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淡「サキが風邪みたいだから看病する」

2018/07/19 00:02 | 咲-Saki- | コメント(0)
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 21:56:26.34 ID:/xz+C6xG0

サキと暮らし始めてから一年ぐらい経ったころ、サキが風邪を引いた。
正直、他人を看病したことなんてないけど何とかなるだろう。

淡「サキー! 汗拭きに来たよー!」

サキの部屋のドアを豪快に開ける。
私は迷惑な行為をしているのかもしれない。
いや、している。

咲「頭に響くから静かにしてね?」

迷惑そうに体を起こしてから、私を注意をする。
やはり、私の考えた通り迷惑だったらしい。

淡「あはは! ごめんね?」

表面上は謝るが、反省をしているつもりはない。
サキもそれをわかっているのか溜息をするだけだった。


5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 22:03:15.77 ID:/xz+C6xG0

淡「溜息なんて失礼だぞ!」

私が悪いのにサキに文句を言う。
なんて勝手なんだろうと自分で思ったが、気にしないことにする。

サキの体を拭きに来たが、タオルを持ってくるのを忘れたのに気づいた。
今ここでタオルを忘れたと言って、部屋を出るのはかっこ悪い気がする。

咲「淡ちゃん?」

私がどうするか考えていたら、サキが声をかけてきた。
少し考えすぎていたみたいだ。

淡「あー、タオル忘れたから取ってくるね!」

私がそう言ったら、サキは小さく笑った気がした。


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 22:08:55.01 ID:/xz+C6xG0

少し駆け足気味でタオルを取りに行く。
あれ?こーいうときって冷水だっけ、温水だっけ?
冷水だった気がすることもないが、温水のような気がする。

本来なら満足するまで考えてから行動するのだが、サキは寂しがり屋だ。
一人にしていたら泣いてしまうかもしれない。

私は二種類のタオルを持っていくことにした。

淡「お待たせー。冷水と温水どっちがいい?」

部屋に入るなりサキに聞く。
サキなら大抵のことをわかるはずだ。


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 22:15:59.53 ID:/xz+C6xG0

咲「乾いたタオルがいいかな」

乾いたタオルは持っていない。
しょうがないから温水につけたタオルを使おう。

淡「ほら、サキ。服脱がすよー」

サキは自分で脱げるからと言って、私を押しのけようとするが力がない。
風邪で力が入らないのだろう。

顔を真っ赤にしているサキの服を一枚一枚脱がしていく。
んー、他人のボタンがこんなに外しにくいとは思わなかった。

咲「淡ちゃん、恥ずかしいんだけど……」

サキの素肌が見えるぐらいの時に、サキが声を出す。
それにしても、綺麗な肌だ。


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 22:22:41.33 ID:/xz+C6xG0

本当に綺麗だと思う。いや、私がサキのことを好きだから綺麗に見えるのかもしれない。
サキの肌を自分の指で撫でる。

咲「ん……」

甘い吐息が聞こえる。
今すぐにサキを押し倒したいが、理性を保つ。
サキは体調が悪いのだ、今無理をさせる訳にはいかない。

淡「えっと、それじゃ拭くね?」

サキが頷いたのを見てから丁寧に拭きはじめる。


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 22:30:05.24 ID:/xz+C6xG0

サキの背中を拭き終わる。
次は、前を拭かないといけないのだが、サキが自分で拭くと言っている。

淡「もー、サキは風邪なんだから動いたらダメ!」

もっと自分を大事にしてもらいたい。
サキの風邪が悪化したら私では看病しきれないかもしれない。
無理やりサキの姿勢を動かし体を拭く。

私はさっきから矛盾している行動を取っているだろう。
無理をさせてはいけないと言いながら、無理をさせる。

明日からはもう少し我儘を言うのをやめよう。


16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 22:37:48.81 ID:/xz+C6xG0

手で胸のあたりを隠しているが邪魔なので退かす。
サキの全身が露わになると同時に、変な感情が入り込んでくる。

涙目で、顔を赤くして、虚ろな目でこっちを見てきている。

唾を飲み込む。ダメだとわかっていても、止めれそうにない。
止まらない。ゆっくりと私の顔をサキの胸に近づけていく。

淡「ごめん。我慢できそうにない」

小さく呟いてから私はサキに襲い掛かった。


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 22:46:41.19 ID:/xz+C6xG0

咲「淡ちゃんのバカ」

頭を軽く小突かれる。
冷静になって考えると本当に大変なことをしてしまった。
謝っても許してはもらえないだろう。

このままでは離婚もありえる。
それだけはなんとしても阻止しないと!

淡「嫌いになった?」

嫌われているかどうか確認。嫌われていたら好きになってもらうように頑張る。
嫌われていなかったら今まで道理にする。

咲「嫌いになるわけないけど、淡ちゃんまで風邪引いたらどうするの!」

よかった、嫌われてないみたいだ。
それにしてもサキは優しい。私の心配までしてくれている。


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 22:51:54.12 ID:/xz+C6xG0

咲「反省してね? 私はお風呂入ってくるから」

はーい、と返事をする。
私もお風呂に入りたい。いろいろな液のせいで体がべとべとだ。

どうしよう。私も一緒に入りたいって言ったら怒るかな?
怒らないことを願おう。

淡「サキー!私も一緒にはいるー」

脱衣所から「いいよ」と声が聞こえた気がした。
幻聴かもしれないが返事が聞こえたのだ、行くしかない。

お風呂場ではサキとなにしようかなー。


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 22:58:50.23 ID:/xz+C6xG0

やっぱり洗いっこかな、楽しいと思うし!
スキップをながらお風呂場に向かう。

淡「サキー、洗いっこしよー!」

咲「だめ」

なんということだ。
即答で断れてしまった。
今日は諦めるとしよう。

お風呂では何事もなく終わった。
楽しいイベントを期待していたぶん、ショックが大きい。

お風呂から出て、サキの部屋を掃除しないといけないことに気づいた。

淡「サキは私の部屋で休んでていいよ? 掃除しとかないといけないし」

サキは気怠そうに私の部屋に入っていった。


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 23:04:29.02 ID:/xz+C6xG0

よし!掃除をがんばろう!

シーツがぐちょぐちょになっている。
自分たちのせいだとわかっていても嫌な感じだ。
とりあえず洗濯機に入れて洗おう。

よし、シーツを洗えば掃除は終わったようなもの。
サキのところ行こう。

淡「サキー! 遊ぼうって、寝てるのかー」

私のベッドに入り気持ちよさそうに寝ている。
かわいい寝顔だ。

流石に起こすは気が引ける。でも、暇だ。


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 23:09:04.74 ID:/xz+C6xG0

やることもないし、私も寝ようかな。
うん、寝よう。

サキの隣に入り込み、サキに抱き着く。

目を閉じてから、羊を一匹ずつ数えていく。
二匹、三匹、四匹、五匹! 六匹! 七匹! ダメだ!眠れない!

数えないほうが眠れる気がする!
結局、私はなにも考えずに眠りについた。


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 23:13:14.05 ID:/xz+C6xG0

咲「……て……起きて!」

翌日、サキに起こされる。すっかり元気になっているみたいだ。
朝の挨拶を交わしてから、重大なことに気づく。

頭が痛い。

どうやら、私にサキの風邪がうつったみたいだ。
全く、困ったものだ!

咲「もしかして、うつちゃった?」

頷く。風邪を引いたのは少し悲しいがうれしいこともある。
私はバカではなかったことが判明された。

バカじゃないから風邪を引いたのだ!


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 23:18:41.42 ID:/xz+C6xG0

咲「風邪ひいたみたいだけど、今日の試合どうするの?」

そうだ、今日はプロとの試合。度忘れしていた。
行っても本調子では戦えないだろうし、今日は休もう。

咲「それじゃ電話しとくね?」

また、怒られてしまう。この前も忘れていて怒られた。
サキが上手くフォローしてくれてるとうれしい。
もし、正直に言っていたら私は本気で怒られるだろう。

淡「お腹すいたなー……」

誰もいないのにボソッとつぶやく。
昨日は何も食べてない。お腹すいた。


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 23:26:02.79 ID:/xz+C6xG0

サキが今、きっと私の為におかゆを作ってくれてると思う。
本当は私も昨日サキの為におかゆを作りたかったが、台所に入っちゃダメと言われていたので作れなかった。

今度、サキに料理を教えてもらおう。

サキはまだかな? 寂しくて泣きそうだ。

咲「おかゆ作ってきたよ」

熱そうだ。なんだろう、昨日の嫌がらせかもしれない。
いや、それはないだろうけど。

淡「フーフーしてー」

スプーンに掬ってから息を吹きかけている。
いいぐらいの温度になってから、サキは私の口にスプーンを近づける。


38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 23:32:39.49 ID:/xz+C6xG0

淡「うん、おかゆだ」

咲「それはそうだよ」

おいしいと言いたいけど、おかゆは好きじゃない。
おかゆが好きな人なんていないと思う。

それにしても熱い。体が熱い。

咲「淡ちゃん、汗かいてるみたいだから、私が拭いてあげるね?」

なんだろう。昨日の仕返しをされそうな気がする。
自分で拭けるから大丈夫と言ってもサキなら無理やりしてきそうだ。


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 23:37:34.49 ID:/xz+C6xG0

サキが部屋から出ていき、タオルを取って戻ってくる。
その顔はイキイキとしていて、いい笑顔だった。

咲「淡ちゃん、冷水と温水どっちがいい?」

あぁ、ダメだ。間違いなく今から私はサキにもてあそばれるだろう。
でも、たまには悪くない。

今度チャンスがあったら、また私がサキより優位になればいいだけ。
今日はされるがままになっていてあげよう!

この後、私とサキは幸せに暮らしました

めでたしめでたし

かん!


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 23:45:36.28 ID:msTSWiBE0

乙でしたー
この雰囲気良いわー


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 23:46:30.70 ID:QxH7BE4X0

すばら


46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 23:51:27.69 ID:Qs0TzSuZ0


淡咲は最高だな


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/09(水) 23:56:25.25 ID:/xz+C6xG0

淡咲はやれ!





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