこで引いちゃダメだろ沙織」

沙織「だってぇ…他のみんなにも迷惑かけられないし…」

麻子「やれやれ…」

みほ(麻子さん楽しそ~)


22: ◆jPr03Kti1lbd 2019/06/28(金) 22:45:54.41 ID:r3/Rzka80

1時間後

あけび「ナオミさんの教え方わかりやすかった!」

左衛門座「あぁ、とても有意義な時間だった」

パゾ美「手握ってもらいました」

あゆみ「そうそう!こうすればいいって私の手にナオミさんが手を被せてくるんだよね!」

あや「なんかキュンとしちゃったー」

ホシノ「女子と手が触れてキュンとするか?まぁとてもわかりやすくていい指導だったが」

ぴよたん「イケメンオーラが凄くてオタクには眩しかったぴよ…」


麻子「みんな、手を握られたらしいぞ」

麻子「お前の彼氏は色んな女の子の手に触れまくるらしいな」

沙織「むぐぐ…」

沙織「ナオk(ry」

華「ナオミさん、私にもご教授願います」

沙織「華も!?」

ナオミ「もちろん」

ナオミ「さぁ、Ⅳ号に乗り込もう」


23: ◆jPr03Kti1lbd 2019/06/28(金) 22:46:59.64 ID:r3/Rzka80

ナオミ「こうして…」

華「んっ」

ナオミ「神経研ぎ澄まして…」

華「わかりにくいのでもう少し手を強く握ってくれませんか?」

ナオミ「ワガママだな、華は…」

沙織「ストップストーップ!」

華「沙織さん、邪魔しないでもらえます?」

沙織「邪魔とかじゃなくて!おかしいよ!」

沙織「ナオくん、華に顔近づけすぎ!」

沙織「それに手を強く握りすぎ!そんなんじゃ逆に照準がズレちゃうよ!」

ナオミ「え~」ニヤニヤ

華「え~」ニヤニヤ

みほ(2人ともすごくいい顔してる…沙織さんかわいそう…)ニヤニヤ 

ナオミ「通信手の沙織にはわからないと思うが、こうするのが一番いいんだ」

沙織「嘘つけ!そーやって色んな女の子に密着してたんでしょ!」

麻子「そうだ、言ってやれ沙織」ニヤニヤ

優花里「あのー…Ⅳ号の中に6人は狭くないですか…?」

麻子「秋山さん外で待っててくれ」

みほ「今面白いところなの」

優花里「え゛ぇ゛~…」


24: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/05(金) 11:04:59.63 ID:ToQSmG4b0


麻子宅

ナオミ「なんでそんなに怒ってるのさ」

沙織『だってナオくんは私の彼氏なのに他の女の子と密着するのおかしいもん!』

ナオミ「みんな仲間だろ?」

沙織『そーだけど…でもおかしいよ!』


優花里「電話で喧嘩してますね」

麻子「これで沙織も男がロクなもんじゃないってわかるだろう」

華「カメラの映像でも沙織さんがご立腹なのがわかりますね」

みほ「なんかカップルって感じだなぁ」


ナオミ「じゃあな沙織、おやすみ」

沙織『…おやすみ』

優花里「なんとか武部殿をなだめることに成功しましたね」

華「さすがナオミさんです、女性の扱いに慣れてますね」

ナオミ「アリサに比べりゃ沙織は穏やかな方だよ」

麻子「その調子だナオミさん、どんどんクズ男っぷりを発揮してくれ」

みほ「もう夜遅いし帰ろっか」

優花里「そーですね」

ナオミ「麻子、泊まってっていいか?」

麻子「え゛?」

ナオミ「民宿に帰るのが面倒で」

麻子「まぁ…いいが」

華「じゃあ私たちは帰りますね」

みほ「麻子さんナオミさん、また明日~」

麻子「おう」

ナオミ「明日学校でな」


25: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/05(金) 11:07:27.88 ID:ToQSmG4b0

麻子「ナオミさん、風呂上がったぞ」

ナオミ「あぁ、私も使わせてもらうよ」

麻子「ん?なんでカメラのモニター消したんだ?」

ナオミ「沙織も年頃の女の子さ」

ナオミ「私はそこまで覗く趣味はない」

麻子「…」

麻子「…あー」

麻子「そーゆーのがあると、なんか沙織には悪いことしたなぁって罪悪感が…」

ナオミ「本当に麻子は沙織想いだな」

麻子「沙織はしっかりしてる部分もあるが、だらしないところはとことんだらしない」

麻子「私が…守れるところは守ってやらないと…」

ナオミ「友情だな」

麻子「友情…ていうか、私は勝手に沙織のことは家族だと思ってる」

ナオミ「良いことじゃないか」

ナオミ「麻子の両親は陸に住んでるのか?家族の元を離れるのは寂しいからな」

ナオミ「沙織のような家族がそばにいてくれたらありがたいな」

麻子「両親はもういない」

麻子「私の本当の家族は大洗に住んでる祖母だけなんだ」

ナオミ「…」

ナオミ「申し訳ない」

麻子「いいんだ」

ナオミ「きっと沙織も麻子のことを家族だと思っているさ」

麻子「…そうだと嬉しいが、小っ恥ずかしくて確認できん」

ナオミ「私が聞いてみようか?」

麻子「いや、いい」

ナオミ「そうか、いつか自分で聞いてみたいんだな」

麻子「…ん」


26: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/05(金) 11:09:30.19 ID:ToQSmG4b0

翌朝、水曜日

ナオミ「麻子、起きろ」

麻子「んー…」

ナオミ「遅刻するぞ、早く制服に着替えな」

麻子「まだ…」

ナオミ「まだじゃない、もう時間がない」

麻子「あと5日…」

ナオミ「5日って…5日間寝てるつもり?寝ボケてるのか?」

麻子「…ぐぅ」

ナオミ「…月刊戦車道の麻子のプロフィールで朝が苦手と書いてあったが、まさかここまでとは…」

ナオミ「いい加減起きろ麻子」

ガチャ

ナオミ「ん?」

沙織「麻子~起こしに来たよ」

ナオミ「沙織!?」

沙織「え?ナオくん?」

ナオミ「なんで沙織が…?」

沙織「なんでナオくんがいるの!?」

ナオミ「いやえと」

※モニターがあるのは別室

麻子「ん…沙織か…」

沙織「麻子!!ナオくんがなんでいるの!?」

麻子「そりゃ…ウチに泊まったからな…」ムニャムニャ

沙織「泊まったぁ!?」

ナオミ「…えーっと」

沙織「戦車道の授業で他の女の子に密着するのは百歩、いや千歩譲っていいとして」

沙織「彼女と喧嘩したあとに他の女の子の家に泊まった…?」

ナオミ「…沙織、許してくれないか?」イケボ

沙織「許すわけないでしょ!?このバカぁ!!」

麻子「…沙織ぃ、男はクズだぞぉ…」ムニャムニャ

ナオミ「…寝ボケてないでいい加減目を覚ませ麻子…」


27: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/05(金) 11:11:08.60 ID:ToQSmG4b0

学校

沙織「…」ずもももも…

みほ「沙織さん、おはよ~」

沙織「…」ずもももも…

みほ「さ、沙織さん?」


みほ「華さんおはよ~」

華「おはようございます、みほさん」

みほ「沙織さんどうしたんだろ…」

華「みほさんも沙織さんにガン無視されたんですか?」

みほ「うん…」

ナオミ「おはよ…」

みほ「ナオミさん、おはようございます」

華「もしかしなくても、沙織さんと何かありました?」

ナオミ「麻子の家に泊まったのが沙織にバレた」

華「あー、それで沙織さんがブチ切れたんですね」

みほ「それもクズ男演出なんですか?」

ナオミ「完全に事故なんだ…」

みほ「それでナオミさんも落ち込み気味なんだ」

ナオミ「他の子と寝るのは終盤にやろうと思ったんだけど…」

華「まだかなり序盤ですよね」

みほ「沙織さんは毎朝麻子さんを起こしにくるから、麻子さんちにお泊まりするのは危険だね…」


28: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/05(金) 11:12:50.61 ID:ToQSmG4b0

戦車道の授業

みほ「…」

優花里「…?」

華「…」

麻子「…」

沙織「…」

ナオミ「…」


杏「…どったの?あんこうチームとナオミちゃん」

みほ「え?あ、えーっと…」

沙織「あんこうのみんなとナオミさん、Ⅳ号に来て」

ナオミ「あ、あぁ」

優花里「ですからⅣ号に6人は狭いですよ」

沙織「ゆかりんは外で待ってて」

優花里「え゛ぇ゛~…」


29: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/05(金) 11:16:19.74 ID:ToQSmG4b0

Ⅳ号車内

沙織「…」

ナオミ「…」

華「ギスってますね」

みほ「優花里さん狭いよぅ」

優花里「仲間外れにしないでくださいよぅ」

沙織「ねぇ麻子」

麻子「な、なんだ?」

沙織「私わかったよ」

麻子「何が…?」

沙織「この恋愛シミュレーションの意味」

麻子「え!?」

ナオミ「!?」

みほ(男なんてクソ食らえ作戦がバレた?)

沙織「ナオくん」

ナオミ「なんだ…?」

沙織「ごめんね」

ナオミ「な、何が…?」

沙織「朝、バカとか言っちゃって」

ナオミ「麻子の家でのことか…?」

沙織「うん」

麻子「待て、なぜ沙織が謝る」

沙織「私が女として魅力がないからだよね」

麻子「はぁ!?」

沙織「私が女としての魅力がないから…ナオくんは他の女の子と密着したり、お泊まりしたりするってこと」

沙織「私が自分を磨けばナオくんが振り向いてくれる」

沙織「そういう事を気付かせてくれるためのシミュレーションだよね」

麻子「ちっがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁう!!!!!」


30: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/05(金) 11:19:35.08 ID:ToQSmG4b0

麻子「他の女の家で寝る下衆男のどこがいいんだ!?」ビシッ

ナオミ「う…」

優花里「冷泉殿の気迫にナオミ殿がたじろいでる…」

麻子「ありえないぞ!彼女がいながら他の女の家で寝るなんて!!」

麻子「これは立派な浮気だ!!」

沙織「それは私の責任」

麻子「なんでぇ!?」

沙織「ナオくんが他の女の子が必要にならないように、私頑張るよ」

麻子「頑張るよ、じゃない!!!」

沙織「私は私を好きになってくれる人のことを全て受け入れたいな」

麻子「こんなことまで受け入れるなボケぇ!!!」


みほ「これじゃ鉄壁の要塞どころか…」

華「砂のお城ですね」

優花里「武部殿…結婚詐欺とかめちゃくちゃ引っかかりそうですね…」

ナオミ「私、沙織のことがすごく心配になってきたよ…」


31: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/05(金) 21:01:23.50 ID:ToQSmG4b0

夜、沙織宅

ナオミ「沙織…ごめんな」

沙織「ナオくんもういいって~」

沙織「ナオくんが私を独占したくなるように、私も女を磨くから!」

沙織「それで私が他の男の子からモテモテになっても文句言わないでね!」キャピ

ナオミ「あ、あぁ…」


同時刻、麻子宅

優花里「どーするんですか…武部殿は浮気も許しちゃうみたいですよ…」

麻子「あいつは本当にバカだ!」

華「沙織さんが悪い男に食いモンにされてしまう姿が容易に想像できます…」

みほ「もうあんこうチームで一生面倒見たほうが…」


32: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/05(金) 21:02:45.93 ID:ToQSmG4b0

沙織『じゃーん、今日のご飯はキャベツロールでーす』

ナオミ『うまそう…』


麻子「どーにかして沙織に男嫌いになってもらわないと…」

みほ「浮気以上のものがあるかなぁ…」

麻子「…もうナオミさんに暴力を振るってもらうしか…」

みほ・華・優花里「「「それはダメ」」」

麻子「わかってる…そんなの私が一番わかってる…」


ナオミ『さ、沙織』

沙織『なぁに?ナオくん』

ナオミ『仲直りの印にさ、デートに行かないか?』

沙織『デート!?行きたい!!』


33: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/05(金) 21:03:49.81 ID:ToQSmG4b0

麻子「デート!?」

華「カップルが行くと別れてしまうというデートスポットがあると聞いたことがあります」

みほ「そういえば明日は帰港日だね」

優花里「戦車道の授業もないですし、すぐ下校できます」

麻子「そうだ!それでいこう!」

華「カップルが行くと別れるスポットと言えば…ディズニー…」

みほ「ねぇ、私たちもデートに尾行しに行くんだよね?」

麻子「そりゃ勿論」

みほ「ボコミュージアムにしようよ!!!!!!!!!!!!!」

麻子「却下」

優花里「西住殿が行きたいだけですよね…」

華「いや、逆にアリかもしれません」

華「あんなつまらないトコロに行けば、どんなカップルでも別れるに違いありません」ヒソヒソ

優花里「それもそーですね」ヒソヒソ

麻子「なるほど」

麻子「よし、インカムで…」

麻子「ナオミさん、ボコミュージアムに行くんだ」

ナオミ『…どーゆーところなんだ?』

麻子「クソつまらん場所だ」

みほ「…ん?」

麻子「いや…楽しいところだ」

ナオミ『どっちだよ…まぁいいか、そこ行きゃいいんだな』


34: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/05(金) 21:05:11.07 ID:ToQSmG4b0

沙織『ナオくん、どこか行きたいトコある?』

ナオミ『ボコミュージアム…ってトコ興味あるな』

沙織『え…』


優花里「お、武部殿の顔が歪みましたよ』

華「それはそうですよ」

みほ「だよね、楽しみだもんね」

麻子「…そだな」


沙織『そこ、行きたいの?』

ナオミ「うん…」

沙織『ナオくんが行きたいなら私も行きたいな』

沙織『私そこ行ったことあるし、案内してあげるよ!』

ナオミ『そこは…楽しいトコなのか?』

沙織『…』

沙織『ナオくんと行けば楽しいよ~』


麻子「…もしかして沙織って、良い子か?」

優花里「そうですけど、今それが問題になってるんじゃないですか!」


37: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/24(水) 20:10:26.01 ID:iMSWYSIf0

翌日、木曜日

ボコミュージアム


ナオミ「ここがボコミュージアムか…」

沙織「ココ、みぽりんが大好きなんだ~」

ナオミ「大洗の隊長が?」

沙織「ボコの熱烈な大ファンでね、スイッチ入るとテンションMAXになっちゃうんだよー」

ナオミ「…想像がつかないな、彼女は戦車に乗ってるときの凜としたイメージが強いからな」

沙織「みぽりんも戦車を降りたら普通の女子高生だよ」

ナオミ「…確かにな」

ナオミ「戦車に乗っても降りても変わらないのは黒森峰生ぐらいだ」

沙織「それってみぽりんのお姉さんや逸見さんのことでしょ~」

ナオミ「当たり」


38: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/24(水) 20:12:41.01 ID:iMSWYSIf0

華「和やかな雰囲気ですね~」ジ-ッ

優花里「なんかもう、このまま2人で幸せになってもらいたいですね」

麻子「それじゃ困る」

麻子「どーにかこーにか、沙織には男嫌いに…」

みほ「ねえ、みんなでスペースボコンテン乗ろうよ!」

麻子「あのなぁ西住さん、遊びに来たんじゃないんだ」

みほ「16時からボコショーあるよ!」

麻子「もう1人で行ってくれ…」

みほ「えーみんなで行こうよ~」

華「ボコスイッチ入りましたね」

優花里「西住殿、静かにしないと武部殿に気付かれます…」

麻子「あーもう…五十鈴さん秋山さん、西住さんの相手してやってくれ」

麻子「尾行は私1人でする」

優花里「わかりましたー」

華「行きましょ、みほさん」

みほ「わーい」

麻子「沙織に見つからないようにしてくれよ」


39: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/24(水) 20:20:50.95 ID:iMSWYSIf0

沙織「ふー、ちょっと一休み」

ナオミ「結構作り込まれてるんだな、ココ」

沙織「スポンサーが島田流だからね、力入ってるかも」

ナオミ「島田流って、あの島田流か?」

沙織「そうそう、島田愛里寿ちゃんもボコが好きなんだ~」

ナオミ「へえ…優秀な隊長はこのクマに惹かれるものがあるのかもな」

沙織「かもね~」

ナオミ「わり、喉乾いたし自販行ってくる」

ナオミ「沙織は何か飲みたいものあるか?」

沙織「あ、ナオくん私水筒持ってきたよ」

ナオミ「水筒?」

沙織「中身はスポーツドリンクと…麦茶もあるよ」

ナオミ「水筒って…小学生か…」

沙織「…コーラとかの方が良かった?でも水筒には…」

ナオミ「いや、ありがたく頂こう」



麻子「何してんだナオミさん…ずーっとイチャイチャしてるじゃないか…」

麻子「おい、ナオミさん!」インカム

ナオミ『なんだ…?』

麻子「不味いと言ってその水筒を投げ捨てろ」

ナオミ『そんなことできるわけないだろ…』

麻子「下衆男はどこ行った!」

ナオミ『…他の方法で』

麻子「沙織は浮気すら許すんだぞ!今更手段なんか選んでられるか!」

ナオミ『…』ブツッ…

麻子「あ!インカム外した!」

麻子「やる気あるのかナオミさんは!」プンスカ


40: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/24(水) 20:28:58.28 ID:iMSWYSIf0

数時間後

みほ「ねぇ、またイッツ・ア・ボコワールド乗ろうよ!」

優花里「もうそれ7回乗りましたよ…」

華「私疲れました…」

みほ「19時からボコショー始まるから今のうちに行かないと…」

優花里「ボコショーも3回見たじゃないですか、しかも内容全部同じだし…」

華「私疲れました…」

みほ「え~…」

優花里「あ!ナオミ殿と武部殿が歩いてこっち向かってます!隠れないと!」

華「みほさん!」

みほ「わ、わかった」


沙織「結構回ったね~」

ナオミ「なんかどれも夢の国のパクリみたいな…」

沙織「ナオくん!オマージュだよ!」

ナオミ「オマージュにしては度が過ぎてないか…?」

沙織「あはは、そーかも」

沙織「…実は私、あんまボコって興味ないんだ」

ナオミ「…そうか」

沙織「たまにあんこうチームのみんなで来るんだけど、みぽりんだけテンションMAXで…」

沙織「ぶっちゃけ、あんま楽しくない…」

ナオミ「子供向けだし、しょうがないよ」

沙織「でも今日、ナオくんと来て…」

沙織「すごく楽しかった」

沙織「なんでだろ」

ナオミ「確かに沙織、ずっと笑ってたな」

沙織「ナオくんと一緒だったからかな…」

ナオミ「…どーだろうね」


41: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/24(水) 20:30:13.37 ID:iMSWYSIf0

優花里「あれ…なんか楽しかったみたいですよ」

華「おかしいですね…」

麻子「おかしいですね…じゃない」

優花里「あ、冷泉殿」

麻子「五十鈴さん、ここに来ればケンカ別れするんしなかったのか!」

華「あくまでも都市伝説ですし…信じるか信じないかは…」

麻子「はぁ…」

麻子「尾行してたが…ケンカどころかずっと楽しそうだったんだ」

麻子「ナオミさんも全然下衆男を演じないし」

麻子「普通のらぶらぶカップルをコソコソ見てただけだった…」

麻子「男なんてクソ食らえ作戦は失敗だな…」

優花里「ナオミ殿は明日の金曜日まで大洗の生徒です、諦めるのは早いんじゃ…」

麻子「もう無理だろ…浮気も許す、クソデートスポットでも楽しそうにしてる」

麻子「沙織は男といるだけで幸せなんだ」

華「それはいいことなんじゃ…」

麻子「だから!男が下衆だったら沙織が食い物にされるだろ!」

華「…」

麻子「沙織は私の家族なんだ…!」

麻子「これ以上家族が傷付くのは嫌だ…!」

華「麻子さん…」

優花里「…」

麻子「…悪い、帰る」


42: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/24(水) 20:41:09.44 ID:iMSWYSIf0

沙織「あれ?そこにいるのは…」

沙織「華とゆかりんじゃん!」

優花里「やばっ」

華「バレてしまいました…」

沙織「2人で何してんの?」

優花里「い、いや…えーっと…」

華「みほさんと3人でボコミュージアムに…」

沙織「あ、そーだったんだ」

沙織「私はナオくんとデート」

ナオミ「き、奇遇だな」

優花里「そーですね…」

沙織「みぽりんは?」

華「あれ?いませんね…お手洗いにでも行ったんでしょうか」

沙織「麻子は来てないの…?」

優花里「冷泉殿は…今日は来てないです、眠いからパスって…」

ナオミ(ん?麻子はさっきまでいたんじゃないのか…?)


華「優花里さん、デートの邪魔をしてはいけません」

優花里「そーですね、私たちはこれで…」

沙織「帰っちゃうの?」

優花里「ごゆっくり~」

沙織「なんだったんだろ」

ナオミ「…」



みほ「ボコ~がんばれ~」


43: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/24(水) 20:57:23.30 ID:iMSWYSIf0

深夜

麻子「ナオミさん」

ナオミ『…なんだ?』

麻子「明日の金曜日がクソ食らえ作戦の最終日だ」

ナオミ『あぁ』

麻子「ナオミさんも土曜の朝イチにはサンダースに帰らなければならない」

ナオミ『あぁ』

麻子「…作戦は順調と言えるか?」

ナオミ『…』

麻子「可愛い子見るといじめたくなるとはなんだったんだ」

ナオミ『…沙織は良い子だ』

麻子「その良い子が男に食われてもいいのか?」

ナオミ『…』

麻子「これは沙織の為なんだ」

麻子「明日の作戦最終日」

麻子「沙織を殴れ」

ナオミ『それはできない』

麻子「嫌でもやるんだ」

麻子「沙織を男嫌いに」

ナオミ『…』

ナオミ『本気で言っているのか?』

麻子「本気だ」

ナオミ『…』

ナオミ『わかったよ』

麻子「…」


44: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/24(水) 20:59:05.26 ID:iMSWYSIf0

金曜日、放課後


桃「これで今日の練習を終了する!」

桃「最後に、本日で短期転校期間終了のナオミから一言」

ナオミ「この1週間楽しかった、とても有意義な時間だった」

ナオミ「ウチの隊長に『大洗を余計に強くしてどーすんの』と言われたら、私が砲手の指導をした甲斐があったってもんだ」

ナオミ「私も西住隊長の元、いろいろなことを学べた」

ナオミ「1週間、ありがとうございました」ペコ

「「「「「ありがとうございました!!!」」」」」



ナオミ「沙織、最後の日だ」

ナオミ「沙織の家で沙織の料理が食べたい」

沙織「もちろんだよナオくん!」

沙織「気合い入れて作っちゃうから!」

沙織「と言うわけでみんな、私たち先に帰るね~」

優花里「お疲れ様でした~」


ナオミ「…」ジッ

麻子「…」ゴクリ



みほ「結局ラブラブになっちゃったね…」

華「作戦は失敗ですかね…」

麻子「そうだな、失敗だな」

優花里「…大掛かりな作戦だったのに、残念です」

麻子「機材片さないといけないし、私も帰る」

みほ「麻子さんまたね~」

華「…なんか麻子さんあっさりですね」

優花里「あんなにクソ食らえ作戦に本気だったのに…」


45: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/24(水) 21:01:03.45 ID:iMSWYSIf0

麻子宅

麻子「…」

麻子(流石にナオミさんが沙織に暴力を振るうのを、西住さんたちには見せられない)

麻子(今夜…作戦を成功させる…!)


沙織『どうだった?ナオくん』

沙織『今日の肉じゃがは自信作だったよ!』

ナオミ『…』

沙織『…ナオくん?』

ナオミ『沙織、こっち来て』

沙織『うん』


麻子「カメラに映らない場所に移動した…」


ナオミ『沙織…』

沙織『ナオくん…?どうしたの…?』

ナオミ『…』

沙織『ちょっと…怖いよ…』


麻子「…」


沙織『何する気…?』

ガタンッ

沙織『痛ッ!!』

麻子「!!」


沙織『ナオくん、痛いよ!』

沙織『痛い!痛いぃ!』

ガタンバタン

麻子「あっ…」


沙織『もうやめて!ナオくん!痛いよ!!』


麻子「…」

麻子「やっぱり暴力はダメだろ!!」

麻子「私が馬鹿だった!!早くやめさせないと…!」

麻子「…くそ、こんな状況でナオミさんが電話に出るはずもない…!」


沙織『痛ッ…!うあ゛ッ…!うぅぅ…』

麻子「助けに行かないと…!」



タッタッタ…

麻子「はぁ…ッ、はぁ…ッ」

麻子「沙織を守る為に…沙織を殴れだなんて…」

麻子「私は本当に馬鹿だ…」

麻子「頼むナオミさん、もうやめてくれ…」


46: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/24(水) 21:02:13.11 ID:iMSWYSIf0

沙織宅

ガチャッ

麻子「沙織!!!」

麻子「沙織…?」


沙織「…」ぐったり

ナオミ「…」

麻子「…」

ナオミ「来ると思ったよ、麻子」

麻子「…沙織は」

ナオミ「見ての通りだ」

麻子「あぁ…」

麻子「ごめん沙織…」

麻子「ごめんな…沙織ぃ…」

沙織「…」むくり

麻子「!?」

沙織「麻子…?なんでいるの?」

麻子「へ!?」

麻子「…大丈夫なのか…?」

沙織「何が?」

麻子「ナオミさんに殴られてたんじゃ…」

沙織「ナオくんはそんなことしないよ」

麻子「え?」

ナオミ「マッサージをしてたんだ」

麻子「は?」

沙織「そうなの!脚のマッサージしてくれてたんだけど…メチャクチャ痛くて!」

沙織「でもなんか脚が軽くなった気がする~」

麻子「…殴ったんじゃないのか?」

ナオミ「友達を…いや、彼女を殴れるわけないだろ」

ナオミ「それに麻子だって止めに来たんだろ?」

沙織「てか、なんで麻子が来たのよ」

麻子「だって監視カメラで…!」

沙織「…監視カメラ?」

ナオミ「oh…」


47: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/24(水) 21:03:03.68 ID:iMSWYSIf0

洗いざらい話した


沙織「本当の目的は『男なんてクソ食らえ作戦』…ねぇ」

ナオミ「ごめん、沙織」

麻子「…」

沙織「…カメラまで仕掛けて」

ナオミ「ごめん」

沙織「挙げ句の果てにナオミさんに暴力振るわせようとしたの?」

麻子「…」

沙織「…まぁ、私が男の人に対して危機感とか…そーゆーのがないのは認めるけど」

ナオミ「沙織、麻子は沙織のためを思って」

沙織「わかってるよ…麻子は私にとって家族同然だもん」

麻子「しゃおり…!」ウルッ

沙織「でも許さない」

麻子「えっ」

沙織「私は男性に対してちゃんと気をつけるところは気をつける」

沙織「逆に男性に対して全く興味がない麻子たちに対しては…」

麻子「…何する気だ」


48: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/24(水) 21:06:28.50 ID:iMSWYSIf0

月曜日

みほ「沙織さんここに呼ばれたんだけど…みんなも?」

華「はい…」

優花里「なんなんでしょうか」

麻子「…」

沙織「みんな、集まったね!」

沙織「この前は『らぶらぶ作戦』もとい『男なんてクソ食らえ作戦』お疲れ様!」

みほ「え…」

華「なぜクソ食らえ作戦を…?」

優花里「バレたんですか…?」

麻子「…うむ」

沙織「みんなが私のためにクソ食らえ作戦を実行してくれたのは感謝します!」

沙織「私も自分の為…もとい私のことを大事に思ってくれるみんなのために、自分を大切にしたいと思います」

みほ「沙織さん…」

華「わかってくれたんですね」

優花里「作戦成功ですね!」

沙織「…とゆーわけで、私はお返しを…」

華「お返し…?」

沙織「名付けて、『あんこうチームのらぶらぶ大作戦』!!!」

みほ「…なにそれ」

沙織「みんなは恋愛経験値どころか、男子に対して興味すらないじゃん!」

沙織「そんなみんなに恋愛というものを知ってもらうために…」

沙織「この方々に来ていただきました!」

優花里「えぇ!?」

エリカ「…」

ノンナ「…」

ペパロニ「うーっす!」

オレンジペコ「こ、こんにちは…」


49: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/24(水) 21:07:36.85 ID:iMSWYSIf0

麻子「なんなんだこのメンツは…」

沙織「紹介します!」

沙織「意地悪系男子、エリ夫!」

エリカ「はぁ?」

沙織「クール系男子、ノン太!」

ノンナ「ノン太…」

沙織「陽気系男子、ペパ助!」

ペパロニ「いぇい」

沙織「真面目系男子、ペコ太郎!」

オレンジペコ「…」


沙織「みんなには1週間、彼氏と過ごしてもらます!」

「「「ええええ~ッ!!!」」」


麻子「どういうことだ沙織!!」

沙織「私は恋愛の楽しさをみんなに知って欲しいと思って…ね」

みほ「そんなぁ…」


50: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/24(水) 21:08:38.34 ID:iMSWYSIf0

華「私、ペパ助さんがいいです」

ペパロニ「お、料理作って欲しいんだろ~」

華「はい!」


優花里「で、では私はペコ太郎殿を…装填手の仲なので…!」

オレンジペコ「優花里さん…!」


沙織「いいね、一気にカップルが2組も成立!」

沙織「みぽりんと麻子はどうするの?」

みほ「え…」

麻子「いや…」

エリカ「…」

ノンナ「…」

みほ「じゃあ…ノン太さんで…」

麻子「いや!私がノン太さんだ!プラウダ行ったことあるし!」

エリカ「ちょっとお!なんで私を避けるのよ!!」


51: ◆jPr03Kti1lbd 2019/07/24(水) 21:12:00.69 ID:iMSWYSIf0

戦車道の授業

桃「えー、突然だが各校から逸見、ノンナ、ペパロニ、オレンジペコが短期転校してきた」

桃「当然戦車道を受講する」

桃「皆、仲良くするように」

「「「「「はーい」」」」」


柚子「会長、今度は何を企んでるんですか?」

杏「だからぁ…私なんも知らないんだって」

柚子「またまた」

杏「ほんとぉなんだって…」



サンダース付属高

ナオミ「…沙織、大丈夫かな…」

ナオミ「悪い男に捕まってないだろうか…」

ナオミ「…沙織の肉じゃが食べたい」

アリサ「何よナオミのやつ、沙織沙織沙織沙織って…」

ケイ「まぁまぁ」



おわり





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