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咲「お姉ちゃん!」淡「宮永先輩!」

2017/05/25 10:08 | 咲-Saki- | コメント(0)
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 22:12:26.31 ID:8ckbtgMb0

咲「お姉ちゃん、おはよう」

照「ん……咲……?」

咲「くす、寝惚けてるのかな? 朝ご飯できてるよ」

照「……おはよう、咲」

咲「ん。おはよう♪」


3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 22:13:18.03 ID:8ckbtgMb0

照「美味しい」

咲「ほんと? 卵焼きの味付け、ちょっとこだわってみたんだけど……」

照「私の好きな味。咲はすごいね」

咲「えへへ……お姉ちゃんに食べてもらえると思うと、はりきっちゃうよ」

照「咲はいいお嫁さんになる。こんなに料理上手でかわいいから」

咲「私は……お姉ちゃんと……」ボソッ

照「咲?」

咲「うひゃう!? な、何でもないよ! それよりそっちのお味噌汁はどうかな?」

照「こっちも美味しい。いつもありがとう、咲」ニコッ

咲「よかった……どういたしまして♪」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 22:14:46.07 ID:8ckbtgMb0

照「咲は、今日どこか出掛けるの?」

咲「私は特に予定ないかな。お姉ちゃんは?」

照「淡に誘われてる」

咲「……へぇ」

照「だけど、一人で留守番なんて寂しいでしょ? 咲も一緒に遊ぼう」

咲「でも……いいのかな? 淡ちゃんに悪いよー」

照「そんなことない。咲が寂しい思いをする方が嫌だ」

咲「ふふ、お姉ちゃんったら」


ピーンポーン


咲「……誰だろうね? こんな時間に」

照「訪問販売とか」

咲「! じゃあ無視してた方がいいよね」ニヤニヤ


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 22:16:14.58 ID:8ckbtgMb0

ピンポンピンポーン


照「しつこいな」

咲「訪問販売の人も必死なんだねー」ニヤニヤ


ピピピピーンポーンピンポーン


照「ただの訪問販売なら、ここまで粘らないような……もしかしたらお客さんかもしれない」

咲「うーん、家に人を呼んだ覚えはないけど」

照「少し見てくる」

咲「あっ、それなら私が行くよ」

照「いや、咲には朝食も作ってもらったし、悪い。休んでて」

咲「……わかったよ、お姉ちゃん」ニコッ


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 22:17:42.34 ID:8ckbtgMb0

照「どちら様ですか?」

「!! 宮永先輩! おはようございます!」

照「淡……?」ガチャ

淡「そうです淡です! よかったぁ……いくらインターホン押しても出てくれないから、いないのかと思っちゃいました」

照「どうしたの、急に」

淡「? 今日、遊ぶ約束してましたよね?」

照「してるけど……約束まであと三時間もある」

淡「えへへ……待ちきれなくって、つい」

照「まぁ、いいけど……立ち話もなんだし、上がって」

淡「わっ、いいんですか? お邪魔しまーす♪」


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 22:19:34.74 ID:8ckbtgMb0

咲「おはよう、淡ちゃん」ニコッ

淡「あっ、咲ちゃんもいたんだ。おはよ」ニコッ

咲「うん、休みだからね。淡ちゃんこそ、こんな早い時間にどうしたの?」ニコニコ

淡「先輩と約束してるんだけど、わくわくしすぎて早く来ちゃったんだー」ニコニコ

咲「そっかー。お姉ちゃんと私はさっき一緒にご飯食べたんだけど、淡ちゃんは?」ニコニコ

淡「……家で食べてきたよ。お構いなく」ニコニコ

咲「……ゆっくりしていってね、淡ちゃん」ニコニコ

淡「……ありがとう、咲ちゃん」ニコニコ

照「相変わらず仲がいいな」

咲淡「「……ねー♪」」


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 22:21:42.91 ID:8ckbtgMb0

照「ところで淡、今日は咲も一緒に遊んでいい?」

淡「……私は、構いませんよ」

照「そう、よかった。咲に一人で留守番させるなんて申し訳ないし」

咲「お姉ちゃん、ありがと」

照「ふふ……。淡も、ありがとう」ナデナデ

淡「ふにゃ……いえ、当然のことですよ♪」

咲「……淡ちゃんは優しいなぁ」ニコッ

淡「……咲ちゃんほどじゃないよー」ニコッ


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 22:23:35.66 ID:8ckbtgMb0

照「それじゃあ、私と咲は用意してくるから少し待ってて」

咲「お茶とお茶菓子置いておくね」

淡「はーい」


「お姉ちゃーん、そっちに私のスカートあるー?」

「青いスカート? あるよ」

「やっぱりー? 入るねー」

「これ?」

「そうそうこれ! ごめんね、紛れちゃってたみたい」

「咲はどんな服着て行くの?」

「上はこんな感じかなー。下はこのスカート」

「かわいいと思うよ。私はどうしようかな」

「これなんてどう? お姉ちゃんによく似合ってるし」

「じゃあ、そうする」


淡「……」イラッ


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 22:27:36.38 ID:8ckbtgMb0

「あれ? お姉ちゃん……むむ……」

「どうかした?」

「もしかして、大きくなった……?」

「ほっ、本当に?」

「うん……何となくだけど……」

「やっと成長し始めたのかな……」

「うぅ……羨ましいよ」

「咲も大きくなるよ! 私が成長してるんだから!」

「お姉ちゃん……うん! 私、諦めない!」


淡「……」イライラ


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 22:29:20.02 ID:8ckbtgMb0

照「お待たせ」

淡「! 先輩っ」

照「時間がかかってしまったな……退屈だった?」

淡「そんなことないです! それより、素敵な服ですね」

照「そう? 咲に選んでもらったんだ」

淡「咲ちゃんのセンスもですけど、やっぱり素材がいいからですよ」

照「……ありがとう。淡も、その服似合ってる」

淡「ありがとうございます……嬉しい」

咲「ごめんねー。お待たせ、二人とも」


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 22:30:40.44 ID:8ckbtgMb0

照「咲……その髪留め、初めて見た」

咲「ああ、これ? 和ちゃんと一緒に買ったんだけど、どうかな?」

照「すごく似合ってるよ。咲らしいな」

咲「えへへ、ありがとうお姉ちゃん」

淡「じゃあ、行きましょうか。咲ちゃん、お茶ありがとう」ニコッ

咲「はーい」ニコッ


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 22:32:10.23 ID:8ckbtgMb0

照「淡は今日はどこに行こうとしてたの?」

淡「今日はですね、新しいケーキ屋さんが出来たみたいなので、そこで先輩とまったりお話でもできたらなーと」

咲「それって、駅から少し行ったところの?」

淡「そうそう。プリンが美味しいらしくて。先輩、プリン好きですよね?」

照「うん。覚えててくれたのか」

淡「はいっ! 先輩のことですから!」

咲「お姉ちゃんは変わらないね。昔からプリンが大好きだもん」


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 22:34:37.05 ID:8ckbtgMb0

照「美味しいじゃないか、プリン」

咲「うん、私も好きだよ。覚えてる? 小学生のとき、お姉ちゃんがバケツプリンが食べたいって言い出して、二人で作ったよね」

照「懐かしいな……お母さんには怒られるしプリンは固まらないしで、散々だったっけ」

咲「結局一回じゃ食べきれなくて……全部食べるの、一週間くらいかかったよね」

照「一週間ずっとプリンがおやつで、嬉しかったけど複雑だったな」

淡「先輩にもそういう子ども時代があったんですね。かわいいです」

照「馬鹿にしてる?」

淡「してませんよ。正直な感想です」

照「まぁ、いいけど」


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 22:37:01.57 ID:8ckbtgMb0

淡「先輩って直球には弱いですよね。そういうところもかわいいです」

照「淡は私をどうしたいの」

淡「さぁ? 楽しくお話がしたいだけですよ」

照「私は楽しくない」

淡「私は楽しいです」

照「もう……」


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 22:39:20.15 ID:8ckbtgMb0

咲「あ、ここだね」

照「洒落た店だな」

咲「外装もかわいくて、素敵だね」

淡「ここはそういう細かいところにも気を使ってるらしいですよ。さ、入りましょうか」

咲「行こっ、お姉ちゃん」

照「うん」


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 22:41:06.07 ID:8ckbtgMb0

淡「先輩はどれにしますか?」

照「私は……これ」

淡「プリンタルトですか。美味しそうですね」

照「淡は?」

淡「私は……フルーツタルトにします。タルト同士、おそろいですね」

照「おそろいって……でも、それも美味しそう」

咲「私も決めたよ」

淡「じゃあ頼みましょうか。すいませーん」


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 22:43:37.77 ID:8ckbtgMb0

咲「あっ、来たよ」

照「プリン、美味しそう」

咲「お姉ちゃんかわいい」クスッ

照「咲は何を頼んだの?」

咲「私のは……あ、来た」

淡「ショートケーキかぁ」

咲「うん。私はこれが一番好きなんだ。お姉ちゃんも好きだよね?」

照「私も、ケーキの中では一番好き」

淡「そうだったんですか」

咲「これを……はい、お姉ちゃん」

照「くれるの?」

咲「うんっ! 一緒に食べよう?」

照「咲……ありがとう」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 22:48:07.17 ID:8ckbtgMb0

咲「お姉ちゃん、あーん♪」

照「あ……あーん」

咲「おいしい? お姉ちゃん」

照「うん。咲も……はい」

咲「んー?」

照「うっ……あ、あーん」

咲「あーん♪ うん、すっごく美味しいよ! お姉ちゃんが食べさせてくれたからかな?」

照「さっ、咲……何言ってるんだ」


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 22:50:12.73 ID:8ckbtgMb0

淡「先輩、私のも一口いかがですか?」

照「淡もくれるの?」

淡「はい! こっちも美味しいですよ」

照「じゃあ、もらう」

淡「はい先輩、あーん」

照「あ、あー……」

淡「んっ♪」ヒョイパク

照「えっ……」

淡「ん~、美味しいです」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 22:53:43.62 ID:8ckbtgMb0

照「……」

淡「……もうっ、そんな顔しないで下さい。ちょっとした冗談じゃないですか」

照「……淡の馬鹿」

淡「ホント、かわいい人ですね。先輩、あーん」

照「……」パク

淡「美味しいですか?」

照「……うん」


38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 22:57:58.88 ID:8ckbtgMb0

淡「じゃあ私にも下さい。あーん」

照「……あー「んっ」!?」

淡「先輩、遅いですよ。このイタズラはタイミングが大事なんです」

照「まんまとやられた……」

淡「ふふっ、先輩のケーキ、美味しいです」

照「……それはどうも」

咲「……ね、お姉ちゃん。もう一口欲しいんだけど……駄目かな」

照「そんな訳ない。はい、咲」


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 23:00:48.20 ID:8ckbtgMb0

咲「えへへ、美味しい!」

照「咲は本当に幸せそうに食べるね」

咲「そうかな? ……お姉ちゃんとこうやって過ごすのが、幸せだからかも」

照「咲……。うん、私もだよ」

淡「……」

淡「……ずるいなぁ」ボソッ

照「淡、何か言った?」

淡「いえ。楽しいですね、宮永先輩」

照「そうだな」

咲「……」


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 23:03:02.86 ID:8ckbtgMb0

淡「……ふぅ、美味しかったですね。長居しすぎるのも悪いですし、そろそろ出ましょうか」

咲「そうだね。えっと伝票……」

照「咲と淡は先に出ていい」

咲「そんな、悪いよお姉ちゃん」

淡「そうですよ。誘ったのは私ですし」

照「この中では私が一番年上。それに、咲は私の妹で淡は後輩。払わせられない」

咲「お姉ちゃん、こういうところは頑固だよね……じゃあ、ごちそうになるよ」

淡「あの、ありがとうございます……すいません」


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 23:05:41.87 ID:8ckbtgMb0

照「謝らなくていい。良いお店を教えてもらったお礼」

咲「じゃあ、前で待ってるね」

淡「ごちそう様です」

咲「お姉ちゃんはああ言ってるけど、ちょっと申し訳ないね。今度埋め合わせしようっと」

淡「先輩って、やっぱり昔からあんな感じなの?」

咲「うん。義理堅いっていうか……真面目なんだよね、お姉ちゃん」


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 23:07:59.92 ID:8ckbtgMb0

淡「……ずるいなぁ、咲ちゃんは」

咲「えっ? な、何で?」

淡「時間なんて、密度の差で埋めればいいと思ってたけど……それも敵わないんだもん。あーあ」

咲「淡ちゃん……」

淡「先輩が咲ちゃんを見る目、すっごい優しいんだよ? 正直、ヘコむ」

咲「そんな……そんなこと、ないよ」

淡「あるよ。深いところで繋がってる感じ、私じゃ全然及ばないもん」


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 23:09:45.64 ID:8ckbtgMb0

咲「……それでも、私は淡ちゃんが羨ましいよ」

淡「同情ってやつ?」

咲「ううん、違うよ。お姉ちゃんはね、淡ちゃんの前では自然体だから」

淡「え……?」

咲「さっき淡ちゃんが言ったみたいに、私とお姉ちゃんの間には、どうしても埋まらない時間があるの」

咲「お互いにすれ違って、やっと仲直りできたけど……あの頃のことは、ずっと心に残ってる」

咲「お姉ちゃんは、その心の隙間の分も、私に姉らしいことをしようって思ってくれてるんだと思う」


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 23:11:14.58 ID:8ckbtgMb0

淡「心の、隙間……」

咲「そんなお姉ちゃんを見るたび、やっと動き出したんだって嬉しさもあるけど……ちょっとだけ切ないんだ」

淡「咲ちゃん……」

咲「……なんて、お姉ちゃんが聞いたら怒るんだろうな」

淡「……あの人、ああ見えて心配性だもんね」

咲「私も、もちろんお姉ちゃんも。ぎこちないけど頑張ってるんだよ。だから、さっきのは内緒にしてね?」

淡「分かってる。でも、遠慮なんてしないからね」

咲「もちろん。私だって、どこまでもズルくなっちゃうよ」


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 23:13:15.33 ID:8ckbtgMb0

淡「ふふっ」

咲「えへへっ」

照「あははっ」

淡「って宮永先輩!?」

咲「お、お姉ちゃん、いつからいたの!?」

照「たった今。二人が顔を見合わせて笑い合ってるから、入りにくかった」

咲「そ、そっか……よかった」


52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 23:15:46.20 ID:8ckbtgMb0

照「内緒話?」

淡「ち、違いますよ! 宮永先輩に内緒にすることなんてありません!」

照「そう? まあいいけど。これ」

咲「それ……ストラップ?」

淡「犬と、猫と、兎ですか」

照「開店記念に配ってるそうだ。どれがいい?」


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 23:18:49.06 ID:8ckbtgMb0

咲(お姉ちゃんっぽいの……)

淡(宮永先輩らしいの……)

咲淡「「猫!」」

咲淡「「えっ!?」」

照「じゃあ、間を取って私が猫で」

咲淡「「えええっ!?」」

照「咲が犬で、淡が兎。はい」

咲「えっ、あっ、ありがとう」

淡「もしかして、最初から決めてました?」


55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 23:21:58.93 ID:8ckbtgMb0

照「……二人のイメージで選んできたんだけど、嫌だった?」

淡「そ、そんなことないです!」

咲「お姉ちゃんが選んでくれたんだもん! すっごく嬉しいよ!」

照「そう。よかった。象がいいとか言われたらどうしようかと思った」

咲「象って……」

淡「ということは、宮永先輩はご自身を猫のようだと思ってるってことですか?」

照「ご自身を、というか……菫からそう言われたことがあるから」

淡「なるほど、弘世先輩が」


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 23:25:15.93 ID:8ckbtgMb0

咲「でも、確かにお姉ちゃんにピッタリだよね。気まぐれだし、甘えんぼだし」

照「!? 私は甘えんぼじゃない」

咲「えー、そう?」

淡「宮永先輩って、心を許した人相手には割と甘えてますよ?」

照「何を言って……もういい。帰る」

淡「ちょ、先輩!」

咲「お姉ちゃーん!」

照「……」スタスタ


58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 23:27:23.25 ID:8ckbtgMb0

淡「……ね、咲ちゃん」ボソッ

咲「ん?」

淡「もう一人、見過ごせないライバルがいたみたいだね」コソコソ

咲「そうだね……まさに盲点だったよ」コソコソ

淡「まぁ、何人いようと私は負けないけど」コソコソ

咲「むっ……私が一番お姉ちゃんのこと好きだもん」コソコソ


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 23:29:35.35 ID:8ckbtgMb0

淡「なにをー!」

咲「ふーんだ!」

照「……咲、淡。置いていくぞ」

咲「あっ、はーい! 今行くよ……」

淡「もう、待ってくださいよ……」



咲「……お姉ちゃん!」淡「……宮永先輩!」


カン!


66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 23:41:51.72 ID:8ckbtgMb0

淡「……という話を宮永先輩としたんですけど、実際のところどうなんですか?」

咲「どういう流れでお姉ちゃんが猫っぽいとかそういう話になったんですか?」

菫「唐突にどうしたんだ、二人して」

淡「いえ、ちょっとした調査といいますか」

咲「私たちのこれからにも関わってくる話なんです」

菫「そ、そうか……結構前の話だから細かいところまでは覚えていないが、犬派か猫派かという話になってだな」

淡「ふむふむ」

菫「私は猫派なんだが、ふと考えると照って猫っぽいよなあと思ってな」

咲「ふんふむ」


69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 23:43:24.75 ID:8ckbtgMb0

菫「それで、お前って猫みたいだよな……って、それだけだぞ」

淡「他意はないですか?」

菫「他意って何だよ……特に何も考えてないが。思い付きだしな」

咲「……淡ちゃん、淡ちゃん」コソッ

淡「どう思う? 咲ちゃん」コソコソ

咲「グレー。他意はないならさりげなく自分が猫派だってことを挟む必要はないはずだし」コソコソ

淡「つまりまだ自覚してないだけって可能性があるってこと?」コソコソ

咲「そういうことだね。要注意だよ」コソコソ

菫「……何なんだ、一体?」


咲「共同戦線も」淡「アリですね」


もいっこカン!


74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 23:54:50.13 ID:8ckbtgMb0

菫「やっと解放された……何だったんだろうな、あの二人」

照「~♪」

菫「あ、照」

照「菫。何か疲れてる?」

菫「いや、ちょっとな。それより随分と嬉しそうじゃないか、どうしたんだ?」

照「別に……何も」

菫「あれ、お前鞄にストラップなんか付けてたか?」

照「!? ……まあ、最近」

菫「へぇ、かわいいじゃないか。しかしこれ、どこかで……」

照「も、もういい?」


75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 23:56:03.21 ID:8ckbtgMb0

菫「ああそうだ。これ、淡と咲ちゃんが持ってるやつと同じだよな?」

照「ま、まあ、そうだけど」

菫「何だよ、恥ずかしがることないじゃないか。三人でお揃いなんて、妬けるな」クスクス

照「菫はすぐそうやってからかう」

菫「からかっているつもりはないんだがな。成程、それで機嫌が良かったわけか」

照「……咲と淡には言わないで。年上としての威厳が……」

菫「今さら威厳も何もあったもんじゃないだろうに……ま、お前がそう言うなら秘密にしておいてやるよ」



「……咲ちゃん、見た?」

「……うん、ばっちり」

淡「妬ける、ねぇ」

咲「……黒だね!」


もいっこカン!数え役満!
おわり


76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/21(土) 23:58:19.17 ID:SkhnW+OW0

すばら


78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/22(日) 00:06:05.38 ID:JN+To6tD0

乙乙
すばらっ!



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