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ヴィーネ「1パック6個入りのを買うかそれとも1パック10個入りのを買うか……」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/18(金) 21:38:59.873 ID:OGqmhQ+/0.net

某スーパー

ヴィーネ「えっと、あと買ってないのは……卵ね」

ヴィーネ「うーん……毎回迷うのよね」

ヴィーネ「1パック6個入りのを買うか」

ヴィーネ「それとも1パック10個入りのを買うか」

ヴィーネ「当然6個入りのほうが安いけど……」

ヴィーネ「1個あたりの値段で見たら10個入りのほうがお得……」

ヴィーネ「でも一人暮らしじゃ10個は多いのよね……」

ヴィーネ「でもちょっと多く出すだけで4個も増えると考えると……」

ヴィーネ「でもそれで使い切れなかったら本末転倒だし……」

ヴィーネ「でも……でも……」

ヴィーネ「うーん……」


2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/18(金) 21:39:16.962 ID:OGqmhQ+/0.net

後日

ガヴリール宅

ガヴリール「……で、結局10個入りのを買って」

ガヴリール「案の定賞味期限までに使い切れそうにないと」

ヴィーネ「うん……」

ガヴリール「まんまと企業戦略にはまってるじゃん」

ヴィーネ「うっ」

ガヴリール「結局使い切れなくて無駄遣いになっちゃうって」

ヴィーネ「うぐぐっ」

ガヴリール「というか卵って賞味期限切れても食べれるくね?」

ヴィーネ「それは聞いたことはあるけどちょっと抵抗が……」

ガヴリール「あくまで生で食べる前提の賞味期限であって加熱すれば1ヶ月くらい保つとか保たないとか」

ヴィーネ「でも賞味期限が切れたものは生理的に嫌なの!」

ガヴリール「それで使い切れそうになかったから私を利用……と」

ヴィーネ「そんな言い方しないで!」


5: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/18(金) 21:39:44.347 ID:OGqmhQ+/0.net

ヴィーネ「このまま賞味期限が切れちゃうくらいならやっぱり食べきったほうがいいじゃない!」

ヴィーネ「でも流石に一人で食べきるのはキツかったからこうしたの!」

ガヴリール「まあ、私としてはタダで飯が食えるからありがたいんだけどさ」

ガヴリール「結局6個入りのを買ったほうが節約になるくね」

ヴィーネ「そ、それはごもっともなんだけど……」

ヴィーネ「でも思わずお得なほうを買いたくなるじゃない!」

ガヴリール「ほんと店からしたらいい客だよヴィーネは」

ヴィーネ「うぐぐっ……が、ガヴだってそういうのはないの!?」

ガヴリール「まあ500円で課金するよりは3000円とか5000円とか」

ガヴリール「一度にする課金額は大きいほうがお得になることはあるね」

ガヴリール「ガチャも10回分の価格で11回回せることとかあるし」

ヴィーネ「でしょ!?」

ガヴリール「でもこっちは有効期限が年単位であるから」


7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/18(金) 21:40:09.263 ID:OGqmhQ+/0.net

ヴィーネ「じゃあ食料品とかでは!?」

ヴィーネ「ほら!お菓子とかジュースとか!」

ガヴリール「んー……お菓子も結局賞味期限結構長いからなぁ……」

ガヴリール「ポテチみたいな一度開けたら湿気っちゃうものとかは悩むかも」

ガヴリール「ジュースは普通のなら……でも炭酸系はでかいのでは買わないかな」

ガヴリール「一人で飲むとやっぱり炭酸抜けちゃうし」

ヴィーネ(意外と考えてた……)

ガヴリール「それより……まだ?」

ヴィーネ「もうすぐできるからもうちょっと待って」

ガヴリール「はよ」バンバン

ヴィーネ「テーブルばんばんしない!」


8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/18(金) 21:40:50.435 ID:OGqmhQ+/0.net

ヴィーネ「はいおまたせ」

ガヴリール「ヴィーネのオムライス♪」

ヴィーネ「オムライスなら一気に卵使えるからね」

ガヴリール「ケチャップ掛けてよ」

ヴィーネ「どのくらい?」

ガヴリール「全力握り0.5秒くらい」

ヴィーネ「……」

ぶびゅるるるるっ!

ヴィーネ「このくらい?」

ガヴリール「多すぎ」

ヴィーネ「ガヴの言うとおりにしたんだけど!」

ガヴリール「力強すぎ」

ヴィーネ「全力握りって言ったじゃない!」

ガヴリール「私の握力基準だし」

ヴィーネ「そんなのわかるか!」


9: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/18(金) 21:41:41.048 ID:OGqmhQ+/0.net

ヴィーネ「じゃあ私のと交換する?」

ガヴリール「いや、別にそこまでじゃないしこのままでいいよ」

ヴィーネ「そう。じゃあ冷める前に食べましょ」

ガヴリール「ん、いただきます」

ヴィーネ「いただきます」

ガヴリール「うまうま」ハフハフハフ

ヴィーネ「よかった」

ガヴリール「うん。やっぱりヴィーネの料理は美味いな」

ガヴリール「これからも期限切れ間近の食品の処分に利用してくれていいよ」

ヴィーネ「そんな頻繁にあるものじゃないから」

ガヴリール「ちぇー」

ヴィーネ「……そんなに食べたいの?」

ガヴリール「そりゃね」

ヴィーネ「……そう」

ガヴリール「うまうま」ハフハフハフ


11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/18(金) 21:42:58.622 ID:OGqmhQ+/0.net

ガヴリール「あー食った食った。ごちそうさま」

ヴィーネ「おそまつさまでした」

ガヴリール「デザートは?」

ヴィーネ「ありません」

ガヴリール「卵を使ったデザートと言えばやっぱりプリンだよね」

ヴィーネ「そうね。あとはアイスとか……まあ色々あるわよね」

ガヴリール「ヴィーネってそういうの作れる?」

ヴィーネ「簡単なものなら」

ガヴリール「じゃあ次はデザートもよろしく♪」

ヴィーネ「……まあ、気が向いたらね」

ヴィーネ(気が向いたら……)


14: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/18(金) 21:44:03.603 ID:OGqmhQ+/0.net

翌週

ガヴリール「またか」

ヴィーネ「だって……私そんなに大食いでもないから……」

ガヴリール「今度は卵だけじゃなくて野菜も」

ヴィーネ「野菜も一人暮らしだと結構余っちゃうの!」

ガヴリール「まあ……わからなくもないけど」

ヴィーネ「め、迷惑だった?」

ガヴリール「いや、ヴィーネの買い物の内容が心配になっただけで」

ガヴリール「手料理はむしろ大歓迎」

ヴィーネ(ほっ……)

ヴィーネ「よかった。今日はチャーハンにしようと思って」

ガヴリール「チャーハンって野菜ごちゃまぜにできるから最終処分場みたいなところあるよね」

ヴィーネ「わかる!」


15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/18(金) 21:45:02.888 ID:OGqmhQ+/0.net

ヴィーネ「おまちどうさまっ」

ガヴリール「ん……いい匂い」

はふはふっ

ガヴリール「ヴィーネのチャーハン優しい味して好き」

ヴィーネ「ふふ、なにそれ」

ガヴリール「私もよくわかんないけどなんかそんな感じがする」

ヴィーネ「なんだかちょっと照れくさいわね」

ヴィーネ(よかった。喜んでもらえたみたい)

ガヴリール「うまうま」ハフハフ

ヴィーネ(なんだかまるで小動物みたい)

ヴィーネ(そう、一人じゃ使い切れないなんてただの建前)ジィ...

ガヴリール「ん、どうしたの?」

ヴィーネ「ほっぺ。ついてるわよ」


17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/18(金) 21:45:55.705 ID:OGqmhQ+/0.net

ガヴリール「ん……どこ?」

ヴィーネ「反対側」

ガヴリール「んー……わからん。取って」

ヴィーネ「仕方ないわね……」

ヒョイッ

ガヴリール「ん……」

ヴィーネ「はい、取れた」

ガヴリール「んっ」パクッ

ヴィーネ「っ!?」

ヴィーネ(ガヴが私の指をっ……!)

ヴィーネ「なんで食べた!?」

ガヴリール「ヴィーネのご飯は美味しいから少しでも無駄にしたくないんだ」

ヴィーネ「も、もう……!だからって……」

ガヴリール「悪かったって」


18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/18(金) 21:46:35.735 ID:OGqmhQ+/0.net

ガヴリール「あー美味しかった」

ヴィーネ「おそまつさま」

ガヴリール「ちなみにデザートは」

ヴィーネ「あるわよ。プリン」

ガヴリール「まじで!」

ヴィーネ「ただ冷やしてる最中だからもう少し待って」

ガヴリール「待つ待つ」

ヴィーネ(ガヴのこういうときの笑顔……好き)

ヴィーネ(普段気だるそうにしてるくせに、こういうときの笑顔はほんと子どもみたいで)

ヴィーネ(やっぱりガヴが喜んでくれると私も嬉しい)

ヴィーネ「その間にお風呂にでも入ったら?」

ガヴリール「ん……そうするか」


19: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/18(金) 21:47:29.587 ID:OGqmhQ+/0.net

ガヴリール「はーさっぱり♪」

ヴィーネ「プリンできてるわよ」

ガヴリール「おっ♪豪華じゃん!」

ヴィーネ「ホイップクリームを少し添えただけよ?」

ガヴリール「めっちゃうまそう。もう見た目が美味い」

ガヴリール「食べなくてもわかる。美味しい」

ヴィーネ「も、もうっ!いいから食べなさい!」

ガヴリール「あーい♪」

ぱくっ❤

ガヴリール「んんっ!これは店で出せるぞ!」

ヴィーネ「はいはい」


20: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/18(金) 21:48:43.685 ID:OGqmhQ+/0.net

ガヴリール「いや、マジマジ。よし、将来洋菓子店開こう」

ガヴリール「試食係として働くからさ」

ヴィーネ(ガヴと一緒に洋菓子店……)

ヴィーネ「いやいや。せめてちゃんと接客とかで働きなさいよ」

ガヴリール「ぶー……ところでおかわりってあったりする?」

ヴィーネ「……プリンだけなら冷蔵庫の中にいくつかあるわよ」

ガヴリール「さっすが!大好き♪」

ヴィーネ「こういうときだけ調子いいんだから」

ヴィーネ(まあ……それを意図してやってる私が言えたことじゃないんだけど)

ヴィーネ(でも喜んでもらえるのはやっぱり私としても嬉しい)

ヴィーネ(そう、これが本音)


21: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/18(金) 21:50:02.460 ID:OGqmhQ+/0.net

翌週

ヴィーネ「今日はね、オムレツを作ってみたの」

ヴィーネ「結構具だくさんでね。あとデザートにアイスも作ってみたわ」

ヴィーネ「今はまだ固まってないけど」

ガヴリール「今日もまた豪華だなぁ……ここ最近の楽しみになってきたんだよね」

ヴィーネ「相変わらずお世辞だけは上手なんだから」

ガヴリール「本音なんだけどな」

ヴィーネ「ほら、冷める前に召し上がれ!」

ガヴリール「うむ。いただきまーす」

はふはふはふはふっ

ヴィーネ(食べる時は目の前の食べ物に夢中……)

ヴィーネ(私もそんなガヴに夢中に……)

ガヴリール「ん、またどこかについてる?」

ヴィーネ「え?いや、美味しそうに食べてくれるなぁって」


22: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/18(金) 21:50:56.186 ID:OGqmhQ+/0.net

ガヴリール「まあ実際美味しいしね」

ヴィーネ「そう。よかった」

ガヴリール「うまうま♪」ハフハフ

ヴィーネ(元々は食材が無駄にならなければ、と考えてのことだった)

ヴィーネ(今後は必要な分だけ買おうと心がけるつもりだった)

ヴィーネ(でも結局そんなことはできずやはり食材が余ってしまう)

ヴィーネ(前までは余った食材と調味料だけでこしらえていたものの、今では余った食材に追加で新たに食材を用意している始末)

ヴィーネ(節約をするつもりが最初の頃よりも余計にお金が掛かかるようになってしまった)

ヴィーネ(でも……それが無駄遣いだとは思っていない)

ヴィーネ「ほら、口についてる」

ガヴリール「ん」

ヴィーネ(ガヴが喜んでくれるのなら、それだけで十分お釣りが返ってくるから)


23: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/18(金) 21:51:25.699 ID:OGqmhQ+/0.net

ガヴリール「あー美味しかった……♪」

ヴィーネ「お粗末さま♪」

ガヴリール「いやーいつも悪いねぇ」

ヴィーネ「食材が余っちゃっただけだから気にしないで。むしろ無駄にならないで助かってるくらいなんだから」

ガヴリール「いやーでもさ。余り物だけで作ってるわけじゃないでしょ?」

ヴィーネ「……それはまあ、そうだけど」

ガヴリール「やっぱりいつも貰ってるばかりじゃ悪いし、私も何かお返ししたいな」

ヴィーネ「そんな気にしなくていいわよ」

ガヴリール「やっぱり料理の恩は料理で返したい」

ヴィーネ「ガヴが料理……?」

ガヴリール「そうそう」

ヴィーネ「できるの?」


25: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/18(金) 21:52:06.410 ID:OGqmhQ+/0.net

ガヴリール「失敬だな。これでも駄天する前までは自炊してたんだぞ」

ヴィーネ「そ、そうだったわね」

ガヴリール「でもこの前調理部の見学に行った時にさ、調理スキル磨きたいなぁって思ったんだよね」

ガヴリール「ヴィーネくらい作れるようになったら楽しそう」

ヴィーネ「まあ……確かに結構楽しいわね」

ヴィーネ(一番の楽しみは誰かに食べてもらうことだったりするけど)

ガヴリール「ってことで次は私に料理を教えてよ」

ヴィーネ「……?あれ?料理の恩は料理で返したいっていうのは?」

ガヴリール「私に料理を教える権利ってことで」

ヴィーネ「あのね……」

ガヴリール「冗談だって。でもやっぱり美味しいのを食べてもらいたいじゃん?」

ガヴリール「だからそれなりに上手くなったら料理で返すってことで!」

ヴィーネ「なるほどね。そういうことならよろこんで」


26: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/18(金) 21:52:51.104 ID:OGqmhQ+/0.net

ヴィーネ「さてと……そろそろアイスも固まった頃ね」

ガヴリール「おっ食べる食べる!」

ヴィーネ「……ところでさっき調理部の見学に行ったとか言ってたけど」

ガヴリール「うん?」

ヴィーネ「もしかしてガヴって部活するつもりだったり……?」

ガヴリール「ないない。ただでさえバイトしてるんだから部活なんてしたらネトゲする時間なくなっちゃうじゃん」

ガヴリール「だからヴィーネに教えて貰おうとしてるわけだし」

ヴィーネ「そう……」

ヴィーネ(よかった……)

ガヴリール「うん、美味しい♪」パクリンコ

ヴィーネ「ところで料理教えるのいつがいい?私はいつでもOKなんだけど」

ガヴリール「んー……まあ気が向いたらとか」

ヴィーネ「……」

ガヴリール「あれ?ヴィーネさん?」

ヴィーネ「それじゃあんたはいつまで経ってもやらないでしょ!明日からやるわよ!」

ガヴリール「まじか」

END


32: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/08/18(金) 22:54:20.181 ID:XLUvixNQ0.net

ほのぼの癒された
乙乙



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