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ルルーシュ「最近、C.C.が部屋から出てこない」

2018/02/11 00:03 | コードギアス | コメント(0)
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 19:44:25.00 ID:sPu4ifqw0

ルルーシュ「……おい。何をしている?」

C.C.「……」ピコピコ

ルルーシュ(なんだ。手元で端末機でも弄っているのか……?)

C.C.「あ。くそ。リセットだ」

ルルーシュ「聞こえないのか」

C.C.「よし。ここはルルーシュの相転移砲で攻撃だ」ピコピコ

ルルーシュ(まさか。独自に戦闘シミュレーションでも行っているのか……)

C.C.「よし。倒したぞ。ふふ、私の戦術を機械獣ごときが突破できるはずもないがな」

ルルーシュ(ふっ。しばらく、様子を見るか。後々、実践で役立てくれるかもしれん)


4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 19:48:45.85 ID:sPu4ifqw0

翌日

ルルーシュ「おい。いつまで戦闘シミュレーションに没頭している?」

C.C.「ここは……ルルーシュの相転移砲だな」ピコピコ

ルルーシュ「全く」

C.C.「ん?なんだ、いたのか」

ルルーシュ「いい加減にしろ。たまには外に出たらどうだ」

C.C.「ピザを所望する」

ルルーシュ「おい」

C.C.「うるさいな。今、いいところなんだ。ピザを持ってこないのなら邪魔しないでくれ」

ルルーシュ「くっ……」

C.C.「よしよし。上手くまとまってくれたな、坊やたち。さぁ、準備は整った。ルルーシュの相転移砲だ」ピコピコ

ルルーシュ(昨日からずっと俺中心に戦略を組んでいるのか?)


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 19:54:16.37 ID:sPu4ifqw0

ルルーシュ(まぁ、いい。実践での指揮は俺が取る。ゼロが先陣を切って大暴れするような事態にはまずならん)

C.C.「いいな。うん。上出来だよ、坊や」

ルルーシュ「……」

C.C.「さてと。次は……ルルーシュだ」

ルルーシュ「!?」

C.C.「いけ」

ルルーシュ(おろかな。単騎で責めるなど、愚の骨頂だぞ)

C.C.「うん。いいな。強いぞ。坊や」

ルルーシュ「おい」

C.C.「まだいたのか?」

ルルーシュ「かせ!!」バッ

C.C.「あ、こら」

ルルーシュ「……なんだこれは?」


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 19:59:36.17 ID:sPu4ifqw0

C.C.「戦略シミュレーションゲームだよ」

ルルーシュ「……見たこともない機体がおおいな」

C.C.「ふふ。お前ではこのゲームはクリアできないよ。返してもらう」バッ

ルルーシュ「なんだと?」

C.C.「さて、続きだ」ピコピコ

ルルーシュ(俺にクリアできない戦略ゲームなどない!!)

ルルーシュ(アドバンスド大戦略だって、全てクリア済みだぞ)

C.C.「次はそうだな……。ダイ・ガードで攻めるか」

ルルーシュ「……」ジーッ

C.C.「ぱーぱぱっぱー♪」

ルルーシュ(いいだろう。どのような戦略ゲームなのか見極めてやる)ジーッ


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 20:07:26.62 ID:sPu4ifqw0

C.C.「―――む。ここで敵増援か。面倒だな」

ルルーシュ(C.C.側の個々の火力は敵側を軽く圧倒している)

ルルーシュ(敵の数はC.C.側の1.5倍から2倍といったところか)

ルルーシュ(ふん。これなら、力押しでも十分にクリアできるではないか)

C.C.「お?ここでSRポイントの開示か。やってくれるな」

ルルーシュ(SRポイント?なんだそれは?)

C.C.「なるほど。敵大将を4ターン以内に撃墜させればいいのか」

ルルーシュ(C.C.の戦力からしたら2ターンで事足りるな)

C.C.「さて。まずは……バサラに歌ってもらうか」

ルルーシュ「歌う?」

C.C.「いくぞ。―――突撃!!ラブハァァト!!!!」

ルルーシュ「……!?」ビクッ


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 20:12:49.55 ID:sPu4ifqw0

C.C.「よぞらをかけるらぶはぁーと♪」

ルルーシュ「お、おい」

C.C.「ん?なんだ。何か用か?ピザはどうした?」

ルルーシュ「何を急に歌い始めた?」

C.C.「バラサは歌うんだぞ?知らないのか?」

ルルーシュ「いや……そんなこと言われても」

C.C.「ダメだな。これだから素人は困るよ」

ルルーシュ「……」

C.C.「よし。気力も上がった。ルルーシュいけ」

ルルーシュ(どうやら俺は二回行動が可能のようだな。それなら戦術の幅が広がる)

C.C.「む……外れたか」

ルルーシュ「ふっ。戦場では失敗もある。だが、失敗しても尚、立て直すだけの手を打っておくべき―――」

C.C.「リセットだ」ピッ

ルルーシュ「?!」


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 20:17:33.93 ID:sPu4ifqw0

ルルーシュ「ま、まて……!!」

C.C.「なんだ?出て行ってくれないなら、黙って座っていろ」

ルルーシュ「これ戦略ゲームなんだよな……?」

C.C.「ああ、そうだとも」

ルルーシュ「リセットってなんだ?」

C.C.「リセットだ。直前にセーブしたところに戻るんだよ」

ルルーシュ「まてまてまて!!それはもはや神の仕業だ」

C.C.「何を言っている?」

ルルーシュ「いいか?戦場ではリセットなどできない。相手に打たれれば死ぬ。そうだろう?」

C.C.「そうだな」

ルルーシュ「なら、リセット機能がある戦略ゲームなど、あってはならない!!いや。あったとしても使うべきではない!!」

C.C.「縛りプレイは好きじゃない」

ルルーシュ「そういうことじゃない!!」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 20:23:31.42 ID:sPu4ifqw0

ルルーシュ「そんな機能があれば自軍の勝利は約束されたようなものじゃないか」

C.C.「いいから、黙っていろ。ヒイロのボイスが聞こえない」

ルルーシュ「ちっ。期待した俺がバカだった」

C.C.「やはり凄まじいな、ゼロは」

ルルーシュ「なに?」

C.C.「あ、坊やのことじゃない」

ルルーシュ(とんだ戦略ゲームだ。そんなもの実践の足しになるはずもない)

C.C.「んー……ここは葵ちゃんでいくかな」

ルルーシュ(どうやら子ども騙しのゲームみたいだな)

ルルーシュ(そのようなものに熱中されてはこちらが困る)

C.C.「やってやろうじゃん♪」

ルルーシュ「没収だ」バッ

C.C.「な、なにをする!?」

ルルーシュ「こんなもの、ここには必要ない」


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 20:29:41.29 ID:sPu4ifqw0

C.C.「返せっ」ピョンピョン

ルルーシュ「ダメだ。お前の引きこもりを誘発するようなものは取り上げる」

C.C.「なに……!!」

ルルーシュ「さてと」

C.C.「ロケットパンチ!!」ドガッ

ルルーシュ「ぐおっ!?」

C.C.「返せ」バッ

ルルーシュ「きさま……!!」

C.C.「ほら、みてみろ。葵ちゃんのアニメーションカットが見れなかったじゃないか、どうしてくれる?」

ルルーシュ「しらん」

C.C.「全く。折角、ルルーシュをエースパイロトットにしてやったというのに……」ブツブツ

ルルーシュ(C.C.め。当分、部屋から出る気がなさそうだ。どうにかしないと)


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 20:36:01.83 ID:sPu4ifqw0

ルルーシュ「はぁ……」

カレン「どうしたの?」

ルルーシュ「カレンか。いや、C.C.が引きこもってゲームばかりをしていて困っている」

カレン「最近C.C.のこと見てないと思ったら、引きこもってたんだ」

ルルーシュ「なんとかできないかと思案していた」

カレン「なんでもいって。あたしも協力するから」

ルルーシュ「ああ。そのときが来たら声をかける」

カレン「うん」

ルルーシュ(無理やり取り上げてもまた実力行使で来るだろう)

ルルーシュ(では、強制では自発的にやめさせれば……)

ルルーシュ「……なんだ。簡単じゃないか」

ルルーシュ「カレンに協力を求めなくてもなんとかなりそうだ」

カレン「えぇ……なるの?」

ルルーシュ「ああ」

カレン「……そう……」シュン


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 20:40:35.36 ID:sPu4ifqw0

C.C.「さてと……ここは、カレンに魂を……」

ルルーシュ「おい」

C.C.「なんだ?―――おお、ピザか」

ルルーシュ「俺もそのゲーム、混ぜてくれないか?」

C.C.「なに?」モグモグ

ルルーシュ「戦術アドバイザーとしてお前の隣に座る?悪い話じゃないだろう?」

C.C.「城田さんみたいなものか。なるほど」モグモグ

ルルーシュ(くく……。俺の頭脳をもってすれば、このようなママゴト瞬時にエンディングへと導いてやる)

C.C.「では、お願いしようかな」

ルルーシュ「任せておけ」

C.C.「今、次のステージに進むからな」

ルルーシュ「わかった」


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 20:46:56.50 ID:sPu4ifqw0

C.C.「……」ピッ

ルルーシュ「まて、まだ会話文を読んでいない」

C.C.「読むのが遅いんじゃないか?」

ルルーシュ「途中からなんだ。よく読まないとストーリーが把握できないだろう」

C.C.「そうか」

ルルーシュ「それに。この会話文から次のステージでどの程度の増援が来るかも判断できるしな」

C.C.「なんだと?」

ルルーシュ「敵部隊名が出てきたら、それは増援の伏線だ。それぐらい見ていればわかる」

C.C.「そ、そうだったのか……」

ルルーシュ「どの位置に出現するかまでは予測のしようがないが、余力を残しておくには越したことはない」

C.C.「なるほど」

ルルーシュ(この程度のことも分からないとは……)

C.C.「まぁ、クリア条件の文字が青色になったら増援はないってことなんだけどな」

ルルーシュ「それを先に言え!!」


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 20:52:49.72 ID:sPu4ifqw0

C.C.「さぁ、始まったぞ」

ルルーシュ「SRポイントは必ず習得したほうがいいのか?」

C.C.「無論だ」

ルルーシュ「今回は3ターン以内に敵を全滅させて、指揮官をしとめればいいのか」

C.C.「ああ。ただし、文字が青くない。つまり、習得しても戦いは続くぞ?どうする?」

ルルーシュ「ふん。まずはバサラによる支援だ!!」

C.C.「定石だな」

ルルーシュ「定石こそ、常勝の力だ」

C.C.「了解した。―――突撃!!!ラブハァァ―――」

ルルーシュ「まて!!」

C.C.「なんだ?」

ルルーシュ「熱血は使ったか?」

C.C.「おっと。そうだった」

ルルーシュ「そういう気の緩みが敗因に繋がる」

C.C.「分かっているさ」


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 21:11:19.03 ID:sPu4ifqw0

C.C.「よし。主力機体の気力が大幅に上がった」

ルルーシュ「いいぞ。では、ヒイロに加速を」

C.C.「何故だ?」

ルルーシュ「敵陣営の中心へ突貫し、魂+ローリングバスターライフルを使う」

C.C.「それではヒイロだけで殆どの敵を倒してしまう」

ルルーシュ「それが最も効率がいい。SRポイントととやらも次ターンで習得できる」

C.C.「それはだめだ」

ルルーシュ「なに?どういうことだ?」

C.C.「それではヒイロだけが強くなってしまうし、エースパイロットの座を渡してしまうことになる」

ルルーシュ「いいではないか。俺の戦術通りにやれば、各ステージなど5ターンもかかるまい」

C.C.「だめだったらだめだ」

ルルーシュ「いいから突貫しろ!!ええい!!この際、∀ガンダムの月光蝶でも―――」

C.C.「いやだ」

ルルーシュ「こいつ……!!」


46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 21:19:38.06 ID:sPu4ifqw0

C.C.「ここは鉄人を中央付近に移動させ、敵をおびき寄せ、ターンエンドが望ましい」

ルルーシュ「無駄が多すぎる。何のつもりだ?」

C.C.「分からないのか?ここに鉄壁を施した鉄人をもってくれば、蜜に群がる虫のごとく敵たちが寄ってくる」

C.C.「そのあと、蜃気楼の相転移砲で一網打尽にするんだ」ムフー

ルルーシュ「それなら尚更、ヒイロで特攻をしろ。何故、そのような手間を増やす?」

C.C.「そのほうが気持ちいいじゃないか。罠にかかったな?雑魚どもめーって言えるしな」

ルルーシュ「下らん。いいから特攻だ。はやく」

C.C.「お前は現場のことを分かっていないな。まるで初期の城田さんだ」

ルルーシュ「誰だそれは!!」

C.C.「いいか?そのように効率だけでは多くのものは救える。だが、自分が本当に守りたいものは守れない」

ルルーシュ「……何の話だ?」

C.C.「私は坊やのように強くはなれないんだよ」

ルルーシュ「もういい!!かせ!!俺がプレイする!!」グッ

C.C.「やめろ!!はなせ!!」ググッ


48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 21:28:30.91 ID:sPu4ifqw0

ルルーシュ「お前ではクリアまでに何時間か掛かるかわからない!!」ググッ

C.C.「お前の戦術ではダメなんだよ……!」ググッ

ルルーシュ「ええい!!この魔女め……!!」ググッ

C.C.「はにゃすもにょかぁ……!!!」

ルルーシュ(なんて執念だ……!!顔を押しても退かないだと……!?)

C.C.「むぐぐぅ……!!」

ルルーシュ(待て。冷静になれ。このまま不毛な争いをしていては、C.C.を現場復帰させるまでに要らない時間を食う)

ルルーシュ(ここはC.C.の戦略にあわせつつ、最速の戦術を組むしかない)

ルルーシュ「分かった。いいだろう。その作戦でいく」

C.C.「分かってくれたか」

ルルーシュ「では、鉄人を囮に差し向けろ」

C.C.「分かった。任せてくれ」ムフー

ルルーシュ(さて、この無駄の多い戦術をどのようにしたら効率化を図れるか……)

C.C.「さぁ、群がれ。お前たちは私の頭脳に負けるんだ」

ルルーシュ(楽しそうだな)


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 21:35:17.67 ID:sPu4ifqw0

C.C.「よし。来たぞ。来たぞ」

ルルーシュ「行くぞ魔女。相転移砲だ!!」

C.C.「言われなくてもやるさ。―――そう、私とお前は共犯者なのだからな」ピコピコ

ルルーシュ「作戦成功を確認。撃ち漏らした雑魚どもを掃討する!!」

C.C.「任せてくれ」

ルルーシュ「加速が使える者は画面端にいけ!!それ以外の者は敵指揮官を落とすために進軍だ!!」

C.C.「了解した」

ルルーシュ(くく……なんだ。この感じならこのターンでも十分にSRポイントと習得できるな)

C.C.「―――雑魚は殲滅したぞ」

ルルーシュ「よし。キングゲイナーでトドメを刺すんだ」

C.C.「いや。ここはターンエンドが望ましい」

ルルーシュ「なぜだ!!!もう敵指揮官は一撃で落ちるんだぞ!?」

C.C.「ターンエンドだ」

ルルーシュ「まて!!させん!!」ググッ

C.C.「おい……は、なせ……」


54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 21:44:45.11 ID:sPu4ifqw0

ルルーシュ「流石にその戦略は無駄しかない。理由をいえ」

C.C.「蜃気楼がここにいる」

ルルーシュ「それがどうした?」

C.C.「こいつは最初に行動して止まったままだが、敵指揮官までの距離は射程範囲内だ」

ルルーシュ「それで?」

C.C.「つまり、指揮官を蜃気楼で落とすことができる」

ルルーシュ「だが、ゲイナーが寂しそうにここにいるぞ」

C.C.「このような眼鏡など、どうでもいい」

ルルーシュ「いい加減にしろ!!これでは敵に反撃のチャンスを与えているようなものだ!!」

C.C.「知らないのか?敵は弱っている者か因縁のある者しか狙ってこない」

C.C.「つまり、この指揮官が狙うのは鉄人であり、鉄人には不屈を使う。これで問題はない」

ルルーシュ「無駄なターンを使ってまで……」

C.C.「それにだ。こいつを倒せば増援が来るぞ?増援がきたときに全機体が動けない状態では、集中攻撃を受けて撃墜する味方がいるかもしれな」

C.C.「ダンクーカノヴァは意外と落ちやすいぞ?いいのか?ん?」

ルルーシュ「くぅぅ……!!!」


60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 21:56:24.44 ID:sPu4ifqw0

C.C.「それでもいいなら、いいけど」

ルルーシュ(ちぃ……!!C.C.め、無駄に時間を延ばすような行為ばかりじゃないか)

ルルーシュ(こっちは一刻も早く、クリアさせたいというのに……)

ルルーシュ(だが、今の戦略は一理ある。敵増援が来たときに自由に動けないのは明らかなロスが生まれる)

ルルーシュ「分かった。ここはターンエンドでいいだろう」

C.C.「そうだ。それでいいんだよ、坊や」

ルルーシュ「早くしろ!!」

C.C.「分かっているさ。そう慌てるな」

ルルーシュ(考えろ……。恐らく、C.C.はこのようなママゴトの戦略ゲームでも『戦略』を楽しんでいる)

ルルーシュ(囮を使い、敵を一箇所に集め、そして掃討する。ただ特攻するだけではつまらないと考えているのかもしれない)

ルルーシュ(なるほどな。ふふ……分かってきたぞ、C.C.。貴様の戦いかたがな)

ルルーシュ(これからゆっくりと俺が主導権を握っていってやる)

C.C.「―――よし。作戦通りだ。蜃気楼の射線軸に敵指揮官を確認した」

ルルーシュ「よぉし!!相転移砲を使う!!うてー!!」

C.C.「くらえ!!」ピッ


64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 22:05:27.80 ID:sPu4ifqw0

C.C.「倒したぞ、ルルーシュ」

ルルーシュ「油断するな。敵が来る」

C.C.「ああ、どうやら、お見えになったようだ」

ルルーシュ「なんだ。この異形共は」

C.C.「インベーダーと呼ばれるものさ。相手のエネルギーを奪ってくる、いやらしい相手だな」

ルルーシュ「エネルギーを奪うだと?」

C.C.「ああ。集中的に攻撃をうけると、攻撃どころかその場から動けなくなる機体が出てくる」

ルルーシュ「ふっ。なるほど。よし、C.C.。今から言う通りにしろ」

C.C.「なんだ?」

ルルーシュ「ここに刹那を、ここにヒイロ、ここにロラン」

C.C.「ちょ、ちょっとまて……」ピコピコ

ルルーシュ「そして、ここに俺だ」

C.C.「できたぞ?」

ルルーシュ「そして、鉄壁持ちをここと、ここと、ここに配置しろ。移動できるはずだ。そして、そのほかの機体は全部下げさせろ」

C.C.「よし。任せてくれ」


66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 22:12:09.78 ID:sPu4ifqw0

ルルーシュ「ターンエンドだ」

C.C.「おい。これでいいのか?」

ルルーシュ「いいんだよ。全ては我が手の内だ」

C.C.「おい、すごい勢いで攻撃を受けているぞ?」

ルルーシュ「構わん。囮だ」

C.C.「だが、流石に赤木とカレンが可哀相だ」

ルルーシュ「いいだよ。カレンなんて」

C.C.「終わった。さて、どうする?」

ルルーシュ「ふっ。この敵の配置。まだ気づかないか?」

C.C.「なに……?」

ルルーシュ「全ての敵が一気に倒せる」

C.C.「こ、これは……?!各機体のMAP兵器が全ての敵を捉えているだと?!」

ルルーシュ「ふはははは!!!さぁ、やれ!!一掃してやるのだ!!」

C.C.「……まて。カレンが囲まれて動けない。これではカレンが」

ルルーシュ「戦争に犠牲は付き物だ。やれ」


75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 22:20:00.87 ID:sPu4ifqw0

C.C.「お前……」

ルルーシュ「これでこのステージはクリアだ。どうだ?お前好みの戦術だろう?」

C.C.「しかし……」

ルルーシュ「うて!!」

C.C.「くっ……すまない……カレン……」ピッ

ルルーシュ「ふはははははは!!!!」

C.C.「……お前、魔王だな」

ルルーシュ「俺はもう足を止めるわけにはいかない。いかないんだよ」

C.C.「こういう戦い方は好きじゃない。無駄な犠牲はできるだけなくせ」

ルルーシュ「善処はする」

C.C.「……」

ルルーシュ「さぁ、とっとと改造を済ませろ。セーブも忘れるな」

C.C.「了解した」


80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 22:28:42.51 ID:sPu4ifqw0

ルルーシュ(いいぞ。C.C.好みの戦略など、容易く組める……!!)

ルルーシュ(これなら―――)

C.C.「よし。次に進むぞ」

ルルーシュ「ああ」

ルルーシュ(鉄壁持ちである赤木、カレン、鉄人は大いに使えるな)

ルルーシュ(何故かC.C.はカレンの機動力を上げている。それを上手く使わせてもらうぞ)

C.C.「……」ピコピコ

ルルーシュ「おい。読み進めるのが早い」

C.C.「ここ、結構面倒なんだよ」

ルルーシュ「それでもちゃんと読め。どのような地形でどのような敵が来るのか、ここでしか知りようがない」

C.C.「そうだな」

ルルーシュ「次の相手はバジュラか」

C.C.「いけるのか?坊や?」

ルルーシュ「愚問だな。俺に不可能はない。バサラとアルトを出せ。ミシェルもだ」


85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 22:35:03.96 ID:sPu4ifqw0

C.C.「まぁバサラとアルトは勝手に出るがな」

ルルーシュ「それは好都合だ」

C.C.「SRポイントは3ターン以内に敵を全滅だな」

ルルーシュ「敵機の数は?」

C.C.「50だ」

ルルーシュ「ふん。造作もない。準備しろ、C.C.!!」

C.C.「既にできているよ」

ルルーシュ「よし。まずはバサラで気力を上げるぞ」

C.C.「は?」

ルルーシュ「早くしろ」

C.C.「まて。バサラの歌はバジュラに有効なんだぞ」

ルルーシュ「それがどうした?こちらには月光蝶と相転移砲がある」

C.C.「バサラが活躍できる貴重なステージなんだぞ?」

ルルーシュ「しらん!!早くバサラで気力をあげろ!!」

C.C.「いやだ。ここでバサラのトライアゲインを聞くと私は決めていた。だから、そんなことはしない。しないからな」


89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 22:41:25.06 ID:sPu4ifqw0

ルルーシュ「お前……!?」

C.C.「それに蜃気楼は不動のトップエースだ。今更、バサラが最前線で暴れても影響はしないよ」

ルルーシュ「おい!!俺が折角、作戦を―――」

C.C.「ぼんばぁー!!」

ルルーシュ「……!!」ビクッ

C.C.「ここはマクロスFの原作再現ステージだ。マクロス勢にやらせてやれ」

ルルーシュ「だが……」

C.C.「いいじゃないか。お前はエースなんだぞ?」

ルルーシュ「……」

ルルーシュ(分からない。C.C.の考えていることが……読めん!!)

ルルーシュ「よし、そこまでいうなら、どういう戦い方をするか見せてみろ」

C.C.「いいだろう。よくみておけ」

C.C.「いくぞ。―――とらいあげいんっ!!」

ルルーシュ(バサラを敵陣中央に送り込んだ……?)

C.C.「ターンエンドだ」


90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 22:48:38.28 ID:sPu4ifqw0

ルルーシュ「……」

C.C.「コイツには突撃ラブハートだな」ピッ

ルルーシュ(なるほど。バサラの回避力なら攻撃は当たらない上に、歌により一撃でバジュラを葬れるわけか)

ルルーシュ(そういう戦術でもいいなら、どうしてヒイロの突貫は拒絶したんだ)

C.C.「よぞらをかけるらぶはぁーと♪もえるおもいのせてぇ♪」

ルルーシュ「……」

C.C.「よし。倒した。こいつには……突撃ラブハートだ!!」

ルルーシュ「……おい。アニメーションカットはしないのか」

C.C.「しないよ。バサラと蜃気楼はカットしないと買ったときから決めていた」

ルルーシュ「だが、煩わしい……」

C.C.「こいつには……トライあげいん!!」

C.C.「ふらいあうぇーいふらいあうぇーい♪」

ルルーシュ「……」

ルルーシュ(まさか、こいつ……歌いたいだけか……!?)


96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 22:57:04.15 ID:sPu4ifqw0

C.C.「よしよし。殆どがバサラの歌に恐れをなして逃げ出したよ」

ルルーシュ「……」

ルルーシュ(戦略を己で作り、楽しんでいるかと思えば、こうしてただ無策に特攻させるだけのときもある)

ルルーシュ(効率のことなんて、何も考えていない)

C.C.「なぁ、次はバサラはもう動けない。ここからはどうしたらいいと思う?」

ルルーシュ「おい」

C.C.「なんだ?」

ルルーシュ「お前の信念はなんだ?」

C.C.「なんだ、いきなりだな」

ルルーシュ「このゲームをするにあたって、どういう攻略を目指している?」

C.C.「どういうことかな?」

ルルーシュ「目標だ。どのように敵を倒し、どのように与えられたミッションをこなし、そしてどうエンディングを迎えるか。そういった考えはないのか?」

C.C.「……一つだけある」

ルルーシュ「あるのか!?教えろ!!」

ルルーシュ(それさえわかれば、C.C.の戦い方を完全に掌握できる!!そうすればこのゲームは俺が操れる!!)


98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 23:04:30.45 ID:sPu4ifqw0

C.C.「まぁ、言う必要はないかな」

ルルーシュ「ふっ。それもそうだな」

ルルーシュ(くく……お前がそういうのは分かりきっていた。ならば―――)

ルルーシュ「次のステージ、お前だけでやってみせろ」

C.C.「なに?戦術アドバイザーを放棄するのか?」

ルルーシュ「少しお前の戦い方をじっくりと吟味してみたいんだ」

C.C.「だが、お前のアドバイスは稀に正しいから参考にしたい」

ルルーシュ「稀にとはなんだ!!」

C.C.「放棄は許さん。全面クリアまでお前は私の隣でささやき続けろ」

ルルーシュ「だから、このままだと意見がぶつかるだけだ。俺はお前に歩み寄ってやろうと言っているんだぞ?」

C.C.「ぶつかれば私に譲ればいい」

ルルーシュ「ふざけるなっ!!それでは戦術アドバイザーの意味がない!!」

C.C.「お前は現場がわかっていないな。城田さんの爪の垢でも煎じて飲め」

ルルーシュ「だから、それはだれだ!!!」

C.C.「ほら、増援だ。助言しろ」


101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 23:14:12.68 ID:sPu4ifqw0

ルルーシュ(ええい。このままでは何時までたってもC.C.を外に出すことができない)

ルルーシュ(今まで見たことを整理するんだ……)

ルルーシュ(C.C.は蜃気楼とバサラに妙な執着がある)

ルルーシュ(バサラの歌が通じない相手が出てくるところでは、蜃気楼に雑魚の過半数を倒させ、指揮官のドドメも刺していた)

ルルーシュ(つまり、バサラが活躍できるところではバサラに特攻させ、そのほかでは蜃気楼を主軸にした戦略を組んでいる)

C.C.「おい。どうした?そんなに難しいステージか、ここ?」

ルルーシュ「バサラは分からなくもない」

C.C.「え?」

ルルーシュ「お前がそのバサラの曲になんらかの感銘を受けているんだろう」

C.C.「ああ。ぼんばぁー!!」

ルルーシュ「では、蜃気楼に対するこだわりはなんだ?」

C.C.「……」

ルルーシュ「アニメーションもカットしない。蜃気楼のために敵を集め、敵指揮官も残す」

ルルーシュ「お前にとって蜃気楼は特別なのか?」

C.C.「……急につまらなくなったな。今日はここで中断しよう」


105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 23:19:29.01 ID:sPu4ifqw0

ルルーシュ「なに!?おい!!やれよ!!」

C.C.「やだよ」

ルルーシュ「お前……!!!」

C.C.「……中断っと」ピッ

C.C.「ほれ、お前の妹だ」

ルルーシュ「ナナリー!?」

C.C.「ふぅ。今日はもう寝るよ」

ルルーシュ「おい!!こら!!」

C.C.「おやすみ。坊や」

ルルーシュ「……」

ルルーシュ(ふふ……やっとか)

ルルーシュ(ついに手放したな、C.C.)

ルルーシュ「……」サッ

ルルーシュ「おやすみ、C.C.」

ルルーシュ(悪く思うなよ。これもお前のためだ……)


107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 23:25:01.20 ID:sPu4ifqw0

別室

ルルーシュ「……」ピコピコ

カレン「あれ?なにしてるの?」

ルルーシュ「戦略ゲームだ。猿の知能でも攻略できるな」

カレン「へぇ……。あたしがいるっ!!」

ルルーシュ「ああ、カレンはいい働きをしてくれる」

カレン「ほ、ほんとに?!あたし、役に立ってる?!」

ルルーシュ「ふふ……ほら、みろ」

カレン「どれどれ……」

カレン「あ、あれ?ね、ねえ、あたし、なんか気持ち悪い怪獣に嬲られてるんだけど……」

ルルーシュ「これでいいんだよ、カレンは。さぁ!!俺のターンだ!!!」

ルルーシュ「月光蝶システム起動!!!」

カレン「あれ?あたしまで攻撃うけてる……」

ルルーシュ「くらえ!!相転移砲!!」

カレン「……やめて……やめてよ……」ウルウル


111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 23:33:00.09 ID:sPu4ifqw0

ルルーシュ「カレンはいい囮だ」

カレン「……」

ルルーシュ「よし。どうやら、次が最終ステージのようだな」

カレン「ねえ……もうあたしを囮には……」

ルルーシュ「次元獣が多いな。一塊にさせるには……いけぇ!!カレン!!」

カレン「……」ウルウル

ルルーシュ「ふははははは!!!くらいつけ!!カレンに!!紅蓮に!!!」

カレン「ごめん……ごめんね、紅蓮……」ポロポロ

ルルーシュ「鉄壁をかけたとはいえ、流石に食らい過ぎたな」

カレン「は、はやく修理を!!」

ルルーシュ「一応、不屈を掛けて……いや、面倒だな。カレンは別に戦術面において、然程重要でもない」

カレン「……!?」

ルルーシュ「消えろ!!次元獣!!ツインサテライトキャノンでなぁ!!!」

カレン「ぐれぇぇぇん!!!!!」ポロポロ

ルルーシュ「あははははは!!!」


120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 23:43:44.59 ID:sPu4ifqw0

カレン「あぁ……紅蓮が……あたしが……ゼロの戦術で……消された……」ポロポロ

ルルーシュ「よし。敵指揮官を一撃で倒せるところまできたな」

ルルーシュ「ここで中断セーブだ」

ルルーシュ(これでよし。C.C.が翌朝にプレイを開始しても、すでにクリア目前だ)

ルルーシュ(目標を失えば、自ずと部屋からはでてくるだろう)

ルルーシュ「くくく……」

カレン「どういうことだよ!!」ポロポロ

ルルーシュ「なんだ?」

カレン「ランスロットより紅蓮のほうが強いはずだ!!」

ルルーシュ「スザクと比べているのか?」

カレン「そうだよぉ……」ポロポロ

ルルーシュ「スザクはギアスの呪縛がある。強い。だが、囮にはなれない。一方、カレンは強い。尚且つ囮にできる。それだけだ」

カレン「そ、そんな……」ヘナヘナ

ルルーシュ「悪いなカレン。効率よく勝つために手段は選んでいられない」

カレン「うぅ……ぐれん……ぐれん……うわぁぁん……」ポロポロ


128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 23:50:32.39 ID:sPu4ifqw0

ルルーシュ「さてと……」

カレン「待って!!」

ルルーシュ「なんだ?」

カレン「納得できないよ!!」

ルルーシュ「なんのことだ?」

カレン「あたしだって……あたしだって!!役に立ちたい!!」

ルルーシュ「……え?」

カレン「囮なんて嫌だ!!ちゃんとゼロの援護に入りたい!!ゼロのあとに攻撃したい!!」

カレン「ゼロを援護防御してあげたいんだぁ!!」

ルルーシュ「カレン、何をいっている?これはシミュレーションだぞ?」

カレン「かして!!」バッ

ルルーシュ「あ!!おい!!」

カレン「このステージ、最初からできるんでしょ?!」

ルルーシュ「何をするつもりだ!!やめろ!!」

カレン「紅蓮は蜃気楼にずっと隣接させとくんだ!!それだけで紅蓮は強くなる!!」


132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 00:00:19.07 ID:ZTdOHTjS0

ルルーシュ(ちっ……!!だが、まぁいい。同ステージをリスタートするぐらいならなんの支障もない)

カレン「紅蓮、蜃気楼から……ゼロから離れちゃだめだからね……」ピコピコ

ルルーシュ(さてC.C.に対する言い訳も用意しておくか)

ルルーシュ(起床し、ゲームを再開させれば既にクリア目前……)

ルルーシュ(その状況で考えられるC.C.が取る行動は、約30パターン)

ルルーシュ(俺はそれに合わせて、言い訳を考えればいい)

ルルーシュ(ふふ!!完璧だ!!)

カレン「みて!!紅蓮が蜃気楼を庇ってる!!」

ルルーシュ「あ。ああ。そうだな」

カレン「流石、紅蓮だ♪」

ルルーシュ「だが、そのHPでは次に援護防御をしたら……」

カレン「しつこいよ!!次元獣!!紅蓮とあたしがいるかぎり、ゼロには指一本触れさせな―――」ドォォン

カレン「ぐれぇぇぇん!!!!」

ルルーシュ「……」

カレン「いや、いい。ゼロを守って死ねたなら……本望だ……」ウルウル


133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 00:05:42.96 ID:ZTdOHTjS0

翌朝

C.C.「ふわぁぁ……」

C.C.「もう昼か。良く寝たな」

C.C.「さてと……続きをするかな」

C.C.「……」ピッ

C.C.「……ん?なんだここは?セーブしたところと違うぞ」

C.C.「……これは……一体、どうしたことだ……?」

C.C.「わ、私のセーブデータは?!」オロオロ

C.C.「な、ない……どこにも……ない……」

C.C.「……」

C.C.「…………」ピッ

ドォォォン

C.C.「ラスボスが倒れた……」

C.C.「ふっ……」

C.C.「……」ウルウル


137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 00:12:09.78 ID:ZTdOHTjS0

別室

ルルーシュ(どうせC.C.のことだ。俺がしたことなど感づいているに決まっている)

ルルーシュ(となれば、最も可能性が高い奴の行動は……)

ルルーシュ(俺のところまで叱責にくる)

ルルーシュ(こうしてピザも用意した。奴を部屋から出す第一歩としては、これでいいだろう)

ルルーシュ(さぁ……こい!!魔女め!!)

ルルーシュ「……」

ルルーシュ「……」ソワソワ

ルルーシュ「……おかしい。俺の計算だとそろそろ」

カレン「―――いたいた」

ルルーシュ「どうした?」

カレン「C.C.の部屋からすすり泣きが聞こえてくるんだけど。何かあったんじゃない?」

ルルーシュ「なに?」

ルルーシュ(どういうことだ……?)


140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 00:20:30.12 ID:ZTdOHTjS0

C.C.の部屋

ルルーシュ「入るぞ」

C.C.「うっ……ぐすっ……ぇ……」

ルルーシュ(な、なんだ……!?一体、何がどうなっている……!?)

ルルーシュ「お、おい……ど、どうし―――」

C.C.「消えた!!!!」

ルルーシュ「……!?」ビクッ

C.C.「わ、わたしが……3日も……徹夜して……がんばった……でーたが……消えた……」ウルウル

ルルーシュ「おい……」

C.C.「折角……せっかく……ルルーシュを……トップにして……PPだって……だれよりも……おおかった……のに……」

ルルーシュ「……」

C.C.「みたら……トップ……エース……ヒイロ……に……なって、るし……」ポロポロ

ルルーシュ「お前……まさか……」

C.C.「うぅ……ぐすっ……うぇぇぇん……」

ルルーシュ(泣くなんて想定してなかった……。どうしたら。どうしたいい!!)オロオロ


147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 00:25:16.78 ID:ZTdOHTjS0

C.C.「……」

ルルーシュ「落ち着いたか?」

C.C.「……」

ルルーシュ「ピザだ。食べるか?」

C.C.「……」プイッ

ルルーシュ「おい。なんとかいえ」

C.C.「……」

ルルーシュ(まさか、こんなことになるなんて……)

ルルーシュ「なあ、お前があのゲームで目標にしていたことは……」

C.C.「でていけ」

ルルーシュ「C.C.」

C.C.「お前の顔なんてみたくない。出て行け」

ルルーシュ「……あの」

C.C.「私のトップエース……返せ……」ウルウル

ルルーシュ「……くそっ!!」


159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 00:32:15.69 ID:ZTdOHTjS0

別室

ルルーシュ「くそ!!くそ!!こんなことになるなんて!!予想外だ!!想定外だ!!」

ルルーシュ(たかがゲームのデータがなくなったぐらいで……!!どういうことだ!!!なんだこれはぁ!!!)

ルルーシュ「くそっ!!」ガンッ!!

カレン「どうしたの?」ピコピコ

ルルーシュ「なんでもない。―――なにをしている?」

カレン「あたしも買ったんだ。これ」

ルルーシュ(C.C.のゲームか)

カレン「みて。ゼロがトップエースなんだ。レベルだって部隊の中で最高だよ?」

ルルーシュ「……何の意味がある?」

カレン「それは……好きなキャラって……優遇したくなるから……」モジモジ

ルルーシュ「……」

ルルーシュ(やはり……そういうことか……!!)

ルルーシュ(C.C.が拘っていたのは、トップエースの存在だったんだな)

ルルーシュ(ならば……俺の取るべき道は一つしかない!!)


167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 00:37:01.31 ID:ZTdOHTjS0

ルルーシュ「……」ピッ

カレン「それ、C.C.のじゃ」

ルルーシュ「あいつは今、不貞寝中だった」

カレン「どうするの?」

ルルーシュ「初めからする」

カレン「え?じゃあ、あたしと一緒に……」モジモジ

ルルーシュ「俺についてこれるかな?」

カレン「負けないよ!」

ルルーシュ「ふっ……」

ルルーシュ(見ていろ……C.C.……)

ルルーシュ(トップエース、返してやる……!!)

カレン「あぁ!!またゲームオーバー!!!」

カレン「3話目の難易度高い気がする……。そっちは?」

ルルーシュ「もう10話だ」

カレン「?!」


171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 00:43:58.14 ID:ZTdOHTjS0

ルルーシュ(会話は全てカット。俺がイカルガに乗ってでてきたら、ハドロン砲で敵を一掃する!!)

ルルーシュ(蜃気楼が出てくるまではこれでいく!!)

カレン「ちょっと……足並みそろえよう?」

ルルーシュ「悪いな、カレン。俺には時間がない」

カレン「あたしも頑張るから!!」

ルルーシュ「……」ピコピコ

カレン「うぅ……おいていかれる……ゼロ……ぜろぉ……」オロオロ

カレン「あぁ……また母艦がぁ……」

ルルーシュ(闘争心、連続行動、ヒットアンドアウェイ、これだけあればとりあえずは十分だ)

カレン「あぁ……またイカルガがぁ……」

ルルーシュ「よし。蜃気楼がでてきた」

カレン「ま、まって……!!」

ルルーシュ「ふふふ……!!不動のエースはもらったぁ!!!」

カレン「くそぅ……!!」

カレン「母艦弱すぎるよぉ……」オロオロ


175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 00:48:59.01 ID:ZTdOHTjS0

C.C.の部屋

C.C.「ん……寝てしまったか……?」

C.C.「今は……何時だ……」

C.C.「……夕方か」

C.C.「……」ポケ~

ルルーシュ「C.C.起きているか?」

C.C.「……!」ピクッ

C.C.「……」モゾモゾ

ルルーシュ「……なんだ、寝ているのか」

C.C.「……」

ルルーシュ「……ここに置いておく」

C.C.「……」

ルルーシュ「お前のトップエースは返す。これが俺にできる全てだ」

ルルーシュ「それじゃあな」

C.C.「……」


180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 00:57:36.75 ID:ZTdOHTjS0

C.C.(返すって……どういうことだ……)

C.C.「……」ピッ

C.C.(続きから……)

C.C.「これは……!?」

C.C.(ルルーシュがトップエース……しかも、私のデータと同数……)

C.C.(なんだこれは。他のキャラのレベルも撃墜数もほぼ同数に調整している……?)

C.C.(資金も同じだ……。途中セーブのデータもあるのか……?)

C.C.「……ある」

C.C.「それも本当に中断したときの状態を再現までして……」

C.C.「あいつ……ここまで……」

C.C.「ふふ……」ウルウル

C.C.「バカだよ……お前……」ポロポロ

C.C.「ほん、とに……」ポロポロ

C.C.「……」ゴシゴシ

C.C.「折角だ。あいつと一緒にやろう」


183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 01:01:55.16 ID:ZTdOHTjS0

カレン「ここで特攻したらいいの?」

ルルーシュ「違う。それじゃあ、紅蓮が的になる。紅蓮を成長させるなら、右側から行け」

カレン「なるほど」

ルルーシュ「……」

カレン「たおした!!たおせたぁ!!」バンザーイ

ルルーシュ「よかったな、カレン」

カレン「ありがとう!!」

ルルーシュ「ふっ」

カレン「あ、あのさ……よかったら、夜はあたしの部屋で……マンツーマンでアドバイスを―――」

C.C.「おい」

ルルーシュ「……どうした?」

C.C.「お前がどれだけ可愛らしいか再確認できたよ」

ルルーシュ「なんのことだ?」

C.C.「部屋で待っている。必ずこい」

ルルーシュ「ああ、ピザをもっていく」


193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 01:11:03.51 ID:ZTdOHTjS0

C.C.の部屋

ルルーシュ「来たぞ」

C.C.「こっちだ。座れ」

ルルーシュ「ほら。ピザだ。冷めないうちに食べろ」

C.C.「ああ。食べている間、お前に任せよう」

ルルーシュ「いいのか?俺は効率しか考えない男だぞ?」

C.C.「ふふ……今更、それは通じない。私のプレイを真似て全てを調整したのならな」

ルルーシュ「ああ。お前が意識して無理にゼロを使用していることがよくわかった」

ルルーシュ「あの撃墜数は非効率にプレイしないと達成できないな」

C.C.「ああ、そうだ。私は前作から……ずっと……」

ルルーシュ「とにかく俺が先陣を切り、歌えるところではバサラに歌わせる。それでいいな?」

C.C.「あ、ああ……それでいい」モグモグ

ルルーシュ「縛りプレイは好きじゃないといっていたくせに。ゼロ単騎縛りをしているようなモノだ」

C.C.「い、いいじゃないか……別に……」

ルルーシュ「そうそう。俺も独自に始めた。見てくれ」


195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 01:16:55.99 ID:ZTdOHTjS0

C.C.「え……?」

C.C.(わ、私がトップエース……こ、これって……)

ルルーシュ「……」ピコピコ

C.C.(わ、私がすごく強い……これは……一体……?)

C.C.「なぜかな、私がすごく強い気がするが?」

ルルーシュ「ああ。すごいだろ。頑張ったんだ」

C.C.「が、頑張ったのか……」

ルルーシュ「ここで相転移砲だな。―――よし」

C.C.「すごいな……うん……褒めてやろう」

ルルーシュ「……」ピコピコ

C.C.(つまりこれは……そういうことか)

C.C.(坊やも中々、オシャレな告白の仕方を考えられるようになったじゃないか)

C.C.「嬉しいよ、ルルーシュ。素直にな」

ルルーシュ「……え?」

C.C.「え?」


198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 01:23:59.61 ID:ZTdOHTjS0

ルルーシュ「ああ。ピザか。結構、高かったんぞ?」

C.C.「違う。そこじゃない」

ルルーシュ「……?」

C.C.「これだ!!お前のデータだよ!!」

ルルーシュ「それがどうした?」

C.C.「どうしたって、これはお前なりのプロポーズ……」

ルルーシュ「暁って終盤まで絶望的な火力不足だろ?」

C.C.「まぁ……支援機だからな……」

ルルーシュ「その上、お前もそこまで有能じゃない」

C.C.「……」

ルルーシュ「そんな奴をトップに育てながら、SRポイントを得るにはそれなりに考えてプレイしないといけない」

ルルーシュ「俺はそういうプレイが好きなんだ」

C.C.「……ふんっ」ベチョ

ルルーシュ「あー!!!俺の!!俺のゲーム機にピザを!!!!なんてことをしてくれたんだぁ!!!」

C.C.「うるさい。消えろ。邪魔だ。失せろ」


202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 01:28:40.54 ID:ZTdOHTjS0

ルルーシュ「おのれ、魔女め……!!!」

C.C.「……失望したよ」

ルルーシュ「愛があるからお前を使ったんだ」

C.C.「……え?」

ルルーシュ「愛がなければ、使おうなんて思わないだろ」

C.C.「……」

ルルーシュ「全く……」

C.C.「ルルーシュ……」ギュッ

ルルーシュ「お、おい……」

C.C.「すまない……新しいゲーム機は買ってやる……それまで、二人で私のゲーム機を共有しよう」

ルルーシュ「まぁ、拭けばなんとかなると思うが」

C.C.「共有だ。共有するぞ。いいな?」ギュゥゥ

ルルーシュ「分かった、わかった」

C.C.「愛か……ふふ……」

ルルーシュ「よし。ここで愛を使ってっと」


213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 01:35:59.92 ID:ZTdOHTjS0

翌日

カレン「ゼロめ……!!ゼロめ……!!」ピコピコ

カレン「あぁ……!!ゼロ……!!くそ……!!ゼロが裏切った!!うらぎったぁ!!」ピコピコ

カレン「ゼロめ!!マップ兵器をつかうな―――あぁ!!イカルガぁ……」ドォォン

カレン「はぁ……」

C.C.「じゃあ、私が十字キーを担当してやる」

ルルーシュ「二人で携帯機を持つってバカか」

C.C.「いいじゃないか。これで二人プレイだ」

ルルーシュ「全く……」

カレン「……」

C.C.「おはよう。カレン。私たちはもう2週目に入ったよ」

カレン「二人で何やってるの……?」

ルルーシュ「部屋からでてやる代わりに、こうやって二人でゲームをしようと言い出してな」

C.C.「こら、ルルーシュ。早く決定ボタンを押せ」

ルルーシュ「はいはい」


226: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/20(金) 01:43:59.73 ID:ZTdOHTjS0

カレン「……」ポトッ

ルルーシュ「カレン、ゲーム機落としたぞ」

カレン「うわぁぁん!!もうクリアできないぃ!!!」ダダダッ!!

C.C.「ふふ……」

ルルーシュ「どれどれ。―――十分にクリアできると思うが」

C.C.「そうなのか?」

ルルーシュ「ああ。ただ、味方が紅蓮しかいない」

C.C.「単騎縛りか。カレンも中々、通じゃないか」

ルルーシュ「そうだな……。おい、右にいけ」

C.C.「わかったよ。ほら、ここでいいか?」

ルルーシュ「ああ」

C.C.「ふふ……ルルーシュ。完全クリアするまで、離さないからな」

ルルーシュ「完全って……何週するつもりだ」

C.C.「知らないのか?―――お前となら何週もできるんだぞ?私はな」ギュッ
                                        

おしまい。



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