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咲「お姉ちゃんのお口が三角形になってる!」照「△」

2018/07/07 00:01 | 咲-Saki- | コメント(0)
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 10:26:18.61 ID:TvBXYB0v0

18070208241.png


咲「姫松高校の愛宕さん(姉)みたい!」

咲(かわいいなぁ…何か放り込みたくなっちゃうよぉ)


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 10:33:39.65 ID:TvBXYB0v0

咲「そうだ、昨日買ってきたプリンがあるはず」

咲「お姉ちゃーん、プリン食べるー?」

照「食べる!」プリン!

――――――

照「おいしい。咲のくれたプリンおいしい」モグモグ

咲(小動物みたいでかわいいなぁ…もっとあげたくなっちゃうよぉ)

照「…?咲は食べないの?」プリン

咲「私はいいよー。お腹いっぱいだもん」

咲(お姉ちゃんが食べてるところを見るだけで…お腹いっぱいだもんね)ニヘラー


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 10:42:52.06 ID:TvBXYB0v0

咲「もっと何か…なにかあるはず私ん家!」

咲「う○い棒…たしか昨日、和ちゃんがくれた10本入りがあったはず!」

咲「――ってこれだめだよ…粉々じゃん。淫ピは役に立たないなぁ…」ガサゴソ

咲「あっ、無事なの発見!さすが10本入り!淫ピの圧力に耐えた子がいるんだね」

咲「お姉ちゃーんうまい棒食べる―?」

――――――

照「おいふぃ…咲のくれたうまい棒おいふぃ…」サクサクサクサク

照(でも口の中痛い…これだからスナック菓子は!)

咲「リスみたいに頬ばっちゃって…お姉ちゃんかわいいよぉ」


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 10:54:59.97 ID:TvBXYB0v0

咲「…もう何もない。お姉ちゃんにあげられるもの何もない」

咲「お姉ちゃんって置いてあると食べちゃうんだよね。プリン残ってただけでも奇跡か」

咲「…待って。無いなら作ってあげればいいじゃない。そこらの市販品じゃなくて、私が作ったものを!」

咲「どうせやるならガッツリがいいよね…ホットケーキ、クッキー…だめだな。もうケーキ焼くか」

咲「ホールで。ホールでぶち込む!あの△に!」

――――――

照「お…おいしい…咲の作ってくれたケーキ…お、い、し…い」

照「」ゲップ

咲「もう、お姉ちゃんお口にクリームついてるよ。とってあげるね」ペロッ

照(咲がペロッしてくれた…すごい嬉しいけど…)

照(ケーキ…減らない…)


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 11:04:43.03 ID:TvBXYB0v0

照「もう無理…もう食べられない」ゲップ

咲「…食べられない?」ピクッ


咲「どうして?どうして食べられないの?どうして食べてくれないの?」

咲「おいしくなかった?私のケーキおいしくなかったの?」

照「さ、咲…?」

咲「お姉ちゃんが喜ぶと思って、私頑張ったんだよ!?」

咲「材料もいいもの揃えたし、レシピだって和ちゃんから教えてもらった取っておきなんだよ!?」

咲「今月のお小遣いつぎ込んで、身体を売って作ったケーキなのにお姉ちゃんは食べてくれないの!?」バンッ!


照(よくわかんないけど…これはアカン気がする)

照「せ、戦術的撤退!」ダッ

咲「あっ!」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 11:14:16.32 ID:TvBXYB0v0

咲「逃さないよお姉ちゃん!その△のお口にもっと食べ物入れさせて!」

照(おかしい…咲は人に無理やりエゴを押し付けるような子じゃない)

照(と思う…たぶん)

照「とっ、とりあえず菫の家に避難!」

――――――

菫「まっ、待ってくれ宥さん!もうこれ以上は…」

宥「うふふ~もっとーもっと食べてー」

宥「その△のお口でもっと…うふふふ~」

菫「うっ、うわぁぁぁぁぁ!!」モガモガ


照「す、菫が…!?」

宥「あら?こっちにも~」

照「」ビクッ


16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 11:23:57.47 ID:TvBXYB0v0

宥「ふふふふふふふ」

照(この人…正気じゃない!)

照「菫は…もうだめか。くっ!すてがまり!」ダッ

宥「あったかいおでん~あったかいおでん~」

菫「」モガモガ

――――――

照「咲も宥さんも、いったいどうなっているんだ…」ハァハァ

照「どこか避難できる場所を――」


美穂子「上埜さん…上埜さん…」グリグリ

久「やめて美穂子!もうお腹いっぱいなのよ!」

美穂子「食べさせたい…かわいいお口…食べさせたい…」グリグリ


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 11:36:24.98 ID:TvBXYB0v0

照「こんな路上でも!」

久「」

美穂子「上埜さん…あれ?動かなくなりました」グリグリ

照(まずい…これは次の標的を探すパターン!)

照「逃げる」ダッ

ばいーん

照「ぬわっ!壁!?」

和「誰が壁ですか!それより逃げますよお義姉さん!」

照「まさか…お前は正気なのか?」

和「なぜ意外そうな顔をするんですか」


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 11:49:08.19 ID:TvBXYB0v0

エイスリン「シロータベテータベテー」グリグリ

シロ「…ダル」


霞「小蒔ちゃん、好き嫌いしちゃダメよー」グリグリ

小蒔「もう食べられません…」


ゆみ「うわぁぁぁ!来るなぁぁぁ!」

モモ「先輩…先輩…」


憧「ジャージ…ジャージ…」モグモグ

穏乃「憧…なにしてんの?」



照「ひどい有様だな…」

和「世界規模のパンデミックですから…この愛宕ウィルスは」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 12:00:03.24 ID:TvBXYB0v0

照「愛宕ウィルス…!」

和「まぁ誰のせいかは想像つきますよね」

和「このウィルスに感染すると愛宕さん(姉)のように口が△になるんです」

和「そして身近な人間が、その口に食べ物を詰め込もうとしてくるんです」


絹恵『からあげ食べるお姉ちゃんめっちゃ可愛いわ~』


和「という気持ちが奇跡を起こしたんでしょうね」

照「けったいな奇跡…ん?待って、詰め込もうとしてくるってことは…」

和「感染しているのはお義姉さんですね。見えないでしょうけど、口も△になってますし」

照「やっぱり…あれ?でもお前は口普通だよね。キャリアじゃない…よね」

和「…。」


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 12:09:36.46 ID:TvBXYB0v0

和「咲さんが約束してくれたんですよ。お義姉さんを連れてきたら、褥を共にしてくれるって」

和「私は咲さんさえいえば良いですから、有象無象の口にナニを突っ込むとかそんなのはどうでもいいんです」

照(こいつ…ウィルスによる衝動を煩悩でねじ伏せているッ!)

ガシッ

和「さあ行きましょうお義姉さん!私と咲さんの礎になって下さい!」

照「は、離せこの淫ピ!」

和「抵抗するんですか?抵抗しないで下さい。あんまり暴れるようなら――」

和「これを喰らって貰います!」

照「!!」


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 12:25:08.11 ID:TvBXYB0v0

ナツメグという木の実がある。

肉料理や魚料理から、ケーキなどの焼き菓子に至るまで香辛料として

幅広く用いられるこのナツメグだが

多量に摂取すると、肝臓機能障害や幻覚症状を引き起こす毒性を発揮する。

――――――

照(これは――ナツメグ!瓶丸ごと口に突っ込まれた!)モガモカ

照(そういえば咲がこいつからケーキ作りを教わったって言ってた)モガモガ

照(だから毒性もご存知か。恐るべし…お菓子作り!)モガモガ

和「さぁ!そろそろ精神症状が現れてもいい頃ですよお義姉さん!」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 12:36:27.90 ID:TvBXYB0v0

照(まずい…頭が…朦朧と…)モガモガ

和「咲さん咲さん咲さん!私がキャリアになれなかったことは残念ですが諦めませんよ!」

和「今引きずっていきますからねぇぇぇ!」


咲「お姉ちゃん…お姉ちゃん…」

照(咲…どうしてここに…)モガモガ

咲「お願いお姉ちゃん。帰ってきて。ケーキの事なら怒ってないから」

咲「おいしくなかったのなら作りなおすよ?量だってちゃんと切り分けてあげる」

咲「ううん、ケーキだけじゃない。お姉ちゃんの食べたいもの全部作ってあげる」

咲「プリンでも、クッキーでも、ケーキでもケーキでも…何でもだよ」

咲「せっかく仲直りできたのに、またけんかなんて私、嫌だもん。だからね、帰ってきて」

照(咲…そっか、これは幻覚…私の作った咲…)モガモガ

咲「幻覚でも気持ちは本物と一緒だよ?本物の私だって、同じ事を言うはずだよ?」


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 12:45:18.65 ID:TvBXYB0v0

咲「帰ってきて、仲直りしよう?それから一緒にケーキを食べよう?」

咲「お姉ちゃんが帰ってくれば万事解決なんだよ?ね?」

照「……」


照「…違う」

咲「え?」

照「解決なんてしない。愛宕ウィルスをどうにかしない限り、何も変わらない」

照「お菓子を食べる時、私はとても幸せ。それが咲から貰ったものなら尚の事」

咲「そ、それなら」

照「でも、今のままじゃそれは無理。菫、清澄の部長、その他の人達…」

照「その中に、喜んで食事してる人が一人でもいた?」

咲「…!」


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 12:52:45.05 ID:TvBXYB0v0

照「みんな無理やり口に突っ込まれてただけ。嬉しそうな人なんて一人もいない」

照「私だって、このまま帰っても同じ末路…それだけは嫌!」

照「私は咲ちゃんのケーキをおいしく食べたい!喜んで食べたい!!」

照「そのために…私は…!」ギュルギュル

咲「コ、コークスクリュー…!」

照「回転MAX!うおおおおおおぉぉ!!」ゴッ

――――――

ボッ

和「…!まさかまだ反撃する余力があるとは…しかし残念ですね」

和「そんなヒョロヒョロのコークスクリューでは私を倒すことは出来ませんよ!」

照「ペッ!」カランカラーン

照「それはどうかな…!」


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 13:00:31.62 ID:TvBXYB0v0

和「負け惜しみを…」

照「今のコークスクリューはお前を殴り倒すためのものじゃない」

照「お前からこれを奪うためのもの!」スッ

和「それは――予備のナツメグ瓶!」

照「デジタルなお前なら、失敗した時のことを考えて余分に持っていると思った」


和「なるほど…しかし、それでどうしますか?幻覚症状の抜けないお義姉さんがそれを私に飲ませると?」

和「無理ですよ!ムリムリ!」

和「今だってほら、立っているのも辛いんじゃありませんか?」

照(たしかに…)ガクガク


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 13:14:03.48 ID:TvBXYB0v0

和「そんな身体でベタオリ状態の私に直撃なんて、いくらお義姉さんでも不可能です!」

和「自慢のコークスクリューもポンコツになったものですね!ふふふ」

照「無理かどうかは試してみなければわからない…!」ギュルギュル

照「私の!コークスクリューは…!」

ボッ

和(なっ…そんな、早い!それに恐ろしいほど正確!)

和「モガッ!」ズポッ

照「私のコークスクリューはパンチではない。その真髄はツモ!」

照「アホみたいな速度で力いっぱい打ち出しても、小さな牌を確実に掴めるように…」

照「そのためのツモ切り訓練を、私はしてきた…子供の頃から!」

和(命中率には自信があったと…これは…)ブルブル

和(私の負けですね…すみません…咲さん…)ガクッ


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 13:34:27.03 ID:TvBXYB0v0

照「か、勝った…しかしこれほど嬉しくない勝利も初めて…」

照「もう立ってるのも辛い…うっ」ガクッ

洋榎「おっと、なんやチャンピオン。勝ったんならしゃっきりせーや」

照「…幻覚?」

洋榎「誰が幻覚や。姫松主将、モノホンの愛宕洋榎ちゃんやろが!」

洋榎「まーたしかに絹に比べれば存在感無いかも知れへんけど」

照(声でかい…頭に響く…)

洋榎「ま、ええわ。頼みがあんねん。あんた、姉やろ?」

照「妹は咲だけで充分。新規採用も行なっておりません」

洋榎「スール制度はどうでもええ。ちょいな、一緒にお姉ちゃんバーストして欲しいんや」

照「お姉ちゃんバースト…!」


48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 13:44:43.94 ID:TvBXYB0v0

洋榎「せや、愛宕ウィルスを駆逐する方法が見つかってん」

洋榎「それがお姉ちゃん集めてバーストするお姉ちゃんバーストや」

照「説明になってない。ポンコツ?」

洋榎「誰がや!しゃーない、もうちょい詳しく説明するとやな」


洋榎「今世界中に広がってるこの愛宕ウィルスパンデミックはもともとうちの妹、絹が原因や」

洋榎「うちがからあげ食べとるとこがカワイイとか…へへ、なんか照れるやん」

洋榎「まぁ、つまり絹の姉を思う気持ちがウィルスになって散らばってしまったんやな」

洋榎「ってことはや、このウィルスにお姉ちゃん成分を与えてやれば――」

照「ヘブン状態!」

洋榎「せやせや。そーいうことやな」

洋榎「ってわけでや、今リューモンとかいう金持ちがお姉ちゃん募集してんからそこいくでー」


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 13:55:01.72 ID:TvBXYB0v0

ハギヨシ「お帰りなさいませ愛宕様。そちらの方は――」

洋榎「途中で拾ったチャンピオンや。姉やから使えるで。首尾は?」

ハギヨシ「チャンピオン様でちょうど面子が揃ったところです」

洋榎「そかそか。ほんなら始めよかー」

照「この男の人もキャリアなの?」

ハギヨシ「愛宕ウィルスに感染するのは女性だけでございますので」

照(がっかりしたような…安心したような…)

――――――

洋榎「おーし、メンバーの紹介するでー」

照「待って、結局具体的に何するのか聞いてないけど」


54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 13:58:51.09 ID:TvBXYB0v0

洋榎「まずうちや!この度は妹が迷惑かけてしまってすまんな!」

洋榎「次、宮永照!チャンピオンや」

洋榎「そんでリューモンの天江衣!ちっこいけど高二やて!うけるわ!」

衣「こどもじゃない、衣…あれ?あってたのか」

洋榎「最期に池田や!三つ子のおねーさんや!」

池田「名前ちゃんと言えし!池田の華奈ちゃんだし!」

洋榎「おーし、おるな!この四人で――」

照「麻雀?」

衣「麻雀か?」

洋榎「せや!」

池田「ちょっ」


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 14:05:12.39 ID:TvBXYB0v0

洋榎「なんで麻雀かっていうとや、えーと…なんでやったっけ?」

ハギヨシ「麻雀をし、皆様の雀力を姉力に変換するのです」

ハギヨシ「放出された姉力を天井部の装置が吸収し、そよ風に乗せてどこまでも遠くへ流します」

洋榎「ってことや」

池田「待つし!待てし!この面子で麻雀!?バカも休み休み言えし!!」

池田「華奈ちゃん以外皆全国区とか!」

池田「チャンピオンとか!」

池田「よくわからん記録持ってる奴とか!」

池田「名門の主将とか!」

池田「バ・ラ・ン・ス!!戦力バランス考えろし!!」

洋榎「そんなん言われてもなぁ…しゃーないやん。うちらしかおらんし」


60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 14:14:11.67 ID:TvBXYB0v0

池田「いやだしいやだし!絶対嫌だし!!ATM扱いはもう沢山だし!!」

洋榎「どないしよ…うち駄々っ子苦手やねん。絹はめっちゃ良い子やってん」

衣「池田…」


照「三毛田…だっけ。あなたはそれでいいの?」

池田「三毛田じゃねーーし!!何だコイツ、失礼だし!!」

照「あなたの友達や兄弟も愛宕ウィルスで苦しんでいるはず。その人たちを助けなくてもいいの?」

池田「うっ…そ、それは…」

照「私は助けたい。私の妹は、今でも私を探して道行く人の口にケーキを突っ込みながらさまよっているはず」

照「そんな咲の姿は想像するのも嫌。実際に見るのはもっと嫌。早く治してあげたい」

照「あなたはどう?助けたい人はいないの?」

池田「……。」


64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 14:25:04.26 ID:TvBXYB0v0

池田「…妹が、城菜が感染してるし。緋菜、菜沙に手巻き寿司突っ込まれて病院に運ばれたし…」

池田「他にも、お世話になってる先輩が友達の口におせち突っ込んでたって聞いたし」

池田「華菜ちゃんだってキャプテンのそんな姿はもう見たくないし!」

衣「ならば…!」

池田「でも怖いし。怖いし怖いし!!ヤキトリとかハコとか耐えらんないし!」

池田「あんたらにはわからんかもしんないけど、誰だって負けるのは嫌だし!」

池田「遊びでも真剣勝負でも勝ちたいし!敗色濃厚ならともかく、勝率0%なんて願い下げだし!」

洋榎「勝ちたいとか、そんなん言ってる場合ちゃうやろ」

池田「華菜ちゃんだって言いたくないし!でもトラウマがそう言わせるんだし!!」


66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 14:37:16.98 ID:TvBXYB0v0

池田「うっ…うう…」

衣「むぅ…駄目か…」

照「…三毛田、あなたは一つ勘違いをしている」

池田「三毛田じゃねーっつってんだろ!!」

照「これから私達がする麻雀は、勝負じゃない。勝ち負けとか、勝率とかそういうのは関係ない」

照「この麻雀はただの儀式。雀力を姉力に変換するための儀式でしか無い」

照「だから勝者も敗者も出ない。あなたが気にすることは何一つ起こらない」

池田「…え?ホ、ホントかし?」

洋榎「せやな。麻雀って聞いてついいつものを考えてたけど、別に勝ち負けとか関係ないやんな」

衣「考えるまでもない。勝負などより透華たちを助けるほうが重大だ」


照「点棒、無くて当たり前。それでいいじゃない」

池田「な、なら…華菜ちゃんは負けない?」


67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 14:45:36.64 ID:TvBXYB0v0

洋榎「そんかし誰も勝てへんけどな!」

衣「うむ。たまにはそういう余興も乙なもの」

池田「み、皆…!」

照「さぁ、席について。始めましょう」

池田「は、はいだし!」

池田(キャプテン…華菜ちゃんはこれから、すごいメンツで打つし)

池田(皆強くて、優しい人ばっかりだし。…華菜ちゃんもこうなれるかな?)

池田(…いや、今はそんなことよりも)

池田(城菜、キャプテン…絶対に助けてみせるし!)

池田「さぁ、始めるし!!」

――――――

池田「あ、れ…持ち点…10万点…?」

洋榎「まぁ自動雀卓やしな。点数はないって体でいこか」

池田「嫌な予感がするし…」


70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 14:57:31.99 ID:TvBXYB0v0

池田「いや、そんなはずはないし。点数がないなら跳ばないし、ヤキトリも…」

池田「あれ?ヤキトリは普通にありえるし…何故気づかなかった?」

池田「ま、まぁ儀式だし。儀式。点数も無い体で…」

――――

照「ツモ。1000オール!」ゴッ

衣「海底模月」ゴッ

洋榎「それやロン!5200!」

池田(ふつーに点数申告してるし。一発掴まされたし)

池田(一回も上がれず…惨めだな…)

池田(せめて、雀力出てるといいなぁ…)

池田(もう…疲れたし…)


71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 15:06:00.26 ID:TvBXYB0v0

――――十日後

コンコン

咲「失礼します。池田さん、御見舞いに来ました」

照「三毛田、来たぞ」

池田「ニャー」


咲「池田さん…」

照「あの時の戦いで私たちは10日間打ち続けた…彼女はそれに、最後まで付き合ってくれた」

照「それで精神を消耗しきって…今では…」

池田「フニャー」

照「すごいやつだ…池田」ナデナデ


75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 15:13:01.14 ID:TvBXYB0v0

咲「私はあの時のこと、あんまり覚えてないけど…失うものの多い事件だったね」

照「菫、清澄の部長、他にも沢山の人達が…」

照「今でも…ダイエット中だ」

咲「和ちゃんもね、まだ目を覚まさないんだ」

咲「それは良いことなんだけどね」

ガタン!ガタガタ!

咲「なっ、何!?」


憧「しずーしずージャージージャージー」モグモグ

穏乃「こ、こらっ、やめろ憧!憩さん、憧に鎮静剤を!」

憩「無理やな。彼女、健康そのものやし」


照「可哀想に…後遺症か」

咲「えっ」


76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 15:19:06.31 ID:TvBXYB0v0

照「色々大変だったけど、悪いことばかりじゃない。考えさせられることもあった」

照「それに、咲のお菓子も一段とおいしく感じるようになった」

咲「うん、そうだね。お姉ちゃん、帰ったら一緒にケーキ食べよう?」

照「うん、そうしようか」

照「でもナツメグには注意してね。あれ怖いから」

咲「あはは、お姉ちゃんナツメグ嫌いになったよね」



咲「…あれ?今気づいたんだけど、お姉ちゃん…」

咲「お口が、かまぼこ貼りつけたみたいになってるよ?」

照「!?」


おわる


78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/12/30(日) 15:20:11.13 ID:YF6bVDVQi


今度はワハハか……





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