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ガヴリール「卑怯もラッキョウもないんだよ。私は堕天使で卑怯千万当たり前だぞ?」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/02(火) 23:08:39.141 ID:MNHw7C6l0.net

このSSは一応
【ふたなり】ヴィーネ(ガヴリールを妊娠させる) ガヴリール「……次はないかもなぁ」
http://viper.2ch.sc/test/read.cgi/news4vip/1491312885/
の続編です。でも三行で状況説明は終わるので読まなくてもたぶん問題ないです。前作とは違いエロ要素・ふたなり要素は出てこないです。

ガヴリール(堕)「ヴィーネとイチャコラギシアンしてたら堕天した。ずっと一緒に居られるようになったんだし誰か祝福してくれてもいいだろうに、誰も祝福しちゃくれないんだよなぁ…………」

ヴィーネ(妊)「ガヴお父さん? ガヴお母さん? どっちが良いかしら……」

天界(代理タプリス)「うわわわわ、駄目人間や駄目天使が増えてますよぉ……原因をとりあえず「怠惰の悪魔」と呼称、危険度をSSに設定します!」 ※↑2原因


ガヴリール「オッス、おらガヴリール、昔は天使なんてやってたけど今は堕天使として天使と人間を駄目にする仕事やってんだ」

ガヴリール「なーんて誰も居ないところで言っててもしょうがないよなぁ……はぁ」

ガヴリール「早く魔界に帰ってヴィーネとイチャイチャしたい…………」

ガヴリール「出稼ぎ終えてとっとと帰る為にも修行中の天使を駄天使にするぞー……あーやっぱなんか元気でないわぁ……ヴィーネ分不足だわぁ…………」


2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/02(火) 23:10:04.772 ID:MNHw7C6l0.net

高校生天使A「ふむふむ……へぇ……あー、たしかに!」

ガヴリール(偽装)「ですからネットゲームをすると天使としての仕事が捗るのです」

高校生天使A「ありがとうございます、先輩!」

ガヴリール(偽装)「それほどの事もないですよ。するべき事をしているだけですから」

ガヴリール(堕天使としてだけどな)


4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/02(火) 23:12:30.457 ID:MNHw7C6l0.net

ガヴリール「これで今月二人目、と」

ガヴリール「しっかし、下界でひっそり活動している天使のフリして先輩面して近づけば簡単に騙されるのまだそのまんまかよ……注意喚起しとけよな」

ガヴリール「ま、あれくらいの天使は基本的に人を疑う……ああいや他天使を疑うって事を知らないんだからそんなもんか?」


5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/02(火) 23:14:30.198 ID:MNHw7C6l0.net

ガヴリール「とりあえず天使に駄天の種は蒔いたし、今度は人間を駄目にする方のお仕事ですよ、と」

カチカチ……カタカタカタ…………

ペガサス昇龍拳『お疲れ様でしたー』

ガヴリール「終わったー……あー、動画ちゃんと取れてるかな」


ガヴリール「素養のある人間を駄目人間に引きずり込むのに動画でゲームを宣伝する、ってのはやっぱ回りくどいかなぁ…………」

ガヴリール「回りくどいよなぁ……でも天使と違って娯楽には飢えてないしゲームに触れるきっかけを増やすくらいしか有効な手が浮かばないんだよなぁ」

ガヴリール「初心者が躓きにくいように解説、とか結構作ってて面白いから別に作るのが嫌って事もないんだけどもさ」

ガヴリール「…………あー、変に目立ち過ぎないようにいくつか名前用意したのはめんどくささが増えて失敗だったな」


6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/02(火) 23:16:38.349 ID:MNHw7C6l0.net

ガヴリール「駄目になる、なんて言っても私みたいになるのはそう居ないんだけどもさ、それくらいでも結構評価されるんだよな」

ガヴリール「広く浅く駄目人間が増えてるのか、基準が緩いのか……やっぱ天使にちょっかい掛けてるのがデカいのか」

ガヴリール「まさか駄目天使と駄目人間で天界が大慌てでもしてんのか? 「うわー、なんか駄目なヤツが増えた! 原因を探れー」とかさぁ…………」


ガヴリール「…………独り言増えたなぁ」


7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/02(火) 23:18:55.645 ID:MNHw7C6l0.net

ゼルエル「また、ですか……」

校長「ええ。また修行中の天使に下界の娯楽にのめり込む者が出ました……」

ゼルエル「人間にも同様の傾向は続いているとはいえ、天使までこうも容易に……」

校長「やはり、怠惰の悪魔というのは実在するという事でしょうかなぁ…………」

ゼルエル「怠惰の悪魔……その姿を知る者も居なければ、そもそも個人なのか集団なのかさえ分からない。怠惰な人間と天使を生み出す存在であり、行動から魔界の者と思われる。という憶測で語られる仮定の存在でしたね」

校長「流石にそういった何者かが居ると仮定しなければありえない、というのが識者の見解とか。私個人としてもそうであって欲しいと思うところですな」


14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/02(火) 23:21:16.191 ID:MNHw7C6l0.net

ゼルエル「ふむ……ふむ……。こちらにある資料を読む限り、相手は天使の修行についてよく知っているようだ」

校長「はい。天使の修行に役立つ、として娯楽を教えているようですから……」

ゼルエル「それだけではなく時期も上手い。……下界に降り立ってすぐ等の忙しくなりがちな時期は避けある程度余裕のある時期を狙う事で、教えてからすぐに娯楽に触れる機会を増やしていると考えられる」

校長「忙しくなりがちな時期……ふむ、降り立ってすぐの時期だけならまだしも、他の時期についてもよく理解しているようですね……」


15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/02(火) 23:23:45.258 ID:MNHw7C6l0.net

ゼルエル「救いがあるとすれば不肖の妹よりはよほど楽に更正する事くらいで、後は本当にどうしようもない……」

校長「妹? ……ああ、ガヴリール君の事は残念でしたし、あまり表立っては言えないとはいえ少々悪魔と仲が良くなりすぎた、というくらいで後は特に問題は無かったように記憶していますが」

ゼルエル「あれは猫を被ってはいましたが、今の「下界の娯楽にのめり込む生徒」よりもよほど酷い有様になっていましたからね。挙句堕天までして本当に……」

校長「しかしそういった生徒のような素振りは……」

ゼルエル「腐っても学年主席、という事だったのでしょう。どうしてそんな方向に才能を使ってしまったのか……」


16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/02(火) 23:26:02.584 ID:MNHw7C6l0.net

校長「それで今度は下界で見回りをするのでしたか」

ゼルエル「ええ。流石にこう何人もの天使がああなってしまうとなると警戒するべきだ、とようやく向かえる事となりましてね」

校長「ようやく、ですか」

ゼルエル「良く言えば慎重とも言えますが、基本的に動きが遅いですからね」

校長「しかし神の腕が出るともなれば「怠惰の悪魔」もひとたまりもないでしょうね」


17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/02(火) 23:28:49.672 ID:MNHw7C6l0.net

高校生天使B「ほ、ほんとうに天使の先輩さん……なんですか?」

ガヴリール(偽装)「はい。天使ですよ?」バサァ(偽装天使の翼+輪展開)

高校生天使B「わ、わあぁぁ、下界で頑張っている先輩と会うなんて初めてですよ!」

ガヴリール(偽装)「会う機会なんてほとんど無いですからね」ニコッ

高校生天使B「か、かっこいい……」キュンッ

ガヴリール(……駄天じゃなくてコマしてどうこう、って方にでも持ってけそうな反応だな。ま、ヴィーネが居るしやんないけどさ)


18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/02(火) 23:32:43.711 ID:MNHw7C6l0.net

ひらひら……ひらひら……

高校生天使B「あれ? この白い羽根はいったい…………」

ガヴリール(こ、これって、この天使力の強さ……ね、姉さん!?)

ガヴリール(偽装)「す、すみません、急用を思い出したので……」(神足通)

高校生天使B「え、あ、せ、せんぱーい!?」

ゼルエル「君、少し前までそこに居た「誰か」に何か吹き込まれなかったか」

高校生天使B「ふえぇ!? ゼ、ゼルエルさん!? か、神の腕と呼ばれる方がなんでこんなところに!?」

ゼルエル(しかし魔界の者とはいえ、大した準備も出来ないようなタイミングで一瞬で消える、か。……神足通は堕天使でも使えるんだったか?)


19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/02(火) 23:37:27.480 ID:MNHw7C6l0.net

ガヴリール(マズいマズいマズいマズい! ゼルエル姉さんが出てくるとかガチでマズいヤツじゃん! そりゃ評価もされるよ!)

ガヴリール(私が堕天した事で多少は評価が落ちたとかあるかもしれないけどさ、それでもゼルエル姉さん神の腕だよ? どんだけ天界が気にしてるのさ!?)

ガヴリール(だってさ、ちょっとの間駄目天使になる程度でたぶん大半はすぐに元通りだし、そもそも私が関与しなくても駄目になるのは私自身みたいにそれなりに居るはずだしさ!)

ガヴリール(そんなのに神の腕送り込むより先に送り込むべき先が山ほどあるくらいにはしょっぱい案件でしょコレ!? こんなしょぼいのに神の腕煩わせないでよ!)


21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/02(火) 23:40:25.289 ID:MNHw7C6l0.net

ガヴリール(しかもさ、ゼルエル姉さんが私を見つけたら何をするか……封印にしろ修行という名の洗脳にしろヴィーネのとこに帰れなくなるのはほぼほぼ決定じゃん!?)

ガヴリール(ヴィーネが私の子供産むんだよ!? その時に一緒に居られないどころか子育てにもまともに参加できないとかさ悟空かよ!?)

ガヴリール(テキトーに悟空の真似とかふざけてしてたけどさ、そういう意味で悟空にとかなりたくないから!? 「働きたくないでござる」とか思いはするけどさ!?)

ガヴリール(…………あ、悟空は子育てに参加できないんじゃなくて参加する気とかがないんだっけ?)


22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/02(火) 23:43:11.813 ID:MNHw7C6l0.net

…………

ガヴリール(相手がゼルエル姉さんとなると流石に真っ向勝負は避けたい)

ガヴリール(だからって仕事モードの姉さんともなると犬を見ても戦意喪失とまでは行かないだろうし……そもそも犬のあても…………あ)

ガヴリール(サターニャも下界でなんかやってたはずだよな……なんか堕天してから嫌われてるみたいだけど何とかして巻き込んで少しでも分を良くしときたいな…………)

プルルルル……プルルルル……

ガヴリール(嫌われてるとはいえ今回くらいは出てくれよサターニャ……くそ…………)


23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/02(火) 23:45:30.465 ID:MNHw7C6l0.net

ピッ

ガヴリール「サターニャ! 私だ! ガヴリールだ! 良く出てくれた! 好きだ! 大悪魔!」

サターニャ「……い、いきなり電話掛けてきたと思ったら何浮気発言してるのよ、この駄目天使!」

ガヴリール「今の私は順当に堕天使だっての……そんな事より聞いてくれ、今度ヴィーネが私の子供を産むんだ」

サターニャ「変なテンションで電話掛けてきて話の内容がそれぇ? 切ってもいいかしら?」

ガヴリール「でもさ、このままだと私はその子供を産むところに立ち会えないどころか、下手したら一度も顔を見る事が出来ないままになるかもしれないんだ」


24: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/02(火) 23:48:36.246 ID:MNHw7C6l0.net

サターニャ「何? 堕天使から足洗って天使に戻ります、とでも?」

ガヴリール「姉さんに追われてるんだ。今は神足通やなんかで追いつかれないようにしてるけども、たぶんじきに追いつかれる」

ガヴリール「姉さんに捕まったら封印されてそれっきりかもしれないし、天使と堕天使の中間の何かになって泣いたり笑ったり出来なくなるまでアレコレされて洗脳されるかもしれない」

サターニャ「アンタの姉さんってなんなのよ……あ、神の腕だっけ? …………関わりたくないんだけども」

ガヴリール「そ、それでも大悪魔かよ!?」


25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/02(火) 23:51:27.594 ID:MNHw7C6l0.net

サターニャ「元天使に言われたく無いわねガヴリール……天使同士、いえ元天使と天使で姉妹の仲なんだから仲良くすればいいんじゃないかしら?」

ガヴリール「そ、そっちがそういうつもりならこっちにも考えがあるぞ」

サターニャ「何よ?」

ガヴリール「姉さんに捕まる前に遺書としてお前の器の小ささとか大悪魔に相応しくないって理由とかを残しておいて、お前に見捨てられた事を恨みつつ姉さんと無理心中だ」

サターニャ「な、そんな事して何になるって言うのよ?」


27: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/02(火) 23:54:52.973 ID:MNHw7C6l0.net

ガヴリール「私が死のうと、姉さんが死のうと、とりあえずどっちも死なないにしろ、私は「神の腕とガチで戦った堕天使」としてそれなりに知られるはずだ」

ガヴリール「そんでもって、その神の腕とガチで戦ったマジキチ堕天使な私の遺書にお前がどれだけ駄目駄目で、どれだけ残念なのかを書き連ねておくんだ」

ガヴリール「名声、地に落ちると思わないか? 私が死んだり捕まったら「その堕天使の手助けをサターニャがしていれば神の腕を撃退できただろうに」とか言われてさ」

ガヴリール「今のサターニャって結構マジで大悪魔になりそうじゃん。でもそれが全部パーになる。嫌だろ?」

サターニャ「な……う……ありえないとは言い切れない…………こ、この卑怯者!」

ガヴリール「卑怯もラッキョウもないんだよ。私は堕天使で卑怯千万当たり前だぞ?」


28: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/02(火) 23:59:22.174 ID:MNHw7C6l0.net

サターニャ「で、何か作戦とかあるの?」

ガヴリール「細かい作戦なんて考えても心を読まれるから意味はないし正面から当たるしかないな」

サターニャ「本当に卑怯もラッキョ? もないわねガヴリール」

ガヴリール「出来れば犬を連れてきてくれ。流石に仕事中の姉さん相手じゃちょっと動揺する程度だろうけども少しくらいは隙を作れるだろうからさ」

サターニャ「…………そうね………………犬のあてなんて無いわよ?」

ガヴリール「マジかよ……じゃあガチで真正面からぶち当たるくらいしか手はないのか…………」


30: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 00:03:47.948 ID:9hD12eMr0.net

…………

ガヴリール「じゃそこに逃げ込めばいいんだな?」

サターニャ「私はすぐにとはいかないから遅れても恨まない事ねガヴリール」

ガヴリール「恨むからとっとと来いよ?」

サターニャ「恨まれても早くはならないわよ」

プツッ……ツーツー…………


31: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 00:08:01.682 ID:9hD12eMr0.net

ガヴリール(これで"遅れるつもりで"遅れに遅れて一人で予定通りの返り討ち、とかだったらサターニャマジ大悪魔……)

ガヴリール(なんて考えてももう遺書残す余裕もなさそうだなぁ……ハッタリが効いてにしろ昔のよしみにしろ来てくれよサターニャ…………)

…………

高校生天使B「あ、あの先輩さん?」

ガヴリール(!)

ガヴリール(偽装)「なんですか?」

高校生天使B「その、先輩が魔界の「怠惰の悪魔」だって本当なんですか?」

ガヴリール(偽装)「何の事か分からないですね。そんな事を誰に聞いたのですか?」

ゼルエル「…………やはりお前だったか。……私だよ。ガヴリール」

ガヴリール(偽装)「悪魔だなんて……私はこの通り天使ですよ?」(偽装羽根+輪見せびらかし)


32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 00:11:06.559 ID:9hD12eMr0.net

ゼルエル「引き伸ばしか……その偽装、良くできてはいるが…………はっ!」ピカァッ

ガヴリール「ちっ……強引に引っぺがすかよ、姉さん」(黒羽根+悪魔角に変化)

ゼルエル「確認助かった。君は下がっていてくれ……この堕天使は私が何とかする」

高校生天使B「は、はい! …………堕天使なんて本当に居たんだ……」


33: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 00:13:28.298 ID:9hD12eMr0.net

ゼルエル「すぐにでも封印して連れ帰り、矯正する。ガヴリール」

ガヴリール「堕天使としてやる事やってただけで矯正とか無茶を言うね、姉さん!」

ゼルエル「堕天した時点で矯正をしておくべきだったんだろうな……」キリキリキリ……

ガヴリール「姉さんに洗脳だのなんだのされてる暇は無いんだよ! ……ヴィーネ!」(槍出現)

ゼルエル「その槍、あの悪魔のか!」シュパッ

ガヴリール「今度生まれる子供の代わりに姉さんの相手して、子供におばさんとか呼ばれる趣味は無いんだよ!」カキンッ!


34: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 00:17:17.682 ID:9hD12eMr0.net

ゼルエル「ならばますますお前を返す訳には行かないな……駄目なお前が更正してからでなければ子供にっ!」シュパッシュパッ

ガヴリール「生まれるのは天使じゃないんだ! 悪魔に悪魔として活躍する親が居る分に何の問題がある!」カキンカキンッ!

ゼルエル「心の底まで堕落しきったか、ガヴリール!」シュパッ!

ガヴリール「堕天使としてやる事やってるだけっつってんだろ!」カッキーンッ!


35: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 00:21:30.036 ID:9hD12eMr0.net

…………

ゼルエル「っ……よく粘るが、流石にヘバってきたか、ガヴリール」ハァッ……ハァッ……

ガヴリール「姉さんが言えた台詞じゃないよ」ハァッ……ハァッ……

ゼルエル「サターニャとやらを待っているようだが、来そうに無いな? 諦めて矯正を受けるんだ」

ガヴリール「来ないなら来ないで姉さんと心中するって決めてるんでね」

ゼルエル「遺書とやらも用意できていないようだが?」

ガヴリール「はっ「神の腕とまともに戦った堕天使だ」って名前が残れば帰れなくても何も残せないよりマシだっての」キリキリキリ……

ゼルエル「そんな名を残せると?」キリキリキリ……

ガヴリール「残すさ。それ以外にやれる事が無いってんならさぁ!」シュパッ!

ゼルエル「無駄な足掻きを!」シュパッシュパッ!


37: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 00:25:02.902 ID:9hD12eMr0.net

ガヴリール「ぐうぅ……無駄かどうか、最後の最後まで分かるかってんだ…………今日この時、私は姉さんを超える、超えなきゃいけないんだよ!」ザクッ

ゼルエル「ガヴリール!」キリキリキリ……

ぽーん……

ゼルエル「ん? メロンパン?」

ワンッワンッ! はっはっはっ……

ゼルエル「い、いにゅ!? いにゅなんで!? ガ、ガヴリールは来ないって!?」

サターニャ「悪魔的戦略(デビルズタクティクス)よ! 敵を騙すならまず味方からってね!」


38: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 00:27:56.454 ID:9hD12eMr0.net

ガヴリール「サターニャ、お前マジ大悪魔! 最高! ……姉さんっ!」(槍構え)

ゼルエル「はっ、け、結界!?」

ガヴリール「姉さん、死ぬほど痛いぞ?」キュイィィィンッ

ゼルエル「なっ!? ガヴ……」

ドンッ!


※ここまで犬とメロンパン以外大体全部凄い天使力or悪魔力で一般人には見えていません。


39: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 00:32:24.008 ID:9hD12eMr0.net

――
――――
――――――

魔界の病院

サターニャ「よくもまあ「結界で閉鎖空間作って姉諸共自爆」なんて無茶な真似したわね……」

ガヴリール「それくらいしなきゃ姉さんを行動不能になんて出来ないだろうからな」

サターニャ「私が見捨てるとか考えなかったの?」

ガヴリール「お前のデビルズタクティクス? だっけか、あれを現場で見た私を見捨てるとかお前の大悪魔への道を遠のかせるばかりでわざわざ神の腕に喧嘩売った意味なくなるじゃん?」

サターニャ「……あ、そういう考え方も…………じゃなくて、そ、そうよ!」

ガヴリール「……うっわ、考えなしかよ。マジで器はデカいよな、器は」


40: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 00:37:34.700 ID:9hD12eMr0.net

サターニャ「私は大悪魔よ? 器の一つや二つでっかくなくちゃね! なーっはっはっはっはっ!」

シズカニシテクダサーイ スミマセーン

ガヴリール「ホント、お前がナンバーワンだよ…………ところでゼルエル姉さんは」

サターニャ「割と元気そうだったわよ……どれだけ頑丈なのかしらね…………と、言ってもこの大悪魔・胡桃沢=サタニキア=マクドウェル様と戦う余裕は残ってなかったみたいだけど」

ガヴリール「神の腕マジでヤバいな……」


41: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 00:43:45.693 ID:9hD12eMr0.net

ガヴリール「そうだ、私はどれくらい気を失ってたんだ?」

サターニャ「ここに運び込んで治療を受けてちょっとしたら目を覚ましたから……2、3時間くらいかしら」

ガヴリール「下界からここまでで2、3時間か……ヴィーネにまだ伝わってないよな?」

サターニャ「た、たぶん伝わってないけど……」

ガヴリール「じゃあ色々と事情の説明したらすぐにヴィーネんとこ行けばたぶん事情を隠し通せるな」


42: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 00:47:37.085 ID:9hD12eMr0.net

サターニャ「ボロボロになった理由をヴィーネにどう説明するつもりよ……」

ガヴリール「盛大に転んだ事にでもするよ」

サターニャ「騙し通せると思う?」

ガヴリール「愛の力ってヤツで何とかしてみるよ」


43: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 00:53:27.887 ID:9hD12eMr0.net

サターニャ「愛、ねぇ……」

サターニャ「ところでガヴリール…………ちょっとアンタの事、見直したわ。あんな無茶出来たのね」

ガヴリール「それも愛の力ってヤツだよ、たぶん……あー、でもそろそろヴィーネ分が枯渇して力尽きるから早くヴィーネんとこ帰らないとな」

サターニャ「どれだけヴィーネの事が好きなのよ……」

ガヴリール「決まってるだろ? 堕天しても後悔しないくらいにだよ」


44: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 00:56:57.364 ID:9hD12eMr0.net

――
――――
――――――

ヴィーネ「ガヴのうそつき……バカ…………」

ガヴリール「い、いや、嘘なんてついてないよ! 転んだの、転んだだけ!」

ヴィーネ「転んだだけで矢傷負ったり、悪魔力を大量に消耗したりなんてしないもん……」

ガヴリール「だから悪魔力は神足通であちこち移動するのに使ったせいで……」

ヴィーネ「神足通だけでそこまで消費しないのは知ってるもん……」プクーッ

ヴィーネ「それに……私の槍を使ったのは伝わってくるのよっ!」ツーンッ!

ガヴリール「マジか……」


46: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 01:01:17.511 ID:9hD12eMr0.net

ヴィーネ「それで、どうしてそんな危ない事したの?」

ガヴリール「あー、姉さんが襲ってきてね……」

ヴィーネ「ゼ、ゼルエルお義姉さんが……」

ガヴリール「今回、サターニャに助けてもらったし菓子折りでも、って菓子折りは駄目だな……まあなんか送るとかしとかないとな」

ヴィーネ「サターニャと仲直りできたの!?」

ガヴリール「そもそも何か疎遠にはなってたけど、仲違いというかそもそも向こうが一方的に離れて、一方的に戻ってきたというか……ぶっちゃけよく分かんないからなぁ…………」


47: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 01:04:20.976 ID:9hD12eMr0.net

ガヴリール「ま、今度からはもっと慎重に動くから安心してよ」

ヴィーネ(ジトーッ)

ガヴリール「……や、今いいとこなんだよ、人類駄目人間化作戦の第一歩としてガッツリハマれるタイプのゲームの隆盛が起きつつあるんだよ、それの後押しだけでも続けてもうちょっと評価上げときたいんだって」

ヴィーネ「私たちよりゲームが大事なの?」

ガヴリール「や、魔界からやるとかして安全には気を使うし、ちゃんとヴィーネと過ごすから!」


※魔界のネット環境は天界とは比べ物にならないほど良好です


48: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 01:10:02.616 ID:9hD12eMr0.net

――――――

タプリス「ゼ、ゼルエルさん!?」

ゼルエル「タプリスか……情け無い姿を見られたな…………」

タプリス「怠惰の悪魔を追っていたと聞いてましたけど……大悪魔だったんですね」

ゼルエル「……いいや、悪魔じゃあなかったんだ。…………ガヴリールが怠惰の悪魔の正体だよ」

タプリス「せ、先輩が?……ゼ、ゼルエルさん、次のエイプリルフールはまだ結構先ですよ?」


49: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 01:15:01.424 ID:9hD12eMr0.net

ゼルエル「タプリス……ガヴリールは堕天したんだ。だから悪魔として振舞って当然なんだ…………」

タプリス「で、でも、天使の鑑だった天真先輩……ガヴリールさんがそんな事を!」

ラフィエル「ガヴちゃんが怠惰の悪魔の正体ですか……しかもゼルエルさんがそんな状態で帰ってくるなんてガヴちゃんも頑張ってるんですねぇ」

タプリス「!? し、白羽先輩!? 頑張ってるだなんて……あの月乃瀬とかいう悪魔にそそのかされてるだけですよ!」

ラフィエル「タプちゃんはあの頃から本当にヴィーネさんを嫌ってますね……」

タプリス「だって天真先輩をあんな事に……」グスッ


50: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 01:19:19.551 ID:9hD12eMr0.net

ゼルエル「サターニャという悪魔の助力があったとはいえ、もしそれが無かったならそれこそ私も帰っては来れなかったかもしれないな……」

ラフィエル「相手に助力が無ければ帰って来れなかった、ですか?」

ゼルエル「その助力がなければガヴリールとしては帰れる見込みも無かっただろうし、帰れる見込みがなかったなら私諸共死ぬつもりで自爆しただろうからな」

ラフィエル「じ、自爆……ああ、悪魔の爆発のアレで自爆ですか……」

ラフィエル(帰れないなら死んでも、だなんて何かあったんでしょうか? ガヴちゃんならとりあえず生き延びるだけ生き延びてそれから何とかしよう、としそうなものですけど)

ゼルエル「互いを結界に閉じ込める事で威力の増幅までしての自爆だったからな……まあおかげでしばらくは活動も低調になると考えていいだろう事だけは救いだな」


52: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 01:22:05.434 ID:9hD12eMr0.net

ラフィエル「ところでサターニャさんはガヴちゃんの骨を拾う役だけだったんですか?」

ゼルエル「骨? ……ああ、回収だけではなく、その……奇襲して私に隙を作らせたな…………」

ラフィエル(ガヴちゃんとサターニャさんは仲が悪くなってたはずなのに協力しあって、しかもゼルエルさんに隙を作るような何かをした……ああ、その場で見てみたかったですね…………)

ゼルエル「ラフィエル?」

ゼルエル(天使力を消耗しすぎて心を読む余力はないが……ちょっと悪寒がしたのは何だったんだ?)

ラフィエル(ただの天使と悪魔じゃなくて、またもっと愉快な関係としてお付き合いしたいですねぇ、本当に……)


53: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 01:25:12.749 ID:9hD12eMr0.net

ゼルエル「…………そうだ、それと今度子供が生まれるとか言っていたな」

タプリス「せ、先輩に子供!?」

ラフィエル「ゼルエルさん……今度子供が生まれるって、妊娠中の人を拉致しようとしたんですか?」

ゼルエル「? 月乃瀬――今は天真を名乗っているかもしれんが――を妊娠させたという事のようだったが」

タプリス「先輩の赤ちゃんを……あの悪魔が…………」

ラフィエル「タプちゃん、堕天してそのまま危ない事しでかしそうな表情ですけど大丈夫ですか?」


54: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 01:29:45.247 ID:9hD12eMr0.net

タプリス「先輩はそんなにあの悪魔が良かったんでしょうか……」

ラフィエル「まあ、良かったから堕天するほどイチャイチャしてたんでしょうし……」

ゼルエル「正直な話、あの悪魔の方がよほど天使として相応しかった覚えもあるくらいだしなあ……」

ラフィエル「ところでゼルエルさんはつまるところ父親になるところのガヴちゃんをさらおうとしていたんですか?」

ゼルエル「良い親になれる様更正させてから子供に会わせる方がいいだろう?」


55: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 01:34:36.562 ID:9hD12eMr0.net

ラフィエル「ゼルエルさん、「ガヴリールは堕天した」って自分で言ったじゃないですか……堕天使と悪魔の子供なんですから悪魔としてブイブイ言わせてる親は良い親なんじゃないですか?」

ゼルエル「む……そう言われればそんな気がしてこないでも…………むぅ……」

タプリス「悪魔…………」ズーン……

ラフィエル(やっぱりタプちゃんは重症ですねえ……)


ラフィエル「……それにしてもゼルエルさんって結構ポンコツなんですね。悪魔らしくしてる悪魔側の人が悪魔の親として駄目だと思ったりして」ウフフ

ゼルエル「…………今はちょっと否定できないな」ウウム……

ラフィエル(あくまで腕は腕、なんでしょうか?)


56: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 01:40:46.130 ID:9hD12eMr0.net

ラフィエル「あ、そうそう、駄天使化しなかった天使なんですがおおよそ2つの類型に大別できるようで…………」



――――――

ガヴリール「それで、名前のネタ出しとして私が向こうで使ってたハンドルネームとかを言えばいいんだな?」

ヴィーネ「名前のネタ、ってだけじゃなくてガヴがどんな風に名乗ってたのかとか気になるし……」

ガヴリール「ええっと、主として使ってたのは、「ペガサス昇龍拳」に「positron」に「ガヴガヴガヴリール」かな」

ヴィーネ「全然名前のネタにはなりそうに無いわね……どうしてそんな名前に?」

ガヴリール「ガヴガヴガヴリールはそのまんま。日本で活動してるからガヴリールが本名とは思われないしそのまんまで採用、ガヴガヴは噛み付く擬音でそれっぽくなったから」

ヴィーネ「それ、平気なの?」

ガヴリール「さあ?」


57: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 01:44:23.337 ID:9hD12eMr0.net

ガヴリール「ペガサス昇龍拳はてんま違いでペガサス、ペガサスから適当に技名一つ拾ってきて、別のネタと組み合わせて完成」

ガヴリール「positronは名前にアルファベットと記号しか使えないところでよく使ってた名前だな。こっちもてんま違いから始まってアトム→原子+ホワイトで連想した陽電子の英語名」

ヴィーネ「付け方も本名には全然応用が利きそうに無いわね……」

ガヴリール「まあハンドルネームなんてそんなもんでしょ?」


ヴィーネ「それじゃあ、改めて二人でこの子の名前を考えましょうね、ガヴ?」サスサス

ガヴリール「……私にそーゆーセンスを期待しないで欲しいけどなぁ」ギュッ


おしまい


59: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/03(水) 01:53:21.876 ID:nA4feUeE0.net

乙乙



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