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【ミリマス】志保と静香と

1: ◆8PvrU9Ob/. 2018/07/13(金) 18:48:39.99 ID:PYGfUh4Z0

注意事項としては

○キャラ崩壊注意

○ゲッサン版ネタあり(設定として引っ張れらるかも)

○書きためなしのため更新疎ら

といったところ


4: ◆8PvrU9Ob/. 2018/07/14(土) 07:52:02.74 ID:xl6ytFIM0

志保「まじめにしてください、プロデューサー」

この一声から、俺の劇場での活動が始まる。
悪い悪い、と謝りながら、当日の予定の確認をして、レッスンや公演に移っていく。

P「今日は、可奈とメインで劇場ライブか。楽しみだな」

スケジュールを管理しているタブレット端末から目を離してちらりと志保の方を見る。

志保「私は誰が相手でも変わりません。いつも通りやるだけです」

つんけんしているが、最近ではちょっとした変化もわかるようになってきた。
可奈とはだいぶ打ち解けてきたようで、二人で歓談しているところを見かけることも増えてきた。
今から楽しみにしているのが隠せない様子で、そわそわしている。

P「よし、まずは着替えて可奈を呼んでからリハーサルだ。行こう」

志保「はい!」


5: ◆8PvrU9Ob/. 2018/07/14(土) 08:17:49.57 ID:xl6ytFIM0

レッスン室で一通り振付を合わせた後で、休憩に入った。

可奈「猪突猛進も~しん♪ も~も~しん♪ 今日はライブだ矢吹かな~♪」

志保「ちょっと可奈。気が抜けるから今は歌わないでよ」

可奈「そんな~。志保ちゃんも歌ってみない? 気が乗るかもしれないよ?」

志保「そう? ちょとつ、ってそんなわけないでしょ!」

可奈「あっ、プロデューサーの前だからっていいカッコしてる!」

志保「それはないです」

キッ、と音がしそうな勢いでこちらに振り替える。

P「おいおい、ここで睨まれるのはおかしいだろ…。ダンスはだいぶ合ってきたな」

志保「昨日は、やよいさんもレッスンに付き合ってくれましたから」

可奈「あとから茜さんも『ここは茜ちゃんもいないとダメでしょ!』って混ざってきたよね。にぎやかで楽しかったな~♪」

志保「あれはためにはならなかったけど」

可奈「志保ちゃんは茜さんには厳しいね! 『茜ちゃん泣くよ? 泣いちゃうよ!?』って声がしそうだよ」

P「以前なら息も絶え絶えだったのに、余裕が出てきたな。次は本番だ。衣装に着替えてから、いくぞ!」

志保「わかりました!」 可奈「お~!」


6: ◆8PvrU9Ob/. 2018/07/14(土) 18:37:41.32 ID:xl6ytFIM0

ライブが、始まった。
舞台袖から見て、動きに乱れがないかチェックする。
時々外れそうになるが、周りを見て修正できるようになってきた。
数か月前に「ライアールージュ」を歌った頃と比べても、目覚ましい成長ぶりだ。

静香「二人とも、息が合ってますね」

気が付くと静香が隣にいた。レッスンの後なのだろう。少し息が上がっている。

P「ああ、みんなが面倒を見てくれたおかげだよ。二人とも、お互いに高めあってるようだし」

静香「私も、負けていられません」

P「意気込むのもいいけれど、無理は禁物だからな?」

静香「わかってます! …また子ども扱いして」


7: ◆8PvrU9Ob/. 2018/07/14(土) 19:36:19.94 ID:xl6ytFIM0

P「心配なんだよ。頑張っても倒れては元の木阿弥だ」

静香「プロデューサー。それでも、私は」

P「お、歌い終わるな。…まだ時間はあるんだ。焦らず一歩ずつ前進しよう」

静香「…わかり、ました」

曇ったままの表情が気になったが、その後で舞台から戻った志保たちとのやり取りで有耶無耶になってしまった。


12: ◆8PvrU9Ob/. 2018/07/15(日) 19:24:58.67 ID:PcdTQfG40

―――控室―――(静香視点)

机に伏してスマホを眺めている。
お疲れ様、と挨拶が飛び交うなか、私を呼ぶ声がした。

志保「静香、聞いてるの?」

静香「…ごめん。ぼーっとしてたみたい」

志保「『体調管理も仕事のうち』って言ったでしょ? 忘れたの?」

静香「…プロデューサーから、何か言われたの?」

どうしてだろう。勘ぐってしまう。
心配させたくないけれど、気にしてほしい。心は支離滅裂だった。


13: ◆8PvrU9Ob/. 2018/07/15(日) 19:25:44.69 ID:PcdTQfG40

志保「別に。さっき会ったとき、泣きそうだったから」

静香「泣きそう? 私が?」

きっとデタラメだ。暗くて表情なんて見えなかった。
あの時は、でも、嫉妬していた。志保が、ずっと先に行っているようで。

志保「迷っているのを隠さないのは、あなたの良いところだと思うわ。周りが気付けるから」

静香「何が言いたいの?」

志保「シンデレラの魔法は、勝手に解けちゃうのよ? ガラスのくつを握りしめて悔しがったって、誰も魔法をかけてくれない」


14: ◆8PvrU9Ob/. 2018/07/15(日) 19:27:42.79 ID:PcdTQfG40

志保「だから、今、頼りなさい」

突然、肩を掴まれて前を向かされた。

静香「え?」

俯いていたから分からなかったけど、志保は恥ずかしそうに、でもこちらを見てくれていた。

志保「ライバルなんでしょう? いつまで下を向いてるの」

静香「志保…」

志保「次は静香がセンターのライブでしょ? 見てあげるから。今から行くわよ」

静香「うん。ありがとう、志保!」

どうしてか、涙がこぼれた。悲しくもないのに。
レッスンに向かう前に、小さな声が聞こえた。

志保「…あまり名前を連呼しないで、恥ずかしいでしょ」


15: ◆8PvrU9Ob/. 2018/07/15(日) 20:03:00.59 ID:PcdTQfG40

―――数時間後の、控室―――(P視点)

P「ここで人を待つのは慣れないな」

いつもは控室にいるアイドルに声をかける方なので、声をかけられるのを待つのはなかなかレアだ。

志保「プロデューサー、だらけてないで、まじめにやってください」

P「なんだ、戻って来ていたのか。ライブお疲れ様。良かったよ」

志保「先ほども聞きました。…静香なら帰りましたよ」

P「ああ。疲れていただろうしな」

志保「…静香の気持ちも、少しはわかるんです」

P「そうか。『時間がない』ってのは、一緒か」

志保「私は少しでも早く一人前にならないといけない、そればかりでしたから」

志保はどこか遠くを見ているようだ。
一人で大丈夫だ、と虚勢を張っていたころの姿を思い浮かべているのだろうか。

志保「最近は、認められた分だけ逸る気持ちを抑えていますけど、時々、不安になるんです」

P「自分と向き合えるようになったんだから、それが何よりの成長だよ」

志保「そうなんでしょうか。私には、よくわかりません」

P「一人ではできないことも、ユニットで力を合わせる。これが今の俺たちの方針だ」

P「みんなの力を合わせれば、ひゃくまんパワー、ってやつだな」

志保「…プロデューサー、滑ってます」

P「はは、は。まぁ、志保が色々話してくれるようになって嬉しいよ」

志保「…そんなに変わりました?」

P「そこは自覚してないのか」


16: ◆8PvrU9Ob/. 2018/07/15(日) 20:16:10.78 ID:PcdTQfG40

―――翌朝

エントランスで静香が声をかけてきた。

静香「プロデューサー、おはようございます」

P「おはよう。ゆっくり眠れた?」

静香「はい。起きたら、胸のつかえがとれたようです」

P「今日の劇場ライブ、楽しみにしてるよ」

静香「…最高のライブを、みんなにお届けします!」

P「その意気だ。ああ、未来か」

後ろから誰かが勢いよく飛び出してきたかと思ったら、未来だった。

未来「おはよー、静香ちゃん! 今日は頑張ろうね!」

二人で話し出したのを見計らって離れる。
未来は翼から学んだ「頑張ったご褒美」を要求してくることがあるから、ライブ前は近寄らないようにしなくては。


17: ◆8PvrU9Ob/. 2018/07/15(日) 20:30:30.75 ID:PcdTQfG40

千早「プロデューサーさん、おはようございます」

P「おう。おはよう。こんな時間にいるのは珍しいな」

千早「そうですね。このボイストレーニングか外にいますから」

P「千早から見ても、静香や志保は成長しているかな?」

千早「驚かされるほどです。私が言った『繋がり』も、伝わったみたいですね」

P「そうだな。…団結は765プロで掲げていたからな」

P「団結、、UNION、か。39プロジェクトを合わせて、繋がっていくんだな」

俺は千早に今度静香のレッスンを見てくれと頼み、エントランスを後にした。

志保が待っている。今日はどんな一日になるのか、楽しみだ。

(終わり)


18: ◆8PvrU9Ob/. 2018/07/15(日) 20:47:57.04 ID:PcdTQfG40

あとがき


途中で、続きをどうしようか悩みました。

門司雪先生の「ミリオンライブ!」①巻と④⑤巻を参考にしています。

とはいえPの性格は全然違います。他にはミリシタのメインコミュ15話(良いやよいおり回でもある)を下地にしているところも。

「Blooming Clover」は未読です。そのうち3巻が出たらまとめて買おうかと。





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