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未知「恋愛勉強?」 ルーシア「ああ」

1: ◆TDuorh6/aM 2017/11/05(日) 17:59:27.13 ID:QZ3lwv8IO

これはノラととssです


2: ◆TDuorh6/aM 2017/11/05(日) 18:00:46.40 ID:QZ3lwv8IO

ルーシア「……」

黒木「……」

ルーシア「……」

黒木「……では」

ルーシア「……あぁ、始めてくれ」

黒木「はい、始めましょう」

ルーシア「……頼む」



明日原「え、あれ何なんすか?店の一角だけ枢軸会議並みの重さでうわネコ逃げてきた」

パトリシア「授業をするらしいわ」

明日原「え、あー、テスト近いっすもんね」

パトリシア「いえ……恋愛の」

明日原「恋愛の」

パトリシア「黒木さんが」

明日原「未知パイが」


3: ◆TDuorh6/aM 2017/11/05(日) 18:01:26.99 ID:QZ3lwv8IO

黒木「まず、ルーシアさん。恋愛がどういうものかは理解出来てますか?」

ルーシア「あぁ……独学ながら、最近習得したネットで調べてみた」

黒木「はいアウト!既にアウト!誰が上げたかも分からない不確定なネットの情報を鵜呑みにしてはいけません!!」

ルーシア「そ、そうなのか……勉強になるな」

黒木「『ソースはネットの個人ブログです』以上に信頼出来ないものなんてこの世に存在しませんから!」

ルーシア「……ソース?ネットの個人ブログにはソースを掛けるべきだったのか?」

黒木「ネットに関する認識が甘ーい!もっとソースに行きましょう!しょっぱく!鋭く!!」



明日原「早速話逸れてる!」

パトリシア「ソース?私はウスター派だわ」

明日原「パトもかー……」

パトリシア「ところで、『ソースはネットの個人ブログです』は信頼出来ないものなの?」

明日原「いやー、未知パイの恋愛アドバイスの方がよっぽどアレすけどね」


4: ◆TDuorh6/aM 2017/11/05(日) 18:02:15.71 ID:QZ3lwv8IO

未知「恋愛と言うのは!実際に自分で体験して、情報を集めて、蒐集編纂改善試行を繰り返し繰り返し繰りっっっ返して学ぶものです!!」

ルーシア「おぉ……流石だな。ところで黒木、お前は経験があるのか?」

未知「……(告白の練習に付き合ってもらった事が)あります!」

ルーシア「ほう、だからそれ程に自信満々なのか」

未知「ソースは私です」

ルーシア「お前はソースだったのか」

未知「ソースは私なだけで私はソースではありません!」

ルーシア「意味が分からん……」



明日原「いやー……長くなりそっすね」

パトリシア「そっすね……ソース……ふふっ」

明日原「いやちょっと自分が意図して言ったわけじゃない駄洒落で笑われても恥ずかしいだけなんすけど」

パトリシア「ところで黒木さんは誰と恋愛をしたのかしら」

明日原「……メロンソーダ奢るんで、黙ってたげて、ね?」


5: ◆TDuorh6/aM 2017/11/05(日) 18:02:53.00 ID:QZ3lwv8IO

黒木「ではまずルーシアさん。好きな男性の顔を思い浮かべてみて下さい」

ルーシア「……思い浮かべたぞ」

黒木「何か感じましたか?」

ルーシア「爆発する!!」

黒木「何か感じましたか?という問いに爆発する!!が返ってくるとは思いませんでした!」

ルーシア「だが……だって、その……ダメだ!無理難題過ぎるぞ!!」

黒木「顔思い浮かべただけで?!実際に会ったらフォッサマグナ起こしませんか?!」



明日原「フォッサマグナ起こしませんか?!黒木未知」

パトリシア「お姉様、本当にノラの事が好きなのね」

明日原「いくらなんでもうぶ過ぎると思いますけどね?」

パトリシア「それだけ好きなのよ」

明日原「爆発するくらい?」

パトリシア「爆発はしないで」


6: ◆TDuorh6/aM 2017/11/05(日) 18:03:37.92 ID:QZ3lwv8IO

黒木「では早速……はい、スライドを作って来ました」

ルーシア「おぉ……分厚いな」

黒木「それ程までに、恋愛とは難しいものですから。しっかりと学んでいきましょう!」

ルーシア「分かった」

黒木「失敗した時の苦しさは並大抵のものではありませんから。しっかりと学んでいきましょう!」

ルーシア「それは、ソースとやらはお前なのか?」

黒木「……はい!私語は許しません!3ページ目を開いて下さい!!」



明日原「……」

パトリシア「……分厚いわね、あのスライド」

明日原「ぱっと見週刊少年誌分くらいはありそっすね」

パトリシア「黒木さん、真摯に向き合ってくれてるわね」

明日原「まー全部明後日の方に向かってるんすけどね」

パトリシア「だとしたら何と向き合ってるのかしら」

明日原「太陽じゃないすか?」


7: ◆TDuorh6/aM 2017/11/05(日) 18:04:49.22 ID:QZ3lwv8IO

黒木「恋愛の定義に関しては人によりけりですので……実用的なテクニックから学んでいきたいと思います」

ルーシア「それは、私でも出来そうなものなのか?」

黒木「はい、まずは一般的なものを、それをマスターしたら少し大人な、更に次はディープ目なものを!」

ルーシア「一応訪ねておくが……お前、確か風紀委員とやらだよな?」

黒木「はい!ですから全てを学んで、最終目標は卒業と同時にキス!又は学生を諦めて最初から結婚です!!」

ルーシア「なるほど、なら私は後者を選ぼう」



明日原「重い重い重い重い」

パトリシア「お姉様……」

明日原「卒業と同時にキスも充分……あいや、まぁ未知パイお堅い風紀委員だし譲歩はしてるつもりなんすかね」

パトリシア「お姉様が学生を諦めて結婚した場合、私はユウとシャチさんと三人で登校する事になるのね……」

明日原「二人も減っちゃうのは寂しいっすか?」

パトリシア「なんだかそれで良い気がしてきたわ」


8: ◆TDuorh6/aM 2017/11/05(日) 18:05:49.26 ID:QZ3lwv8IO

黒木「ではまず……ルーシアさん。恋人として最初に掴んでおくべきは相手の何だと思いますか?」

ルーシア「個人情報だ」

黒木「……ギリギリセーフとします!お名前や生年月日血液型星座家族構成は重要ですから!はい!」

ルーシア「なんだ、違ったのか?まずは相手の携帯の暗証番号やルーチンワークや(女子との)友好関係を掴むところから、ではないのか?」

黒木「あっ、アウトです。人の携帯に関してはダメです」

ルーシア「ダメなのか?」

黒木「私が携帯を持っていないので、アドバイスが出来ないからアウトです」

ルーシア「だが、もし相手が浮気を企てていたとしたら?それを自分が携帯を管理する事で食い止められるとしたらどうだろう」

黒木「しましょう、携帯チェック」



明日原「いやダメっすから。しましょうじゃない止めて止めて風紀委員」

パトリシア「そう言えば、一昨日お姉様がノラの携帯を鬼のような形相で弄っていたわ」

明日原「……やったんすかね、1万パターン」

パトリシア「昨日のお昼頃には笑顔を取り戻していたわ」

明日原「やったんだー!」

パトリシア「今回は6桁だったらしいわ」

明日原「百万ドルの笑顔ー!」


9: ◆TDuorh6/aM 2017/11/05(日) 18:08:44.68 ID:QZ3lwv8IO

黒木「ちなみに、相手の連絡履歴にルーシアさん以外の女の子がいたらどうしますか?」

ルーシア「そうだな……妹達や私の知り合い以外だった場合……」

黒木「だった場合……?」

ルーシア「……ふふっ、あっはははっ!」

黒木「怖い怖い怖い!私ルーシアさんと知り合いで良かったです!!」

ルーシア「なんてな。私はあいつを信じている」

黒木「でも携帯チェックはするんですよね?」

ルーシア「それとこれとは話が別だ」

黒木「なるほど、勉強になります」



明日原「よかったー!アタシノラパイと知り合いで良かったー!」

パトリシア「私の知ってるお姉様が出す笑い声と同じとは思いたくなかったわ」

明日原「なんかもうアレっすね、アレ」

パトリシア「アレ?」

明日原「青春だなーって」

パトリシア「何を言っているの?明日原さん、今は夏よ」

明日原「あっそっスね」


10: ◆TDuorh6/aM 2017/11/05(日) 18:09:22.20 ID:QZ3lwv8IO

ルーシア「ところで、本来の正解は何だったんだ?」

黒木「心です!」



明日原「胃袋じゃないんかーい!乙女か!!」

パトリシア「心、ね……」

明日原「いやそんな真面目に考えなくても……常套句ってやつっすよ」

パトリシア「城東区?」

明日原「いや今大阪の街は関係ないんで」


11: ◆TDuorh6/aM 2017/11/05(日) 18:10:23.63 ID:QZ3lwv8IO

黒木「次に行きます。彼の部屋にR18な雑誌や映像があった場合の対処法」

ルーシア「随分とピンポイントだな」

黒木「学ぶべきです」

ルーシア「そ、そうか……」

黒木「捨てましょう」

ルーシア「分かっ……捨てるのか?!」

黒木「相手がその雑誌や映像の女性に浮気してしまう可能性があります」

ルーシア「捨てる」

黒木「はい、捨てて下さい」



パトリシア「あっあっあっ……」

明日原「まーまー、多分ノラパイの事だから上手く隠すんじゃないですか?」

パトリシア「最近は多分、ノラよりお姉様の方が長い時間ノラの部屋に居るの」

明日原「怖っ、夜とか幽霊と間違えそう」

パトリシア「実際、最近のお姉様はノラの背後霊染みてるわ」


12: ◆TDuorh6/aM 2017/11/05(日) 18:11:10.57 ID:QZ3lwv8IO

黒木「はい次!手作りのお弁当を食べた彼が、明らかに遠慮した笑顔を浮かべている時の対処法!」

ルーシア「それは確かに気になる」

黒木「優しく話しかけてあげましょう。人は辛い時、誰かに話し掛けて貰うだけでも安心出来ますから」

ルーシア「それはマッチポンプではないか」

黒木「そもそも!相手が私の事を愛してくれていれば!味なんて全部愛でカバー出来る筈です!!」

ルーシア「それは対処法と言っていいのか?」

黒木「やぁぁぁだぁぁぁぁ!!お弁当美味しくなかったから別れるなんて結末イヤですぅぅぅぅ!!!」

ルーシア「……黒木?」

黒木「ごほんっ、演技です。今のような結末を迎えたくなければ、お弁当を冷凍食品に頼る選択肢も視野に入れましょう」



パトリシア「迫真の演技……流石ね、黒木さん」

明日原「かんっぜんにトリップしてましたよ未知パイ」

パトリシア「そう言えば、最近お姉様がお茶漬け作りを練習していたわ」

明日原「お茶漬けって料理なんすかね?」

パトリシア「上手く鎮めることが出来ない、って言ってたの」

明日原「え何処に?お茶漬けを?!何を?!鎮める?神様なの?!」


13: ◆TDuorh6/aM 2017/11/05(日) 18:12:11.08 ID:QZ3lwv8IO

黒木「彼氏が5分遅刻してきた時は?」

ルーシア「『今来たところ』ではなく1時間前から待ってた事をアピールし謝罪させた上でその日一日の主導権を握る」

黒木「彼の携帯の暗証番号が分からない時は?」

ルーシア「なんで私の誕生日にしてくれないの?と上目遣い」

黒木「思ったよりエッチだった時」

ルーシア「し、しょうがない奴な……私が、他の人に迷惑掛けないように……」

黒木「部屋にグラビアポスター!」

ルーシア「夜はBBQだ」

黒木「……完璧です」

ルーシア「ふぅ……どうだ?パトリシア程ではないが、私の記憶力もなかなかのものだろう?」

黒木「おめでとうございます、ルーシアさん!黒木流恋愛道場、博士修得です!」



明日原「何の役に立つんでしょーね?」

パトリシア「言ってはアレだけれど、大変不名誉な博士号だと思うわ」


14: ◆TDuorh6/aM 2017/11/05(日) 18:13:02.58 ID:QZ3lwv8IO

ルーシア「ふふ、これで私も理想のお嫁さんに……さぁノラ!何処からでも掛かってこい!」

「ニャー」

ルーシア・黒木「?!」

明日原「……まぁノラパイ、今日シフト入ってたんすけどね」

パトリシア「あら、いたのねノラ」

「ニャー」

ルーシア「……あぁ……あぁぁぁぁぁ……ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「ニ゛ャッ?!」

ドォォォォォォン!!!!!!


15: ◆TDuorh6/aM 2017/11/05(日) 18:14:12.11 ID:QZ3lwv8IO

以上です
肘確で笑わせてくれて2で泣かせてくれたシア姉が大好きです
お付き合い、ありがとうございました



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