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岡部「ラボメンガールズに六股がばれた……」

2018/07/03 22:02 | STEINS;GATE | コメント(0)
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 19:00:22.03 ID:Jt3XfVGc0

紅莉栖「……」

まゆり「……」

フェイリス「……」

ルカ子「……」

萌郁「……」

鈴羽「……」

岡部「……」


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 19:23:42.86 ID:LHRDF4hx0

岡部「……お、俺だ、まずい事になった。どうやら機関が俺の機密情報を」

紅莉栖「こんな時に厨二秒で逃げるなんてどんな神経してるの?一度開頭して見てみたいものね」

岡部「………」

まゆり「オカリン、まゆしぃはね。別にオカリンが紅莉栖ちゃんたちと仲良くしてたって怒らないよ?」

岡部「まゆり……」

まゆり「だって、まゆしぃはオカリンの人質からお嫁さんにクラスチェンジしたから、そんな事で怒らないのです」

紅莉栖「はっ!?な、何言ってるのまゆり!岡部は私とアメリカで一緒に暮らすって約束したのよ!?」

まゆり「でも紅莉栖ちゃん、オカリンの事、怒ってるんでしょ?仲良くできない人と一緒に暮らすのは無理じゃないかなあ」

紅莉栖「許すもん!怒ってるけど、岡部とは将来を誓ったんだから!私が一番好きだって、キスさてくれたら許すわよ!」


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 19:32:34.43 ID:LHRDF4hx0

紅莉栖「さあ岡部!みんなの前で一番好きだって言ってキスして!そしたら許してあげるから!さあ、かもん!」

岡部「あ、いや、その……」

フェイリス「止めるニャ、クーニャン。凶真が嫌がってるニャン」

紅莉栖「邪魔しないでフェイリスさん!それに岡部が私とのキスを嫌がる?デタラメ言わないで!」

フェイリス「嘘じゃないニャン。凶真が求めているのはクーニャンのキスじゃない」

ちゅっ

岡部「んむっ!?」

まゆり「……っ!」
紅莉栖「なっ」
ルカ子「ぼ、僕の岡部さんが……」
萌郁「……」ギリッ
鈴羽「抜け駆けなんて……!」

留未穂「岡部さんが求めて私のく、ち、び、る……そうでしょ?岡部さん」


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 19:44:27.39 ID:LHRDF4hx0

紅莉栖「だ、だいたい!メイクイーンのメイドが一人の男と付き合っていいと思ってるの!?」

フェイリス「メイクイーンはちゃんと公私を分けてるお店だニャン。それに、凶真と付き合ってるのはフェイリスじゃなくて……」スッ

留未穂「秋葉留未穂、私だよ?クーニャン」

紅莉栖「ぐぬぬっ、そんなのただの言い訳よっ!」

留未穂「クーニャンやマユシィには悪いと思ってる。でも、岡部さんはもう私と共に秋葉を継いで幸せになるの。だからごめんね、みんな。岡部さんの事は諦めて」

まゆり「フェリスちゃん。さっきも言ったけどまゆしぃはオカリンのお嫁さんなんだよ?オカリンの隣にフェリスちゃんはいないのです」

紅莉栖「岡部が住むのは秋葉原じゃない!私と一緒にアメリカに住むの!」

ルカ子「み、みなさん、いい加減にして下さい!お、岡部さんが困ってます」

岡部「ルカ子……」


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 20:07:54.62 ID:LHRDF4hx0

紅莉栖「困ってるって……そもそも岡部が六股なんてふざけた事をしたのが原因じゃない」

岡部「うっ……」

まゆり「違うよ紅莉栖ちゃん。オカリンの本命はまゆしぃだから六股じゃないのです」

岡部「そ、それは」

フェイリス「マユシィも違うニャン。凶真はフェイリスの婿だニャン」

岡部「だ、だからそれは、その……」

岡部(そ、そもそもなんでこんな事になった……?)

岡部(俺はただ、ラボメン達と仲を深めただけの筈なのに……)


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 20:20:11.50 ID:LHRDF4hx0

一週間前

岡部「なあ、ダル。バイト戦士と助手の仲を見てお前はどう思う?」

ダル「えっ?そりゃ理系女子と体育系女子の濡れ濡れな百合を」

岡部「自重しろHENTAI!そうではない!あいつら、妙に仲が悪いと思わないか?」

ダル「う~ん、まあ、確かに。なんか阿万音氏の方が牧瀬氏を一方的に敵視してる感じだお」

岡部「これは由々しき事態だ!ラボメン同士で不仲の者が居るとガジェット開発に悪影響を与える可能性がある」

ダル「最近入ったばかりだから仕方ないんじゃね?桐生氏もまだラボに馴染めていないみいだし」

岡部「うむ、ここは一つ、ラボメンのリーダーたる俺が一肌脱ぐしかないようだな。この鳳凰院凶真がラボメン同士の不仲を解消してやろうではないか!フゥーハハハ!」


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 20:35:30.44 ID:LHRDF4hx0

岡部(最初はDメールを使って実験ついでにラボメンの不仲を解消しようと思ったが、バタフライ効果を考えるとラボメンに危害が及ぶ可能性もあり、却下となった)

岡部(だから俺は直接ラボメン一人一人に話しかけてラボ内の不満などを聴き回った。確か最初は紅莉栖だったな)

――――
――

紅莉栖「っで、話って?二人きりで話したいなんて言い出すんだから大事な話なんでしょうけど……」

紅莉栖(お、岡部が私と二人きりで話!?ま、まさかこ、告白とかじゃ……)

岡部「うむ、お前に少し尋ねたい事があってな。ラボの事についてなのだが」

紅莉栖「はあ……」

岡部「何故ため息を吐いた」

紅莉栖「ううん、何でもない。少しでも期待した自分に呆れただけ。続けて」

岡部「……? まあいい、続けるぞ。お前がここにラボメンになってまだ日は浅いが……最近、ラボ内で不満などはないか?紅莉栖」

紅莉栖「……ふぇ?」


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 20:47:05.30 ID:LHRDF4hx0

紅莉栖「えっ、あっ、あれ?」

岡部「どうかしたか?」

紅莉栖「い、いま、あんた私のこと、な、名前で呼ばなかった?」

岡部「それがどうした。不満か?」

紅莉栖「ち、違うけど!その、調子狂うって言うか、なんというか」

岡部「ならこれからも助手と呼ぶ。さて、本題に入るが……」

紅莉栖「ま、待て!」

岡部「なんだ?」

紅莉栖「……でいい」

岡部「なに?」

紅莉栖「紅莉栖でいい……紅莉栖って呼んで。お願い」

岡部「あ、ああ。了解した……」

岡部(……ふ、不覚!この鳳凰院凶真が一瞬とはいえ助手風情にときめいただと!?)


45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 20:52:38.85 ID:LHRDF4hx0

岡部「ごほん、それでは本題に戻るが、ラボ内で不満などはないか?」

紅莉栖「紅莉栖って呼ばれた……」ポー

岡部「おい、聞いているか?」

紅莉栖「ふぇ!?う、うん、大丈夫、聞いてるわよ」

岡部「ならいいが……」

紅莉栖「不満か……強いて言うならどっかの誰かさんが私にしょっちゅう、ちょっかい掛けてくる事かな」

岡部「バイト戦士か?」

紅莉栖「あんたよ馬鹿!」

岡部「お、俺!?」


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 21:02:55.04 ID:LHRDF4hx0

紅莉栖「そうよ!ったく、いつもいつもセクハラまがいのHENTAI発言してくるし!」

岡部「……」

紅莉栖「それに前だって私のプリン勝手に食べたし……」

岡部「……」

紅莉栖「それに」

岡部「わかった」

紅莉栖「えっ?」

岡部「これからはなるべくお前との会話を控える。お前の買ったプリンも食べなし、お前の物には干渉しない。これで実験に専念できるか?」

岡部(まさか原因が俺だったとは……これでラボ内の不仲を解消できればいいのだが)

紅莉栖「……ばか」

岡部「は?」

紅莉栖「ばかばかばかばかばか岡部!あんたってホントばか!」


50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 21:10:57.90 ID:LHRDF4hx0

岡部「はあっ!?」

紅莉栖「なんでそうなるのよ!なんで私に干渉しなくなるのよ!」

岡部「いや、お前が不満だと言ったから」

紅莉栖「私が不満なのは私の扱いについてよ!まゆりほど大切にしろとは言わないけど、もっと、その……大切にして欲しいというか」

岡部「馬鹿はお前だ、助手」

紅莉栖「な、なにっ!?それにいま呼び方が戻ってた!」

岡部「大切に扱ってほしい?馬鹿を言うな、お前は既に俺の大切なラボメンだ」

紅莉栖「!?」

岡部「俺はラボメンの為なら何でもするつもりだ。これでも不満か……?」

紅莉栖「えっ?あ、と、ううん……不満じゃ、ない……」


54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 21:23:36.57 ID:LHRDF4hx0

紅莉栖「ね、ねえ岡部……」

岡部「なんだ?まだ不満があるのか?」

紅莉栖「不満とかじゃないんだけど、えっと、その……わ、私って来月にはアメリカに帰るじゃない」

岡部「……ああ」

紅莉栖「私がアメリカに帰った後も、岡部は私の事、覚えていてくれる……?」

岡部「……どうやらお前は勘違いしているようだから言っておく」

紅莉栖「か、勘違い?」

岡部「お前がアメリカに帰ろうとも、お前がラボメンであるのに変わりはない。ラボメンナンバー004はずっと牧瀬紅莉栖のものだ。」

紅莉栖「……っ」

岡部「だからいつでも帰ってくるがいい。ラボはお前の居場所なのだからな」

紅莉栖「岡部……」


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 21:42:10.11 ID:LHRDF4hx0

岡部「……それに、たまになら寂しいがり屋でかまってちゃんのクリスティーナの為に、俺の方からそっちへ出向いてやってもいい。感謝するんだな」

紅莉栖「べ、別にそこまでしなくても」

岡部「言った筈だ。ラボメンの為ならなんでもすると。何ならかまってちゃんのお前のために俺が向こうに住んでお前を未来ガジェット研究所アメリカ支部の助手として雇ってやってもいいのだぞ?クリスティーナよ」

紅莉栖「あ、アメリカで一緒に住む!?」

岡部「なっ、誰も一緒にとは言っとらんだろーが!それに今のは例えだ、あまり本気にするな」

紅莉栖「岡部が、私と一緒に……」

岡部「っで、他に不満は何かあるか?」

紅莉栖「不満?ある訳ないじゃない。いま、最高に幸せよっ……ふふ」

岡部「うむ、ではこれからもガジェットの開発に励むがいい」

岡部(紅莉栖は俺に不満があったみたいだが……どうやら解消されたみたいだな)


63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 21:47:37.58 ID:LHRDF4hx0

――――
――

岡部「……あれ?」

岡部(おかしい……いま思い返してみると俺、別に紅莉栖とアメリカに一緒に住む約束などしていないのでは……)

岡部(あれはあくまで例えであり、冗談のようなものだった筈だが)

岡部「ふむ……」

岡部(嫌な予感がする……まさか他の連中も)

岡部(とりあえず、次はまゆりの時の会話を思い返してみるか)


68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 21:59:59.11 ID:LHRDF4hx0

――――
――

まゆり「トゥットゥルー♪オカリン、お話ってなあに?」

岡部「いや、あまり大した事じゃないんだがな」

岡部(まゆりがラボに不満を抱いているとは思えないが、一応聞いておくか)

岡部「最近ラボメンが一気に増えただろ?」

まゆり「うんっ、紅莉栖ちゃんに萌郁さん、ルカくんとフイリスちゃん、スズさんも!」

岡部「ああ、その影響で我がラボ内の環境が大きく変わった。その事でなにか不満なんな事はないか?」

まゆり「不満なこと~?う~ん、まゆしぃはラボが賑やかになって嬉しいかなあ」

岡部「そうか、ならいい」

岡部(やはり、まゆりならこう答えるな。昔から変わらないな、こいつは)


71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:05:59.51 ID:LHRDF4hx0

岡部「わかった。聞きたいのはそれだけだ」

まゆり「あっ、でも一つだけ……」

岡部「な、なに!?」

岡部(あのまゆりが不満に思う事があるのが!?)

岡部「な、なんだ!あるのか!?誰が原因だ?ダルか?ダルのセクハラ発言か?それともイカ臭いゴミ箱か!?」

まゆり「ダルくんじゃないよ~」

岡部「じゃ、じゃあ何が不満なんだ?」

まゆり「う~ん、でもこれ、まゆしぃのワガママなんだけどね」

岡部「なんだ?」

まゆり「最近、オカリンと二人きりの時間が減ったなあって」

岡部「えっ?」


75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:13:59.20 ID:LHRDF4hx0

まゆり「ラボが出来た頃は二人きりの時間が多かったから」

岡部「あの時はまだダルもいなかったな」

まゆり「……二人でずっと喋らないままラボに居た日もあったね」

岡部「……俺は別に嫌ではなかった」

まゆり「うん、まゆしぃも。オカリンと一緒に居る時間がゆっくり流れてるみたいで、心地よかったなあ」

岡部「……ああ、心地よかった」

まゆり「そういう時間、最近はなかったなあって思って」

岡部「まゆり……」


78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:21:46.70 ID:LHRDF4hx0

まゆり「ラボが賑やかなのはまゆしぃも嬉しいのです。でも……」

まゆり「昔みたいにオカリンと二人きりで居れる時間が減っていくのは寂しいのです」

岡部「……まったく、馬鹿だな。まゆりは」

ぎゃっ

まゆり「ふぇ?」

岡部「……確かにラボメンが増えた事により、二人きりになる機会は減った」

まゆり「………」

岡部「だがな、まゆり。二人きりの時間が減っのなら、どこかで埋め合わせればいい。俺たちはこれからもずっと一緒なのだから、それくらい、いくらでもできる」

まゆり「ずっと、一緒……?」


87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:32:37.82 ID:LHRDF4hx0

まゆり「まゆしぃは、これからもオカリンの側に居てもいいの?」

岡部「無論だ。お前はあの日からずっと俺の人質なんだ。大切な、掛け替えのない人質だ。勝手にどこかへ行ったら許さんからな」

まゆり「オカリンっ……」

ぎゅっー

岡部「なっ、お、おい……」

まゆり「オカリン、ずっと、ずっと一緒だよ?」

岡部「何度も言わせるな。分かっている」ナデナデ

まゆり「えへへっ、オカリン、あったかいのです」

岡部「こうやって抱き締めるのは、久しぶりだな……」

まゆり「うんっ」

岡部「……たまには、悪くないかもな」


91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:43:06.04 ID:LHRDF4hx0

まゆり「えへへ、でも……これからもオカリンとずっとずっと一緒だと、あれみたいだね」

岡部「あれ?」

まゆり「……お、お嫁さんだよ」

岡部「なっ!」

まゆり「まゆしぃはオカリンとちゅーした事もあるし、本当にお嫁さんみたいだねっ」

岡部「ば、ばか!あれはただのイタズラと言うか、何というか……」

まゆり「えっ…イタズラでまゆしぃとちゅーしたの?」

岡部「あ、いや、ち、違う!……あれは、その、んむっ!?」

ちゅっ

まゆり「んっ、えへへ。イタズラのお返しなのです」

岡部「なっ……」


95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:52:34.96 ID:LHRDF4hx0

岡部「ば、馬鹿!イタズラにしては度が過ぎてるぞ!」

まゆり「ええー?でも、まゆしぃにちゅーしたのもイタズラだったんだよね」

岡部「が、ガキの時のキスと今の俺たちでやるキスを一緒にするでない!」

まゆり「えへへ」

岡部「ったく、今の俺たちでやると本当に夫婦のようではないか」

まゆり「ふぇ?」

岡部「あ、いや、今のは単なる例えだ」

まゆり「ふうふ……オカリンと?まゆしぃはオカリンのお嫁さんになるって事だよね……えへへ」

岡部「ま、まゆり?と、とりあえず、もう不満はないのだな?」

まゆり「うんっ、まゆしぃは大満足なのです」

岡部「よ、よし、では話は以上だ!さらば!」バッ

岡部(い、いかん!まゆりとのキスで心臓がうるさい!こ、これ以上まゆりの顔を見てたら俺は、まゆりを……!)


99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 23:00:34.96 ID:LHRDF4hx0

――――
――

岡部「あっるぇー?」

岡部(た、確かにまゆりとは抱きしめてキスをしたが嫁にするとは……)

岡部(いやいやいや!何を言っている!?)

岡部(年頃の少女にハグしたうえにキスだぞ!?そこまでしたのなら責任をとって嫁にすべきなのか!?)

岡部(お、お、落ち着け、れれ冷静になれ……)

岡部(ま、まゆりの件はいったん置いておこう。とりあえず、次だ。次は確かバイト戦士だったな)


108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 23:17:42.19 ID:LHRDF4hx0

――――
――

鈴羽「うぃーっす、お邪魔するよー」

岡部「うむ、来たかバイト戦士よ」

鈴羽「二人きりで話がしたいって言ったけど、話ってなに?」ゴクリ

岡部「そう緊張するな。ラボに関する簡単な質問だ」

鈴羽「へっ?なーんだ、そんな事か。あたしはてっきり真面目な話だと思ったよ」

岡部「一応、真面目な話なのだが……まあいい、単刀直入に聞くが、バイト戦士」

鈴羽「なーに?」

岡部「お前、ラボに関して不満などはあるか?」


111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 23:24:01.34 ID:LHRDF4hx0

岡部(恐らく、というか絶対にこいつは紅莉栖の事を不満に思っているだろう。さて、どうやって不仲を解消するか……)

鈴羽「不満かー、う~ん。ないよっ」

岡部「はあっ?」

鈴羽「何でそんな期待外れでした、みたいな顔すんのさ。不満があった方が良かったの?」

岡部「いや、そういう訳ではないのだが……」

岡部(ふむ、ここはストレートに聞いてみるか……)

岡部「お前は紅莉栖に対して不満を抱いてそうだと思ったのだが……」


114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 23:32:14.28 ID:LHRDF4hx0

鈴羽「あ~、それか」

岡部「随分と仲が悪いようだから、その事に関して不満ではないのか?」

鈴羽「確かにあたしは牧瀬紅莉栖は嫌いだけど、それはあたし個人の感情だからね。ラボに関しては全く不満はないよ?」

岡部「むっ、そうか……しかし、お前が何故紅莉栖を嫌いかは知らないが、仲良くはできないのか?」

鈴羽「それはちょっと難しいかも……ごめん、もしかしてあたしのせいでラボの空気悪くしてた?」

岡部「いや、気にするな。誰にだって苦手な人物はいる。別に無理して仲良くしてくれとは言わん」

鈴羽「あはは……でもその件でこの前も椎名まゆりに心配掛けちゃったしね。やっぱり、あたしをラボメンに入れなかった方が」

岡部「そんな事はない」


120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 23:43:53.96 ID:LHRDF4hx0

鈴羽「えっ?」

岡部「お前はこの俺が選んだラボメンなのだ。不要な訳がない」

鈴羽「でも、あたし……君たちと会ってまだ日が浅いんだよ?このじだ、……この街の事も詳しくないし」

岡部「それなら紅莉栖や指圧師も同じだ」

鈴羽「でも……」

岡部「ええい!らしくないぞバイト戦士よ!」

鈴羽「……」

岡部「過ごした時間の多さなど関係ない。見知らぬ土地から来たとしても関係ない……お前はラボメンなのだ。俺の大切な仲間だ」

鈴羽「岡部倫太郎……」


127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 23:51:29.88 ID:LHRDF4hx0

鈴羽「ふふっ……やっぱ君っていい奴だね」

岡部「ふんっ、馬鹿を言うな。俺は狂気のマッドサイエンティスト、鳳凰院凶真だ!決していい奴などではない!覚えておけ」

鈴羽「はいはいっ、分かってるって」

岡部「ぐぬぬ、馬鹿にしおって」

鈴羽「ねえ、岡部倫太郎」

岡部「なんだ?」

鈴羽「君はさっき、過ごした時間なんて関係ないって言ったよね」

岡部「……ああ」


130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 23:58:01.97 ID:LHRDF4hx0

鈴羽「あたしがこの街に来た理由、話したよね」

岡部「父親を探しているのだろ?」

鈴羽「うん……殆どあった事のないけどね」

鈴羽「あたしさ、不安だったんだ。父親とはいえ殆ど会った事のない人に会うために、大事な用事をほっぽりだして寄り道してていいのかなって」

岡部「大事な用事?」

鈴羽「……あっ、いけね」

岡部「話してはまずい事だったか?別に追求するつもりはないが」

鈴羽「……ありがと」


135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 00:04:21.84 ID:BZSlYc1e0

鈴羽「続けるね」

岡部「ああ」

鈴羽「一緒に過ごした時間が少ない父親だからさ。父親探し、諦めるつもりだったんだけど……」

岡部「前に言った筈だ。協力すると」

鈴羽「うん。君のその言葉であたしはもう一度父さんを探す気になれた」

鈴羽「それにさっきの気付いた。過ごした時間は少なくても、父さんは父さんだって」


138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 00:18:36.59 ID:BZSlYc1e0

鈴羽「ほんと、君には助けられてばかりだね。さすがは『あたしたちのリーダー』だよ」

岡部「当然だ、俺はラボメンのリーダーだからな!フゥーハハハ!」

岡部「だからこれからも頼るがいい。ラボメンナンバー008、阿万音鈴羽よ。お前はラボメンなのだ遠慮はいらん」

鈴羽「……本当に、君に会えて良かった」

岡部(……鈴羽は特に不満はなかったようだが、うむ、取りあえずはこれでよし、か)

鈴羽「ね、ねえ。岡部倫太郎」

岡部「なんだ?」

鈴羽「全部、もし全部終わったら、今度この街を案内して貰っていい?」

岡部「全部、が何を指すか知らんがいいだろう!秋葉原と言わず、お前が満足するまでずっと付き合ってやろう」

鈴羽「ず、ずっと!?」

岡部「あ、ああ」

岡部(食いつく所、そこか?)

鈴羽「本当に?」

岡部「無論だ。例えその全部が終わるのが何年先でも、その時はとことん付き合う」

鈴羽「やった!」


145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 00:35:01.76 ID:BZSlYc1e0

――――
――

岡部(うむ、鈴羽は普通だったな)

岡部(普通だった筈だ……なのになんで)

鈴羽「ふふっ、全部解決して岡部倫太郎に会えるのは26年後か~まっ、その時代の頃には、これくらいの年の差結婚も普通だよね」

岡部(まるで意味がわからんぞ。あいつは何を言っているのだ……)

岡部(と、とりあえず次に行くか。次はフェイリスだったな)

岡部(確かあいつは……)


169: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 01:20:40.80 ID:BZSlYc1e0

――――
――
フェイリス「ニャニャ、凶真がフェイリスを呼び出すなんて珍しいニャン」

岡部「悪いな、忙しい中わざわざ来て貰って。少し聞きたい事があるのだが」

フェイリス「いないニャン!」

岡部「……はぁ?」

フェイリス「だから、フェイリスには今付き合ってる男性はいないニャン!凶真、チャンスだニャン!」

岡部「………そんなどうでもいい事は尋ねていない」

フェイリス「ニャ~どうでもいいって酷いニャン」

岡部「フェイリス、お前はラボで不満を感じる事はあるか?」

フェイリス「ニャあ?不満かニャ?」


173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 01:26:21.11 ID:BZSlYc1e0

岡部「ああ、そうだ。我がラボのメンバーも008まで人数が増えたからな。ラボの人数が増えるという事は自ずとラボの環境も変わると言う事。その点についてなにか不満はないか?」

フェイリス「ニャるほど、そういう事かニャ」

岡部「お前に限って不満などないと思うが、一応聞いておく」

フェイリス「不満ならあるニャン」

岡部「なに?言ってみろ。出来るだけ改善はするつもりだ」

フェイリス「凶真のフェイリスに対するツン度がやや高めだニャン」

岡部「……は?」

フェイリス「もっとフェイリスにデレてほしいニャン!」

岡部「……ダメだこいつ。早くなんとかしないと」


175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 01:33:35.16 ID:BZSlYc1e0

フェイリス「ほら~そうやってフェイリスにすぐツンとなるニャン。ダルニャンを見習うニャン♪」

岡部「前にも言ったが俺はウソで塗り固めた女に興味はない。残念だったな」

フェイリス「うニャ~マユシィとの格差が酷いニャ~」

岡部「……助手も同じ事を言っていたが、そんなにも違うか?お前やクリスティーナへの接し方とまゆりへの接し方」

フェイリス「凶真はマユシィにデレデレだニャン!ツン:デレ比率が9:1だニャン、ツンデレ失格ニャン!」

岡部「誰がツンデレだ!ったく……」

岡部(しかし、フェイリスたちの言っている事にも一理あるな……)


178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 01:41:31.23 ID:BZSlYc1e0

岡部(確かにまゆりは俺にとって人質という特別な存在だが、紅莉栖やフェイリスたちが大切な仲間だ)

岡部(ここは一度、接し方も考え直さねばな)

岡部「……了解した」

フェイリス「ふにゃ?」
岡部「お前が言うなら接し方を変えてみようと思う。どうだ?留未穂」

フェイリス「ええっ!?」


302: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 13:22:17.09 ID:BZSlYc1e0

フェイリス「ニャ、ニャンで真名で呼ぶの?」

岡部「接し方を変えろと言ったのはお前だ。それに今はメイクイーンのメイドじゃないだろ」

フェイリス「フェイリスはオフの日でもフェイリスだニャン」

岡部「俺はまゆりを名前以外ではな呼ばん。まゆりと同じような扱いという事は、呼び名も名前で呼ぶという事だ

フェイリス「ニャニャ……」

岡部「フッ、まあそれがどうしても嫌なら今まで通り接してやってもいいがな!フゥーハハハ!」


305: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 13:31:00.70 ID:BZSlYc1e0

フェイリス「わ、分かったニャ。フェイリスの事、真名で呼んでいいニャン。でも、条件があるニャン」

岡部「条件?なんだ」

フェイリス「真名で呼ぶのは凶真と二人きりの時にしてほしいニャ」

岡部「さすがにメイクイーンでお前を本名で呼ぶつもりはないが」

フェイリス「それともう一つ」スッ

岡部「……? なぜネコミミを外す」

留未穂「留未穂って呼ぶのはネコミミを付けてない時に、ね?」

岡部「あ、ああ」

岡部(フェイリスなりの公私の区別の付け方なのだかろうか)


307: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 13:39:10.96 ID:BZSlYc1e0

岡部「しかしいつ見てもギャップが凄いな……」

留未穂「ふふっ、女の子はみんな裏と表があるんだよ?」

岡部「まゆりに裏表があるとは思えんがな」

留未穂「そうだね。マユシィには裏表がないかも。だから私の大切な友達なんだけどね」

岡部「まゆりとは仲良くしているか?」

留未穂「もちろんだよ。マユシィはとってもいい子だし、それに私の本名を知ってる数少ない友達だし」

岡部「数少ない、か。留未穂、七人も仲間がいてまだ不満か?」

留未穂「えっ?」


312: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 13:54:28.63 ID:BZSlYc1e0

岡部「まゆりはもちろん、俺もダルも紅莉栖もルカ子も萌郁も鈴羽もみんな、仲間ではないか」

留未穂「凶真……」

岡部「確かに萌郁や紅莉栖、鈴羽はまだお前とちゃんと顔を合わした回数も少ないだろうが、あいつらみんな良い奴らだ。まゆりに劣らず、お前の友になってくれるさ。俺が保証する」

留未穂「……」

岡部「……お前は、もう少し俺たちを頼っていい。フェイリスという仮面で俺たちと距離を置こうとするな」

留未穂「……でも、私はみんなの前ではフェイリスでいたい」

岡部「なら、俺の前だけでもフェイリスの仮面を脱げばいい。ずっと演じ続ける事が難しいのは、俺も知っている」

留未穂「……いいの?」

岡部「無論だ」


316: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 14:12:22.10 ID:BZSlYc1e0

留未穂「……凶真は、マユシィにいつもこんな感じで接してるの?」

岡部「別に意識して接し方を変えているつもりはないのだがな」

留未穂「そっか。いいなあ、マユシィ。ちょっと嫉妬しちゃうかも」

岡部「何を言ってる。留未穂に対してはこれからもこういう風に接するつもりだが」

留未穂「えっ?」

岡部「お前が仮面を脱ぐのなら、俺もまた仮面を脱ごう。秋葉留未穂には鳳凰院凶真ではなく、岡部倫太郎として接するつもりだ。不満か?」

留未穂「えっ?、ううん、不満じゃないよ、で、でも……」

岡部「なんだ……?」


319: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 14:25:44.96 ID:BZSlYc1e0

留未穂「い、いきなりだった、から驚いたけど……凶真、ううん岡部さんはいいの?」

岡部「……お前に名字呼びされると何だか違和感があるな、っで、なにがだ?」

留未穂「あ、秋葉留未穂と岡部倫太郎として付き合うって、こと」

岡部(付き合う? 接する、という意味か)

留未穂「秋葉と付き合うって事は、凶真にも色々と覚悟が必要だよ。それでもいいの?」

岡部「そんなものは関係ない。俺はお前と、岡部倫太郎として向き合うつもりだ」

岡部(というか、何故留未穂と接するのに覚悟が必要になるのだ)

留未穂「そ、そっか。うん、分かったよ。凶真がそう言うなら……わ、私も凶真の気持ちは嬉しいから」


328: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 14:46:50.03 ID:BZSlYc1e0

留未穂「じゃ、じゃあこれからもよろしくねっ、り、倫太郎さん」

岡部「名前で呼ばれるのはさらに違和感がある……」

留未穂「これからも、ずっと二人でこの街に……ふふっ」

岡部(まあ、当分はこの土地を離れるつもりはないが……ずっと、二人で?)

留未穂「えいっ」

ぎゅっ

岡部「なっ、お、おいっ!留未穂!いきなりなにを」

スチャ

フェイリス「残念でしたニャン!いまはフェイリスだニャン!」ムギュー

岡部「こ、こら!離れろ!」ブンブン

フェイリス「断るニャーン」ギュー

岡部「ぐぬぬ、ネコ娘め!」

フェイリス「あははっ、フェイリスも凶真とずっと一緒だニャン♪」

岡部(……まあ、これでこいつも他のラボメンと距離を置くことなく接する事ができるだろう。抱き付くのは、今日くらいいいか)


337: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 15:05:22.18 ID:BZSlYc1e0

――――
――

岡部「ふむん……」

留未穂「ふふっ、大好きっ倫太郎さん」ムギュー

岡部(……あれれー?もしかしてあの時の付き合うってそういう意味だったんじゃ)

フェイリス「凶真っ、凶真っ」ペロペロ

岡部「み、耳はやめろっ」

フェイリス「にゃふふっ」

岡部(ま、まずい、では俺は秋葉を継ぐのか?フェイリスいや、留未穂と一緒に!?)

岡部(お、おおお落ち着け、とりあえずルカ子と萌郁の状況も思い出そう。こ、これは決して現実逃避ではないからな!)

岡部(た、たしかルカ子は……)


342: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 15:16:00.71 ID:BZSlYc1e0

――――
――

ルカ子「あっ、岡部、じゃなかった、凶真さんこんにちは」

岡部「ああ、ルカ子よ。よく来てくれた」

ルカ子「あの、大事なお話って何ですか?」

岡部「ラボの事についてだ」

ルカ子「ラボの事?」

岡部「うむ、ルカ子よ。最近ラボで不満などはあるか?」

ルカ子「不満、ですか?」

岡部「遠慮はいらん。言ってくれ」


349: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 15:26:40.29 ID:BZSlYc1e0

ルカ子「う~ん、特にないと思います。ラボではいつも岡部さんたちにお世話になっていますし」

岡部「ふむ、そうか……」

岡部(ここまで聞く限りでは、みんなあまりラボに不満を持っている訳ではないのか)

岡部「ではお前個人に悩み事はあるか?」

ルカ子「えっ?ぼ、僕ですか?」

岡部「そうだ。ラボメン抱える悩みは俺の悩みだ。あるなら言ってみろ。すぐさま解決してみせる」

ルカ子「えっと、その、僕、は……」モジモジ

岡部(悩みはあるみたいだが、中々話せないのか……? 恥ずかしい話題なのか、顔も赤い……んっ?これはもしや……)

岡部「フゥーハハハ!るぅか子よ。悩みを言えないのならお前の師である俺が当ててやろう!ズバリ!恋煩いだな!」

ルカ子「ふぇ!?な、なんで」


356: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 15:44:12.02 ID:BZSlYc1e0

岡部「顔にそう書いてあるからだ」

ルカ子「ええっ、そんなあ」ペタペアフキフキ

岡部「……冗句だ。お前の様子を見れはそれくらい分かる。俺はお前の師だからな」

ルカ子「そ、そうですか」

岡部「それで?」

ルカ子「ふぇ?」

岡部「相手はどんな奴だ?」

ルカ子「ええっ!?」


358: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 15:51:38.72 ID:BZSlYc1e0

ルカ子「い、いくらおか、凶真さんでもそれは……」

岡部「ほう、言えない、という事はその意中の相手は俺の知っている奴か?」

ルカ子「はひっ!?な、なんで……」

岡部(うむ、実に分かりやすい奴だ。しかしルカ子が恋煩いとはな。相手は誰だ?順当に考えると同じ学校に通うまゆりか……)

岡部(……ん?)

岡部「る、ルカ子よ、一つ聞くが……」

ルカ子「な、なんですか?」

岡部「お前は、男、だよな……」

ルカ子「えっ?」


362: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 16:03:06.43 ID:BZSlYc1e0

ルカ子「な、なんでそんな事聞くんですかあ?」ジワッ

岡部(な、泣いた!?し、しまった……この世界線のルカ子は女か!?)

岡部「えっ?あ、いや、違うぞ?その、お前の意中の相手は『おとこ』かと聞いたのだ」

ルカ子「は、はい……男の方です」

岡部「違う!性別を聞いたのではない!その意中の相手は『漢』なのかと聞いたのだ!」

ルカ子「へっ?」

岡部(くっ、誤魔化すにしても、少し無理やりすぎたか?)

岡部「男だとか女だとか、そんな事はどうでもいい!初めてお前に会って言った俺の言葉、覚えているか?」

ルカ子「は、はいっ」


367: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 16:21:31.57 ID:BZSlYc1e0

岡部「確かに性別は関係ない。だが重要なのはその中身だ」

ルカ子「中身、ですか?」

岡部「そうだ。ルカ子よ、その意中の相手の中身をちゃんと見た上で惚れたのか?」

ルカ子「えっ?」

岡部「見た目で人を選ぶなとは言わん。だがな、ルカ子よ。そいつの事をちゃんと知り、理解した上で好きだと言えなければダメだと俺は思う」

ルカ子「そっ、その人は……み、見た目もかっこよくて、中身も素敵な方です」チラチラ

岡部「な、なるほど、……完璧だな」

岡部(見た目がよくて、中身もいいか……まあ、ルカ子が上辺だけで人を好きにるとは思えないしな)


369: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 16:34:21.19 ID:BZSlYc1e0

岡部「それで、告白はしたのか?」

ルカ子「えっ?」

岡部「思いを伝えたのかと聞いたのだ。好きなのだろう?そいつの事」

ルカ子「こ、告白なんて無理ですっ、そ、そんな僕なんかが」

ペシ

ルカ子「あぅっ」

岡部「お前の悪いくせだ。すぐ自分なんか、と言って卑屈になる。もっと自信を持て」

ルカ子「岡部さんでも……」

岡部「それに何故そこまで弱気になる?お前に告白されて断る男なんて殆どいないぞ?」

ルカ子「ふぇ?」


377: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 16:49:13.47 ID:BZSlYc1e0

ルカ子「ほ、本当ですかっ!」ギュッ

岡部(あっ、て、手を……)

岡部「む、無論だ。美人で性格もよく、料理もできる。今時珍しい大和撫子だ。普通、告白を断る男などおらん」

岡部(ルカ子を虜にするとは……羨ましい奴だな)

ルカ子「で、でも……その方の周りには魅力的な女性がたくさんいて、僕なんかを選んでくれるかどうか」

岡部「なっ、に……!」

岡部(けしからん!実にけしからん!ルカ子に惚れられた上でさらに周りに女がいるだと!?エロゲの主人公か、そいつは!)


384: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 17:07:23.04 ID:BZSlYc1e0

岡部「その男、誰とも付き合ってないのか?」

ルカ子「ま、まだ誰とも付き合ってないと思います……たぶん」チラチラ

岡部「ふむ、ではまだチャンスはある筈だ。その男の周りにいる女はどんな奴がいる?」

ルカ子「へっ?えっと……まゆ、あ、えっと幼馴染みのかわいい女の子と、まき、じゃない、科学者をしてる綺麗な人と……あと」

岡部(幼馴染みに科学者……? どこかで見た組み合わせだな)

ルカ子「かわいいメイドさんと、元気な女の方と、寡黙な大人の女性がいます……」

岡部「………」

岡部(えっ、あれ?なにこれデジャヴュ?)


393: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 17:32:27.18 ID:BZSlYc1e0

岡部「な、なあルカ子よ……」

ルカ子「は、はいっ」

岡部「お、お前のその意中の相手は……俺の身近にいたりするのか?」

ルカ子「……っ!」

ルカ子「……はい」

岡部「そ、そうか」

ルカ子「……」

岡部「すまない、ルカ子」

ルカ子「えっ」ジワッ

岡部「今まで気付いてやれなくて……」

ギュッ

ルカ子「ふぇ?」


399: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 17:45:56.89 ID:BZSlYc1e0

岡部「だがな、ルカ子よ。悪い事は言わん。ダルは、止めておけ」

ルカ子「へっ?」

岡部「確かに見た目より中身が重要だと言った!だが!ダルは中身がHENTAIだ!確かに良い奴ではある!だが、HENTAIだ!」

ルカ子「……違います」

岡部「えっ?違うのか?」

ルカ子「ぼ、僕が好きなのは岡部さんですっ!」

岡部「はっ?」

ルカ子「あっ……」

ルカ子「はぅ」


410: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 17:55:13.32 ID:BZSlYc1e0

岡部「る、る、ルカ子!?ほ、本気なのか!?」

ルカ子「は、はいっ!」

岡部「そ、そうか……本気か」

ルカ子「お、岡部さんは、僕のこと、どう思ってますか?」

岡部「お、俺か!?俺は、その……」

岡部(ま、まさかルカ子から告白されるとは……! これも機関の仕業か!)アセアセ

ルカ子「岡部さんっ……」ウルウル

岡部「お、俺は……」

岡部(ど、どうする!?だいたいルカ子は男じゃ……あれ?男じゃない?問題ない、のか?)


415: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 18:10:30.21 ID:BZSlYc1e0

岡部「ルカ子……」

ギュッ

ルカ子「ふぇ、あっ……」

岡部「急の告白だから、その……今すぐには返事はできない」

ルカ子「……そう、ですよね。迷惑、でしたよね」

岡部「違う!迷惑などではない!俺は、お前の想いに対して真剣に向き合うつもりだ!だから、その為に考える時間をくれ」

ルカ子「は、はいっ!」
ルカ子(真剣に向き合うってことは、お付き合いしてもいい、って事なのかな……?)

岡部(と、とりあえず考える時間が必要だ。こ、こんな事今すぐ答えられる訳がないだろ!)

岡部「その、だな……俺がどんな返事を出そうとも、お前は俺の側にいてくれるか?」

岡部(弟子として、そしてラボメンとして)

ルカ子「も、もちろんですっ」

ルカ子(本妻がダメなら……妾でも)


417: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 18:15:27.40 ID:BZSlYc1e0

――――
――

岡部「……Oh」

岡部(そ、そういえばあれきり、まだ返事を返していなかった……だ、だが!まだ一週間だ!大事な事だ。あと三日くらい考えてから返事を)

ルカ子「岡部さんの側にいられるなら、僕……それだけで幸せです」

岡部(い、いかん!何を言っているのだ俺はああああ!逃げるな!今日だ、今日必ずルカ子に返事を返す!)キリッ

岡部「……」

岡部(そ、その前に指圧師の事も思い返しておくか、フゥーハハハ……)


424: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 18:31:35.46 ID:BZSlYc1e0

――――
――
萌郁「……」カチカチカチ

岡部「来たか、指圧師よ。先に言っておくが、ケータイは見ないぞ?口で話せ」

萌郁「……」ションボリ

岡部「全く……それで、今日お前に来て貰った理由なんだが、少し聞きたい事があってな」

萌郁「……?」

岡部「最近、と言ってもお前はラボに加入したばかりだが……ラボで不満などはないか?」

萌郁「……不満?」

岡部「ああ、何か不満に感じる事はあるか?」


426: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 18:37:56.05 ID:BZSlYc1e0

萌郁「……岡部、くんが」

岡部「俺が?」

岡部(また俺に関する事か……ラボメン全員、ラボよりも俺に不満を抱いてないか?)

萌郁「メール、見てくれない……」

岡部「今言っただろうが!口で話せ!口で!」

萌郁「ごめん、なさい……喋るの、苦手だから……」

岡部「……お前はいつまでもメールに頼ったままでいるつもりだ? このままではダメな事くらい、分かるだろ」

萌郁「………」


428: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 18:46:22.78 ID:BZSlYc1e0

岡部「まさか、家族ともメールでやり取りをしているのか?」

萌郁「家族、は……いない……」

岡部「……すまない。余計な事を聞いたな」

萌郁「別に、いい……」

岡部「……」

萌郁「……」

岡部「しあつ、……萌郁」

萌郁「……!」

岡部「喋るのが苦手と言ったな」

萌郁「……」コクリ

岡部「苦手なものは努力で克服できる。だが、逃げていてはいつまでも苦手なままだ」


430: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 18:52:23.03 ID:BZSlYc1e0

萌郁「でも……他人と、喋るのは、……」

岡部「ラボメンは、他人ではないだろ?」

萌郁「……っ」

岡部「まゆりやダル。助手やフェイリス、ルカ子でも、誰だっていい。一度メールを使わずに会話をしてみたらどうだ?」

萌郁「……みんなと、会話……でも、話掛けるなんて、」

岡部「なら俺が付き合ってやろう」

萌郁「……えっ?」

岡部「ラボメンが抱える問題は全て俺が何とかする」

萌郁「でも」

岡部「最初は俺のほうから話しかけて、その返事を返すだけでいい。まだその方が楽だろ?」


437: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 18:58:41.34 ID:BZSlYc1e0

萌郁「……岡部、くんは」

岡部「なんだ?」

萌郁「……どう、して……そんなに、して、くれるの?」

岡部「言った筈だ。お前がラボメンだからだ」

萌郁「まだ、会ったばかり……なのに」

岡部「関係ない!ラボメンはラボメンだ。俺の、大切な仲間だ」

萌郁「なか、ま……」

岡部「そうだ。だからお前も遠慮する事なくいつでもラボに来るがいい。ラボは既にお前の居場所なのだから」

萌郁「居、場所……わ、わたし、の?」


439: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 19:06:14.76 ID:BZSlYc1e0

萌郁「うっ……うぅ……」ポロポロ

岡部「も、萌郁!な、何故泣く!さっき言った中に不快な言葉があったか!?」

萌郁「ちが、う……違う、の……岡部、くん」グスッ

岡部「萌郁……?」

萌郁「私の、居場所……あったんだって、嬉しくて、それで……」グスッ

岡部「………」

ギュッ

萌郁「あっ……」

岡部「か、勘違いするなよ。今誰かが入ってきたら俺がお前を泣かしたように思われるからな!こうしておけば、泣き顔は誰にも見られないだろう」

萌郁「岡部、くん……」ムギュ

岡部「だから、今は思い切り泣くがいい、萌郁……」


450: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 19:21:21.00 ID:BZSlYc1e0

岡部「もう大丈夫か……?」

萌郁「うん、ごめん、なさい……白衣、汚しちゃって」

岡部「気にするな」

萌郁「でも……」

岡部「気にするなと言った。泣きたい時に泣くのは一番だ」

萌郁「……ありがとう、岡部くん」

岡部「礼などいらん、ラボメンのリーダーとして当然の事をしたまでだ。だからこれからも頼ってくれていい」ナデナデ

萌郁「んっ……」

岡部「っ、す、すまない!……過ぎた真似をしすぎたな」バッ

岡部(昔はこうやってまゆりを抱き締めて頭を撫でる事があったが、その癖が残っていたか……)

萌郁「……っと」

岡部「……えっ?」

萌郁「岡部、くん、もっと……」

岡部「なっ!で、できるか!そんな恥ずかしい事、またやれなど」

萌郁「……だめ?」


464: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 19:50:53.43 ID:BZSlYc1e0

岡部「……」ナデナデ

萌郁「んっ……」

岡部「……なあ、そろそろ」ナデナデ

萌郁「もっと……」

岡部「しかしだなあ……」ナデナデ

萌郁「……だめ?」

岡部「くっ、し、仕方ない。これもラボメンの頼みだからな。これで最後だぞ?」ナデナデ

萌郁「うん……」

岡部(これではどっちが年上か分からないな……)

萌郁「岡部、くん……」

岡部「どうした?」

萌郁「私の、居場所……ずっとここに居て、いいの?」ムギュゥ

岡部(ここ、とはラボの事か)

岡部「もちろんだ。ここは、これからもずっとお前の居場所だ。俺が保証する」

萌郁「……岡部、くんが、私の、居場所……これからも、ずっと……」


472: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 20:05:02.10 ID:BZSlYc1e0

――――
――

岡部「……うむ」

萌郁「岡部くんは私の居場所、岡部くんはずっと一緒に居てくれる、岡部くんのためならなんだってする、岡部くん、岡部くん、岡部くん、岡部くん、岡部くん、岡部くん、岡部くん、岡部くん、岡部くん……」

岡部(ま、まさか……萌郁の言っていた『ここ』というのはラボではなく、俺を差す言葉だったのか?)

萌郁「岡部くんにまたナデナデしてほしい、抱き締めてほしい、私を抱いて、岡部くん岡部くん岡部くん岡部くん岡部くん岡部くん岡部くん」

岡部「……」

岡部(お、俺はそれに対して何と答えた? たしか、ずっとここがお前の居場所とか言ったような……)

岡部「……」


478: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 20:13:07.67 ID:BZSlYc1e0

紅莉栖「岡部……」

まゆり「オカリン……」
鈴羽「岡部倫太郎……」

フェイリス「凶真……」

ルカ子「岡部さん……」

萌郁「岡部くん岡部くん岡部くん岡部くん岡部くん岡部くん岡部くん岡部くん岡部くん岡部くん……」

岡部「お、俺はどうすれば……」

ダル「全員と付き合ったらよくね?」

岡部「!?」


483: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 20:17:51.47 ID:BZSlYc1e0

岡部「ダル!?」

紅莉栖「橋田いたの?」

ダル「いたお」

まゆり「ダルくんいたんだ」

ダル「最初からいたお!」

フェイリス「ダルニャンいたんだ」

ダル「フェイリスたんまで……」

ルカ子「いたんですか、橋田さん」

ダル「だ、だから最初から開発室に」

萌郁「気付かな、かった……」

ダル「……」

鈴羽「へーいたんだ、橋田至」

ダル「なんか、阿万音氏に言われるのが一番ショック……なんでだろ」


493: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 20:28:45.37 ID:BZSlYc1e0

ダル「つーか修羅場すぎて開発室から出てこれんかった。オカリン手を出しすぎだろ……」

岡部「だ、誰にも手を出しとらんわ!」

岡部(……あれ?ちょっと待て)

岡部(俺は確かに紅莉栖にアメリカに住んでもいいと言った。また、冗談みたいなものであるが……だが付き合ってはいない)

岡部(鈴羽やフェイリス、萌郁にだって……彼女になった訳ではない)

岡部(まゆりとはハグしてキスしただけだし、ルカ子には告白されただけだ)

岡部「……いや、最後の二人はまずいな」

岡部(だが、考えてみると……)

岡部「誰とも付き合ってないのだから、六股ではなくないか?」


500: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 20:38:02.64 ID:BZSlYc1e0

紅莉栖「……」

まゆり「……」

鈴羽「……」

フェイリス「……」

ルカ子「……」

萌郁「……」

岡部「な、何故みんなそこで黙るのだ?じ、事実だろ?」

ダル「オカリン……」

岡部「な、なんだ……」

ダル「この場でその発言はバッドだお」

岡部「えっ?」


509: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 20:47:19.57 ID:BZSlYc1e0

紅莉栖「うぅ……」グスッ

岡部「なっ!」

紅莉栖「わ、私と、あめりかに行ってくれるって、いっしょに住むって!うそだったのっ?」

岡部「あ、あれは例えの話だと言っただろ!」

紅莉栖「うそだったんだ……」ジワッ

岡部「いや、だから、それは……」

ギュッ

岡部「わっ!だ、誰だ!急に後ろから抱き付いてくるな!危な……まゆり?」

まゆり「オカリン……」グスッ

岡部「な、なんでお前まで泣いているのだ!?」アセアセ

まゆり「オカリンは、まゆしぃをお嫁さんにしてくれるんじゃなかったの……?」

岡部「お、お嫁さんだと!?」


516: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 20:57:45.17 ID:BZSlYc1e0

岡部「た、確かに夫婦みたいだなとは言ったが、別に嫁にするとは……」

まゆり「まゆしぃ、この一週間苦手なお料理の練習をしてお嫁さん修行してたのに……オカリンのお嫁さんになれないなんて」グスッ

まゆり「おばあちゃん……まゆしぃ、もうダメみたい。オカリンのそばに居られないならまゆしぃはおばあちゃんのそばに居た方が……」フラフラ

岡部「ば、馬鹿!早まるな!!まゆり!」

ガシッ

岡部「ええい誰だ!離せ!まゆりが…!」

フェイリス「凶真……ひどいニャン」スッ

留未穂「私と、秋葉を継いでこの街で生きていくって誓ったのは、うそだったの……?」グスッ

岡部「はああ!?そんな事、誓った覚えはないぞ!?」


521: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 21:08:04.45 ID:BZSlYc1e0

留未穂「そんなっ」ウルウル

岡部「そ、そんな目で見るな」

留未穂「凶真は、倫太郎さんはずっと一緒に居てくれるって、言ったのに……」

岡部「だ、だからそれはお前の勘違いであって……」

ガシッ

岡部「おぅ、だ、だれだ……わ、脇腹に思い切りタックルを食らわした奴は……」

鈴羽「失望したよ、岡部倫太郎……」

岡部「す、鈴羽……」

鈴羽「誰とも付き合ってないなんてウソだ。君はあたしと付き合うって、言ったじゃないか!」グスッ

岡部「そ、それは街の案内に付き合うという意味で……」

鈴羽「言い訳なんて聞きたくない!」


528: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 21:18:05.25 ID:BZSlYc1e0

鈴羽「確かに26歳差カップルは世間の目が厳しいと思うけど……」

岡部「は?」

鈴羽「それでも私たちなら、きっと乗り越えていける筈だよ!だから岡部倫太郎、今からでも遅くない。さっきの言葉を訂正するんだ」

岡部「な、何を言ってるんだ、お前は……」

ギュッ

岡部「こ、今度はルカ子か」

ルカ子「お、岡部さん……」

岡部「な、なんだ?言っておくがお前とも嫁にする約束はしていない筈だが」

ルカ子「こ、この前の告白の返事、聞かせて下さいっ!」

岡部「えっ」


535: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 21:23:08.79 ID:BZSlYc1e0

岡部「ちょっ、おまっ」

岡部(なっ、何故このタイミングで言うのだ!?)

紅莉栖「こ、告白……?」

まゆり「ルカちゃんが、オカリンに……?」

留未穂「聞いてないよ、倫太郎さん……」

鈴羽「あたしと付き合うって、言ったのに!言ったのに!」

萌郁「……」ギリ

ダル「うわあ……オカリン、骨くらいは残ってたら拾ってやるお」


545: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 21:34:59.35 ID:BZSlYc1e0

ルカ子「岡部さんっ」ギュッ

岡部「お、俺は……んむっ!」

萌郁「返事は、させない…」

岡部(も、萌郁か!?くっ、口の中に手をを無理やり突っ込まれた)

岡部「もが、あが、……」

ルカ子「そ、そんなっ!桐生さん、岡部さんが嫌がってますっ、離して下さい」

萌郁「ダメ……岡部、くんは、私の居場所……私は、岡部くんの全て、私は岡部くんの、岡部くん岡部くん岡部くん」

岡部「もがっ、あっ、は、離せ!」バッ

萌郁「あっ……」


555: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 21:43:04.65 ID:BZSlYc1e0

岡部「ぐっ、はあ、はあ……いい加減にしろよ貴様ら」

岡部「ふっ、」

岡部「ふふっ」

岡部「フゥーハハハ!」

ダル「オカリン……とうとう壊れたか」

岡部「壊れてなどおらん!お前たち!聞くが、そんなにも俺との関係を望むか?」

紅莉栖「だって、約束したも」グスッ

まゆり「まゆしぃはオカリンのお嫁さんになるって決めたのです」グスッ

鈴羽「当たり前だよ」

留未穂「倫太郎さんは、私と二人で秋葉を継ぐって誓ったよ?」

ルカ子「ぼ、ぼくは妾でも……」

萌郁「岡部くんは、私の、居場所……」

岡部「いいだろう……貴様たちのその願い、この鳳凰院凶真が全て引き受けた!」


567: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 21:52:11.62 ID:BZSlYc1e0

岡部「まずは紅莉栖!お前からだ!」ビシィ

紅莉栖「ふぇ?」

岡部「お前の望みはアメリカで俺と一緒に暮らす事だったな」

紅莉栖「の、望みっていうか、あ、あんたが言った言葉だから、その……どうしても、って言うなら、向こうに住んだ時は一緒の部屋で寝ても……」

岡部「単刀直入に言う。無理だ」

紅莉栖「えっ」ジワッ

岡部「最後まで聞け。俺の今の財力では共に住むのは無理だと言ったのだ」

紅莉栖「じゃ、じゃあ私の家に住めば」

岡部「俺はお前にそこまで頼るつもりはない。将来、俺が自分で向こうに住めるようになった時は……」

岡部「二人で一緒に暮らそう、紅莉栖」

紅莉栖「う、うんっ!」

岡部(これで紅莉栖の望みはクリア。次はまゆりだ)


577: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 21:59:38.17 ID:BZSlYc1e0

岡部「まゆり、俺はお前にハグしたうえにキスをしてしまった。何らかしらの形で責任を取らねばならんと思っていた」

まゆり「……」

岡部「そこでだ!お前は今日より人質から解放する!」ビシィ

まゆり「えっ?」

まゆり「もう、まゆしぃはオカリンの傍にいちゃダメなの……?」ウルウル

岡部「お前は鳳凰院凶真の人質ではない」

まゆり「そんなっ……」ジワッ

ギュッ

まゆり「ふえ?」

岡部「今日から椎名まゆりは、俺の、岡部倫太郎の嫁だ」

まゆり「ほえ?」

岡部「そ、その……これからもよろしく頼むぞ?我が嫁よ」

まゆり「う、うんっ!お料理いっぱい練習して、オカリンにおいしいご馳走を毎日食べさせてあげるねっ、えへへ」

岡部(まゆりの望みも叶えた!次ぃ!)


594: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 22:13:09.89 ID:BZSlYc1e0

岡部「バイト戦士……いや、鈴羽よ。お前が俺に望むものは何だ?」

鈴羽「君は、あたしが満足するまでとことん付き合ってくれるって言った」

岡部「ああ。言った。だが、それは全部が終わってからだろう?」

鈴羽「うん、あたしの目的を全部終わったら、君はあたしと付き合ってくれるんだよね?」

岡部「無論だ。だが、その為にもお前の使命を果たさねばならん」

鈴羽「うん……」

岡部「鈴羽……」

ギュッ

鈴羽「えっ?」

岡部「その使命が終わったら、いくらでも付き合ってやる。その為には何年でも待ってやる」

鈴羽「し、使命を果たしたら次に会うのは随分先になるんだよ?それでも君は待ってくれる?」

岡部「無論だ。だからお前は自分の使命を果たしてこい。俺はずっと待っている」

鈴羽「うんっ、あたし、頑張るよ!こうしちゃ居られない!早く過去に戻らないと!」ビュー

バタン

岡部(行ったか。よく分からんが、これで鈴羽もクリアだ。これで三つ目!)


604: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 22:26:27.09 ID:BZSlYc1e0

岡部「次はフェイリスいや、秋葉留未穂よ。お前の望みを言ってみろ!」ビシィ!

留未穂「倫太郎さんと一緒に秋葉を継ぐ。そう、言ったよね?」

岡部「……覚悟はあるかと問われて、そんなものは関係ないと答えたからな」

留未穂「倫太郎さん、今ならまだ引き返せるよ?」

岡部「馬鹿を言うな。お前の望みを叶えると言っただろう。二言はない」

留未穂「でも……」

岡部「留未穂……」ナデナデ

留未穂「あっ、きゅ、急になにするのっ?」

岡部「秋葉倫太郎か、悪くない響きではないか」

留未穂「ふえ?」

岡部「留未穂、共に継ごう、秋葉を」

留未穂「は、はいっ!」

岡部(四つ目もクリア。抜かりはない)


631: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 22:44:55.66 ID:BZSlYc1e0

岡部「次はるぅか子よ、お前だ!お前の望みを言うがいい!」ビシィ

ルカ子「ぼ、僕は!岡部さんの気持ちが知りたいですっ」

岡部「つまりは告白の返事という事か……いいだろう聞かせてやる」

ルカ子「……」ゴクリ

岡部「ルカ子、お前の事は好きだ」

ルカ子「ほ、本当ですかっ!?」

岡部「だが、付き合う事は……」

ルカ子「構いません……僕は、僕は岡部さんの傍に居られるなら、岡部さんが僕を想ってくれてるって知れたから、それだけで十分です」

岡部「ルカ子……」

ルカ子「でも、一つだけお願いしてもいいですか?」

岡部「なんだ?」

ルカ子「これからも僕を……岡部さんの傍に置いてください」

岡部「当たり前だ。お前が望むなら、いつまでも俺の傍にいてくれて構わない……」ギュッ

ルカ子「ありがとう、ございます……岡部さん」

岡部(これでルカ子の願いも叶った。次で最後だ!)


645: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 22:58:35.52 ID:BZSlYc1e0

岡部「さて、お前で最後だ。萌郁よ、お前の望みを聞かせろ」

萌郁「………ぃや」
岡部「なに?」

萌郁「いやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやいやああああああ!!」
岡部「……っ!」

萌郁「岡部くんは私の、岡部くんは私だけの、だからみんなのものになっちゃ、いや!岡部くんは私の」

ギュッ

萌郁「あっ……」

岡部「なんだ、指圧師よ。ちゃんと喋れるではないか」
萌郁「岡部、くん……」

岡部「萌郁、俺がお前の居場所になっても構わないない。だがな、一つ条件がある」

萌郁「な、に?」

岡部「俺はラボのリーダーだからな。お前にだけ構うというのは不可能だ。俺の傍には紅莉栖やまゆりたちがいる。それでも構わないか……?」

萌郁「岡部、くんが…そう、言うなら…」

岡部「そうか、ではこれからもよろしく頼むぞ萌郁」ナデナデ
萌郁「んっ……」

岡部(……ミッション、コンプリート)


658: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 23:09:47.70 ID:BZSlYc1e0

紅莉栖「岡部とアメリカでの二人くらしかあ……えへへ」

まゆり「オカリンとの新婚生活たのしみだな~あっ、お家に帰ったらお料理の練習しなきゃ」

留未穂「パパ……私、倫太郎さんとなら頑張っていける。だからパパも天国で私たちの事、見守っていてね」

ルカ子「これからもずっと岡部さんと一緒……ずっと、ずっと……えへへ」

萌郁「私の、居場所……やっと、見つけた、私の岡部くん……」

岡部「ダル見てみろ。ラボメンたちに笑顔が戻った。これも俺だからこそ成せる所業だな!フゥーハハハ!」

ダル「……オカリン、今はこれで誤魔化せるけど、これからどうすんの?」

岡部「……」

岡部「さあな、その時はシュタインズ・ゲートが選択した答えに委ねるさ」

おわり


660: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 23:10:58.35 ID:BZSlYc1e0

書き溜ないから遅くてごめんね

保守してくれた人、読んでくれた人、ありがとニャンニャン


666: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 23:11:36.64 ID:GMF6ifYz0


しかしこれはオカリン死んだな…


669: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 23:12:07.69 ID:nxjRyw7o0

乙かれニャンニャン

当人達が幸せならそれでいいんよ


678: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/27(日) 23:15:18.73 ID:18Dnr8hL0


なんも解決してねぇw





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