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千早「優……どうして死んでしまったの」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 14:39:59.77 ID:NjdMaBd90

P「……千早」

千早「プロデューサー……すみません、大丈夫です」

P「本当に大丈夫か?」

千早「はい、この前のようにみんなに心配、かけられませんから」

P「……それならいいんだけどな」

千早「でも、今日みたいにお墓参りに行ったりするとどうしても……」

P「……なぁ、辛かったらいつだって俺を頼ってくれていいんだからな? 何か話して楽になるなら話してくれよ」

千早「プロデューサー……ありがとうございます」


2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 14:42:41.31 ID:NjdMaBd90

千早「時々、考えてしまうんです。もし優が生きていたらどうなっていたのかな、って……」

P「もし、生きていたら、かぁ……」

千早「……はい。もし優が生きていたら……」







千早「何としても高槻さんとくっつけようとしたのに」

P「ちょっと待て」


4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 14:45:43.59 ID:NjdMaBd90

P「いきなり何を言い出すんだお前は」

千早「何を、って……私は本気ですよ?」

P「まだネタですって言ってくれた方がよかったよ」

千早「私、考えたんです。同性婚を認めない日本では、どうしても私と高槻さんは結ばれない」

P「そりゃそうだ」

千早「でも、もし優が生きていたら、高槻さんと優を結ばせることで高槻さんと姻戚関係を結べるじゃないですか」

P「いやそのりくつはおかしい」


5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 14:48:58.18 ID:NjdMaBd90

千早「どうしてですか? 高槻さんと優です、お似合いに決まってるじゃないですか」

P「千早のその自信はどこから来るんだ?」

千早「年も近いですから、いつだって紹介することが出来たのに……」

P「大体それだとやよいは優くんのものになるんであって、千早のものにはならないぞ?」

千早「優は私のものです。つまり高槻さんが優のものになるのなら、それは即ち私のものになるのと一緒なんです」

P「なんなんだよそのジャイアニズムの亜種みたいなのは」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 14:52:48.39 ID:NjdMaBd90

千早「親戚関係になれば、おおっぴらに高槻さんを可愛がれるじゃないですか」

P「そんなことしたら優くんが怒るんじゃないか?」

千早「大丈夫です、ちゃんと優も愛でてあげますから」

P「そういう問題じゃないんだよ、二人の愛の巣の邪魔をしちゃダメだ、っての」

千早「それに、もしも二人がゴールインしたあかつきには、高槻さんは『如月やよい』になるんですよ?」

P「2月なのか3月なのかハッキリしてほしい名前になるな」


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 14:57:10.31 ID:NjdMaBd90

千早「高槻さんは私と違って家事が出来ますから……きっと晩ご飯に招待してくれることもあると思うんです」

P「なんでそうなるんだ?」

千早「義姉になるわけですから」

P「まだ口うるさい小姑の方がマシだったかもしれない」

千早「そこでご飯を食べた私が言うんです、『高槻さん、美味しいわ』って」

P「そりゃそうだ、やよいの作るメシがマズいわけないからな」

千早「ここでの『美味しい』は性的な意味じゃないですからね?」

P「分かってるよ、なんでわざわざ補足したんだよ」


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 15:00:18.23 ID:NjdMaBd90

千早「でも、それを聞いた高槻さんがちょっと寂しそうにしてるんです」

P「ん? なんでだ?」

---

やよい「千早さん……私、もう『高槻さん』じゃないんです」

やよい「でも、『如月さん』じゃ優くんや千早さんと紛らわしくなっちゃいますから……」

やよい「その……やよい、って呼んでください」

---

P「……ヤベェ、妄想と分かっていながら一瞬グッと来たぞ」

千早「高槻さんは天使ですから」

P「だよな」


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 15:05:40.53 ID:NjdMaBd90

千早「で、それを受けて私も提案するんです」

P「何て?」

千早「もう私と高……やよいは親戚なんだから、さん付けなんてしないで、って」

P「ほうほう」

千早「これからは、お姉ちゃん、って呼んでほしいな、って」

P「やよいにそう呼ばれるなんて羨ましすぎる」

P「ていうか、優くんにもそう呼ばれるんじゃないか?」

千早「優だって男の子です、それ相応の年になったらお姉ちゃん呼ばわりはしないと思います」

千早「きっと姉さん、とか千早姉さん、とかになります。それはそれでそそりますが」

P「とりあえず後でもう一度お墓に行って優くんに謝った方がいいと思うぞ」


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 15:08:58.05 ID:NjdMaBd90

千早「そんなこんなで甘々な新婚生活を3人で過ごすんです」

P「なんでナチュラルに千早が混ざってるんだよ」

千早「そして月日が経ち、愛を育んだ優くんと高槻さんの間に子供が出来るんです」

P「明らかに邪魔者がいる気がするんだが、愛はきちんと育めるんだろうか」

千早「でも、高槻さんの子供ですよ? 可愛くないわけがないじゃないですか」

P「その点に関しては全面的に同意せざるを得ない」

千早「そこに優の遺伝子が組み合わさるわけですから、もう非の打ちどころがありません」

P「まぁ、全部妄想なわけだがな」


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 15:12:15.34 ID:NjdMaBd90

千早「そして生まれた子供はきっと可愛い女の子です」

P「あ、性別まで決まってるんだ」

千早「もちろんです、そしてきっと4月生まれです」

P「誕生日まで千早が決めるのか」

千早「こういうのは計画的にやらないといけませんから」

P「計画的、ってそういう意味じゃないと思うんだが」

千早「如月→弥生、と来たわけですからきっと名前は……」

千早「『如月 卯月』なんかはどうでしょうか?」

P「どっかで聞いた名前だぞ。ていうか、名付け親になるところまで既定路線かよ」


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 15:17:17.64 ID:NjdMaBd90

千早「すくすく成長した卯月ちゃんは、きっと高槻さんや私みたいなアイドルになりたいと願うんです」

P「だからその名前のアイドルはもう他所の事務所にいるからな?」

千早「きっと私に似てお歌も上手に歌えるに違いありません」

P「そこはやよいに似て、だろ。千早の遺伝子は直接入ってないからな?」

千早「そして家族4人一丸となってその夢を応援するんですよ」

P「千早は自活しろよ。いつまで優くんの家に居候する気だよ」

千早「いや、私の存在はそこには必要不可欠ですよ?」

P「どうして」


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 15:22:16.78 ID:NjdMaBd90

千早「女の子は誰しも多感な時期になったら父親を疎むものです」

千早「パパの服と私の服を一緒に洗わないで、って言う日がいつか来るんです」

P「世のお父さんが乗り越えなきゃいけないイベントだな」

千早「いくら優でも、娘にそんなこと言われたら酷く落ち込むはずです」

千早「そんな時に優を励ますために私がいなきゃいけないじゃないですか」

P「そこはやよいの役目になるだろ、常識的に考えて」

千早「プロデューサーは分かってませんね、こういう時に母親は娘の味方になるものですよ?」

P「……そういうものなのか? 俺はその辺分からないが」

P「だけど、そうなった時にお前は無条件で優くんの肩を持てるのか? やよいと、やよいの子が相手だぞ?」

千早「その時は……その……」

千早「え~っと……う~ん……」

千早「……」

P「悩みすぎだよ」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 15:26:04.19 ID:NjdMaBd90

千早「とっ、とにかく、高槻さんと優が結ばれれば、色々といいことがあるんです!」

千早「二人の幸せの為なら、私はキューピッド役になることだって厭いません」

P「主に千早の幸せの為のような気がしたんだがな」





千早「……でも、優はもういないんです」

P「よかったよ、千早が現実を直視してくれて」

千早「優がいないから……私と高槻さんは結ばれないんです」

P「だからなんでそうなるんだよ」


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 15:31:24.93 ID:NjdMaBd90

P「まぁ残念だったな、代わりにやよいは俺がもらうから」

千早「それは出来ない相談です」

千早「大体プロデューサーはいつもみんなに言ってるじゃないですか」

千早「プロデューサーとアイドルが恋をしちゃいけない、って」

P「ぐっ、そ、そうだった……!」

P「やよいにアイドルを辞めさせるわけにはいかない……それじゃあ俺がプロデューサーを辞めるか……?」

千早「みんなをトップアイドルに導いてやる、って約束したのはプロデューサーですよ?」

P「うぉぉっ、そうだった……! それじゃあ俺もやよいとは結ばれない、というのかっ……!」

千早「苦悩されてますね、でも私の苦悩はそんなものじゃなかったんですから」

P「そうか、俺は千早と同レベルだったのか」


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 15:34:38.42 ID:NjdMaBd90

P「そっ、そうだ! やよいと結ばれなくても近づける方法がある!」

千早「? 気になりますね、教えてください」

P「なに、簡単な事だ、さっきまで千早が言っていたのと同じような状況になればいい」





P「つまり、俺がかすみちゃんと結ばれれば万事解決というわけだ」

千早「!」


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 15:42:01.16 ID:NjdMaBd90

P「そうなれば、やよいは俺の義姉ということになる」

千早「年下の義姉……それはいいですね」

P「あぁ、その為なら俺は婿入りだって辞さないぞ」

千早「くっ……そうまでして高槻さんを……! でも私にだって手があります!」

千早「長介くんか浩太郎くんあたりと私が結ばれれば……さすがに浩司くんや浩三くんは年が離れすぎているし……」

千早「そうなれば、高槻さんが私のお義姉さんに……? これはこれでアリ……?」

P「ほう、そうなると俺と千早もまた親戚同士になるというわけか」

千早「やはり私とプロデューサーとの高槻さん争奪戦は避けられそうにありませんね……」





やよい「なんだかあっちでプロデューサーと千早さんがお話してます! 私の家族の名前も聞こえたような……」

伊織「首を突っ込まない方がいいわよ、聞いたら色々と幻滅しちゃうわ」

やよい「げんめつ……って伊織ちゃん、どういう意味?」


 おわれ


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/11(木) 16:54:53.39 ID:9IYipc1K0

やよいは本当に愛されてるね





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