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市原仁奈「マンモスの気持ちになるでごぜーます!」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 12:53:05.24 ID:8ig+d97bo

仁奈「ぱおーんっ♪」

ちひろ「あら、仁奈ちゃんご機嫌ね」

仁奈「はいでごぜーます!」

ちひろ「読んでるのは……超人大全集?」

仁奈「ちひろおねーさん! 仁奈は、このちょーじんが好きですよ!」

ちひろ「この超人って……マンモスマン?」

仁奈「はいっ♪」

ちひろ「……」


2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 12:58:55.12 ID:8ig+d97bo

ちひろ「……ダメよ、仁奈ちゃん」

仁奈「えっ? どうしてでごぜーますか?」

ちひろ「マンモスマンはね、とーっても悪い超人なの」

仁奈「でも、キグルミを着てるでごぜーますよ?」

ちひろ「マンモスマンはね、今は、超人刑務所に捕まってるの」

ちひろ「刑務所っていうのは、悪い人が入る所っていうのは知ってるよね?」

仁奈「おー、確かに、その通りです!」


仁奈「……そっかー、マンモスマンは悪い奴なのかー」


https://www.youtube.com/watch?v=UTSEe0NiWSs


3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 13:03:32.59 ID:8ig+d97bo

  ・  ・  ・

看守「……」

カツ…カツ…


マンモスマン「――いよう、看守さん」


看守「!? ま、マンモスマン……!?」

看守「お前が声をかけてくるなんて、珍しい……」


マンモスマン「なあに、そういう日もあるって事よ」


看守「……?」


マンモスマン「ふはは……そう怖がる事は無いだろう」

マンモスマン「今のオレは、檻の中なんだからな」


看守「……ああ、そうだな」


4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 13:10:09.89 ID:8ig+d97bo

マンモスマン「アンタは、他の看守とは違ったからな」

マンモスマン「このオレを囚人としてでなく、超人として扱っていた」


看守「それは……当然だろう」


マンモスマン「ほう?」


看守「お前と、ロビンマスクの熱いファイト!」

看守「あんなものを見せられて、熱くならない男はいない!」

看守「……私は、あの時会場で、あのファイトを見ていたんだ」


マンモスマン「……はっはっは! そうか、そういう理由だったか!」


看守「しかし……何故、今そんな話を?」


マンモスマン「少しばかり気になったからに過ぎん」

マンモスマン「オレの中で、そいつだけがひっかかっていただけの話よ」


看守「……?」


5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 13:14:13.11 ID:8ig+d97bo

  ・  ・  ・

「大変だ――ッ!! 囚人が脱走したぞ――ッ!!」


看守「何っ!? 脱走だって!?」

看守「一体誰が――」


  ・  ・  ・


マンモスマン『オレの中で、そいつだけがひっかかっていただけの話よ』


  ・  ・  ・


看守「! まさか――」


「牢屋の壁を、ぶち破って逃げたようだ!」

「なんてパワーだ……!」

「そんな事を言ってる場合か! 追えっ! なんとしても探し出すんだ!」


看守「――マンモスマン……!」


6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 13:22:34.71 ID:8ig+d97bo

  ・  ・  ・

キン肉マン「何ーっ!? マンモスマンが脱走しただって!?」

ミート「そうなんです! 超人刑務所の牢を破って……!」

キン肉マン「妙におとなしいと思っていたら……!」

キン肉マン「こうしちゃおれん! 今すぐ私が――」


ロビンマスク「――待て、キン肉マン」

ウォーズマン「ああ、お前が焦る必要はないぜ」


キン肉マン「ロビン……? それに、ウォーズマンまで!」


ロビンマスク「キン肉マンよ。キン肉星の大王のお前が、そんな事でどうする」

ウォーズマン「その通りだぜ。脱走犯に構ってる場合じゃないだろう」


キン肉マン「しかし……!」


ロビンマスク「マンモスマンは、私達が追う」

ウォーズマン「アイツには、オレも借りがあるからな!」


キン肉マン「おおっ! 二人が行ってくれるなら、こんなに頼もしい事は無い!」

キン肉マン「――任せたぜ、二人とも!」


ロビンマスク・ウォーズマン「ああ! 任されたぜ、キン肉マン!」


7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 13:28:19.63 ID:8ig+d97bo

  ・  ・  ・

仁奈「……今日は、お仕事は無いでごぜーます」

仁奈「事務所に行っても、誰も居ないし……」

仁奈「……お家に帰っても……」

仁奈「……」


「……ぐはぁっ!」


仁奈「? 今の声は、なんでごぜーますか?」

仁奈「公園の方から……とっても、くるしそうな声が……」

仁奈「……」


仁奈「行って、確かめてみよー!」


8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 13:34:04.28 ID:8ig+d97bo

  ・  ・  ・

マンモスマン「……ぐううっ……!」

マンモスマン「さすがは、超人を収監しておくための、超人刑務所……!」

マンモスマン「ただでは逃さんと言う訳か……!」

マンモスマン「……ハァ……ハァ……!」


マンモスマン(腹に負った傷が癒えるまで……此処は動けん)

マンモスマン(もし、誰かに見つかったら、その時は……!)


「そこに、誰か居るでごぜーますか?」


マンモスマン「!」

マンモスマン「ノーズ・フェンシング――ッ!」

ヒュッ――


仁奈「ひっ!?」


マンモスマン「ちいっ!」

――ピタァッ!

マンモスマン「……ただのガキか」


仁奈「……ぞ、ゾウさん……?」


9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 13:42:01.03 ID:8ig+d97bo

マンモスマン「……まさか、こんなガキに見つかるとは」

マンモスマン「このオレ様も、運が尽きちまったようだぜ!」

マンモスマン「……うぐぅっ!」ズキッ!


仁奈「もしかして……マンモスマンでごぜーますか?」


マンモスマン「……ほう、このオレを知っているのか」


仁奈「はいっ! とーっても悪い超人でごぜーます!」


マンモスマン「……ふははははっ! その通りよ!」

マンモスマン「だったらどうするつもりだ、ガキ!」


仁奈「ここで、待っててくだせー!」

たたたたっ…!


マンモスマン「……」

マンモスマン「……ふはは、脱走してすぐ捕まるとは、な」


10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 13:46:21.26 ID:8ig+d97bo

  ・  ・  ・

仁奈「――待ちやがりましたか?」


マンモスマン「? おい、ガキ」


仁奈「もー! 仁奈は、ガキじゃなくて、仁奈でごぜーますよ!」


マンモスマン「そんな事はどうだって良い」

マンモスマン「どうして、一人で戻ってきやがった」

マンモスマン「それに、その手に持ってる袋は何だ」


仁奈「これは、オニギリと、パンです!」


マンモスマン「……何?」


仁奈「……仁奈は、マンモスのキグルミを持ってね―ので」

仁奈「だから、オニギリか、パンか、どっちか決められなかったです……」


マンモスマン「……」


11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 13:52:52.11 ID:8ig+d97bo

仁奈「オニギリは、ツナと、オカカと……あと、シャケ!」

仁奈「パンは、タマゴと、ハムと~」


マンモスマン「そんな事を聞いてるんじゃねえ!」


仁奈「ご、ごめんなさい……どっちも嫌でごぜーましたか?」


マンモスマン「お前、どうして誰にも知らせなかった?」

マンモスマン「このオレを悪行超人と知っているのに、何故だ」


仁奈「えと……仁奈は……仁奈は、むずかしいことは、よくわからねーです」

仁奈「マンモスのキグルミもないから……」

仁奈「だから、頑張って、頑張って、いーっぱい考えました」


マンモスマン「……」


仁奈「だけど……その前に、お腹をおさえてたから……」

仁奈「お腹が空いてやがるのかなー、って思ったでごぜーます……」


マンモスマン「……」


12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 14:01:17.20 ID:8ig+d97bo

マンモスマン「……ふん、おかしなガキだ」


仁奈「でも……だけど、オニギリでも、パンでもなかったんですね」

仁奈「あとは、えーっと、えーっと……!」

仁奈「――あっ! アメ! アメが、ありやがりました!」

仁奈「これなら……どう?」


マンモスマン「……」


仁奈「……」


マンモスマン「……」

マンモスマン「――ちっ! そいつをよこしな、ガキ」


仁奈「! はいっ! どーぞっ♪」


マンモスマン「……」

仁奈「ふおお……! マンモスマンの手は、大きいでごぜーますなぁ!」

マンモスマン「……」

仁奈「美味しいですか?」

マンモスマン「……ふん! まあまあだな」

仁奈「えへへっ♪ 良かったでごぜーます!」

マンモスマン「……」


13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 14:11:31.01 ID:8ig+d97bo

  ・  ・  ・

ロビンマスク「あれから一週間……奴の足取りは、この公園で途絶えている」

ウォーズマン「オレのコンピューターの計算によると……そう、遠くへは行っていないはず」

ロビンマスク「この血の痕から察するに、かなりの深手だ」

ウォーズマン「それなのに見つからないのは……」


ロビンマスク「誰か、協力者が居るか……」


ウォーズマン「……もしくは、脅して協力させている、か」


ロビンマスク・ウォーズマン「……」

ロビンマスク「……考えていても始まらない」

ウォーズマン「ああ! 今は、一刻も早くマンモスマンを捕まえなくては!」

ロビンマスク「借りがあるとは言え、熱くなりすぎるなよ、ウォーズマン」

ウォーズマン「わかっているさ」


ウォーズマン「だが……首を洗って待っていろよ、マンモスマン!」


ロビンマスク「ふっ……マンモスマンはついていないな」

ロビンマスク「ウォーズマンの心に、火を灯してしまったのだから!」


14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 14:21:50.59 ID:8ig+d97bo

  ・  ・  ・

仁奈「パオー♪ パオーパパオー♪」

ちひろ「ねえ、仁奈ちゃん」

仁奈「? なんでごぜーますか、ちひろおねーさん」


ちひろ「何か……内緒にしてる事、無い?」


仁奈「はいっ、あり……な、ないでごぜーます!」

ちひろ「仁奈ちゃん」

仁奈「……」

ちひろ「学校からね、最近来てないって連絡があったの」

仁奈「そ……それは……」

ちひろ「それに、事務所に来る時も泥んこで……」

仁奈「……」

ちひろ「お願い、仁奈ちゃん」

ちひろ「危ない事に巻き込まれてるんじゃないかと、心配に――」


仁奈「危なくなんてねーでごぜーますっ!」


ちひろ「に、仁奈ちゃん……?」


15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 14:30:42.56 ID:8ig+d97bo

仁奈「全然! 危なくなんてない!」

ちひろ「お、落ち着いて、仁奈ちゃん!」


仁奈「仁奈は、仁奈って呼ばれなくても、ガキって呼ばれても良いでごぜーます!」

仁奈「キグルミを着てる人に、悪い人はいやがりません!」

仁奈「なのに、なんで……なんで危ないなんて……」

仁奈「悪いちょーじんだなんて、言うでごぜーますか!?」


ちひろ「悪い超人……?」

ちひろ「! まさか、最近ずっとニュースでやってる、脱走したっていう――」


仁奈「マンモスマンは、良いちょーじんでやがります!」


ちひろ「マンモスマンに!?」

ちひろ「ダメよ、仁奈ちゃん! マンモスマンは、危険な超人なのよ!」


仁奈「そんな事ない!」

仁奈「皆……皆、嘘つきだっ!」


ちひろ「あっ、待って仁奈ちゃん! 仁奈ちゃん!」


16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 14:38:17.29 ID:8ig+d97bo

  ・  ・  ・

ちひろ「……はぁ……はぁ……!」

ちひろ「こんな事なら、普段から運動しておくんだった……!」

ドンッ!

ちひろ「きゃあっ!?」


ロビンマスク「――おっと、こんな所で走ると危ないぜ、お嬢さん」

ウォーズマン「そんなに慌てて、一体どうしたんだ?」


ちひろ「ろ、ロビンマスクに、ウォーズマン!」

ちひろ「大変……大変なんですっ!」


ロビンマスク「これは……ただ事じゃなさそうだ」

ウォーズマン「良ければ、オレ達に話してみてくれ」


ちひろ「仁奈ちゃんが……」

ちひろ「仁奈ちゃんが……マンモスマンにっ!」


ロビンマスク・ウォーズマン「!!」


18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 15:21:44.52 ID:8ig+d97bo

  ・  ・  ・
森の中


仁奈「――マンモスマンっ! マンモスマーンっ!」


…ガサガサッ


マンモスマン「――うるせえガキだ」

マンモスマン「隠れ場所を教えたとは言え、毎日来ちゃあ――」


仁奈「マンモスマンっ!」

ぎゅっ!

マンモスマン「おっ、おい!?」

仁奈「んー! んー!」

ぐりぐりっ!

マンモスマン「何をしやがる。さっさと離れろ!」

仁奈「嫌でごぜーます! だって、危なくない!」

仁奈「マンモスマンは、良いちょーじんだもん!」

マンモスマン「……」


19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 15:28:53.57 ID:8ig+d97bo

仁奈「……マンモスマンは、言葉が乱暴でごぜーます」

仁奈「でも……仁奈が来たら、絶対出てきてくれやがります」

仁奈「ちゃんとお話してくれて、相手をしてくれるでごぜーます」

仁奈「とってもでっかくて、とってもあったけー……」

仁奈「マンモスのキグルミを着た、良いちょーじんでごぜーますよ……!」


マンモスマン「お前……」


仁奈「なのに、皆はマンモスマンを悪く言う……」

仁奈「だから……悪いのは、マンモスマンじゃなくて皆!」

仁奈「皆が嘘をついて、マンモスマンをいじめてやがります!」


マンモスマン「……」


ロビンマスク・ウォーズマン「――そこまでだ、マンモスマンっ!」


マンモスマン「! ロビンマスクに、ウォーズマン……!」


20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 15:35:46.36 ID:8ig+d97bo

ちひろ「仁奈ちゃん! 早く、こっちに!」


仁奈「嫌でごぜーます! マンモスマンは、悪くないもん!」

仁奈「マンモスマンは、良いちょーじんでごぜーます!」

マンモスマン「……」


ウォーズマン「おのれ、マンモスマン! いたいけな少女を騙すとは!」

ロビンマスク「マンモスマン! その子から離れろ!」


仁奈「マンモスマン! 仁奈は、マンモスマンから離れねーです!」

仁奈「だから、ぎゅっとしててくだせー!」

仁奈「仁奈は、マンモスマンの味方でごぜーますよ!」

マンモスマン「……」


マンモスマン「――ふははははっ! こうなったら遊びは終わりよ!」

マンモスマン「ガキぃ! お前はもう用済みだぁーっ!」


仁奈「ま……マンモスマン?」


21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 15:45:03.22 ID:8ig+d97bo

仁奈「用済みって……えっ……?」


マンモスマン「まさか、このオレがガキの相手を本気出すると思ったかーっ!」

マンモスマン「全ては演技! お前を騙すための作戦よーっ!」

マンモスマン「だがっ! 奴らに見つかった今、お前に用はないっ!」


仁奈「嘘……嘘でごぜーますっ!」


マンモスマン「お前にオレの何がわかる!」

マンモスマン「このオレは、悪行超人――マンモスマン様よ――ッ!」

マンモスマン「パワフル・ノーズ!」

グワアッ!

仁奈「お、お鼻が……!?」


ちひろ「キャアア――ッ!? 仁奈ちゃん! 仁奈ちゃ――ん!」

ロビンマスク「やめろ、マンモスマン! その子を離すんだ!」

ウォーズマン「マンモスマン……! お前は、やはり最低の野郎だ――ッ!」


マンモスマン「ふはははははっ! 今更何を言っている!」


22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 15:53:01.20 ID:8ig+d97bo

マンモスマン「コイツを離せと言ったな、ロビンマスク!」

仁奈「降ろして……降ろしてくだせー、マンモスマンっ!」

マンモスマン「……――あばよ」ボソッ

仁奈「えっ――?」


マンモスマン「そうらっ! 受け取れッ!」

ポイッ――!

仁奈「う……わあっ!?」


ロビンマスク「! いかん! とあっ!」

ヒュンッ――パシッ!

ロビンマスク「……怪我はないかい、お嬢ちゃん」

仁奈「は……はいでごぜーます」

ロビンマスク「……」

…スタッ!


マンモスマン「はっはっは! ナイスキャッチだ、ロビンマスク!」


23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 16:02:46.63 ID:8ig+d97bo

ちひろ「仁奈ちゃん……!」

ぎゅっ!

仁奈「ち、ちひろおねーさん……?」

ちひろ「もう……もう! 心配したんだから……!」グスッ

仁奈「ちひろおねーさん……」


マンモスマン「……」


ウォーズマン「マンモスマンよ! オレは、お前を許さんッ!」

ウォーズマン「今ここで、オレが引導を渡してやる!」


マンモスマン「……ほう? お前如きが、オレを倒せると?」


ウォーズマン「抜かせ! オレが、あの時のままだと思ったら大間違いだぜ!」

ウォーズマン「受けた借りはきっちり返させて貰う!」


ロビンマスク「……――待て、ウォーズマン」


ウォーズマン「ロビンマスク、どうして止めるんだ!?」


24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 16:11:02.22 ID:8ig+d97bo

ロビンマスク「今此処で戦っては、彼女達に被害が及ぶかもしれん」

ロビンマスク「それに……マンモスマンは、一度真剣勝負をした相手だ」

ウォーズマン「だが……!」

ロビンマスク「だからこそッ!」


ロビンマスク「マンモスマン! 今のお前は、許してはおけないッ!」


マンモスマン「面白い……ならば、二人まとめてかかってこい!」


ロビンマスク「……焦るな。お前の相手は、リングの上でしてやる」


マンモスマン「ほう……!」


ロビンマスク「これも運命、か」

ロビンマスク「マンモスマン! この子の所属する事務所――」

ロビンマスク「――346プロダクションが、お前を裁く場所だッ!」

ロビンマスク「まさか……逃げるとは言うまいな」


マンモスマン「……良いだろう! その話、乗ってやる!」

マンモスマン「だが……返り討ちにしてやるぜ――ッ!」


25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 16:26:40.65 ID:8ig+d97bo

  ・  ・  ・

ロビンマスク・ウォーズマン「……」

ロビンマスク「!」

ウォーズマン「……来やがったか」


マンモスマン「さあて、どっちを先に血祭りにあげてやろうか!」

マンモスマン「ふははははっ!」


ロビンマスク「……まずは、リングの用意をしよう」


ゴゴゴゴゴゴゴッ…!


ロビンマスク「346プロダクションは、芸能プロダクションとして存在していたのではない!」


ロビンマスク「遥か古来より、罪を犯した超人を――裁く方法を決める場!」


ロビンマスク「その本来の名は――Missing law(ミッシング・ロウ)プロダクション!」


ロビンマスク「あの屋上に現れたリングが、お前を裁く場だーっ!」


マンモスマン「……面白い! やれるものなら、やってみろーっ!」


28: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 18:07:49.30 ID:8ig+d97bo

  ・  ・  ・

吉貝「さあて! 遂に始まります、裁きの超人デスマッチ!」

中野「この試合を見るためなら、女房を質に入れても惜しくありまへんで~!」

吉貝「実況は私、吉貝と」

中野「解説は、おまたせシマウマ~! 世界に羽ばたくアデランスの中野さんです~!」

吉貝「――で、お送りします!」


ロビンマスク「……!」

ウォーズマン「コー……ホー……!」


マンモスマン「……」


ロビンマスク「マンモスマンよ、二対一だが、異論はあるまい?」

ウォーズマン「これは、古来より超人界に伝わる審判の方法……!」


マンモスマン「罪を犯した超人は、二人の超人を同時に相手せねばならない……」

マンモスマン「だが、間違いを犯していないのなら、勝利の女神は微笑む……!」

マンモスマン「ふははははっ! なんとも残虐な方法を思いつく女神よ!」


29: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 18:15:52.06 ID:8ig+d97bo

ロビンマスク「本当ならば、一対一の真剣勝負をしたかった」

ロビンマスク「しかしッ! 今のお前にそんな価値は無いッ!」

ウォーズマン「この裁きから逃れた超人は一人も居ないッ!」

ウォーズマン「お前は、オレ達が地獄に送ってやるぜ――ッ!」


マンモスマン「抜かせ、正義超人の甘ちゃんどもが――ッ!」

マンモスマン「このオレは、もう誰の指図も受けんッ!」

マンモスマン「お前達を倒し、自由を掴み取ってみせるぜ!」

マンモスマン「パオオォォ――ンッ!」


カ――ンッ!


吉貝「今、裁きの始まるを告げるゴングが鳴った――っ!」


30: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 18:24:59.91 ID:8ig+d97bo

ウォーズマン「まずはオレからだ、マンモスマン!」

ウォーズマン「ベアークロー!」

シャキンッ!


吉貝「ウォーズマン、その代名詞でもあるベアークローで先制攻撃だーっ!」


ウォーズマン「コー……ホー……!」

マンモスマン「ふん! ぬるいぬるい!」

マンモスマン「そんな攻撃、ハエが止まっちまうぜーっ!」

スッ、スッ…!


吉貝「しかし、マンモスマン! ウォーズマンの猛攻を華麗に避けるーっ!」

中野「マンモスマンは、パワーと知性だけでなく、テクニックもありますからねぇ」


ウォーズマン「! 今だっ、ソリャアア――ッ!」

ドカアッ!

マンモスマン「うぐうぅ!? 何ぃっ!?」


吉貝「ああ――っと! ウォーズマン、強烈なソバット――っ!」

中野「ベアークローは囮だったようですね」

中野「エッチな本のもっと奥に、もっとエッチな本を隠すのと同じでおま」


31: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 18:33:17.80 ID:8ig+d97bo

マンモスマン「ぐ……おおっ……!」ズキッ!

マンモスマン「くっ……腹の傷が開きやがったか……!」


ウォーズマン「マンモスマン! お前に受けた屈辱、返させて貰う!」

ウォーズマン「二刀流、ベアークロー!」


吉貝「ウォーズマン、ベアークローの二刀流だーっ!」


ウォーズマン「とあっ!」

ヒュッ――!


吉貝「そのまま、高く! 高く飛び上がるーっ!」


ウォーズマン「二刀流! スクリュー・ドライバ――ッ!!」

ギュオオオオオッ!


吉貝「そのまま高速で回転! 光の矢となって、マンモスマンへ目掛けて飛んでいく――ッ!」


32: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 18:40:18.96 ID:8ig+d97bo

マンモスマン「そうはさせん!」

マンモスマン「ビッグ・タスク!」

ギュワアアッ!


吉貝「それに対しマンモスマン、巨大な牙、ビッグ・タスクを伸ばしたーっ!」

中野「二つが激突すると、すごいことになるでしょうねぇ」

中野「テレビの前の皆さん、サングラスのご用意を」スチャッ


ウォーズマン「ソリャアアア――ッ!」

マンモスマン「うおおおおお――ッ!」

ガリガリガリガリガリガリガリッ!


吉貝「相手を貫こうとするスクリュー・ドライバー!」

吉貝「それを挟み込み、突き刺そうとするビッグ・タスク!」

吉貝「勝つのはどっちだ――ッ!」


33: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 18:47:20.78 ID:8ig+d97bo

ウォーズマン「う……お……おおおッ……!」

マンモスマン「……考えが甘かったな、ウォーズマン!」

ガリガリガリガリガリガリッ!


ウォーズマン「まだ……まだァッ!」

マンモスマン「二刀流スクリュー・ドライバーだろうと、所詮は1200万パワー……」

ガリガリガリガリッ…


マンモスマン「このオレの敵ではないわッ!」

ウォーズマン「っ!」

ピタァッ!


吉貝「ああ――っと! 止まった! 止まりました!」

吉貝「ビッグ・タスクの前に、ウォーズマンの回転が止まってしまった――ッ!」


マンモスマン「パワフル・ノーズ! パオーン!」

ウォーズマン「うおおおっ!?」

ヒュウンッ!


吉貝「マンモスマン! そのままウォーズマンをパワフル・ノーズで宙へ放り投げる――ッ!」


34: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 19:00:18.18 ID:8ig+d97bo

マンモスマン「ウォーズマン、お前の理論をオレも使わせて貰おうか!」

マンモスマン「このオレが普通にビッグ・タスクを使えば、7800万パワー!」

マンモスマン「だが、落下エネルギーが加わる事により、その倍!」

マンモスマン「神をも超える、1億5600万パワー、ビッグ・タスクよ――ッ!!」

ギュワアアッ!


吉貝「こ、これはっ! ビッグ・タスクが宙のウォーズマンに狙いを定めているっ!」

吉貝「ウォーズマン、このまま串刺しになってしまうのか――ッ!」


ウォーズマン「うおおおおっ!?」


マンモスマン「まずはお前だ、ウォーズマン!」


ロビンマスク「そうはさせんッ!」

ロビンマスク「トアア――ッ!」

ドカアッ!


マンモスマン「うぐおおぁっ!? 何ぃっ!?」

バタンッ!


吉貝「ロビンマスク、ここでカットに入る! マンモスマン、意表を突かれダウーンッ!」


35: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 19:11:11.39 ID:8ig+d97bo

ロビンマスク「悪く思うな、マンモスマン!」

ロビンマスク「言ったはずだぞ、油断は禁物だとな!」


マンモスマン「う……おおっ……!」ヨロヨロッ


吉貝「マンモスマン、予想外のダメージに立てないッ!」

中野「思わぬ所からの攻撃は、びっくりする程効きますからねぇ」


ウォーズマン「助かったぜ、ロビンマスク!」


ロビンマスク「そのまま体勢を立て直せ! そして――」


ウォーズマン「ああ! アンタの言いたいことはわかっている!」

ウォーズマン「倒れて腹がガラ空きのマンモスマンへ向けて――」

ギュオオオオオッ!


吉貝「ああ――っと! ウォーズマン、これはまさか――っ!」


ウォーズマン「お前が放り投げた落下エネルギー、利用させて貰うッ!」

ウォーズマン「垂直落下式! 二刀流! スクリュー・ドライバァァ――ッ!!」

ガリガリガリガリガリガリッ!

マンモスマン「ウギャアアアア――ッ!!」


吉貝「マンモスマン悶絶――っ! 二刀流スクリュー・ドライバーの直撃だ――っ!!」

中野「は~~っ! あれは痛そうですね、ああ、見てるだけで痛い!」


36: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 19:39:25.27 ID:8ig+d97bo

  ・  ・  ・

仁奈「急いで! 急いでくだせー!」

衣装部「う~ん、どこにしまったかなぁ」

仁奈「アレがあれば、仁奈は……仁奈は……!」


『ウギャアアアア――ッ!!』


仁奈「っ!?」

衣装部「ひええっ、おっかない! 今の叫び声は、マンモスマンか」

衣装部「悪行超人なんてやっつけてくれよー、正義超人のお二人さん!」

仁奈「……!」

衣装部「お、あったあった!」

仁奈「! ありがとーごぜーます! あとはこれを……!」

キュキュッ!

衣装部「ああっ、こら! 勝手に落書きしちゃダメだよ!」

仁奈「落書きじゃねーですよ! 色塗り!」

衣装部「色塗り……?」


37: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 19:43:43.74 ID:8ig+d97bo

  ・  ・  ・

ウォーズマン「……これであの時の借りは返したぜ、マンモスマン」


マンモスマン「……ぐはあっ!」

マンモスマン「はぁ……はぁ……!」

ヨロヨロッ…


ロビンマスク「……ウォーズマン、後は私にまかせてくれ」

ウォーズマン「ロビンマスク?」

ロビンマスク「頼む」

ウォーズマン「……ああ、わかったぜ」

パンッ!


マンモスマン「……ふふ……次はお前か、ロビンマスク……!」

マンモスマン「さっきは油断したが、今度はそうはいかんぞ!」


ロビンマスク「……マンモスマン、ギブアップするんだ」


マンモスマン「何ッ!?」


38: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 19:53:04.65 ID:8ig+d97bo

マンモスマン「何を言っている、ロビンマスク!」


ロビンマスク「元より、二対一ではお前に勝目は無い!」

ロビンマスク「何より、私と真剣勝負をしたお前の、今の姿を見たくないのだ!」

ロビンマスク「大人しく従ってくれ、マンモスマン……!」

ロビンマスク「刑期を終えた後、また改めて勝負をしようではないか!」


マンモスマン「……ふ……ふふふ」


ロビンマスク「マンモスマン……?」


マンモスマン「ふははははっ! 甘い甘い! どこまでも甘いな正義超人!」

マンモスマン「ロビンマスク、お前はアイドル超人と呼ばれてもいたな?」

マンモスマン「――くだらんっ!」

マンモスマン「あのガキもそうだが、このオレに情けをかけるんじゃあね――ッ!」


ロビンマスク「そうか……それがお前の答えか」


マンモスマン「このオレはマンモスマン! もう、何者にも縛られるか――ッ!」


39: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 20:02:24.38 ID:8ig+d97bo

ロビンマスク「……そもそも、話し合って決着が着くわけが無い、か」


マンモスマン「おうともよ! お前ならばわかるはずだ、ロビンマスク!」


ロビンマスク「ああ! 我らの間に、言葉は不要!」


マンモスマン「力と力! 技と技のぶつかり合いこそが相応しいッ!」


吉貝「交渉決裂です! ファイト続行――っ!」

中野「私と女房の喧嘩と同じですね~っ」


マンモスマン「くらえいっ! ビッグ・タスク・ドリルーっ!」

ギュアアアッ!

ロビンマスク「甘いぞマンモスマン!」

ガキィンッ!


吉貝「ロビンマスク! 回転する牙をそのヨロイで受ける!」

中野「ロビンマスクのヨロイは硬度9、サファイアと同じ硬さを誇りますからね~」


40: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 20:10:48.12 ID:8ig+d97bo

マンモスマン「やるな、ロビンマスク!」

ロビンマスク「お次はこっちの番だ!」

ガシッ!

ロビンマスク「トアア――ッ!!」

マンモスマン「うおおおおおっ!?」

ギュオオオッ!


吉貝「ロビンマスク! マンモスマンを抱え上げ、回転し跳び上がる――ッ!」

中野「あの技は――」


ロビンマスク「ロビン流! アイス・ロック・ジャイロ――ッ!!」

マンモスマン「おお……おおおおおっ!?」

パキパキパキパキッ…!


吉貝「マンモスマンの体が、みるみる凍りついていく――ッ!」


ロビンマスク「マンモスマンよ! あの時は不発に終わったが、今度はそうはいかんぞ!」

トンッ――ガシイッ!

マンモスマン「うぐおおっ!?」


吉貝「両脚で首をロックし、そのままリングへ落下! あれは――!」


ロビンマスク「ロビンスペシャル!」

マンモスマン「……!」

マンモスマン「ぐぶふぁっ……!」


41: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 20:22:02.66 ID:8ig+d97bo

マンモスマン「ぐ……おおっ」

…ドサッ!


ロビンマスク「……私たちの勝ちのようだな、マンモスマン」

ロビンマスク「お前とは、対等な条件で……一対一で戦いたかった」


マンモスマン「ふはは……そのようだな」

マンモスマン「だが、勝負は勝負! 情けは無用!」

マンモスマン「来い! トドメを刺せ、ロビンマスクよ――ッ!」


ロビンマスク「……良いだろう」

ロビンマスク「両手両脚の揃った、完璧なタワー・ブリッジ!」

ロビンマスク「そいつをお前にお見舞いしてやるぜ、マンモスマンッ!」


マンモスマン「ふっ……今度は、超人刑務所でなく、超人墓場か……」

マンモスマン「今度、この太陽を拝むのはいつの事になるやら……」



??「マンモスマン! マンモスマ――ンっ!」


マンモスマン「なんだ……この声は……?」


42: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 20:29:26.03 ID:8ig+d97bo

吉貝「ああ――っと! リングサイドに、乱入者が! あれは――」


仁奈「立って! 立ってくだせー! マンモスマン!」


吉貝「なんと! マンモスマンに騙されていたという、アイドル、市原仁奈ちゃんだーっ!」

中野「あのキグルミは、ゾウですか?」

中野「それにしては、茶色く塗りたくったような後がありますねぇ」


マンモスマン「……何しに来やがった、クソガキ」


仁奈「仁奈は……仁奈は、マンモスのキグルミを着てるでごぜーます」

仁奈「だけど……マンモスの気持ちは、わかりやがらなかった……」

仁奈「でも、でも! マンモスマンがいなくなるのは、嫌でごぜーます!」


吉貝「あれは……まさか、アイドルが悪行超人であるマンモスマンを応援しているのかーっ!?」

中野「これはいけませんねぇ、イメージに傷がついてしまいます」


マンモスマン「とっとと失せろ、このクソガキが――ッ!」

マンモスマン「男と男の真剣勝負に、割って入ってくるんじゃねえ――ッ!」


仁奈「っ……!」


43: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 20:37:20.24 ID:8ig+d97bo

仁奈「……嫌でごぜーます! 仁奈は、マンモスマンの味方なんだ!」


マンモスマン「味方だと……?」


仁奈「だから……だから、立ってくだせー、マンモスマン!」


マンモスマン「……」


仁奈「~~~っ! ぱおーん! ぱおーん!」


マンモスマン「……」


仁奈「ぱおーん! ぱおーん! ぱおーんっ!」ポロポロッ


ロビンマスク・ウォーズマン「……」


仁奈「ぱおーんっ! ぱおーんっ! ぱおお――んっ!」ポロポロッ


マンモスマン「……うるせえガキだ」

グ……ググッ……

マンモスマン「おちおち……ぐうっ! 寝ていられやしねえ……!」

ググッ……!


仁奈「ぱおーんっ! ぱおーんっ! ぱおお――んっ!」ポロポロッ


マンモスマン「ピーピー泣くんじゃねえクソガキ――ッ!!」

マンモスマン「本物のマンモスの鳴き声はこうやるのよッ!!」



マンモスマン「パオオオォォォ――――ンンッッ!!!」



吉貝「ああ――っと! マンモスマン、立った! 立ち上がったああ――ッ!」


44: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 20:48:38.67 ID:8ig+d97bo

マンモスマン「悪いが……気が変わった」

マンモスマン「このままトドメを刺させてやるわけにはいかんぜ――ッ!」

マンモスマン「パオオオォォォ――――ンンッッ!!!」

ビリビリビリビリッ……!


ウォーズマン「何だっ!? あの、マンモスマンから溢れるパワーは!」

ロビンマスク「今までとはまるで違う……! あの、目の光は一体……!?」


マンモスマン「ロビンマスク、ウォーズマン……いや、正義超人共よ!」

マンモスマン「お前達の後ろには、多くの仲間と、多くの人間がついているのだろうぜ!」

マンモスマン「それに対してオレは――」


仁奈「マンモスマンっ……!」


マンモスマン「――ふははははっ! 小さなガキ一人よ!」


マンモスマン「だが! それで十分! 十分すぎる!」


マンモスマン「オレの背には――小さいが、誇り高いマンモスが居るッ!」


マンモスマン「パオオオォォォ――――ンンッッ!!!」


45: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 20:58:46.61 ID:8ig+d97bo

ロビンマスク「そうか……奴は、今までチームメイトに恵まれていなかった」

ロビンマスク「誰もがマンモスマンを利用し、仲間とは思っていなかった」

ロビンマスク「だが、あの子は違った」

ロビンマスク「自らの立場を顧みず、マンモスマンへと声援を送った」

ロビンマスク「それが、奴を――マンモスマンを新たな力へと目覚めさせたのだ!」

ウォーズマン「……な……なるほど」


吉貝「ああ――っと! ロビンマスク、ここでウォーズマンを強烈にディスる――ッ!」

中野「自分もバラクーダ時代を考えると、あまり言えないと思うんですけどねぇ」


マンモスマン「さあ、仕切り直しだ!」


ウォーズマン「ロビンマスク……ここは、オレが行こう」

パンッ!

ロビンマスク「ああ……任せたぞ、ウォーズマン」


吉貝「ここでタッチ! リングにはウォーズマンがあがる!」


マンモスマン「……!」

ウォーズマン「……!」


46: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 21:12:01.75 ID:8ig+d97bo

マンモスマン「ウォーズマン、お前にはまた地獄を見せてやるぜ……!」

ウォーズマン「抜かせ――ッ!」

ジャキンッ!


吉貝「ウォーズマン、再びベアークローでマンモスマンに襲いかかる――ッ!」


ウォーズマン「コー……ホー……!」

マンモスマン「このオレに同じ手が通用すると思っているのか――ッ!」

ウォーズマン「いいや、違うぜッ!」

ヒュッ――

マンモスマン「何ッ!?」


吉貝「ウォーズマン、スライディングでマンモスマンの脚をくぐり抜けて後ろを取った!」


ウォーズマン「狙いはコレだッ! くらえ、マンモスマンッ!」

ガシイッ!

マンモスマン「ぬおおっ!?」


中野「あれは、ウォーズマンの伝家の宝刀――」


ウォーズマン「パロ・スペシャル!!」

ギリギリギリギリッ!

マンモスマン「ぐおおおおあっ!?」


47: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 21:17:14.06 ID:8ig+d97bo

ウォーズマン「このままジ・エンドだ、マンモスマン!」

ギリギリギリギリッ!

マンモスマン「うお、ぐ、うううおおおっ!?」


仁奈「マンモスマ――ンっ!」


マンモスマン「!」

マンモスマン「パオオオォォォ――――ンンッッ!!!」

ギュワアアアッ!


吉貝「これはっ! マンモスマンのビッグ・タスクが伸びて行くっ!」

吉貝「そして、そのまま――」


マンモスマン「くらえいっ! ウォーズマン!」

ザシュウウウッ!

ウォーズマン「!? ぐああああっ!」


吉貝「無防備なウォーズマンの背中に突き刺さる――ッ!」


48: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 21:24:53.94 ID:8ig+d97bo

マンモスマン「そりゃああ――ッ!」

ウォーズマン「うお、お、おおっ!?」

ヒュウンッ!


吉貝「そしてっ! 先程と同じように、ウォーズマンを宙へ放り投げた――ッ!」


ロビンマスク「! いかん! あの体勢はッ!」


マンモスマン「ふふふ……! 今度は邪魔させんぞ、ロビンマスク!」

マンモスマン「くらえ、ウォーズマン!」

マンモスマン「これが本家本元! アイス・ロック・ジャイロよ――ッ!」

マンモスマン「パオオオォォォ――――ンンッッ!!!」


ウォーズマン「うわああああっ!?」

パキパキパキパキッ…!


吉貝「ウォーズマンの体が、物凄い勢いで凍りついていく――っ!」


ロビンマスク「あれは、今までのアイス・ロック・ジャイロではない!」

ロビンマスク「今までの倍……いや、10倍の威力がある!」


マンモスマン「パオオオォォォ――――ンンッッ!!!」


49: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 21:34:09.82 ID:8ig+d97bo

マンモスマン「こいつでトドメだッ!」

ウォーズマン「……!」


吉貝「マンモスマン、氷漬けになったウォーズマンをパワフル・ノーズで抱え込み――」


マンモスマン「パワフル・ノーズ・ブリーカー!!」

ガキィンッ!

ウォーズマン「……!」

……パリイィンッ!


吉貝「立てた片膝に、叩きつけたぁ――ッ!」

吉貝「あまりの衝撃に、ウォーズマンを覆っていた氷が全て砕け散る!」

中野「あれ、やった本人の膝は痛くないんでしょうかねぇ」


ウォーズマン「……!」

ウォーズマン「グハアッ!」

…ドサッ

マンモスマン「まずは……一人!」


吉貝「ウォーズマン、ダウーン!」


50: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 21:47:05.99 ID:8ig+d97bo

マンモスマン「次はお前だ……ロビンマスク!」


ロビンマスク「くっ……! マンモスマン……!」


マンモスマン「勝利の女神の微笑みなんぞ、オレはいらん!」

マンモスマン「そんな気まぐれな笑顔なぞ、叩き潰してくれるわ!」


仁奈「……マンモスマンっ!」


マンモスマン「この、湧き上がる力っ!」

マンモスマン「勝利の美酒さえもいらぬっ!」


仁奈「マンモスマン、ファイトでごぜーます!」


マンモスマン「……アメ玉一つで、十分よ」


仁奈「パオオ――ンッ!」


マンモスマン「パオオオォォォ――――ンンッッ!!!」


ロビンマスク「マンモスマン……お前は……」

ロビンマスク「……」


ロビンマスク「ふははははっ! どうやら、私は勘違いをしていたようだなッ!」

ロビンマスク「マンモスマン! お前は、やはり真剣勝負の相手に相応しい!」


51: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 22:02:09.06 ID:8ig+d97bo

ロビンマスク「嬉しいぞ、マンモスマンよ!」

マンモスマン「ほう? 何を喜ぶ事がある?」


ロビンマスク「こんなに嬉しい事はないさ!」

ロビンマスク「かつての強敵が、戻ってきた!」

ロビンマスク「それも……より大きく! 強くなってだ!」

ロビンマスク「それを喜ばずして、超人レスリングのリングに上がる資格は無いッ!」


マンモスマン「……ロビンマスク」

マンモスマン「はっはっは! お前はオレをどこまで楽しませてくれる!」

マンモスマン「男と男の、真剣勝負の醍醐味!」

マンモスマン「その続きを見せてくれるとは、夢にも思わなかったぜ――ッ!」


ロビンマスク「それはお前が相手だからだ、マンモスマン!」


マンモスマン「ロビンマスクよ! お前はオレを熱くさせるのが上手い!」


ロビンマスク「行くぞッ、マンモスマ――ンッ!!」


マンモスマン「来いッ、ロビンマスク――ッ!!」


54: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 23:15:10.53 ID:8ig+d97bo

ロビンマスク「トアア――ッ!」

ヒュッ!


吉貝「ロビンマスク! 矢の様なドロップキックでマンモスマンに一気に迫る――ッ!」


マンモスマン「ふん! その程度、キャッチして――」

マンモスマン「……!?」


ロビンマスク「くらえいっ!」

ドカアッ!

マンモスマン「ぐおおおっ!?」


吉貝「綺麗に決まったああ――ッ! マンモスマン、たまらずよろめくーっ!」


マンモスマン「……今度はこっちの番だぜ、ロビンマスク――ッ!」

バウンッ!


吉貝「マンモスマン、よろめいた先のロープの反動を利用し――」


マンモスマン「パオオオォォォ――――ンンッッ!!!」

ドゴオッ!

ロビンマスク「うおおおっ!?」


吉貝「その巨体を活かした、強烈なタックルで反撃――ッ!」


56: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 23:22:40.41 ID:8ig+d97bo

マンモスマン「お前に受けた技、そのまま返してやるぜ――ッ!」

バウンッ!


吉貝「そしてっ! そのまま再度ロープの反動を利用し――」


マンモスマン「ソリャアア――ッ!」

ヒュッ!


吉貝「ドロップキックだーっ! しかし、ロビンマスクのものとはまるで違います!」

中野「ロビンマスクが相手を貫く矢だとしたら、マンモスマンはまるで投石機ですねぇ」


ロビンマスク「甘いぜっ、マンモスマン!」

ガシイッ!

マンモスマン「ぬうっ!?」


吉貝「しかし、ロビンマスク! マンモスマンの巨体を流れるようにキャッチ!」


ロビンマスク「テリャアアア――ッ!」

ブンッ……ブンッ……ブンッブンッブンブンブンブンッ!

マンモスマン「うお、お、おおおおおっ!?」


吉貝「ジャイアントスイング! ロビンマスク、マンモスマンの巨体をグルグルと回している――ッ!」


57: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 23:28:41.67 ID:8ig+d97bo

ロビンマスク「くらえいっ、マンモスマン!」

ブオンッ!

マンモスマン「うおおおおおっ!?」


吉貝「ロビンマスク、マンモスマンを勢いのまま放り投げた――ッ!」

中野「あの先にはコーナーがありますね。大ダメージですよ、これは」


マンモスマン「……!」

マンモスマン「ビッグ・タスク――ッ!」

グサアァッ! ガガガガッ!


吉貝「マンモスマン、ビッグ・タスクをリングに突き刺し、勢いを殺す!」


マンモスマン「ぐはあぁっ!?」

ドガァンッ!


吉貝「しかし! 勢いを殺しきれずコーナーに激突――ッ! これは強烈だ――ッ!」


58: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 23:35:42.44 ID:8ig+d97bo

マンモスマン「……ぐふうっ!」ヨロヨロッ


ロビンマスク「……」


吉貝「これはどうしたことだ!? ロビンマスク、このチャンスに動かない! 動きません!」

中野「何か、気になることでもあるんでしょうかねぇ」


マンモスマン「どうした……ロビンマスク……!」


ロビンマスク「マンモスマンよ……」

ロビンマスク「いつものお前ならば、両腕でコーナーをキャッチ」

ロビンマスク「そして、追撃に来た私をビッグ・タスクで迎え撃っただろう」


マンモスマン「……」


ロビンマスク「だがッ! お前はそうしなかった! いや、出来なかった!」

ロビンマスク「お前の両肩は、既にウォーズマンのパロ・スペシャルによって――」


マンモスマン「……」

…だらんっ


ロビンマスク「――既に、破壊されているからだ――ッ!」


59: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 23:44:23.05 ID:8ig+d97bo

マンモスマン「……ふははははっ!」

マンモスマン「それがどうしたッ!」


ロビンマスク「この試合方法を選んだのは私だ……!」

ロビンマスク「だが、今はあの時の私を殴り飛ばしたい気分だぜ!」

ロビンマスク「かくなる上は、私も両腕を――」


マンモスマン「余計なマネをするじゃねえ、ロビンマスク――ッ!」


ロビンマスク「しかしッ!」


マンモスマン「オレに情けをかける気か!」

マンモスマン「そんな事は、他の誰が許そうとも、このオレが許さんッ!」


ロビンマスク「だが……!」


マンモスマン「お前は二対一だったのを気にしているようだが……」


仁奈「……!」


マンモスマン「――ウォーズマンが倒れた今!」

マンモスマン「二対一で追い詰められているのはお前だぜ、ロビンマスク――ッ!」


ロビンマスク「マンモスマン……お前という奴は……!」


60: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/26(月) 23:56:35.18 ID:8ig+d97bo

仁奈「パオオ――ンッ!」


マンモスマン「パオオオォォォ――――ンンッッ!!!」


ロビンマスク「……わかったぜ、マンモスマン」

ロビンマスク「全力で、お相手しようッ!」

ロビンマスク「両腕が使えなくても、容赦はしないぜ――ッ!」


マンモスマン「ノーズ・フェンシングーッ!」

ビュオオッ!


吉貝「マンモスマン! ノーズ・フェンシングで牽制――ッ!」

中野「腕が使えないようですから、攻撃方法は限られますからねぇ」


ロビンマスク「甘いと言ったはずだ、マンモスマン!」

ガキィンッ!


吉貝「ロビンマスク! 剣のような鼻をヨロイで弾くっ!」

中野「牙で貫けないヨロイですからねぇ、鼻ではもっと無理だと思いますです、はい」


61: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 00:02:59.32 ID:C5gH7ueso

ロビンマスク「ソリャアア――ッ!」

ダダダダダッ!


吉貝「迫る! 迫る! ロビンマスク、マンモスマンに迫っていく――ッ!」

中野「これは、このまま勝負が決まるかも知れませんよ~」


仁奈「マンモスマンっ!」


マンモスマン「……ふはははっ! ロビンマスクよっ!」

マンモスマン「真剣勝負に、油断は禁物だぜ――ッ!」


ロビンマスク「!? 何ッ!?」

ピタッ!


吉貝「何だ!? ロビンマスクの勢いがピタリと止まった―っ!?」


マンモスマン「ノーズ・フェンシングが弾かれるのは百も承知!」

マンモスマン「オレの狙いは、お前の体に鼻を巻きつける事よ――ッ!」


吉貝「ああ――っと! マンモスマンの鼻が、ロビンマスクの体を捕らえている――っ!」


62: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 00:11:25.82 ID:C5gH7ueso

マンモスマン「例え両腕が使えなくとも!」

マンモスマン「オレには、この鼻と――」

ロビンマスク「うおおおっ!?」

グワッ!


吉貝「マンモスマン! パワフル・ノーズでロビンマスクを頭上に抱え上げ――」


マンモスマン「この牙が残っている!」

ギュアアアッ!

ロビンマスク「こ、これは……まさかッ!?」


吉貝「ビッグ・タスクがロビンマスクの首と脚をロックした――っ!」

吉貝「これはっ! この体勢は――っ!」


マンモスマン「ロビンマスク! お前がオレのアイス・ロック・ジャイロを使うように!」

マンモスマン「このオレも! お前の技を使わせて貰うぜ――ッ!」


仁奈「行くでごぜーます! マンモスマ――ンっ!」


マンモスマン「マンモス流! タワー・ブリッジ!!」

ガシイイッ!

ロビンマスク「……!」

ロビンマスク「ぐはあっ!?」


63: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 00:20:21.48 ID:C5gH7ueso

マンモスマン「うおおおおおっ!」

ギチギチギチギチギチッ!

ロビンマスク「ぐうううううっ!?」


吉貝「締める! 締める! 締め上げる――っ!」

吉貝「マンモスマン、ロビンマスクの体を鼻と牙で締め上げていく――っ!」


ロビンマスク「……ま……マンモスマンよ……!」

マンモスマン「ああ……ロビンマスク……!」


ロビンマスク「お前とは……また、戦いたいものだ」


マンモスマン「奇遇だな……オレも、そう思っていた所だ」


マンモスマン「……――ぐはあっ!?」

…ドサッ!

ロビンマスク「……」

…スタッ


吉貝「ああ――っと!? これはどうしたことだ!?」

吉貝「技をかけていたはずのマンモスマンが、逆にダウ――ンっ!」


64: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 00:25:27.25 ID:C5gH7ueso

ロビンマスク「私達、超人の技はかけている者自身にも負担がかかる」

ロビンマスク「マンモスマンは……とうに限界を越えていたのだ」

ロビンマスク「故に……タワー・ブリッジに体が耐えきれなかった」


マンモスマン「……」


ロビンマスク「万全の状態であったならば、今ので勝負が決まっていたかもしれん」

ロビンマスク「……やはり、お前は強い」

ロビンマスク「そして、素晴らしい超人だ……マンモスマンよ」


吉貝「なんという幕切れ……! この、壮絶な戦いを制したのは――」



仁奈「まだでごぜーますっ!」


一同「!?」


仁奈「まだ、仁奈が残ってるでごぜーますよ!」

仁奈「パオオォォ――ンッ!」


65: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 00:32:44.21 ID:C5gH7ueso

一同「……」


仁奈「パオオォォ――ンッ!」


ウォーズマン「……ロビンマスク」

ロビンマスク「! 気がついたか……ウォーズマン」


仁奈「に、二対一でも、仁奈は負けねーです!」

仁奈「だって、今の仁奈はマンモスの気持ちでやがります!」

仁奈「だから……だから……!」

仁奈「マンモスマンと一緒に、絶対勝つでごぜーますよっ!」

仁奈「パオオォォ――ンッ!」


ロビンマスク「ウォーズマンよ……お前は、今の私の気持ちがわかるか?」

ウォーズマン「ああ、もちろんだとも」


仁奈「どっからでも、かかってきてくだせー!」


ロビンマスク・ウォーズマン「……」

ロビンマスク・ウォーズマン「ギブ・アップ!!」


カンカンカンカンカンカンカンカ――ンッ!


吉貝「なんと、ギブ・アップ! ロビンマスク、ウォーズマンペア、ギブ・アップだーっ!」


66: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 00:41:17.40 ID:C5gH7ueso

仁奈「えっ……? えっ……?」


ロビンマスク「お嬢ちゃん、私たちの負けだ」

ウォーズマン「オレのコンピューターも、勝ち方がわからないとさ!」


仁奈「仁奈が……勝ったでごぜーますか?」


ロビンマスク「その通りだ! 小さなマンモスの少女よ!」

ウォーズマン「勝者はキミと――マンモスマンだ!」


仁奈「……やったー! やったでごぜーます!」

たたたたっ!

仁奈「マンモスマン! 勝った! 勝ちやがりましたよ!」

ぎゅうっ!

マンモスマン「おい、ガキ……鼻水をつけるんじゃあねえ……」

仁奈「パオーンっ♪ パオーンっ♪」ニコニコッ


ロビンマスク「ふっ……まさかの完敗だな、ウォーズマンよ」

ウォーズマン「負けで良いさ……あの笑顔には、誰も勝てない」


仁奈「パオーンっ♪ パオオォォ――んっ♪」ニコニコッ


68: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 00:52:38.92 ID:C5gH7ueso

  ・  ・  ・

キン肉マン「ひぃ……はふぅ……!」

ミート「はい! こっちの書類にもサインしてください!」

ドンッ!

キン肉マン「のわーっ!? ま、まだこんなにあるの!?」

ミート「当たり前じゃないですか!」


ミート「マンモスマンを自由にするための許可!」


ミート「それに、普通の人間の会社で働かせようっていうんですから!」


キン肉マン「くっそーっ! それもこれも、全部あの二人のせいではないか!」

キン肉マン「ロビンとウォーズマンはどこへ行ったのだ!」

キン肉マン「じぇ~んじぇん姿を見せんではないか!」

ミート「あの二人なら、ボディーガードはいくらいても困らないって……」

キン肉マン「そんな事を言って! アイドルのLIVEに行っているだけではないか!」

キン肉マン「……くっそーっ!」


キン肉マン「私も、アイドルのLIVEを見に行きた――いっ!」


https://www.youtube.com/watch?v=nySV38_V8qU




おわり


69: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2018/02/27(火) 00:54:29.10 ID:C5gH7ueso

こんなくだらないもん最後まで読んでくれてありがとう
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