TOP > ガヴリールドロップアウト > ラフィエル「もう……やめて、ください……」

ラフィエル「もう……やめて、ください……」

1: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/11(日) 19:10:35.055 ID:/jfA7WPhd

ラフィエル「ふんふんふーん♪」

ラフィエル「今日は皆さんで集まって何をするんでしょうね~?」

ラフィエル「なにやらサプライズなパーティーがあるとかで、楽しみですねー♪」


──サタニキア邸

ヴィーネ「いらっしゃい、よく来たわねラフィ!」

ラフィエル「こんにちは、ヴィーネさん! サターニャさんは中に居るんですかね~?」

サターニャ「フンッ、よく来たわね! ラフィエル」


4: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/11(日) 19:11:41.091 ID:/jfA7WPhd

ラフィエル「サターニャさーん! 会いたかったですよ~♪ 今日はどのように導いてほしいですか?」

サターニャ「あんた……いい加減それ止めなさいよ、いつも毎回毎回私を弄くり回して」

ヴィーネ「まあまあ、とりあえずお茶でも飲んで、寛ぎましょう?」

ヴィーネ「ほら、ラフィも……外は寒かったでしょ? こたつに入って暖まりましょ!」

ラフィエル「わあ、凍えた身体にこたつの温かさが沁みます~♪」

ラフィエル「ヴィーネさんの淹れてくれたお茶もとってもあったまりますね~」

ラフィエル「それにしても、気のせいか……このこたつ、やけに位置が高くありません??」

ヴィーネ「気のせいでしょ、今のこたつなんてそんなものよ」


7: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/11(日) 19:13:13.518 ID:8TkbP0oHd

ラフィエル「うぅ、なんだか急に身体が温まったせいか、眠くなってきました……」

サターニャ「そのまま寝てしまいなさい……パーティーの準備は私達がやっておくから」

ヴィーネ「うんしょ、うんしょ……こんなものかしらね? ラフィの髪の長さだと」

ラフィエル(……あれ? 天井ってこんなに近かったでしょうか……?)

サターニャ「がっちり括り付けなくちゃいけないから、もうちょっと高くしてよ」

ラフィエル(サターニャさんが、私の髪の毛を触ってる……後ろのリボンを解いて……)

ラフィエル(だ、め……眠く、なって……きました)


・・・・
・・


9: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/11(日) 19:14:21.458 ID:8TkbP0oHd

……

ラフィエル「はっ、ココは!?」

ヴィーネ「おはよう、ラフィ。ここはさっき私達がいた部屋と一緒よ、ちょっと物は片付けたけどね」

サターニャ「よく寝てたわね、ラフィエル。さて、目覚めの気分はどうかしら?」

ラフィエル「……!? 天井に、私の髪の毛が括り付けられてる……」

ヴィーネ「もうこたつもいらないわね……宙ぶらりんになる覚悟はいい?」

ラフィエル「ま、待ってください……一体、どういうことでしょうか? この状況は」

サターニャ「うるさいのよ、あんたは……もういいわ、ヴィネットお願い」

ヴィーネ「うん、わかった……反省しなさい、ラフィ!」


バンッ…… ギシッ!……

ラフィエル「……ッ! い、痛いッ、痛いです! 椅子を、椅子をください~ッ!!!」


10: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/11(日) 19:15:06.860 ID:8TkbP0oHd

サターニャ「どうかしら? 髪の毛を天井に括り付けられて、宙ぶらりんになっている気分は」

ヴィーネ「あんまり動くと、自重で髪の毛がブチブチ切れていってしまうわよ?」

……プチッ

ラフィエル「……ッ!? や、やめてください……どうしてこんな事を……!」

サターニャ「さあ、どうしてかしらね~? あんたの日頃の行いを振り返ってみれば、簡単に分かることじゃないの?」

ヴィーネ「私たちは悪魔よ? 悪魔が悪魔らしい行動を取ることに、何の疑問があるのかしら」

ラフィエル(…………神足通でッ!)

ラフィエル「……!? 使えない……な、なんでっ!?」



ガヴリール「無駄だぞ、ラフィ。この部屋には結界が張ってあるからな……」

ラフィエル「……ガヴ、ちゃん……」


11: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/11(日) 19:16:02.111 ID:8TkbP0oHd

ラフィエル「ど、どうしてですか……なんでこんな酷い事をするんですかッ!!」

ガヴリール「ラフィ……お前さぁ、やり過ぎたんだよ」

ガヴリール「もういい加減、そろそろサターニャが可哀想になってきてな……」

ヴィーネ「私たちに泣き付いてきたのよ? 話を聞いたら、あんたサターニャに対してよくもまあ散々な事をしてきたわね……」

サターニャ「ストーカー……私生活の覗き見、監視……部屋への無断浸入……」

サターニャ「そして、毎日毎日……私への、嫌がらせの数々……ッ!」

ガヴリール「お前さぁ、サターニャじゃなきゃとっくにブチ切れてるぞ、こんなもん」

ヴィーネ「ぶっちゃけ、サターニャを泣かす事があなたの趣味なんでしょ? 清々しい程までの屑よね」

ラフィエル「…………」


12: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/11(日) 19:17:03.239 ID:8TkbP0oHd

ヴィーネ「私はサターニャの味方でいたいの……もうラフィを許すことはないわ」

ラフィエル「………ッ!」ジタバタッ

ガヴリール「おいおい、暴れたら自分の髪の毛がブチブチ切れてくだけだぞ?」

ガヴリール「あまり暴れない方がいいんじゃないの?」

サターニャ「そうね……あまり動かない方が良いんじゃないかしら?」

ラフィエル「……っ!? さ、サターニャさん、それは……?」

サターニャ「竹刀よ……何か文句あるかしら?」

ラフィエル「……じょ、冗談ですよね? そんな、こんな……昨日まで、私たち……仲良く……」

サターニャ「言い訳があるなら聞いてもいいわよ? あなたの今までの私に対する行いについて……」

ラフィエル「…………」


13: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/11(日) 19:17:56.919 ID:8TkbP0oHd

ラフィエル「……が、ガヴちゃん……助けてください……」

ガヴリール「…………」

ガヴリール「私も、サターニャに対して弄って遊んでたりしていた事があるけど……」

ガヴリール「だからこそ分かる、こんな……サターニャが暴力を振るおうとしてる所なんて見た事ない」

ガヴリール「お前、よっぽどだろ……ラフィ」

ラフィエル「…………ッ!」

ヴィーネ「まあ、私も悪魔らしくないって言われてて悩んでた所なのよね」

ヴィーネ「安心して、直接手を下すのはサターニャだけよ? ただ私もそれに、あえて水を差したりはしないわ……」

サターニャ「覚悟はいいかしら? そろそろ行くわよ、ラフィエル」

ラフィエル「そんな……そんな……ッ!!」


14: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/11(日) 19:18:53.439 ID:8TkbP0oHd

バキッ……!!

ラフィエル「……ッ!! がはっ……ごふっ!!」

サターニャ「まだまだいくわよ~!」

ラフィエル「や、やめっ……!」

バキッ……!! ドカッ……!!

ラフィエル「……ッ!! ぎゃああっ……!!」


・・・・

ガヴリール「うわっ、思ったよりエグいな……」

ヴィーネ「自業自得よ、それだけの事をやって来たんだもの……」


15: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/11(日) 19:19:24.931 ID:8TkbP0oHd

ラフィエル「サターニャさん……もう、や、やめて……くだ、さい……」ポロポロ

サターニャ「…………」

サターニャ「もう一度、言うわ」

サターニャ「ストーカー……私生活の覗き見、監視……部屋への無断浸入……」

サターニャ「そして、毎日毎日……私への、嫌がらせの、数々……ッ!!」

サターニャ「あんたねえ……私に殺されたって文句ないでしょ、こんなのっ!!」

ガヴリール「…………」

ヴィーネ「ねえ、ラフィ……ちゃんとサターニャに謝ったら? 心の底から反省して謝れば、許してくれるかもしれないわよ?」

ラフィエル「う、うぅ………」


18: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/11(日) 19:20:20.903 ID:8TkbP0oHd

ラフィエル「……すみ、ません……サターニャさん」

ラフィエル「どうか、今までの私を、許してください……」

サターニャ「……まあ、あんたが反省してくれるのなら……」



ガヴリール「呆れた……」

ガヴリール「ラフィの心の中、痛みから逃れるためだけに謝ってるだけだぞ?」

サターニャ「えっ……?」

ガヴリール「それどころか、隙を見て神足通で脱出し、やり返す手段まで考えてやがる……」

ラフィエル「…………ッ!?」

ヴィーネ「……ッ、この、ラフィの大馬鹿っ!! もう、知らないわよあんたなんかっ!!」

サターニャ「ラフィエル……あんた……ッ!」


19: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/11(日) 19:21:07.834 ID:8TkbP0oHd

ラフィエル「す、すみませんすみません!! 何でもしますから……ゆ、許してくださいっ!!」

サターニャ「私は、ただ……今までの行いに対して、ゴメンの一言が欲しかっただけなのに……」

サターニャ「…………ここまでしても、反省の声が一つも聞けないなんて……」

サターニャ「…………」

サターニャ「………………」

サターニャ「もう、いいか…………実際に、迷惑なのよね、生活する上で、あんたの存在は」

サターニャ「私はそれをする、充分な理由があるし、それに……そうね、私は大悪魔を目指してるわけだもんね……」

ラフィエル「さ、サターニャさん……?」

ラフィエル「包丁を持って……う、嘘ですよね……?」ガタガタ


21: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/11(日) 19:26:47.116 ID:8TkbP0oHd

サターニャ「今からこの包丁で、あんたのその大きな胸を削ぎ落とすわ……」

ラフィエル「嘘っ!? そ、そんな……やめてください!! 何でもしますから、やめっ……やめてくださいッッ!!」

ヴィーネ「ホットプレートの準備が出来たわよ~、ラフィのおっぱいは大きいから、焼けば美味しいわよきっと!」

ガヴリール「おお、久しぶりの焼肉だな! 極上の柔らかい肉が手に入るんだ、食うしかないわな!」

サターニャ「…………二人とも、私のせいでもう正気を保ってられてないのね、本当にゴメンなさい……」

サターニャ「それでも、今から私がやろうとしていることを、二人は見逃してくれようとしている……」

ラフィエル「嘘ですよね? そんな、死んじゃうじゃないですか、私っ!!」

サターニャ「…………もう、いいわよ、あんたの事なんか……ッ!!」


22: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/11(日) 19:27:28.177 ID:8TkbP0oHd

……ザシュッ!!

ラフィエル「あっ、あっ、あっ……ぎゃああああっ!!!!」

ヴィーネ「お肉ゲット~!! さあ焼肉パーティーの始まりよっ!!」

ガヴリール「素材の味を活かすために、ここは塩付けでいってみるか!」

サターニャ「…………もう片方もいくわよ」

……ザシュッ!!

ラフィエル「ぎゃああああっ!! 私の、胸があああああっ……!!」

ヴィーネ「うるさいわよ、ラフィ。まぁどうせもうすぐ出血多量で死んじゃうだろうけど」

ガヴリール「おっ、コイツようやく今になって今までの行いを反省し出したぞwwww」

ガヴリール「まあ今更反省したところでもう手遅れだけどなwwwwww」

サターニャ「…………最後に、言い残すことはあるかしら? ラフィエル」

ラフィエル「あっ、あっ、あっ…………」ドクドク


24: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/11(日) 19:28:54.726 ID:8TkbP0oHd

私は、間違ってたのでしょうか?
ただ、サターニャさんの喜んだり落ち込んだりする姿が楽しくて……

そう、ですね……
私は行き過ぎていた、迷惑だと分かりきっていた
それでもサターニャさんと一緒にいるのが楽しくて、サターニャさんに導くのが止められなかった


ラフィエル「ご、ごめん、なさい………」

ラフィエル「サターニャさん、今まで……すみません、でした……」

ラフィエル「ごめ、んなさい………」

ラフィエル「…………」

サターニャ「…………どうやら、最後の最後で、反省はしてくれたみたいね」


・・・・・
・・・


25: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/11(日) 19:29:46.635 ID:8TkbP0oHd

……ガバッ!!


ラフィエル「──えっ……!?」

ラフィエル「こ、ここは……私の部屋」

ラフィエル「さっきまでのは……夢!?」


……

ラフィエル「う~ん……」テクテク

ラフィエル「妙に、リアルな夢でしたね……」

ラフィエル「これはサターニャさんに対して、もう纏わり付くなという予知夢だったのでしょうか……?」

ラフィエル「あははっ、まさかそんな……ただの夢ですよね~!!」


26: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/11(日) 19:30:35.613 ID:8TkbP0oHd

ワンワンッ……!!
この犬、はなしてよ~!!

ラフィエル「あれは、サターニャさんと……いつものワンちゃんですね」

ラフィエル「あはは、またメロンパンを取られそうになってて涙目になっています~♪」

ラフィエル「ここで犬を助けて、あのメロンパンを奪わせたら、サターニャさんはどんな表情をするでしょうか……」

ラフィエル「…………、あれはただの夢です、現実には関係ありません」

ラフィエル「そんな事より、この絶好の機会……サターニャさんの泣き顔を拝めるチャンスですよね!」

ラフィエル「…………、何を迷ってるんでしょうか、私は。こんなチャンス、逃す手はないのに……」


27: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/11(日) 19:31:35.277 ID:8TkbP0oHd

ラフィエル「…………」

サターニャ「あっ、ラフィエル! ……犬が、私のメロンパンを……」ジワッ

ラフィエル「~~~~ッ!!」ゾクゾク

ラフィエル「……えいっ♪」

ぱくっ…!!

犬「ワンワンッ!!」

サターニャ「ああああ~っ、私のメロンパンがぁ~っ!!」

ラフィエル「あはは、サターニャさん、何泣いちゃってるんですか~、だらしないですね~♪」

サターニャ「ラフィエル……あんた、どうして……」

ラフィエル「どうしたんですか? サターニャさん♪」

サターニャ「…………せっかく、最後のチャンスをあげたのに」

ラフィエル「えっ……?」


28: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/11(日) 19:32:32.135 ID:8TkbP0oHd

────パリンッ!


ラフィエル「えっ……?」ドクドク


サターニャ「…………」

ガヴリール「まあ、そういう事だよ姉さん」

ゼルエル「…………」

ゼルエル「ラフィエル、お前……」


ラフィエル「えっ……?」ドクドク


29: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/11(日) 19:34:28.376 ID:8TkbP0oHd

ヴィーネ「喜んで、ラフィ……あなたは天界から正式に追放されたわ」

ゼルエル「この緊急事態に、いち早く気付いた私が真相を確認しに来たのだが……」

ゼルエル「ラフィエル、お前は天使として失格だっ! 今ここでその命を持って罪に償うがいい」

サターニャ「天界公認よ、出血多量なんて待たず、今から私の鎌でトドメを刺したげる」

ラフィエル「そんな……そんな……っ!!」

ガヴリール「まあ、自業自得だな……ちゃんと反省してれば、助かるチャンスは何度でもあったのに……」

サターニャ「もうあんたの言葉は何もいらないわ……さよなら、ラフィエル」


ザシュ……ッ!!


30: 以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします 2018/03/11(日) 19:35:00.721 ID:8TkbP0oHd

The End





『ガヴリールドロップアウト』カテゴリの最新記事

おすすめ記事

コメントの投稿