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東郷あい「一日ノーパンで過ごすくらい造作もない」

1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:03:54.39 ID:kXUh3BwAo

P「あいさん、あいさん」

あい「どうした、Pくん」

P「お願いがあるんですけど」

あい「ふむ。私にできることなら、聞こうじゃないか」

P「あの、一日ノーパンで過ごしてもらえませんか」

あい「……そういう仕事がきたのかい?」

P「いえ、個人的な趣味です」

あい「……そうかい」

P「どうでしょう」

あい「いいとも。君も疲れているんだな」

P「えっ、いいんですか! やったぁ!」

あい「明日一日はノーパンで過ごしてやろうじゃないか」

P「ありがとうございます」


2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:05:17.31 ID:kXUh3BwAo

――翌日


P(見たところ、いつもと様子は変わらないが……)

P(スカートだけど、確認するわけにいかないし)


あい「Pくん、今日のスケジュールは?」

P「あっ、はい。雑誌の表紙撮影とインタビューです」

あい「ふむ。午後からは暇になるんだね」

P「そうですね。どうしますか? 直帰でも構いませんが」

あい「それは少々面白味がないな……君は午後の予定はどうなってる?」

P「えーと、事務仕事でもやろうかな、と」

あい「なるほど。じゃあ、私は事務所でのんびりさせてもらうかな」

P「はあ、構いませんよ」

あい「フッ、じゃあ行こうか? 雑誌の撮影はこのままの服だったね」

P「はい。行きましょうか」


3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:07:41.93 ID:kXUh3BwAo

 テクテク…


P(……どうやら、昨日のは冗談だと思われたんだな)

P(まあ、半分くらいは冗談だったけど)

P(こう、あわよくば的な……)

あい「Pくん、何をチラチラ見ているんだい」

P「えっ、あー……見てました?」

あい「見てたじゃないか」

P「見てませんよ……」

あい「……しかし、思いの外スースーするな」

P「うぐっ!!」


あい「どうしたPくん」

P「えっ、えっ、あいさん、今、もしかして……」

あい「なんだい」

P「……ノーパン?」

あい「君が言ったことじゃないか」


4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:08:39.74 ID:kXUh3BwAo

P「いや、はい……そうですけど、ホントにその、してくれるとは」

あい「フッ、いつも君には世話になっているからな」

P「いや、かっこつけられてもノーパンですから」

あい「……で、楽しいかい? ノーパン」

P「いやぁ、その……そうと分かると、ええ、楽しいです」

あい「そうか。君は変態だね」

P「いやぁ、そんな……」ドキドキ

あい「私の頼りにしてるプロデューサーがこんな変態では、先が思いやられるな……?」

P「ご、ごめんなさい」

あい「いや、責めちゃいないさ」


5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:10:13.61 ID:kXUh3BwAo

P「ところで、あいさんはどうですか」

あい「……どうとは?」

P「楽しいですか?」

あい「どう見える」

P「えーと、楽しそうです」

あい「変態め」

P「は、はい、すみません」ドキドキ

あい「まあ、いいんだが、今日は撮影だろう?」

P「そうですけど」

あい「スカートの中が写ったら……と思うとスリル満点だな」

P「あっ! まずいですね……今からキャンセルを」

あい「おいおい、今まで仕事に穴は開けなかっただろう」


6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:10:51.47 ID:kXUh3BwAo

P「じゃあ、パンツを買って……」

あい「君の言い出したことじゃないか。もし、何かあったら……頼むよ?」

P「ええー……マジっすか」

あい「マジだ」

P「あいさんもなかなか変態なんじゃ……」

あい「何か言ったかい」

P「いえ何も……」


7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:11:37.16 ID:kXUh3BwAo

 ヒュウウ フワッ


P「あ、危ない!」ハッシ

あい「あっ、すまないな。Pくん」

P「いえ、これくらい。……風が出てきましたね」

あい「めくれないように、慎重に行かないとな」

P「そ、そうですね……」


8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:13:45.65 ID:kXUh3BwAo

カメラマン「東郷さん、そろそろですよね?」

ライター「そう聞いてましたけど……あっ、来たみたいです」


ヒョコヒョコ ヒョコヒョコ


あい「おはようございます皆さん」

P「どうも、東郷あいの専属プロデューサー、Pです。この度はこのような機会を……」ヒョコヒョコ

カメラマン「あの、挨拶は結構なんですが……えーと、何してるんですか」

ライター「しゃがんだままの姿勢で東郷さんのスカートを摘んで……変態ですか?」

P「来月姉が結婚するんで……裾持ちの練習です」

カメラマン「はあ……あの、撮影の際はどけてくださいね」

P「はい、もちろんです」

ライター「……ていうか、裾持ちって子どもがやるんじゃ」


9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:14:43.66 ID:kXUh3BwAo

あい「今日はよろしく」

カメラマン「はい、よろしくお願いします」

ライター「早速ですが、まずはインタビューから。どうぞ、お掛けになってください」

カメラマン「裾持ちさんもどうぞ」

P「はい」

ライター「えー、様々な分野で活躍中の東郷あいさんですが、特に力を入れている分野は……」

あい「何事も全力さ。まあ、強いて挙げれば、撮られることだね」

ライター「なるほど。それは写真? それとも映像ですか?」

あい「好みとしては写真かな」


10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:15:32.19 ID:kXUh3BwAo

P「…………そわそわ」

カメラマン「裾持ちさんどうしました」

P「い、いえ……」

カメラマン「具合でも悪いんですか」

P「は、はひぃ、そんなことは……」

あい「…………」スッ

P(あ、足を組み替え……ふわあああ!)ガタガタッ

ライター「うるさっ」

あい「どうしたPくん。トイレなら遠慮なく行って構わないよ?」フッ

P「い、いえ……大丈夫です……ホントに」


11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:16:29.70 ID:kXUh3BwAo

ライター「こほん。写真が好みとのことですが、それはどういった理由ですか?」

あい「美しい瞬間を奪い取るようなところかな」

P「いやらしい白パンを剥ぎ取る……?」

ライター「なるほど。刹那の美学ですね」

P「インナーのブラフ……?」

カメラマン「裾持ちさんうるさいですよ」

P「あ、すみません……」


12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:17:22.74 ID:kXUh3BwAo

ライター「……と、じゃあ、そろそろ撮影に移りましょう。こちらへどうぞ」

あい「スタジオでは撮らないんだね」

カメラマン「ええ、素の東郷あいさんを、というコンセプトなので」

P「あの、ちょっといいですか」

カメラマン「なんですか裾持ちさん」

P「撮影の際、お願いしたいんですけど、ローアングルから撮るのは絶対やめてください」

カメラマン「ええー、なんでですか」


13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:18:11.58 ID:kXUh3BwAo

P「理由は言えません。ただ、こういう風に下から舐めるようなアングルはやめてください」ザッ

カメラマン「わ、分かりました」

P「こういうスカートの中を執拗に追うようなのはやめてください」ザザッ

カメラマン「分かりましたって」

P「この、パンツをファイダーに収めるのだけはやめて……」ザザザザザ

カメラマン「分かりましたから! その悪魔憑きみたいな動きやめてください!」

P「お分かりいただけましたか」

カメラマン「だからそう何度も……」


15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:18:54.04 ID:kXUh3BwAo

あい「まあ、いいじゃないかPくん。パンチラくらい」

P「ノーパンチラ……?」


カメラマン「ご要望通り、下からのアングルは撮りませんから……」


16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:19:49.32 ID:kXUh3BwAo

カシャッ カシャカシャ



P(さすがに相手もプロ。こちらの注文通り、しかもベストな写真を撮ってくれる)

カメラマン「ふうー。じゃあ、あとは外で何枚か撮って終わりにしましょう」

あい「ああ、よろしく」

P「外か……風が騒がしいな……」

ライター「偶然パンチラが撮れても載せませんから安心してください」

P「いや、ある意味パンチラは絶対撮れないんだって」

カメラマン「何言ってるんですか裾持ちさんは」


17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:20:15.26 ID:kXUh3BwAo

カシャカシャ カシャッ カシャッ



P「…………そわそわ」

ライター「あの、スカートばっかり見てるような気がするんですけど」

P「ええ」

ライター「……パンチラ期待してるんですか?」

P「いや、期待してるのはパンチラじゃなくて……って期待してませんよ!」

ライター「裾持ちさんって気持ち悪いですね」


18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:21:22.90 ID:kXUh3BwAo

P「……あの、もし風が吹いてスカートがめくれたら」

ライター「いや、だから雑誌には載せませんよ?」

P「全て忘れて山へ逃げてほしいんです」

ライター「重すぎませんか!」

P「それくらいしてもらわないと……」

ライター「あっ、もしかして、あいさんって……」

P「どっきーーーん」

ライター「お、男……だったりして」

P「…………いや、違いますよ」

ライター「……そうですか」


19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:22:19.06 ID:kXUh3BwAo

 ビュオオッ

あい「あっ」


 !!


P(なっ、風がっ! このままではスカートが捲れてしまう!)


20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:23:03.35 ID:kXUh3BwAo

P(あいさんのあいさんがあいさんになってしまう!)


P(ここからは距離がある……こうなったら!)



P「うおおおっ!」


バチコーーン


ライター「へぶっ」

カメラマン「ぐええっ」


21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:23:35.33 ID:kXUh3BwAo

あい「Pくん、何をしているんだ!」


P「ほ、頬にノーパンが……!」


カメラマン「何をわけの分からないことを!」

ライター「君のところからはもう仕事取らないもんね! ふんっ!」


22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:24:21.03 ID:kXUh3BwAo

トボトボ


P「すみません。あいさん、俺のせいで……」

あい「謝ることはない」

P「そんな……」

あい「スカートが風でめくれたからだろ」

P「……はい」

あい「フッ、さすがはPくんだ。ありがとう」

P「あ、あいさん……!」ジーン

あい「裾持ちも、なかなか様になってきたみたいだな」


P「……はい!」ヒョコヒョコ


23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:25:11.08 ID:kXUh3BwAo

――事務所

P「ただいま戻りました」

ちひろ「おかえりなさい。どうでしたか、撮影は」

P「失敗しちゃいました」

ちひろ「あら、珍しい」

あい「私のせいでね」

P「ち、違いますよ」

ちひろ「ええっ! えっ! はっ!? あいさっ、えっ!? あいさっせい!?」ガタガタッ

P「動揺しすぎなんですけど。というか、すっごい傷ついた……」

あい「よしよし、Pくん」ナデナデ

ちひろ「えっ、マジなんですか?」

P「あ、いえ、その……俺が失敗したんです……あいさんは悪く無いです」


24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:25:58.78 ID:kXUh3BwAo

ちひろ「まあ、そうでしょうね」ホッ

P「その安心の仕方も傷ついた……」

あい「よしよし、Pくん」

P「あいさんのおかげで元気戻った」

ちひろ「あいさんも甘やかしすぎですよ」

あい「まあな」

ちひろ「いや、得意になるところじゃないでしょう」

P「頑張って事務仕事やりますから」

ちひろ「あ、はい。じゃ、これよろしくお願いします」

あい「私は向こうで本でも読むかな」

ちひろ「えーと、あいさんは午後は何も」

あい「ないよ。でも、居ていいだろう?」

ちひろ「どうぞどうぞ」


25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:26:33.28 ID:kXUh3BwAo

カタカタ… カタカタ…


P(そう言えば疑問だったんだけど)

P(今さらと言えば今さらだ……)

P(あいさんは本当にノーパンなんだろうか)

P(それでもあいさんなら、あいさんならきっとなんとかかんとか)

P(そういう先入観があったから、納得しちゃってたけど)

P(ノーパンでいつも通りあそこまでクールなあいさんでいられるものなのだろうか、いやない)

P(幸か不幸か、今日は一度もあいさんのパンツ事情を確認していない)


26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:27:00.70 ID:kXUh3BwAo

P「……………………」ググーッ

ちひろ「……プロデューサーさん、何してるんですか」

P「えっ、いや……尻が痛くて」

ちひろ「そうですか」


P「……………………~~!」ググググーッ


ちひろ「……何してるんですか」

P「えっ、と、その、あいさんの読んでる本は何かなーって」

あい「ニッセンだ」

P「あっ、わざわざどうも……」


27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:38:48.57 ID:kXUh3BwAo

あい「気になるかい?」

P「えっ! い、いや別に!」

あい「まあ、婦人服なんて興味ないか」

P「…………婦人服は興味ないッスねぇ」

あい「だろうな」

P「……あるにはありますけど」

ちひろ「プロデューサーさん気持ち悪いですね」


28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:39:55.04 ID:kXUh3BwAo

リンゴーン リンゴーン


ちひろ「あ、すみません、お先に失礼します」

P「はーい、気をつけて」

あい「お疲れさま」

ちひろ「ええ、東郷さんこそ。では」


がちゃばたむ


29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:40:25.70 ID:kXUh3BwAo

あい「……ふー」

P「僕らもそろそろ上がりますか?」

あい「うん、そうだね。ところでPくん」

P「はい、なんです?」

あい「シュレディンガーの猫を知っているかな?」

P「ええっと、名前だけは」

あい「色々小難しいことはさておいて、あれは批判として提示された思考実験でね」

P「はあ」

あい「観測されない状態では複数の事象が重なりあう……なんてあり得ないというようなね」

P「へえ」


30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:41:10.08 ID:kXUh3BwAo

あい「君の考えてることは何となく分かるよ」

P「えっ」

あい「私が本当はパンツを穿いているんじゃないか。そう思っていただろう」

P「ええーと……はい」

あい「フッ、まさか見るわけにもいかないしね……」

P「ええ、その通りです」

あい「これがその答えだよ」スッ

P「えっ? これは……」

あい「では、私はこれにて失敬するよ。またな、Pくん」


31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2014/09/26(金) 19:42:42.17 ID:kXUh3BwAo

 あいさんはそう言って、外へと出ていった。
 彼女が僕に渡したものに目を落として――手をゆっくり開くと、それは黒い薄手の布だった。
 ほんの少し温もったそれを震える手で開く。パンツだ。

 ああ、と俺はため息を漏らした。あいさんのパンツだ。

 あの人は一日ノーパンだったんだ。涙が溢れてきた。
 俺はなんてバカだったんだ。あの人を疑ったりなんかして。

 俺は涙をパンツで拭うと、あいさんを追って外へと走り出た。


 終わり。


40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2014/09/26(金) 23:21:18.81 ID:JOGdR8Tb0


ノーパンなのにこんな格好良いなんて、流石あいさんだ!!(白目)





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