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ルルーシュ「シャーリー?こんなところで寝ては風邪をひくぞ」

2018/03/06 22:02 | コードギアス | コメント(0)
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 07:23:36.87 ID:hNUFmSaj0

ルル「おい、シャーリー」

シャーリー「…………」

ルル「目を覚まさない……いや、これは寝ているというよりも、」

スザク「やあルルーシュ」

ルル「ん?ああ、スザクか」

スザク「どうしたんだ……って、なんだ。シャーリーまだ寝ていたのかい?」

ルル「まだ、とはどういう意味だ?」

スザク「どうもこうも、僕の肩を叩いたから僕がつい反射的に背負い投げをして、それから寝たままなんだ」

ルル「…………スザク、貴様」

スザク「なんだい?ルルーシュ。怖い顔をして」

ルル「何故……何故毛布をかけてやらなかったァ!!!」


2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 07:28:31.82 ID:hNUFmSaj0

スザク「え?」

ルル「こんなところで寝て、もしシャーリーが風邪をひいたらどうするんだ!」

スザク「ッ!ゴメン、それは盲点だったよ。すぐに毛布をかけよう!」

ルル「……いや待てスザク。さっき気づいたんだが、シャーリーは寝ているというよりも、」

ルル「気絶をしている状態に近い」

スザク「気絶だって!?それ、どういうことなんだルルーシュ!」

ルル「顔色も悪いな、昏睡状態に陥っていると見られる。一体誰が……」

スザク「ルルーシュ、ここを見ろ!!額が青く変色して、強く頭を打った証拠だッ!!」

ルル「なんだと!?」


3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 07:32:59.95 ID:hNUFmSaj0

ルル「本当だ……。これはつまり、頭を強打して気を失った、ということか?」

スザク「それは早計だよルルーシュ。仮にもシャーリーは水泳部だ」

ルル「……?それが何だ」

スザク「体を鍛えているにも関わらず、受身すら取れずに気を失うのはおかしい」

ルル「!?」

スザク「それこそ、軍人にやられでもしなければね」

ルル「スザク、つまりどういうことなんだ?誰がシャーリーを!!」

スザク「落ち着くんだルルーシュ!!焦ってはまともな答えすら見えてこない!!」

ルル「ああ……悪かった。スザク、お前がシャーリーに肩を叩かれたとき、周りに誰かいたか?」


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 07:36:07.37 ID:hNUFmSaj0

スザク「周りに……いや、誰もいなかったような気がしたけど」

ルル「そうか……。これではヒントすら掴めないな」

スザク「待ってくれルルーシュ。僕はあの時……!そうだ!!」

ルル「何か思い出したのか!?」

スザク「僕は丁度そのとき、リヴァルのことを考えていたんだ!!」

ルル「なに!?」

スザク「ということは、リヴァルが何かを知っているかも……!」

ルル「行くぞスザク!犯人はリヴァルだ!!」


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 07:41:30.99 ID:hNUFmSaj0

リヴァル「え?なに?」

ルル「見つけたぞ、よくもシャーリーを!」

リヴァル「わわっ、なんだよいきなり!状況を説明してよ!」

スザク「シャーリーが何者かに襲われて気を失ったんだ。その犯人を捜している」

リヴァル「それが俺だっての?」

ルル「もはや言い逃れは出来ないぞ……。諦めて捕まれ、リヴァル!」

リヴァル「おいおい、俺がどうしてシャーリーを襲うんだよ。動機不十分じゃないのか?」

ルル「なに……?」

スザク「確かに、リヴァルがシャーリーを襲って利益を感じるとは思えない……ルルーシュ。またもや早まったね」


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 07:46:40.41 ID:hNUFmSaj0

ルル「くっ……すまない、リヴァル」

リヴァル「いや別にいいけどさ。それよりもシャーリーは無事なのか?」

スザク「……?リヴァル、どういう意味だ?」

リヴァル「いや、だから気を失ったんだろ?大丈夫かなって」

スザク「何故シャーリーが大変な状態になっているのを知っているんだ、リヴァル」

リヴァル「え?」

スザク「さては――君が犯人だから、それを知っているんじゃないのかい?」

リヴァル「ええっ!?」

ルル「リヴァル、貴様ァ!!」

スザク「ッ!待てルルーシュ!」

ルル「なんだ!?まだ何かあるのか!?」

スザク「僕がさっき、状況を説明していた気がする。また早まるところだったね、ルルーシュ」


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 07:51:53.74 ID:hNUFmSaj0

スザク「いいかいルルーシュ。時に人は判断を誤る。そう簡単に決め付けてはいけないんだ」

ルル「フン、まさかお前に諭されるとはな……悪かった、リヴァル」

リヴァル「いやどっちかと言えばスザクの方が……」

ルル「改めて聞くぞ。リヴァル、シャーリーのことについて何か知らないか?」

リヴァル「何って言われてもなあ……変なものでも食べたんじゃないの?」

スザク「!何故シャーリーが、変なものを食べたか分かるんだい?さては――」

リヴァル「予測だよ予測!もしかしたらそうかもねって話!」

スザク「はは、また判断を誤るところだったね、ルルーシュ」

ルル「それでリヴァル、シャーリーは変なものを食べていたのか?」

リヴァル「うーん。そういや、会長とニーナが調理実習でお菓子を作ってて、それを食べていたような……」

ルル「!!聞いたかスザク!俺は会長の下へ向かう!お前はニーナだ!」

スザク「分かった!!」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 07:55:14.36 ID:hNUFmSaj0

ルル「会長!!」

ミレイ「あらルルーシュ。そんなに急いでどうかしたの?」

ルル「はあ、はあ……あれ。なんだか良い匂いがしますね」

ミレイ「あ、分かる?調理実習でお菓子作ったんだ」

ルル「へえ、美味しそうな香りだ」

ミレイ「よかったらお一つどーぞ」

ルル「いいんですか?」

ミレイ「たくさん作りすぎちゃって。さっきシャーリーにも食べてもらっていたところよ」

ルル「はは、それじゃ遠慮なく……うん、美味しい!」

ミレイ「この私が作ったんだから当然だけどね~」


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 07:57:28.31 ID:hNUFmSaj0

・・・

ルル「はは、それは言いすぎですよ」

ミレイ「でもさ、この前のやつなんか……」

ルル「ええ?本当ですか?」

ミレイ「本当も本当よ!それでね、さらに」

スザク「ルルーシュはいるか!?」

ルル「む、スザクだ。それでは会長。お菓子ありがとうございました」

ミレイ「また作ったら食べさせてあげるよ」

ルル「ありがとうございます。それじゃ」


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 08:02:44.88 ID:hNUFmSaj0

ルル「おうスザク。どうした?」

スザク「おいルルーシュ!この一大事に何をのんびりしているんだ!!」

ルル「そう言うお前からは、何やら石鹸の香りがするが……」

スザク「あ、分かるかい?実はさっき汗をかいたから、シャワーを浴びてきたんだ」

ルル「ふうん。それで、何の用だ」

スザク「忘れたのかいルルーシュ。僕たちはシャーリーを気絶させた真犯人について考えていたんだろう」

ルル「ッ!!そうだった!」

スザク「で、会長は違ったのか?」

ルル「お菓子を食べた限りなんともないから、犯人とは言いがたいな。ニーナはどうなんだ?」

スザク「さあ……なかなか認めなくて、言い合いになっちゃってさ。腹が立ったからつい背負い投げをしたら、怒ったのかふて寝をしてしまった」

ルル「おいおいスザク。あまりニーナを怒らせるなよ」


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 08:12:11.85 ID:hNUFmSaj0

ルル「というかスザク。気づいたんだが、シャーリーは頭を打って気絶したんじゃないか?」

スザク「ルルーシュ、何故シャーリーが頭を打って気絶したことを知っているんだ?まさか君が犯人――」

ルル「一緒に確認しただろうが。忘れたのか?」

スザク「そういえばそうだったね。また判断を誤るところだったよ、ルルーシュ」

ルル「しかしこれでまたふりだしに戻ったな……」

カレン「どうしたの二人とも。やけに難しい顔してるけど」

スザク「カレン?何故僕たちが考え事をしていると分かったんだい?さては」

ルル「カレンか。いやなに、シャーリーについて知恵を働かせているんだ」

カレン「シャーリーがどうかしたの?」


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 08:20:57.94 ID:hNUFmSaj0

ルル「だれかに襲われて気絶したんだ……何か知らないか?」

カレン「大変じゃない。何かって言われても……そのときのことを詳しく教えてよ」

スザク「それについては僕が話す。シャーリーは少し前に、僕を呼ぼうと肩を叩いてきたんだ」

スザク「そしてつい反射的に投げ飛ばした――以上だ。不自然な点は見つかったかい?」

カレン「……え?」

ルル「どうしたカレン。何か分かったのか?」

カレン「分かるも何も、それってスザクが――」

スザク「危ないカレン!!」

カレン「わあっ!?」

ルル「おいスザク!!何故カレンを急に投げ飛ばすんだ!!」


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 08:26:26.25 ID:hNUFmSaj0

スザク「窓の向こうに蜂が見えたんだ……危ないところだったね、カレン」

ルル「窓の向こうなら別に安全なんじゃないか?」

スザク「ッ!そこに気づくなんて……さすがルルーシュだ」

ルル「ふん、少し考えれば分かるだろう。それでカレン、話の続きだが、」

カレン「…………」

ルル「?どうしたカレン。何故寝ている?」

スザク「驚いたな。今日はみんな睡眠を取る日なのかい?」

ルル「くっ……またふりだしか」


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 08:30:20.15 ID:hNUFmSaj0

ルル「もう一度冷静に考えてみよう……」

ルル(まずシャーリーを襲う動機についてだ。シャーリーは普段から明るく過ごしていて、敵を作るタイプじゃない)

ルル(だとすれば何かに巻き込まれた?身を危険に晒すほどの何かに?)

ルル(この平和な学園内でそれが起こるとは考えにくい。だとすれば外部から……)

ルル「!」

ルル(まさかこの俺が、シャーリーを危険に晒していたのか!?)

スザク「どうしたんだいルルーシュ。何か気づいた?」

ルル(そうだ。おそらくそうに違いない……)

ルル(そして、これらの事象から導き出せる犯人は……)

ルル「!」

ルル「おのれシュナイゼル……ッ!!」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 08:33:13.43 ID:hNUFmSaj0

ルル「スザク、俺は用事が出来た。これで失礼する」

スザク「おいルルーシュ!問題を投げ出すのか!?」

ルル「そうじゃない。……シャーリーの仇は、必ず取ってみせる」

スザク「一体どういうことなんだ……。ルルーシュ、最後に一つだけお願いがあるんだが」

ルル「なんだ?」

スザク「ナナリーに相談してみないか?彼女、結構鋭いところあるし」

ルル「ふむ……」

ルル(まあ構わないか。ここで何の説明もなしに立ち去っては不自然だしな)

ルル「分かった。電話してみるよ」


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/25(水) 08:38:15.74 ID:hNUFmSaj0

ルル「もしもし、咲世子か?ナナリーに代わってくれ」

ナナリー『……はい、お兄様。どうされましたか?』

ルル「実はかくかくしかじかなんだが……どう思う?」

ナナリー『はあ。それは多分、スザクさんが投げ飛ばしたせいでは……』

ルル「なに?どういうことだ?」

ナナリー『スザクさんが、シャーリーさんを背負い投げして、頭を打ってしまったのではないでしょうか』

ルル「…………ありがとうナナリー。愛しているよ」

スザク「ルルーシュ?電話は終わったかい?」

ルル「ああスザク。同時に答えも分かった」

ルル「お前が犯人だということがなァ!!」

スザク「わっ、ルルーシュ!いきなり掴みかかってくるなよ!」

ルル「ぐあ!?」

スザク「ほら、投げ飛ばしちゃったじゃないか……。あれ?ルルーシュ?君もお昼寝かい?」

スザク「やれやれ。僕も家に帰って寝るとするかなぁ」


おわり





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