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ルルーシュ「お前達に命じる、速やかに花嫁修業を開始せよ!」

2018/04/11 22:03 | コードギアス | コメント(0)
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:41:03.33 ID:xFQ31J/J0

―――斑鳩 ゼロ私室―――

C.C.「いきなり何を言い出すかな、坊や」

カレン「そうよ、花嫁修業なんて……そんなことより次の作戦考える方が先でしょ?」

ルルーシュ「違うな、間違っているぞ。これは必要な事だ」

カレン「はぁ? 団内でちゃんと役割分担出来てるんだからいいじゃない」

C.C.「面倒なのはゴメンだ、どうしてもというならワケを話せ」

ルルーシュ「いいだろう。全ての発端はC.C.、お前からの報告にある」

C.C.「……なんだと?」


2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:46:37.58 ID:xFQ31J/J0

C.C.「報告といったな、いつの事だ?」

ルルーシュ「俺が記憶を取り戻す前、つまりお前達の逃亡生活中の事だ」

カレン「あの報告なら特に問題ないはずでしょ、顛末はちゃんと……」

ルルーシュ「違う。俺が言っているのは、C.C.が別途報告した当時の生活状況だ」

カレン「C.C.、あんたそんな事まで伝えたわけ!?」

C.C.「私達が如何に苦労したか、この坊やに教えてやろうと思ってな」

ルルーシュ「苦労したというのはよくわかった。だがそれ以上に問題が浮き彫りになった」

ルルーシュ「C.C.。カレン。お前達には生活力が欠如している!!」

C.C.&カレン「「!!??」」


5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:53:46.01 ID:xFQ31J/J0

ルルーシュ「報告の内容によれば、逃亡生活中はお前達二人は姉妹という設定で組んで生活していたそうだが」

C.C.「その通り、病弱な美人の姉とそれを支える健気な妹という設定だな」

カレン「支えるどころかほとんどあたしがやってたけどね」

ルルーシュ「まずはそう、カレンが料理を担当していたとの事だが……この内容では問題がある」

カレン「な、何よ……これでもちゃんと作ってたわよ?」

ルルーシュ「どの口がいう!! カレー、カレー、カレー、たまにサンドイッチや焼き魚!! ほぼ同じメニューの繰り返しではないか!!!」

ルルーシュ「ハッキリいう、もし俺がパートナーなら確実に飽きて激怒する!!」

カレン「なっ……!」


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 21:58:55.39 ID:xFQ31J/J0

C.C.「だからいっただろ。3日連続カレーを食わされる身にもなれ」

カレン「うっさいわねぇ! 毎日欠かさずピザ食ってるあんたにだけは言われたくないわよ!」

カレン「第一あんた、ご飯炊く事すらしようとしないじゃない!!」

C.C.「あのときも言わなかったか? やれば出来る子なんだぞ、私は」

カレン「ホントに何もやらない人がよくいうわよ……」

ルルーシュ「代わり映えのしない食卓というのはストレスの一因ともなる。栄養バランスだって偏るしな」

カレン「ルルーシュ、あんた知らないの? カレーは寝かせて3日目からもっと美味しくなるのよ~?」

ルルーシュ「だったら寝かせてる間別のものを食べればいい。何か反論はあるか?」

カレン「」

C.C.「くくっ、残念だったなぁカレン?」


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:05:49.30 ID:xFQ31J/J0

ルルーシュ「さてカレンばかり攻めるわけにはいかん。次はC.C.、お前だ」

C.C.「いい度胸だな童貞。この私に文句があると?」

ルルーシュ「むしろ生活態度については文句しかないといえるがな」

C.C.「気に入らんな。聞いてやるから言ってみろ」

ルルーシュ「いうまでもないだろう。カレンが言ったように何もしてないのであれば論外だ」

ルルーシュ「共同生活において両者の連携は不可欠だ。それを片方にのみ依存するのであればそこに連携という言葉は存在しない」

C.C.「苦労が減るように私はピザを食べてたわけだが?」

カレン「ちょっと! あんたピザ食べてその上であたしの料理食べてたじゃない!」

ルルーシュ「……お前のピザ好きは俺も知っているが、さすがにそれは暴食が過ぎる」

C.C.「カレンの料理は正直上手くない。お口直しにピザは必須なんだ」

カレン「こっ、この女ぁぁぁ……っ!!」

ルルーシュ「カレンに全ての責を負わせようとするな。見苦しいぞC.C.」

C.C.「」


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:14:43.53 ID:xFQ31J/J0

ルルーシュ「料理についての言及はひとまずとして、次は生活環境についてだ」

C.C.「ホテル暮らしだったわけだがな」

カレン「そうそう、その部屋拠点にしていろいろやったわね」

ルルーシュ「そうじゃない。住環境の状況、つまり部屋の整頓についてだ」

ルルーシュ「カレン、すまないが君のベッドの周りについてはC.C.から証拠写真を預かっている」

カレン「うぇっ!?」

ルルーシュ「見せてもらったがこれは酷いと言わざるを得ない」

ルルーシュ「資料程度ならいざ知らず、トレーニング器具、食べ物の容器や袋、衣服、ましてや下着まで散乱して……」

カレン「きゃあぁぁぁ~っ!! ダメ、見ないでよぉーっ!!」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:20:06.78 ID:xFQ31J/J0

カレン「C.C.!! あんた何勝手に人のプライベート空間撮ってるのよ!?」

C.C.「あまりにも目に余ったんでな。一緒に暮らしていて不愉快だったぞ」

C.C.「安心しろ、お前の着けてるピンクのブラを見てもルルーシュは邪な感情を起こさないから」

カレン「色まで言わなくていいわよぉっ!!」

ルルーシュ「(コホン)モノの内容はともかく、こんな寝るスペースを作るのも苦労するような状態ではマズいと言わざるを得ないだろう」

ルルーシュ「こんな状況では、密かに失くしてしまった大事な物もあったりするんじゃないか?」

カレン「うっ、うぅ……」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:25:43.73 ID:xFQ31J/J0

C.C.「そういえば失くしたと大騒ぎした事があったなぁ、ルルーシュのいい笑顔の写真とか」

カレン「ななな何言ってるのよC.C.ッ!!」

C.C.「確か調査報告書とかいう名目だったけ? あのブロマイド」クスクス

カレン「そっ、そうよ。あくまで報告書の資料よ、他意はないわ……」

ルルーシュ「俺のプライベートを撮られていたのは不愉快だが、必要な調査だったというならしょうがない」

カレン「(ホッ……)」

C.C.「珍しく寛大だな。これは明日は大雪か?」

ルルーシュ「黙れ。お前にも問題ありだぞC.C.」


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:31:43.39 ID:xFQ31J/J0

C.C.「なんだと? 私をカレンと一緒にするなよ」

ルルーシュ「確かにお前のベッドの写真もおまけでつけられていたな。キレイにはしているようだ」

C.C.「当然だろう? 私はC.C.だぞ」

ルルーシュ「そう、『表面上は』……だがな」

C.C.「っ!?」

ルルーシュ「写真のスミに小さく見える、見覚えのある物体がある」

C.C.(コイツ、そんなところまで見ているのか!?)

ルルーシュ「それでは証人喚問の時間だ。カレン、この物体は何だ? 予想はつくがな」

C.C.「おいカレン、言うなよ。何も写ってない、そうだろう!?」

カレン「悪いわねC.C.? あたしには真実を伝える義務があるの。唯一の証人だもの」

C.C.「こ、コイツ……!!」


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:37:51.80 ID:xFQ31J/J0

ルルーシュ「では証言者カレン、回答を」

C.C.「おいカレン!!」

カレン「えぇ、喜んで答えるわ。そのスミに写った物体は―――」

C.C.「わぁ~っ!! わー、わ゛~~~っ!!」

ルルーシュ「被告人は静粛にしていろ!!」

カレン「あなたの予想通り、ピザの空き箱よ!!」

ルルーシュ「やはりか。まぁ、簡単に予想できた事だがな」

カレン「毎日最低でも5箱はあったわね。奥に押し込められるように積み上げられてたわ」

C.C.「カレン、恨むぞお前……」

ルルーシュ「最低5箱とは、相変わらずひくぞお前」

C.C.「」


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 22:44:59.73 ID:xFQ31J/J0

ルルーシュ「というように二人を比較して見ても、本質的な意味では両者とも整頓スキルは皆無といえる」

カレン(ぐっ……返す言葉がない……!)

C.C.「いいだろ、表面だけ取り繕っておけば。他の者が見る訳でもない」

ルルーシュ「現にこうして俺に見られた事をどう説明する?」

カレン「そうよ、第一見られる原因作ったのあんたじゃない!!」

C.C.「」

ルルーシュ「カレン、君も八つ当たりはよせ。どっちもダメだという事に変わりはない」

カレン「」

ルルーシュ「甘く見ているかもしれないが、部屋の風景とは住人の本質を映す鏡だ」

ルルーシュ「とっ散らかしておくのも、表面だけキレイにしておくのも、その本質を考えれば決して気持ちのいいものじゃない」

カレン(よっ、よりによってルルーシュにこう言われるなんてぇ……)

C.C.(こんな事で本質がどうだと言われるとは思わなかったぞ坊やめ……)


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:16:17.42 ID:xFQ31J/J0

ルルーシュ「二人とも納得したところで、次の話だ」

C.C.「おい、私は納得してないぞ」

ルルーシュ「部屋の正しい片付けすらできないピザ女の意見は却下する」

C.C.「」

ルルーシュ「続いての題材は洗濯だ。……カレン、君はもはや言うまでもないな」

カレン「し、失礼ね!! C.C.の服だって全部あたしが洗濯してたんですけど!?」

ルルーシュ「悪いがあの写真の光景を見てしまった後では説得力に欠ける」

C.C.「そうだぞ、お気に入りのピンクをあの汚いベッドに散らしておいて何を言うんだか」プークスクス

カレン「いい加減下着の話から離れてよぉっ!」


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:22:59.75 ID:xFQ31J/J0

カレン「だっ、だいたいC.C.にだけはそんな事言われたくないわねっ!! 何もしないで偉そうに!!」

C.C.「する必要がないからしないだけだ」

C.C.「だって放っとけばお前がやってくれるだろう? 妹ちゃん♪」

カレン「こっ、こんの女ぁぁぁっ……!!」

ルルーシュ「罵り合いはそこまでだ。二人ともちゃんと考えろ」

ルルーシュ「カレン、下着は肌に直接触れるものだ。衛生面に置いて極めて重要な事ぐらいわかるだろう」

ルルーシュ「それをベッド周りに適当に散らかすようでは、とてもじゃないが安心してみていられない」

カレン「うっ……」

ルルーシュ「それにあの生活では、通常の衣服ですら何日も続けて着る事だってあっただろう。仕方ないとはいえ衛生配慮がなさ過ぎる」

カレン「同じ服何着もあるっていうのはナシ?」

C.C.「そんなの所詮作画の都合だろう」

ルルーシュ「そういう事をぶっちゃけるのはナシだ」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:29:40.12 ID:xFQ31J/J0

ルルーシュ「C.C.、お前に至っては何も言う事がない」

C.C.「当然だろう? 私はC.C.なのだから」

ルルーシュ「お約束の言い逃れはナシだ。これまで聞いてる限りで、お前は洗濯どころか何一つしてないんじゃないか」

C.C.「何故私がしなければならないんだ。めんどくさい」

カレン「いよいよぶっちゃけたわねコイツ……」

ルルーシュ「思えばクラブハウスで暮らしてるときからお前はただピザ食ってるだけで家事はしていない」

C.C.「替わりに外交とか影武者とかしてるだろう? それでチャラにしろ」

ルルーシュ「今は生活力の話をしている。論点をすりかえるな」

C.C.「」

ルルーシュ「他にもいろいろあるだろうが、炊事・整頓・洗濯。この3点だけでもお前達の生活力のなさは露呈されたのだ、異論はあるか?」


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:35:50.60 ID:xFQ31J/J0

カレン「そりゃ……悔しいけど反論できないわよ……」

カレン「でもだからって、何で花嫁修業なのよ! そんな事より日本開放する方が先でしょ!?」

ルルーシュ「違うな、間違っているぞ。花嫁修業とはすなわち生活スキルの向上だ」

ルルーシュ「もし今後潜入任務など頼む事になったら、健康をはじめとした自己管理は必要になる」

C.C.「まぁ、間違いではないな。だが食事も洗濯も、宿側に頼めばいいだろう?」

ルルーシュ「宿に泊まれない事だってあるだろうが。それに料理も自炊の方が安上がりだ」

カレン「……ルルーシュ、あんた意外と庶民的ね」

C.C.「こいつはケチなだけだよ」

ルルーシュ「財源とて無制限ではないんだ、理解しろ」


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:42:51.38 ID:xFQ31J/J0

ルルーシュ「カレン。君は特に、黒の騎士団のエースとして知られた人間だ」

ルルーシュ「そんな君が自己管理すら出来ないという事がブリタニアに知られてみろ。とんだ笑いものになるぞ」

カレン「それは……さすがに我慢できないかも」

ルルーシュ「それにだ。日本を開放した後にだって、花嫁修業で身につけたスキルは役に立つ」

ルルーシュ「もし恋愛するにしたって、料理や整頓ができたほうが相手も喜ぶはずだ」

カレン「……ルルーシュも、やっぱりそういう方がいいの?」

ルルーシュ「料理は俺が自分で作ると思うが……まぁ、出来るに越した事はないな」

カレン「そ、そう……なんだ……」

C.C.(ったく、今のアプローチにも気付かんのか童貞坊やは)

カレン「……わかった。じゃあ、少しでも頑張ってみようと思う……」

ルルーシュ「よぉし、その意気だ!!」


41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/06(土) 23:54:50.84 ID:xFQ31J/J0

ルルーシュ「では早速二人の花嫁修業を始めようと思う! 安心しろ、プランはすでに整っている」

カレン「い、いきなりはその、心の準備が……」

C.C.「おいルルーシュ、私はやるとはいってないぞ」

ルルーシュ「どうせなら二人で競う形にした方がお互いに意識してより高みに登れるだろう、よって競技形式とする!!」

C.C.「聞けよ」

ルルーシュ「第一の競技は料理対決だ、もちろん審査員をつけて判定してもらう!」

ルルーシュ「艦内の資料は読み漁ってかまわんし、教えを請うのもありだ。勝負は明日だ、さぁ悩め!!」

C.C.「完全に無視された……やれやれ、やるしかないのか」

カレン「明日か……じゃあそれまでになんとかしなきゃね」

カレン(よぉーっし、頑張っていいとこ見せてやるわよ!!)メラメラ


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 00:00:37.71 ID:oM8JqfPF0

C.C.「カレンのやつめ、無意味に燃えてるようだな」

ルルーシュ「戦い以外に目的を見出すのも一興だ。……フ、俺にも会長の病気が移ったかな」

C.C.「なぁルルーシュ、私は必要ないだろう? お前だって咲世子だっているんだし」

ルルーシュ「都合のいい言い訳は聞かんぞ」

C.C.「ぐ……」

C.C.(ピーン!)「そうだルルーシュ、そんな事より花嫁に必要な事があるだろう?」

ルルーシュ「は?」

C.C.「とぼけるなよ。床上手なことだって必要だろう?」

C.C.「あの奥手娘と違ってこれは私は自信アリだ。試してみるか?」クスッ

ルルーシュ「……さて、扇や藤堂に指示を出しに行くか」カポッ

C.C.「……逃げたな童貞め」


46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 00:11:47.46 ID:oM8JqfPF0

―――斑鳩 会議室―――

ゼロ「さて諸君。突然でなんだが、明日ひとつイベントを設けようと思う」

ディートハルト「ゼロが作戦ではなくイベントの提案ですか。また新たなカオスが生まれるのですね」

藤堂「してゼロよ、一体その案件はなんだ?」

ゼロ「C.C.とカレンの花嫁修業の一環として、二人の料理対決を開きたい」

扇「か、カレンの花嫁修業!?」ガタタッ

玉城「おいおい、カレンみたいなガサツな女に貰い手いんのかよ!?」

朝比奈「紅月に伝えておくからね、玉城が酷い事言ったって」

千葉「それでさっき紅月が私のところに来たのか」

扇「なぁゼロ、カレンはまだ未成年なんだ。急がなくてもいいんじゃないのか?」

ゼロ「違うな扇。花嫁修業に早いも遅いもない。それに単独行動になった時を考えると生活力向上は必要だ」

千葉「私は賛成だ。こういう事は早ければ早いほどいい」

藤堂「……悪くないな」


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 00:20:12.73 ID:oM8JqfPF0

ゼロ「そこで諸君らには、二人の料理を試食し採点する審査員の任を頼みたい」

藤堂「ゼロよ。採点基準はどうするのだ?」

ゼロ「極力厳しい方が彼女達のためだろう。そのため味覚に自信のあるものに請け負って欲しい」

千葉「私はさっき紅月に教えを請われたから、参加したら贔屓になるだろうか?」

朝比奈「さっきゼロが厳しくっていったでしょ? ちゃんと真剣に評価してやればそれでいいじゃない」

ゼロ「朝比奈の言った通りだ。千葉、黒の騎士団一の料理人であるお前には是非とも加わって欲しい」

千葉「……仕方ないな。紅月のためにも一肌脱ぐとしよう」

ゼロ「他に立候補者はいないか?」

一同(う、う~ん……)


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 00:27:34.08 ID:oM8JqfPF0

ラクシャータ「しつもぉ~ん、そもそも何人で評価するわけぇ?」

ゼロ「そうだな、人数を考慮していなかった。……ディートハルトよ、元TV屋としての意見を聞こう」

ディートハルト「そうですね、この手の番組では主に審査員数は奇数とするのが定番です」

藤堂「ふむ、多数決による決定か」

ディートハルト「ええ。二人の対決ならば多数決で決めるのが最も手っ取り早いですから」

ゼロ「では審査員は3人としよう。あと二人、誰かいないか?」

一同(ザワザワ……)

藤堂「……では私が立つとしようか」

ゼロ「やってくれるか藤堂!!」


58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 00:32:54.09 ID:oM8JqfPF0

ゼロ「これで二人、あと一人だな」

朝比奈「藤堂さんがやるなら、最後の一人は僕が!!」

ゼロ「いいや朝比奈、お前はダメだ」

朝比奈「!?」

ラクシャータ「当然よねぇ~、参加の動機が藤堂なら意見まで藤堂に合わせそうだものぉ」

ゼロ「まさにその通りだ。朝比奈、自重しろ」

朝比奈「」

ディートハルト「私は撮影に徹するので辞退させていただきます」

ゼロ「他に誰かいないのか!! いないなら指名するぞ、よし>>65、お前がやれ!!」


68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 00:42:24.95 ID:oM8JqfPF0

扇「ん? ブリッジからか……ああ、俺だ……ゼロ? ここにいるけど……」

ゼロ「? どうした、扇」

扇「中華の星刻から連絡が入っているんだ。多分日本を出た時の事かと……」

ゼロ「……メインモニターに繋いでくれ」

ブンッ
星刻『ゼロ、私だ。話したい事があるんだが……』

ゼロ「こちらに来ていただけるのかな?」

星刻『ん? 大丈夫だが……何かあるのか』

ゼロ「話すついでに、君に我ら黒の騎士団のイベントに参加して欲しい」

星刻『イベントだと?』


70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 00:48:49.71 ID:oM8JqfPF0

ゼロ「私の側近の二人の女性は知っているだろう」

ゼロ「明日この斑鳩で、彼女らの料理対決を企画している。君にはその審査員を頼みたい」

星刻『料理対決の審査員? 一体何の目的で……』

ゼロ「一言で言えば花嫁修業だ。協力してもらえるだろうか?」

星刻(花嫁修業? 本当にそれだけか? ……だがあのゼロの事だ、裏があるやもしれん)

星刻(だが腹を探るにはいいかもしれん。虎穴にいらずんば虎児を得ずだ)

星刻『……わかった。会食という認識で参加させてもらう』

ゼロ「ありがとう黎星刻、ご協力感謝する」

星刻『世辞は無用だ。では、明日』
プツンッ

ゼロ「よし、審査員も決まった!! あとは明日を待つだけだ!!」


72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 00:53:05.50 ID:oM8JqfPF0

ゼロ「では教えを請われたものは全力で教えてやるように!」

ディートハルト「ん? ゼロは審査されないのですか?」

ゼロ「私は勝負が終わった後別室で食べさせてもらう」

玉城「まぁ仮面取るわけにもいかねぇしなぁ」

ゼロ「千葉、朝比奈にも言ったが藤堂に意見を合わせるような事は許さんぞ」

千葉「私にだって料理人としての矜持がある、どんな贔屓だってしない」

ゼロ「結構だ! それでは勝負は明日正午だ、解散ッ!!」


74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 01:00:29.53 ID:oM8JqfPF0

―――翌日正午・斑鳩 食堂―――

ゼロ「ではお集まりの諸君! これよりC.C.と紅月カレンによる料理勝負を開始する!」

ゼロ「対戦者両名、前へ!!」

C.C.「やれやれ、めんどうだな……」

カレン「悪いけど、本気でやるからね!!」

ゼロ「……まてC.C.、お前なんだその格好は!?」

C.C.「見ればわかるだろう、いわゆる裸エプロンというやつだ」

男達「「「うおぉぉぉぉぉっ!!!!」」」

ゼロ「アホか!! 服を着ろ服をぉっ!!」

カレン「いきなり男票取りにくるなんてあざといわね……」

藤堂「……黎星刻よ。お前は特に反応がないようだな」

星刻「天子様以外の女に興味はない。そういうお前こそ平然としているな」

藤堂「よく見ろ、下着をつけているだろう。あれでは裸エプロンとは言えん」


79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 01:08:08.23 ID:oM8JqfPF0

―――10分後くらい―――

C.C.「まったく、折角サービスしてやったのに何の面白みもないな」

ゼロ「あとで貴様は恥じらいという言葉を辞書で引け」

ディートハルト「ゼロ、今の時間は後ほど編集でCMに入れ替えておきますのでご安心を」

ゼロ「さすがだなディートハルト。では気を取り直して―――」

ゼロ「それではお題を発表する! テーマは家庭料理だ!」

ゼロ「普段日頃食べているような一般的なメニューで構わん、それをメインと汁物、デザートの3品作ってもらう!!」

ゼロ「調理の制限時間は1時間、心して作れ!!」

ゼロ「準備はいいな、それではっ!! 花嫁修業ROUND1、料理対決!! 開始ぃっ!!」
ゴォーン!!(銅鑼の音)


80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 01:12:49.16 ID:oM8JqfPF0

   ―調理中―

ザックザック……

カレン(やっぱり一番得意なのカレーだからこれは外せないとして……)

カレン(……カレーは汁物かしら、それともやっぱりメイン?)

カレン(意外と悩むなぁ……)

グツグツグツ……

C.C.(料理するのなんてどれくらいぶりだろうな……)

C.C.(マオの母代わりしてるとき以来だから……げ、10年ぶりくらいか)

C.C.(やれやれ、やっぱり面倒だなぁ……)


82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 01:18:56.35 ID:oM8JqfPF0

玉城「なぁ扇ぃ、ぶっちゃけカレンの料理ってどうなのよ?」

扇「子供の頃に見たのが最後だなぁ、ナオト譲りの男らしい料理としか……」

玉城「大丈夫なのかよ?」

ラクシャータ「ちゃ~んと食えればいいんじゃなぁい? お腹に入ればおんなじよぉ」

朝比奈「元医療サイバネティクス関係者とは思えない発言だねぇ……」

ラクシャータ「食事なんてそんなもんよぉ」

玉城「あ、カレンのやつ指切ったみてーだ」

カレン「~~~っ!!」ナミダメ


84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 01:25:36.19 ID:oM8JqfPF0

   ―調理時間終了―

ゼロ「そこまでだ! 両者とも手を止めろ!」

カレン「頑張ってみたけど、やっぱり……不恰好かも」

C.C.「はぁ、こんな面倒はもうごめんだよ」

ゼロ「それでは試食に移る。両者とも審査員席に料理を持っていけ!!」

C.C.「はいはい……」

カレン「お、お願いしますっ!」


87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 01:30:28.04 ID:oM8JqfPF0

ゼロ「待たせたな審査員諸君。それでは試食タイムだ」

藤堂「先攻はどちらだ?」

C.C.「私は後攻でいい。譲ってやるよ」

ゼロ「ではカレンの料理からだ。さぁ喰らえ!!」

カレン「よ、よろしくお願いしま~す……」

・カレンのメニュー
メイン:ハンバーグカレー
汁物:大根の味噌汁
デザート:フルーツポンチ


90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 01:36:06.78 ID:oM8JqfPF0

星刻「カレーに味噌汁だと? 斬新な組み合わせだな」

千葉「日本では割と普通だ」

藤堂「……気のせいか、ハンバーグが焦げているな」

カレン「」ガックシ

審査員3人「「「いただきま~す」」」

モグモグ ムシャムシャ……

カレン「うぅ……自分の料理採点してもらうなんて初めてで緊張する……」

星刻「……ふむ」

藤堂「……むぅ」

千葉「……頑張ったな、紅月」


93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 01:40:40.28 ID:oM8JqfPF0

カレン「え、千葉さんのお墨付き!?」

千葉「その指を見れば頑張ったのは丸わかりだ。絆創膏だらけだろ」

星刻「ぐっ……どうりで血の味がするわけだ」

ゼロ「星刻、それはあなたが吐血しただけだ」

藤堂「味噌汁の出汁もよく出ている」

カレン「っ、じゃあ!!」

藤堂「だが、喝ッ!!」ドンッ!!

カレン「うぇっ!?」


97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 01:46:34.27 ID:oM8JqfPF0

藤堂「紅月。努力は認めるがまだまだだ」

カレン「そっ、そんな……何がまずかったっていうんですか!?」

藤堂「味噌汁の塩気がきつすぎる。もっとなんとかなっただろう」

千葉「紅月、あまり言いたくないがカレーの具の大きさがバラバラだ。これでは男の料理と言われても仕方ないぞ」

カレン(お、お兄ちゃんから習ったんだし仕方ないじゃないのぉ!!)

扇「あぁ、やっぱり……」

玉城「まぁ、あの性格だしなぁ」

カレン「玉城あとでちょっと甲板きてねぇ♪」ニッコリ


100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 01:55:17.06 ID:oM8JqfPF0

藤堂「先も言ったがハンバーグも焦げが目立つ。それにカレー自体に肉も多く、これではカレーではなく肉を食ってるようなものだ」

藤堂「加えて日本の食卓ではありふれた光景とはいえ、カレーと味噌汁をセットにしたのも失策だ」

藤堂「汁物という言葉に捕われたかもしれんが、ここでは紅茶や冷たい水を出していくのが上策ではないのか?」

カレン「うっ、うぅっ……」

藤堂「フルーツポンチはまぁそれなりによく出来ているが、やはり大きさもバラバラだ」

藤堂「君の料理にはバランスが欠けている。素材がよくてもこれでは全て台無しだ」

星刻「さすがだな藤堂、そこまで辛口とは思わなんだぞ」

千葉「確かに厳しくといいましたが、さすがに辛口過ぎないですか?」

藤堂「オブラートに包んだところで紅月のためにはならん」ツンッ

カレン「うぅっ……」ナミダメ


103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 02:02:25.03 ID:oM8JqfPF0

藤堂「勘違いするな紅月。私は全てを否定してるわけではない」

カレン「え?」

藤堂「君はまだ若いのだ。まだまだのびしろはあるはず」

藤堂「先に云ったバランス云々は先人に教えを請い、回を重ね、研鑽を積む事で如何様にもなる」

藤堂「進む道を見誤らなければ君はもっと腕を上げられるだろう。精進するがいい」

千葉「藤堂さん……!!」

星刻「ふ、飴と鞭か」

カレン「は、はい! あたし、これからも頑張ります!!」

ゼロ「……フ……」


105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 02:09:17.07 ID:oM8JqfPF0

ゼロ「頑張ったなカレン。私も後で頂かせてもらう」

カレン「あまり、期待しないで下さいね……」

ゼロ「……カレンの試食が終わったところで、続いてはC.C.だ」

C.C.「面倒だが腕を振るってやったさ。ありがたく喰え、お前ら」

C.C.のメニュー
・メイン:ビーフカレー
・汁物:コーンポタージュ
・デザート:メロン


108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 02:15:34.07 ID:oM8JqfPF0

千葉「カレーにコーンポタージュ……これまた定番の組み合わせか」

C.C.「普通の家庭的なのがいいんだろ? だから普通にしてやったんだよ」

藤堂「見るからに普通だが……具材の大きさのバランスも申し分ない」

星刻「そうだな、揃いすぎて逆に恐ろしいくらいだ」

千葉「まぁ、食べればわかるか」

審査員3人「「「いただきま~す」」」

モグモグ ムシャムシャ……

千葉「……普通だな」

藤堂「……普通だ」

星刻「この上なく普通だな」

C.C.「普通がいいといったからそうしたんだ」

ゼロ(おかしい……いくらなんでもC.C.だぞ? ここまで普通とはありえない……)


111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 02:22:15.49 ID:oM8JqfPF0

千葉「気のせいでしょうか、これなんかどこかで食べた気しませんか?」モグモグ

藤堂「そうだな……散々世話になったような味だ」ムグムグ

C.C.「だから、そういう風に作ったんだって」

星刻「だがこの妙な違和感は何だ? 具の大きさが揃い過ぎてるところに作為的なものを感じる」ムシャムシャ

ゼロ(これは……まさか!!)
ソローリ ソロソロ……

C.C.「あまり勘繰り過ぎると、折角の食べ物が不味くなるぞ。食材に失礼だ」

星刻「……まぁ、ことメロンについては誤魔化しようもないな……」

C.C.「いいからさっさと評価を下せ。私は早く面倒から解き放たれたいんだ」

ゼロ(ゴソゴソ……)


114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 02:27:22.43 ID:oM8JqfPF0

千葉「……まぁそうだな、普通には普通のよさがあるし」

藤堂「……むぅ」

星刻「どうにも解せんが……」

C.C.「ほら早く。ピザが私を待ってるんだ」

ゼロ「……待て」ユラリ

審査員3人「「「!?」」」

ゼロ「C.C.……お前、ちゃんと作ったんだよなぁ?」

C.C.「お前まで疑うのか? 私は信用なかったんだなぁ」

ゼロ「だったら貴様……これはなんだ」

つレトルトのパッケージ

C.C.「おやおや、バレてしまったようだな」

ゼロ「貴様何不正を働いているかぁっ!!」

カレン「C.C.ぅ~~~っ!!」


115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 02:33:24.60 ID:oM8JqfPF0

C.C.「いいだろ別に。もう10年以上料理してないんだ、作りたくなーい」シレッ

ゼロ「開き直るなお前!! 趣旨わかってるのか!!」プンスカ

カレン「そうよ! 真剣にやったあたしがバカみたいじゃない!!」

千葉「あのパッケージ……やっぱり散々お世話になったアレですね」

藤堂「ああ、結構好きだったがこういう場で出すのは御法度だ」イラッ

星刻「所詮は情婦か……我々を謀るとは!!」

C.C.「やれやれ。面倒だからやらなかったが、ホントはやれば出来る子なんだぞ? 私は」

ゼロ「この場でやれぇぇぇぇぇっ!!」プンプン

C.C.「はいはい、次は本気出す本気出す」シレッ

カレン「な、殴りたいコイツ……」


116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 02:42:54.06 ID:oM8JqfPF0

星刻「正直レトルトで済まされるとは不愉快だが……メロンだけは本当に美味いな」

千葉「メロンって単品でデザートとして成立するんですねぇ」ムシャムシャ

藤堂「ああ、このメロンだけでマイナス評を打ち消してしまいそうだ……」

カレン「そんな凄いメロンっていったい何なのよ……」

星刻「ゼロの情婦よ、敢えて訊こう! このメロンは一体何だ!?」

C.C.「勝手に情婦といわないで貰いたいがまぁいい。それはな?」

一同「「「それはっ!?」」」ガタタッ

C.C.「ふふっ! ゼロが密かに保管していた、幻とまでいわれる最高級の一品だよ」

ゼロ「なん、だと……っ!? まさか!!」

ゼロ「お前達、少し待っていろ!!」ダダダダッ

   ―――数分後―――

ゼロ「C.C.貴様ぁぁぁっ!! 私の秘蔵のアレを勝手にぃぃぃっ!!!」

C.C.「ふんっ、お前が独り占めしようとするから悪いんだ」

一同「」


118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 02:53:22.50 ID:oM8JqfPF0

ゼロ「えぇいC.C.、貴様は後日お仕置きだ!!」

C.C.「はいはい、出来るものならな」

千葉「えっと、これ審査必要ですか?」

藤堂「もう紅月に努力賞という事でいいんじゃないか」

星刻「全く、とんでもない茶番に呼ばれたものだ……」

C.C.「それじゃ料理対決はカレンの勝ちでいいな、よかったなカレン?」

カレン「こんな拾い物みたいな勝ちなんていりませんっ!!」

ゼロ「ならばカレンの意思を酌み、今回はドローとする」

藤堂「ゼロ、あとでC.C.に説教してもいいか?」

ゼロ「むしろ歓迎だ、是非頼む」

C.C.「」


121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 03:01:37.19 ID:oM8JqfPF0

ゼロ「ではこの後夕刻より、ROUND2として整頓対決を行う!!」

C.C.「まだやるのか。面倒ごとが好きだな」

ゼロ「お前らを思っての事だ。面倒でも受け入れろ……今度は不正は許さんぞ」

ゼロ「さてそれにあたってラクシャータ。このメモリー内のプラン通りに部屋を用意してくれ」

ラクシャータ「アタシの仕事ってこんなんだっけぇ? まぁいいけどぉ」

ゼロ「最適な状況を考慮するとお前しかいない。頼んだぞ」

星刻「ではゼロ、それまでの時間で会談の続きだな」

ゼロ「わかっている。行こう」スタスタ

カレン(整頓、かぁ……どうしよう……)ソワソワ


123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 03:10:09.47 ID:oM8JqfPF0

   ―――約2時間後―――

C.C.「……ったく藤堂め、ずっと正座させるとは私を誰だと思ってるんだ」アシジンジン

カレン「手ェ抜くから悪いのよ……ったく」

C.C.「まぁいいさ。悪いがカレン、次は本気出させてもらうぞ?」

カレン「う゛っ……」

C.C.「いや失礼、さすがに大人気ないか? 本気出さなくてもお前ほど部屋汚くする自信はないからなぁ」プークスクス

C.C.「精々頑張れよ? 愛しのゼロのために、なぁ?」スタスタ

カレン「くぅぅぅぅぅっ、悔しいぃ~っ!!」

(ルルーシュ『部屋の風景とは人の本質を映す鏡だ』)

カレン「……あたし……そんな汚い人間なのかな……」


125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 03:16:30.18 ID:oM8JqfPF0

   ―――藤堂の部屋―――

コンコンッ
カレン「藤堂さん? 紅月です、入ってもよろしいですか?」

藤堂「構わん、入りたまえ」

カレン「失礼します……」

プシューッ

藤堂「……君が私の部屋を訪ねるとは珍しいな。何用だ?」

カレン「あの、藤堂さん……お願いがあるんですが……」

千葉「だ、だめだぞ卑猥な事は」

カレン「違いますっ!! ……実は、その」

藤堂「何だ、早く云い給え」

カレン「あのっ! あたしに喝をいれてほしいんですけどっ!!」

藤堂・千葉「「……は?」」


129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 03:22:51.66 ID:oM8JqfPF0

千葉「紅月、落ち着け。いきなり喝を入れてほしいとかって何があった?」

カレン「……実は……」

――――――――――――――――――
――――――――――――――
――――――――

藤堂「……なるほど。部屋を片付けられないのは自分の心に問題があると、そう思ったわけか」

カレン「はい……それでその、性根叩き直したくって」

カレン「ウチでそんなことできるっていうとやっぱり、藤堂さんしかいないかなって……」

千葉「紅月……その根性は買うが、ちょっと発想が男の子のそれじゃないか」

カレン「すいません、ちょっと最近気にしてるんで言わないで下さい」

藤堂「ふむ……」


133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 03:27:56.07 ID:oM8JqfPF0

藤堂「つまり君はもう少し女性らしさを身につけたいと、そういうわけか?」

カレン「……身も蓋もなくいうと、はい……」

千葉「まぁこの生活、そういう要素とは縁遠いからな」

カレン「そういう事相談できる人も中々いなくて、その……」

藤堂「……」ナデナデ

カレン「うぇっ!? ちょ、ちょっと!?」

藤堂「よく話してくれたな」


134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 03:33:39.46 ID:oM8JqfPF0

藤堂「紅月。君は我ら黒の騎士団最大の戦力だが、それ以前に一人の女子だ」

藤堂「状況がこんなだから忘れてしまいがちだが、我らとてそれは心得ている」

カレン「藤堂さん……」

藤堂「君は自らに女性らしさを求めている、つまり少女から大人の女性へと変わろうとしている」

藤堂「それはとても素晴らしい事だ。我々にとっても喜ばしいと言える」

カレン「っ……」

藤堂「私は男だから、女性らしさ云々を説く事はできん。できるのは悩みに答える事ぐらいだ」

藤堂「だが周りを見渡せ。相談できる大人の女達なら、ちゃんといるだろう?」

千葉「そうだぞ、私でもラクシャータでも、いつでも相談に乗ってやるさ」

カレン「……はいっ!」


138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 03:38:50.77 ID:oM8JqfPF0

藤堂「それでも喝が欲しいというなら応えてやる……ただし、手加減はできんぞ?」ニィッ

千葉「紅月……無理はしなくてもいいんだぞ?」

カレン「……いいえ」

カレン「藤堂さん。きついの一発、お願いします!!」

藤堂「ふっ……いいだろう! お前の心は受け取ったぁ!!」

藤堂「ではいいか? ……いくぞぉ~っ!!」シャクレッ

カレン「来いっ!!」

藤堂「ダアァーーーーッ!!」

バチィーーーーンッ!!!


141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 03:43:59.69 ID:oM8JqfPF0

   ―――夕方・整頓対決 会場―――

ゼロ「それでは諸君!! 長らく待たせたな!!」

ゼロ「これより花嫁修行ROUND2、整理整頓対決を執り行う!!」ババッ!!

C.C.「よく来たなぁカレン? 恐れをなして来ないかと思ったぞ」

カレン「冗談! 紅月カレンを安く見ないでよね!!」ヒリヒリ

C.C.「……なんだそのほっぺたの紅葉は」

千葉「藤堂さん、またずいぶん派手にいきましたね」

藤堂「ふ、手加減できんと言っただろう?」

朝比奈「藤堂さん、僕もあとでお願いしていいですか?」


146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 03:49:56.89 ID:oM8JqfPF0

ゼロ「会場は普段倉庫として使ってるこの部屋だが、今回のためにラクシャータに頑張って汚してもらった!!」

ゼロ「普通に暮らしていれば見ないであろうこの惨状!! モニター越しだがとくと見るがいい!!」ポチッ

ブゥン!

一同「「「うわぁ……」」」

ディートハルト「これは……まさにカオス空間とでもいいましょうか」

扇「なんだこれは、瓦礫の山か!?」

カレン「あのときのあたしのベッドがまだ可愛く見える……」ヒヤアセ

ラクシャータ「んっふふ、頑張っちゃった♪」

玉城「いや汚すの頑張るってどんなんよ!?」


147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 03:56:05.34 ID:oM8JqfPF0

ゼロ「ご覧の通りの惨状だが、二人にはこれからこの空間を全力で整理整頓してもらう!!」

扇「ゼロ、本気なのか!?」

玉城「やめとけって! なんか変なもん出て来そうじゃねーかよ!」

ゼロ「私はいつでも本気且つ大真面目だ。制限時間1時間以内でどれだけクリアな空間に出来たかを競ってもらう!!」

C.C.「面倒通り越して入りたくないんだが」

カレン「……上等よ!! ご希望通り、全力でやってやるわ!!」

千葉「紅月、気合入ってますね……」

藤堂「さっきの喝は無駄ではなかったようだな……フフ」

朝比奈「紅月であそこまで……藤堂さん、後で……いや今すぐ僕にも!!」


150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 04:01:29.31 ID:oM8JqfPF0

ゼロ「なおこの勝負はモニター中継はなしだ。加えて審査員は女性に限定させて貰う」

千葉「という事は……私とラクシャータとオペレーター達か?」

ゼロ「いや、オペレーター達は索敵などの任を控えているからな。千葉とラクシャータの二人にジャッジしてもらう」

ラクシャータ「ま、仕方ないわよねぇ」

玉城「なぁゼロ、何でだよぉ! 俺らも見たっていいじゃねーかよ!」

ゼロ「……察しろ」

C.C.「なぁるほど、男には見せられないようなものもあるってことか」

カレン「それなら納得……かな」

玉城「あぁ? 全然わかんねーんだけど」

ラクシャータ「あなたって本当におバカさんねぇ~……」


153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 04:08:26.96 ID:oM8JqfPF0

ゼロ「基準となるのは片付けによる居住空間の確保だが、ゴミの分別もキッチリすると高ポイントだ」

カレン「ポイントなんてあったわけ……?」

ゼロ「その方がわかりやすいだろう?」

C.C.「面倒という言葉しか出て来ないな」

ゼロ「分別はもちろんだが、中に散乱した物資の必要・不必要もキッチリ見分ける事! いっそ使わないものは粉砕して構わん!」

カレン「へぇ~、ストレス解消にはもってこいね!!」グッ!!

ゼロ「それでは制限時間は今この瞬間より1時間! 二人の健闘を祈る!!」

ゼロ「ROUND2! はじめぇっ!!」バッ!!

ガァーッ!!(倉庫の開く音)

カレン「よっしゃあっ!!」

C.C.「やれやれ……」


154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 04:13:25.24 ID:oM8JqfPF0

  ―――倉庫内・カレンサイド―――

カレン「こうして見るとホント酷いわね~……ラクシャータさんの本気って恐ろしいわ……」

カレン「とにかくまずは足場開いて……んん?」

カレン「ちょっ!! これあたしのお気に入りの下着じゃない!! 何でこんなところにあるのよぉっ!!」

カレン「あれ? この汚しのプランって確か……」

カレン(ルルー……シュ……?)サァーッ…

カレン「ぃいいいやああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」


156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 04:19:20.89 ID:oM8JqfPF0

   ―――倉庫の外―――

(カレン「ぃいいいやああああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」)

ゼロ「……なにやらカレンの絶叫がこだましているが……」

ラクシャータ「あぁら~、もしかしてあの子ってばアレ見つけちゃったぁ?」

ゼロ「アレとは何だ、アレとは」

ラクシャータ「んふふ~、カレンちゃんのお気に入りのし・た・ぎ☆」

ゼロ「ほゎあ!? ラクシャータ、そんな指示出した覚えはないぞ!? なぜ市販の安物にしておかない!!」

ラクシャータ「えぇ~? 自分のもん見つけたほうが感慨深いでしょぉ?」

ゼロ「だいたいどうやってカレンの私室に入って―――」

ラクシャータ「アタシ特製のマルチアンロックツール♪ さすがにこれはあげないわよぉ☆」

ゼロ「……ラクシャータ。それはあとで破棄するぞ」

ラクシャータ「あぁら残念」

ゼロ(これは後で半殺しは覚悟だな……)


159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 04:24:39.14 ID:oM8JqfPF0

   ―――倉庫内・C.C.サイド―――

C.C.「いるだけで不愉快だな。仕方ない、多少は本気を出すか」

C.C.「さてさて……ん? 何だこのやけに高そうなコーヒーメーカー」

C.C.「ふむ……底に名前が書いてあるな……なんだ玉城のか」

C.C.「これはいらないな。ではストレス全部乗せで木っ端微塵に砕いてしまおう」

C.C.「そぉ~……れぇっ!!」

ガシャン!! プスプス……

C.C.「はぁ、スッキリ……たまにいい事をすると気持ちがいいなぁ」

C.C.「……違うな、私はいつもいい事しかしてないな♪」

C.C.「さて次は何を壊そうか……」


164: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 04:31:01.23 ID:oM8JqfPF0

   ―――再び倉庫の外―――

(ガシャン!! パリン!! ドカバキッ!! ドゴォォォン!!)

扇「な、なぁ……なんだか中から凄い音が聴こえるんだけど」

玉城「なんかよー、すっげー不安なんだけど気のせいだよなぁ?」

ゼロ「そうだな、気のせいだ……多分」ボソッ

千葉「紅月、大丈夫でしょうか……」

藤堂「だといいがな……」

ゼロ「……実際のところどうなんだ、ラクシャータ」

ラクシャータ「結構いろんなもん持ち出したからね~、正直言ってわっかんなぁい♪」

ゼロ「」

ラクシャータ「だぁいじょぶよぉ、ゼロの部屋には入ってないから安心して♪」

ゼロ「そ、そうか……」タラリ


168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 04:37:23.53 ID:oM8JqfPF0

   ―――倉庫内・カレンサイド―――

カレン「や、やっぱりルルーシュに見られたのかしら……」ドキドキ

カレン「あーでも実行犯ラクシャータさんのはずだし……」ブツブツ

カレン「……あー! 一旦考えるのやめやめ!!」

カレン「ともかくさっさと片付けて! 捨てるもん捨てて! ぜぇったいに勝ってみせるんだからぁ!!」

カレン「ん? 何これ……あのアッシュフォードの体育教師の写真?」

カレン「多分扇さんのだろうけど……敵っぽかったし、別に要らないわね」ビリッ

カレン「はぁ……分別ってめんどくさぁ……」ゴソゴソ


172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 04:42:04.74 ID:oM8JqfPF0

   ―――倉庫内・C.C.サイド―――

C.C.「いろいろ壊したなぁ……意外と壊すって楽しいんだな♪」ウットリ

C.C.「幼女モノの映像ディスクとか、ムダに年代モノのギターとか」

C.C.「誰のものか知らないが、私のストレス解消の一助になったんだ。光栄に思っていいぞ、ふふっ」

C.C.「……しまった。壊すのに夢中になってたらかえってゴミが増えてしまったぞ」

C.C.「ここから再分別となるのか……まったく、本当に面倒だな」

C.C.「どこのどいつが考えついたんだろうなぁ分別など……至極面倒な限りだ」ブツブツ


176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 04:50:29.39 ID:oM8JqfPF0

   ―――倉庫の外―――

扇「あの凄い音は聴こえなくなったけど……なんだろう、このいい知れぬ不安は」

玉城「しらね。俺便所いってくらぁ」テクテク

南・杉山「「……」」トボトボ

扇「ん? どうしたんだお前達、元気ないけど」

南「いや、待ってるの退屈だったから部屋にちょっと戻ったんだが……」

杉山「俺の愛用のギターが失くなってたんだよ……」

南「俺も秘蔵の映像ディスクが……はぁ、もう神楽耶様しか俺を癒せない……」

扇「あぁ……大変だな……」

ゼロ「……」(※仮面の下で冷汗全開)

ラクシャータ「まぁいざとなったらぁ、妖精の仕業って事で☆」

ゼロ(済むわけないだろうがぁぁぁぁっ!!)


180: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 04:59:39.09 ID:oM8JqfPF0

   ―――なんやかんやで制限時間いっぱい―――
ビィーーーーーッ!!

ゼロ「時間だな……二人ともそこまでだ!!」

ガァーッ

カレン「とりあえずやるだけはやりました」

C.C.「少し本気を出してみた。まぁ見ろ」

ゼロ「では千葉、ラクシャータ。交互にそれぞれの部屋に入りジャッジを頼む」

千葉「承知した……なんだろう、なんか怖い……」

ラクシャータ「はいは~い、まかされたわ~」

玉城「おい、俺にも見せろよぉ!!」

藤堂「玉城……自重しろ」

朝比奈「もしかしたら見ないほうが幸せかもしれないね……勘だけど」


182: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 05:07:50.80 ID:oM8JqfPF0

   ―――ジャッジ終了―――

ゼロ「では千葉、そしてラクシャータ。両者の結果を見比べた上で、どちらがより片付いていたかを答えてもらおう」

千葉「私は―――正直、選べない」

ラクシャータ「あらアンタも? 奇遇ねぇ」

ゼロ「なんだと!?」

カレン「え? じゃあまたドローなわけ!?」

C.C.「納得いかんな、私の片付けっぷりをカレンと一緒にされては」

藤堂「皆落ち着け。……審判二人の言葉を聞こう」

ラクシャータ「んじゃ千葉ちゃんからおねがぁい」


188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 05:13:09.79 ID:oM8JqfPF0

千葉「ではまず……紅月の片付けだが」

カレン「!!」

千葉「限られた時間の中でよくやったと思う」

C.C.「ほう?」

千葉「だがすまない、分別が不十分だ。ペットボトルのラベルは剥がさなきゃならないの知ってたか?」

カレン「何それ!?」

千葉「他にも古紙に該当するものなどの分別が不完全だった。あとは時間が限られてた故か、完全に片付けられなかった事が減点対象だな」

カレン「そ、そんなぁ……」

C.C.「ふっ、やはり戦い以外は詰めが甘いようだなぁカレン?」

千葉「C.C.……お前も紅月の事はいえんぞ」

C.C.「……何?」


189: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 05:21:42.29 ID:oM8JqfPF0

千葉「こっちは実際見てもらった方が早いだろう……いいか、ゼロ?」

ゼロ「千葉がそういうのなら確実だろう、では見せてもらおう」

千葉「では……(ガァーッ)一見こんな感じだ」ピッカピカ

玉城「んだよ、キレイにしてんじゃんか」

扇「あ、ああ。分別だってちゃんとしてるようだし」

ラクシャータ「ところがどっこい、こっからよん」

千葉「そう、表面的には完璧だ。だが―――」

ガチャッ

千葉「私の目は誤魔化されんぞ! 床下扉に隠されたゴミの数々!!」ドンッ!

C.C.「」


190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 05:28:41.63 ID:oM8JqfPF0

千葉「表層的にはピッカピカだが地層の奥には数多くの負の遺産。これでは完全にキレイにしたなどとは言えん!」

C.C.「ち、目聡いやつめ」

ゼロ「貴様あのときから何も進歩していないな……」

C.C.「別に見せるわけじゃないからいいだろう?」

千葉「女なら見えない場所にも気を使え」

C.C.(全く、百年も生きてない小娘に言われるなど……)

千葉「そういうわけで、二人ともまだまだ発展途上にあると私は結論した。だからどっちが上かなど選べない」

ラクシャータ「アタシも全く同意見よぉ、いいたい事はぜ~んぶ千葉ちゃんがいってくれたわぁ」

千葉(言わせたの間違いでしょうがぁっ!!)

ゼロ「こうまで言われてしまっては返す言葉もないな……ではROUND2もドローとする!!」


193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 05:40:55.80 ID:oM8JqfPF0

ゼロ「ではこのまま続けてROUND3だ!!」

C.C.「まだやるのか。もう面倒だし私の勝ちという事でいいんじゃないか?」

カレン「なんでいきなり勝利宣言してんのよ!! 認めないからね!!」

ゼロ「次が最終ラウンドだから安心しろ。最後の対決は……洗濯だ!!」

ゼロ「今の片付けの最中に、衣類や下着類が出てきたと思う。それを最適な方法で洗濯してもらう」

ゼロ「今回の判定も引き続き千葉とラクシャータにやってもらうとする!!」

千葉「いや、また説明任されるのも嫌なんで私一人で充分だ」

ラクシャータ「あぁらごめんねー、楽させてもらっちゃって♪」

ゼロ「よし、ならば千葉はこのまま同行してジャッジを頼む。ラクシャータ、お前は片付けだ」

ラクシャータ「えぇ~?」ゲンナリ

ゼロ「何人か使っても構わん。急ぎ頼むぞ」

カレン「……ゼロ。結果がどうでもあとで個人的にお話があるんですが?」ニッコリ

ゼロ「」


197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 05:53:55.08 ID:oM8JqfPF0

   ―――洗濯場―――

千葉「言っておくが全部洗濯機一つで済ませようと思うなよ。最適な方法、というオーダーだからな」

C.C.「めんどくさいなぁ……」

カレン「C.C.、あんた実は洗濯やった事なかったりして?」クスクス

C.C.「バカにするなよ小娘が。洗濯など大昔からこの私の得意技の一つだ……何年もやってないがな」

カレン「見てればあんた、いつも誰かにやらせてばっかだもんね……」

C.C.「他にやれるやつがいるのに何故わざわざ私がこの白魚の様な指先痛めてやらねばならん」

千葉「白魚だかドジョウだかしらんが存分に痛めてもらうぞ」

C.C.「どっ!?」

千葉「無駄口は終わりだ!! 私が見ててやるから、二人とも真心こめてしっかり洗え!!」

C.C.&カレン「「は~い……」」


198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 06:06:10.74 ID:oM8JqfPF0

   ―洗濯中―

カレン「んっ……っと」パシャパシャ

C.C.「ほう? 意外とちゃんと手洗いできてるじゃないか」パシャパシャ

カレン「ずっと洗ってきたの誰だと思ってんのよ……ったく」パシャパシャ

カレン「って、あんたも得意っていうだけあるわね……」パシャパシャ

C.C.「言っただろう? やれば出来る子だって」フフンッ

カレン「普段日頃からやる気出してくれりゃいいんだけどね~……」

千葉「おい二人とも、手が止まってるぞ!!」


199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 06:12:49.04 ID:oM8JqfPF0

カレン「っとと、集中集中……」パシャパシャ

C.C.「頑張るなぁお前も……やはりアイツのためか?」パシャパシャ

カレン「アイツって誰よ……みんなのためよ、それと……ゼロのため」パンッパンッ

C.C.「ゼロ? ふふっ、中の人じゃなくってか?」パシャパシャ

カレン「なっ、中の人って何よ!! それは……関係ないわよ」パシャパシャ

C.C.「ふ~ん……あっ」パシャパシャ

C.C.「カレン、お前にやる気の出るものくれてやるよ。ほれっ」ポイッ

カレン「ちょっと洗濯物投げないで……って、何これ? 黒い下着?」

C.C.「ゼロ……っていうかあいつのパンツ」クスッ

カレン「!? いっ、いやあああぁぁぁぁぁっ!!!!!」アタフタ

千葉「おーいお前達、いい加減にしろよ?」


201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 06:24:27.18 ID:oM8JqfPF0

   ―――それからしばらく経過して―――

千葉「ゼロ、一通り済んだぞ」

ゼロ「ご苦労だったな、千葉。……悪いが判定は少し待ってもらえるか」

千葉「え? ……って、男達が何人か死んでるぞ!?」

玉城「あはははは……俺の宝物のコーヒーメーカーが……こんなにちっちゃくなっちゃって……」(※破片らしきもの見つめて)

南「お、俺の性春……もう絶版のお宝ディスクだったのに……」グスッグスッ

杉山「うあぁぁぁ、俺の、俺のずっと愛用してたギタァ~~~~ッ!!」ブワッ!

扇「ち、千草……俺だけのポケット千草がぁ……」ガックリ

ラクシャータ「だぁからごめんってばぁ。命と違って代えが効くんだからいいでしょぉ?」

男4人「「「「うぇあああぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」」」」

ゼロ「……そっとしといてやれ」

千葉「あ、ああ……見ないようにしておく」


202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 06:32:19.69 ID:oM8JqfPF0

ゼロ「……では改めて。千葉、洗濯勝負の判定を聞こう」

藤堂「千葉、悩む事はないぞ。心で感じたままに言えばいい」

千葉「もちろんです藤堂さん! ……では発表するぞ」

ゼロ「ああ、では頼む!!」

ディートハルト「サドンデスでしたからね、ドラムロールも入れさせてもらいますよ」ポチッ

ダン! ダラララララララララララララララ……

千葉「三番勝負の大トリ、洗濯勝負の結果は!!」

ゼロ「すなわち、勝者は!?」

藤堂「栄冠はどちらの手に!?」


203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 06:39:30.68 ID:oM8JqfPF0

千葉「ゼロ、恨むなよ」

ゼロ「は?」

千葉「結果は!!」

ダラララララララララ……ダンッ!!

千葉「両者引き分けだ!!」

ゼロ「なんだと!?」ガタッ

藤堂「ほう?」

ラクシャータ「あぁらあら」


204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 06:44:57.93 ID:oM8JqfPF0

ゼロ「ちょっと待て千葉!! 3本とも全てドロー、勝者なしとはどういうことだ!!」

藤堂「ゼロよ、この引き分けの意味がわからぬとはお前らしくないな」

ゼロ「なにっ!?」

カレン「……ま、全部引き分けならしょうがないわよね」

C.C.「正直、予想よりやるとは思ったよ。今後に期待ってか?」

ゼロ「当事者達がそれでいいのか!?」

C.C.「やれやれ、女心には疎い坊やだな」

カレン「仕方ないんじゃない? 男にはわからない世界だってあるわよ」

ゼロ(わ、わからん……なんだこれは!?)


206: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 06:57:17.79 ID:oM8JqfPF0

藤堂「ゼロよ、そもそもお前が今回の花嫁修業を競技形式にしたのは何故だ? ただ勝敗を決するためだったのか?」

ゼロ「……!!」

ゼロ(そうだ……俺が自分で言ったんじゃないか! 互いを意識し、競い合う事でより高みへ登るようにと!)

ゼロ(つまりこの引き分けは妥協の結果ではない! 互いを同じレベルとおき、競う対象として認識するためのドローなんだ!)

ゼロ「……すまないな藤堂。少し取り乱してしまったようだ」

藤堂「ふ、よせ。気付いたならば充分だ」

千葉「あの二人なら、お互い側にいる事でお互いを磨き合っていくんじゃないか?」

ゼロ「フッ、フフフハハハハハ……そうだな、その通りだ!」

C.C.「おやおや、ようやく気付いたようだな? 鈍感皇子も」

カレン「あんまりストレートに言ったらまた拗ねるわよ? ……ってか、皇子とか言っちゃまずいんじゃない?」


207: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 07:06:47.15 ID:oM8JqfPF0

ゼロ「よしっ! では今回の三番勝負はドローという事で決着だ!」

藤堂「勝ちも負けもないというのも、場合によってはよいものだな」ウンウン

ゼロ「C.C.、カレン! 二人のさらなる女子力アップに期待する!!」バッ!

C.C.「まぁ、本気さえ出せばカレンの努力など一瞬で追い越してしまうんだがな?」

カレン「言ってなさいよグータラ魔女。負けないんだからね!!」

ゼロ「よしっ、では本日はこれで解散ッ!!」

ラクシャータ「あのさぁゼロぉ、この野郎共どーするぅ?」

男4人「「「「うっ、うぅっ、ぐすっ……」」」」

ゼロ「……お前なら何とかできる。私は信じているぞ」トンズラッ

ラクシャータ「あぁら逃げた」


209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 07:14:44.20 ID:oM8JqfPF0

   ―――斑鳩 ゼロ私室―――

ルルーシュ「さてカレン。個人的に話があるってことだったが……」アオザメッ

カレン「ああ、あれね……その、もういいわ」モジモジ

ルルーシュ「え?」

カレン「なんていうかその……お、お互い様っていうか」

ルルーシュ「……なんなんだ、一体?」

C.C.「教えてやるよ。あの整頓勝負でお気に入りの下着が出てきた事にご立腹だったんだそうだ」

カレン「ちょっとC.C.!! 何言ってくれてるのよぉ!!///」

ルルーシュ「のぁっ! あ、アレは俺の指示じゃないぞカレン! ラクシャータが暴走して……」

カレン「……言い訳がましいのはヤだけど、もういいわ。ラクシャータさんからも聞いたし」

ルルーシュ「そ、そうか……だがその、すまなかったな」

C.C.「安心しろ。お返しにお前のパンツをカレンが洗ってくれたから」クスクスッ

ルルーシュ「なっ、なにぃっ!?///」

カレン「ちょっとC.C.!!」

C.C.「ふふっ!! いいだろ? 本当の事だし」


210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 07:22:43.94 ID:oM8JqfPF0

カレン「あーもう! 今はもうそんな話じゃないの! ほらっ」カタッ

ルルーシュ「ん? ああ、昼間のカレーと味噌汁か」

カレン「結局あの後、星刻との会談あって食べられなかったでしょ? 約束だし、食べてよね」

C.C.「そういえば知らんうちにいなくなってたな、あのロン毛」

ルルーシュ「今中華は天子の婚姻の話で持切りだからな」

ルルーシュ「奴は奴なりに動くつもりで、時間もあまり自由に出来ないそうだ。会談が終わったらそそくさと帰ったよ」

C.C.「ふぅん?」

カレン「そっちも気になるけど、ほらまずはあたしの料理! ちゃんと食べてってば」

ルルーシュ「……はいはい」クスッ


214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 08:03:37.37 ID:oM8JqfPF0

カチャッ モグモグ……

ルルーシュ「……ふむ」

カレン「ど……どう、かなぁ……?」ドキドキドキドキ

ルルーシュ「大まけにまけて40点ってところか」

カレン「なぁっ!?」

C.C.「おやぁ、今度は最初と違って辛口だな?」

ルルーシュ「改善点は審査されたとおり。俺がここで甘くする理由もないだろう?」

カレン「う…うぅっ……」ジワッ

C.C.(ったくデリカシーのない坊やだことだ)


216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/07(日) 08:14:04.57 ID:oM8JqfPF0

ルルーシュ「というわけでカレン」

カレン「……何よぉっ」ナミダメ

ルルーシュ「次に期待させてもらう。……また作ってくれるんだろう?」

C.C.「……ほう?」

カレン「えっ?……いいの?」

ルルーシュ「さっき言っただろう? C.C.とお互いライバルとして研鑽していけば、もっとスキルアップできるはずだ」

ルルーシュ「存分にスキルを磨いて、今度はもっと美味しいものを食べさせてくれ」

カレン「……っ! しょ、しょうがないわね……じゃあまた作ってあげるわよ///」

ルルーシュ「期待してる。……ただ、レパートリーも増やそうな?」

C.C.「やれやれ、なら私も期待に応えないわけにはいかないな」

カレン(よぉし……あたし頑張る、もっと頑張るからっ!!)ドキドキ メラメラ

ルルーシュ「さて、では俺もより一層頑張るか! よりよい明日のために!」

~おしまい~



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