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サトシ「自分10万ボルト出てへんかったん!?」ピカチュウ「まあまあ、そうなりますね」

1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/06(火) 22:55:07.800 ID:oaPFaxEX0

サトシ「なんでや、なんで嘘ついたん」

ピカチュウ「まま。嘘ぉーとは、また違うと思いますけど」

サトシ「え、どういうこと?」

ピカチュウ「あのー、まあ、言うてへんし」

サトシ「は?」

ピカチュウ「僕は一切、言うてないですからね」

サトシ「え、なに?」

ピカチュウ「あのーwですから、言ってないでしょ? 僕はひとっことも。『これは10万ボルトですよ』とは」

サトシ「ああ?」

ピカチュウ「いやこれは実際、確認してもろたほうがええんやと思いますよ。ビデオでもなんでも。見たら分かる、言うてませんから」

サトシ「確認て」

ピカチュウ「いやホンマですから。いっつも、お前が言うとるよ」


5: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/06(火) 22:59:14.396 ID:oaPFaxEX0

サトシ「俺ぇ!?」

ピカチュウ「お前や。必ずサトシから、『ピカチュウ、10万ボルトやぁ』言うて」

サトシ「いや、それは」

ピカチュウ「僕はね。一切言って無いんですよ。『これは、この電撃は、10万ボルトありますよ』とは」

サトシ「それはそうかもしれへんけど、俺が『10万ボルトぉ』言うた後に出してるわけやから、10万あるんや思うで。フツー」

ピカチュウ「それが嫌やねん。こっちはそんなつもりないし。10万出す気なんて、1mmも無いのに」

サトシ「はぁ!?」

ピカチュウ「まあまあまあwwwwww努力はしてますよ」

サトシ「そんなん当たり前や」

ピカチュウ「やけど、いっぺん考えてもみてください」

サトシ「何を」

ピカチュウ「10万なんて……そんなん、絶対無理やん」

サトシ「wwwwww」

ピカチュウ「ぜっっったい無理やん。10万なんて」

サトシ「それをwwwそれをお前が言ったらアカンわ。それで通っとるんやから」


7: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/06(火) 23:02:26.596 ID:oaPFaxEX0

ピカチュウ「ここだけの話。ここだけの話ー、あのー、せいぜい5ですよ」

サトシ「は? なに、5? 5万?」

ピカチュウ「いや、5」

サトシ「5ボルト?」

ピカチュウ「はい」

サトシ「5ボルト!?!?」

ピカチュウ「はいwwwww」

サトシ「おまえwwwwwwおまえそれ全然やんwwwww」

ピカチュウ「調子が良くて7、8……まあ8行くかなぁ、って感じですね」

サトシ「それでよぉ言えたな。『10万ボルト』て」

ピカチュウ「やから言うてへんねん! 一切言うてへんから! 全部そっちで」

サトシ「それやってお前、もう20年以上や。旅を始めて」

ピカチュウ「まー、そうですね。そんなに経ちますか」

サトシ「どっかで打ち明けろや。『すいません、実は10万出てないんで、10万ボルト言うんはやめてもらえますか』言うたらええやん」


9: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/06(火) 23:06:04.149 ID:oaPFaxEX0

ピカチュウ「そんなん」

サトシ「なに」

ピカチュウ「そんなん、だって、言い出せませんよ」

サトシ「なんでや」

ピカチュウ「僕からは、とても」

サトシ「なんでや。言うたらええやん」

ピカチュウ「めちゃくちゃ嬉しそうに『10万ボルトォ!』言うてて、それを前にしたらもう」

サトシ「誰が」

ピカチュウ「サトシ」

サトシ「俺ぇ? 今の俺か? 言うてへんわ、そんな」

ピカチュウ「エクボできてますからね。ニッコニコですよ」

サトシ「wwwwホンマか?」

ピカチュウ「『ピカチュウゥゥゥ! 10万ボルトォォォ!』言うて」

サトシ「そんなwwwなっとるかぁ?」

ピカチュウ「『んぴかちゅううううう~!!!!!!!!』」

サトシ「それはもうええわ」

ピカチュウ「そないなふうに、言われたら、それはもう。言い出せませんよ」


12: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/06(火) 23:10:20.953 ID:oaPFaxEX0

ピカチュウ「www」

サトシ「それでーなに。俺には、無いの?」

ピカチュウ「無い? 無いとは」

サトシ「謝罪が」

ピカチュウ「謝ってほしいんですか?」

サトシ「それはだって、騙されとったわけですからね。まあ、ある種、裏切られとったわけですから」

ピカチュウ「いや、それはおかしいわぁ」

サトシ「なにが」

ピカチュウ「それは、違うと思うわぁ」

サトシ「なんで」

ピカチュウ「裏切り言いますけど、あのー、野球と同じですよ。これは」

サトシ「野球?」

ピカチュウ「『かっとばせー』言うでしょ? バッターがね、ボックスに立ったら『かっとばせー』」

サトシ「ああ、観客がね」

ピカチュウ「ほんで、まー、空振りしました、と」

サトシ「バッターが」

ピカチュウ「そこで、バッターに対して、『裏切りやぁ!』ってね? なるか、って話ですよ」

サトシ「? どういうこと?」


15: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/06(火) 23:13:21.526 ID:oaPFaxEX0

ピカチュウ「つまりー、バッターは『かっとばせ』いう言葉に対して、応えられへんかったやん」

ピカチュウ「空振りで、かっとばせへんかったわけで」

サトシ「ああ」

ピカチュウ「それをね、やれ『裏切りだ』。やれ『騙された』なりますか? ってね?」

サトシ「いやまあ、それは」

ピカチュウ「バッターは精一杯やって、それでも打てへんかったわけで。それを捕まえてね?」

ピカチュウ「『裏切りだぁ!』って。一番悔しいのは、バッターですよ。それを『裏切りだぁ!』。それはもう、人として」

サトシ「まぁ……そうなるか」

ピカチュウ「僕も同じですよ。『10万ボルト』言われて出せへんかったけど、僕としてはもう、精一杯」

ピカチュウ「死に物狂いで電撃をね、こう、出して、ほんで『裏切り』なんて言われたら」

ピカチュウ「もー、立ち直れませんよ」

サトシ「それはまあ、悪かったわ」

ピカチュウ「いやいや、謝るほどのことやないと思いますけどね。お互い」

サトシ「せやったら次からは言わんようにすればええんやろ? 『10万ボルト』とは」

ピカチュウ「まー、そうですね。その方が助かりますね」


19: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/06(火) 23:18:32.127 ID:oaPFaxEX0

サトシ「せやったら……なんやったっけ、『5ボルト』か。次からは『5ボルト』言うわ」

ピカチュウ「まあ…………はい」

サトシ「……なに?」

ピカチュウ「いや、それはもう、5ボルトでね……まあ」

サトシ「なんや」

ピカチュウ「あのー…………ほんまのこと言うと5も出てないー……」

サトシ「はぁ!?!?」

ピカチュウ「wwwwwいやwwwwwほんまにwwwwwwwww最近5もきつなってきてwwwwwww」

サトシ「それやったらいくつや」

ピカチュウ「wwwwえ?」

サトシ「いくつやったら出せるんや」

ピカチュウ「まー…………1……てん……」

サトシ「いってん!!!」

ピカチュウ「……なな……75としておきましょうかwwww」

サトシ「1.75!? 1.75ボルト!?」

ピカチュウ「四捨五入で2になりますけどね」

サトシ「効いてへんやろ!? それ!」

ピカチュウ「可能性はありますねwwwwww」

サトシ「お前ほんまにええ加減にせぇよ!!!」

ナレーター『実は5ボルトも出ていなかったピカチュウの10万ボルト。衝撃の事実が明かされたが、サトシたちの旅はつづく。つづくったらつづく』

END





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