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ガヴリール「一時的にプラナリアになる銃?」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/05(金) 00:57:41.483 ID:W46VeaSK0.net

ガヴリール「なんだよそれ」

ヴィーネ「サターニャが持ってたのを没収してきたの。ガヴにあげるわね」

ガヴリール「えー。いらない」

ヴィーネ「私だっていらないわよ。はい説明書」

ガヴリール「……えーと?」

『撃たれた対象は一時的にプラナリア状態となり、身体から切り離された破片からもう一体の自分が生えてきます』

ガヴリール「キモッ」

『切断した部分に痛みはなく、またすぐに復元されるので心配はご無用です。また、もう一体の自分に自我はなく、オリジナルの指令でのみ活動します』

ガヴリール「……む?」

『ある程度の行動を連続して記憶させることも可能です。是非有用にご活用くださいませ』

ガヴリール「……ガンビットみたいなもんか」

ガヴリール「これは……」


3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/05(金) 00:58:36.990 ID:W46VeaSK0.net

ガヴリール「ペルソナぁ!」パァン!

ガヴリール「これでえーと、爪きりで指先をちょこっと切って……」パチン

ムニュニュニュ

ガヴリール1「コンニチハ! ワタシハガヴリールデス!」

ガヴリール(オリジナル)「うわすげえ。ホントに増えた」

ガヴリール1「ゴシュジンサマ! ゴメイレイヲ!」

ガヴリール(オ)「じゃあ、私の代わりに学校行って授業受けてきて」

ガヴリール1「リョウカイシマシタ!」

ガヴリール(オ)「あ、そうだ。家事用のも作っちゃおう」パチン

ムニュニュニュ

ガヴリール2「コンチハ! ワタシハガヴダゾ!」

ガヴリール(オ)「私の代わりに家事やって」

ガヴリール2「シャーネーナー!」

ガヴリール(オ)「それっ」パチン

ムニュニュニュ

ガヴリール3「コンニチハ! ワタシハテンシノガヴリールデス!」

ガヴリール(オ)「お前バイトね」

ガヴリール3「ハイヨロコンデ!」

ガヴリール(オ)「あ、ついでに言語も学習させるか。カタコトじゃ話しづらいし」

ガヴリール1~3「ガクシュウシヨウ!」


4: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/05(金) 01:00:01.906 ID:W46VeaSK0.net

グラサン「では授業を始める」

ガヴリール1「……」

ヴィーネ「あ、ガヴ。ちゃんとノートと教科書だして偉いわね。今日は機嫌良いの?」

ガヴリール1「当該対象・月乃瀬=ヴィネット=エイプリル。マスターとの関係性、友人以上……親友と判断。対人コマンド5を起動します」

ヴィーネ「?」

ガヴリール1「おー、ヴィーネ。今日は機嫌がいいんだよ」

ヴィーネ「そ、そうなの……?」

ガヴリール1「おー、ヴィーネ。今日は機嫌がいいんだよ」

ヴィーネ「あ、うん。わかったから」

ガヴリール1「おー、ヴィーネ。今日は機嫌がいいんだよ」

ヴィーネ「からかってるの!?」


5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/05(金) 01:01:47.319 ID:W46VeaSK0.net

ガヴリール1「今日は機嫌がいいんだよ」

ヴィーネ「ほら、朝からこんな具合で」

サターニャ「え、なによアンタ。ストレスで壊れちゃったの?」

ラフィエル「……ガヴちゃ~ん? 私がわかりますか~?」

ガヴリール1「当該対象・白羽=ラフィエル=エインズワース。マスターとの関係性、友人以上……親友と判断。特殊な性癖が確認されます。警戒レベルを一引き上げます」

ガヴリール1「……なに、そんなにじろじろ見て」

ラフィエル「普通ですが」

ヴィーネ「!?」

ヴィーネ「ちょっとガヴ! 冗談はそれくらいに!」

ガヴリール1「おー、ヴィーネ」

ヴィーネ「あぁぁぁああああああああああああああああ!!」

サターニャ「ちょっとガヴリール! あんたどうしちゃったのよ!」

ガヴリール1「当該対象・胡桃沢なんとか。マスターとの関係性……外敵と判断」

ラフィエル「なんだかロボットみたいなことを言っていますね」

ヴィーネ「……あ! もしかして!」

サターニャ「痛い痛い痛い!」

ガヴリール1「敵は排除。敵は排除」


6: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/05(金) 01:03:01.252 ID:W46VeaSK0.net

ヴィーネ「ちょっとガヴ!」ドンドンドン

ガヴリール1「キケンです、危険デス」

ヴィーネ「いるんでしょ! 開けなさい!」

ラフィエル「合鍵を使ったほうが早いのでは」

ヴィーネ「それじゃ不法侵入じゃない」

サターニャ「今さら何言ってんのよ」

ヴィーネ「くっ……背に腹は変えられないわ……」ガチャッ

ヴィーネ「ガヴ!」

ガヴリール(オ)「うわっ、なんだよ!」

ヴィーネ「あんたサターニャの銃を悪用したでしょ!」

ガヴリール1「ばれちゃった。テヘ」

ヴィーネ「ほらやっぱり!」

ガヴリール(オ)「ちっ……飼い犬に手を噛まれたか」

ラフィエル「どういうことなんですか?」

サターニャ「説明を要求するわ!」

ガヴリール(オ)「……しゃーねーなー」


7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/05(金) 01:04:29.773 ID:W46VeaSK0.net

ガヴリール(オ)「……そういうわけだ」

ヴィーネ「あんた……」

ラフィエル「良い考えだと思いますよ。上手く使えば商売も出来るかも!」

サターニャ「天使とは思えない発想ね」

ヴィーネ「元凶とは思えない発言ね」

ガヴリール(オ)「ビジネスか……いいな! やってみよう!」

ラフィエル「そうと決まれば早いです! エインズワースの権力で方々に働きかけますね!」

ガヴリール(オ)「よしきた!」

ヴィーネ「え、ホントにやるの?」

サターニャ「あ、こういうのこち亀で見たことあるわ。最後はガヴリールの馬鹿はどこだ、で終わるのよね」

ラフィエル「連絡取れました! まずは天界の人材派遣会社に数名を送り込みましょう!」

ガヴリール(オ)「よぉし! 早速量産するぞ!」パァン!

ガヴリール1「カゾクが増エるのウレシイ!」

ガヴリール2「ワーイ! ワーイ!」

ヴィーネ「うわぁ奥にもう一人いた!」

サターニャ「おぞましいわね」


8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/05(金) 01:06:20.036 ID:W46VeaSK0.net

こうして急きょ始まったガヴリールビジネス。
まずは人材派遣会社に数名を登録。
身分や立場などはエインズワースの権力でごり押し、無理やり納得させた。

天使学校で主席だったオリジナル・ガヴリールのポテンシャルの高さもあってか、
全員がベテラン顔負けの働きを見せ、天界の人材派遣会社でガヴリール・シリーズは好評を博した。

ガヴリール・シリーズが生み出した収益は、
本人であるオリジナル・ガヴリールに一割、秘書を務めた友人三名に二割、残りはマザーカンパニーともいえるエインズワース家に収められた。


9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/05(金) 01:07:47.167 ID:W46VeaSK0.net

ガヴリール(オ)「うん、安定した収入を得られるようになってきてるな」

ヴィーネ「これって倫理観的に大丈夫なのかしら」

サターニャ「なぁーっはっはっはっ!! 遊んでるだけで通帳に並ぶゼロが増え続ける!! 笑いが止まらないわ!!!!」

ヴィーネ「ドン引きよ」

ラフィエル「ふむ……」ジー

ガヴリール(オ)「なんだよ」

ラフィエル「ガヴちゃんの容姿を活かして、もっと幅広い事業に手を出せるかもしれませんね」

ガヴリール(オ)「そうか? じゃあやってみるか」パァン!

ムニュニュニュ


10: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/05(金) 01:09:48.225 ID:W46VeaSK0.net

次にオリジナルが手を出したのは、慰安目的だった。

ガヴリール本人の整った容姿と、未だ未成熟な肉体は、天界・下界・魔界を問わず、一定数の需要があった。

また、ガヴリール・シリーズにも個体差があることが、エインズワース主導の研究グループによって判明。
ツンデレ、ヤンデレ、クーデレなど、様々な個性を強めたガヴリールが誕生していくことになる。

結果として、ガヴリール・シリーズを取り扱う性風俗店は成功を収めた。
しかし、これだけでは終わらなかった。

ラフィエルという敏腕秘書の手によって、飲食や建築などの庶民的産業から、農林活性化・自然保護活動・後進国の支援。
更には倫理感の学習に成功したことにより、法曹界への進出など、活動の手を広めていくことになる。

この間、天真家からの訴訟や魔界から天界へ倫理を問う会合が開かれるなどと騒動が相次ぐが、いずれもこのビジネスの大波に大した影響を与えるに至らなかった。

矢は既に、弓を離れていたのである。

ガヴリール・シリーズの働きによって生み出される利潤は、
もはや真っ当な経済活動において無視することのできない規模にまで膨れ上がっていた。

エインズワース家と胡桃沢家の連立企業が発足。ガヴリール・シリーズのみならず、
サタニキア・シリーズの取り扱いも開始するようになった。


11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/05(金) 01:11:25.465 ID:W46VeaSK0.net

ヴィーネ「ちょっとサターニャ! あんたなにやってんのよ!」

サターニャ(オ)「だってガヴリールばっかり楽しそうだったんだもの」

ヴィーネ「だからってそんな、自分のデザインを売り払うみたいな……」

ガヴリール(オ)「大丈夫だ。最初は自分が本当のガヴリールなのか不安に思うこともあったが、増え続ける金額を見ているとそんなことはどうでもよくなった」

ヴィーネ「このクズ!」

ラフィエル「ガヴちゃん、サターニャさん! 次の事業が考え付きましたよ!」

ガヴリール(オ)「よしきた! 課金が止まらないぜ!」

サターニャ(オ)「もうサーバーごと買ったほうが早いんじゃないかしら」

ガヴリール(オ)「それじゃ私最強でつまらないじゃん」

ヴィーネ「なんのこだわりよ……」


14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/05(金) 01:14:05.209 ID:W46VeaSK0.net

盛者必衰、あるいは栄枯盛衰か。

もはや国家予算並みに膨れ上がった産業にも、遂に不穏な影が落とされる。

オリジナル・ガヴリールの寿命である。

両名及び友人数名は、金に物を言わせたスーパー技術によって老いを克服していた。
しかし、生老病死という生き物の原則の一つを越えたところで、大きな流れが止まるわけではない。

表面上は全盛期と変わらない姿で生活しながらも、
彼女の命のともしびは、少しずつその径を縮めて行った。

そして、遂にその時がやってくる。


15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/05(金) 01:17:01.977 ID:W46VeaSK0.net

ガヴリール(オ)「……ヴィーネ」

ヴィーネ「……どうしたの?」

ガヴリール(オ)「後世から、私はなんて言われるのかな」

ヴィーネ「……どうでしょうね」

ガヴリール(オ)「お前は、私のことをどう思う?」

ヴィーネ「……」

ガヴリール(オ)「今になって思うんだ。使い潰されていった私たちにも、やりたいことがあったんじゃないかって」

ヴィーネ「……そう」

ガヴリール(オ)「ヴィーネは、私を、悪魔だと思うか?」

ヴィーネ「……たとえ」

ヴィーネ「たとえあなたが悪魔でも、たとえあなたが鬼畜でも」

ヴィーネ「私にとってガヴは、世界でたった一人の、大切な存在。それでしかないわ」

ガヴリール(オ)「……」

ガヴリール(オ)「そうか。ああ――安心した」

ヴィーネ「……」

ヴィーネ「おやすみ、ガヴ」


17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/05(金) 01:18:50.764 ID:W46VeaSK0.net

オリジナル・ガヴリールの逝去。
これにより、ガヴリール産業は一気に崩れ落ちていく羽目になる。

まず、これまで事業に従事していたガヴリールたちが、突如としてそれぞれの自我を持ち出した。

また、ガヴリール・シリーズたちは、オリジナルを喪ってもなお、自分たちを量産できる術を開発。

これによって制御を失った手足は無尽蔵に膨れ上がり――


遂に、一斉蜂起が始まった。


人類軍および天界・魔界連合軍は、ガヴリール軍との戦争状態に突入。
されど、無限に増殖するガヴリール軍相手に戦況は芳しくない。

そこで人類が着目したのは、残されたサタニキア・シリーズだった。

しかしサタニキア・シリーズの軍事転用は、これまで前線を支えていたあらゆる事業に支障をきたす。
加えてオリジナル・サタニキアが死亡した場合、ガヴリール・シリーズと同じように人類へ牙をむく可能性がある。

これについては連日で会議が催され、堂々巡りが繰り返されていた。

そんなこう着状態に一石を投じた女性がいる。

後に『マザー・ツキノセ』として人類史に名を刻むことになる、ヴィネットという女性だ。

彼女はラフィエル秘書の手を借り、大規模な月への移住計画を発案。
ガヴリール一斉蜂起によって失脚していたラフィエル及びエインズワース家を糾合し、ガヴリール産業が生み出した莫大な資金を利用。
水面下で現実的な運用が可能な段階まで研究を進めていたのである。

これによって人類は地球を放棄。生活の基盤を月面に移すことに成功。

マザーの栄光の傍ら。
サタニキア・シリーズは、自分たちを捨て月へ逃げていく創造主を見て、果たして何を思ったのだろうか。


18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/05(金) 01:20:17.526 ID:W46VeaSK0.net

ヴィネット女史主導によるサタニキア・シリーズに代わる新たな労働力。

それはアンドロイドと呼ばれる存在だった。

それから人類は長い年月を要して、アンドロイドの実用化に成功。
数年後、戦闘用アンドロイドの開発に成功。

数十年後、戦闘用アンドロイド部隊・ヨルハ部隊の結成。

数十回にわたる地上降下作戦を繰り広げるなど、人類対ガヴリールの争いは、
次第にガヴリール対アンドロイドへ軸足を変えていくこととなる。


19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/05(金) 01:21:34.249 ID:W46VeaSK0.net

9S「ここが本部から連絡のあった場所ですか……」

2B「……注意して。奴ら、隠れ潜んでる」

9S「はい。マップ上に表示されていませんが……レーダーに反応がありますね」

ガヴリール6869623「あ? おーい、お前ら。敵だってよ」

ガヴリール6982642「うっわ、マジかよ……」

ガヴリール6896349「まあいいじゃん。私らも戦闘兵器開発したしさ……」

9S「2B! なにか巨大な兵器が来ます!」

2B「!?」

巨大ヒト型生体兵器「ヴォォォォォォォ!!!」

9S「なんて大きさだ……」

2B「関係ない。倒すまで」

9S「……ですね。行きましょう! 人類に栄光あれ!」

2B「人類に栄光あれ!」

終わり


21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/05(金) 01:24:15.102 ID:L/5evGiqa.net

唐突にニーア始まってワロタ



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