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一色あかね「ひまわりちゃん、そのペットボトルは?」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 22:47:11.50 ID:Trwfygjv0

ひまわり「え?あ、えっと、これは…」

あかね「えー、なになに?わぁ、美味しそう!」サッ

ひまわり「やめて!返して!」バッ

あかね「あ…ご、ごめんね向日葵ちゃん」

あかね(そんなに大事な飲み物なのかな…)


3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 22:48:37.37 ID:Trwfygjv0

あかね「でもそれ、すっごく美味しそうだよね!」

あかね「ひまわりちゃんみたいに綺麗な黄色で、炭酸がきいてて…」

ひまわり「…」キッ

あかね「ひまわり…ちゃん?」


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 23:39:10.49 ID:IPRbZEMR0

ひまわり「へ、変態…!」

あかね「えっ?」

ひまわり「変態!変態!出てけ…っ!!」

あかね「えっ!?ちょっと痛いよ!枕で叩かないで!」

ひまわり「出てけよ!!いいから早く!!」

あかね「ちょっと出て行くよ出て行くから落ち着いてよああでもこの枕ひまわりちゃんの香りが…!」

ひまわり「おいちょっと待て」


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 23:51:43.80 ID:IPRbZEMR0

ひまわり「ちょっとここに正座、早く」

あかね「えっ出てかなくていいの?」

ひまわり「心配しなくても叩き出すから、聞きたいことだけ聞いたらだけど」

あかね「うん…わかった」

ひまわり「じゃあまず最初に一つ聞きたいんだけど」

あかね「じゃあさっきの枕貸してくれないかな?ちょっと顔を埋めたいんだけど」

ひまわり「ちょっとやめて目がこわい」


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/07(木) 23:58:07.74 ID:IPRbZEMR0

ひまわり「あのさ、もしかしてあなた、変態なの…?」

あかね「すーっ…はぁーっ!…え?ちょっと陶酔してて聞いてなかったよ、ごめんね」

ひまわり「枕を返せ、いや返してくださいお願いだから」

あかね「えーっと…なんだっけ?ひまわりちゃんがボトラーだっていう話だったっけ…」

ひまわり「かなり戻ったよね、というか知ってたのか、知ってて言ったのか」

あかね「え?何を?」

ひまわり「え?あ、いや…だからその…ボ…ボトラー…っていう…そのぉ…」

あかね(ああもうかわいいなあもふもふしたい、いやこの枕だけでご飯五杯はいけるけどだからこそ本人をもふりたい)


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 00:04:52.44 ID:/e697xoA0

ひまわり「と…とにかく!知ってた!それで、その上でさっきなんて言った!?」

あかね「でもそれ、すっごく美味しそうだよね!…って言ったね、うん」

ひまわり「うわあダメだわこの子」

あかね「え…?だってよく考えてみてよひまわりちゃん!」

ひまわり「まず自分の行動についてよく考えてくれないかなお願いだから」

あかね「ひまわりちゃんは机の上にペットボトル(使用済み)を置いてたよね?」

ひまわり「あ…それは…その…」

あかね「それも見つけるように!部屋の隅にもスペースはあるのに!」

ひまわり「う…ぅ…その…」

あかね「ああもう抱きつきたい…じゃなくって、これはつまり!」

ひまわり「うん誤魔化しきれてないからね、何一つとして」

あかね「ひまわりちゃんは見せたかったんだね!主に私に!」

ひまわり「あれこの子一色博士の孫だよね、なんで頭のネジが足りてないんだろう」


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 00:11:17.41 ID:/e697xoA0

あかね「安心して!責任をもって飲むよ!私は!!」

ひまわり「誰か助けてくれないかな、友達が変態だったとかシャレになってないよ」

あかね「無理矢理にとは言わないから!同意の上なら」

ひまわり「どんなことが起きようと同意なんてしないから…何その信じられないようなものを見る目は」

あかね「え…だって…え…?」

ひまわり「現実を受け入れられないって顔だね、でもそれ私がさっきからしてる表情だからよくわかるよ」

あかね「ね、ねぇひまわりちゃん…正気…?」

ひまわり「お願いだから誰か鏡持ってきて」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 00:17:50.44 ID:/e697xoA0

あかね「だって!聖水だよ!?黄金水だよ!!?」

ひまわり「ちょっと黙れ、もう慌てないぞ」

あかね「それもひまわりちゃんのだよ!もう最高じゃない!!」

ひまわり「うんちょっと理屈が飛躍しすぎ、意味がわからない」

あかね「ひまわりちゃんの身につけてるものとその周囲の全ては価値が跳ね上がるんだよ!常識だよ!!?」

ひまわり「うわあ初めて聞いた、ちょっと現実が受け入れられなくなってきたかな」

あかね「まあ私が新聞配達で稼いだお金をフルで使って落札するんだけどね!!」

ひまわり「何やってるのこの変態、あとちょっと聞き逃せない、その発言はちょっと聞き逃せない」

あかね「え?何?渡してくれる気になったの!?ボトルを!!」

ひまわり「違うから、そうじゃない、そうじゃなくって落札って何?ちょっと詳しくお願い」

あかね「え?聞きたい?」

ひまわり「聞きたくないけど私のプライバシーの保護のためには聞かないと一生後悔する気がするな」


38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 00:23:55.78 ID:/e697xoA0

あかね「落札って言ったら月末恒例ひまわりちゃんオークションだよ?」

ひまわり「うん何それ初めて聞いた、こわい」

あかね「ひまわりちゃんの私物とか、グッズとか写真に…」

ひまわり「私のグッズあるのか、というか写真ってそれ盗撮だよね」

あかね「え?ちゃんと言ってから撮ってるよ?寝てる時に耳元とかで…」

ひまわり「不法侵入してるのか、いよいよ持って大丈夫かな私の日常」

あかね「ああ、あとは権利書かな」

ひまわり「うん、聞き逃せないね、出来ることなら聞きたくなかったけど」

あかね「え?大丈夫だよ!ひまわりちゃんの予想とは違うと思うから!!」

ひまわり「そう願うよ、いやもう本当に、心から」


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 00:29:55.76 ID:/e697xoA0

あかね「権利書って言ってもあれだよ?三日間となりでお弁当を食べる権利とか…一緒に帰る権利とか…」

ひまわり「ああよかった、普通だね、今のところは」

あかね「仕掛けカメラの優先的視聴権とか…」

ひまわり「プライバシーってどこ行ったのかな、なんか涙出そうだよ」

あかね「一緒の布団で寝る権利とか…そこらへんだから!!」

ひまわり「予想の下と上で振り切れてたね、もうなんか何も信じられないな」

あかね「あ、大丈夫だよ!!」

ひまわり「人間不信がぶり返してきたみたいだな、その言葉はちょっともう信じられない」

あかね「ひまわりちゃんの日常に影響を与えかねない権利は全部私が入手してるから!!」

ひまわり「つまり不法侵入はお前しかしてないのか、安心した」

あかね「えっ?私でよかったってこと!?受け入れてくれたの!!?」

ひまわり「こわい、この子のポジティブシンキングがこわい」


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 00:52:37.22 ID:/e697xoA0

あかね「とは言ってもオークションなんて言っても参加者も少ないし、あんまりお金は使ってないんだけどね」

ひまわり「うんもう安心なんてしない、何人くらいいるの?聞きたくないし知りたくもないけど」

あかね「私と…あと3人だよ?」

ひまわり「何なんだろうこの気持ち、絶望ってこんなレベルまで貯まるんだね」

あかね「大丈夫だよ!!たまに来る下心を持ってる人は全員私がシメてるから!!」

ひまわり「鏡見てくれないかな、お願いだから」

あかね「それにね!そう言う人はあおいちゃ…もうひとりの参加者の付き人がどこかに連れて行くんだよ!!」

ひまわり「隠しきれてないね、ごまかせてないね」

あかね「黒服にサングラスで…怪しいよね!メン・イン・ブラック!って感じ!!」

ひまわり「私の記憶を消してくれないかなぁ、エイリアンなら目の前にいるよ?思考回路が異星人だもんこの子」


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 01:01:26.27 ID:/e697xoA0

あかね「ともかく!話を最初に戻そうよ!!」

ひまわり「脱線させたのはアクセル踏み抜いた現況のせいだよね、私の目の前の」

あかね「そうだよ!!そのボトルだよ!!」

ひまわり「叫ばないでくれないかな、羞恥心とかないの?」

あかね「ねえ!!それさ!!」

あかね「 幾 ら ! ?」

ひまわり「売らないよ?用途を想像したくないし…なにその世界の終わりみたいな顔、私のさっきまでの顔だね」

あかね「ひまわりちゃん…正気!!?」

ひまわり「黄色い救急車来ないかなぁ、乗せたい子が目の前にいるのに」

あかね「ねぇ考えてみてよ!!聖水を売るだけで儲かるんだよ!!?一攫千金どころじゃないよ!!?」

ひまわり「お金じゃ買えないものがあるって言うよね、逆に売れないものもあるよ?尊厳とかプライバシーとか」

あかね「さっき枕から回収した髪の毛だって!!これだけ保存状態が良ければ十数万はくだらないよ!!?」

ひまわり「こわい、すごくこわい、目が本気だもんこの子」


45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 01:07:46.59 ID:/e697xoA0

あかね「というかさ!もう少し話を戻そうよ!」

ひまわり「もう許してくれない?私引きこもるから、お願いだから」

あかね「私たちはもうドッキングしてるんだよ!?赤裸々に秘密が暴かれちゃってるんだよ!!?」

ひまわり「うわあこのタイミングでこの話題出してきたよ最悪だ」

あかね「どうして約束をするのが嫌なのかも!どうして引きこもってたのかも知ってるんだよ!!?」

あかね「それでも私たちは友達になったんだよ!!一緒に戦う友達なんだよ!!」

ひまわり「騙されるとでも思ったか、いいからカバンに詰めようとしてる枕返せ」

あかね「…えへっ」

ひまわり「うわぁ絶望が殺意に転化してきた、なにこれすごい」


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 01:16:23.21 ID:/e697xoA0

あかね「と、とにかく、ドッキングした時に気づいたの」

あかね「ひまわりちゃんて、私の大好きなタイプなんだよね」

ひまわり「欲望と愛情を履き違えてるよ最低だ」

あかね「最初は遠くから眺めるだけにしようと思ったんだけど…」

ひまわり「最初からストーカーか、何回評価をマイナスに書き変える必要があるんだろうね」

あかね「それでも我慢できなくて…こう、ムラッっと」

ひまわり「短絡的だね、お願いだから精神科か警察に行ってくれないかな」

あかね「仕方ないよ!!初めて会った日のあの私服!!あれだけでもう反則だよ!!」

ひまわり「こじつけだよねそれ、なんにしても最悪だこの子」

あかね「とうぜんあの服は回収したよ!?今ひまわりちゃんが持ってるのはももが複製した偽物だし!!」

ひまわり「自白したな、というか家族ぐるみか、なんてことだ」


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 01:23:24.13 ID:/e697xoA0

あかね「そんなわけでムラムラが収まらなくて大変だったの!!」

ひまわり「これから数年は震えが止まらなそうだよ私は、訴えるぞ」

あかね「大丈夫!!証拠は一切残してないよ!!」

ひまわり「もう勘弁してくれないかなぁ、涙が枯れそうだ」

あかね「だからひまわりちゃん!ボトル頂戴!!」

ひまわり「ああ、聞かなきゃよかったかな、人生って知らないほうが幸せなこともあるってこういうことか」

あかね「あれ?無視?ねえひまわりちゃん!!ボトル!!」

ひまわり「ちょっと黙ってくれない?今どうすれば色々と丸く収まるか考えてるから」

あかね「やだなあ!そんな方法あっても実行させると思う?」

ひまわり「もうやだ目が笑ってないこわい」


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 01:32:02.35 ID:/e697xoA0

ひまわり「ああ…プライバシーってどこ行ったのかな…」

あかね「私の元じゃない?」

ひまわり「すごい、他人に人生握られてるよ私」

あかね「とにかく…長居もなんだし、とりあえず私帰るね!」

ひまわり「帰って欲しいけど帰したくない、何この気持ち」

あかね「それは愛だね!!」

ひまわり「それだけは無いかな、むしろ恐怖だから」

あかね「そう…じゃあね!枕は洗って返せばいいかな?」

ひまわり「それは複製するって意味だね、もういいや、生贄に捧げるから」

あかね「ありがとう!!じゃあこのペットボトルはもらっていくから!!」

ひまわり「それだけは勘弁してくださいお願いだから」

あかね「ええ…もったいない!!」

ひまわり「もうなんでもいいから、出てって」


55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 01:38:53.25 ID:/e697xoA0

あかね「じゃあね!また明日!!」

ひまわり「会いたくないなぁ…あ、そういえば…」

あかね「ん?どうしたの?」

ひまわり「仕掛けカメラがどうとか言ってたよね、信じがたい事に」

あかね「ああ、それ?全部で400個位仕掛けてあるはずだよ!!」

ひまわり「えっ」

あかね「360°どこからの映像でも入手できるようにね!!壁とか床に埋め込んであるやつもあるから個人じゃ取り除けないと思うよ!!」

ひまわり「引っ越したい、切実に引っ越したい」

あかね「ひまわりちゃん!その時は私もついていくから安心してね!!」

ひまわり「安息は来ないかぁ、いっそのこと死ぬべきかなぁ」

あかね「そういう行為に踏み切ろうとしたら3秒以内に助けに来るから安心してね!」

ひまわり「世界ってこんなに残酷にできてるんだなぁ、わけわかんないや」


56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/08(金) 01:44:52.52 ID:/e697xoA0

あかね「じゃあね!!今日の会話の録音データは編集して有効活用するから!!」

ひまわり「うわあ、どこまで追い打ちされるんだろう私、ライフがマイナス突破しそうだ」

ひまわり「……やっといなくなった…よね?…ああ、明日からどうしよう…」

ひまわり「いっそのこと現実逃避するべきだよねこれ、うんそれがいい、そうしよう」

ひまわり「あ、でもその前に…」

ひまわり「……ボトル…処理しよう」



終わり



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