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ナナリー「お兄様!時速300キロで走る車椅子です!」ギュルルル!!!!

2018/02/24 22:01 | コードギアス | コメント(0)
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 16:19:16.00 ID:6ohbeCpR0

アッシュフォード学園 中庭

スザク「ナナリー、お待たせ」

ナナリー「スザクさん、私に渡したいものってなんですか?」

スザク「ロイドさん……僕の上司の人に作ってもらったんだ」

ナナリー「え?」

スザク「新しい車椅子」

ナナリー「……あ、本当です。でも、いいのですか?誕生日でもなんでもないですけど」

スザク「ナナリーが快適に過ごせるように色んなギミックを仕込んでみたんだ」

ナナリー「スザクさん……私のために……ありがとうございます」

スザク「いいんだ。さあ、乗ってみてくれないかい?」

ナナリー「はい!では、早速……」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 16:24:23.97 ID:6ohbeCpR0

廊下

シャーリー「でね、それでね」

ルルーシュ「……ん?」

シャーリー「ねえ、聞いてる?」

ルルーシュ「あれは……ナナリーとスザクか」

シャーリー「あ、ホントだ。何してるのかな?」

ルルーシュ「そういえば、スザクのやつナナリーにプレゼントしたいものがあるとか言ってたな」

シャーリー「見た感じだと、新しい車椅子っぽいね」

ルルーシュ「車椅子か……どうして……」

シャーリー「ナナちゃんの車椅子ってかなり高性能だよね?何か不満点でもあったの?」

ルルーシュ「いや。そんなことは聞いたことないが」

シャーリー「ふーん、そうなんだ」

ルルーシュ(一体、どんな車椅子を用意したんだ……?)


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 16:29:42.83 ID:6ohbeCpR0

中庭

ナナリー「機能がいっぱいあって、ちょっと混乱しますね」

スザク「まあ、それは追々慣れていけばいいと思う」

ナナリー「分かりました」

スザク「少し試してみてくれないかな?その車椅子の性能も見てみたいし」

ナナリー「はい。じゃあ……えっと……これから」ポチッ

スザク「……」

ナナリー「……?」

スザク「おかしいな……何も起こらない」

ナナリー「壊れているのでしょうか?」

スザク「ああ、きっとセーフティ装置が働いているんだ。オフにしておくよ」

ナナリー「あるがとうござ―――」ギュルルルルル!!!!!

スザク「?!」

ナナリー「え?これ―――きゃぁぁぁああ!!?!」ウィィィィィン!!!!!

スザク「ナナリー!!そっちは壁だ!!!危ない!!」


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 16:35:00.60 ID:6ohbeCpR0

ナナリー「くっ……!!」グイッ

ナナリー「ふっ!!」ギュルルルル!!!

スザク「おお!!ドリフトで激突を回避した!!」

ナナリー「ブ、ブレーキ……!!」グッ

キキッ!!

スザク「ナナリー!!大丈夫か?!」

ナナリー「は、はい……なんとか……」

スザク「でも、すごいな。まさかこんなところで直角ドリフトを見れるなんて思わなかったよ」

ナナリー「あ、そ、そうですか……」

スザク「気に入ってくれたかい?」

ナナリー「は、はい!!勿論です!!スザクさんからのプレゼントなんて嬉しいです!!」

スザク「よかった」

ナナリー「で、でも……折角スザクさんからのプレゼントですし……大切に乗りますね?」

スザク「いや。毎日でも乗って欲しいぐらいだよ」

ナナリー「ま、毎日ですか……」


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 16:40:28.28 ID:6ohbeCpR0

スザク「もしかして……気に入らなかったのか……?」

ナナリー「と、とんでもありません!!この車椅子、素敵です!!風を切って走るなんてカッコいいですし!」

スザク「そういってもらえると嬉しいよ、ナナリー。ロイドさんもきっと喜ぶと思う」

ナナリー「はぁ」

スザク「じゃあ、これから仕事があるから」

ナナリー「わ、分かりました。がんばってくださいね」

スザク「うん」

ルルーシュ「―――待て、スザク」

スザク「ルルーシュ、どうした?」

ナナリー「お兄様?」

ルルーシュ「今のやり取り、見せてもらった」

スザク「え?そうなのか?実はルルーシュをびっくりさせようと思ってたんだけど」

ルルーシュ「……なら、お前の企みは成功している。俺は相当驚いているからな」

スザク「え?何に?」

ルルーシュ「あの車椅子にだ!!!」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 16:47:32.41 ID:6ohbeCpR0

スザク「そうか。嬉しいよ、ルル―――」

ルルーシュ「ふざけるなぁ!!!きさまぁ!!!!」グイッ

スザク「うっ?!」

ナナリー「お、お兄様!!」

スザク「ど、どうしたんだ……ルルーシュ……苦しい……」

ルルーシュ「危うくナナリーが死ぬところだったんだぞ!!分かっているのか!?」

スザク「ま、待ってくれ……ルルーシュ……車椅子の強度は……ナイトメアの装甲にも使われているやつで……頑丈なんだ」

ルルーシュ「お前!!ナナリーもナイトメアと同種の装甲強度があるとでも思っているのかぁ!!!」

ナナリー「お兄様!!やめてください!!」

スザク「あ、そうか。ごめん。搭乗者は剥きだしだね」

ルルーシュ「スザァァァク!!!!なんてものをナナリーに渡したんだぁ!!!!」

スザク「少しでもナナリーにとって快適な車椅子を提供したかったんだ!!」

ルルーシュ「快適だと?!お前!!快適の意味を辞書で引いて来い!!」

スザク「まってくれ。あの車椅子なら高速道路にだって乗れるんだ。ナナリー一人でも遠くに行けるじゃないか」

ルルーシュ「お前は……バカか?!」


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 16:53:27.12 ID:6ohbeCpR0

ナナリー「お兄様……やめてください」オロオロ

ルルーシュ「ナナリー、いいからその殺人兵器から降りろ」

スザク「殺人兵器って酷いな」

ルルーシュ「他にどんな装置が搭載されているんだ?」

スザク「ナナリーが暴漢に襲われてもいいように、スタンロッドや催涙ガス噴射装置もあるよ」

ルルーシュ「……」

スザク「ちなみに最高速度は300キロで―――」

ルルーシュ「もういい!!ナナリー!!!」

ナナリー「は、はい!」ビクッ

ルルーシュ「降りろ」

ナナリー「でも……これは……スザクさんからの……」

スザク「ルルーシュ。余計な機能は使わなければいいだけじゃないか」

ルルーシュ「そういう問題じゃない!!何かの拍子に装置が起動したらどうするんだ!!」

スザク「そのためのセーフティー装置だよ」

ルルーシュ「じゃあ、初めから特殊装置を付けるなぁ!!!」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 16:58:40.33 ID:6ohbeCpR0

スザク「ルルーシュ、セーフティーさえオンになっていれば、時速は30キロまでしかでないから」

ルルーシュ「十分速いだろうが!!!」

スザク「そうかな?」

ルルーシュ「ナナリー。降りるんだ」

ナナリー「でも……あの……」

ルルーシュ「ナナリー、俺を困らせるな」

ナナリー「……はい」

ルルーシュ「―――スザク」

スザク「なに?」

ルルーシュ「今後、こういうことは無いようにしろ。俺はお前と友達でいたい」

スザク「うん。僕もルルーシュとは親友でいたい」

ルルーシュ「……」

スザク「あ、いけない。そろそろ行かないと。それじゃあ、また明日」

ナナリー「はい。車に気をつけてくださいね」

ルルーシュ「はぁ……」


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 17:05:13.42 ID:6ohbeCpR0

ルルーシュ「ほら、元の車椅子に乗ってくれ」

ナナリー「わかりました……」

ルルーシュ(それにしても、大きさはナナリーの車椅子と変わらないのに……どうしてそんなに様々な機能が……)

ナナリー「……」

シャーリー「ルルー!!ナナちゃーん!!」

ナナリー「シャーリーさん」

シャーリー「す、すごかったね!!さっきの!!」

ナナリー「え?」

シャーリー「なんか砂埃が上がって、ギュルルルーって音がして、ナナちゃんが急に視界から消えちゃうんだもん」

ナナリー「ごめんなさい。驚かせてしまったみたいで」

シャーリー「ううん!!いいの!いいの!むしろ、今のもう一回見たいなぁーって……思ってるぐらいだし」

ナナリー「そうなのですか?」

シャーリー「だって!!なんかすっごい速かったもん!!」

ナナリー「わ、私は……少し怖かったのですけど……」

ルルーシュ(すごいな……この車椅子を作った奴は天才か……あるいは究極の馬鹿か……)


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 17:10:06.13 ID:6ohbeCpR0

ナナリー「お兄様?」

ルルーシュ「なんだ?」

ナナリー「その……車椅子はどうされるのですか?」

ルルーシュ「処分したいところだが、どう処分していいかも分からないな」

シャーリー「どうして?」

ルルーシュ「下手に捨てて、大爆発したらどうする?」

シャーリー「そんなこと……」

ルルーシュ「これだけの多機能車椅子だ。自爆装置があっても不思議じゃない」

ナナリー「そのように危険なモノをスザクさんが私にプレゼントするわけないじゃないですか」

シャーリー「だよねー」

ルルーシュ「加速1秒で推定70キロも出る車椅子が危険じゃないだと?!本気か?!」

ナナリー「ご、ごめんなさい」

シャーリー「あー……うん。それは危ないと思う」

ルルーシュ「暫くは保管だな」

ナナリー「残念です……」


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 17:15:15.00 ID:6ohbeCpR0

ルルーシュの部屋

ルルーシュ「ここに置いておくか……」

C.C.「なんだ、それは?」

ルルーシュ「殺人車椅子だ」

C.C.「ほう。生きるための補助道具なのにか。面白いな」

ルルーシュ「スザクがナナリーに送ったプレゼントだ」

C.C.「ふーん……ほー……これは……すごいな。色々手が込んでいるじゃないか」

ルルーシュ「手が込み過ぎて、危険な乗り物になっている」

C.C.「……よっと」ギシッ

ルルーシュ「おい、勝手なことをするな」

C.C.「乗り心地も悪くない。いいじゃないか」

ルルーシュ「良くないんだよ」

C.C.「ここが起動ボタンかな?」ポチッ

C.C.「おぉ……動くぞ、ルルーシュ」ウィィィン

ルルーシュ「こら!!やめろ!!乗るなら屋外で乗れ!!」


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 17:21:25.17 ID:6ohbeCpR0

C.C.「はいはい。うるさい奴だ」ウィィィン

ルルーシュ「いいか。右下にあるレバーだけは動かすな。それはセーフティー装置だ」

C.C.「分かってるよ。―――ほぉ、結構速いな」ウィィィン

ルルーシュ「子供か……貴様は……」

C.C.「ナナリー」ウィィィン

ナナリー「C.C.さん?」

C.C.「この車椅子、中々いいな。私は気に入った」

ナナリー「スザクさんの車椅子ですか?」

C.C.「ああ」

ナナリー「あの……」

C.C.「ちょっとこれで散歩に行って来る」ウィィィン

ナナリー「C.C.さん!!待ってください!!」ウィィィン

C.C.「なんだ、一緒に来るのか?」

ナナリー「は、はい。そ、それはスザクさんからの贈り物なので……大切に乗ってください……」

C.C.「心配するな。私を誰だと思っている?C.C.だぞ?壊したりはしない」


46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 17:25:58.74 ID:6ohbeCpR0

庭園

C.C.「ふふ……乗れば乗るほど、好きになるよ」ウィィィン

ナナリー「そ、そうですか……」

C.C.「そういえば、ルルーシュのやつ……このレバーだけは動かすなとか言っていたな……」

ナナリー「……」

C.C.「よっと」ガチャ

C.C.「これでいいかな?―――次はここを……」ポチッ

ナナリー「そ、そこは!!」

C.C.「おぉぉ!?」ギュルルルルルル!!!!!

ナナリー「C.C.さん!!」

C.C.「くっ―――」ウィィィィン!!!!!

C.C.(な……息ができない……ほど……はや―――)

ドォォォォン!!!!

ナナリー「え!?C.C.さん?!どうしたんですか!?C.C.さん!!?返事をしてください!!」


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 17:30:56.09 ID:6ohbeCpR0

ルルーシュ「どうしたぁ!?」

ナナリー「お兄様!!C.C.さんが加速装置のスイッチに触れたみたいで」

ルルーシュ「なんだとぉ?!」

咲世子「これはいけません。騒ぎになってしまいます」

ルルーシュ「ナナリーは部屋に戻っていろ!!」

ナナリー「あ!お兄様!!」

咲世子「さ、こちらへ」

ナナリー「あぁ……」

ルルーシュ「返事をしろ!!C.C.!!」

C.C.「……」

ルルーシュ「おい!!大丈夫か?!」

C.C.「……ルル……シュか……?」

ルルーシュ「お前!安全装置を外したな?!」

C.C.「ふふ……これ……すごいな……見ろ……壁に激突したのに……車椅子は無傷だ……」

ルルーシュ「……なんてものを作ったんだ……スザク……!!」


55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 17:35:39.91 ID:6ohbeCpR0

ルルーシュの部屋

ナナリー「C.C.さんは大丈夫だったのですか?」

C.C.「何とも無い。ピンピンしてる」

ナナリー「よかったぁ」

ルルーシュ「お前だから無事で済んだことを忘れるな」

C.C.「うるさい奴だ」

ナナリー「あの……車椅子のほうは……」

C.C.「相当頑丈だな、あれは。ダイナマイトを括りつけても破壊できないんじゃないか?」

ナナリー「そ、そんなにすごいのですか?!」

C.C.「ああ、車椅子の形をしたナイトメアと言ってもいいだろうな」

ナナリー「それほどなのですか」

ルルーシュ「……」

C.C.「どうした?」

ルルーシュ「なんとかして破壊しないと……あの車椅子は危険すぎる」

ナナリー「そ、そんな」


62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 17:42:27.37 ID:6ohbeCpR0

ナナリー「はぁ……」

咲世子「ナナリー様?どうかされましたか?」

ナナリー「咲世子さん……こんなこと……言ったら、お兄様に怒られてしまうのですが……」

咲世子「はい?」

ナナリー「わ、私はスザクさんの車椅子に乗りたいんです」

咲世子「ナナリー様……」

ナナリー「折角、私のためを思って作ってくれたのに……それを壊すなんて……」

咲世子「……分かりました」

ナナリー「え?」

咲世子「私がなんとか致しましょう」

ナナリー「できるんですか!?」

咲世子「はい。要は車椅子を変装させ、入れ替えてしまえばいいだけの話ですから」

ナナリー「変装?」

咲世子「そうです。件の車椅子をナナリー様の車椅子に変装させる……この場合は偽装させると言ったほうがいいですか」

ナナリー「スザクさんの車椅子が壊されないのであれば、なんでも構いません。お願いします」


64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 17:49:55.16 ID:6ohbeCpR0

ルルーシュ「しかし……解体するのも一苦労だな」

C.C.「どうやらブラックボックスも多いみたいだ。下手に弄れば、爆発するかもな」

ルルーシュ「そうだ。ラクシャータに見せてみるか」

C.C.「ああ、それはいい考えかもな」

ルルーシュ「この車椅子に使われている技術も何かに流用できる可能性もあるしな」

C.C.「新型ナイトメアにか?あははは」

ルルーシュ「冗談で言ってはいないぞ」

C.C.「ほぅ?」

ルルーシュ「ナイトメアを小型化させることもできるかもしれない」

C.C.「小型化?」

ルルーシュ「そうだ。歩兵に使わせれば、戦略の幅も広がるだろう?」

C.C.「……」

C.C.(つまり、黒の騎士団の歩兵部隊は全員車椅子か……しかも、高速で動く……)

C.C.「おいおい。私を笑い死にさせる気か?」

ルルーシュ「どんな想像をした?というか、お前は死なないだろうが」


65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 17:54:32.12 ID:6ohbeCpR0

深夜

咲世子「……」コソコソ

ルルーシュ「すぅ……すぅ……」

咲世子(申し訳ありません、ルルーシュ様……)

咲世子(さてと……これが件の車椅子ですね……)

咲世子(では……早速……)

咲世子「……」ゴソゴソ

C.C.「……ん?」

咲世子「……できた」

咲世子(どこからどう見ても、ナナリー様の車椅子です)

咲世子(あとはこれを入れ替えて……っと)

咲世子「これでよし」

C.C.「……」

咲世子(ルルーシュ様……本当に申し訳ありません!!)ササッ

ルルーシュ「すぅ……ナ……ナナリー……それ……はきけ、ん……だ……すぅ……すぅ……」


69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 18:00:22.12 ID:6ohbeCpR0

翌日

ルルーシュ「ナナリー、少し出かけてくる。帰りはまた遅くなると思うが……なるべく早く帰ってくるよ」

ナナリー「はい。わかりました。いってらっしゃい、お兄様……」

咲世子「行ってらっしゃいませ」

ルルーシュ「ああ」

ナナリー「……バレていませんか?」

咲世子「無論です」

ナナリー「はぁ……なんだか、罪悪感が……」

咲世子「こればかりは致し方ありません」

ナナリー「そ、そうですね……私はスザクさんのプレゼントを壊したくなんてありませんから……」

咲世子「ナナリー様、それでこれから何をされますか?」

ナナリー「まだまだ知らない機能がたくさんあるので、ちょっと庭のほうで試そうかなって……」

咲世子「承知いたしました。ですが、お一人では危険ですので、同伴させていただきます」

ナナリー「は、はい。お願いします」

咲世子「行きましょう」


72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 18:08:34.87 ID:6ohbeCpR0

庭園

ナナリー「ええっと……これを……」ガチャ

ナナリー「それから……ここを……」ポチッ

ナナリー「きゃっ?!」ギュルルルルルル!!!!!

咲世子「ナナリー様!!」

ナナリー「うっ―――」ウィィィィィン!!!!

咲世子「壁にぶつかります!!」

ナナリー「ふっ!!!」グイッ

ナナリー「んっ!」ギュィィィィィン!!!!

咲世子「ちょ、直角ドリフト……!?」

ナナリー「……っ」キキッ!!!

咲世子「ナナリー様!!お怪我は!?」

ナナリー「はい。大丈夫です」

咲世子「それにしてもナナリー様、どうしてあんなにも華麗に障害物を回避することができるのですか?」

ナナリー「不思議なんですけど……この車椅子に乗ると、神経が研ぎ澄まされるというか……とにかく周囲の障害物が手にとるように分かるんです」


76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 18:15:16.78 ID:6ohbeCpR0

咲世子「いえ……どうして……ドリフトが……できるのかを……」

ナナリー「そういえば、超音波を発して障害物を探知する動物とか居ますよね。そういう技術がこの車椅子にはあるのかもしれません」

咲世子「はぁ……」

ナナリー「もう少し練習してみますね」

咲世子「あの無茶だけはしないでくだ―――」

ナナリー「はっ!」ギュルルルルル!!!!!

咲世子「……」

ナナリー「んっ!!」ギュィィィィィン!!!!

咲世子「ナナリー様……ご立派になれましたね……」グスッ

C.C.「すごいな」

咲世子「C.C.様」

C.C.「まるで閃光のマリアンヌ……血筋かな……」

ナナリー「くっ!」ヴィィィィィン!!!!

C.C.「……すごいな」

ナナリー「段々、楽しくなってきました!!」ヴィィィィィン!!!!


79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 18:20:34.77 ID:6ohbeCpR0

C.C.「ナナリー!!あまり危ないことはするな!!」

ナナリー「はいっ」ヴィィィィン!!!!

咲世子「ナナリー様?!どこに行かれるのですか?!」

C.C.「そっちは学園のほうだ!!」

ナナリー「シフトチェンジ」ガチャン

C.C.「?!」

ナナリー「……っ」ブゥゥゥゥゥン!!!!

咲世子「まずい!!駆動音が変わってしまいました!!」

C.C.「ナナリー!!どこに行く気だ!!やめろ!!」

ナナリー「ちょっとだけ散歩してきます!!」ブゥゥゥゥン!!!

C.C.「お前の身に何かあったら私がルルーシュに怒られる!!」

咲世子「わ、私もです!!ナナリー様!!戻ってきてください!!」

ナナリー「大丈夫です!!敷地内だけですから!!」ブゥゥゥゥゥン!!!!

C.C.「追うぞ」

咲世子「は、はい!!」


83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 18:25:54.07 ID:6ohbeCpR0

リヴァル「ふんふーん」ゴシゴシ

リヴァル「よしよし」

カレン「何してるの?」

シャーリー「バイク磨き?」

リヴァル「大事な愛車だからな」

カレン「ふーん」

カレン(あたしも紅蓮を磨いてあげようかな)

リヴァル「でも、最近ルルーシュのやつを乗せてないからなぁ、サイドカーが泣いてる」

シャーリー「そういえば、最近のルルはよくいなくなるよね」

リヴァル「エスケープ自体は珍しくないけどな」

シャーリー「それもそっか」

ブゥゥゥゥゥゥゥン!!!!!

リヴァル「なんだ?」

カレン「うるさ……何、この音。どこの車?」

シャーリー「ち、違う!!あれ見て!!ナナちゃんだよ!!!」


87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 18:30:53.59 ID:6ohbeCpR0

ナナリー「……」ブゥゥゥゥゥン!!!!

リヴァル「な、んだ……今……の……?」

カレン「時速100キロは出てたんじゃ……?」

シャーリー「す、すごい……」

カレン「ねえ、ちょっと。あのままじゃ、学園の外に出て行っちゃうんじゃない?」

シャーリー「わぁぁぁ!!ナナちゃーん!!!あぶないよー!!!帰ってきてー!!!」

リヴァル「ダメだ……聞こえてないぞ……あれ」

カレン「これ、借りていい?」

リヴァル「え?」

カレン「ちゃんと返すから」

リヴァル「ま、まてよ!!カレン!!お前、運転なんてでき―――」

カレン「結構……こういうの好きなの」

シャーリー「え……意外……」

カレン「ナナリーを追跡する。みんなはええと……火消しに回って」

シャーリー「う、うん……やってみる」


91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 18:36:18.84 ID:6ohbeCpR0

カレン「よっと」ブルルルン

リヴァル「おい!!ちゃんと無傷で返してくれよ……」

カレン「うん」

リヴァル「なんか……不安なんだけど……つか、本当に……」

カレン「ふっ!!」ブゥゥゥゥン!!!!!

リヴァル「……」

シャーリー「すご……カレンの意外な一面見ちゃったかも……」

リヴァル「と、とにかく俺たちは今の光景をなかったことにしよう!!」

シャーリー「どうする?どうしたらいいかな?!」

リヴァル「ええっと……そうだな……ニーナが作った等身大ナナリー型のラジコンってことにしよう」

シャーリー「ナイスアイディア!!」

リヴァル「だろ?」

ニーナ「―――そんなの作れないよ……」

リヴァル「げっ?!」

ミレイ「それ本気で言ってないわよね?」


95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 18:42:04.25 ID:6ohbeCpR0

C.C.「まずいな……案の定、公道に出てしまった」

咲世子「どうされますか?」

C.C.「んー……」

カレン「どいて!!」ブゥゥゥゥゥン!!!!

C.C.「カレン……!」

咲世子「すいません」サッ

C.C.「まて!!」バッ

咲世子「C.C.様?!」

カレン「え?!ちょっと!!飛び乗ってくるとか正気?!―――って、C.C.?!なんでここにいるの?!」

C.C.「お前もあの車椅子の少女を追っているのだろう?」

カレン「え?ああ、そうだけど」

C.C.「私も理由があって、あの車椅子を追跡したい。利害は一致した。いくぞ」

カレン「なんか釈然としないけど……。ちゃんとサイドカーのとこに座っててよ」

C.C.「わかっているさ。私はC.C.なのだからな」

カレン「意味わかんないけど」


99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 18:47:53.64 ID:6ohbeCpR0

道路

ナナリー「……」ブゥゥゥゥン!!!!

カレン「はやっ……!!全然、追いつけないじゃない……!!」ブゥゥゥゥン!!!

C.C.「あの車椅子のスペックはナイトメアと同等だ。気を抜くなよ」

カレン「抜きどころがないと思うけど」

C.C.「見失うな。厄介なことになるぞ」

カレン「いや……もうなってるかも……後ろ、見て」

C.C.「ん……あれは……」

カレン「警察だ。まあ、完全にスピード超過だしね……あたしも、ナナリーも」

警察『そこの単車止まりなさい!!』

C.C.「と、言っているが?」

カレン「バカ。止まれるわけないでしょ。あたし、無免許なんだから」

C.C.「お前、結構不良だな」

カレン「というわけで……全力で逃げる!!」ブゥゥゥゥン!!!!

C.C.「ついでにナナリーも追えて一石二鳥だな」


103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 18:58:08.48 ID:6ohbeCpR0

警察『とまれー!!』

カレン「しつこい……なぁ!!」ギュィィィン!!!!

C.C.「おい、ナナリーはこの道路を真っ直ぐいったのだぞ?ここで道を外れてどうする?」

カレン「大丈夫。下から行って、先回りするだけだから」

C.C.「ほう……詳しいな」

カレン「ゼロが来るまではジリ貧の戦いしかできなかったから、こういう逃走経路は自然と頭に入ってくるの」

C.C.「そうか。でもな、道路交通法は守ったほうがいいぞ?」

カレン「そんなこと言ってる場合じゃないって。ナナリーがどうしてああなったかは知らないけど……」

C.C.「なんだ?」

カレン「あの子はルルーシュにとって大事な妹みたいだから、助けないと」

C.C.「ふふ……そのルルーシュのこと……気になっているのかな?」

カレン「そ、そういうのじゃない!!勘違いしないで!!」

C.C.「どうでもいいさ。早くしないと、ナナリーが警察に捕まってしまう」

カレン「それだけは避けないと!!」ブゥゥゥゥン!!!!


108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 19:04:47.96 ID:6ohbeCpR0

黒の騎士団 アジト

ゼロ「どうだ、ラクシャータ?」

ラクシャータ「これが言ってた、多機能車椅子かい?」

ゼロ「ああ」

ラクシャータ「まあ、確かに多機能ではあるけど……もっと改造の余地があるよ」

ゼロ「なに?!本当か?!」

ラクシャータ「ちょっとスーパーな車椅子にしてきてあげるよ」

ゼロ「既にスーパーだと思うが……ラクシャータほどの科学者の目からみれば、まだまだだったというわけか……」

玉城「うっひょー!!なんだこれ?!すっげー!!」

扇「確かに……映画の宣伝じゃないよな?」

ゼロ「どうした?」

玉城「ゼロ!!今、ニュースですごい映像が映ってるぜ!!」

ゼロ「ふっ……何を大げさなことを」

扇「高速道路を時速200キロ以上で走る車椅子らしい。警察では手に負えないと、軍に出動要請を出したらしいぞ」

ゼロ「車椅子……だと……?」


115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 19:11:40.63 ID:6ohbeCpR0

ブリタニア軍基地

ロイド「スザクくぅ~ん!!おめでとぉ~!!仕事だよぉ!!」

スザク「え?まさか、ゼロが?!」

セシル「いいえ。この映像を見てくれる?ニュースの速報なんだけど」

スザク「なんですか?」

モニター『見てください!!あれです!!あれが、高速車椅子です!!時速はおよそ200キロはでているのではないでしょうか!!!』

スザク「ナナリー?!」

モニター『ああ!!大変危険な速度です!!』

ロイド「スザクくん……これってやっぱり……僕がつくったやつだよね?」

スザク「はい……間違いなく」

ロイド「あぁ!!まずいよぉ!!僕が作ったことがバレたら……!!」

セシル「だから、趣味に走るのはやめましょうっていったんです!!」

ロイド「セシルくんだって、嬉しそうにエンジンを弄ってたじゃないの!!」

セシル「だって……まだまだ速度が出せそうだったので……」

スザク「と、とにかくランスロットで出撃します!!」


120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 19:19:40.84 ID:6ohbeCpR0

高速道路

ナナリー「……」ブゥゥゥゥゥゥン!!!!!

C.C.「―――来たぞ。ちょうど後方からだ」

カレン「読み通り!!」ブルルルン

C.C.「さあ、ここからが本番だな。無免許ライダーと暴走車椅子とのチェイス」

カレン「きっと、ナナリーは何かに操られると思う」

C.C.「え?」

カレン「あたしの知っているナナリーはあんなことしないからっ!!」

C.C.「そ、そうか」

カレン「紅月カレン―――出撃!!!」ブゥゥゥゥゥン!!!!!

ナナリー「……?」ブゥゥゥゥン!!!

カレン「ナナリー!!!目を覚まし―――」

ナナリー「……」ゴォォォォ!!!!

カレン「は、はやい!?!マシンスペックが全然違うじゃない!?」

C.C.「当然だ。言っただろう?相手はナイトメアだとな」


123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 19:23:42.99 ID:6ohbeCpR0

カレン「じゃあ、ナイトメアじゃないとダメってこと?」

C.C.「追いつこうと思ったらな」

カレン「なら!!」ブゥゥゥゥン!!!!

C.C.「おやおや。ご自慢の紅蓮を取りにいくのかな?」

カレン「だって、それしかないんでしょ?!」

C.C.「張り合うのならな」

カレン「ナナリー……!!」

C.C.「今はお前が頼もしく見えるな」

カレン「ありがと!!」

ピーピー

カレン「―――はい。紅月カレンです」

ゼロ『カレン。今、どこにいる?』

カレン「えっと……高速道路のところですけど」

ゼロ『やはりか。―――貴様!!!何をやってる!!!テレビ中継されているぞ!!!』

カレン「え?あー……ヘリから……」


128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 19:28:53.83 ID:6ohbeCpR0

ゼロ『あまり目立つことはするな!!!―――だが、今は好都合だ』

カレン「え?どうしてですか?」

ゼロ『紅蓮をそちらに持っていく。現在位置で待機していろ!!』

カレン「ゼロ?どういうことです?」

ゼロ『お前が追っていた車椅子は、様々な技術が詰め込まれている。ナイトメア技術発展のためにどうしてもアレを回収したい』

カレン「C.C.が追っていたのはそういうことですか。わかりました」

ゼロ『C.C.?隣にいるのはC.C.か?』

カレン「はい」

ゼロ『かわれ』

カレン「はい」

C.C.「誰だ?」

カレン「ゼロ。かわってて」

C.C.「嫌だ。怒られる」

カレン「あの……怒られるから嫌だって言ってます」

ゼロ『わかった。あとで覚えていろと伝えてくれ』


131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 19:35:42.61 ID:6ohbeCpR0

ナナリー「……」ゴォォォォォ!!!!!

スザク『―――見つけた!!!』ギュィィィィン!!!!

ナナリー「……!!」

スザク『こちら、ランスロット。これから対象車両の拿捕を開始します』

ロイド『スザクくん!!絶対に他の人に奪われないようにしてね!!』

セシル『なんなら、ヴァリスで粉々に―――』

スザク『それだけはできません!!民間人……それも僕にとって大切な人が乗っているんです!!』

ロイド『飽く迄も……制止させるわけだね』

スザク『はい』

セシル『がんばって……あの車椅子、趣味に走りすぎて、弱点らしいものはないから……アームで捕らえるしかないわ』

スザク『わかりました』

ナナリー「……」ゴォォォォ!!!!

スザク『ナナリー!!!僕だ!!枢木スザクだ!!止まってくれ!!!ナナリー!!!』ウィィィィン!!!!

ナナリー「……」ゴォォォォ!!!!

スザク『とまるんだ!!!ナナリー!!―――仕方ない、威嚇でヴァリスを』ジャキン


140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 19:41:48.59 ID:6ohbeCpR0

ナナリー「……」ゴォォォォ!!!!

スザク『ナナリー……ごめんっ!!』バシュン!!

ナナリー「……?」ゴォォォ!!!

スザク『しまった……!!照準が狂った……?!これでは命中してしまう?!』

ナナリー「……っ」ゴォォォォ!!!

スザク『避けるんだ!!!』

ナナリー「……!!」ギュィィィィン!!!!

ドォォォォン!!!!!

スザク『す、すごい……紙一重で回避した……』

ナナリー「……」ヴィィィィン!!!!

スザク『ナナリー……君は一体……』

ナナリー「……」ゴォォォ!!!

スザク『ナナリー!!今の威嚇だ!!次は当てる!!だから、止まってくれ!!』

ナナリー「……」ゴォォォォ!!!!

スザク『ナナリー!!僕の声が聞こえないのか?!』ウィィィン!!!!


148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 19:47:24.36 ID:6ohbeCpR0

ナナリー「……」ゴォォォ!!!!

スザク『ナナリー!!!いい加減にするんだ!!!』ジャキン

スザク『……』ピピピピ

スザク『ナナリー!!!目を覚ますんだぁ!!!』バシュン!!!

カレン『目を覚ますのはお前のほうだぁぁぁぁ!!!!!』ガギィィン!!!

スザク『な……!?』

カレン『民間人もろとも壊そうとするなんて、サイテーだね』

スザク『だが!!』

カレン『アンタはそこにいて。あの車椅子はあたしが止めるから』

スザク『無茶だ!!その機体では威嚇射撃ができない!!』

カレン『紅蓮でもやりようなある!!!』

ナナリー「……」ゴォォォォ!!!!

カレン『輻射波動で道路を粉砕すればぁ!!!!』

スザク『やめろ!!!そんなことしたら死んでしまう!!!』

カレン『道が歪めば速度は出せない!!それがわからないの?!』


153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 19:52:20.10 ID:6ohbeCpR0

スザク『ここは僕に任せてくれ』ジャキン

カレン『それで撃つ気なんでしょ?!危なっかしいよ!!』

スザク『大丈夫……いける!!』ウィィィィン!!!!

カレン『やめろぉ!!!!』ガキィィン!!!

スザク『うわぁ!?何をす―――』

カレン『くらえ……輻射波動だぁぁ!!!!』コォォォ

スザク『やめろ!!』ガキィィン

カレン『つっ……!?』

スザク『今は君と争っている場合じゃない!!』

カレン『それはあたしの台詞だぁぁぁ!!!!』

スザク『くそ……結局こうなるのか!!!』

カレン『弾けろぉぉ!!!』

スザク『ヴァリスを使う!!!』

ナナリー「……」ゴォォォォォ!!!!!


177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 20:14:29.36 ID:6ohbeCpR0

ジェレミア「この私が……こんな場所で交通規制の任務とは……」

ヴィレッタ「少しずつ見返していけばいいではないですか。オレンジ事け―――」

ジェレミア「……」ウルウル

ヴィレッタ「あ……すいません」

ジェレミア「はぁ……こんなことでは名誉を挽回することなど不可能ではないかぁぁ!!!」

ヴィレッタ「ジェレミア卿、落ち着いてください」

無線『―――各員告ぐ!!』

ジェレミア「なんだ?」

ヴィレッタ「緊急無線です」

無線『現在、ルート115にて暴走車両あり。手が空いている者は暴走車両の拿捕に当たれ!!繰り返す―――』

ジェレミア「まさに好機……!!」

ヴィレッタ「え?」

ジェレミア「ここで功績を挙げてみせる!!」ダダッ

ヴィレッタ「待ってください!!」

ジェレミア『―――必ず、私は返り咲いてみせる!!!』ギュルルル!!


181: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 20:20:42.12 ID:6ohbeCpR0

高速道路

ジェレミア『さぁ!!どこからでもくるがいい!!!』

ヴィレッタ『しかし、暴走車両とは……一体……ジャックされたバスとかなのでしょうか?』

ジェレミア『そんなことはどうでもいい。我々の任務は暴走車両を捕まえることだけだ』

ヴィレッタ『はい』

ジェレミア『ふふふ……この私が……捕まえて……!!』

―――ギュルルルルル!!!!!!

ヴィレッタ『甲高い嘶きのような音が』

ジェレミア『来る!!』

ナナリー「……」ギュルルルル!!!!!!

ヴィレッタ『は……?!』

ジェレミア『な、なんだ……あのコーナリングは……美しすぎる……』

ヴィレッタ『ジェレミア卿!!呆けている場合ではありません!!尋常じゃない速度で接近してきます!!』

ジェレミア『分かっている!!!―――くらえ!!スラッシュハーケン!!!』バシュッ

ナナリー「……」ギュィィィィン!!!!!


187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 20:26:42.72 ID:6ohbeCpR0

ヴィレッタ『なんて動きだ?!あんな機体でジグザグに動けるわけ……!!』

ジェレミア『外れた……!?』

ヴィレッタ『ここは私が!!』バシュッ

ナナリー「……」キキィィ!!!!

ヴィレッタ『なに?!』

ナナリー「……」ギュルルル!!!!!

ジェレミア『瞬間的にスピードをゼロに、緩急をつけたのか……?!』

ヴィレッタ『あのパイロット、よく前方に投げ出されなかったですね……』

ジェレミア『確かに……どんな奴が操縦を―――』

ヴィレッタ『少女のようですね』

ジェレミア『あ……あの姿は……ま、まさか……!!!』

ヴィレッタ『ジェレミア卿?』

ジェレミア『いや……しかし……!!』

ヴィレッタ『ジェレミア卿!!しっかりしてください!!逃げられてしまいます!!』

ナナリー「……」ゴォォォォ!!!!!


190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 20:32:56.12 ID:6ohbeCpR0

ジェレミア『ああ……だが、あのテクニック……マリアンヌ様の血を分かつ者なら……』

ヴィレッタ『ジェレミア卿!!』

ジェレミア『追跡する!!ただし絶対にあの操縦者には傷をつけるな!!!そっと優しく包み込むように捕まえるのだ!!』

ヴィレッタ『む、難しいです、ジェレミア卿……』

ジェレミア『やるしかない!!いや、やってくれ!!!』

ヴィレッタ『わ、わかりました……』

ジェレミア(間違いない……あれはナナリー様だ……!!)

ナナリー「……」ギュォォォォォ!!!!!!

ジェレミア(大きく……なられたのですね……)

ヴィレッタ『止まれ!!』ウィィィィン!!!!

ジェレミア(私も色々と話したいことがある……ナナリーさ―――)

ドォォォォン!!!!!

ヴィレッタ『ジェレミア卿?!―――誰だ?!誰がジェレミア卿の後ろを撃った?!』

ランスロット「……」オロオロ

ヴィレッタ『おま……?!枢木スザクか?!』


196: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 20:37:53.54 ID:6ohbeCpR0

カレン『どきなよぉぉ!!!ブリタニアァァァ!!!!』ギュィィィン!!!

ヴィレッタ『お前はイレヴンの!!』

カレン『イレヴンじゃない!!日本人だ!!!』ウィィィン!!!!

ヴィレッタ『まて!!』

スザク『……』ウィィィン

ヴィレッタ『まて』ガシッ

スザク『も、申し訳ありません!!流れ弾が当たってしまったようで!!』

ヴィレッタ『言い訳になるとでも思っているのか?』

スザク『言い訳はしません!!!ですが、あの車椅子の回避力がこちらの予想を遥かに上回っていたのです!!!』

ヴィレッタ『ジェレミア卿に謝罪しろ!!』

スザク『申し訳ありません!!!!』

ヴィレッタ『……』

スザク『失礼します!!!』ギュルルル!!!

ヴィレッタ『ジェレミア卿?生きていますか?』

ジェレミア『……なんとか……』


200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 20:44:17.35 ID:6ohbeCpR0

ナナリー「……」ゴォォォォ!!!!

カレン『ダメ……距離が縮まらない……!!なんでぇ?!』ウィィィン!!!

スザク『そうだ。いいことを思いついた』

カレン『なに?』

スザク『ランスロットで紅蓮を車椅子の前方に行くように投げる。挟み撃ちの形にするんだ』

カレン『それ……うまくいくの?』

スザク『きっと』

カレン『じゃあ……お願い』

スザク『しっかり手を握っているんだ』

カレン『うん』ガシャン

スザク『行くぞ……!!』グルングルン

カレン『え……ちょっと……まって……!!!』

スザク『遠心力を利用すれば大丈夫だ。ランスロットのパワーでも十分に遠くに飛ばせる』

カレン『これダメ!!!酔う!!!』

スザク『―――うおぉぉぉ!!!いけー!!!』ブゥン!!!


204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 20:50:43.37 ID:6ohbeCpR0

ナナリー「……!!」ゴォォォ

紅蓮「……」ズゥゥゥン!!!!

ナナリー「……」キキィ!!

スザク『よし!!狙い通り、ナナリーの動きが止まった!!』

紅蓮「……」

ナナリー「……?」

スザク『今のうちだ!!車椅子を捕まえてくれ!!』

紅蓮「……」

スザク『どうしたんだ?』

ナナリー「……」ウィィィン

スザク『ナナリー!!』ウィィィン

紅蓮「……」

スザク『どうした……?』

カレン『―――うぉろろろっ』

スザク『僕はナナリーのあとを追う!!』ウィィィン!!!


209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 20:57:11.62 ID:6ohbeCpR0

ナナリー「……」ゴォォォ!!!!

スザク『ナナリー!!どうしてこんな危険なことをするんだ!?』

ナナリー「……!!」キキィ!!

スザク『ナナリー?』

無頼「……」

スザク『あの機体は……』

ゼロ『枢木スザクだな』

スザク『ゼロ!!』

ゼロ『私も事情があって、この車椅子を捕まえたい。だが、紅蓮でも手に負えないのでは無頼では厳しいだろう』

スザク『……協力……してくれるのか』

ゼロ『違うな。間違っているぞ。お前が私に協力するのだ』

スザク『どちらでもいい。この際、ナナリーを無傷で保護できれば……それで!!』

ゼロ『分かった。―――では、こい!!』ギュルルル!!!!

スザク『ああ!!』ギュルルルル!!!!

ナナリー「……っ」ギュルルルル!!!!


213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 21:04:50.66 ID:6ohbeCpR0

スザク『どうしたらいい?』

ゼロ『このまま並走すればいい』

スザク『それだけか?』

ゼロ『この先に橋がある。そこまで車椅子が方向を変えないように走るんだ』

スザク『了解だ』ウィィィン!!

ナナリー「……」ギュルルル!!!

ゼロ『どこに行こうというのかな』ギュルルル!!!

ナナリー「……っ」ヴィィィィン!!

スザク『速度で敵わなくても、進路妨害ぐらいなら!!』ギュルルル!!!

ナナリー「……!!」ブゥゥゥン!!!

ゼロ『そうだ!!!!君は直線に走る以外の選択はできない!!ふははははは!!!!!』

スザク『妙な動きをすればヴァリスで……』ジャキン

ゼロ『それをしてみろ。コックピットにバズーカ砲を弾が無くなるまで撃ち続けるからな』ジャキン

スザク『……すまない』

ゼロ『分かればいい』


221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 21:17:16.44 ID:6ohbeCpR0

スザク『あの橋か?』

ゼロ『よし!!―――お前は全速力で橋の中央まで行け!!』

スザク『任せてくれ!!!』ギュルルルル!!!!

ナナリー「……」ゴォォォォ!!!!

ゼロ『前提条件は全てクリア。―――扇!!やれ!!橋を上げろ!!』

扇『了解』

ウィーン……

スザク『橋梁が上がって行く……』

ゼロ『やることはわかっているな?』

スザク『なんとなく』

ナナリー「……!!」ゴォォォォォ!!!!!

スザク『うおぉぉぉぉ!!!!!』ギュルルルル!!!!

ゼロ(ナナリー……その速度があれば、きっと橋が少し上がったところで飛び越えることは難しくないだろう)

ゼロ(だが……飛んだときが最後だ……)

ゼロ『―――準備はいいな?カレン?』


226: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 21:23:54.99 ID:6ohbeCpR0

スザク『僕のやることは……ナナリーを追いかけ、あの上がっていく橋に向かせること……!!』

ナナリー「……」ギュォォォォォ!!!!!!

スザク『ナナリィィィィ!!!』ギュルルル!!!!

ナナリー「……っ」ブォォン!!!

ゼロ『―――今だ』

カレン『つかまえたぁ!!!』ガシッ!!

ナナリー「……!??!?!」

スザク『紅蓮の右腕?!―――そういえば、あの右腕……クランク伸縮で間合いの調整ができるんだったな』

ゼロ『よくやった、カレン!!』

カレン『やりましたー』

ナナリー「……!!」ジタバタ

スザク『さあ、ナナリーは解放してもらおうか』ジャキン

カレン『なんだって?』

ゼロ『構わん。その少女は放してやれ』

カレン『わ、わかりました』


232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 21:29:12.59 ID:6ohbeCpR0

ゼロ『作戦終了を確認。帰還する』

カレン『はい』

スザク『ゼロ』

ゼロ『……』

スザク『ありがとう』

ゼロ『ふん……』ウィィィン

カレン『あーもう最悪……コックピットが……酷いことに……』ウィィン

ナナリー「……」

スザク「ナナリー!!」

ナナリー「スザクさん……」

スザク「どうしてこんな危険なことをしたんだ?!」

ナナリー「あの……」

スザク「心配したんだよ……本当に……」

ナナリー「ごめんなさい……速度を上げれば上げるほど……気分が良くなってしまって……」

スザク「ナナリー……」


240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 21:40:19.99 ID:6ohbeCpR0

ナナリー「自分の手足のように自在に動いて、何故か障害物にも敏感になっていたので……」

スザク「それはロイドさんが開発した機能だね。車椅子自体が周辺情報を超音波と電磁波によって収集し、その情報を電気信号で脳に直接送るものだ」

ナナリー「……」

スザク「でも、あのスピードで巧みに操縦できるのは……やっぱりナナリーの才能だと思う」

ナナリー「そ、そんなこと……」

スザク「でも、あの車椅子は欠陥品だったね」

ナナリー「いいえ!!欠陥品なんかでは……!!」

スザク「こんなにもナナリーを困らせた……欠陥品以外の何物でもないよ」

ナナリー「スザクさん……」

スザク「あの車椅子はゼロに奪われたけど、軍関係者に奪われて無いだけマシかな。ロイドさんは怒るかもしれないけど」

ナナリー「そのロイドさんに伝えてください」

スザク「なんて?」

ナナリー「とても素敵な車椅子をありがとうございます、と」

スザク「うん。わかった。―――じゃあ、帰ろう。ランスロットで送っていくよ」

ナナリー「では……フルスロットルでお願いします」


247: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 21:47:59.71 ID:6ohbeCpR0

アッシュフォード学園

スザク「ここでいいかな?」

ナナリー「はい」

咲世子「ナナリーさま!!心配しました!!!」

ナナリー「咲世子さん……ごめんなさい……」

咲世子「いえ!!ご無事ならいいのです。ルルーシュ様も心配していましたよ?」

ナナリー「そうですか……お兄様にも謝らなければなりませんね……」

スザク「では、お願いします」

咲世子「はい。ここまでありがとうございました」

スザク「ナナリー。また明日」

ナナリー「はい……色々ご迷惑をかけて……ごめんなさい」

スザク「もう今後、こういうことがないように気をつけるんだ」

ナナリー「はい。約束します」

スザク「じゃあ、指きりだ」

ナナリー「分かりました。……ゆびきりげーんまーん、うそついたらはりせんぼんのーます……ゆびきったっ」


257: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 21:57:12.01 ID:6ohbeCpR0

ミレイ「大丈夫?!」

シャーリー「怪我はない?!ごめんね!!私がもう一度見たいとか言ったからだよね?!ごめん!!深く考えずにあんなこといって!!」

リヴァル「心配したんだからなぁ」

カレン「……でも、無事でよかった」

ニーナ「うんっ」

ナナリー「みなさん……」

ミレイ「敷地内での暴走は、一応ニーナが開発したナナリーロボってことでなんとか誤魔化せたから、心配しなくていいわよ?」

ナナリー「ナナリーロボ……ですか?」

ニーナ「もう!ミレイちゃんの所為で、小型ナイトメアの開発に成功したことになったんだけど……どうするのっ!?」

ミレイ「他に良いいいわけが浮かばなかったんだから、仕方ないじゃない」

リヴァル「ですよね!!」

シャーリー「ちなみにナナちゃんロボはスピードの出しすぎて、バラバラになったことになってるから」

ナナリー「は、はい……」

咲世子「皆さん、そろそろナナリー様をお部屋で休ませたいのですが……申し訳ありません……」

シャーリー「そうだよね。ナナちゃん疲れてるもんね。じゃあ、また明日。バイバイ」


261: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 22:02:33.64 ID:6ohbeCpR0

ルルーシュの部屋

ルルーシュ「ナナリー!!!」

ナナリー「ご、ごめんなさい……お兄様……私は―――」

ルルーシュ「本当に……良かった……無事で……」ギュッ

ナナリー「お兄様……」

ルルーシュ「お前の身に何かあったら……俺は……俺は……」ギュゥゥ

ナナリー「お兄様……ごめ、ん……なさい……」ウルウル

ルルーシュ「いいんだ……ナナリーが無事なら……何もいうことはない……」

ナナリー「ご、めんなさい……ごめ……んなさい……」ポロポロ

ルルーシュ「今日は疲れただろ?もう寝たほうがいい」

ナナリー「はい……では、失礼します……」

ルルーシュ「咲世子、頼む」

咲世子「はい」

ナナリー「お兄様!!―――私、お兄様が大好きです!!愛しています!!」

ルルーシュ「俺もだよ、ナナリー」


265: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 22:09:42.98 ID:6ohbeCpR0

C.C.「……終わったか?」

ルルーシュ「咲世子から聞いた。咲世子はまぁ……ナナリーに懇願されて断れずとのことだったが……」

C.C.「……」

ルルーシュ「お前は全てを察していて、座視していたようだな?」

C.C.「だから、責任を感じて、ナナリーの救出に向かった」

ルルーシュ「サイドカーに乗って、何をした?」

C.C.「え……それは……あれだよ……えーと……」

ルルーシュ「追跡ルートを指示するわけでもなく、ただカレンの隣にいただけだろう?」

C.C.「そう……言えなくもないな」

ルルーシュ「ナナリーを止められたのはお前だけだったのにな……残念だ……C.C.……」

C.C.「で、でも……入れ替えたことに気がつかない……お前にも問題が……」

ルルーシュ「お前、あのスーパー車椅子に興味津々だったな?」

C.C.「そ、それが……どうした?」

ルルーシュ「実はな、ラクシャータが凄まじいほど高性能な車椅子の開発に成功したんだ。―――そこで、お前にテストパイロットをお願いしたい」

C.C.「なんだ……それぐらいなら、全然構わないぞ?」


269: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 22:18:10.25 ID:6ohbeCpR0

黒の騎士団 アジト

ラクシャータ「はい、じゃあ、座って」

C.C.「よっと。うん。座り心地は悪くない。好きな部類だ」

ゼロ「ラクシャータ、この車椅子には旋回機能があるのだったな?」

ラクシャータ「あるよ。車椅子って向きを変えるのに結構時間がかかるからね。パッと画面が切り替わるぐらいの速度で旋回できたらいいと思って」

C.C.「へえ、考えてあるんだな」

ゼロ「その性能、どれほどのものか見てみたいな」

ラクシャータ「いいよ。―――じゃあ、C.C.、左側にある青いスイッチを押して、右下にあるレバーを引いて」

C.C.「こうか」ガシャン

ゼロ「ベルトをつけろ。吹っ飛ばないようにな」

C.C.「ああ。わかったよ」ガチャン

ゼロ「始めるか。―――C.C.、右にある赤いスイッチを押せ」

C.C.「はいはい……」ポチッ

C.C.「ん……?んん……?」グルン…グルン…

C.C.「なんだ……これは……椅子が回ってるのか……?」グルングルン


283: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 22:24:58.29 ID:6ohbeCpR0

ゼロ「ふははははははは!!!!!!回れぇ!!!C.C.!!!」

C.C.「おぉぉぉぉ……」グルグルグルグルグル

ラクシャータ「あー、速度が少し速すぎるか……これじゃあ、方向転換が難しいね」

ゼロ「ふはははははは!!!!」

C.C.「あああぁぁぁぁあぁ……」グルグルグルグルグル

ゼロ「感想は?」

C.C.「とめてくれぇぇぇ……」グルグルグルグル

ゼロ「自分でとめればいい。―――まあ、停止スイッチは背もたれの裏にあるがな」

C.C.「あくまぁぁぁ……」グルグルグルグルグル

ゼロ「ふははははははは!!!!!!」

C.C.「ぉぉぉぉ……」グルグルグルグルグル

ゼロ「あーっはっはっはっはっはっは!!!!!」

ラクシャータ「はい、停止」ピッ

C.C.「……」ピタッ

C.C.「………………………………………………ふろろっろぉ!!!」


296: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 22:33:20.72 ID:6ohbeCpR0

ブリタニア軍基地

ロイド「そっかぁ、ゼロが。まあ、それなら軍に車椅子がどこ製なのかわからないし、いいか」

セシル「ロイドさん!!もうあんな風に弄繰り回すのは自重してください」

ロイド「セシルくんも、でしょ?」

セシル「はい……反省してます」

スザク「ロイドさん。これを」

ロイド「なぁにこれ?」

セシル「これって……」

スザク「あの車椅子は色々と問題がありました。これらの点を改良すれば、きっと素晴らしい車椅子が誕生するはずです」

ロイド「んー……なるほどねえ……」

セシル「あ、これはよかったんだ……」

ロイド「速度のほうで難がありか……だったら、いざというときのためにジェットエンジン並みの出力をもったものを搭載しておけば」

セシル「瞬間的に時速800キロほどがでるけど、移動距離はたったの50メートルとかだったらいいんでしょうか?」

ロイド「ああ、それいいね。緊急回避システムって名前にしておけばいいよ」

スザク「……」


313: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/01(日) 22:44:05.97 ID:6ohbeCpR0

数日後 アッシュフォード学園 中庭

スザク「ナナリー、お待たせ」

ナナリー「いえ。私も今、来たところですから」

スザク「今日はナナリーにプレゼントがあるんだ」

ナナリー「なんですか?」

スザク「車椅子だ」

ナナリー「本当ですか?!今度は何キロほどでるんですか?」

スザク「ごめん。前回で反省して、そういうことができないようになってる」

ナナリー「そうですか……」

スザク「でも、瞬間的に移動できる機能はある。時速も100キロからマッハ2まで選択できるし、いいと思うんだ」

ナナリー「まぁ……そんなことが……。では、早速」

スザク「右のスイッチを押してみて。それが緊急回避システムだ」

ナナリー「これですね……」ポチッ

ナナリー「んぉ―――」ゴォッ!!!!

スザク(ナナリー、嬉しそうだな。よかった。これからも色々改良を加えて車椅子を提供しよう)
                                                           おしまい。





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