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みほ「優花里さんが病気?」

1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/08(火) 01:53:08.295 ID:YAJCkftcH.net

優花里ママ「実は今日みんなに来てもらったのは他でもない優花里の事なの。優花里が体調を崩しているのは知ってるはずだけど、ますます元気が無くなって…陸の大きな病院に診てもらっても特別どこが悪いって事でも無いみたいなの…」

沙織「前にお見舞いに来たときはそこまでじゃなかったもんね」

優花里ママ「ええ、それでどうやら気鬱というか、何か思い悩んで胸が塞がってるみたいで、それを聞き出そうとしてもなかなか話してくれないの…ごはんも食べないで痩せていって…仲の良いみんなになら話してくれると思って、どうにか聞き出せないかしら?」

麻子「そんな事になっていたとは…」

華「他でもない優花里さんのためです。聞いてみましょう。ね、みほさん!」

みほ「はい!私たちに任せてください!」

優花里ママ「ごめんなさいね、優花里は部屋に居るから、お願いしますね」


2: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/08(火) 01:54:31.579 ID:YAJCkftcH.net

………

沙織「やっほーゆかりん!きたよー!」

華「体調の方はいかがですか?」

優花里「ああ…みなさんお揃いで…お見舞いありがとうございます…」ゲッソリ

麻子「痩せたな」

みほ「……」

みほ「率直に聞きます。優花里さん、なにをそんなに悩んでいるんですか?何で早く相談してくれなかったんですか?」

優花里「西住殿…」ウルウル


3: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/08(火) 01:55:27.695 ID:YAJCkftcH.net

優花里「お父さんかお母さんに聞いたんですね…いいんです、もういいんです。どうせ私の望みは、願いは叶いっこないんです…それなら私なんていっそこのまま朽ち果ててしまえばいいんです…」ウルウル

みほ「なんでそんな事言うんですか!」

麻子「そうだぞ」

華「その願い、というのは一体なんなんですか?おっしゃってみてください。吐き出せば少し楽になるかもしれませんよ。」

沙織「そうだよゆかりん!たとえどんな願いでも笑ったり、馬鹿にしたりなんかしないし、なにか協力できるかも!」


7: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/08(火) 01:57:22.511 ID:YAJCkftcH.net

優花里「……本当に笑いませんか?馬鹿にしませんか?」

みほ「するわけないじゃないですか!話してください!」

優花里「西住殿がそこまで言うのであれば…実は……」

優花里「本当に笑いませんか?」

麻子「くどいぞ」


8: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/08(火) 01:57:58.579 ID:YAJCkftcH.net

優花里「うぅ…じ、実は…  ……が……たい」ボソボソ

華「え?丸焼きアンコウが食べたい?」

優花里「い、いえ!だから、  ……が……たい…んです」ゴニョゴニョ

沙織「えーっ!?彼氏とシたい!?やだもーゆかりん!///」

優花里「…違います!!あーもう!マウス!マウスが舐めたいんです!!マウスが舐めたくて舐めたくて仕方ないんですよ!!!」


11: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/08(火) 02:00:34.140 ID:YAJCkftcH.net

みほ「マ、マウス…?マウスってあの…もしかして戦車のマウス?」

優花里「そうです!黒森峰所有の超重戦車マウスです!」

華「舐めるって飴とかアイスを食べるみたいにぺろぺろと、ですか?」

優花里「はい、その通りです!…やっぱりおかしいですよね…実は子供のころから戦車グッズを舐めるのが大好きで、最初は写真やプラモデルを舐めるだけで我慢できていたんですが、最近は物足りなくなってしまって…」

麻子「ウチのⅣ号やポルシェティーガーじゃ駄目なのか?」

優花里「それはもう舐め飽きましたよ…」

麻子「おぉ…」


13: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/08(火) 02:01:47.685 ID:YAJCkftcH.net

みほ「…わかりました。お姉ちゃんに掛け合ってみましょう。マウスを舐められるように」

優花里「!! 本当ですか?ありがとうございます…西住殿…」

華「しかし、おばさんになんと説明しましょう…さすがに驚かれるのでは…」

麻子「ありのまま伝えるしかないだろう」

沙織「そうだねぇ」


15: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/08(火) 02:03:53.090 ID:YAJCkftcH.net

………

みほ「…と、言う訳です」

優花里ママ「そう、優花里が戦車を舐めたいと……血筋ねぇ…」

沙織「えぇー!血筋ってまさか…」


16: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/08(火) 02:04:11.785 ID:YAJCkftcH.net

優花里ママ「そうなの、実は私も有平棒を舐めるのが大好きで」

華「あるへいぼう?ですか?」

優花里ママ「そう、理髪店の前にある赤青白のくるくる回ってるやつのこと。あの人、優花里のお父さんも有平棒を舐めるのが趣味で、それがきっかけで出会ったのよ。最近は控えるようにしてたけどあの子が生まれるまではよく二人で舐めに行ったわぁ…なつかしい」

麻子「この親にしてこの子あり、蛙の子は蛙だな」


17: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/08(火) 02:04:56.816 ID:YAJCkftcH.net

優花里ママ「とにかくありがとうね。聞き出してくれて」

みほ「いえ、あとはお任せください!」


そしてトントン拍子で話は進みマウスを舐める手筈は整い…


18: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/03/08(火) 02:05:32.407 ID:YAJCkftcH.net

まほ「そうとう弱ってるな…本当に思いつめていたんだな」

みほ「うん、ありがとう。お姉ちゃん」

沙織「さ、ゆかりん、立てる?舐めていいってさ」

優花里「お…お…」プルプル

優花里「ヒャッホォォォォォォ!!!!」シュババババ

麻子「さっきまで車椅子に乗っていたとは思えないダッシュだ」

華「あらあら」


27: 以下、VIPがお送りします 2016/03/08(火) 02:17:00.01 ID:ijJvJ+3H5

優花里「とうとうこの時が!夢にまで見たマウス!!この重厚な正面装甲!!!うおおおおおおお!!!」ペロペロペロペロ

優花里「この逞しい履帯が!!!」レロレロレロレロ

優花里「この雄雄しい55口径12.8cm KwK 44の主砲が!!!」ベロンベロンベロン

優花里「この閉鎖機が!!」「旋回ハンドルが!!」「キューポラが!!」

まほ「くまなく唾液でコーティングされそうだ・・・洗車が大変だぞ…」


30: 以下、VIPがお送りします 2016/03/08(火) 02:18:22.76 ID:ijJvJ+3H5

・・・・・・・・・
優花里「いやー堪能しました!本当にありがとうございました!命の恩人です!」

まほ「お、おう」

華「元気になって何よりです!」

麻子「舌が擦り切れてないか心配だ」

みほ「本当によかったです!」


31: 以下、VIPがお送りします 2016/03/08(火) 02:18:55.91 ID:ijJvJ+3H5

・・・・・・・・・
数ヵ月後

優花里ママ「またあの子元気が無くって・・・」

みほ「今度はなんと?」

優花里ママ「なんでもオイ車が舐めたいとか・・・」

みほ「えぇー・・・」

おわり


32: 以下、VIPがお送りします 2016/03/08(火) 02:19:50.82 ID:ijJvJ+3H5

元ネタは落語「擬宝珠」です。
よかったらそちらもぜひ





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