TOP > シンデレラガールズ > 【デレマスSS】雪美「テレパシー……いいな……」

【デレマスSS】雪美「テレパシー……いいな……」

1: ◆qTT9TbrQGQ 2018/07/22(日) 16:03:47.99 ID:6+T3+BCj0

――事務所内

P(12時かー、もうそろそろ……)

裕子「プロデューサーさん! 今からテレパシーを送りますよ! ……ムムムム~ン!」

P「ああ、裕子、昼飯だろ? この前言ってたファミレスにでも行くか」

裕子「……おお! テレパシー成功です!」

P「いや、もう昼飯時だし、朝に『近くに新しいファミレスができて~』って話をしてたしな」

裕子「いえ! 私がプロデューサーの深層心理に語りかけて……」


雪美「テレパシー……いいな……」

P・裕子「「え?」」


3: ◆qTT9TbrQGQ 2018/07/22(日) 16:05:19.59 ID:6+T3+BCj0

裕子「い、今、なんて!?」

雪美「テレパシー……いいな……。やってみたい……」

P「本気か!? 裕子のテレパシー、基本当たらないぞ!?」

裕子「そ、そんな事ないですよ! この前、茜ちゃんの思っていることを当てましたよ!!」

P「茜も考えてること顔に出るタイプだろ。ちなみにその時、茜は何を考えてたんだ?」

裕子「カレー食べたい! と! カレー屋さんの前を通った時に!」

P「あーそれ俺テレパシー使えないけど当てれるわ」

裕子「とにかく! 私だってちゃんとテレパシー使えますぅー!」

雪美「……なら……教えて……ほしい……」

裕子「はい! いいですよ!」

P「の前に昼飯なー」


4: ◆qTT9TbrQGQ 2018/07/22(日) 16:07:46.21 ID:6+T3+BCj0

――昼飯後

裕子「ではさっそく、テレパシーの特訓をしましょう! えい、えい、おー!」

雪美「おー……」

裕子「テレパシーは、こうやって、伝えたいことを強く頭に念じて……ムムムム~ン!」

雪美「むむむむーん……」

P「えぇ……。もっと、こう、コツとか無いのか?」

裕子「プロデューサーさんも気になりますか!?」

P「いや、そうじゃなくて、雪美は分かるのかなって」

裕子「はあ……雪美ちゃん、どうですか?」


5: ◆qTT9TbrQGQ 2018/07/22(日) 16:08:49.56 ID:6+T3+BCj0

雪美「……分からない……けど……やってみる……」

裕子「良い心構えです! えっと、とりあえずお手本を見せますね! ムムムムーン!!!」

P(……今日食ったハンバーグ、普通に美味かったな。また今度、他のメンバーで行ってもいいな)ボンヤリ

裕子「……どうですかプロデューサーさん! 伝わりましたか?」

P「え、俺? ええと、今日食ったハンバーグ美味かったな、とか?」

裕子「え!? うそ!? 正解です!!!」

P「なんでお前が驚くんだよ! あとすまん! これ俺が今なんとなく考えてた事だ!」

雪美(テレパシー……すごい……気持ち……通じる……!)キラキラ


6: ◆qTT9TbrQGQ 2018/07/22(日) 16:12:22.73 ID:6+T3+BCj0

――1時間後

雪美「……むむむむーん…………プロデューサー……どう……?」

P「んー、ペロが可愛い、とか?」

雪美「…………」ムスッ

P「うーん、違うみたいだな」

裕子「雪美ちゃん、大丈夫です。超能力は、一石二鳥?にできるものではないので……」

P「一朝一夕な」

裕子「そう、それです! 超能力は一朝一夕にできるものではないので、根気よく続けましょう!」

雪美「……うん……がんばる……。……いっちょういっせき……って……?」

裕子「えーと、それはですね、ちょっとの時間……でしたっけ?」

P「ああ。ちょっとの時間だけ練習したくらいじゃ超能力は身につかない、ってことだ。そうだろ?」

裕子「そうです!」

雪美「…………うん……」ショボン


7: ◆qTT9TbrQGQ 2018/07/22(日) 16:16:09.93 ID:6+T3+BCj0

裕子「しかし、どうしてテレパシーの能力が欲しいんですか?」

雪美「……えーと…………話すの……苦手……。テレパシー……想い……伝えられる……から……」

P「んー、……でもな、雪美。アイドルになってから、話すの、だんだん得意になってきただろ?」

雪美「うん……前より……喋れるように……なった……」

P「それでいいんだよ。少しずつでも、話すのを上手くなっていけばいいんだよ」

雪美「…………でも……」

雪美(テレパシーなら……すぐ想い……伝わるのに……)

P「それに、テレパシーならすぐに思っていることが伝わるかもしれないけど、テレパシーなんて無くても伝わるぞ?」

雪美「…………!」


8: ◆qTT9TbrQGQ 2018/07/22(日) 16:24:59.02 ID:6+T3+BCj0

裕子「そういえば、昼ご飯を食べているときも……」


~~~


雪美「…………」袖クイクイ

P「ん、どうした?」

雪美「……………………」ジー

P「ああ、いいよ。ハンバーグ一口あげる」

雪美「……!」パー

P「おう、美味いだろ?」

雪美「…………」コクコク


~~~


裕子「雪美ちゃん、テレパシーじゃないけど、なんか会話できてましたね」

雪美「…………そういえば…………」


9: ◆qTT9TbrQGQ 2018/07/22(日) 16:33:05.50 ID:6+T3+BCj0

裕子「もしかしたら、あれが雪美ちゃんのテレパシーかもしれないですね」

雪美「……私の……テレパシー……?」

裕子「はい!」

雪美(……ということは……)

雪美「………………」ジー

P「ん、いいぞ。仕事終わったら遊ぼうな。……って、ずっとテレパシーで伝えたかったのそれか?」

雪美「…………!」パー

裕子「おぉ、すごい! 私には伝わらなかったので、プロデューサーと雪美ちゃんだけのテレパシーですね!!」

雪美「プロデューサーと……私だけの……テレパシー……素敵…………」


11: ◆qTT9TbrQGQ 2018/07/22(日) 16:37:13.19 ID:6+T3+BCj0

――夕方

雪美「……むむむむーん……」ジー

P「ははは、そんな声出さなくても分かるから」スタスタ

P「はい、水」

雪美「……ありがとう……」ニコ

ちひろ「あら、雪美ちゃん、テレパシーでも使えるようになったんですか?」

雪美「……うん……プロデューサーと……私だけの……絆……テレパシー…………ふふっ……」

ちひろ「あらあら」


12: ◆qTT9TbrQGQ 2018/07/22(日) 16:41:54.72 ID:6+T3+BCj0

雪美「……むむむむーん…………プロデューサー……みんなに……アイス…買ってくれる……って……」

P「え、おい、そんなこと思ってないぞ」

裕子「本当ですか!? 私、すいかバーでお願いします!」

ちひろ「私はサクレレモンで」

雪美「…………」

P「はいはい、分かりましたよ」


この後Pはすいかバーとサクレレモンと雪見だいふくと、あと自分用のチョコミントアイスを買ってきたのでした


おわり





『シンデレラガールズ』カテゴリの最新記事

おすすめ記事

コメントの投稿