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春香「解せぬ」

1: ◆3LA52.EM5g 2013/05/08(水) 13:46:19.18 ID:HNbB2K7DO

美希「……なんて?」

春香「解せぬですよ、解せぬ!」

美希「…? ゲセヌ?」

美希「なんでもいいから早く事務所に入るの。ミキはもう限界なの、ソファが美希を呼んでるの」

春香「待って美希、静かに! ほら見て!」コソコソ

美希「春香の声の方がよっぽどうるさいって思うな」


2: ◆3LA52.EM5g 2013/05/08(水) 13:47:22.54 ID:exbk8Vn6o

美希「ハニーと千早さんなの」

春香「だね」

美希「楽しそうにお喋りしてるの」

春香「だね」

美希「一緒にお喋りするの!」ガッ

春香「すとっぷ! 短絡的な行動は禁物だよ!」ガッ

美希「…」ナンナノ…


3: ◆3LA52.EM5g 2013/05/08(水) 13:48:20.82 ID:HNbB2K7DO

春香「ほらよく見て」

美希「?」

春香「二人はどうやらお菓子を食べているようです」

美希「クッキーかな?」

春香「だね」

美希「おいしそうなの」

春香「はい」

美希「ミキも一緒に食べるの!」ガッ

春香「待てって言ってんだろ」ガッ

美希「…なんなのなの…」


4: ◆3LA52.EM5g 2013/05/08(水) 13:49:30.41 ID:exbk8Vn6o

春香「包装の感じから、市販のものってカンジじゃないんだよねー」

美希「千早さんが作って来たんじゃないの?」

春香「たぶん」コクン

美希「…? それがどうかしたの」

春香「どうもこうもないよ! ぷ、…みんなにお菓子を作って来るのは私の役目ですよ、役目!」

美希「……そうなの?」

春香「はい」

美希「春香のお菓子はおいしいので、いつもお世話になっておりますなの」

春香「あ、うん。えへへ、ありがとう」


5: ◆3LA52.EM5g 2013/05/08(水) 13:50:35.71 ID:HNbB2K7DO

美希「そもそも、千早さんにお菓子作りを教えてあげたのは春香じゃないの?」

春香「はい」

美希「…だったら、こうなることは分かり切っていたことなの」

春香「……ハイ」

美希「ハニーのことは諦めるの。ミキがちゃんとお世話するから、心配いらないの」ポン

春香「み、美希にだって譲るつもりはないんだから!」

美希「ちっ」

春香「アイドルが舌打ちはよくないって思うな」


6: ◆3LA52.EM5g 2013/05/08(水) 13:51:59.53 ID:exbk8Vn6o

美希「…」

春香「…」

春香「…」カサ

春香「(…せめて、今日は別のお菓子にしておけばよかったなー)」

春香「(プロデューサーさんも、いくつもクッキーもらっても迷惑だろうし、それに…千早ちゃんにも悪いしなぁ…)」ハア

美希「あふぅ」


7: ◆3LA52.EM5g 2013/05/08(水) 13:53:14.08 ID:HNbB2K7DO

美希「ミキ、なんだかお腹が空いてきたの」

春香「…そっか。じゃあ、このままファミレスにでも行こっか? 事務所に入るのもあれだしね…」エヘヘ

美希「むむ? 春香の方から、なんだかいい匂いがするのー」

春香「え?」

美希「ひょっとして春香、お菓子を隠してるの! そんなことしてたらお菓子さんが報われないの!」

美希「なので、ミキによこすの!」ニパッ

春香「…美希…」

美希「の!」

春香「……えへへ」


8: ◆3LA52.EM5g 2013/05/08(水) 13:54:01.64 ID:exbk8Vn6o

春香「う、うん。実は私も、クッキー作って来てたんだ」ガサ

春香「はい。よかったら、食べて?」

美希「ありがとなの!」


ガチャ


P「おーい。お前ら、事務所の外でなに騒いでるんだ? 早く入ればいいのに」

春香「ひゃっ、ぷ、プロデューサーさん?」

美希「ハニー! ただいまなのー」


9: ◆3LA52.EM5g 2013/05/08(水) 13:54:54.25 ID:HNbB2K7DO

千早「お帰りなさい、春香」ニコ

春香「…う、うん」

千早「…」

千早「あのね、春香」コソ

春香「? な、なに?」

千早「春香のおかげで、…その、プロデューサーにクッキー、褒めてもらえたわ。ありがとう」ニコ

春香「…」

春香「う、ううん。気にしないで! よかったね、千早ちゃん!」

千早「ええ」


10: ◆3LA52.EM5g 2013/05/08(水) 13:56:09.10 ID:exbk8Vn6o

P「ん? なんだかおいしそうなもの持ってるな」

美希「コレ? 春香が作って来たクッキーなの!」

P「へえ。なあ春香、これ、俺も食べていいか?」

春香「あっ…は、はい。どうぞ」

春香「と、というか…その、プロデューサーさんのために、作って来た、クッキーですから…」モジモジ

P「はは、そっか。ありがとな」

P「じゃ、コーヒーでも淹れて、一緒に食べるか」

春香「はいっ」

ヒョイ

美希「あ」


11: ◆3LA52.EM5g 2013/05/08(水) 13:57:33.01 ID:HNbB2K7DO

千早「私のクッキーも味見してみてくれるかしら?」

春香「うんっもちろん」

P「じゃあ二人のクッキーを食べ比べてみるかー」

千早「そ、そんな…私のクッキーなんか、まだ春香のクッキーには遠く及びません…」

春香「そう? 隠し味だったら、きっと同じくらいだと思うけどなー、なんて」

P「隠し味?」

千早「も、もう、春香!」

春香「てへ」


ワイワイ


美希「…」ポツン

美希「…解せぬ、なの」


おわり


12: ◆3LA52.EM5g 2013/05/08(水) 13:58:03.45 ID:exbk8Vn6o

「おまけ」


美希「…みんなひどいの…」グスグス

トントン

グイ

美希「? むぐ」

春香「…どう?」

美希「……」サクサク

美希「…甘くておいしいの…」

春香「えへへ、よかった♪」

美希「…むぅ」

美希「…春香は、ずるいの…」プイ

春香「ごめんごめん」

美希「許さないの! だから今度は、美希のために、お菓子作って来るの!」

春香「分かったのー」


13: ◆3LA52.EM5g 2013/05/08(水) 13:59:09.12 ID:HNbB2K7DO

終わりなの。
思いつきでさくっと書いたので短くて申し訳ないの。
読んでくれたらありがとう。


14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/08(水) 14:05:19.91 ID:XzAapnBl0


短いけど良かった





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