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一花「三玖とキスしたってホント?」

2019/10/20 08:21 | 五等分の花嫁 | コメント(0)
1: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/10/20(日) 01:44:57.53 ID:Eejae6iTo

風太郎「であるから、そこは漸化式を使って得られた答えをYに代入して」

一花「あー、もう勉強疲れたー!」

風太郎「甘えたこと言うな。こうして休学したお前が卒業できるように特別授業してやってるんだから」

一花「別に勉強できなくても卒業できるし、女優はこんな数学の問題解けなくてもやってけるよ」

風太郎「じゃあ俺が高い金出してお前を雇って勉強教えている意味とは」

一花「青春、エンジョイ。忘れてないよね」

風太郎「ま、まぁ」

一花「それじゃあこんな役に立たない勉強やめて青春しようよ。女の子とホテルで二人っきりで勉強ばっかりってのも君の青春的にどうかと思うよ」

風太郎「勉強しないなら俺は帰るぞ。俺だって自分の勉強したいし」

一花「……そういえばこの前の学校祭だけどさ、三玖とキスしたってホント?」

風太郎「は?」


2: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/10/20(日) 01:54:13.95 ID:Eejae6iTo

一花「あはっ。やっとこっち見た。いやぁ、君も隅に置けないなぁ。私とキスした後に三玖としちゃうなんて。あれ?キスしたのって私が先でいいんだよね?」

風太郎「誰から聞いた」

一花「本人から。姉妹だもん、そういう話くらいするよ」

風太郎「……」

一花「で、被告人は学校祭で複数の女子と唇を交わした後、最終日に気持ちの整理がつかなかったから返事はもう少し待ってくださいと引き伸ばした、と……これは裁判長としては情状酌量の余地なしとしか言えませんなぁ」

風太郎「三玖は知ってるのか?」

一花「ん?何を?」

風太郎「その、俺と……お前が……したこと」


3: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/10/20(日) 02:00:08.30 ID:Eejae6iTo

一花「そこの心配ですか!はぁ~~これはお姉さんびっくり!ひょっとして隠していたかったの?私にも君の口から報告なかったよね」

風太郎「うっ」

一花「安心しなよ。私は三玖傷つけたくなかったから、何も言わなかったよ。あんな幸せそうに、好きな男の子との初キス自慢する妹の心を傷つけるなんて出来ないよ」

一花「で、どうだった?」

風太郎「さーて、休憩は終わりでそろそろ勉強するぞ。一花、教科書を開くんだ」

一花「えーっと、三玖の番号どれだったかな……電話で報告しちゃっていいかな……」

風太郎「わー、わー、奇遇だなー、俺も勉強をこれ以上したら死ぬ病気にかかってしまったところだ」

一花「で、キスの話だけどね」

風太郎「キス?ああ、天ぷらにするとうまいよな。キスの天ぷらなんて食ったことないけど!ハハハ」

一花「どっちが良かった?」

風太郎「天ぷらと刺し身の話か?ど、どっちだろうなー、どっちの方がいいだろうなー」

一花「こらこら、被告人。話をそらさない。で、三玖とはどういう状況でキスしたの?」


4: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/10/20(日) 02:11:55.68 ID:Eejae6iTo

風太郎「まあ流れだな。正直いうと俺もなんでそういうことになったのかよくわからないが」

風太郎「遠慮するなと言ったら、無理やり奪われた、というか」

風太郎「多分、あれ俺は悪くないと思うけど」

一花「うん、キスしたこと責めてる訳じゃないの」

風太郎(そうだったのか!?)

一花「なんでお姉さんに報告ないかなって。先にキスしたの、私なのに」

風太郎(ん?多分、キスしたのは三玖が先で……その後二乃ともして、その後は……色々ありすぎて時系列がわからないが、一花としたのは、二日目の夜だよな??)

一花「ねえフータロー君、まだお姉さんに隠していること、ない?」

風太郎「……」

一花「汗、すごいよ」

風太郎(そう言って一花は俺の手を握ってきた)

一花「脈も。心拍数、上がってる」

風太郎「それは、お前に……同級生の女子に、手握られたら、男は誰でも、そうなる……」


5: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/10/20(日) 02:23:12.82 ID:Eejae6iTo

風太郎「というか、この話は他の奴らも知ってるのか?」

一花「他の奴らって?誰のこと?」

風太郎「二乃とか」

一花「さぁ?」

風太郎「そんなことはないだろ。二乃はなにか言ってたか?」

一花「だって三玖がキスの話したとき、私と二人きりだったから。二乃のことまでは知らないよ」

風太郎「そうか」

一花「二乃となんかあったの?」

風太郎「!」

風太郎「いや、特に……って、痛い痛い、手のツボ押さないでくれ!」

一花「合谷って言って、悪いところ何でも効くツボらしいよ。フータロー君の悪いところは良くなるかなー?」

風太郎「ちょ、一花さん、目が怖い、怖い!」

風太郎「わかった、わかった!白状するからぁ!」

一花「で、二乃とは何があった」


6: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/10/20(日) 02:36:09.23 ID:Eejae6iTo

風太郎「実はだな、二乃の名誉のためにこれまで秘密にしていたんだが」

風太郎「前に二乃に告白されちまった。あれだけ俺のことを虫けらか何かと思っていた二乃が、突然……信じられないだろ?」

一花「へぇ。それは初耳だぁ。で、返事はどうしたの?」

風太郎「あまりにも驚きで、最初は、断ろうと思ったんだが」

風太郎「二乃は返事は受け取らないと言われて……それっきりだ」

一花「それって半年くらい前の話だよね?それで今まで返事保留してるの?」

風太郎(なぜ知ってる……)

風太郎「ああ、なんとなく有耶無耶になっていてだな」

一花「でも二乃の好き好き攻撃続いているよね」

風太郎「まあ」

一花「それ、君は二乃の想いに答える気はあるの?ないのに、好きって言われ続けて気持ちがいいだけなんじゃないの?」

一花「それで最終的に断るんだったらすごい残酷だよ、フータロー君」

風太郎「うっ……だが、返事を拒否した二乃さんサイドにも責任はあるだろぉ!?」


7: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/10/20(日) 02:49:45.09 ID:Eejae6iTo

一花「で。今のフータロー君はどうお考えですか?」

風太郎「それ聞く?」

一花「姉として、知りたいなって」

風太郎「怒らないで聞いてほしい。俺は二乃のことは」

一花「”よくわからない”とか男らしくない答え禁止ね。付き合うのか、付き合わないのかで答えて、どうぞ」

風太郎(ならば答えは沈黙)

一花「けど二乃も少し暴走気味だよね。このままじゃフータロー君、襲われちゃうかも」

一花「そうなったら大変だよ。二乃って情が深いから、一度関係もったらなかなか切れないと思う」

一花「キスなんてしたら、二乃の中で白馬の王子様決定で、もう絶対逃げられない」

一花「フータロー君、顔、青いけど大丈夫?」

風太郎「大丈夫だ問題ない」


8: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/10/20(日) 03:02:23.61 ID:Eejae6iTo

風太郎「しかしなんで二乃は俺なんだろうね、あいつヤンキー系の方が好きだろ」

一花「顔がタイプって言ってたよ」

風太郎「そ、そうか…」

一花「うわっ、露骨に嬉しそうな顔!ニヤけてるよ」

風太郎「そんな嬉しくないって」

一花「どれどれ、妹が好きになった男の子の顔、もっと近くでよく見せて」

風太郎(そう言って一花は顔を至近距離まで近づけてきた)

風太郎(嫌でも思い出す……あの日の夜、彼女と……唇を交わした日を)

一花「……」

風太郎「……」

風太郎(あの時と同じく、彼女の唇が俺の目を釘付けにした)


9: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/10/20(日) 03:14:54.06 ID:Eejae6iTo

風太郎(それから俺達は無言で向き合っていた)

風太郎(握りあった手、一花の手もじっとり汗で濡れていた)

風太郎(ベタな言い回しだが、映画のワンシーンみたいだと思った)

風太郎(そして、これは一花をヒロインにした自主制作映画だと思い出した)

風太郎(監督は俺だ。映画の終盤、冴えない主人公の上杉風太郎と、彼に恋するヒロインが心を通わせるワンシーン)

風太郎(黒澤明なら、キューブリックなら、タランティーノなら……どうするだろうか)

風太郎(そんな巨匠たちならいざしらず、映画は観るのも撮るのもド素人の俺に選べる選択肢は)


風太郎(一花が目を閉じた。今度は、俺からしろってことなのだろうか)

一花「んっ……」

風太郎(催促するような、くぐもった声がした)

風太郎(ここまでお膳立てされて、キスしないのは、多分、一花に失礼だよな……)


10: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/10/20(日) 03:26:31.07 ID:Eejae6iTo

一花「どう、だった?」

風太郎「それは俺も聞きたい」

一花「んー、結構乱暴だった。たくさん経験して上手なんだと思ってたケド」

風太郎「うっ」

一花「でも合格!女優に恥かかせなかったのは褒めてあげる」

風太郎「そういやキスはNGなんじゃ」

一花「そだね、このシーン、後で録画から消しておかないと。で、どうだった?」

風太郎「なんというか、恥ずかしいな、これ」

一花「そう?私は今とても嬉しくて興奮してるよ。フータロー君からしてくれて」

風太郎「そ、そうか……」

一花「胸もさっきからビービー言ってる……ほら、確かめてみて」

風太郎「うわわっ」

風太郎(一花は俺の手をとると、強引に自分の胸に押し当てた)


11: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/10/20(日) 03:39:05.15 ID:Eejae6iTo

風太郎(当然、手で触って表面から心臓の音などわかるわけがない)

風太郎(だが、一花の体が、熱くなっているのだけはわかった)

一花「わかる?」

風太郎「……」

一花「そこ、心臓じゃない。もうちょっと下」

風太郎「なあ、一花、これ以上は」

一花「触っていいよ、フータロー君なら」


12: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/10/20(日) 03:43:30.16 ID:Eejae6iTo

風太郎(一花の胸の感触)

風太郎(服の上からだが、柔らかくて、力を込めれば潰れてしまうのではないかと錯覚した)

一花「あっ……」

風太郎「変な声出すなよ」

一花「出させたのは君でしょ」

風太郎「これ以上はいけないな」

風太郎(俺は手を引っ込めた。本当にこれ以上はまずい。これは健全な青春勉強ドキュメンタリー映画なのだから)

一花「はぁ~、意気地なし」

風太郎「なんとでも罵ってくれ……」


13: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/10/20(日) 03:48:23.13 ID:Eejae6iTo

一花「で、恒例の感想タイム。どうでしたか?同級生のおっぱい」

風太郎「いや、みなまで聞くなよ」

一花「嬉しかった?嬉しかったでしょ?」

風太郎「なんというか、まあ……危なかったな」

風太郎(あれ以上揉んでたら、ブレーキが踏めなくなってしまったかもしれねぇ)

一花「うーん、もうちょっとこう、女の子喜ばせるコメントできないの?」

風太郎「ぐっ……よ、良かったよ……気持ち良かった」

一花「あはっ。自信あるんだよね、ここ」

風太郎(一花は自慢げに自分のおっぱいを揺さぶった。女優になれるくらいだ、出るところはしっかり出ている……)

一花「フータロー君は大きいのがお好きですか?」

風太郎「!」


14: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/10/20(日) 03:55:52.51 ID:Eejae6iTo

風太郎「その件に関するコメントは差し控えさせていただく」

一花「この前、みんなでプール行ったとき、見比べてたよね、私達の胸」

風太郎(そう言いながら一花は自分の胸を強調してきた。シャツの間から谷間がのぞいた)

一花「誰のおっぱいが一番良かったのかな~」

一花「多分だけど、五月ちゃんでしょ?」

風太郎「!」

一花「はい、図星。隙きあれば五月ちゃんの胸元みてたの、気づいてたんだからね。

五月ちゃん、あんな谷間強調する水着新調するなんて大胆だなー、って思ってたけど、効果は抜群だったわけだ、このおっぱい星人に」

風太郎「いや、あれは男なら自然な反応で、決してやましい気持ちが、五月に対してあった訳じゃなくてだな」

一花「ほんと?」

風太郎「……」

一花「まさか、五月ちゃんとはキス、してないよね?」


15: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/10/20(日) 04:07:24.26 ID:Eejae6iTo

風太郎「あいつは色気より食い気だろ」

一花「意外とむっつりだよ、あの子」

風太郎「そうなのか?」

一花「今は勉強に集中するとか言い訳して、恋愛に興味ありませんって顔してるけど」

一花「五月ちゃんみたいな子が無事大学受かって、目標達成したら、どっぷり男にハマりそう」

一花「真面目だから、押しの強いサークルの先輩とかの誘い断れなくて……って感じで」

風太郎「やめろ!少し想像してしまうだろうが!」

一花「そうならないためにも、フータロー君が守ってあげなきゃ。五月ちゃんのこと、好きならさ」

風太郎「五月は……好きというより、なんか、妹みたいな感じで」

一花「らいはちゃんみたいな?」

風太郎「そう。それだ。男としてよりも、お兄ちゃんとして庇護欲がそそられる」

一花「うんうん、わかるわかる。じゃあ五月ちゃんと付き合うって選択肢はないわけだ」

風太郎「ま、まあ……五月は、妹みたいな…だからな…」

一花(シスコンのフータロー君にとって、妹、ねぇ……)


16: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/10/20(日) 04:35:11.14 ID:Eejae6iTo

一花「ねぇねぇフータローお兄ちゃん、一花のことも可愛がってほしいのです~」

一花「お兄ちゃん、一花、勉強でわからないことがあるのです~教えてほしいのです~」

風太郎「はぁ~(クソデカため息)」

風太郎「お前、妹キャラが何たるかわかってないだろ」

風太郎「兄貴に対してそんな媚びる妹いねーよ!」

風太郎「年下のくせに少しマセて兄貴にマウントとって来るのがいいんだろうが。それが微笑ましくて、守ってやりたくなる、それが(俺にとっての)妹だ。

というか、一花さん、女優で長女の癖に妹キャラのことを全く理解していないんですね。

はっきり言って今の演技は大根すぎですよ。収録が終わったら直ちに帰宅して妹の演技の基礎を学びなさい」

一花「あっ、すみません」

風太郎「全く、女優としてはまだまだだな、お前も」

一花「なぜ上から目線……」


17: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/10/20(日) 04:52:11.67 ID:Eejae6iTo

一花「まあ五月ちゃんはフータロー君の中で、ナシなんだよね」

風太郎「ありなしの問題じゃないと思うが」

一花「実際、今の所、どう考えているの?5人全員が好き宣言しておいて、学校祭終わって答えは出ませんでした、保留!ってひどくない?このままじゃフータロー君の株が連日ストップ安、上場廃止になっちゃうよ」

風太郎「誰も選ばないという答えよりはマシだろ……」

一花「程度の問題です。むしろ、全員選ぶってくらい甲斐性みせてくれればなぁ」

風太郎「それは贅沢すぎる…」

一花「まあフータロー君の体力じゃ、5人全員相手は無理か」

風太郎「なんだと」

一花「だって目の前の女の子一人満足させてくれないし」

風太郎「あのなあ、あまり挑発すると俺も男だ……どうなるかわからんぞ」

一花「いやーっ!襲われるぅー!」クネクネ

風太郎「おい、今から襲われるのに自分からベッドに飛び込む奴がいるか……」

一花「んー、勉強しすぎて疲れちゃったから、もう寝ようかなー。どうする?一緒に寝る?」

風太郎「なら俺は帰る」

一花「冗談冗談。流石に寝るには早い時間だよね。勉強の続き、再開しようか。よろしくお願いします、先生」


18: 以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします 2019/10/20(日) 04:54:33.90 ID:Eejae6iTo

おしまい





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